「私はゲイで、それを隠すのに苦労していた」クロップ監督侮辱に薬物使用の元プレミア審判クート氏、カミングアウトとともに苦悩明かす「逃げ出したかった」
2025.01.28 19:40 Tue
プレミアリーグで審判を務めていたデイビッド・クート氏が薬物使用の背景を明かした。
「特に10代の頃は深い恥じらいを感じていた。両親には21歳まで、友人たちには25歳になるまでカミングアウトしなかった」
「私がこのような立場に置かれた理由はセクシャリティによるものだけではない。しかし、私はゲイであること、そしてそれを隠すのに本当に苦労していたことを言わなければ、真実を話しているとは言えない」
「私は自尊心の問題を抱えてきた。私のセクシャリティにも関係している。私はゲイで、長い間『自分』であることを誇りに思う気持ちと向き合ってきた」
「審判としてのキャリアの中でひどく不快な中傷を受けてきた。そこに私のセクシャリティが加わると、本当に難しかった」
また、プライベートや過密日程も含めた大きなストレスから、コカインに「逃げたくなった」とも打ち明けている。
「毎日、毎週、毎月、それに頼っていたわけではない。使わなかった時期も長くあったが、私が持っていた逃避手段のひとつだった。ストレスや仕事の容赦ないプレッシャーから逃れるためだ。そのような方法を取っていたと明かすのは、非常に恥ずかしいことだ」
「2023年、私は突然母を亡くした。同じ時期に叔父が運動ニューロン疾患と診断された。コロナ禍とVARの導入により、各試合で6人の審判が急遽必要になった」
「私はFIFAに選ばれ、インドネシアで開催されたU-17ワールドカップ、そして昨年のユーロとオリンピックに参加した」
「つまり、2023-24シーズンは90試合以上に関与することになり、その多くは立て続けに行われた。昨シーズン終了後はすぐにユーロに参加したが、それは非常に大きなプレッシャーがかかるものだった。すぐに次の大会が控えており、オリンピックのためにパリに向かった」
「コカインの動画に映っているのを自分とは認識できない。当時の自身の気持ちには共感できないが、あれは私だ。スケジュールに追われていて、立ち止まる余裕がなかった。だからあのような状況に陥った。逃げ出したかったんだ」
現在は治療により薬物依存から脱したとのこと。誰かが自分と同じ過ちを繰り返さないよう警鐘を鳴らし、自らの今後についても語っている。
「同じような境遇にある人には、助けを求めて誰かに相談するよう言いたい。私のように問題を内に秘めていると、いずれ何らかの形で表面化するからだ」
「自分の運命を受け入れ、自分にとって何が大切かを改めて判断できるようになってからはずっと楽になった。家族や友人と有意義な時間を過ごし、前に進むために最善な場所がどこかを確かめる時間を取る」
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2018年に初めてプレミアリーグの審判を務め、100試合以上を捌いてきたクート氏。しかし、元リバプール指揮官のユルゲン・クロップ氏らを侮辱する動画が広まると、さらに薬物使用疑惑が浮上。プロ審判協会(PGMOL)は2024年12月上旬に解雇処分を下した。そんな42歳はイギリス『ザ・サン』のインタビューに応じ、スキャンダル後初めて公の場へ。クロップ氏に問題発言した際も「しらふではなかった」と明かし、自らの性的指向が破滅に繋がったと告白している。「私がこのような立場に置かれた理由はセクシャリティによるものだけではない。しかし、私はゲイであること、そしてそれを隠すのに本当に苦労していたことを言わなければ、真実を話しているとは言えない」
「まだ若手レフェリーだった頃、私は自分の感情やセクシャリティを隠していた。レフェリーとしては良い特性でしたが、人としてはひどい特性だ。そして、それが私を一連の行動へと導いた」
「私は自尊心の問題を抱えてきた。私のセクシャリティにも関係している。私はゲイで、長い間『自分』であることを誇りに思う気持ちと向き合ってきた」
「審判としてのキャリアの中でひどく不快な中傷を受けてきた。そこに私のセクシャリティが加わると、本当に難しかった」
また、プライベートや過密日程も含めた大きなストレスから、コカインに「逃げたくなった」とも打ち明けている。
「毎日、毎週、毎月、それに頼っていたわけではない。使わなかった時期も長くあったが、私が持っていた逃避手段のひとつだった。ストレスや仕事の容赦ないプレッシャーから逃れるためだ。そのような方法を取っていたと明かすのは、非常に恥ずかしいことだ」
「2023年、私は突然母を亡くした。同じ時期に叔父が運動ニューロン疾患と診断された。コロナ禍とVARの導入により、各試合で6人の審判が急遽必要になった」
「私はFIFAに選ばれ、インドネシアで開催されたU-17ワールドカップ、そして昨年のユーロとオリンピックに参加した」
「つまり、2023-24シーズンは90試合以上に関与することになり、その多くは立て続けに行われた。昨シーズン終了後はすぐにユーロに参加したが、それは非常に大きなプレッシャーがかかるものだった。すぐに次の大会が控えており、オリンピックのためにパリに向かった」
「コカインの動画に映っているのを自分とは認識できない。当時の自身の気持ちには共感できないが、あれは私だ。スケジュールに追われていて、立ち止まる余裕がなかった。だからあのような状況に陥った。逃げ出したかったんだ」
現在は治療により薬物依存から脱したとのこと。誰かが自分と同じ過ちを繰り返さないよう警鐘を鳴らし、自らの今後についても語っている。
「同じような境遇にある人には、助けを求めて誰かに相談するよう言いたい。私のように問題を内に秘めていると、いずれ何らかの形で表面化するからだ」
「自分の運命を受け入れ、自分にとって何が大切かを改めて判断できるようになってからはずっと楽になった。家族や友人と有意義な時間を過ごし、前に進むために最善な場所がどこかを確かめる時間を取る」
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クロップ監督を侮辱、薬物使用疑惑もあった主審は解雇処分に異議申し立てせず
ユルゲン・クロップ監督への侮辱的な発言など、いくつかの問題行動により解雇された元プレミアリーグの審判員であるデイビッド・クート氏だが、自身への処分を控訴するつもりはないようだ。イギリス『BBC』が伝えた。 クート氏は、リバプールとクロップ前監督を侮蔑するような発言をする動画がSNS上に出回り、プロ審判協会(PGMOL)が調査を開始。結果が出るまで資格停止処分を下していた。 その後、ユーロ2024に参加していた際には、クート氏がアメリカ紙幣を丸め、一列に並べられた白い粉を鼻で吸っている動画がアップ。問題はさらに大きくなり、欧州サッカー連盟(UEFA)がインターナショナル・マッチウィークの割り当てから外す措置を取っていた。 12月初め、PGMOLはこのような行為を受け、調査をした結果、解雇処分を決定。異議申し立てはできる状況だったが、クート氏は控訴しないことを決めたという。 なお、クート氏はイングランドサッカー協会(FA)と欧州サッカー連盟(UEFA)からも調査を受けている状況。更なる処分が下される可能性もあるようだ。 2024.12.24 22:50 Tue3
クロップ監督を侮辱、薬物使用疑惑の動画で騒動を起こした主審が解雇「彼の地位は維持不可能と判断」
プレミアリーグで主審を務めていたデイビッド・クート氏が、PGMOL(プロ審判協会)から解雇された。 クート氏は、リバプールとユルゲン・クロップ前監督を侮蔑するような発言をする動画がSNS上に出回り、PGMOLが調査を開始。結果が出るまで資格停止処分を下していた。 その後、ユーロ2024に参加していた際には、クート氏がアメリカ紙幣を丸め、一列に並べられた白い粉を鼻で吸っている動画がアップ。問題はさらに大きくなり、欧州サッカー連盟(UEFA)がインターナショナル・マッチウィークの割り当てから外す措置を取っていた。 PGMOLは調査を進めていた中、クート氏の行動により「維持不可能」な立場になったと説明した。 「デイビッド・クート氏の行為に関する徹底的な調査の結果を受け、同氏のPGMOLでの雇用は、本日即時解雇された」 「デイビッド・クート氏の行為は、雇用規約の規定に重大な違反をしていることが判明し、同氏の地位は維持不可能と判断された」 「デイビッド・クート氏を支援することは、我々にとって引き続き重要であり、我々は彼の幸福のために尽力し続ける」 「デイビッド・クート氏は、解雇の決定に対し、異議を申し立てる権利がある」 2024.12.10 05:45 Tue4
クロップ氏への侮辱発言で停職中の審判、今度は薬物使用の映像が出回り大きな問題に「非常に深刻に受け止めている」
ユルゲン・クロップ監督への問題発言が発覚したデイビッド・クート審判だが、新たな問題が浮上したようだ。イギリス『サン』が伝えた。 プレミアリーグで主審を務めるクート氏。しかし、SNSにクロップ監督を侮辱する発言をしているとして大きな騒動に。プロ審判協会(PGMOL)は調査が終了するまで資格停止の処分を下していた。 クート氏は今夏開催されたユーロ2024にも参加していたほどの実力者だったが、その際の動画が新たに出回り、さらに騒動が大きくなっている。 流出したのは8秒間の動画。クート氏がアメリカ紙幣を丸め、一列に並べられた白い粉を鼻で吸っている様子がアップされた。 動画は7月6日、ユーロ2024準々決勝のフランス代表vsポルトガル代表の試合翌日に撮影されたもので、クート氏はAVARを務めていたという。 なお、欧州サッカー連盟(UEFA)も今回のインターナショナル・マッチウィークの担当からクート氏を外すことを決定していた。 クート氏は、クロップ監督を侮辱する動画もあった中、リバプールのライバルであるエバートンのグディソン・パークについては「ファンがピッチのすぐ近くで罵声を浴びせている」ために審判を行うのは最悪の場所だと非難していたという。 匿名の友人はクー当時は大きな大会やプレミアリーグのビッグマッチで繰り返し薬物を摂取していたことを自慢していたとも発言している。 PGMOLのスポークスパーソンは『サン』に対し、今回の件を受けてコメントしている。 「我々は疑惑を認識しており、非常に深刻に受け止めている。デイビッド・クート氏は完全な調査が終わるまで停職されたままだ」 「デイビッドの健康は、我々にとって引き続き最も重要なことであり、我々はこの期間中、彼が必要とする継続的なサポートを提供することに尽力している」 「現段階でこれ以上コメントする立場にはない」 2024.11.14 22:15 Thu5