「目標はユーロ連覇」イタリア代表指揮官、若手の名前列挙し本大会選出へアピール要求! 19歳のサプライズ招集も示唆

2024.02.24 21:21 Sat
イタリア代表のルチアーノ・スパレッティ監督
Getty Images
イタリア代表のルチアーノ・スパレッティ監督
イタリア代表ルチアーノ・スパレッティ監督が、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューでユーロ2024への意気込みを語った。

昨年9月にスクデット指揮官としてアッズーリを託されたスパレッティ監督。ユーロ予選途中からの指揮という、決して簡単ではない状況からの船出となったが、無事に予選突破を決めた。

全世界が注目する、“競技レベルはワールドカップ(W杯)よりも高い”と言われるユーロ本大会まで残り3カ月と少し。前回王者イタリア代表を率いる老将は、王座防衛を宣言する。
「我々は予選通過に値するプレーを見せ、見事にその資格を得た。強調されるべきは、各々が常に自らの仕事を放棄せず、積極的なサッカーを貫いている点だ。この集中力をもっともっと改善したい。チームはまだまだ発展途上だ」

「私にはイタリア代表を強くする責任があり、現状、満足できるものなどほとんどない。それはなぜか? 目標がユーロ連覇とW杯優勝だからだ。これは全イタリア国民の期待であり、過去の偉大な歴史がそれを欲しているのだ」
「イングランド、フランス、スペイン、ドイツ…強敵だらけだが、我々だって彼らのレベルに劣っているわけではない。しかし、イングランドを20分間凌駕するだけでは駄目だ。90分間良いプレーをして初めて勝るのだ」

欧州制覇への覚悟を滲ませるスパレッティ監督。その一方、一部の主力選手が所属クラブで不振に喘いでいる現状を危惧している。

フェデリコ・キエーザ(ユベントス)にニコロ・ザニオーロ(アストン・ビラ)…私は彼らの困難な状況を注視しているよ。万が一に備え、方向転換して別の解決策を準備しておく必要があるだろう。具体的なことを1つ挙げると、[3-4-2-1]を検討している」

「これは守備的な考え方ではなく、そこにいるプレーヤーの快適さを考慮したシステム案だ。間違ってもボール非保持のときに5バックにする、というものではない。攻撃性を維持しつつ、バランスも必要なのだ」

キエーザらのユーロ本大会落選をちらつかせた一方、現時点では当落選上にいると考えられる、A代表未経験の若手を含む選手たちの名前を掲げ、シーズン後半戦でのアピールを期待していると、遠回しながらもハッパをかけた。

アレッサンドロ・ボンジョルノ(トリノ/24歳)は本当に頑丈なセンターバックだ。ラウル・ベッラノーバ(トリノ/23歳)とリッカルド・カラフィオーリ(ボローニャ/21歳)も準備ができている。ジオバンニ・ファビアン(ボローニャ/19歳)を選んだらサプライズか?」

ガエターノ・カストロヴィッリ(フィオレンティーナ/27歳)も最近は再びプレーし始めた。他にもアンドレア・カンビアーゾ(ユベントス/24歳)、トンマーゾ・バルダンツィ(ローマ/20歳)、ロレンツォ・ルッカ(アヤックス/23歳)、マルコ・カルネセッキ(アタランタ/23歳)、ミケーレ・ディ・グレゴリオ(モンツァ/26歳)、イバン・プロベデル(ラツィオ/29歳)…」

「リストに載るのは23名(正しくは26名)だが、大会前のトレーニングはさらに4〜6人を帯同させて少しでも経験を積ませたい。新たな花びらを加える可能性は十分にある」

かなり踏み込んだ内容まで語り、ユーロへのアツい意気込みをのぞかせたスパレッティ監督。これに奮起しない若手はA代表には不要だ。

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ラビオ&ディーニュ躍動のフランスが敵地でイタリア撃破! 逆転で首位通過決める【UNL】

UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグAグループ2最終節のイタリア代表vsフランス代表が17日に行われ、アウェイのフランスが1-3で勝利した。 ここまで4勝1分けの無敗でグループ首位に立つイタリアは、首位通過を懸けたホームでの大一番に臨んだ。1-0で競り勝ったベルギー代表戦からは先発2人を変更。体調不良の守護神ドンナルンマに代えてヴィカーリオ、ロベッラに代えてロカテッリを起用した。 一方、3勝1分け1敗で2位に付けるフランスはすでに準々決勝進出を決めているなか、逆転での首位通過を目指した。0-0のドローに終わったイスラエル代表戦からは先発7人を変更。サスペンションのカマヴィンガを始めカンテやテオ・エルナンデス、バルコラらがメンバーを外れ、マヌ・コネやディーニュ、エンクンク、テュラムらが起用された。 2点差以上での勝利が逆転首位の条件となるフランスが開始早々にスコアを動かす。2分、ディーニュの左足アウトスウィングの左CKをゴール前で競り勝ったラビオがヘディングシュートをゴール右隅に突き刺した。 前回対戦同様にフランスの開始早々の先制点で幕を開けた大一番は以降もフランスペースで進んでいく。畳みかける攻撃とはならずも、ボールの主導権争いと球際の勝負で優位に立ってゲームをコントロール。 中盤での攻防がメインとなり、膠着状態が続いたが、30分を過ぎて試合が慌ただしく動く。 まずは33分、ボックス手前で仕掛けたエンクンクが得たFKの場面でキッカーのディーニュが左足の鋭いシュートを放つと、枠の左上隅を叩いたボールがGKヴィカーリオの背中に当たってゴールネットに吸い込まれ、ディーニュの左足が演出したオウンゴールによってフランスが追加点を挙げる。 この失点で2位に転落したイタリアはすぐさま反撃に転じると、左サイド深くでトナーリとパス交換したディマルコがゴールライン際までえぐって折り返した浮き球のクロスをファーから絞ったカンビアーゾが左足ダイレクトで合わせ、ものの見事にゴールネットを揺らした。 これで再び首位の座を取り戻したイタリアは完全に押し返す。そして、相手ボックス内でのボールタッチも増やしていくが、フランスもフィニッシュまでは持ち込ませず。アウェイチームの1点リードでの折り返しとなった。 互いに選手交代なしで臨んだ後半は立ち上がりから拮抗した展開が続く。 より相手陣内でプレーするものの、なかなか決定機まで持ち込めずにいたフランスだったが、後半もセットプレーで違いを生んだ。65分、テュラムの仕掛けで得た相手陣内左サイド深くでのFKで、キッカーのディーニュが正確なクロスを上げると、ゴール前で競り勝ったラビオがゴール右隅の完璧なコースへヘディングシュートを流し込んだ。 三度ディーニュとラビオに屈して2位に転落したイタリアはここから一気にメンバーを入れ替えていく。失点直後の3枚替えでロベッラ、ラスパドーリ、ケアンを、さらにカンビアーゾを下げてダニエル・マルディーニを投入し前がかる。これによって押し込む形を作り出すが、逃げ切り態勢に入ったフランスの堅守に手を焼く。 1点差のまま迎えた後半最終盤の攻防では押し込んだイタリアが幾度か際どい場面を作り出したが、後半アディショナルタイムのケアンの決定的なシュートはGKメニャンのビッグセーブに阻まれて万事休す。 この結果、敵地で会心の勝利を収めたフランスが逆転での首位通過を決めた。 イタリア代表 1-3 フランス代表 【イタリア】 アンドレア・カンビアーゾ(前35) 【フランス】 アドリアン・ラビオ(前2、後20) オウンゴール(前33) 2024.11.18 06:50 Mon

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