関根貴大 Takahiro SEKINE

ポジション MF
国籍 日本
生年月日 1995年04月19日(29歳)
利き足
身長 167cm
体重 61kg
ニュース クラブ
ニュース一覧

「もう少しシャープにプレーしていれば」押し込みながらも一撃に敗れた浦和・ヘグモ監督は一定の評価、負傷者も復帰近づく「トンネルの奥から光が射して来た」

浦和レッズのペア・マティアス・ヘグモ監督がガンバ大阪戦の敗戦を振り返った。 20日、明治安田J1リーグ第9節で浦和はホームにG大阪を迎えた。 この試合では負傷離脱していたDFアレクサンダー・ショルツが6試合ぶりに復帰。試合はホームの浦和がペースを握っていく展開となるが、ゴールが遠い。21分には相手のキックが中島翔哉の足に当たってあわやゴールという展開も。G大阪の攻撃も防いで後半にゴールレスで向かうと、ギアを上げてゴールに迫る回数を増やしていく。 しかし、浦和は決定力を欠いてしまい、数多くあるチャンスも活かすことができない。サミュエル・グスタフソンの決定機者がし、55分には左からのクロスに伊藤敦樹がファーでヘッドもポスト直撃。 渡邊凌磨の枠内シュートもGK一森純のワンハンドセーブに防がれる。 すると78分に一瞬の隙を突かれて失点。この1点が決勝点となり、0-1で敗れることとなり、今シーズン初の連敗となった。 試合後、記者会見に出席したヘグモ監督は、チームのプレー、特に後半押し込んでいたことを評価も、ゴール前のクオリティを欠いたことなど試合を総括した。 「前半は大きなチャンスは作れなかったものの、ゲームはコントロールできていた。ハーフタイムでは後半に入ればよりスペースが生まれてくるので、焦れずにプレーし続けようと話した」 「後半も引き続きゲームコントロールができていたと思う。駆け上がってきた(渡邊)凌磨のチャンスや(伊藤)敦樹のヘディングなど、大きなチャンスも生まれた。右サイドで5本、6本とパスを繋いだ後、サミュエル(・グスタフソン)が良いシュートを打つ場面もあった。その数分後、チアゴ(・サンタナ)がターンしてフリーでシュートを打つという場面もあった。凌磨のところはGKの良いセーブがあった」 「そして、引かないで前から守って、ボールを奪い返すこともやっていた。選手たちには良い仕事をしたと声を掛けた。8回から10回ぐらい決定機があった。相手は1回ぐらいだっと思う。失点の場面は、今回の人数は十分いたのに、シュートを止めるというクオリティが足りなかった」 「ただ、攻撃的な我々がやろうとしているサッカーもできた試合だった。そして、さらに多くのチャンスを作る潜在的なチャンスはあったと思う。もう少しシャープにプレーしていれば、さらに多くのチャンスを作れていた」 「パフォーマンス、姿勢、彼らの我々のサッカーに忠実な姿勢に感謝した。今後、まだまだたくさんの試合があるので、良いところは次の試合に持ち込まないといけない。(アレクサンダー・)ショルツやトモ(大久保智明)がゲームに戻ってこられたことは非常に良いことだ。彼らは良い仕事をしてくれた。だが、色々なリスクは犯したくなかったので、2人とも最後には交代した」 前半は決定機までは多く作れなかったが、後半は確実にゴールに接近していた。しかし結果は無得点。2試合連続で0-1の敗戦となった。 ヘグモ監督は「前回のホームゲームでは3つの非常に良いゴールが決まった。そして今日も勝利に繋げられる十分な数のチャンスを作っていたと思う。CKが11回あり、そこにもゴールの可能性がもちろんあった」と、チャンスメイクは多くできたという。また、「シュートのクオリティのところで改善できるところはあると思うが、今日のように8回から10回ほどチャンスを作っても、1-0で負けてしまうという試合はある。ただ、パフォーマンスのところで成長している姿を見られたので、そこを継続したいし、ケガ人も戻りつつあるので、そういった選手が揃ったところでさらに多くのチャンスメイクをしてプレーできればと思う」とコメント。結果はまだ出ていないが、ゴールに近づけたこと、そしてケガ人も戻り、選手が揃ってきたことをポジティブに捉えた。 前半については「相手はボックス内で非常に良い守備をしていたと思う。もしかしたら、我々ももっと枚数をかけなければいけなかったと思う」とコメント。「右サイドからの攻撃を考えると、そこでの可能性はあったが、あまり力を発揮できなかったと思う。右からのチャンスが生まれなかった」と、右サイドがあまり機能してなかったと振り返った。 また「試合によってはボールを動かし、相手を動かしてじっくり時間をかけて1点を目指すこともあると思うが、もう少しシャープにプレーしていれば、前半のうちに決められていたかもしれなかった」と語り、「ラストサードまで行くという意味では本日はそれができたので、そこは喜んで良いと思うが、そこからのディテールを高めて行って、より大きなチャンスにしていきたい」と、フィニッシュワークの課題が見えたとした。 それでも「ボールをよく動かしていたし、試合前にゴールの前での動きが必要だと言っていたが、それもあった。良いコンビネーションや裏への動きもあった。ボールを奪いに行くアグレッシブさもあった。我々の基礎の部分となるところはあったので、その上に積み上げていきたい」と、手応えを感じる部分もあったとし、まだまだ発展途上だとした。 ケガから復帰のショルツは76分で交代。奇しくもその直後に失点を喫して破れていた。交代については「交代の5分前にショルツが近寄ってきて、交代した方が良いと言ってきた。選手たちの健康も非常に大事で、次に向けてフレッシュでいることが大事だ。今日はショルツもトモもケガなく素晴らしい仕事をしてくれたと思っている」とコメント。「来週はケン(岩尾憲)、タカ(関根貴大)、ヒロキ(酒井宏樹)あたりが練習に復帰できればと思っている。オラ・ソルバッケンもジョギングも始めたので、トンネルの奥から光が射して来たと思う」とコメント。チームも改善していきながら、ケガ人が戻ってくることで、よりクオリティは上がるだろうとした。 2024.04.20 22:05 Sat

湘南と浦和は両者4発の壮絶打ち合いの末ドロー!興梠慎三が18年連続ゴール、ルキアンは加入後初得点【明治安田J1第4節】

17日、明治安田J1第4節の湘南ベルマーレvs浦和レッズがレモンガススタジアム平塚で行われ、4-4の引き分けに終わった。 前節はアウェイでアビスパ福岡と引き分けた10位・湘南と、敵地で北海道コンサドーレ札幌に勝利した12位・浦和レッズ。3試合を終え、互いに1勝1分け1敗の五分で迎えた一戦は、前半の序盤と中盤以降で異なる様相を呈した。 立ち上がりに主導権を握ったのは浦和。7分にはCKのこぼれ球を関根貴大、直後にも前田直輝のFKから佐藤瑶大のヘディングシュートと、立て続けにチャンスを作る。さらにハイプレスで湘南のビルドアップミスを誘発し、小泉佳穂にも決定機が訪れたが、駆け引きを意識し過ぎてフリーでの右足シュートは左に外れた。 それでも11分、この流れのまま浦和が試合を動かす。 サミュエル・グスタフソンの絶妙な浮き球パスから前田が右のポケットを取ると、飛び出したGKを確認して丁寧に折り返し。がら空きのゴールへ興梠慎三が流し込み、J1新記録となる18シーズン連続得点の偉業達成で、先制点をもたらした。 一方、この日は[3-5-2]を採用した湘南は、最終ラインが浦和の3トップに引っ張られ、中盤も伊藤敦樹と小泉を意識したため、グスタフソンやオーバーラップして攻撃参加する渡邊凌磨に自由を与えることに。 ただ、20分を過ぎるころには立ち位置の微調整でパスコースを消し始めると、23分に同点ゴール奪取に成功。田中聡のスルーパスで鈴木雄斗が右ポケットを取って上げ切ると、クリアされたボールを逆サイドで拾った杉岡大暉が折り返し、ルキアンが流し込んでネットを揺らす。 副審はフラッグアップしたが、VARによるチェックの結果、判定はオンサイド。スミス・ルイス・ディーン主審はセンタースポットを指差し、同点ゴールは認められた。 これで湘南の出足が良くなると同時に、浦和が後ろに重たくなり、湘南の時間へと推移する。 すると32分、池田昌生のパスから田中がボックス右へ侵入し、マルセイユ・ルーレットからの左足シュート。これに反応した鈴木章斗がコースを変えると、ボールは右のポストに当たってゴールに吸い込まれた。 Hi-STANDARDの名曲『STAY GOLD』に乗せた鈴木章斗のチャントがこだましたレモンS。一気呵成の湘南は35分に杉岡のFKがゴールを脅かし、39分にはショートカウンターから池田の右足。42分にも田中の縦パスから鈴木章斗が半身受けから持ち出しての右足シュートと、セカンドボール争いでも上回り、フィニッシュで終わるシーンが増加した。 湘南リードで迎えた後半は、互いに攻め合う展開となった。 逆転を許したペア・マティアス・ヘグモ監督は、ハーフタイムで2枚替え。興梠、小泉を下げて松尾佑介、古巣戦となる岩尾憲を送り出す。 後半キックオフ直後に再びスコアを動かしたのは湘南。浦和がキックオフから下げてのビルドアップを狙ったところをはめ込み、ボックス手前左で鈴木章斗が奪い切ると、そのまま迷いなく右足を一閃。想いの乗った一撃は、GK西川周作の手を弾いてゴールに吸い込まれた。 手痛い失点を喫した浦和だが、48分には岩尾がボックス内から左足シュートでスタンドアップを促すと、湘南も51分、池田のミドルがクロスバーを叩くなど、互いに譲らぬ姿勢を見せるなかで、次のゴールを奪ったのはアウェイチームだった。 55分の松尾の絶好機は大野和成の好ブロックに阻まれたが、これで得た右CKがゴール前での混戦を招くと、最後は松尾が蹴り込んで1点を返す。 63分には湘南が波状攻撃を仕掛け、鈴木章斗がハットトリックかという右足の一振りを見せるが、これをしのいだ浦和が直後に同点弾を奪う。64分、右のポケットへ抜け出した前田は、縦に仕掛けて右足のシュート。カットインからの左足を気にした大野の裏をかいた強烈な逆足の一撃は、GK富居大樹の手をかすめ、クロスバーに当たってネットを揺らした。 タイスコアで迎えた74分、再び前に出たのはホームの湘南。右からのクロスはクリアされるも、反応した田中がボックス手前右からダイレクトでの左足ボレーを放つと、右ポストに当たっての跳ね返りをルキアンが落ち着いて決め切った。 再び追い掛ける展開となった浦和も81分、グスタフソンの右足ミドルが相手に当たってコースが変わり、GKの逆を突く形でゴールイン。すぐさま追い付き、83分にはチアゴ・サンタナのヘッドが右ポストを叩く。 以降も互いが次のゴールを目指して好機を作ったが、試合を決めるゴールは生まれず。壮絶な打ち合いの末に勝ち点「1」を分け合っている。 湘南ベルマーレ 4-4 浦和レッズ 【湘南】 ルキアン(前23) 鈴木章斗(前32) 鈴木章斗(後1) ルキアン(後29) 【浦和】 興梠慎三(前11) 松尾佑介(後10) 前田直輝(後19) サミュエル・グスタフソン(後36) <span class="paragraph-title">【動画】田中聡のルーレットから鈴木章斗のゴールで湘南が一時は逆転したが…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>一気に試合をひっくり返す<br>\<br><br>波状攻撃を仕掛けた湘南<br>中央を破った田中聡のシュートに<br>鈴木章斗が巧みにあわせて逆転<br><br>明治安田J1リーグ第4節<br>湘南×浦和<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中 <a href="https://t.co/S7qsxDqPhW">pic.twitter.com/S7qsxDqPhW</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1769254515033674074?ref_src=twsrc%5Etfw">March 17, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.17 16:59 Sun

J1デビューの浦和戦で奮闘…東京Vの深澤大輝「自分がどれだけできるかチャレンジしたかった」

東京ヴェルディのDF深澤大輝が、J1デビューを飾った浦和レッズ戦を振り返った。 16年ぶりにJ1の舞台に帰還を果たした東京Vは、横浜F・マリノスとの“クラシコ”となった開幕節のホームゲームで1-2の逆転負け。2008年10月8日の大宮アルディージャ戦以来となるJ1での勝利を逃した。 そういったなか、3日に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田J1リーグ第2節の浦和戦では完全アウェイの状況のなかで今季初白星を目指した。 立ち上がりから堅い展開となったこの一戦において東京Vは、前半終了間際の42分にセットプレーの二次攻撃からFW木村勇大のJ1初ゴールで先制に成功。後半も半ば過ぎまでは危なげなくゲームをコントロールしたが、課題の追加点を奪えず。 すると、次々に攻撃的なカードを切って攻勢を強めた浦和に押し込まれると、横浜FM戦と同様に最終盤に与えたPKをDFアレクサンダー・ショルツに決められて逃げ切りに失敗。その後、2試合連続の逆転負けこそ回避したものの、1-1のドローでまたしても初勝利はお預けとなった。 東京V下部組織出身で中央大学を経て2021年に加入した深澤は、プロ4年目でのJ1初出場となった浦和戦を振り返った。 出番なしに終わった横浜FM戦の悔しさをぶつけた一戦では前半にマッチアップしたMF関根貴大を封じつつ、被カウンター時も冷静に対応。さらに、攻撃では攻め上がる回数は少なかったが、先制点に絡むなど個人としては上々のJ1初戦となった。 深澤自身も守備面を中心にこの一戦で手応えを感じている。 「前節、チームも悔しい思いをしましたし、個人的にも試合のピッチに立ちたかった。でも、そういうなかで出ることができない選手がいるというのも、サッカーの世界では当たり前。それでも、こうやってチャンスをもらったなかで、自分がどれだけできるかというのをチャレンジしたかったですし、そういう意味で守備のところではある程度通用したのかなというふうに思います」 「関根選手、松尾選手のどちらが右サイドに来るか、僕のサイドに来るかというのは、試合直前になるまで分からなかったですが、両方の選手のプレー映像も見ていましたし、2人ともスピードがあってテクニックがあって、ドリブルでいける選手なので、対応の仕方的には右サイドだったら、右利きの選手なので縦に誘導してブロックできればいいかなと思っていました」 「ホイブラーテン選手からいいボールが対角に入って、ボールに触り行こうと思えば行けましたが、入れ替わられるのが怖くてボールに行けない場面もありました。ただ、ボールが入ってから寄せるところであったりはある程度できたと思いますし、そこはもっと個人として突き詰めていかなきゃいけないと思います」 その一方で、昨季J2で4ゴールを挙げるなど得点感覚を特長とする25歳DFは、「カウンターで自分が出ていってやり切るところはもっとやらないといけない」、「毎日の練習がピッチに出ると思うので、そこを突き詰めていきたい」と、この試合で見えた自身の課題にも向き合う。 また、2試合連続でJ1の強豪相手に善戦しながらも勝ち切れなかったチームの現状に対しては、「自分たちがやれることはやれたとは思います。ただ、そのなかで結果がついてこないというのは前節と同じで、それでは意味がない。勝つためにやっているというところで、もう1回全員が自分にベクトル向けてやらなければいけない」と、勝負へのこだわりを改めて強調した。 今回、16年ぶりのJ1の舞台で浦和と痺れるドローゲームを演じた東京Vだが、その対戦を誰よりも熱望していたのは、浦和の下部組織からトップチームデビューを飾り、昨季限りで退団するまで長らくヴェルディを支えたMF小池純輝(現・クリアソン新宿)だ。 試合当日にも自身のSNSを通じて古巣同士の対戦への思いを綴っていた小池について深澤に尋ねると、「特別に意識していたわけではない」としながらも、そういったいろんな人の思いを背負った上で「勝ちたかった」と素直な気持ちを語った。 「純輝さんは僕が1年目のときから一緒にヴェルディにいて、『自分の夢はヴェルディでJ1に上がって、埼スタで浦和を倒すことだ』というのはずっと話していて知っていました。今の選手は知らない人が多いと思いますけど、ヴェルディが15年間もJ2にいたなかで、そういう人たちの思いも背負ってというか、そういう人たちの思いがあってこその昇格だったと思います」 「そういうなかで純輝さんのそういう気持ちというのを、特別に意識していたわけではないですけど、そういう思いを知っていたので、だからこそ結果にこだわって勝ちたかったというのが本心です」 2024.03.04 07:30 Mon

2024シーズンが幕開け! 広島が新スタジアム初陣飾る、新加入・大橋祐紀の2ゴールで浦和撃破【明治安田J1開幕節】

23日、明治安田J1リーグ第1節のサンフレッチェ広島vs浦和レッズがエディオンピースウイング広島で行われ、広島が2-0で勝利を収めた。 広島の新スタジアムで行われた2024シーズンのオープニングゲーム。昨シーズン3位、ミヒャエル・スキッベ監督体制3年目を迎えたホームチームは、湘南ベルマーレから獲得した大橋祐紀が開幕節からスタメン入りし、最前線のピエロス・ソティリウの背後で加藤陸次樹と2シャドーを組んだ。 一方、昨シーズンを4位で終えたアウェイの浦和はペア・マティアス・ヘグモ監督を招へい。大型補強も敢行し、新戦力のチアゴ・サンタナ、サミュエル・グスタフソン、渡邊凌磨、ヨーロッパ帰りの松尾佑介らが並ぶ[4-3-3]で臨んだ。 試合は加藤の積極的なファーストシュートで幕開け。対する浦和も6分、関根貴大とのコンビネーションで左ポケットに侵入した小泉佳穂が左足シュートまで持ち込むが、GK大迫敬介のセーブに阻まれる。 10分あたりを過ぎると、比較的ボールを握る浦和、速攻で裏返す広島という構図が明確に。よりゴールに迫るのは広島で、24分には加藤の鋭いミドルシュートが枠を捉えた。 徐々に主導権を渡し始めた浦和だったが、25分には左サイドを抜け出した松尾がドリブルからグラウンダーのクロス。ゴール前に入った関根のシュートはまたもGK大迫に止められた。 試合は激しさを増していき、28分にはCKの流れから広島に決定機。ゴール前の混戦から荒木隼人がシュートに持ち込むと、これがアレクサンダー・ショルツの手に当たり防がれたが、VARによるチェックの結果、ハンドは認められなかった。 前半終盤にかけては広島ペースで進行。前半アディショナルタイムにはついにゴールをこじ開ける。押し込む中で川村拓夢がグラウンダーのミドルシュートを放つと、GK西川周作が弾いたボールに大橋が反応。右足でゴール上部へ蹴り込み、移籍後初ゴール&新スタジアム初ゴールを記録した。 広島の勢いは止まらず、今度は右サイドでボールを持った中野就斗の強烈なシュートが枠を捉えるが、GK西川がファインセーブ。ホームチームの1点リードでハーフタイムへ突入した。 両チーム交代なしで迎えた後半、浦和は広島の前からの連動した守備に苦しむも、その間をくぐり抜けて51分にチャンス。右サイドライン際でパスを受けた松尾がグラウンダーのクロスを送り込むと、サミュエル・グスタフソンが滑り込みながら合わせたが、コースが甘くGK大迫に抑えられた。 対する広島は前線からのプレスがはまり、53分にPKを獲得。小泉からボールを奪いかけた大橋がボックス内で倒される。キッカーを務めたのはピエロス・ソティリウだったが、左上を狙ったシュートが枠の左に外れ、追加点とはならなかった。 チャンスを逃した広島だったが、先制点&PK獲得の大橋が直後にまたも大仕事。55分、左サイドでキープした加藤からクロスが上がると、ゴール前に走り込んだ大橋が頭で右隅へ流し込んだ。 その後もピンチがありながらなんとか3失点目は回避する浦和。ヘグモ監督は逆転に向け先に動き、伊藤敦樹と関根に代えて、岩尾憲と前田直輝を67分に投入する。 勝利を確実にするため3点差に広げたい広島は、イエローカードを受けたピエロス・ソティリウを下げてドウグラス・ヴィエイラを送り込む。試合はよりオープンな展開となり、互いにゴール前を素早く行き来する。 76分には浦和が興梠慎三と大畑歩夢を起用。直後には途中出場からキレを見せていた前田が右サイドからクロスを上げ、早速興梠のヘディングシュートに結びつける。 さらに82分、広島の加藤が松本泰志と、浦和の松尾が中島翔哉と交代。カードを使い切った浦和は流れを変えることに成功したが、最後まで運動量を落とさない広島の守備を崩しきれない。 6分の後半アディショナルタイムには、攻守に奮闘していた川村が負傷交代となるも、反撃を許さなかった広島が2-0のスコアのまま勝利。大橋の2ゴールの活躍もあり、新スタジアム初陣を白星で終えた。 サンフレッチェ広島 2-0 浦和レッズ 【広島】 大橋祐紀(前45、後10) <span class="paragraph-title">【動画】大橋祐紀の先制ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>メモリアルゴールは大橋祐紀<br>\<br><br>記念すべき新スタ初&amp;移籍後初ゴール<br>冷静に浮かせてネットを揺らした<br><br>明治安田J1第1節<br>広島×浦和<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0%E9%96%8B%E5%B9%95?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ開幕</a> <a href="https://t.co/ipnj44zCpf">pic.twitter.com/ipnj44zCpf</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1760907693932331495?ref_src=twsrc%5Etfw">February 23, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.23 16:14 Fri

代表復帰へ「今季は10ゴール5アシスト」。伊藤敦樹は浦和悲願の優勝請負人になれるか?/伊藤敦樹(浦和レッズ)【新しい景色へ導く期待の選手/vol.33】

2月23日のサンフレッチェ広島対浦和レッズ戦から幕を開ける2024年Jリーグ。広島の新本拠地・エディオンピースウイング広島に乗り込む浦和はペア・マティアス・ヘグモ監督率いる新体制でタイトル獲得に挑む。 昨季J2・12ゴールのチアゴ・サンタナ、ノルウェー代表のウインガー、オラ・ソルバッケンら新戦力を続々を補強し、選手層の厚くなった彼らは「優勝候補」との呼び声も非常に高い。 こうした中、「今季10ゴール5アシスト」という大胆な目標を掲げるのが、中盤のキーマン・伊藤敦樹だ。マチェイ・スコルジャ前監督が率いていた昨季は岩尾憲とともに「鉄板ボランチ」を形成。J1・33試合出場2ゴールという結果を残し、日本代表入りも果たした大型MFだが、今季は4-3-3の右インサイドハーフ(IH)に1つポジションを上げて勝負することになりそうだ。 「あのポジション(IH)は、攻守において大事な役割を担っていると思います。守備の時は守備のスイッチを入れるところ、中でやらせないことが第一になってきますし、攻撃でもIHのクオリティ次第でチームのクオリティも変わる。自分もしっかりクオリティを出しながら、その上で結果がついてくればいいかなと思います」と本人も闘志を燃やしている。 右IHの伊藤が積極的に絡むのは、アンカー役のグスタフソン、左IHの関根貴大か小泉佳穂、そして右ウイングのソルバッケンらだ。関根や小泉はこれまでも共闘していて、お互いの特徴やストロングを熟知しているため、全く問題はないだろうが、スピードのあるソルバッケン、ボール扱いに秀でるグスタフソンとの連携・連動は試合を重ねるごとに高めていくことが肝要だ。 伊藤自身が公言する「10ゴール5アシスト」というターゲットを達成するためにも、彼らとのコンビネーションは欠かせない。そこは本人もしっかりと頭に入れつつ、新シーズンに向かっていく構えだ。 その先に思い描くのが、日本代表復帰だろう。昨年6月に初招集されて以降、9・10月とコンスタントに呼ばれ、遠藤航(リバプール)、守田英正(スポルティング・リスボン)、田中碧(デュッセルドルフ)に続く「第4のボランチ」の地位を確立しかたと思われたが、11月活動の直前に負傷。そのまま外れた状態になってしまった。 「昨年の後半は過密日程を言い訳にはしたくないですけど、パフォーマンスが悪くなったのは事実。疲労やタフなスケジュールで自分が弱かったと感じます。だけど、そこで得られたものもあった。今季はプレーの波を出さないようにしたいですしし、タフな状況になってもパフォーマンスを落とさないようなトレーンンぐをして、毎試合、高いレベルのクオリティを維持したいです。そのための工夫も考えて、リカバリーだったりは昨年以上にやりたいかなと思っています」 本人も反省を踏まえて新シーズンに向かうというが、今季の浦和は天皇杯もAFCチャンピオンズリーグ(ACL)もないため、そこまで日程的にはタイトではない。その分、伊藤はJリーグに集中できるはず。そこで際立った活躍をしていれば、必ず森保一監督の目に留まるに違いない。 遠藤航への依存解消のためにも、アンカーのできる大柄な体躯を備えた伊藤を育てたいという意向は強いはず。その要求にしっかりと応えていくべきなのだ。 「今の自分には昨年以上の期待が寄せられてると思いますし、代表やベスト11に選ばれたことでより注目されている。その期待に応えられるような結果を残したいですし、チームで結果を出し続ければ、代表に戻ることができると思うので。チームとしても優勝を狙ってるので、全部勝つぐらいの勢いで今年はやりたいですね」 今までにないほど野心を前面に押し出す伊藤。そういったギラギラ感は外からアジアカップ2023(カタール)を見ることになった悔しさからくる部分もあるだろう。伊藤不在の代表は遠藤、守田、旗手怜央(セルティック)、佐野海舟(鹿島)のボランチ4枚体制で挑んだが、守田が攻守のバランスに苦悩し、旗手がケガをするなど、ギクシャク感が拭えなかった。「自分があそこにいたら…」という気持ちを彼は抱かなかったわけがないのだ。 3月には2026年北中米ワールドカップ(W杯)2次予選の北朝鮮戦(ホーム&アウェー)が控えている。アジアカップ惨敗を受け、指揮官も選手の入れ替え、チーム底上げを考えているはず。ボランチも陣容の見直しがあってもおかしくないのだ。その重要なタイミングだけに、伊藤にとってはチャンス。だからこそ開幕ダッシュはマストだ。 浦和を悲願のJ1制覇へと導くべく、スケールの大きな男がアグレッシブさを強く押し出し、2024年J1の看板プレーヤーになっていければ理想的である。 <hr>【文・元川悦子】<br/><div id="cws_ad">長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。 2024.02.20 17:00 Tue

代表復帰へ「今季は10ゴール5アシスト」。伊藤敦樹は浦和悲願の優勝請負人になれるか?/伊藤敦樹(浦和レッズ)【新しい景色へ導く期待の選手/vol.33】

2月23日のサンフレッチェ広島対浦和レッズ戦から幕を開ける2024年Jリーグ。広島の新本拠地・エディオンピースウイング広島に乗り込む浦和はペア・マティアス・ヘグモ監督率いる新体制でタイトル獲得に挑む。 昨季J2・12ゴールのチアゴ・サンタナ、ノルウェー代表のウインガー、オラ・ソルバッケンら新戦力を続々を補強し、選手層の厚くなった彼らは「優勝候補」との呼び声も非常に高い。 こうした中、「今季10ゴール5アシスト」という大胆な目標を掲げるのが、中盤のキーマン・伊藤敦樹だ。マチェイ・スコルジャ前監督が率いていた昨季は岩尾憲とともに「鉄板ボランチ」を形成。J1・33試合出場2ゴールという結果を残し、日本代表入りも果たした大型MFだが、今季は4-3-3の右インサイドハーフ(IH)に1つポジションを上げて勝負することになりそうだ。 「あのポジション(IH)は、攻守において大事な役割を担っていると思います。守備の時は守備のスイッチを入れるところ、中でやらせないことが第一になってきますし、攻撃でもIHのクオリティ次第でチームのクオリティも変わる。自分もしっかりクオリティを出しながら、その上で結果がついてくればいいかなと思います」と本人も闘志を燃やしている。 右IHの伊藤が積極的に絡むのは、アンカー役のグスタフソン、左IHの関根貴大か小泉佳穂、そして右ウイングのソルバッケンらだ。関根や小泉はこれまでも共闘していて、お互いの特徴やストロングを熟知しているため、全く問題はないだろうが、スピードのあるソルバッケン、ボール扱いに秀でるグスタフソンとの連携・連動は試合を重ねるごとに高めていくことが肝要だ。 伊藤自身が公言する「10ゴール5アシスト」というターゲットを達成するためにも、彼らとのコンビネーションは欠かせない。そこは本人もしっかりと頭に入れつつ、新シーズンに向かっていく構えだ。 その先に思い描くのが、日本代表復帰だろう。昨年6月に初招集されて以降、9・10月とコンスタントに呼ばれ、遠藤航(リバプール)、守田英正(スポルティング・リスボン)、田中碧(デュッセルドルフ)に続く「第4のボランチ」の地位を確立しかたと思われたが、11月活動の直前に負傷。そのまま外れた状態になってしまった。 「昨年の後半は過密日程を言い訳にはしたくないですけど、パフォーマンスが悪くなったのは事実。疲労やタフなスケジュールで自分が弱かったと感じます。だけど、そこで得られたものもあった。今季はプレーの波を出さないようにしたいですしし、タフな状況になってもパフォーマンスを落とさないようなトレーンンぐをして、毎試合、高いレベルのクオリティを維持したいです。そのための工夫も考えて、リカバリーだったりは昨年以上にやりたいかなと思っています」 本人も反省を踏まえて新シーズンに向かうというが、今季の浦和は天皇杯もAFCチャンピオンズリーグ(ACL)もないため、そこまで日程的にはタイトではない。その分、伊藤はJリーグに集中できるはず。そこで際立った活躍をしていれば、必ず森保一監督の目に留まるに違いない。 遠藤航への依存解消のためにも、アンカーのできる大柄な体躯を備えた伊藤を育てたいという意向は強いはず。その要求にしっかりと応えていくべきなのだ。 「今の自分には昨年以上の期待が寄せられてると思いますし、代表やベスト11に選ばれたことでより注目されている。その期待に応えられるような結果を残したいですし、チームで結果を出し続ければ、代表に戻ることができると思うので。チームとしても優勝を狙ってるので、全部勝つぐらいの勢いで今年はやりたいですね」 今までにないほど野心を前面に押し出す伊藤。そういったギラギラ感は外からアジアカップ2023(カタール)を見ることになった悔しさからくる部分もあるだろう。伊藤不在の代表は遠藤、守田、旗手怜央(セルティック)、佐野海舟(鹿島)のボランチ4枚体制で挑んだが、守田が攻守のバランスに苦悩し、旗手がケガをするなど、ギクシャク感が拭えなかった。「自分があそこにいたら…」という気持ちを彼は抱かなかったわけがないのだ。 3月には2026年北中米ワールドカップ(W杯)2次予選の北朝鮮戦(ホーム&アウェー)が控えている。アジアカップ惨敗を受け、指揮官も選手の入れ替え、チーム底上げを考えているはず。ボランチも陣容の見直しがあってもおかしくないのだ。その重要なタイミングだけに、伊藤にとってはチャンス。だからこそ開幕ダッシュはマストだ。 浦和を悲願のJ1制覇へと導くべく、スケールの大きな男がアグレッシブさを強く押し出し、2024年J1の看板プレーヤーになっていければ理想的である。 <hr>【文・元川悦子】<br/><div id="cws_ad">長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。 2024.02.20 17:00 Tue

新体制、大量選手補強の浦和が選手背番号を発表!復帰の宇賀神友弥はプロ1年目に背負った「35」、明本考浩は海外クラブと交渉中

浦和レッズは13日、2024シーズンの選手背番号を発表した。 2023シーズンはマチェイ・スコルジャ監督を迎えた中、2022年AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を見事に優勝。一方で、明治安田生命J1リーグでは優勝争いに加わっていたが、最後に失速して4位に終わっていた。 またYBCルヴァンカップは決勝まで進出するも、アビスパ福岡を相手に敗れて準優勝に終わっていた。 するとシーズン終了をもってスコルジャ監督が退任。ペア・マティアス・ヘグモ監督を招へい。FWホセ・カンテが現役引退、DF荻原拓也がディナモ・ザグレブへ期限付き移籍。一方で、ヘグモ監督とプレーしてきたMFサミュエル・グスタフソン(←ヘッケン)、ノルウェー代表FWオラ・ソルバッケン(←ローマ)、FWチアゴ・サンタナ(←清水エスパルス)と外国人を補強した。 さらに、DF石原広教(←湘南ベルマーレ)、DF井上黎生人(←京都サンガF.C.)、DF佐藤瑶大(←ガンバ大阪)、MF渡邊凌磨(←FC東京)、FW前田直輝(←名古屋グランパス)と各クラブの実力者を補強。さらに、MF宇賀神友弥がFC岐阜から復帰を果たすサプライズもあった。 背番号はグスタフソンが「11」、チアゴ・サンタナが「12」、ソルバッケンが「17」を着用。石原が「4」、井上が「23」、佐藤が「20」、渡邊が「13」、宇賀神がプロ1年目と同じ「35」を背負うこととなる。 また、DF明本考浩は海外クラブと交渉中のため決定次第発表されるとのことだ。 ◆2024シーズン選手背番号 GK 1.西川周作 16.牲川歩見 31.吉田舜 DF 2.酒井宏樹 4.石原広教←湘南ベルマーレ/完全 5.マリウス・ホイブラーテン 20.佐藤瑶大←ガンバ大阪/完全 23.井上黎生人←京都サンガF.C./完全 28.アレクサンダー・ショルツ 66.大畑歩夢 MF 3.伊藤敦樹 6.岩尾憲※背番号変更「19」 8.小泉佳穂 10.中島翔哉 11.サミュエル・グスタフソン←ヘッケン(スウェーデン)/完全 13.渡邊凌磨←FC東京/完全 14.関根貴大 21.大久保智明 25.安居海渡 27.エカニット・パンヤ←ムアントン・ユナイテッド(タイ)/期限付き延長 29.堀内陽太 35.宇賀神友弥←FC岐阜/完全 39.早川隼平 47.武田英寿←水戸ホーリーホック/期限付き満了 FW 7.安部裕葵 9.ブライアン・リンセン 12.チアゴ・サンタナ←清水エスパルス/完全 17.オラ・ソルバッケン←ローマ(イタリア)/期限付き 18.髙橋利樹 30.興梠慎三 38.前田直輝←名古屋グランパス/完全 2024.01.13 17:37 Sat

クラブW杯に臨む浦和の23名が発表! クラブ・レオンに勝てば欧州王者・シティと対戦

サウジアラビアで開催されるFIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)に臨む浦和レッズのメンバー23名が決定した。 12月12日から22日までサウジアラビアで開催される世界一のクラブを決めるクラブW杯。ヨーロッパ王者のマンチェスター・シティや南米王者のフルミネンセなどが出場。浦和はアジア王者として臨む。 今シーズンの明治安田生命J1リーグでは4位に終わり、YBCルヴァンカップは決勝でアビスパ福岡に敗れ準優勝。2023-24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)は、6日に行われたハノイFC戦で敗れて敗退が確定となった。 クラブW杯は、退任が決まっているマチェイ・スコルジャ監督、現役引退するFWホセ・カンテ、退団するFWアレックス・シャルクにとっても浦和での最後の大会となる。 23名のメンバーが登録された中、負傷離脱中のDF酒井宏樹やMF早川隼平らに加え、今季のリーグ戦でほとんど出番のなかった選手たちは外れた。 ◆浦和レッズ登録メンバー GK 1.西川周作 16.牲川歩見 31.吉田舜 DF 4.岩波拓也 5.マリウス・ホイブラーテン 26.荻原拓也 28.アレクサンダー・ショルツ 66.大畑歩夢 MF 3.伊藤敦樹 8.小泉佳穂 10.中島翔哉 14.関根貴大 15.明本考浩 19.岩尾憲 21.大久保智明 22.柴戸海 25.安居海渡 27.エカニット・パンヤ FW 9.ブライアン・リンセン 11.ホセ・カンテ 17.アレックス・シャルク 18.髙橋利樹 30.興梠慎三 2023.12.07 20:55 Thu

前年王者の浦和がACL敗退決定、中2日のアウェイ戦でハノイに敗れる…王者のグループ敗退は3例目、来季のACL出場もなしに【ACL2023-24】

6日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループJ 第6節のハノイFCvs浦和レッズがミーディン国立競技場で行われ、2-1でハノイが勝利。浦和の敗退が決定した。 ここまで5試合を戦い、2勝1分け2敗で2位の浦和。2位になっただけではラウンド16に進めず、2位のうちの上位3チームに入る必要がある。なお、5試合を終えた時点で、浦和は勝ち点で2位チームのうち最下位に位置。非常に厳しい状況だ。 対するハノイはここまで1勝4敗の最下位。浦和はホームで6-0と圧勝を収めたチームだ。 2位での通過を目指す浦和は勝利が必須。リーグ戦から中2日での試合。J1最終節からはマリウス・ホイブラーテン、関根貴大、明本考浩、伊藤敦樹、大久保智明、ホセ・カンテを下げ、荻原拓也、岩波拓也、大畑歩夢、安居海渡、アレックス・シャルク、ブライアン・リンセンを起用した。 昨シーズンのアジア王者として、この後クラブ・ワールドカップに参加する関係で、グループJのみ前倒して行われた一戦。力の差がある中、浦和は早々にチャンスを迎える。 10分、シャルクがボックス内右からライン際で粘ってクロスを上げると、相手の手に当たりハンド。オンフィールド・レビューの結果PKが与えられる。浦和のPKは名手のアレクサンダー・ショルツが務めるが、GKグエン・バン・ホアンがセーブ。珍しい失敗となった。 ハノイFCは今大会前半でのゴールはなし。浦和がボールを握って主導権を握る中、33分にはショルツが持ち上がって斜めのパス。これを、裏に抜けた安居がボックス内で受けて左足でシュート。しかし、GKがセーブする。 さらに42分、浦和は前線で激しくプレスに行くと、相手陣内でこぼれ球を拾った安居が自ら持ち運びボックス手前から右足ミドル。低いシュートを放ったが、これは枠の右に外れた。 浦和がペースを握りながらもゴールがなく迎えた後半。浦和は岩尾憲、小泉佳穂を下げて、伊藤と大久保を投入。さらに荻原を右サイドバック、大畑を左サイドバックに配置換えした。 攻撃がスムーズに行くようになった中53分、左CKをダミアン・ル・タレックがヘッド。GK西川周作が右手一本でセーブも、こぼれ球をダオ・バン・ナムに頭で押し込まれ、ハノイが先制する。 雪景色の札幌からすぐに移動し、暑いベトナムで中2日での試合ということで、重い浦和の選手たち。リードを許してもギアがなかなか上がってこない。その浦和は60分にシャルクとエカニット・パンヤを下げて、関根とカンテを投入し、さらに攻撃の火力を上げに行く。 すると65分、右サイドでボールを持った荻原がボックス右から左足でグラウンダーのクロス。背後に抜け出したリンセンがダイレクトで合わせてネットを揺らし、浦和が同点に追いつく。 ここからというタイミングで、ゴール直後に浦和はピンチ。自陣で潰されると、ボックス手前でパスを受けたファム・トゥアン・ハイが右足一閃。右隅を狙ったシュートだったが、枠を外れて事なきを得た。 すると71分、右CKを得た浦和は、荻原のクロスをホセ・カンテがヘッド。ゴールは枠に飛ぶが、GKがなんとか掻き出して得点を奪えない。 攻めあぐねる浦和だったが83分にまさかの展開。浮き球のパスで入れ替わられると、荻原が倒してしまいPKの判定となる。しかし、これにVARが介入しオンフィールド・レビューに。ファウルの位置がチェックされたが、PKのまま変わらず。これをファム・トゥアン・ハイがしっかりと蹴り込み、ハノイが再びリードを奪う。 終盤に再びリードを許した浦和。勝たなければ敗退が決定するという状況で少ない時間で2点を奪わなければいけないという追い込まれた状況に。アディショナルタイムは8分間ある中、焦りもあるのかプレーの精度を欠いてしまい、ハノイに時間を使われる。 アディショナルタイム9分にはボックス手前でFKを獲得するもホセ・カンテのシュートは失敗。そのまま2-1で敗れ、浦和の敗退が決定した。 なお、前年王者のグループステージ敗退は、2010年のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ、2016年の広州恒大に続く3例目となってしまった。 また、今季の明治安田生命J1リーグを4位で終えていた浦和は、ACL優勝のみが来シーズンのACL出場に繋がるはずだったが、これで来シーズンのACL出場も無くなった。 ハノイFC 2-1 浦和レッズ 【ハノイ】 ダオ・バン・ナム(後8) ファム・トゥアン・ハイ(後42)[PK] 【浦和】 ブライアン・リンセン(後20) <span class="paragraph-title">【動画】巧みな抜け出しからリンセンが同点ゴールを奪う</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>リンセン<br>見事な裏抜けから同点弾<a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信 <a href="https://t.co/yiwcgZCluK">pic.twitter.com/yiwcgZCluK</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1732392216746655957?ref_src=twsrc%5Etfw">December 6, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.12.06 23:01 Wed

ホーム最終戦でACLの勝ち上がりに望み繋ぐ劇的勝利、浦和の代役指揮官ジャナスコーチが勝利喜ぶ「勝利に値した」

浦和レッズのラファル・ジャナスコーチが、武漢三鎮戦を振り返った。 29日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループJ 第5節で浦和は武漢三鎮(中国)をホームに迎えた。 今シーズンの明治安田生命J1リーグは残すところ最終節。浦和はアウェイで北海道コンサドーレ札幌との戦いとなり、ホームでの試合はこの試合が最後となる。 勝ち点4で並ぶ両者。負ければグループステージ敗退が決まるという展開の中で、浦和は難しい戦いを強いられる。序盤からペースは握るもののフィニッシュワークが上手くいかず、チャンスが作れない。それでも37分、PKを獲得するとアレクサンダー・ショルツが落ち着いて蹴り込み先制。しかし、その後にアクシデントが続く。 まずは43分、大畑歩夢がハムストリングを負傷してプレー続行不可能となり関根貴大と交代。さらに前半アディショナルタイムには髙橋利樹が相手選手に激しくぶつかられると、そのまま倒れ込み起き上がれず。一瞬意識が飛んだのか、周りの選手が騒然となり急いで処置がされた中、大久保智明と交代した。 後半も攻めあぐね続けた浦和は68分に同点ゴールを許すことに。勝ち点1では足りない中で、今季限りで引退を表明したホセ・カンテ、そして浦和の退団が決まったアレックス・シャルクを投入。それでもこのまま終わるかと思われた中、90分に“理不尽”が代名詞のホセ・カンテが劇的ゴール。2-1で浦和が勝利を収め、2位に浮上した。 マチェイ・スコルジャ監督が2試合のベンチ入り禁止処分を受けたことで、代役として指揮を執ったジャナスコーチ。しっかりと勝ち点3を獲得できたことを喜んだ。 「まず、勝利を収めることができて嬉しく思う。今月は負けが込んでいて、我々にとって非常にタフな1カ月となっていた。今月はアディショナルタイムで負けてしまうという試合が2つあったが、今日は試合終了間際にホセ(・カンテ)が点を取って勝つことができた」 「最後の最後まで、選手たちは勝ちたいという意欲を持って闘ってくれたので、感謝したい。今シーズンのホーム最終戦で、選手たちが最後の最後まで闘って、ファン・サポーターの方々に感謝を示そうとしている姿があった」 「今日は試合を通じて、ゲームをコントロールできていたと思うし、勝利に値したと思っている。ただ、本日の失点も(アレクサンダー・)ショルツが滑るという、少しつまらない形からの失点になってしまった。でも、勝てると信じてその後もプレーしていたので、選手たちには『お疲れ様でした』と言いたい」 <span class="paragraph-title">【動画】衝撃の一発!ホセ・カンテが浦和サポーターの前で決めた劇的ラストゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="OXnmAe7jUuI";var video_start = 378;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.11.30 07:30 Thu
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移籍履歴
移籍日 移籍元 移籍先 種類
2019年7月1日 インゴルシュタット 浦和 完全移籍
2019年6月30日 シント=トロイデン インゴルシュタット レンタル移籍終了
2018年7月10日 インゴルシュタット シント=トロイデン レンタル移籍
2017年8月11日 浦和 インゴルシュタット 完全移籍
2014年2月1日 浦和 完全移籍
今季の成績
AFCチャンピオンズリーグ プレーオフ 1 24’ 1 0 0
AFCチャンピオンズリーグ グループJ 4 212’ 1 0 0
明治安田J1リーグ 4 308’ 0 1 0
合計 9 544’ 2 1 0
出場試合
AFCチャンピオンズリーグ プレーオフ
2023年8月22日 vs 理文 24′ 1
3 - 0
AFCチャンピオンズリーグ グループJ
第1節 2023年9月20日 vs 武漢三鎮 45′ 0
2 - 2
第2節 2023年10月4日 vs ハノイFC 90′ 1
6 - 0
第3節 2023年10月24日 vs 浦項スティーラース メンバー外
0 - 2
第4節 2023年11月8日 vs 浦項スティーラース メンバー外
2 - 1
第5節 2023年11月29日 vs 武漢三鎮 47′ 0
2 - 1
第6節 2023年12月6日 vs ハノイFC 30′ 0
2 - 1
明治安田J1リーグ
第1節 2024年2月23日 vs サンフレッチェ広島 67′ 0
2 - 0
第2節 2024年3月3日 vs 東京ヴェルディ 61′ 0 45′
1 - 1
第3節 2024年3月10日 vs 北海道コンサドーレ札幌 90′ 0
0 - 1
第4節 2024年3月17日 vs 湘南ベルマーレ 90′ 0
4 - 4
第5節 2024年3月30日 vs アビスパ福岡 メンバー外
2 - 1
第6節 2024年4月3日 vs FC東京 メンバー外
2 - 1
第7節 2024年4月7日 vs サガン鳥栖 メンバー外
3 - 0
第8節 2024年4月12日 vs 柏レイソル メンバー外
1 - 0
第9節 2024年4月20日 vs ガンバ大阪 メンバー外
0 - 1
第10節 2024年4月28日 vs 名古屋グランパス メンバー外
2 - 1