プレミアを解雇され薬物使用疑惑が報じられたクート氏がUEFAから処分…2026年夏まで職務停止
2025.02.28 22:20 Fri
プレミアから追放されたクート氏はUEFAからも出場停止に
欧州サッカー連盟(UEFA)は、プレミアリーグの元審判員であるデイビッド・クート氏への処分を発表した。イギリス『BBC』が伝えた。
クート氏はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)としてユーロ2024に参加していたが、UEFAはこの件の調査を終え「礼儀正しい行動の基本ルールに違反した」とし、「サッカーというスポーツ、特にUEFAの評判を落とした」として2026年6月30日までの職務停止処分を決定した。
クート氏は自身の行動について謝罪するとともに、同性愛者であることを告白していた。
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クート氏は、当時リバプールを指揮していたユルゲン・クロップ氏に対する侮辱的発言により調査を受け、2024年12月にプロ審判協会(PGMOL)から解雇されていた。さらに、時を同じくしてユーロ2024の開催中に撮影されたとされる写真が出回ることに。写真では、クート氏は米国紙幣を筒状にしてテーブルに並んだ白い粉を吸っているように見えるとされ、UEFAが調査に出ていた。クート氏は自身の行動について謝罪するとともに、同性愛者であることを告白していた。
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クロップ監督を侮辱、薬物使用疑惑の動画で騒動を起こした主審が解雇「彼の地位は維持不可能と判断」
プレミアリーグで主審を務めていたデイビッド・クート氏が、PGMOL(プロ審判協会)から解雇された。 クート氏は、リバプールとユルゲン・クロップ前監督を侮蔑するような発言をする動画がSNS上に出回り、PGMOLが調査を開始。結果が出るまで資格停止処分を下していた。 その後、ユーロ2024に参加していた際には、クート氏がアメリカ紙幣を丸め、一列に並べられた白い粉を鼻で吸っている動画がアップ。問題はさらに大きくなり、欧州サッカー連盟(UEFA)がインターナショナル・マッチウィークの割り当てから外す措置を取っていた。 PGMOLは調査を進めていた中、クート氏の行動により「維持不可能」な立場になったと説明した。 「デイビッド・クート氏の行為に関する徹底的な調査の結果を受け、同氏のPGMOLでの雇用は、本日即時解雇された」 「デイビッド・クート氏の行為は、雇用規約の規定に重大な違反をしていることが判明し、同氏の地位は維持不可能と判断された」 「デイビッド・クート氏を支援することは、我々にとって引き続き重要であり、我々は彼の幸福のために尽力し続ける」 「デイビッド・クート氏は、解雇の決定に対し、異議を申し立てる権利がある」 2024.12.10 05:45 Tue5
クロップ監督を侮辱、薬物使用疑惑もあった主審は解雇処分に異議申し立てせず
ユルゲン・クロップ監督への侮辱的な発言など、いくつかの問題行動により解雇された元プレミアリーグの審判員であるデイビッド・クート氏だが、自身への処分を控訴するつもりはないようだ。イギリス『BBC』が伝えた。 クート氏は、リバプールとクロップ前監督を侮蔑するような発言をする動画がSNS上に出回り、プロ審判協会(PGMOL)が調査を開始。結果が出るまで資格停止処分を下していた。 その後、ユーロ2024に参加していた際には、クート氏がアメリカ紙幣を丸め、一列に並べられた白い粉を鼻で吸っている動画がアップ。問題はさらに大きくなり、欧州サッカー連盟(UEFA)がインターナショナル・マッチウィークの割り当てから外す措置を取っていた。 12月初め、PGMOLはこのような行為を受け、調査をした結果、解雇処分を決定。異議申し立てはできる状況だったが、クート氏は控訴しないことを決めたという。 なお、クート氏はイングランドサッカー協会(FA)と欧州サッカー連盟(UEFA)からも調査を受けている状況。更なる処分が下される可能性もあるようだ。 2024.12.24 22:50 TueUEFAの人気記事ランキング
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