鎌田大地 Daichi KAMADA

ポジション MF
国籍 日本
生年月日 1996年08月05日(27歳)
利き足
身長 180cm
体重 72kg
ニュース クラブ
ニュース一覧

「頭にコンピューターがある」5試合連続先発の鎌田大地をトゥドール監督が称賛、不遇の時期にも触れ「以前のサッカーは向いていなかったかも」

ラツィオのイゴール・トゥドール監督が、日本代表MF鎌田大地を称賛した。イタリア『トゥットスポルト』が伝えた。 27日、セリエA第34節でラツィオはホームにエラス・ヴェローナを迎えた。鎌田はこの試合も先発フル出場を果たしている。 なんとかトップ4入りを目指すラツィオ。トゥドール監督就任後に息を吹き返し、この試合も1-0で勝利。暫定的に6位に浮上した。 鎌田を厚く信頼するトゥドール監督。このところは今シーズンで終了する契約の問題が話題となっている中、ヴェローナ戦後の記者会見で試合を振り返ったトゥドール監督は、鎌田を名指しで称賛した。 「もしかしたら、以前のサッカーは、彼にとっては今よりも向いていなかったのかもしれない」 「私にとっては素晴らしい選手だ。彼はどこでもプレーができるし、彼は10個のメンタリティを持っている」 「頭の中にコンピューターがある。みんながああ言った選手であれば良いと思う。どの監督でも、あのタイプの選手が欲しいと思っているはずだ」 <span class="paragraph-title">【動画】5試合連続先発の鎌田大地が躍動</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="KILdxHVefAE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.28 13:15 Sun

ザッカーニ恩返し弾のラツィオがウノゼロでリーグ3連勝! フル出場の鎌田大地は決定機も演出【セリエA】

セリエA第34節、ラツィオvsエラス・ヴェローナが27日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのラツィオが1-0で勝利した。なお、ラツィオのMF鎌田大地はフル出場した。 直近のリーグ連勝でヨーロッパ出場権争いに踏みとどまる7位のラツィオは、指揮官トゥドールの古巣となる15位のヴェローナ相手にリーグ3連勝を狙った。クロアチア人指揮官は2-1で勝利したものの、敗退となった直近のコッパ・イタリア準決勝から先発3人を変更。マリオ・ヒラ、ヒサイ、カタルディに代えてパトリック、イサクセン、鎌田が起用された。 立ち上がりから圧倒的にボールを握って相手を押し込んでいくラツィオ。ボランチに入った鎌田も積極的に高い位置を取り、アタッキングサードでボールの経由点やフィニッシャーとして攻撃に絡む。 流れの中では引いた相手を崩し切るまでには至らないが、19分には左CKからボックス右でクロスのこぼれに反応したイサクソンがGKモンティポにファインセーブを強いる。 前半半ばから終盤にかけては徐々に中盤でのボールロストが増え始めたラツィオに対して、アウェイチームがカウンターでフィニッシュまで持ち込む場面が増える。だが、シフィデルスキの再三のシュートは枠を捉え切れなかった。 主導権自体は握ったものの、最後のアイデア、精度を欠いてゴールレスで試合を折り返したラツィオ。後半は立ち上がりからギアを上げて攻勢を仕掛けていく。 開始直後にカステジャノスのスルーパスに抜け出した鎌田がボックス内で際どい場面に絡むと、48分には左CKのショートコーナーからフェリペ・アンデルソンがクロスバー直撃の決定的なシュートを放つ。さらに、カウンターの形からルイス・アルベルトがミドルシュートでゴールを脅かす。 後半立ち上がりにゴールを奪えなかったラツィオは60分、カザーレとイサクセンを下げてザッカーニ、ペドロを同時投入。この交代でフェリペ・アンデルソン、ザッカーニをウイングバックに置く攻撃的な布陣にシフトした。 66分には相手の右サイドでのスローインを狙っていた鎌田が見事なボール奪取からボックス内に侵入し、完璧な折り返しを供給。だが、ファーにフリーで走り込んだペドロのダイレクトシュートは枠の右に外れて痛恨の決定機逸に。この直後にはゲンドゥージの右サイドでの抜け出しからカステジャノスに決定的なパスが出るが、今度はGKモンティポのビッグセーブに遭う。 それでも、攻勢を続けるホームチームは古巣対戦のイタリア代表FWが決定的な仕事を果たす。72分、ハーフウェイライン付近で横パスを受けたススロフのトラップ際を狙っていたザッカーニがボール奪取。そのままボックス付近まで運びルイス・アルベルトとのパス交換でさらに深い位置に入ると、絶妙なリターンパスを冷静にニアサイドに流し込んだ。 これでリードを手にしたトゥドール監督は、ルイス・アルベルトを下げてヒサイを投入。攻守のバランスを整えつつ2点目を意識しながら試合を進めていく。85分には相手ボックス付近で得たFKをペドロが直接狙うが、これは惜しくも右ポストを叩いた。 それでも、安定した試合運びでこのままウノゼロで逃げ切ったラツィオがリーグ3連勝を達成。暫定ながらアタランタを抜いて6位に浮上した。 2024.04.28 05:47 Sun

「ラツィ王は別格」「良さが全部出てる」7カ月ぶりアシストの鎌田大地に称賛の声!鮮やかな崩しで勝利貢献、渾身のガッツポーズも「鬱憤溜まってたんだな」

ラツィオの日本代表MF鎌田大地が圧巻のアシストを記録した。 19日、セリエA第33節でラツィオはジェノアとアウェイで対戦。鎌田はリーグ戦4試合連続の先発出場を果たした。 去就が騒がしい鎌田。イゴール・トゥドール監督の下で出番を獲得し、良いプレーを見せていた中、ついにチームを救う活躍を見せた。 試合はジェノアにチャンスを作られながらも0-0で推移した中、67分に良い攻撃を見せる。 ボールを保持した鎌田は右サイドのフェリペ・アンデルソンへとパス。そのままボックス内に走り込み、スペースへのパスを要求すると、フェリペ・アンデルソンは相手の股を抜くスルーパスを送る。 絶妙な位置に出されたパスを鎌田がボックス内右で受けると、ラインギリギリまで相手を引きつけて滑らせると、マイナスのパス。これを走り込んだルイス・アルベルトが蹴り込みラツィオが先制。鎌田にとっては第4節のユベントス戦以来となる今シーズン2アシスト目となった。 圧巻のプレーにファンは「やっときた!」、「ナイスアシスト」、「こんなガッツポーズ久々」、「めちゃくちゃ調子良さそう」、「良さが全部出てる」、「鬱憤溜まってたんだな」、「今まで使われなかった理由が謎」、「存在感が増してる」、「ラツィ王は別格」と称賛のコメントが集まっている。 マウリツィオ・サッリ監督の下では冷遇されていたが、トゥドール監督の下で輝きを取り戻している鎌田。このまま調子を維持してシーズンを終えられるか注目だ。 <span class="paragraph-title">【動画】ついにらしさ全開!鎌田大地が7カ月ぶりの2アシスト目で勝利に貢献!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="rogMDqvk7-g";var video_start = 84;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.20 10:45 Sat

決勝アシストの鎌田大地に指揮官が願いを込める 「将来のラツィオで決定的な存在に」

ラツィオがセリエA連勝を成し遂げた。 19日の第33節でジェノアのホームに乗り込んだラツィオ。ゴールレスで進み、拮抗した展開となるが、67分に元スペイン代表MFルイス・アルベルトのゴールで1-0と勝利した。 フル出場した日本代表MF鎌田大地は決勝点をアシスト。右サイドの元ブラジル代表FWフェリペ・アンデルソンからのリターンパスにボックス右で追いつき、深くからの折り返しでお膳立てした。 イタリア『スカイ』によると、イゴール・トゥドール監督は「前半は少し緊張気味だったが、次第に自分たちを解放していった。ここでの勝利は火曜日の良い刺激になる」と話す。 そこから話は選手たちの去就に。移籍意向を示すルイス・アルベルトを巡り、「誰もが自分で選択できる」と述べると、同じく今季限りでの退団が取り沙汰される鎌田にも言及した。 「彼が将来のラツィオで決定的な存在になってほしい。非凡な選手だし、これまでの試合でも間違いがない。仕事人で、プロフェッショナルでもあり、いくつかの役割をこなせる」 <span class="paragraph-title">【動画】ラツィオ鎌田大地が決勝アシスト</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>鎌田大地が決勝ゴールをアシスト!<br>\<br><br>ボックス内に侵入し折り返し<br>最後はルイス・アルベルトが流し込んだ<br><br>セリエA第33節<br>ジェノア×ラツィオ<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 見逃し配信 <a href="https://t.co/8NGvGDgkwY">pic.twitter.com/8NGvGDgkwY</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1781468717559202130?ref_src=twsrc%5Etfw">April 19, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.20 08:55 Sat

鎌田が決勝点アシスト、ラツィオがジェノアにウノゼロ勝利【セリエA】

ラツィオは19日、セリエA第33節でジェノアとのアウェイ戦に臨み、1-0で辛勝した。ラツィオのMF鎌田大地はフル出場している。 前節サレルニターナ戦を4-1と快勝した7位ラツィオ(勝ち点49)は、鎌田が[3-4-2-1]のボランチで引き続きスタメンとなった。 12位ジェノア(勝ち点39)に対し、タティ・カステジャノス、フェリペ・アンデルソン、ルイス・アルベルトの1トップ2シャドーで臨んだラツィオは5分、カレブ・エクバンにボックス内から際どいシュートを打たれると、13分にもマテオ・レテギにボックス内から際どいシュートを打たれた。 いずれも枠外で助かったラツィオがポゼッションする流れで推移するも、なかなかシュートに繋げることができない。 結局、前半に好機は作れずゴールレスでハーフタイムに入った。 迎えた後半も押し込むラツィオは61分にフェリペ・アンデルソンがボックス内から際どいシュートを打つと、67分に先制した。 鎌田がフェリペ・アンデルソンのスルーパスをボックス右ポケットで引き出すと、折り返したクロスをL・アルベルトがゴールに流し込んだ。 終盤にかけてはラツィオが試合をコントロール。追加点に迫るような好機こそ作れなかったものの、ジェノアにも付け入る隙を見せずにシャットアウト勝利。ウノゼロで終え、連勝とした。 <span class="paragraph-title">【動画】鎌田大地が見事なフリーランからアシストを記録!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="rogMDqvk7-g";var video_start = 84;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.20 03:25 Sat

去就注目の鎌田大地、1万6000円払えばラツィオと2027年6月まで契約延長か

今夏の去就が注目を集めているラツィオの日本代表MF鎌田大地(27)だが、今後数週間がポイントになるようだ。 フランクフルトを退団し今シーズンからラツィオに加入した鎌田。セリエA初挑戦となった今シーズンは、開幕からスタメン起用され、第3節で初ゴールを記録するなど、順調なスタートを切ったかに思われた。 しかし、徐々に出番が減り、ベンチスタートが増えた中、マウリツィオ・サッリ監督の下ではチャンスに恵まれない状況に。1月には移籍の話もあったが残留するなどした中、そのサッリ監督が成績不振でチームを離れ、イゴール・トゥドール監督が就任した。 すると、トゥドール監督は鎌田を評価。リーグ戦では3試合連続で先発起用され、80分、90分、90分と多くの時間を与えられている。 退団するという話も浮上している中で、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が鎌田の状況をレポート。クラブとの契約について伝えた。 鎌田は1年契約を結び、2年間の延長オプションがついているとされていたが、どうやらその契約延長の条項発動には期限があるという。 ロマーノ氏によれば、5月末までがオプション行使の期限とのこと。その金額は100ユーロ(約1万6000円)とのことで、鎌田がクラブに支払うことで、契約が2027年6月まで延長することになるという。 その金額を支払わなければ、鎌田はフリーとなり、他クラブへの移籍が可能となるという。 ポジションを掴み始め、監督からの信頼も得ている鎌田。1年で新天地に行くのかどうか、注目を集めることになる。 2024.04.18 14:35 Thu

鎌田大地はやはり退団の意志が固い? 3試合連続先発で序列に変化も延長OPは行使せずか…新天地にはドイツ2クラブも浮上

クラブ内での序列に変化が出始めている日本代表MF鎌田大地(27)だが、やはり今シーズン限りでラツィオを退団する見込みだという。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。 フランクフルトを退団し今シーズンからラツィオに加入した鎌田。セリエA初挑戦となった今シーズンは、開幕からスタメン起用され、第3節で初ゴールを記録するなど、順調なスタートを切ったかに思われた。 しかし、徐々に出番が減り、ベンチスタートが増えた中、マウリツィオ・サッリ監督の下ではチャンスに恵まれない状況に。1月には移籍の話もあったが残留するなどした中、そのサッリ監督が成績不振でチームを離れ、イゴール・トゥドール監督が就任した。 すると、トゥドール監督は鎌田を評価。リーグ戦では3試合連続で先発起用され、80分、90分、90分と多くの時間を与えられている。 加えて、10番を背負うMFルイス・アルベルトが退団の意志を示し、ライバルが1人減る展開に。それでも、鎌田は1年契約を全うしてラツィオを離れると見られている。 鎌田とラツィオの契約は1年だが、延長オプションも付帯しているとのこと。ただ、このオプションを発動する権利はクラブ側ではなく、鎌田側が持っているとのことで、現時点で行使する意思がないようだ。 なお、鎌田の新天地にはドイツの2クラブが浮上。昨シーズンまでプレーしたフランクフルト、そして予てから獲得に関心を持っており、日本代表DF板倉滉、U-23日本代表FW福田師王が所属するボルシアMGの名前が挙がっている。 2024.04.15 12:45 Mon

再評価されるも鎌田大地はラツィオ退団を決断? 新監督は好印象も考え変わらず1年でフリーへ

日本代表MF鎌田大地(27)だが、今シーズン限りでラツィオを退団することを決断しているという。イタリア『Il Messaggero(イル・メッサジェロ)』が伝えた。 2023年夏にフランクフルトを退団し、フリーでラツィオに加入した鎌田。マウリツィオ・サッリ監督の下でレギュラーとしてプレーを始めたが、徐々に序列が低下。セリエAでベンチから外れることはなかったものの、出番を失い、短い時間の起用に変化していった。 しかし、チームは結果が出せず、サッリ監督が退任。後任に就任したイゴール・トゥドール監督は、鎌田の能力を高く評価。ユベントス、ローマと2試合連続で先発出場させ、長い時間プレーさせている。 トゥドール監督のサッカーにおいて重要な役割を担えそうな鎌田だが、ラツィオとの契約は今シーズン限り。2年間の延長オプションもついており、トゥドール監督の下であれば出番がもらえそうだが、どうやら1年で退団することを決めたという。 再びフリーになる今夏の鎌田。昨夏も引く手数多の中、予定していたミランへの移籍が突如破談に終わり、最終的にはラツィオを選択。ラツィオを離れるとなれば、一体どこに向かうのか注目が集まる。 2024.04.10 11:50 Wed

鎌田大地フル出場のローマダービーはデ・ロッシ率いるローマに軍配! マンチーニ弾守り切ってウノゼロ勝利【セリエA】

セリエA第31節、ローマvsラツィオが6日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが1-0で勝利した。なお、ラツィオのMF鎌田大地はフル出場した。 共にシーズン途中の監督交代に踏み切ったジャッロロッシとビアンコセレスティによる注目のデルビー・デッラ・カピターレ。 今年1月にモウリーニョ前監督を解任し、クラブレジェンドであるデ・ロッシ監督を暫定指揮官に据え、4位ボローニャと5ポイント差の5位まで浮上したローマ。週明けのヨーロッパリーグ(EL)・ミラン戦を含め今月多くのビッグマッチを控える中、宿敵相手に弾みを付けるデルビー勝利を狙った。監督としてデルビー初采配の指揮官は0-0のドローに終わった直近のレッチェ戦から先発5人を変更。サスペンションのエンディカの代役にジョレンテが起用されたが、サスペンション明けのペッレグリーニやディバラ、エル・シャーラウィという主力が復帰した。 一方、先月にサッリ前監督が電撃辞任した7位のラツィオ(勝ち点46)は、前マルセイユのトゥドール新監督を招へい。その初陣となった前節はクロアチア人指揮官の古巣ユベントス相手に劇的なウノゼロ勝利を収め、最高の再スタートを切った。ただ、ミッドウィークに行われたコッパ・イタリア準決勝1stレグでは同じユベントスに0-2の完敗を喫し、新体制での公式戦初黒星も喫した。その敗戦からのバウンスバックを図る中3日の大一番では先発3人を変更。負傷のザッカーニとパトリック、ルイス・アルベルトに代えてカザーレ、鎌田、イサクセンが起用された。 熱狂的なティフォージ、荘厳なコレオと共に快晴の中で幕を開けた首都決戦。ホーム扱いのローマが勢いを持って試合に入ると、アンヘリーニョ、パレデスとセットプレー流れから際どいシーンを作り出す。 対するラツィオもキックオフ直後の守勢を凌ぐと、7分にはショートカウンターからイサクソンとインモービレの連携からこちらも枠のわくか左に外れる際どいシュートを放った。 相手の出方を確認した後は、球際のバトルが強調されるデルビーらしい展開に。互い後方から組み立てを試みる中、よりリスクを背負って強度の高い守備で制限をかけるラツィオがリズムを掴む。そして、何度かショートカウンターの形から3列目のベシーノの攻撃参加でフィニッシュの形を作り出す。 前半半ばを過ぎると、ラツィオのプレスの勢いの低下に加え、ローマが圧力に慣れてきたことでホームチームが自陣や中盤でボールを握る時間が増えていく。そして、サイドを起点に幾つか良い形を作り始めると、前半終了間際にゴールをこじ開ける。 42分、左CKの場面でキッカーのディバラが左足アウトスウィングの絶妙なボールをボックス中央へ落とすと、ジョレンテが身体を張って空けたスペースにタイミング良くフリーで走り込んだマンチーニが渾身のヘディングシュートをゴール左に突き刺した。 内容はほぼ互角もローマの1点リードで折り返した試合。ビハインドを追うラツィオはハーフタイムに3枚替えを敢行。ロマニョーリ、イサクセン、インモービレを下げてパトリック、ペドロ、カステジャノスを同じポジションに投入した。 この交代策とハーフタイムの修正に注目が集まったものの、後半も引き続きローマペースで進む。後半に入って最前線のルカクに縦パスが収まり始めると、前向きの中盤や2シャドーを起点に決定機を創出。54分にはルカクの丁寧なスルーパスに抜け出したエル・シャーラウィがボックス左からニア上を狙ったシュートを放つが、これは惜しくもポストに阻まれた。 何とか2失点目を回避したものの、流れが悪いラツィオ。63分には右サイドをうまく崩した流れからゲンドゥージのグラウンダーシュートにゴール前で反応した鎌田が足元に収めて冷静にゴールネットへ流し込む。だが、ここはチェリクが先にラインを上げており、惜しくもオフサイドとなった。 後半半ばを過ぎて徐々にラツィオへ流れが傾くと、70分に両ベンチが動く。ゴールが必要なラツィオはベシーノを下げて切り札のルイス・アルベルトを投入し、鎌田をボランチに下げる。 一方のローマはエル・シャーラウィを下げてスピナッツォーラを投入し、[3-5-2]の形に変化。さらに、ディバラとアンヘリーニョを下げて長期離脱明けのエイブラハム、スモーリングとよりフィジカルなメンバーで逃げ切りを意識する。 最少得点差で突入した後半終盤はボールを握って攻めるラツィオ、堅守速攻で応戦するローマという明確な構図の下で痺れる展開に。その攻防では最後までソリッドな守備でラツィオに見せ場を作らせなかったジャッロロッシがウノゼロで試合を締めくくり、新指揮官同士の今季最後のデルビーを制した。 この結果、2戦ぶり勝利でトップ4争いに踏みとどまったローマは週明けのミラン戦へ大きな弾みを付けた。一方、敗れたラツィオはこれで公式戦連敗となった。 2024.04.07 03:01 Sun

【セリエA注目プレビュー】新指揮官対峙のデルビー・デッラ・カピターレ!

セリエA第31節、ローマvsラツィオが、日本時間6日25:00にスタディオ・オリンピコでキックオフされる。共にシーズン途中の監督交代に踏み切ったジャッロロッシとビアンコセレスティによる今季リーグ2度目の首都決戦だ。 今年1月にモウリーニョ前監督を解任し、クラブのレジェンドであるデ・ロッシを暫定指揮官に招へいしたローマ(勝ち点52)。その新体制移行後はセリエAで7勝2分け1敗と完全復調し、4位ボローニャと5ポイント差の5位に浮上。就任後ワーストと指揮官が語った前節は下位のレッチェに圧倒された末の0-0のドローで辛くも勝ち点1を拾う形となったが、少なくない負傷者、前体制のリアクションスタイルからより攻撃的なアグレッシブなスタイルへの大幅な転換を図る中、結果・内容共に明確な改善を示す。 そういった中、今月は週明けに行われるミランとのヨーロッパリーグ(EL)準々決勝、ボローニャとのシックスポインター、ナポリとのデルビー・デル・ソーレとシーズンを左右するビッグマッチが組まれており、その口火を切る宿敵との一戦では弾みを付ける勝利が必須だ。 一方、先月にサッリ前監督が電撃辞任した7位のラツィオ(勝ち点46)は、前マルセイユ指揮官のトゥドール新監督を招へい。その初陣となった前節はクロアチア人指揮官の古巣ユベントス相手にマルシッチの後半ラストプレー弾でウノゼロ勝利を収め、最高の再スタートを切った。ただ、ミッドウィークに行われたコッパ・イタリア準決勝1stレグでは同じユベントスに0-2の完敗を喫し、新体制での公式戦初黒星を喫することになった。 このコッパでの敗戦によって逆転での決勝進出はかなり厳しい状況となっており、チームとしては今後のセリエAの戦いで勝ち点3を積み重ねてELあるいはカンファレンスリーグ(ECL)出場権を獲得したいところ。その上で今回のデルビーに勝利してリーグ3連勝を達成したい。 なお、両者は今季の公式戦で2度対戦しており、リーグ戦での前回対戦は0-0のドローも、直近の1月に行われたコッパ準々決勝ではザッカーニのPKによるゴールでラツィオがウノゼロ勝利を収めている。ちなみに指揮官としてデルビー初采配となるデ・ロッシ監督は、現役時代に通算31試合に出場し、14勝7分け10敗の戦績を残していた。 ◆ローマ◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240405_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©︎超ワールドサッカー<hr></div> GK:スヴィラール DF:チェリク、マンチーニ、ジョレンテ、スピナッツォーラ MF:クリスタンテ、パレデス、ペッレグリーニ FW:ディバラ、ルカク、エル・シャーラウィ 負傷者:DFクリステンセン、FWアズムン 出場停止者:DFエンディカ(1/1) 累積警告のエンディカが1試合の停止で不在となる。負傷者に関してはアズムンの欠場が確定し、クリステンセンとマッチフィットネスに問題を抱えるエイブラハムの復帰も時期尚早とみられる。 スタメンはサスペンション明けのペッレグリーニ、負傷明けのスピナッツォーラが復帰し、現状のベストメンバーが起用される見込み。ただ、両サイドバックに関してはカルスドルプ、アンヘリーニョの起用も十分に想定されるところだ。 ◆ラツィオ◆ 【3-4-2-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240405_100_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©︎超ワールドサッカー<hr></div> GK:マンダス DF:カザーレ、ロマニョーリ、マリオ・ヒラ MF:マルシッチ、ゲンドゥージ、カタルディ、フェリペ・アンデルソン FW:鎌田大地、カステジャノス、ルイス・アルベルト 負傷者:GKプロベデル、DFラッツァーリ、FWザッカーニ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては守護神プロベデルに加え、直近のユベントス戦で負傷したザッカーニが欠場となる。 システムは変則的な[3-4-2-1]の採用が濃厚。スタメンはトゥドール新監督就任後の2試合で複数のメンバーを起用しているが、前述の11名を予想。ただ、パトリックやヒサイ、ベシーノ、イサクソン、インモービレらの起用も十二分に考えられる。 ★注目選手 ◆ローマ:MFロレンツォ・ペッレグリーニ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240405_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 偉大な先輩にデルビー初勝利を捧げられるか。ローマの注目プレーヤーはローマ生まれローマ育ちのカピターノだ。モウリーニョ体制2年目の昨季、今季の前半戦は度重なるケガの影響もあって思うようなパフォーマンスを見せられず、ポルトガル人指揮官解任の際にはオーナーへの進言を行ったとの誤解から批判にも晒された。 しかし、下部組織時代、ファーストチームで常に背中を追い続けた先輩であるデ・ロッシ新監督就任後は公式戦13試合6ゴール3アシストと完全復活。ELフェイエノールト戦、リーグ前々節のサッスオーロ戦では圧巻のゴールを決めてチームを勝利に導くなど、カピターノとしての存在感を示している。 前節のレッチェ戦をサスペンションで欠場しており、個人としては休養十分で臨むデルビーだけに攻守両面でしっかりと戦いながら、高精度のプレースキックを含めチャンスメーク、フィニッシュの両局面でチームを勝利に導く活躍を見せたい。 ◆ラツィオ:MF鎌田大地 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240405_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 監督交代で得たチャンスをモノにできるか。昨夏、紆余曲折を経てフランクフルトからラツィオに加入したが、チーム合流への遅れから“サッリボール”と評される前指揮官の難解な戦術への順応、極端にメンバーを固定する傾向にある用兵の煽りを受け、思うように出場機会を得られず。苦しい日々が続いた。 しかし、先月にトゥドール新監督が招へいされると、フラットなメンバー選考、フランクフルト時代に躍動した[3-4-2-1]へのシステム変更という追い風によって新体制の初陣となったユベントス戦ではセリエAで11試合ぶりのスタメン出場を果たした。その試合ではボランチの一角でプレーし、目に見える結果は残せなかったものの、ビルドアップの起点を担うなど攻守両面でハードワークをみせ、1-0の勝利に貢献した。 直近のコッパでは2試合連続スタメンとはならなかったが、就任時や今回のデルビーまでの会見で「あらゆる観点から見て、レベルが高い、完璧な選手」と新指揮官から称賛の言葉を受けるなど、明らかに状況は好転している。 とはいえ、不振からの脱却を図るルイス・アルベルトらポジション争いのライバルは多く、指揮官の信頼を確固たるものとする上で目に見える貢献が必要だ。そういった意味で、今回のデルビーでは難敵相手にチームを勝利に導く仕事を果たしたい。 2024.04.06 12:00 Sat
もっと見る>
移籍履歴
移籍日 移籍元 移籍先 種類
2023年8月4日 フランクフルト ラツィオ 完全移籍
2019年6月30日 シント=トロイデン フランクフルト レンタル移籍終了
2018年8月31日 フランクフルト シント=トロイデン レンタル移籍
2017年7月1日 鳥栖 フランクフルト 完全移籍
2015年2月1日 鳥栖 完全移籍
今季の成績
UEFAチャンピオンズリーグ グループE 5 238’ 0 0 0
UEFAチャンピオンズリーグ 決勝トーナメント 2 19’ 0 0 0
セリエA 25 1229’ 1 1 0
合計 32 1486’ 1 1 0
出場試合
UEFAチャンピオンズリーグ グループE
第1節 2023年9月19日 vs アトレティコ・マドリー 62′ 0
1 - 1
第2節 2023年10月4日 vs セルティック 90′ 0
1 - 2
第3節 2023年10月25日 vs フェイエノールト ベンチ入り
3 - 1
第4節 2023年11月7日 vs フェイエノールト 53′ 0
1 - 0
第5節 2023年11月28日 vs セルティック 6′ 0
2 - 0
第6節 2023年12月13日 vs アトレティコ・マドリー 27′ 0
2 - 0
UEFAチャンピオンズリーグ 決勝トーナメント
ラウンド16・1stレグ 2024年2月14日 vs バイエルン 9′ 0
1 - 0
ラウンド16・2ndレグ 2024年3月5日 vs バイエルン 10′ 0
3 - 0
セリエA
第1節 2023年8月20日 vs レッチェ 55′ 0
2 - 1
第2節 2023年8月27日 vs ジェノア 66′ 0
0 - 1
第3節 2023年9月2日 vs ナポリ 65′ 1
1 - 2
第4節 2023年9月16日 vs ユベントス 78′ 0
3 - 1
第5節 2023年9月23日 vs モンツァ ベンチ入り
1 - 1
第6節 2023年9月27日 vs トリノ ベンチ入り
2 - 0
第7節 2023年9月30日 vs ミラン 23′ 0
2 - 0
第8節 2023年10月8日 vs アタランタ 26′ 0
3 - 2
第9節 2023年10月21日 vs サッスオーロ 11′ 0
0 - 2
第10節 2023年10月30日 vs フィオレンティーナ 23′ 0
1 - 0
第11節 2023年11月3日 vs ボローニャ 9′ 0
1 - 0
第12節 2023年11月12日 vs ローマ 9′ 0
0 - 0
第13節 2023年11月25日 vs サレルニターナ 90′ 0
2 - 1
第14節 2023年12月2日 vs カリアリ 34′ 0
1 - 0
第15節 2023年12月9日 vs ヴェローナ ベンチ入り
1 - 1
第16節 2023年12月17日 vs インテル 65′ 0
0 - 2
第17節 2023年12月22日 vs エンポリ 65′ 0
0 - 2
第18節 2023年12月29日 vs フロジノーネ 66′ 0
3 - 1
第19節 2024年1月7日 vs ウディネーゼ 45′ 0 40′
1 - 2
第20節 2024年1月14日 vs レッチェ ベンチ入り
1 - 0
第22節 2024年1月28日 vs ナポリ ベンチ入り
0 - 0
第23節 2024年2月4日 vs アタランタ ベンチ入り
3 - 1
第24節 2024年2月10日 vs カリアリ 12′ 0
1 - 3
第25節 2024年2月18日 vs ボローニャ 13′ 0
1 - 2
第21節 2024年2月22日 vs トリノ ベンチ入り
0 - 2
第26節 2024年2月26日 vs フィオレンティーナ ベンチ入り
2 - 1
第27節 2024年3月1日 vs ミラン ベンチ入り
0 - 1
第28節 2024年3月11日 vs ウディネーゼ 30′ 0
1 - 2
第29節 2024年3月16日 vs フロジノーネ 4′ 0
2 - 3
第30節 2024年3月30日 vs ユベントス 80′ 0
1 - 0
第31節 2024年4月6日 vs ローマ 90′ 0
1 - 0
第32節 2024年4月12日 vs サレルニターナ 90′ 0
4 - 1
第33節 2024年4月19日 vs ジェノア 90′ 0
0 - 1
第34節 2024年4月27日 vs ヴェローナ 90′ 0
1 - 0