U-23日本が白星発進! 西尾退場で数的不利も守護神・小久保中心に松木玖生の虎の子1点守り抜く【AFC U-23アジアカップ】
2024.04.17 00:04 Wed
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小久保玲央ブライアン
山田大樹
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「10番らしい仕事」伊東純也が鮮やかな直接FKで2試合連続ゴール「惚れ惚れするFK」「何度見てもお見事」
【ベルギーリーグ】シント=トロイデンVV 1ー2 ゲンク(9月28日/大王わさびスタイエンスタジアム) <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">伊東純也(ヘンク)/ゴール<br><br>ベルギーリーグ第9節<br>シント=トロイデン×ヘンク<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信<br>実況:原大悟<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%89DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#だったらDAZN</a> <a href="https://t.co/saSy4cGn4V">pic.twitter.com/saSy4cGn4V</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1972284105082438128?ref_src=twsrc%5Etfw">September 28, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 日本代表の伊東純也が、鮮やかな直接FKを決めた。卓越したキック技術の高さに、ファンが大興奮している。 ベルギーリーグ第9節でシント=トロイデンVVとゲンクが対戦。その57分のことだ。 ゲンクが相手陣内ペナルティーエリア左角でFKを獲得。キッカーの伊東はゆっくりと助走を開始し、右足をシャープに振った。ボールは壁の右をすり抜け、低く鋭い弾道でゴールに向かって飛んでいく。GKの手前でワンバウンドし、GK小久保玲央ブライアンの股間を抜け、誰も触らずゴールに吸い込まれていった。 2戦連発かつ貴重な同点弾を決めた伊東の活躍に、ファンもSNS上でリアクション。「何度見てもお見事」「惚れ惚れするFK」「すごw」「えぐすぎ」「伊東純也がFK決めるって珍しいな。10番らしい仕事」「キック自体はめちゃくちゃいいしさわればゴールの場所に放り込んだのはさすが」「いいボールでしたね」「頼むからワールドカップまで調子維持してください」と興奮しているようだ。 伊東のゴールで試合を振り出しに戻したゲンクは、後半終了間際に勝ち越しゴールを決め、逆転勝利。日本人選手総勢8人がピッチに立った一戦は、伊東に軍配が上がった。 2025.09.29 14:30 Mon2
2部降格の危機に立たされているシント=トロイデンがマズー監督を解任、日本人7人所属も残留争いPOを戦う
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かつては85億円を設定された元スポルティングの田中順也、ポルトガル移籍が増える現状を語る「何人かの背中を押した」
かつてスポルティング・リスボンでもプレーしたことのあるFC岐阜の元日本代表FW田中順也が、日本人選手のポルトガル移籍が増えていることに言及した。ポルトガル『レコルド』が伝えている。 田中は順天堂大学から2010年2月に柏レイソルへと入団。強烈な左足のキックを武器に活躍。日本代表としても4試合に出場するなど、その実力を示していた。 その田中は2014年7月にスポルティングへと完全移籍。当時ヨーロッパでは全くの無名でもあった田中だが、スポルティングが違約金に6000万ユーロ(約85億円)という破格の金額を設定。このことがヨーロッパでも大きな話題を呼び、「タナカとは何者だ」と話題となった。 田中はスポルティングで公式戦35試合に出場し7ゴール6アシストを記録。加入1年目こそリーグ戦17試合で5ゴール2アシストを記録するも、シーズン終了後に監督が交代。すると構想外となり、2年目は公式戦7試合の出場に終わっていた。 その後は、日本へと復帰。柏の他、ヴィッセル神戸でもプレー。現在は岐阜に所属している。 ポルトガルリーグは日本人選手がほとんどプレーしていなかった中、現在は日本代表MF守田英正やFW田川亨介(共にサンタ・クララ)、MF中島翔哉、GK中村航輔、FW川﨑修平(いずれもポルティモネンセ)、MF藤本寛也(ジル・ヴィセンテ)、FW食野亮太郎(エストリル)、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)が所属。新シーズンからはDF小川諒也(ヴィトーリア・ギマランイス)の参戦が決まっている。 守田もスポルティングへのステップアップが確実視されるほか、日本人選手の獲得の噂が他にもあるポルトガル。田中はこの現状についてコメントした。 「ポルトガルにはクオリティの高い日本人選手がたくさんいる。すでにプレーできている選手もいる。他の選手がすぐに向かうことも願っている」 「僕は一部の選手の背中を押したと感じている。ポルトガルでは幸せだったし、それのおかげで他の選手がポルトガルのリーグをポジティブに捉えることができたと思う」 ポルトガルへの道を切り拓いたと言っても良い田中。日本人選手がポルトガルで順応できる理由についても語った。 「ポルトガルはクオリティとスピードでプレーするレベルの高いリーグだ。日本には、そう言った特徴を備え、考えてプレーするのが速い選手がたくさんいる」 「他の日本人選手にもぜひポルトガルに行ってもらい、良さを知ってもらいたい」 日本人選手に向いているリーグだと語る田中。最後には、かつての仲間やファンたちへのメッセージを残した。 「この場を借りて、スポルティングに関わる仲間たちにメッセージを残したいと思う。僕はクラブを永遠に愛している。とても嬉しかったし、ぜひ頑張ってもらいたい。チャンピオンになることを願っている」 日本人選手の多くはドイツやベルギーでプレーしているが、ポルトガルも人数は増えてきている状況。良い結果を残す選手が増えることを望むばかりだ。 2022.06.17 12:55 Fri4
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パリ・オリンピックに臨むU-23日本代表。その守護神を争っている2人が玉突き人事になる可能性があるという。 それはベンフィカのGK小久保玲央ブライアン(23)とシント=トロイデンのGK鈴木彩艶(21)の2人。ベルギー『Voetbal Belgie』が伝えた。 ともにU-23日本代表でプレーし、パリ・オリンピック行きも期待されている中、移籍の噂がつきまとう。 すでに日本代表デビューも果たし、2024年1月のアジアカップでもプレーした鈴木は、2023年8月に浦和レッズからシント=トロイデンにレンタル移籍。当時はマンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せるなど、高く評価されていた。 一方で、小久保は柏レイソルの下部組織から2019年1月にベンフィカのU19チームに加入。4年半も早く海外に出たが、ポジション柄出番が限られており、ファーストチームではデビューできていない。 しかし、その小久保はパリ・オリンピックの出場権を懸けて戦ったAFC U23アジアカップでハイパフォーマンスを見せており、日本代表入りも期待されるほどの実力を持つ。 そんな中、今夏の移籍市場では鈴木がセリエAに昇格したパルマからの関心を持たれている。 海外挑戦1年目でジュピラー・プロ・リーグで32試合に出場し正守護神に君臨。その才能にパルマが目をつけ、シント=トロイデンは1500万ユーロ(約26億円)の値札をつけているという。 『Voetbal Belgie』によれば、鈴木が移籍した場合の代役として小久保を狙っているとのこと。ベンフィカとの契約は残り1年だが、ウクライナ代表GKアナトリー・トルビンが正守護神として君臨しており、出番を掴むことは非常に難しい状況だ。 具体的な動きはまだないものの、小久保はクラブでの出番がそろそろほしいところ。パリ・オリンピックで評価を上げるという可能性もある中で、どういった動きが待っているだろうか。 2024.07.03 12:35 WedU-23日本代表の人気記事ランキング
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「チューしすぎw」圧巻ゴールのお祝いは熱烈なキス! U-23日本代表MF田中聡のゴール後の祝い方が反響…本人は「ちょっとキツいですね(笑)」
U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)の行動が話題を呼んでいる。 25日、国際親善試合でU-23ウクライナ代表と対戦。試合は2-0で勝利を収め、良い状態でAFC U23アジアカップに臨むこととなる。 そのウクライナ戦では藤田の行動が話題に。1-0で迎えた76分、途中出場の田中聡(湘南ベルマーレ)がボックス内から左足でシュート。ゴール右のネットを揺らす見事なゴールで日本が追加点で奪った。 話題になったのはその後。田中がゴールを喜んだ中、その他の選手も大喜び。すると、藤田は何を思ったか田中にキスの嵐でゴールを祝福した。 試合後のメディア取材で藤田はキスについて「テンションがブチあがっちゃいました(笑)」と勢い余った行動だったとコメント。一方でキスをされた田中は「ちょっとキツいですね(笑)」と、熱烈なキスの嵐に戸惑っていた。 この祝福にファンは「藤田チューしすぎw」、「ジョエルの祝福笑」、「流石にやりすぎ」とコメント。流石に驚きの声が多く寄せられていた。 <span class="paragraph-title">【動画】田中聡の圧巻ゴールをキスで祝福!藤田譲瑠チマの行動が話題</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://t.co/HsjhJig8at">https://t.co/HsjhJig8at</a><a href="https://twitter.com/jfa_samuraiblue?ref_src=twsrc%5Etfw">@jfa_samuraiblue</a><a href="https://twitter.com/hashtag/jfa?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#jfa</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://t.co/c1Zdma83vR">pic.twitter.com/c1Zdma83vR</a></p>— TBS サッカー (@TBS_SOCCER) <a href="https://twitter.com/TBS_SOCCER/status/1772231508067299635?ref_src=twsrc%5Etfw">March 25, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.26 18:20 Tue2
20歳の誕生日を迎えた久保建英がFC東京・長谷川健太監督に感謝、20歳の意気込みは「大人のサッカー」
U-24日本代表は、5日に控えるU-24ガーナ代表戦に向けた前日練習に臨んだ。 3日、ジャマイカ代表の来日が遅れたことで、日本代表と急遽試合を行うこととなったU-24日本代表。中1日で福岡に移動し、ガーナ戦に備える中、北海道・東北地方での暴風雨により福岡への移動に支障が起きた。 U-24日本代表は急遽、札幌ドームのウォーミングアップ場でトレニングを実施。時間を遅らせてのフライトとなり、明日のガーナ戦の地である福岡へと向かった。 メディアのオンライン取材に応対したMF久保建英(ヘタフェ)は4日が20歳の誕生日。代表合宿ではチームメイトから手荒い祝福をされることが多いが「今のところ大丈夫です」とまだ被害を受けていないとコメントした。 今回は急な試合に始まり、この日は移動が予定通りにいかないこととなった。この状況については「ポジティブに捉えていると思います」と語り、「こういう状況に本番じゃなく、本番前に想定できることは自分たちにはポジティブに働くかなと。明日が大事なので、明日に向けて逆算していかに戦えるかが試されていると思います」と語り、不測の事態にどう対応できるかが測れる良い機会だとした。 改めて昨日のA代表との試合については「チームとしては急遽試合が決まって、明日も試合があるので、思ったようなスケジュールではないというか、過密日程のなかで1つ組み込まれてしまったという感じです」とコメント。それでも「自分たちもできる限りのコンディションで臨もうとしましたが、その中でやっぱり急遽決まった試合で、メンバーもあまり決められずにというか、5日をイメージした中でコンディションが良かったメンバーが試合に出たと思います」と語り、コンディションが優先されたと語った。 ただ、良い機会だったために悔しさも露わにし「その中では折角の対決だったので、しっかり準備して100%で臨みたかったという思いはあります」とコメント。自身のパフォーマンスについては「個人的には手応えもありましたし、全然やれていないということもなく、なんならいつも練習している人たちが相手だったので、自分が壁を感じることなくやれたと思いますけど、結果で3-0で負けたことは個人的には悔しかったです」と、個人のパフォーマンスには満足感を示すも、結果として負けたことを悔しがった。 明日はU-24ガーナ代表との試合。アフリカ勢との試合となるが「初戦の相手が南アフリカで、仮想ということで組んでもらっているので、しっかり自分たちがアフリカ勢にどう対応するかを含めて、本番が近づいているのでそれを想定しているのではないかなと思います」とコメント。アフリカ勢に対してのポイントは「最近はアフリカの選手も万能で、僕たちの上位互換のような選手が何人もいますが、全体的には飛び込んでくる選手が多いなと経験から感じています」と語り、「敢えてボールを晒したり、ワンフェイント多めに入れようかなと意識しています」と、攻略法も明かした。 また、メンバーにはヘタフェで共にプレーしたMFサビト・アブドゥライが招集されている。アブドゥライについては「さっきも連絡を取りました」と語り、「個人的に仲が良くて、彼が免許なくて僕が車で迎えに行ったりする仲です。来るなら連絡くれよと言っていて、連絡をもらいました」と、互いに意識する仲のようだ。 スタイルについては「謙遜していましたが、何試合か一緒にやって、メッシ選手を潰したり臆することなく、球際もすごく強いです、練習からもバチバチやっていました」と強度の高いプレーをする選手だとし、「ヘタフェを象徴するような選手です。臆することなく自分たちも正面からぶつかることが大事だと思います」と、しっかりと向き合わないと痛い目に遭う可能性が高い相手のようだ。 この日20歳になった久保。改めて20歳になったことについては「まだあまり実感ないですけど、明日の試合から20歳で1つギアを上げて。19歳ではないので、20歳なので大人な自分をピッチ内で見せられればと思います」と、20歳になってすぐの試合に意気込みを語った。 久保の言う大人のサッカーとは「簡単にいうと、経験だったりとか、昨日の試合を途中から見ていて遠藤選手が入って落ち着いたとか、自分ならここに1人入って欲しいなというところにスッと入って前を向いてくれて、つけてくれたり、しっかり試合でどういうプレーするのかを頭に入っていると思います」とオーバーエイジとしてプレーしたMF遠藤航のプレーを挙げ、「時間帯を考えたりチーム全体を俯瞰してゲームを見るとか、余裕を持ってプレーすると言っていますが、個人だけでなく、チームの流れや時間帯を考えた余裕が大人だと思いました」と、より俯瞰で試合に絡めるようになりたいと語った。 また、FC東京の長谷川健太監督が20歳を迎えた久保にエールを送っていたが、久保にとっての長谷川監督は「自分は健太さんに選手として大きくしてもらいました。辛いことも意見が食い違うことも、健太さんの要求に自分が応えられないこともありました」と、想いを語った。 さらに「自分は18歳の誕生日でヨーロッパに行きたいという考えがあって、そのためには18歳の年に出られなかった諦めようと考えていた中で、監督がプレシーズンでチャンスをくれて、プレシーズンで結果を出せば今シーズンは使ってやると言われて、それに自分が応える事ができて、そこから東京で成長できました」とFC東京時代を回想。「結果として東京のチームを離れることになりましたけど、感謝しかないですし、健太監督に自分は大きくしてもらったと思っています」と感謝の気持ちを述べ、「監督が喜んでくれるような選手になることが恩返しだと思います」と世界で活躍する事が恩返しになるとし、改めて意気込みを語った。 2021.06.04 21:35 Fri3
VAR判定は完璧ではない/六川亨の日本サッカー見聞録
人はみな、大人であれ子供であれ、新しいアイテム(玩具)を手に入れれば使いたくなるのは当然だ。人間の性とも言っていいだろう。それが個人的な趣味の範囲にとどまっていればいい。ところが人生を左右しかねないとなると大問題だ。 ここまで書いたら何を言いたいのか、お分かりの読者もいるかもしれない。そう、U-23アジア選手権で導入されているVAR判定だ。 U-23日本は初戦のサウジアラビア戦、第2戦のシリア戦、そして昨日のカタール戦と3試合で4回のVTR判定を経験した。そして、そのうち3回がPKを取られ、1回は田中碧の1発退場という、勝敗の行方を左右する極めて厳しいジャッジだった。 とりわけカタール戦のVAR判定は、記者席に設置されたモニターで確認しても、田中碧が一連のプレーの流れでマイボールにした際に足を着いたところ、相手の足がたまたまあったため踏んでしまったように見えた。齊藤未月のプレーも、相手はシュートモーションに入っていたが、先にボールにアプローチしたのは齊藤だった。その結果、相手は齊藤のふくらはぎを蹴って転倒したにすぎない。キッキングで日本にFKが与えられてもおかしくないシーンだった。 とはいえ、一度下った判定は覆らないことは百も承知だ。それでもあえて苦言を呈したいのは、VARは完璧ではないということだ。というのも、VARを運営するのは人間であり、人間は間違いを犯すからに他ならない。 J1リーグは今シーズンから初めてVARを導入する。本来は人材を育成するため来シーズンから導入予定だった。というのも、韓国のKリーグは一昨シーズンから導入したものの、不慣れな運用からミスジャッジが多かった。このためJリーグは慎重を期し、VARとアシスタントVARの育成に時間をかける方針だった。 しかし育成は順調に進み、1年前倒しで導入できるようになった。もちろん導入してみて、様々なトラブルが発生するかもしれない。しかし、こればかりは実践を重ねるしかない。 そして今大会のVARである。 スタートリストにはVARとして中国人の審判が、アシスタントVARとしてイランとマレーシアの審判が務めた。中国のスーパーリーグと、イランやマレーシアの国内リーグがJ1リーグより先にVARを採用していて、VARの先進国かどうかはわからない。あるいはAFC(アジアサッカー連盟)で研修を重ねたのかもしれない(昨年のアジアカップで準々決勝以降に初めて導入)。 ただ、Jリーグより進んでいるとはどうしても考えられない。そこで、カタール戦のVARによるレッドカードとPKも、素直に承服できないのだ。 それというのもシンガポール人の主審は自らVARを要求したのではなく、いずれのプレーもノーファウルだった。そこでVARからのリクエストで判定することになったが、齊藤のPKになったプレーは、本来なら主審がOFR(オンフィールドレビュー=主審による映像確認)をしてからファウルかノーファウルかジャッジを下すべきである。 ところがOFRをすることなく主審はPKを宣告した。本来なら、VARはアドバイスで主審をサポートするのが本来の役目であり、ジャッジの決定権はない。最終判断を下すのは、あくまで主審である。しかしPKのシーンは、その立場がまるで逆転しているように感じられた。 日本は2つのVAR判定に関して公式な見解を求めるべきだろう。そしてAFCは、今大会終了後、すべてのVAR判定について正確なジャッジが下されたのかどうか検証する義務がある。例え時間がかかっても、それは公表し、各国が情報を共有できるようにするべきだろう。 2020.01.18 21:30 Sat4
“兄弟対決”に森保一監督「最後まで鎬を削って良い試合だった」、北海道にも恩返し「お礼の試合になれば」
日本代表は3日、U-24日本代表との試合を行い、3-0で勝利を収めた。 予定されていたキリンチャレンジカップ2021のジャマイカ代表戦は、ジャマイカ代表選手が来日できなかったことを受け中止に。急遽、U-24日本代表との試合を行うことが決定した。 試合は開始1分過ぎに得たCKから鎌田大地がクロスを送ると、ニアサイドで大迫勇也がフリック。これに橋本拳人が詰めて、A代表が先制。さらに41分には南野拓実の落としを受けた鎌田が巧みなトラップからゴールを奪い、前半を2点リードで終える。 後半5人のメンバーを代えたA代表は52分に後半から出場のFW浅野拓磨がゴール。そのままリードを守り切り、3-0で勝利を収めた。 試合後、森保一監督がオンラインでの記者会見に出席。試合を振り返った。 ー貴重な試合だった。オーバーエイジが居ないディフェンスラインについて 「試合全体のことを考えると、U-24にオーバーエイジであったり、A代表のレギュラークラスの選手がスタート入っていたら全く違う試合になっていたと思います」 「A代表の選手たちはスタートから勝つために戦ってくれて、U-24の選手たちもスタートはA代表の選手たちに圧倒されるところはあったと思いますけど、徐々に自分たちのプレーを発揮してくれたという部分では、試合全体を通して激しく、厳しく、お互いに勝ちにこだわって、局面の戦いにこだわって、最後まで鎬を削って良い試合だったと思います」 「U-24のディフェンスラインについては練習をほとんどできていないですし、個の部分の守備の責任だったり、チームとしてのカバーや連係、連動を高めていかなければいけないというのが試合に出ていたと思います」 「A代表の選手たちは相手の連係がうまくいっていないところを見逃さずに、しっかりと突くということができたと思います」 ーA代表のディフェンスラインについて 「非常に良かったと思います。トレーニングでは、ほぼほぼというか、2日間全体練習ができて、守備の確認ができたのは昨日のトレーニングだけでしたが、選手たちがチームのコンセプトを共有してくれながら、今日の試合に向けて強度高く、個々の球際のところを戦いながら周りがどうカバーしていくという個の責任と組織的に連動する守備を見せてくれていたと思います」 「練習時間とか久しぶりの招集の選手がいたりという部分では、今できるベストを選手たちは発揮してくれたと思います」 ーこの試合に臨むにあたり、ミャンマー戦とほぼ同じメンバーで臨んだが先発のメンバーについて 「ミャンマー戦を受けて、ベストということで考えてコンディションを見ました」 ー試合前にはA代表にはプレッシャーがあると話していたが、実際はどうだったか 「U-24の方も勝ちにこだわった試合に臨んできたと思いますし、A代表の選手たちは挑まれる方の立場の選手たちだと思いますが、プレッシャーはA代表の選手にしかないぐらいの試合でした」 「ただ、挑まれるからやるとか、プレッシャーがかかるからではなく、彼らは常に高い基準を持って、相手がどこであれ自分たちが最善の準備をする。試合の中で、スタートから勝利にこだわって戦うという自分たちに目を向けられるということをトレーニングから示してくれていました」 ーまた、北海道に恩返しをしたいということも試合前に話していたが 「A代表とU-24の試合を北海道の札幌ドームから我々の試合を色々な方々に見ていただくことができて、すごく感慨深かったです」 「我々は2018年にキリンチャレンジカップの試合、私の代表監督初戦になる予定の試合がありましたが、それが北海道胆振東部地震で流れてしまったので、そういう意味では、また北海道の地で良いゲームをして、北海道の皆さんから受けた恩を、全国でコロナ等々で大変な思いをしている人たちに、アグレッシブに戦う姿をお見せして、元気や勇気、励ましを届けたいと思っていました」 「北海道の皆さんには2018年の時に、地震の後に我々を特別待遇というか、手厚くサポートして頂いて、何不自由なく心配することもなく、滞在期間を過ごせたということを鮮明に覚えています」 「我々の対応にあたってくださったホテルの従業員の皆さんや北海道のFAの皆さんだったり、北海道民の皆さんが、地震の後に家のことや家族のこと、大切な方のことを心配するのが普通ですが、自分たちの不安や心配の素振りは全くなく、我々を手厚くサポートしてくれました」 「そういった人たちもう一度ここで試合をして、お礼になる試合、元気になってもらう試合をお見せしたかったので、ここで試合ができて嬉しかったです」 「今日の試合が2018年9月の試合の時にお世話になった人たちのお礼の試合になればと思います」 ー2次予選突破が決まった中、次のタジキスタン戦で試したいこと 「まず2次予選のタジキスタンとの戦いですが、これまで続けてきた全勝のところをさらに伸ばすということ、無失点で来れているので、継続して無失点で勝利できるということを目標にして戦いたいと思っています」 「目標を持って戦うことで、チームとして勝つためにアグレッシブに攻める気持ちを持って入らないといけないと思いますし、無失点で試合を終えようと考えれば、球際のところで1人1人が責任を持って勝って行くというところ。チームとしてカバーしあって拾って行くということ」 「アグレッシブに攻めながらも今日の試合でも選手たちは気をつけてくれましたが、リスク管理というところ。チームが確実に勝つためにやらなければいけないことを、次の試合も考えて戦えればと思います」 「試したいことと言えば、チームのコンセプトを遂行して行く上で、よりレベルアップするためにも、今回ワールドカップ2次予選を戦ったことのない選手がたくさん入ってきていますし、代表の経験が浅い選手たちがいるので、そういった選手たちをうまく予選の雰囲気に慣れてもらったり、公式戦の戦いの中で何ができるのかを本人たちに経験してもらいながら、チーム力を上げていきたいと思います」 ー実際に対戦してみたU-24日本代表の印象は 「今日のU-24のメンバーはオーバーエイジの選手やA代表の常連組が出場時間が短かったり、出ていなかったりしていましたけど、逆にA代表の常連組の実力は世界の舞台でインテンシティの高い戦いでどれだけできるかをある程度把握できているので、そうじゃない選手たちがどれだけできるのかということを把握する上では、非常に有意義な試合でした」 「A代表の選手たちもスタートからインテンシティ高く、激しく、厳しく戦ってくれた中で、今日U-24のプレーした選手たちがどれぐらい強度の中でテンポの中で自分のプレーができるのか、個の力を見る最高の試合となりました」 「この6月シリーズで、U-24はガーナ戦、ジャマイカ戦があって、その中でどれだけできるかを、U-24の活動を通してまた確認できますし、横内監督から報告を受けて、この期間の成長を聞いて、最後の選考につなげたいと思っています」 ーU-24日本代表の強度という部分では予想通りか、足りなかったか 「試合の途中からある程度慣れてきたというのがあったと思いますが、今日出たメンバーの全てではないですが物足りない部分もあったと思います」 「オリンピックで我々は金メダルを目指して戦う上で、今日の試合の中でしっかり自分のプレーが発揮できるぐらいでなければ、目標達成は難しいと思いますし、目標を達成しようと思ったら、今日の試合強度の中でしっかりプレーできる選手でなければ、最後の選考のメンバーには入ってくるのは難しいと思います」 「ただ、若い選手たちは短期間で一気に変わりますので、今日の強度でかなり刺激を受けてもらったと思いますし、U-24の活動期間で俺は変わったぞというところを横内さんをはじめスタッフに見せてもらいたいと思いますし、私自身も映像等々で確認したいと思います」 2021.06.04 00:45 Fri5

