【J1注目プレビュー|第36節:浦和vs広島】共に欲しい勝ち点3…残留を決めたい浦和、逆転優勝のために負けられない広島が激突

2024.11.10 12:10 Sun
浦和vs広島 予想フォーメーション
©超ワールドサッカー
浦和vs広島 予想フォーメーション
【明治安田J1リーグ第36節】
2024年11月10日(日)
15:00キックオフ
浦和レッズ(15位/43pt) vs サンフレッチェ広島(2位/65pt)
[埼玉スタジアム2◯◯2]

◆勝って残留を【浦和レッズ】



シーズン終盤にこのような状態になっていると予想できた人はほとんどいないだろう。現在15位の浦和は、残り4節の段階で残留が未確定。残り勝ち点「2」を積めば確定となる状況だ。
ペア・マティアス・ヘグモ監督を招へいした中で、ケガ人もありシーズン序盤に苦しむと、夏には主軸が大量に退団。満足いく補強はできないままシーズンが進むと、結果を残せずにヘグモ監督を解任。マチェイ・スコルジャ監督に託したが、チームは盛り返すことに苦労した。

とはいえ、4連敗を止めた直近の2試合では1勝1分。勝ち点を積んだ結果、ほぼ安全域にはいるものの、ネガティブなプレッシャーからは逃れたいところだろう。
相手はアウェイ・オーストラリアから帰国しての試合。コンディション面では10日間休んだ浦和が圧倒的に有利。それでも今のポジションを考えれば、チーム力は大きく離れており、どういった戦いをホームで見せるのか注目だ。

★予想スタメン[4-2-3-1]
GK:西川周作
DF:石原広教井上黎生人マリウス・ホイブラーテン大畑歩夢
MF:サミュエル・グスタフソン安居海渡
MF:関根貴大渡邊凌磨松尾佑介
FW:ブライアン・リンセン
監督:マチェイ・スコルジャ

◆最後まで諦めない。悲願の優勝へ【サンフレッチェ広島】



AFCチャンピオンズリーグ2(ACL)との二足の草鞋を履くことに苦労も見える広島。湘南ベルマーレ、京都サンガF.C.と残留争いで火がついていた2チームにまさかの連敗。首位の座をヴィッセル神戸に明け渡してしまった。

11試合を10勝1分けという圧倒的な成績で過ごしてきた広島だったが、よもやの躓き。加えて、今節はオーストラリアから帰国して中2日でのゲームと、試練を強いられていると言っても良い状況だ。

自力優勝が消えた中で、メンタル的にも落ち込むところでの海外遠征&過密日程。ターンオーバーを敷いているとは言え、選手のコンディションは気掛かりな部分も多い。それでも、最後まで諦めない。2年連続3位という苦い思いを払拭するため、残り3試合を全勝で乗り切りたい。

★予想スタメン[3-4-2-1]
GK:大迫敬介
DF:中野就斗荒木隼人佐々木翔
MF:新井直人塩谷司川辺駿、、東俊希
MF:加藤陸次樹松本泰志
FW:ピエロス・ソティリウ
監督:ミヒャエル・スキッベ

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C大阪が浦和レッズからMF本間至恩を期限付き移籍で獲得「良い結果をもたらせるように頑張ります!」

セレッソ大阪は27日、浦和レッズからMF本間至恩(24)を期限付き移籍で獲得した。契約期間は2026年1月31日までで、浦和との全ての公式戦に出場できない。 本間は新潟県出身で、アルビレックス新潟の下部組織育ち。U-15、U-18と昇格し、2種登録されたのち、2019年にトップチームに昇格した。 2022年7月にクラブ・ブルージュへ完全移籍。セカンドチームに当たるClub NXTでプレーすると、2023年7月にファーストチームに昇格。しかし、2023-24シーズンもファーストチームでの出番はほとんどなく、2024年夏に浦和へ完全移籍した。 日本復帰となった浦和でも、昨シーズンはJ1リーグでわずか3試合の出場にとどまると、今シーズンもここまで出場機会はなかった。 本間は両クラブを通じてコメントしている。 ◆セレッソ大阪 「浦和レッズから期限付きで加入した本間至恩です。セレッソ大阪というクラブの一員となり、みなさんと一緒に戦えることを楽しみにしています!たくさんの試合に出場し、良い結果をもたらせるように頑張ります!応援よろしくお願いします」 ◆浦和レッズ 「このたび、セレッソ大阪に期限付き移籍することが決まりました。埼スタでみなさんに自分のプレーをもっと見てもらいたかったのですが、力不足でそれは叶いませんでした」 「浦和レッズを応援するみなさん、そして自分のユニフォームを着て応援してくださったみなさんには、申し訳ない気持ちでいっぱいです。これから残りのシーズンは新しい環境に身を置き、成長できるように頑張ってきます。引き続き応援よろしくお願いします」 2025.03.27 10:40 Thu
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32クラブ参加の新クラブW杯の賞金総額は約1490億円に! 日本からは浦和レッズが参加

国際サッカー連盟(FIFA)は5日、6月14日に開幕するクラブ・ワールドカップ(CWC)の賞金総額が10億ドル(約1490億円)になると発表した。 FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長によると大会の総収益見込みは20億ドル(約2980億円)。賞金以外は世界中のクラブチームに充てるとし、「FIFAは1ドルも手元に残さない」とのこと。 32クラブが参加する新クラブW杯は2021年から2024年の各大陸の王者及び、FIFAが算出する成績上位のクラブが出場。日本からは2022年のアジア王者である浦和レッズが参加する。 インファンティーノ会長は5日に行われた理事会でコメントしている。 「FIFAクラブ・ワールドカップはクラブサッカーの頂点であるだけでなく、他のどの大会も成し遂げられなかった規模でクラブ全体に利益をもたらす、団結の鮮明な実証となるだろう」 「大会で得られた収益はすべて、FIFAが1ドルも受け取ることなく、参加クラブと世界中のクラブの連帯を通じて分配される。FIFAの積立金は世界のサッカーの発展のために残されており、手つかずのままだ」 「同時に、我々は2023年から2026年のサイクルでFIFAフォワードプログラムに約23億ドルという記録的な投資を行っている。これは、2026年までに、2016年以来、サッカーの発展のために前例のない最大51億ドルを利用できることを意味する」 2025.03.06 12:00 Thu

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