CLがアメリカで開催の可能性? UEFAとECAがアメリカの代理店と全世界での商業権で交渉へ

2025.02.12 18:45 Wed
Getty Images
世界最高峰の戦いとも言われているUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)だが、アメリカで開催される日が近づいたかもしれない。『The Athletic』が伝えた。

ヨーロッパのクラブ王者を決める戦いでもあるUCL。2024-25シーズンからはこれまでと大きく大会方式を変更し、グループステージ制を廃止。出場クラブを36に増やし、リーグフェーズとして8試合を各チームが戦い、1つのリーグで順位を決め、その後ノックアウトステージに移行するという方式となった。

ワールドカップ以上にレベルが高いとされるUCL。各国の代表選手が揃うビッグクラブ同士の対戦は、世界中で人気のコンテンツだ。
そのUCLに関して、欧州サッカー連盟(UEFA)はこれまで30年間にわたってスイスを拠点とする代理店「TEAM Marketing」を利用し、世界的な放映権を販売。最も成功したクライアントと代理店の関係の1つとされている。

しかし、2021年にはヨーロッパ・スーパーリーグ構想が噴出し、UCL排除の危機にも陥った中、欧州クラブ協会(ECA)とUEFAが提携し、エリートクラブとの合弁会社UC3を設立していた。
これまではニューヨークを拠点とする代理店である「Relevent Sports」に、北米におけるUEFAのクラブ大会の販売業務を委託し、その他の地域は「TEAM Marketing」が行う形で進んでいたが、アメリカ市場を強調する動きがあり、UC3は「Relevent Sports」に全てを託すことを決定したとUEFAとECAが声明を発表した。

「UEFAと欧州クラブ協会(ECA)の合弁会社UC3の役員会は、2027年から2033年までのUEFA男子クラブ大会の世界的な商業権について、Relevent Sportsと独占交渉に入ることに合意した」

「この決定は、昨年夏に開始された公開入札プロセスに従ったもので、世界および地域の多くの機関からの入札を集めた。UC3は、今後数週間でプロセスが終了すると予想しており、それまでの間はこれ以上のコメントは控える」

パリ・サンジェルマン(PSG)の会長であり、ECAの会長でもあるナセル・アル・ケライフィ会長は、4チームによるスーパーカップのトーナメントをアメリカで開催する可能性を語っており、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長も、北米にてUCLの試合を行う可能性を口にしていた。

スペインやイタリアのスーパーカップが国外で開催されるようになっている動きはあるが、UCLの試合を含め、ヨーロッパリーグ(UEL)、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)などが北米で開催される日も遠くないのかもしれない。

ナセル・アル・ケライフィの関連記事

パリ・サンジェルマン(PSG)の会長を務めるナセル・アル・ケライフィ氏が7日にホームで行われ、2-1で勝利したチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのアーセナル戦後にコメントした。 敵地での1stレグを1-0で先勝していたPSGは、ホームで行われた2ndレグを2-1で制し、5季ぶり2度目のCL決勝進出とした 2025.05.08 12:30 Thu
パリ・サンジェルマン(PSG)のオーナーでもあるナセル・アル・ケライフィ氏は、新たなクラブの買収を検討しているようだ。『The Athletic』が伝えた。 アル・ケライフィ氏が率いるカタール・スポーツ・インベストメント(QSI)は、PSGの他にもポルトガルのブラガの株式22%を保有。また、F1チームのアウディや 2025.03.27 16:55 Thu
インテル・マイアミのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、パリ・サンジェルマン(PSG)時代を振り返り、良いキャリアではなかったと語った。 バルセロナのカンテラで育ったメッシは、そのままファーストチームに昇格。類い稀なる才能を発揮し、世界最高峰の選手の1人として時代を牽引した。 バルセロナのエースとして公 2025.03.01 22:40 Sat
パリ・サンジェルマン(PSG)は27日、カタール航空とのパートナー契約の延長を発表した。2028年までの契約となる。 PSGは2011年にカタール投資庁(QIA)の子会社でもあるカタール・スポーツ・インベストメントが買収。世界トップクラスの資金力を持つこととなり、ビッグネームを続々と獲得。カタール航空との関係もそ 2025.01.27 22:35 Mon
バイエルンのドイツ代表MFジョシュア・キミッヒ(29)には、パリ・サンジェルマン(PSG)からの関心があるようだ。 キミッヒは2015年夏にRBライプツィヒからバイエルンへ加入して以降、中盤や右サイドバックなど複数ポジションで活躍し、チームの絶対的な主軸に定着。昨シーズンも公式戦43試合2ゴール10アシストの成績 2024.07.30 13:30 Tue

UEFAの関連記事

欧州サッカー連盟(UEFA)は、プレミアリーグの元審判員であるデイビッド・クート氏への処分を発表した。イギリス『BBC』が伝えた。 クート氏は、当時リバプールを指揮していたユルゲン・クロップ氏に対する侮辱的発言により調査を受け、2024年12月にプロ審判協会(PGMOL)から解雇されていた。 さらに、時を同 2025.02.28 22:20 Fri
2024-25シーズンからチャンピオンズリーグ(CL)を含めて新フォーマットに変更となった欧州サッカー連盟(UEFA)の大会。アレクサンデル・チェフェリン会長は、多くの人々が満足感を持っていると語った。 CLやヨーロッパリーグ(EL)、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)は、これまで4チームが1つのグループとな 2025.02.25 12:30 Tue
元クロアチア代表のズボニミール・ボバン氏が欧州サッカー連盟(UEFA)を批判した。 オールドファンに懐かしい名手・ボバン氏。 1990年代にミランで黄金期を謳歌した一方、代表キャリアはバルカン半島の戦火に翻弄される形で、旧ユーゴスラビアとクロアチアにてプレー…1998年フランスW杯にクロアチア代表として出場 2024.09.12 21:55 Thu

UEFAチャンピオンズリーグの関連記事

欧州サッカー連盟(UEFA)は12日、チャンピオンズリーグ(CL)の決勝戦を裁く審判団を発表した。 9月17日に開幕し白熱の戦いが繰り広げられた今大会も残すところフースバル・アレーナ・ミュンヘンで行われる決勝戦のみに。日本時間31日28時に行われる決勝戦に駒を進めたのが、初優勝を目指すパリ・サンジェルマン(PSG 2025.05.13 10:00 Tue
WOWOWは12日、独占放送するUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)の決勝でもライブビューイングを開催することを発表した。 白熱のUCLは決勝まで進んでおり、インテルとパリ・サンジェルマン(PSG)が勝ち残り。インテルは3年ぶり、PSGは5年ぶりの決勝となる 15年ぶりの優勝を目指すインテルと、初優勝を目 2025.05.12 14:15 Mon
パリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・エンリケ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に際し、プレミアリーグチームとの相性の良さを冗談まじりに語った。 7日、CL準決勝2ndレグが行われ、PSGはアーセナルと対戦した。 アウェイでの1stレグで1-0と先勝していたPSG。2ndレグは序盤からアーセナル 2025.05.08 19:40 Thu
アーセナルのイングランド代表MFデクラン・ライスが、パリ・サンジェルマン(PSG)戦を振り返った。 7日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグが行われ、アーセナルはアウェイでPSGと対戦。ホームでの1stレグで1-0と敗れており、突破のためには最低でも90分間での勝利が必要だった。 そのアーセナルは 2025.05.08 12:55 Thu
パリ・サンジェルマン(PSG)の会長を務めるナセル・アル・ケライフィ氏が7日にホームで行われ、2-1で勝利したチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのアーセナル戦後にコメントした。 敵地での1stレグを1-0で先勝していたPSGは、ホームで行われた2ndレグを2-1で制し、5季ぶり2度目のCL決勝進出とした 2025.05.08 12:30 Thu

記事をさがす

ナセル・アル・ケライフィの人気記事ランキング

1

PSGが本拠地パルク・デ・プランスから撤退へ…パリ市との売却交渉破談で移転を決断

パリ・サンジェルマン(PSG)が、1974年から本拠地として使用する、パルク・デ・プランスを離れる決断を下した。フランス『レキップ』が報じている。 PSGは以前からパルク・デ・プランスの購入に向け、所有者であるパリ市と再三に渡る交渉を進めてきた。その交渉の停滞を受け、クラブサイドは完全なオーナーにならない限り、パルク・デ・プランス改修工事への資金提供を拒否するなど強硬な姿勢を示していた。 一方、パリ市のアンヌ・イダルゴ市長は「私たちはパルクの変革を研究し、支援する準備ができています。今日も皆さんに誠意を持って言いますが、パルク・デ・プランスは売却されません。それはパリの人々の遺産です」と、今週のインタビューで同市として売却の意思がないことを明言していた。 両者の意見が真っ向から対立しているなかでのパリ市長の発言を受け、PSGのナセル・アル・ケライフィ会長はUEFA執行委員会の会合後に、パルク・デ・プランスからの撤退の意思を語った。 「私たちにとってもう終わりだ」 「今ではスタジアムがもう売却されないと言うのは簡単だ。我々は自分たちが何を望んでいるのかを知っている。我々はパルクを購入しようとして何年も無駄にした。もう終わった。我々はパルクから撤退したいと考えている」 なお、PSGに関しては一時サンドニにあるスタッド・ド・フランスへの移転の可能性が伝えられたが、現時点でその可能性は消滅。したがって、パルクから移転する際には新たなスタジアムを一から建設する必要がある。 2024.02.09 00:07 Fri
2

PSGが年間113.6億円の収入を確保、カタール航空と2028年まで契約延長

パリ・サンジェルマン(PSG)は27日、カタール航空とのパートナー契約の延長を発表した。2028年までの契約となる。 PSGは2011年にカタール投資庁(QIA)の子会社でもあるカタール・スポーツ・インベストメントが買収。世界トップクラスの資金力を持つこととなり、ビッグネームを続々と獲得。カタール航空との関係もそこから続いている。 各メディアによると、この契約により年間7000万ユーロ(約113億6000万円)がクラブに入ることになるとのこと。PSGのナセル・アル・ケライフィ会長もコメントしている。 「世界最高の航空会社であるカタール航空とのパートナーシップを2028年まで延長できることを誇りに思う。この並外れたコラボレーションは、卓越性、創造性と革新性は、2025 年に向けてカタール航空の機内で開催された前例のない記者会見で証明されている」 「我々は今後も協力して野心的なプロジェクトを構築し、歴史を作り続けていく」 2025.01.27 22:35 Mon
3

全員集合なら超豪華! PSGが創設50周年を祝うオールスターゲーム開催へ!

パリ・サンジェルマン(PSG)がクラブ創設50周年を記念してオールスターゲームを開催する意向のようだ。フランス『RMC Sport』が伝えた。 1970年8月にパリFCとスタッド・サン=ジェルマンが合併して創設されたPSGは、今年の夏にクラブ創設50周年の節目を迎える。PSGはメモリアルイヤーを祝う一大イベントとして、クラブのレジェンドと現役選手たちを集めたオールスターゲームを開催する予定とのこと。8月29日に行う予定だ。 <div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJ1bGxHWGlMUiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> この試合には、PSGのナセル・アル・ケライフィ会長主導のもと、これまでPSGに所属した選手とPSGを指揮した監督が全員招待される。 現役選手だけでもブラジル代表FWネイマール、フランス代表FWキリアン・ムバッペ、アルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリアなど豪華メンバーが揃うなか、過去にPSGの所属した元ブラジル代表MFロナウジーニョ氏、元リベリア代表FWジョージ・ウェア氏、元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏、さらに現ミランの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチら錚々たるメンバーも参戦する予定だ。 なお、サッカーの試合以外にも、フランスの歌手・ダジュのコンサートを本拠地パルク・デ・プランスで開催するとのことだ。 2020.03.04 17:35 Wed
4

リーグフェーズ苦戦もルイス・エンリケ監督への信頼を貫いたPSG会長アル・ケライフィ氏、「私は常にこのチームと監督を信じていた」

パリ・サンジェルマン(PSG)の会長を務めるナセル・アル・ケライフィ氏が7日にホームで行われ、2-1で勝利したチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのアーセナル戦後にコメントした。 敵地での1stレグを1-0で先勝していたPSGは、ホームで行われた2ndレグを2-1で制し、5季ぶり2度目のCL決勝進出とした。 2011年にPSGを買収して以降、毎年のようにビッグネームを集め、強化に務めてきたアル・ケライフィ会長。5季前はバイエルンの前に夢を打ち砕かれた中、アーセナルを撃破し2度目のCL決勝に臨むことになった。 アル・ケライフィ会長はリーグフェーズの苦戦を振り返りながら決勝までたどり着いたことを誇りに感じつつ、決勝を見据えた。 「自分たちが成し遂げたこと。サポーターの皆さんはクラブが成し遂げたことに誇りを持って欲しい。リーグフェーズのことを思い出して欲しい。我々はノックアウトフェーズに進出できるかわからない状況だったが、私は常にこのチーム、監督を信じていた。これは誰にとっても素晴らしいこと。私は選手たちにこのチーム、選手たちを誇りに思うと伝えた。我々には素晴らしい選手、チームが揃っている。だが、まだ終わっていない。まだ重要な試合が残っている」 <span class="paragraph-title">【動画】アーセナル相手に完勝!PSGは初優勝まであと1勝</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="aAXMBCqW0os";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.08 12:30 Thu
5

欧州王者バイエルンを破ってのCLベスト4に歓喜のPSG会長「皆が兵士のように戦った」

パリ・サンジェルマン(PSG)のナセル・アル・ケライフィ会長が、チャンピオンズリーグ(CL)ベスト4進出を果たしたチームを称えた。クラブ公式サイトが伝えている。 PSGは13日に行われたCL準々決勝2ndレグで、バイエルンと対戦。1stレグを3-2で勝利しており有利な立場で迎えた一戦では、先制点こそ許したもののチームは集中した守りを見せ追加点を許さず、0-1のまま試合は終了した。 この結果、試合自体は0-1で敗れ2戦合計3-3となったものの、アウェイゴールの差によってPSGはCLベスト4進出を決めている。 昨シーズンのCL決勝で敗れた相手へのリベンジを果たしたチームについて、試合後にアル・ケライフィ会長も称賛。チームは結果に相応しいパフォーマンスを見せてくれたと喜んだ。 「このラウンドを通過できて本当に良かった。チームにとって相応しい結果だと思う。ミュンヘンの地で素晴らしいパフォーマンスを見せた後、今夜も本当に良いプレーができていた。今日は勝利に値する試合だったと思うし、簡単に3得点はできたように感じる。とはいえ、選手たちを誇りに思っているよ」 「チームは皆が兵士のように戦った。勝ちたい、このラウンドを通過したいという気持ちが、選手からも監督からも伝わってきたと思う。私はチームをとても誇りに思っており、同時にとても幸せだ」 2021.04.14 12:18 Wed

UEFAの人気記事ランキング

1

抗議の辞職から7カ月…ボバン氏がUEFAを改めて批判「自分たちがサッカーより偉いと本気で思っている」

元クロアチア代表のズボニミール・ボバン氏が欧州サッカー連盟(UEFA)を批判した。 オールドファンに懐かしい名手・ボバン氏。 1990年代にミランで黄金期を謳歌した一方、代表キャリアはバルカン半島の戦火に翻弄される形で、旧ユーゴスラビアとクロアチアにてプレー…1998年フランスW杯にクロアチア代表として出場し、初出場3位となった。 引退後は指導者業に入らず、FIFAの要職、古巣ミランのダイレクター職を経て、21年4月からUEFAのフットボール部門責任者に。 しかし今年1月末、UEFA会長の任期制限を解除する法案に反対し、抗議の辞職。この時ボバン氏は「UEFA会長の任期は欧州サッカーを“悪い統治”から守るためにある」と言い放った。 そして今回、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の独占インタビューで再びUEFAを批判。辞職によって家族との時間が増えたことを喜びつつも、欧州サッカーの未来に対する懸念を変わらず抱いているようだ。 「これまでの人生で、何度か“妥協”をしてきた。そのいくつかで恥ずかしい思いをすることになり、それが辞職の決断に至った。自分たちの利益を守るためにサッカーを汚す集団の中で働き続けるなど、私にはできない」 「UEFAにいて、何年もテクノクラシーがサッカーに蔓延った光景を見てきた。サッカーが守るべき価値観が奪われ、UEFAの人間はいま、自分たちが選手やコーチ、サポーターより偉い、重要な存在だ、と本気で考えている」 また、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長とは関係を金輪際絶ったとのこと。 「私たちの関係はすでに終わった。残念だが、仕方ない。私に会長選へ立候補するよう促してくれる人がいるが、私はFIFAでもUEFAでも役に立たなかった人間だ。本物のサッカーマンが現れた時、UEFAが価値ある組織となる」 2024.09.12 21:55 Thu
2

新フォーマットのCLは大成功? UEFA会長は「完璧な成功」と自信…シティvsレアルはイギリスで400万人超が視聴する記録も

2024-25シーズンからチャンピオンズリーグ(CL)を含めて新フォーマットに変更となった欧州サッカー連盟(UEFA)の大会。アレクサンデル・チェフェリン会長は、多くの人々が満足感を持っていると語った。 CLやヨーロッパリーグ(EL)、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)は、これまで4チームが1つのグループとなり、8つのグループで戦うグループステージと、ラウンド16以降のノックアウトステージという形式で行われてきた。 しかし、2024-25シーズンから大会方式を一新。出場チームが4チーム増えて36チームとなり、1つのリーグに変更。CLとELは各チームが8つの異なるチームとホームとアウェイで4試合ずつ戦い、ECLは6つの異なるチームと対戦。上位8チームがラウンド16に進出し、9位から24位までのチームがラウンド16に向けたプレーオフを戦う方式となった。 すでにラウンド16の進出チームが決まり、各大会のラウンド16以降の組み合わせも決定した中、チェフェリン会長は母国スロベニアの新聞『DELO』にCLの手応えを語った。 「私は肯定的な反応しか聞いていない。当初は、変更があるたびに登場する待機していた批評家に注目が集まっていた」 「今では99%の人々が、リニューアルされたチャンピオンズリーグに満足していると私は推測している」 「この大会は以前よりもさらに予測不可能で、最後の瞬間まで出場権を獲得できるかどうかは誰にもわからなかった。これは完璧な成功であり、チャンピオンズリーグの視聴率は素晴らしいものとなっている」 実際に今シーズンは、これまでの方式であれば確実にラウンド16に進んでいたと言っても良いレアル・マドリーやマンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン(PSG)、バイエルンなどがプレーオフに回る事態に。さらに、そのプレーオフでは、マドリーvsシティのビッグマッチも誕生するなど、大会全体を見れば山場がいくつもでき続ける状況となり、消化試合が生まれなくなったと言って良いだろう。 実際にイギリス国内におけるマドリーvsシティの視聴は、1stレグで400万人を超え、イギリスにおける『Amazon Prime』のライブスポーツイベントのストリーミング記録を更新していた。 一方で、選手の福祉やエリート層とその他のサッカー界の貧富の格差拡大を巡っては批判されることも。試合数が増えることで、国内リーグにも影響が出るのではないかと、サポーターも危惧している部分はあった。 2025.02.25 12:30 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly