パレスの重鎮DFウォードが今季限りで退団…クラブ史上初のプレミア300試合出場達成
2025.05.14 21:57 Wed
ウォードが13年過ごしたセルハースト・パークに別れ
クリスタル・パレスは13日、イングランド人DFジョエル・ウォード(35)の今シーズン限りでの退団を発表した。
2012年にポーツマスから当時チャンピオンシップ(イングランド2部)に所属していたパレスに加入したウォードは、加入初年度から主力としてプレー。昇格プレーオフを制しプレミアリーグ昇格に貢献した。
以降は右のサイドバックを主戦場にウイングバック、3バックの一角で活躍を続け、クラブ歴代8位の通算363試合に出場。2024年4月には、パレス史上初めてプレミアリーグ300試合に出場した選手となった。ただ、今シーズンはプレミアリーグ1試合、EFLカップ1試合の途中出場にとどまっていた。
13年を過ごしたイーグルスを去ることになった35歳DFは別れのメッセージを残している。
「僕にとって、このユニフォームを着て、このクラブを代表することは、この上ない名誉だった」
「もちろん、僕はどこか別の場所から来た。でも、もう長い間このクラブの一員、そして調度品の一部だったから、家族の一員だと思っているよ」
「これは『さようなら』じゃない。ただ『またね』ってだけだよ」
今シーズンのFAカップで決勝進出を果たしたパレスは、17日に聖地ウェンブリーでマンチェスター・シティと対戦。この一戦でウォードがプレーする可能性は低いが、チームとして偉大なるスキッパーにトロフィーリフトという大役を担わせることはできるか。
2012年にポーツマスから当時チャンピオンシップ(イングランド2部)に所属していたパレスに加入したウォードは、加入初年度から主力としてプレー。昇格プレーオフを制しプレミアリーグ昇格に貢献した。
以降は右のサイドバックを主戦場にウイングバック、3バックの一角で活躍を続け、クラブ歴代8位の通算363試合に出場。2024年4月には、パレス史上初めてプレミアリーグ300試合に出場した選手となった。ただ、今シーズンはプレミアリーグ1試合、EFLカップ1試合の途中出場にとどまっていた。
「僕にとって、このユニフォームを着て、このクラブを代表することは、この上ない名誉だった」
「多くの懐かしい思い出と、数多くの素晴らしい瞬間に満ちた、信じられないほどの旅だった。それらは、生涯僕の心に生き続けるはずだ」
「もちろん、僕はどこか別の場所から来た。でも、もう長い間このクラブの一員、そして調度品の一部だったから、家族の一員だと思っているよ」
「これは『さようなら』じゃない。ただ『またね』ってだけだよ」
今シーズンのFAカップで決勝進出を果たしたパレスは、17日に聖地ウェンブリーでマンチェスター・シティと対戦。この一戦でウォードがプレーする可能性は低いが、チームとして偉大なるスキッパーにトロフィーリフトという大役を担わせることはできるか。
ジョエル・ウォードの関連記事
クリスタル・パレスの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
クリスタル・パレスの人気記事ランキング
1
「ダイチの考え方は良かった」9人での戦いも前に出続けて勝利のクリスタル・パレス、92年ぶりのブライトン相手のダブルに指揮官「大勝利であり、とても満足」
クリスタル・パレスのオリバー・グラスナー監督が、ブライトン&ホーヴ・アルビオン戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 5日、プレミアリーグ第31節で両者は対戦。クリスタル・パレスの日本代表MF鎌田大地、ブライトンの日本代表MF三笘薫は揃って先発出場し、日本代表対決が実現した。 試合は開始3分にジャン=フィリップ・マテタのゴールでクリスタル・パレスが先制するも、31分にダニー・ウェルベックのゴールでブライトンが追いつく展開に。それでも55分にダニエル・ムニョスのゴールでクリスタル・パレスが勝ち越しに成功する。 三笘は63分でピッチを後にしたが、その後に試合が大荒れ。78分にエディ・エンケティア、90分にはマルク・グエイが2枚目のイエローカードで退場となるも、クリスタル・パレスは守りに入らず。後半アディショナルタイムには鎌田が積極的にゴールに向かおうとすると、ヤン・ポール・ファン・ヘッケが倒してこちらも退場。3人が退場した試合は、2-1でクリスタル・パレスが勝利した。 グラスナー監督は2人も少なくなっての戦いを振り返り、選手たちが良い判断をしたと言及。数的不利でも攻める姿勢を守ったことが良かったとし、相手の退場を誘発した鎌田のプレーも称えた。 「我々はただ、選手たちにどのシステムでプレーすべきかを示しただけだ。そして、彼らは何をすべきかわかっていた。ダイチ(鎌田大地)が左サイドバックのようなポジションになったことで、1、2回状況が変わった」 「9vs10、時には8vs10で練習することが多く、それほど難しくはなかったが、そんなに頻繁にはやっていない」 「ただ、選手たちは何をすべきかわかっている。今日本当に良かったのは、彼らがただ守備をして、審判が試合を終わらせるのを待たなかったことだ」 「我々は前進する適切な瞬間を待っていた。ダイチはレッドカードが出されなければ、GKと一対一になっていただろう。その考え方が、今日は良かった」 激闘を制したクリスタル・パレス。ブライトン相手にシーズンダブルを達成できたことを喜んだ。 「今は疲れ果てている。この試合には全てが揃っていたので、サッカーが愛される理由だろう」 「今日のセルハーストの雰囲気は本当に素晴らしく、誰もが満足して家に帰った」 「我々の選手たち…ブライトンとの2試合に勝てたのは92年ぶりの快挙だ。大勝利であり、とても満足している」 「相手のクロスを全て防がなければならなかった。相手は1度フリーのヘディングシュートを放ったが、幸運だった。しかし、それ以外は上手く防げた。落ち着いて、全てのボールを奪い合った」 「彼らにとって素晴らしい経験となり、我々に多くの感動を与えてくれた。素晴らしかった」 <span class="paragraph-title">【動画】日本人対決は退場者3名の大荒れの試合に…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="yHTTgPf0070";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.06 13:40 Sun2
鎌田大地がYouTubeチャンネル開設! その理由は「OFFに仕事にそもそも行きたくない…」、移籍の経緯を語る「残留するから行けないとメッセージを送ったけど…」
クリスタル・パレスに完全移籍した日本代表MF鎌田大地が、自身のYouTubeチャンネル『鎌田大地ch』を開設した。 2023-24シーズンはラツィオでプレーしていた鎌田だが、チームとの交渉がまとまらずに1年で退団。7月1日にフランクフルト時代の恩師であるオリバー・グラスナー監督が指揮するクリスタル・パレスへの加入が発表された。 プレミアリーグでプレーすることとなった鎌田。新天地ではすでに馴染んでいる様子も見られる中、14日にYouTubeチャンネル開設を発表。「鎌田大地YouTube始めます。〜クリスタルパレス加入編〜」と題して1本目の動画を公開した。 冒頭、今回のチャンネル開設に関して理由を説明。鎌田らしい正直な理由を明かしている。 「多少なりともお仕事をOFFの期間にさせていただいたんですが、予定が合わない。予定を合わせることができないというのと、OFFに仕事にそもそも行きたくないというのが1つで…」 「色々お仕事いただく中で、なんか毎年聞かれること、質問されることとかも基本的には今シーズンどうでしたとか、こういう時こうでしたとか、1時間話したらそれがめっちゃ短くなったりとか、同じような話を違うところでやって、また違うところでやらなあかんということもあり、自分の中で色々考えた中でYouTubeを自分のメディアとして使うのって面白いんじゃないかなと」 「まだそういう使い方をしている人は僕が知っている限りいないし、自分が今まではどこかに行って、(メディアに関わる)仕事をやっていたのを、自宅とかで全部こう話をして、少なからずファンの方もいるし、自分のことを見てくれるところを自分で持つっていうのが面白いんじゃないかなと思ってやります」 「だから、YouTuberのように企画をやるのではなく、例えばクリスタル・パレスに決まりましたけど、クリスタル・パレスのことだったり、ラツィオでどうだったか、フランクフルトでこのシーズンどうだったとか、皆さんが興味あるようなことを発信していけたらと思ってやってみようかなと思いました」 テレビなどのメディアでは、話したことの一部しか放送されないということも少なくなく、自身の言葉で伝えたいことを全て出せるYouTubeという場で語っていくという鎌田。早速、クリスタル・パレスへの移籍についても語った。 「そもそも、マウリツィオ・サッリ監督の時に、ラツィオで全然試合に絡めなくなった時期があって、それがちょうど冬の移籍市場のタイミングでした」 「その冬の移籍市場のタイミングで、違うプレミアのチームに行こうとしてたんよ。実際、自分がそこのチームの監督と強化部長と話をして、代理人が話を持ってきて、ラツィオの会長と話をして、ラツィオの会長にそれで「No」と言われて、移籍させて貰えへんくて、夏どうしようかなと考えていた時に、オリバー・グラスナー監督が、全然試合に出てなかったけど、俺に直接『WhatsApp』(※メッセージアプリ)でメッセージをくれて」 「『来年の夏自分は大地が欲しい』と言ってくれて、そこから話し合いが始まって、最初は他にも色々なチームがあったからどうしようかと思っていたけど、そんだけ試合に出ていない時から欲しいと言ってくれて、凄いマメにメッセージもくれた」 「最後、ラツィオに残るか、パレスに行くかっていう状態で。多分今までの自分だったら、2、3年前も自分がプレミアにこだわっているのなら、全然プレミアにいけてたと。今まではトップ6にめっちゃこだわっててん。ただ、トップ6からはなかなかオファーをもらえなくて」 「プレミアリーグには挑戦してなかったんやけど、監督が何よりもオリバー・グラスナー監督ということと、色々いな話し合いをして、自分自身をボランチのところで基本的に考えてくれているというのもあって」 「最後の最後までラツィオに残るってなってて、オリバー・グラスナー監督に『ラツィオに残るから行くことができない』っていうメッセージを送ったぐらいラツィオに残る予定だったんだけど、色々あってパレスに行くことが決まった」 <span class="paragraph-title">【動画】鎌田大地がYouTubeチャンネルを開設! 移籍の理由などを語る</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="RqVhAHaW210";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.15 11:50 Mon3
ボルシアMGの主砲プレアにクリスタル・パレスら複数クラブが関心か
ボルシアMGの元フランス代表FWアラサン・プレア(32)に複数クラブが関心を示しているようだ。フランス『フット・メルカート』が報じている。 リヨンの下部組織出身のプレアは、オセール、ニースを経て2018年にボルシアMGへ完全移籍で加入。加入以降は7シーズン中、4シーズンでリーグ戦2桁ゴールを達成するなど、公式戦230試合67ゴール52アシストという見事な数字を残してきた。 センターフォワードを主戦場に、左右のウイングでもプレー可能な万能型アタッカーは、個での打開力やストライカーらしい動き出しの良さ、シュート精度を武器にボルシアMGの攻撃をけん引している。 報道によると、2026年まで契約を残すものの、今季もブンデスリーガで10得点5アシストと衰え知らずの活躍を見せており、すでにプレミアリーグやリーグ・アン、サウジアラビア、トルコの複数クラブが獲得に名乗りを上げている模様。 特に鎌田大地の所属するクリスタル・パレスがプレアの動向を注視しており、今夏にFWジャン=フィリップ・マテタ(27)が退団することがあれば、後釜として獲得に動く可能性があると伝えている。また、元イタリア代表FWチーロ・インモービレ(35)の活躍にあまり納得していないトルコのベシクタシュもプレアのパフォーマンスを高く氷解しているようだ。 2025.04.04 17:45 Fri4
C・パレスのオランダ代表DFがチェルシー時代の“ローン地獄”を回想 「フットボールを辞めようと思っていた」
▽クリスタル・パレスに所属するオランダ代表DFパトリック・ファン・アーンホルト(28)がチェルシー時代の“ローン地獄”を回想。一時はスパイクを脱ぐことも検討していたことを明かした。 ▽オランダ出身で左サイドのスペシャリストであるファン・アーンホルトはPSVのアカデミーを経て2009年にチェルシーのアカデミーに加入。2009年にレンタル先のチャンピオンシップ(イングランド2部)所属のコヴェントリーでプロデビューを飾ると、その翌年となった2010年3月に保有元のチェルシーでプレミアリーグデビューを果たした。 ▽しかし、以降はトップチーム定着は叶わず、ニューカッスルやレスター・シティ、ウィガン、フィテッセと多くのクラブをたらい回しになり、2014年にサンダーランドへ完全移籍。そして、2017年からは現在のパレスに在籍している。 ▽そんなファン・アーンホルトはイギリス『デイリー・メール』でチェルシー時代の“ローン地獄”を回想した。 「当時、僕は真剣にフットボールを辞めることを考えていたんだ。それぐらい困惑していたし、とにかく辞めたいと思っていたんだ」 「ある時、父親と休暇を過ごしていたんだけど、その時に“今の自分は本当に何をしているんだろう”と父に話したよ。当時は1年ぐらいプレーから遠ざかっていたし、自分を欲しがるクラブなんてないと思っていたんだ」 ▽さらに、2011年のウィガンへの移籍は出場機会の少なさ、自身の間違った態度を含め最悪な時期だったと語っている。 「僕にとってフットボール人生で最悪なローンだった。その原因は当時の監督の存在が大きかったけど、自分自身にも問題があったと思う」 「チェルシーからローンで出ていくとき、間違いなくプレーヤーは出場機会を期待すると思う。その甘い考え自体が良くなかったけど、正直なところ他のクラブでただトレーニングだけを行い、リザーブチームでプレーさせられるなんてまっぴらごめんだった。その態度は本当に良くなかったと思っている」 「本当は自分自身の成長のためにトレーニングに取り組むべきだった。トレーニングして家に戻るだけのあの日々は僕にとって時間の浪費のように思えた」 ▽ウィガン時代に関しては過去の自分を戒める態度が目立ったファン・アーンホルトだが、近年“人身売買”とも揶揄される古巣のローンシステムに関して苦言を呈している。 「チェルシーを去るという自分の決断は正しかったと思っている。あのままクラブに留まり続ければ、彼らは僕により多くの経験をさせるためローンを繰り返していたと思う」 「ただ、彼らの言うより多くの経験を得るためにどれだけの時間が必要なんだ? 個人的にはプレミアリーグで自分自身を証明するためには安定性が重要だと思っている」 ▽なお、チェルシーやユベントスなど多くの若手を青田買いして様々なクラブへのレンタル移籍を繰り返している一部クラブでは、ファン・アーンホルトのような苦しい経験をする選手が目立っており、サッカー界では選手の保有人数を制限する動きを見せ始めている。 2018.11.26 16:49 Mon5