歴代の日本人最高額は? あのJリーグレジェンドも市場価値で堂々ランクイン

2020.01.05 11:00 Sun
Getty Images
2020年に入り、ヨーロッパの移籍市場も開幕。徐々に活発化している状況だ。このタイミングではJリーグがオフということもあり、日本人選手が移籍しやすいタイミングでもあり、過去には1月の移籍市場で欧州クラブへの移籍を果たした選手も少なくない。

今冬ではJリーグからの海外移籍は現時点でないものの、ザルツブルクの日本代表MF南野拓実がリバプールへと移籍。5日にもデビューする可能性が報じられている状況だ。
南野は自身の市場価値も上がり続けている状況だが、過去を含めた日本人選手の市場価値最高額は一体いくらなのか。移籍情報サイト『transfermarkt』の情報をもとに、各個人の最高値をランキング化してみた。

歴代の日本人選手で最も高い市場価値を記録しているのは日本代表MF中島翔哉だ。記録したのはアル・ドゥハイル在籍時。その価値は2500万ユーロ(約30億1500万円)と言われている。現在は2000万ユーロ(約24億1300万円)の市場価値となっているが、現役選手では最高値だ。
2位は現在はレアル・サラゴサでプレーするMF香川真司だ。ドルトムント時代の2012年に2200万ユーロ(約26億5400万円)を記録。その後にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を果たしている。

3位は現在は無所属の元日本代表MF本田圭佑だ。CSKAモスクワ時代の2013年に記録した2000万ユーロ(約24億1300万円)が最高値。当時は移籍金の高さで移籍が阻まれたこともあった。

4位には堂々たるランクインの日本代表MF久保建英。現在の1500万ユーロ(約18億1000万円)が最高値となっている。5位はインテル在籍時の日本代表DF長友佑都で1400万ユーロ(約16億9000万円)となっている。ちなみに、南野は6位となっている。

なお、海外でプレーしていない選手での最高位は19位に入ったMF遠藤保仁。2009年に記録した650万ユーロ(約7億8500万円)が最高となっている。以下、ランキング50を発表する。

◆日本人選手市場価値最高値ランキング50
[2020年1月1日時点]
1位:MF中島翔哉(24)
最高市場価値:2500万ユーロ(約30億1500万円)
所属チーム:アル・ドゥハイル
日付:2019/5/3
現在の市場価値:2000万ユーロ(約24億1300万円)

2位:MF香川真司(23)
最高市場価値:2200万ユーロ(約26億5400万円)
所属チーム:ドルトムント
日付:2012/6/29
現在の市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)

3位:MF本田圭佑(26)
最高市場価値:2000万ユーロ(約24億1300万円)
所属チーム:CSKAモスクワ
日付:2013/1/15
現在の市場価値:100万ユーロ(約1億2000万円)

4位:MF久保建英(18)
最高市場価値:1500万ユーロ(約18億1000万円)
所属チーム:マジョルカ
日付:2019/12/20
現在の市場価値:1500万ユーロ(約18億1000万円)

5位:DF長友佑都(27)
最高市場価値:1400万ユーロ(約16億9000万円)
所属チーム:インテル
日付:2014/1/7
現在の市場価値:130万ユーロ(約1億5700万円)

6位:MF南野拓実(24)
最高市場価値:1250万ユーロ(約15億1000万円)
所属チーム:ザルツブルク
日付:2019/12/16
現在の市場価値:1250万ユーロ(約15億1000万円)

7位:MF中田英寿(27)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)
所属チーム:フィオレンティーナ
日付:2004/10/4
現在の市場価値:-

7位:FW岡崎慎司(29)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)
所属チーム:レスター・シティ
日付:2016/2/9
現在の市場価値:200万ユーロ(約2億4000万円)

7位:MF清武弘嗣(23)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)
所属チーム:ニュルンベルク
日付:2013/8/27
現在の市場価値:230万ユーロ(約2億8000万円)

7位:MF武藤嘉紀(26)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)
所属チーム:ニューカッスル
日付:2018/8/13
現在の市場価値:700万ユーロ(約8億4500万円)

7位:DF冨安健洋(21)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)
所属チーム:ボローニャ
日付:2019/12/12
現在の市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)

7位:MF鎌田大地(23)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)
所属チーム:フランクフルト
日付:2019/12/17
現在の市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)

7位:MF堂安律(20)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)
所属チーム:フローニンヘン
日付:2019/6/12
現在の市場価値:800万ユーロ(約9億6500万円)

14位:MF中村俊輔(29)
最高市場価値:900万ユーロ(約11億円)
所属チーム:セルティック
日付:2007/9/20
現在の市場価値:10万ユーロ(約1200万円)

14位:DF内田篤人(26)
最高市場価値:900万ユーロ(約11億円)
所属チーム:シャルケ
日付:2015/2/4
現在の市場価値:60万ユーロ(約7200万円)

16位:DF酒井宏樹(28)
最高市場価値:800万ユーロ(約9億6500万円)
所属チーム:マルセイユ
日付:2018/7/16
現在の市場価値:800万ユーロ(約9億6500万円)

17位:MF乾貴士(30)
最高市場価値:750万ユーロ(約9億500万円)
所属チーム:レアル・ベティス
日付:2018/7/16
現在の市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)

18位:DF吉田麻也(29)
最高市場価値:700万ユーロ(約8億4500万円)
所属チーム:サウサンプトン
日付:2018/1/2
現在の市場価値:500万ユーロ(約6億円)

19位:MF遠藤保仁(29)
最高市場価値:650万ユーロ(約7億8500万円)
所属チーム:ガンバ大阪
日付:2009/12/22
現在の市場価値:10万ユーロ(約1200万円)

20位:DF田中マルクス闘莉王(28)
最高市場価値:600万ユーロ(約7億2400万円)
所属チーム:浦和レッズ
日付:2009/5/19
現在の市場価値:-

20位:FW大迫勇也(28)
最高市場価値:600万ユーロ(約7億2400万円)
所属チーム:ブレーメン
日付:2018/7/16
現在の市場価値:600万ユーロ(約7億2400万円)

22位:MF小野伸二(25)
最高市場価値:560万ユーロ(約6億7500万円)
所属チーム:フェイエノールト
日付:2004/10/4
現在の市場価値:2万5000ユーロ(約300万円)

23位:MF長谷部誠(26)
最高市場価値:500万ユーロ(約6億300万円)
所属チーム:ヴォルフスブルク
日付:2010/7/16
現在の市場価値:100万ユーロ(約1億2000万円)

23位:MF森岡亮太(27)
最高市場価値:500万ユーロ(約6億300万円)
所属チーム:アンデルレヒト
日付:2018/6/3
現在の市場価値:250万ユーロ(約3億200万円)

23位:FW久保裕也(23)
最高市場価値:500万ユーロ(約6億300万円)
所属チーム:ヘント
日付:2017/6/6
現在の市場価値:200万ユーロ(約2億4200万円)

26位:MF松井大輔(26)
最高市場価値:450万ユーロ(約5億4300万円)
所属チーム:ル・マン
日付:2008/5/5
現在の市場価値:-

26位:FW原口元気(27)
最高市場価値:450万ユーロ(約5億4300万円)
所属チーム:ハノーファー
日付:2018/7/16
現在の市場価値:200万ユーロ(約2億4200万円)

26位:FW伊東純也(26)
最高市場価値:450万ユーロ(約5億4300万円)
所属チーム:ヘンク
日付:2019/6/10
現在の市場価値:450万ユーロ(約5億4300万円)

29位:DF中澤佑二(31)
最高市場価値:400万ユーロ(約4億8300万円)
所属チーム:横浜F・マリノス
日付:2009/5/12
現在の市場価値:-

29位:FW森本貴幸(21)
最高市場価値:400万ユーロ(約4億8300万円)
所属チーム:カターニャ
日付:2010/1/27
現在の市場価値:15万ユーロ(約1800万円)

29位:MF中村憲剛(29)
最高市場価値:400万ユーロ(約4億8300万円)
所属チーム:川崎フロンターレ
日付:2009/12/22
現在の市場価値:10万ユーロ(約1200万円)

29位:DF酒井高徳(21)
最高市場価値:400万ユーロ(約4億8300万円)
所属チーム:シュツットガルト
日付:2013/1/13
現在の市場価値:150万ユーロ(約1億8000万円)

33位:DF昌子源(26)
最高市場価値:380万ユーロ(約4億5800万円)
所属チーム:トゥールーズ
日付:2019/1/5
現在の市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)

34位:FW高原直泰(28)
最高市場価値:350万ユーロ(約4億2200万円)
所属チーム:フランクフルト
日付:2007/6/21
現在の市場価値:-

34位:MF三都主アレサンドロ(27)
最高市場価値:350万ユーロ(約4億2200万円)
所属チーム:浦和レッズ
日付:2005/6/14
現在の市場価値:-

34位:MF細貝萌(26)
最高市場価値:350万ユーロ(約4億2200万円)
所属チーム:レバークーゼン
日付:2013/1/13
現在の市場価値:50万ユーロ(約6000万円)

34位:FW田中順也(27)
最高市場価値:350万ユーロ(約4億2200万円)
所属チーム:スポルティング・リスボン
日付:2015/7/1
現在の市場価値:60万ユーロ(約7200万円)

38位:GK川島永嗣(30)
最高市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)
所属チーム:スタンダール・リエージュ
日付:2013/6/25
現在の市場価値:15万ユーロ(約1800万円)

38位:FWハーフナー・マイク(27)
最高市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)
所属チーム:コルドバ
日付:2014/7/22
現在の市場価値:75万ユーロ(約9000万円)

38位:FW宮市亮(19)
最高市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)
所属チーム:アーセナル
日付:2012/6/24
現在の市場価値:60万ユーロ(約7200万円)

38位:MF柴崎岳(26)
最高市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)
所属チーム:ヘタフェ
日付:2018/7/16
現在の市場価値:150万ユーロ(約1億8100万円)

38位:MF小林祐希(25)
最高市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)
所属チーム:ヘーレンフェーン
日付:2017/6/7
現在の市場価値:150万ユーロ(約1億8100万円)

38位:MF奥川雅也(23)
最高市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)
所属チーム:ザルツブルク
日付:2019/12/16
現在の市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)

44位:MF阿部勇樹(27)
最高市場価値:290万ユーロ(約3億5000万円)
所属チーム:浦和レッズ
日付:2009/1/5
現在の市場価値:20万ユーロ(約2400万円)

45位:FW仲川輝人(27)
最高市場価値:280万ユーロ(約3億3800万円)
所属チーム:横浜F・マリノス
日付:2019/12/28
現在の市場価値:280万ユーロ(約3億3800万円)

46位:GK楢崎正剛(33)
最高市場価値:270万ユーロ(約3億2500万円)
所属チーム:名古屋グランパス
日付:2009/6/3
現在の市場価値:-

46位:FW小林悠(31)
最高市場価値:270万ユーロ(約3億2500万円)
所属チーム:川崎フロンターレ
日付:2019/1/5
現在の市場価値:220万ユーロ(約2億6500万円)

48位:FW前田遼一(28)
最高市場価値:260万ユーロ(約3億1400万円)
所属チーム:ジュビロ磐田
日付:2009/12/14
現在の市場価値:2万5000ユーロ(約300万円)

49位:MF稲本潤一(28)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:フランクフルト
日付:2008/6/4
現在の市場価値:2万5000ユーロ(約300万円)

49位:GK川口能活(29)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:ジュビロ磐田
日付:2005/6/14
現在の市場価値:-

49位:FW鈴木隆行(29)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:鹿島アントラーズ
日付:2005/6/14
現在の市場価値:-

49位:MF石川直宏(28)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:FC東京
日付:2009/12/16
現在の市場価値:-

49位:FW宇佐美貴史(23)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:ガンバ大阪
日付:2015/7/1
現在の市場価値:150万ユーロ(約1億8100万円)

49位:FW柿谷曜一朗(24)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:セレッソ大阪
日付:2014/3/31
現在の市場価値:150万ユーロ(約1億8100万円)

49位:DF塩谷司(30)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:アル・アイン
日付:2019/4/25
現在の市場価値:250万ユーロ(約3億円)

49位:FW浅野拓磨(22)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:シュツットガルト
日付:2017/6/27
現在の市場価値:170万ユーロ(約2億円)

49位:DF谷口彰悟(27)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:川崎フロンターレ
日付:2019/6/27
現在の市場価値:230万ユーロ(約2億7800万円)

49位:FW鈴木優磨(22)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:鹿島アントラーズ
日付:2019/1/5
現在の市場価値:220万ユーロ(約2億6500万円)

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華麗なる天才、古豪ハンガリー復活の期待背負うNo.10/ドミニク・ソボスライ(ハンガリー代表)【ユーロ2024】

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■ハンガリー代表</span> 出場回数:3大会連続5回目 最高成績:3位(1964) ユーロ2020結果:グループステージ敗退 予選結果:グループG・1位 監督:マルコ・ロッシ <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFドミニク・ソボスライ(リバプール) 2000年10月25日(23歳) 2023-24シーズンからリバプールに加入したソボスライ。日本代表MF遠藤航、アルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスターと共に、中盤で期待を寄せられた1人だ。 リバプールが7000万ユーロ(約118億円)の契約解除金を支払って獲得したRBライプツィヒから逸材。フィジカルも強く、テクニックを持ち合わせ、ブンデスリーガで異彩を放っていたソボスライは、ユーリティティ性も魅力だ。 インサイドハーフがメインだが、元々はサイドアタッカーとしてプレー。ザルツブルク時代には南野拓実(モナコ)と両サイドを形成していたアタッカー。その後、ライプツィヒでシャドーのポジションでプレーし、より攻撃的な力を見せつける。 ハンガリー期待の才能は“天才”と称されており、キックの精度がとにかく高く、ミドルシュートはお手のもの。威力、精度と申し分なく、リバプールでの1年目は数字を残せなかったが、ユーロの舞台での活躍に期待がかかる。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月15日(土) 《22:00》 【A】ハンガリー代表 vs スイス代表 ▽6月19日(水) 《25:00》 【A】ドイツ代表 vs ハンガリー代表 ▽6月23日(日) 《28:00》 【A】スコットランド代表 vs ハンガリー代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.ペーテル・グラーチ(RBライプツィヒ/ドイツ) 12.デーネシュ・ディブス(フェレンツヴァーロシュ) 22.ペーテル・サッパノシュ(パクシュFC) DF 2.アダム・ラング(オモニア・ニコシア/キプロス) 3.ボトンド・バログ(パルマ/イタリア) 4.アッティラ・サライ(フライブルク/ドイツ) 5.アッティラ・フィオーラ(フェヘールヴァール) 6.ヴィリー・オルバン(RBライプツィヒ/ドイツ) 7.ロイク・ネゴ(ル・アーヴル/フランス) 11.ミロシュ・ケルケズ(ボーンマス/イングランド) 14.ベンデグーズ・ボラ(セルヴェット/スイス) 18.ジョルト・ナジ(プスカシュ・アカデーミア) 21.エンドレ・ボトカ(フェレンツヴァーロシュ) 24.マールトン・ダルダイ(ヘルタ・ベルリン/ドイツ) MF 8.アダム・ナジ(スペツィア/イタリア) 10.ドミニク・ソボスライ(リバプール/イングランド) 13.アンドラス・シャーファー(ウニオン・ベルリン/ドイツ) 15.ラスロ・クラインハスラー(ハイドゥク・スプリト/クロアチア) 16.ダニエル・ガズダグ(フィラデルフィア・ユニオン/アメリカ) 17.カラム・スタイルズ(サンダーランド/イングランド) 26.ミハーイ・カタ(MTKブダペスト) FW 9.マルティン・アダム(蔚山現代/韓国) 19.バルナバス・ヴァルガ(フェレンツヴァーロシュ) 20.ロランド・サライ(フライブルク/ドイツ) 23.ケヴィン・チョボト(ウーイペシュト) 25.クリストフェル・ホルヴァート(ケチケメート) <span class="paragraph-title">【動画】ソボスライ、シーズン序盤のリバプールでの活躍</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="x_V7a7bIMjo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.15 17:00 Sat
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日本代表スタメン発表! 1トップは上田綺世、久保建英や堂安律ら順当にスタメンに【2026W杯アジア最終予選】

20日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第7節のバーレーン代表戦に臨む日本代表のスターティングメンバーが発表された。 ここまで6試合を戦い、5勝1分けの無敗で首位を独走している日本。バーレーンに勝利すれば8大会連続8度目のW杯出場が決定。3試合を残しての決定は史上最速となる。 ホームでの一戦となるバーレーン戦は順当に主力組がスタメンに並ぶことに。GKは鈴木彩艶、3バックは板倉滉、瀬古歩夢、伊藤洋輝が並んだ。 ボランチは遠藤航と守田英正となり、右ウイングバックに堂安律、左に三笘薫が入り、シャドーは久保建英と南野拓実。1トップは上田綺世となった。 なお、DF長友佑都、DF関根大輝、MF藤田譲瑠チマ、FW古橋亨梧がベンチ外となっている。 バーレーン戦はこの後19時35分キックオフ。テレビ朝日系列で地上波生中継、『DAZN』でもライブ配信される。 <h3>◆日本代表スタメン</h3> GK 鈴木彩艶(パルマ) DF 板倉滉(ボルシアMG) 伊藤洋輝(バイエルン) 瀬古歩夢(グラスホッパー) MF 遠藤航(リバプール) 南野拓実(モナコ) 守田英正(スポルティングCP) 三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン) 堂安律(フライブルク) 久保建英(レアル・ソシエダ) FW 上田綺世(フェイエノールト) <h3>◆ベンチ入りメンバー</h3> GK 大迫敬介(サンフレッチェ広島) 谷晃生(FC町田ゼルビア) DF 菅原由勢(サウサンプトン) 高井幸大(川崎フロンターレ) 中山雄太(FC町田ゼルビア) MF 鎌田大地(クリスタル・パレス) 旗手怜央(セルティック) 伊東純也(スタッド・ランス) 田中碧(リーズ・ユナイテッド) FW 前田大然(セルティック) 中村敬斗(スタッド・ランス) 町野修斗(ホルシュタイン・キール) <h3>◆メンバー外</h3> 長友佑都(FC東京) 関根大輝(スタッド・ランス) 藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン) 古橋亨梧(スタッド・レンヌ) 2025.03.20 18:53 Thu
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南野拓実がモナコと2027年6月まで契約延長! 昨季は2位フィニッシュに貢献、今季はCLでチーム得点王に

モナコは4日、日本代表FW南野拓実(30)との契約延長を発表した。契約期間は2027年6月までとなっている。 南野はセレッソ大阪でキャリアをスタートし、2015年1月にレッドブル・ザルツブルクへ完全移籍して欧州挑戦。2020年1月にリバプールへ完全移籍し、サウサンプトンへのレンタル移籍も経験した。 2022年7月にリバプールからモナコへ完全移籍。最初のシーズンはリーグ・アンで18試合1ゴール4アシストにとどまった。 2年目の2023-24シーズンは、ザルツブルクでともに戦ったアディ・ヒュッター監督が就任。スタメンに定着し、リーグ・アンで30試合9ゴール6アシストの成績。2位フィニッシュとチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献した。 今シーズンはここまで公式戦33試合でプレーし、6ゴール5アシストを記録。リーグ戦では21試合3ゴール3アシスト、CLでは9試合3ゴール1アシストの成績を残し、CLではチーム得点王の活躍を見せた。 3シーズンでは公式戦通算89試合に出場。16ゴール15アシストを記録している。 <span class="paragraph-title">【動画】南野はユニフォームで契約延長を表現</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="fr" dir="ltr">Taki a un message pour vous <a href="https://twitter.com/hashtag/Minamino2027?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Minamino2027</a> <a href="https://t.co/zaGHII48wa">pic.twitter.com/zaGHII48wa</a></p>&mdash; AS Monaco (@AS_Monaco) <a href="https://twitter.com/AS_Monaco/status/1896878288771125679?ref_src=twsrc%5Etfw">March 4, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.04 21:14 Tue
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リバプールFWジョタ、控えだった南野拓実やオリジを語る「彼らがどれだけ重要な存在であったか」

リバプールのポルトガル代表FWジオゴ・ジョタが、モナコへと移籍した日本代表MF南野拓実について言及した。 2020年9月にウォルバーハンプトンから完全移籍で加入したジョタ。リバプールのアタッカー陣において、激しいポジション争いが待っていると思われたが、開幕戦でいきなりゴールを決めるなど、プレミアリーグで35試合に出場し15ゴール6アシストを記録していた。 チームにとって欠かせない選手に一気に上り詰めた一方で、冬にはFWルイス・ディアスが加入。ポジション争いのライバルが増える中で、最後まで出番を得続けていた。 しかし、今夏は控えに甘んじていた南野がモナコへ完全移籍。また、ベルギー代表FWディヴォク・オリジはミラン、セネガル代表FWサディオ・マネはバイエルンと3人がチームを去ることに。一方で、ベンフィカからウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスが加入した。 今シーズンもメンバーは変わりながらもポジション争いが待っているジョタだったが、負傷の影響で今シーズンはまだプレーできず。ただ、復帰も近づいているという。 そのジョタはイギリス『スカイ・スポーツ』の独占インタビューで昨シーズンのことやプレーについてコメント。その中で、昨季のポジション争いにも言及し、南野やオリジの存在は大きかったと語った。 「ディボクとタキがプレーしていた時、どれだけ重要な存在であったかはわかっているよ。今シーズンも、それと同じようにしたいね」 「特に、去年と同じように、もう一度全てを賭けるつもりだ。全員が必要なことは分かっている。全員が重要な存在になる」 「その時のために、準備しなければいけない」 ポジション争いがある中で、それぞれがしっかりと準備をし続ける必要があるとしたジョタ。開幕3試合勝利がないチームを救う活躍を見せられるかに注目だ。 2022.08.25 05:50 Thu

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