U-23日本が白星発進! 西尾退場で数的不利も守護神・小久保中心に松木玖生の虎の子1点守り抜く【AFC U-23アジアカップ】
2024.04.17 00:04 Wed
前半8分に先制点を決めた松木玖生(写真は3月のU-23ウクライナ戦)
U-23日本代表は16日、AFC U23アジアカップのグループB第1節でU-23中国代表と対戦し、1-0で勝利した。3.5枠のパリ・オリンピック出場権を懸けたアジア最終予選となる今大会。グループ上位2カ国が準々決勝に進むこととなる。
8大会連続8度目のオリンピック出場を目指す日本は、その重要な初戦となった中国戦に向けて[4-3-3]の布陣を採用。GKに小久保玲央ブライアン、4バックは右から関根大輝、西尾隆矢、内野貴史。中盤はアンカーにキャプテンの藤田譲瑠チマ、インサイドハーフに山本理仁、松木玖生。3トップは右から山田楓喜、細谷真大、平河悠が並んだ。
立ち上がりからボールを握って押し込む日本。開始4分にはボックス右角から山田が上げたクロスをファーの松木が胸トラップから左足アウトで叩くシュートを記録した。
すると、このプレーが伏線となって早い時間帯に先制点が生まれた。8分、右サイドで押し込んでポケットを取った関根からマイナスのパスを受けた山田が先ほどと似たような位置から、より速い左足のピンポイントクロスを供給。これをタイミング良くゴール前に飛び込んだ松木が左足ダイレクトで流し込んだ。
ボールのないところでジア・フェイファンに後ろから身体をぶつけられた西尾が思わず左腕を振ると、肘か腕が顔面か喉元付近を捉えてピッチに倒れ込む。一度プレーは流されたが、オンフィールド・レビューの結果、レッドカードが掲示された。
軽率な西尾の退場によって数的不利を背負った中、大岩剛監督は山本を下げて木村誠二を投入。これで松木と藤田がボランチで並ぶ[4-4-1]の布陣に変更した。
ここから数的不利の戦いとなった日本は、よりセーフティーなプレーを心掛けながらリードを維持しつつ、カウンターを起点に追加点を狙う形に。
30分を過ぎた辺りから相手に押し込まれる場面が増えると、38分にはタオ・チャンロンにボックス手前から強烈なミドルシュートを打たれるが、ここはクロスバーを叩く。さらに、こぼれに詰めたシュートもGK小久保が冷静にキャッチした。
何とか失点を回避したものの、以降も苦しい展開を強いられる日本。42分にはヤン・ツーハオの左クロスにゴール前で合わせたベイヘラムのヘディングシュート、7分のアディショナルタイムにはセットプレー流れからジュ・ユエに枠の左を捉えたミドルシュートを打たれるが、いずれもGK小久保のファインセーブによって事なきを得た。
松木のゴールで早々にリードを得る理想の入りとなったものの、西尾の退場をきっかけに苦しい戦いを強いられた中、何とか前半を1点リードで終えた。
中国が前線のメンバーを2枚入れ替えたの対して、日本は前半と同じメンバーで臨んだ。開始直後には中国のロングカウンターからいきなりのピンチを迎えるが、投入直後のシェ・ウェンネンとのボックス内での一対一はGK小久保が見事な読みで阻む。
以降もボールを握られて押し込まれる状況が続く日本だが、自陣ではブロックを組みながらスペースと人を冷静に管理。決定機やセットプレーまで持ち込ませない。
うまく試合を膠着させて時計を進めると、67分には攻守に負担が大きかった山田と平河の両サイドを下げて藤尾翔太、佐藤恵允を同時投入。サイドの守備のテコ入れと共にカウンター時の推進力を加える。
その藤尾と佐藤は投入後にサイドから仕掛けるプレーで見せ場を作ると、70分には相手陣内中央で得たFKの場面でキッカーの松木がドライブ回転をかけた鋭いシュートで相手GKを脅かした。
中国の定まらぬ攻撃のやり方もあって、後半半ば以降はGK小久保の仕事機会も減って安定して守れるようになった日本。さらに、中国にも疲れが出始めて自分たちでボールを動かす時間も増える。
その後、1点リードのまま後半最終盤を迎えると、パワープレー気味のプレーが増えてきた中国に対して、大岩監督は内野貴、細谷を下げて鈴木海音、内野航太郎とより高さのある選手をピッチに送り出し、完全に逃げ切り態勢に。
内野航、松木がトドメの2点目を奪うことはできなかったが、最後まで緩みを見せることなく守り切った。
そして、初戦を勝利で終えた日本は19日にU-23UAE代表と対戦する。
U-23日本代表 1-0 U-23中国代表
【日本】
松木玖生(前8)
◆U-23日本代表出場メンバー
GK
小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)
DF
関根大輝(柏レイソル)
西尾隆矢(セレッソ大阪)
高井幸大(川崎フロンターレ)
内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)
→90分 鈴木海音(ジュビロ磐田)
MF
山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー)
→22分 木村誠二(サガン鳥栖)
藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー)
松木玖生(FC東京)
FW
山田楓喜(東京ヴェルディ)
→67分 藤尾翔太(FC町田ゼルビア)
細谷真大(柏レイソル)
→90分 内野航太郎(筑波大学)
平河悠(FC町田ゼルビア)
→67分 佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ)
8大会連続8度目のオリンピック出場を目指す日本は、その重要な初戦となった中国戦に向けて[4-3-3]の布陣を採用。GKに小久保玲央ブライアン、4バックは右から関根大輝、西尾隆矢、内野貴史。中盤はアンカーにキャプテンの藤田譲瑠チマ、インサイドハーフに山本理仁、松木玖生。3トップは右から山田楓喜、細谷真大、平河悠が並んだ。
すると、このプレーが伏線となって早い時間帯に先制点が生まれた。8分、右サイドで押し込んでポケットを取った関根からマイナスのパスを受けた山田が先ほどと似たような位置から、より速い左足のピンポイントクロスを供給。これをタイミング良くゴール前に飛び込んだ松木が左足ダイレクトで流し込んだ。
東京VとFC東京で活躍するレフティーコンビの見事なコンビネーションで幸先よくリードを手にした日本は、以降も冷静にゲームをコントロール。だが、15分過ぎに思わぬアクシデントが発生。
ボールのないところでジア・フェイファンに後ろから身体をぶつけられた西尾が思わず左腕を振ると、肘か腕が顔面か喉元付近を捉えてピッチに倒れ込む。一度プレーは流されたが、オンフィールド・レビューの結果、レッドカードが掲示された。
軽率な西尾の退場によって数的不利を背負った中、大岩剛監督は山本を下げて木村誠二を投入。これで松木と藤田がボランチで並ぶ[4-4-1]の布陣に変更した。
ここから数的不利の戦いとなった日本は、よりセーフティーなプレーを心掛けながらリードを維持しつつ、カウンターを起点に追加点を狙う形に。
30分を過ぎた辺りから相手に押し込まれる場面が増えると、38分にはタオ・チャンロンにボックス手前から強烈なミドルシュートを打たれるが、ここはクロスバーを叩く。さらに、こぼれに詰めたシュートもGK小久保が冷静にキャッチした。
何とか失点を回避したものの、以降も苦しい展開を強いられる日本。42分にはヤン・ツーハオの左クロスにゴール前で合わせたベイヘラムのヘディングシュート、7分のアディショナルタイムにはセットプレー流れからジュ・ユエに枠の左を捉えたミドルシュートを打たれるが、いずれもGK小久保のファインセーブによって事なきを得た。
松木のゴールで早々にリードを得る理想の入りとなったものの、西尾の退場をきっかけに苦しい戦いを強いられた中、何とか前半を1点リードで終えた。
中国が前線のメンバーを2枚入れ替えたの対して、日本は前半と同じメンバーで臨んだ。開始直後には中国のロングカウンターからいきなりのピンチを迎えるが、投入直後のシェ・ウェンネンとのボックス内での一対一はGK小久保が見事な読みで阻む。
以降もボールを握られて押し込まれる状況が続く日本だが、自陣ではブロックを組みながらスペースと人を冷静に管理。決定機やセットプレーまで持ち込ませない。
うまく試合を膠着させて時計を進めると、67分には攻守に負担が大きかった山田と平河の両サイドを下げて藤尾翔太、佐藤恵允を同時投入。サイドの守備のテコ入れと共にカウンター時の推進力を加える。
その藤尾と佐藤は投入後にサイドから仕掛けるプレーで見せ場を作ると、70分には相手陣内中央で得たFKの場面でキッカーの松木がドライブ回転をかけた鋭いシュートで相手GKを脅かした。
中国の定まらぬ攻撃のやり方もあって、後半半ば以降はGK小久保の仕事機会も減って安定して守れるようになった日本。さらに、中国にも疲れが出始めて自分たちでボールを動かす時間も増える。
その後、1点リードのまま後半最終盤を迎えると、パワープレー気味のプレーが増えてきた中国に対して、大岩監督は内野貴、細谷を下げて鈴木海音、内野航太郎とより高さのある選手をピッチに送り出し、完全に逃げ切り態勢に。
内野航、松木がトドメの2点目を奪うことはできなかったが、最後まで緩みを見せることなく守り切った。
そして、初戦を勝利で終えた日本は19日にU-23UAE代表と対戦する。
U-23日本代表 1-0 U-23中国代表
【日本】
松木玖生(前8)
◆U-23日本代表出場メンバー
GK
小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)
DF
関根大輝(柏レイソル)
西尾隆矢(セレッソ大阪)
高井幸大(川崎フロンターレ)
内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)
→90分 鈴木海音(ジュビロ磐田)
MF
山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー)
→22分 木村誠二(サガン鳥栖)
藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー)
松木玖生(FC東京)
FW
山田楓喜(東京ヴェルディ)
→67分 藤尾翔太(FC町田ゼルビア)
細谷真大(柏レイソル)
→90分 内野航太郎(筑波大学)
平河悠(FC町田ゼルビア)
→67分 佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ)
1
2
小久保玲央ブライアン
山田大樹
野澤大志ブランドン
内野貴史
大畑歩夢
西尾隆矢
木村誠二
半田陸
鈴木海音
高井幸大
山田楓喜
佐藤恵允
山本理仁
藤田譲瑠チマ
田中聡
松木玖生
藤尾翔太
細谷真大
荒木遼太郎
内野航太郎
大岩剛
斉藤光毅
鈴木唯人
染野唯月
馬場晴也
藤田和輝
小見洋太
バングーナガンデ佳史扶
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3日、日本代表vsU-24日本代表の一戦が札幌ドームで行われる。 キリンチャレンジカップ2021のジャマイカ代表戦が、ジャマイカ代表が来日できなかったことを受けて急遽中止に。その後、対戦相手にU-24日本代表を指名し、異例の日本代表対決が実現した。 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選を戦う日本代表と、東京オリンピック出場に向けてメンバー選考を続けるU-24日本代表の一戦。互いに主力選手を起用して臨む。 日本代表はDF長友佑都(マルセイユ)、MF鎌田大地(フランクフルト)、MF南野拓実(サウサンプトン)、FW大迫勇也(ブレーメン)と日本代表の主軸を先発起用した。 一方のU-24日本代表はオーバーエイジの3名はベンチスタート。MF久保建英(ヘタフェ)、MF中山雄太(ズヴォレ)、MF板倉滉(フローニンヘン)らが起用された。 今回の試合は、フィールドプレーヤーが7名、GK1名が交代可能なレギュレーション。後半の交代枠は3回までとなるが、負傷交代の場合は含まれない。 ★日本代表スタメン[4-2-3-1] ※並びは予想 GK:シュミット・ダニエル DF:室屋成、植田直通、谷口彰悟、長友佑都 MF:橋本拳人、守田英正 MF:原口元気、鎌田大地、南野拓実 FW:大迫勇也 監督:森保一 ★U-24日本代表スタメン[4-2-3-1] ※並びは予想 GK:大迫敬介 DF:菅原由勢、橋岡大樹、町田浩樹、旗手怜央 MF:中山雄太、板倉滉 MF:三好康児、久保建英、遠藤渓太 FW:田川亨介 監督:横内昭展 2021.06.03 18:42 Thu2
「中村俊輔2世よりも“山田楓喜”を見て」輝く左足で日本を頂点に立たせたレフティー、“喜”を背負う山田家の長男が見据えるものは「最高の“山田楓喜”」
日本人の約9割だと言われているのが右利き。かつては左利きを矯正する動きもあったほど、日常生活における様式も右利き仕様が多い。 一方で、残りの1割に属する左利きは、スポーツ界では特に稀有な存在でありながら、偉大な記録の持ち主は左利きが多い。日本代表の歴史において、これまでも記憶に残る数々の左利きの選手がいる。かつて背番号10を背負った名波浩、中村俊輔。現在の10番を背負う堂安律も左利きだ。若くして大きな注目を集め、世界にその名を知らしめる久保建英も左利き。強烈なキャラクターで人々を今も魅了し続ける本田圭佑も左利き。攻撃のキーマンにはどの時代も“左利き”の選手がいた。 パリ五輪出場を決め、8大会連続12回目のオリンピックの舞台に立つU-23日本代表。AFC U23アジアカップで見事にチームを優勝に導いた男もまた“左利き”。東京ヴェルディの山田楓喜だ。 パリ五輪世代として、U-21日本代表時代から招集を受けていた山田。左利きながら、右サイドのアタッカーとして起用されてきたが、所属していた京都サンガF.C.ではレギュラーではなく、代表でも出番は限られていた。 その山田は心機一転、今シーズンは東京ヴェルディに移籍。すると、開幕戦の横浜F・マリノス戦では強烈なFKを直接叩き込みインパクトを残すと、ここまで3ゴール。今大会では5試合に出場すると、2ゴール1アシストと数字を残した。 山田が決めたゴールは準々決勝のU-23カタール代表戦での開始早々の強烈ミドルと、決勝のU-23ウズベキスタン代表戦での値千金のミドル。いずれもその左足から繰り出されたシュートがチームの勝利に貢献した。 「今まで自分は準備してきましたし、こういう大舞台で決めるために苦しい時も腐らずに常に準備してきたので、当然かなとも思いますし、大舞台で日本代表という大きなチームを優勝に導けたことは凄く嬉しいなと思います」 決勝の翌日に帰国した山田はそう語り、自身が重ねてきたモノが、結果になって現れただけ。「今までちゃんと準備してきたので、昂ることなく、いつも通り臨めました」と、決勝の終盤に出場しても、普段通りにプレーできたという。 自信を持っているものは強い。プロの世界では特にそれを感じることが多い。常に自身の100%を出すためには、安定したメンタルが重要であり、そのメンタルの支えになるのは、しっかりとした準備と積み上げてきたことによる自信だろう。山田にはそれが備わっている。 東京Vでの好調ぶりももちろん後押しになったはず。ただ、山田は「今までずっと変化し続けてきて、成長し続けてきているので、自分がちゃんと活躍できる場を選んだ道で結果を出せています。いつでもどのタイミングでも結果を出せる自信もありましたし、移籍して自分が輝ける場所を選んで、代表にもつながってきているので、決断というのは良かったと思います」とコメント。京都で燻っていた中で、移籍を決断した結果として、今の活躍がある。それも自信からくる決断のおかげだ。 取材の受け答えを見ていても、淡々と思っていることを語る山田。ただ、そこには確固たる自身の考えと、ブレることのない意志を感じる。それは、パリ五輪に向けての18名のメンバー争いを聞かれた山田の答えからも窺えた。 「とりあえずはこのアジアカップで代表期間が終わったので、オリンピックのことを考えず、ヴェルディの選手として戦わないといけないので、代表のことは忘れて、ヴェルディのために戦いたいなと思います」 「その先のことは何も考えず、ヴェルディのために結果を出し続けるだけです」 アジアで優勝を果たした。パリ五輪の切符も掴んだ。目標としていたものに対し、やれることをやって結果を残した。ただ、次はパリ五輪ではなく、東京V。所属クラブのためにプレーすることが、やるべきこと。その積み上げを続けているからこそ、今の山田がある。 また、強烈な左足のキックについても同様だ。「才能はある程度あったと思いますけど、プロになっている選手であれば誰でもあると思うので、努力は才能を勝らないと思います。努力というのは自分で努力していたという気持ちはないんですけど、それが良かったかなと思います。どんどん上積みしていった日々の練習というのを大事にしてきましたし、これからも必要だと思うので、それは忘れずにずっとやっていきたいです」とコメント。必要なことを積み上げたことだけが重要ということだ。 FKの精度、キック精度を持って、中村俊輔氏と比較される山田。ただ本人は全くそう思っていない。そのメンタリティも、活躍の要因と言える。 「(中村氏とは)全く別の選手ですし、素晴らしいフリーキッカーで左足の選手と比べられることは嬉しいですけど、全く別の選手で、全く違う特徴を持っているので、中村俊輔2世というよりは、山田楓喜というのを、誰かの後釜ではなく山田楓喜というものを見てもらいたいです」 誰もが似たような選手を真似しそうなものだが、「誰もないですね。自分のスタイルを貫き通してきたという感じです」と、山田は昔から誰かを手本にはしていないという。自分は“山田楓喜”。これを大事にしている。 「今年の目標としては、自分の価値を高めて名を売っていくということを移籍した時から決めていました。その途中ですし、まだまだこれからどんどん山田楓喜というものを世界に知らしめていかなければいけないと思います。まだ途中ですし、全然満足していないので、これからという感じです」 今回の大会の活躍で、間違いなく“山田楓喜”の価値は高まり、その名は今まで以上に知られることとなっただろう。その名前にも特徴が。人々に“喜”を与える存在になるべくして、体現している。 「『喜』が先祖代々長男についていて、それが自分も長男なので、『喜』を第一に考えた名前となっています」と、「楓喜」という名前の由来について語ってくれた。そして「自分が喜んでいる姿を出しながら、周りの人にも喜んでもらうという感じです」と、自身が楽しく、喜んでプレーすることで、喜びを与えていく。代表選手にとって、最も大事な要素を、名前として背負っている。 そんな山田の目標は、最高の“山田楓喜”になること。 「最終目的はないですが、自分がどれだけ成長できるか。日々成長したいなという思いがあったから、今までも成長できたと思うので、それを忘れず、変な目標とか高みを見せずに、日々成長することにフォーカスしたいです」 間違いなく注目を集めるその左足。多くの“喜び”をこれからも多くの人々に与えて行ってもらいたい。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 <span class="paragraph-title">【動画】歓“喜”をもたらした山田楓喜の後半AT弾! 日本を優勝へ導く左足ミドル!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="QYyvg_78ZLE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.06 09:00 Mon3
レーティング: U-24日本代表 3-0 U-24アルゼンチン代表《国際親善試合》
U-24日本代表は29日、SAISON CARD CUP 2021でU-24アルゼンチン代表と北九州スタジアムで戦い、3-0で日本が勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。 ▽U-24日本代表採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/fom20210329u24japan_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">©CWS Brains, LTD.<hr></div> ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価。 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし GK 23 谷晃生 5.5 64分にガイチがフリーで放った初シュートを落ち着いてセーブ。守備範囲の広さも見せる。 DF 15 町田浩樹 6.0 1戦目でやられたガイチとの競り合いで負けなし。ラインコントロールと瀬古との関係性も良し。 20 古賀太陽 6.0 守備で安定感。サポートにも優れたプレー。同サイドの相馬とを上手く使う動きは1戦目から継続。 (→21 中野伸哉 -) 出場時間が短く評価なし。 22 瀬古歩夢 6.5 自身の特徴でもあるフィードで林のゴールをアシスト。守備でも競り負けずに安定したプレー。 19 原輝綺 6.0 気の利いたポジショニングで攻守にわたってアルゼンチンにとって嫌な存在に。 MF 4 板倉滉 7.0 キャプテンとしてボランチで出場。田中との補完性もよく球際もハードにいく。68分、73分とCKからヘディングで2ゴール。 9 食野亮太郎 5.5 右サイドで起用され久保とポジションを入れ替えながら積極的に体を張って裏を取る動きを見せる。 (→18 旗手怜央 -) 出場時間が短く評価なし。 11 久保建英 6.5 トップ下で先発も左に右にとポジションを変えてプレー。ボールを受ける位置、ラストパスと攻撃で存在感を見せる。板倉の2ゴールをどちらもCKからアシスト。 (→10 三好康児 5.5) 右サイドに入り強度の高さに適応し守備で貢献。攻撃面ではあまり効果的なプレーを見せられず。 14 相馬勇紀 6.0 積極的にドリブルを仕掛けてアルゼンチンの脅威に。51分の決定機は決めたかった。 (→7 三笘薫 -) 出場時間が短く評価なし。 17 田中碧 6.5 効果的なポジショニングでボールタッチ数を増やして全体を活性化。守備でもアルゼンチンをしっかりと封じる。 FW 8 林大地 6.5 2試合目の出場。1トップで起用も攻守で体を張るプレー、裏に抜ける動きと特徴を出し先制ゴール。 (→13 田川亨介 -) 久保のFKからボックス内でサインプレーでチャンスを作ったのみ。右肩を痛め途中交代。 (→16 渡辺皓太 -) 出場時間が短く評価なし。 監督 横内昭展 6.5 ターンオーバーを採用し9名を1戦目から変更も、しっかりと前回の反省を生かして立ち上がりからインテンシティの高いプレーが連続。リベンジを果たした。 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! 板倉滉(日本) キャプテンマークを巻きボランチとして出場。立ち上がりから激しく守備を行いチームに意識付け。CKからはヘディングで2ゴールを奪い、気迫を見せた。 U-24日本代表 3-0 U-24アルゼンチン代表 【日本】 林大地(前45) 板倉滉(後23) 板倉滉(後28) 2021.03.29 21:45 Mon4
20歳の誕生日を迎えた久保建英がFC東京・長谷川健太監督に感謝、20歳の意気込みは「大人のサッカー」
U-24日本代表は、5日に控えるU-24ガーナ代表戦に向けた前日練習に臨んだ。 3日、ジャマイカ代表の来日が遅れたことで、日本代表と急遽試合を行うこととなったU-24日本代表。中1日で福岡に移動し、ガーナ戦に備える中、北海道・東北地方での暴風雨により福岡への移動に支障が起きた。 U-24日本代表は急遽、札幌ドームのウォーミングアップ場でトレニングを実施。時間を遅らせてのフライトとなり、明日のガーナ戦の地である福岡へと向かった。 メディアのオンライン取材に応対したMF久保建英(ヘタフェ)は4日が20歳の誕生日。代表合宿ではチームメイトから手荒い祝福をされることが多いが「今のところ大丈夫です」とまだ被害を受けていないとコメントした。 今回は急な試合に始まり、この日は移動が予定通りにいかないこととなった。この状況については「ポジティブに捉えていると思います」と語り、「こういう状況に本番じゃなく、本番前に想定できることは自分たちにはポジティブに働くかなと。明日が大事なので、明日に向けて逆算していかに戦えるかが試されていると思います」と語り、不測の事態にどう対応できるかが測れる良い機会だとした。 改めて昨日のA代表との試合については「チームとしては急遽試合が決まって、明日も試合があるので、思ったようなスケジュールではないというか、過密日程のなかで1つ組み込まれてしまったという感じです」とコメント。それでも「自分たちもできる限りのコンディションで臨もうとしましたが、その中でやっぱり急遽決まった試合で、メンバーもあまり決められずにというか、5日をイメージした中でコンディションが良かったメンバーが試合に出たと思います」と語り、コンディションが優先されたと語った。 ただ、良い機会だったために悔しさも露わにし「その中では折角の対決だったので、しっかり準備して100%で臨みたかったという思いはあります」とコメント。自身のパフォーマンスについては「個人的には手応えもありましたし、全然やれていないということもなく、なんならいつも練習している人たちが相手だったので、自分が壁を感じることなくやれたと思いますけど、結果で3-0で負けたことは個人的には悔しかったです」と、個人のパフォーマンスには満足感を示すも、結果として負けたことを悔しがった。 明日はU-24ガーナ代表との試合。アフリカ勢との試合となるが「初戦の相手が南アフリカで、仮想ということで組んでもらっているので、しっかり自分たちがアフリカ勢にどう対応するかを含めて、本番が近づいているのでそれを想定しているのではないかなと思います」とコメント。アフリカ勢に対してのポイントは「最近はアフリカの選手も万能で、僕たちの上位互換のような選手が何人もいますが、全体的には飛び込んでくる選手が多いなと経験から感じています」と語り、「敢えてボールを晒したり、ワンフェイント多めに入れようかなと意識しています」と、攻略法も明かした。 また、メンバーにはヘタフェで共にプレーしたMFサビト・アブドゥライが招集されている。アブドゥライについては「さっきも連絡を取りました」と語り、「個人的に仲が良くて、彼が免許なくて僕が車で迎えに行ったりする仲です。来るなら連絡くれよと言っていて、連絡をもらいました」と、互いに意識する仲のようだ。 スタイルについては「謙遜していましたが、何試合か一緒にやって、メッシ選手を潰したり臆することなく、球際もすごく強いです、練習からもバチバチやっていました」と強度の高いプレーをする選手だとし、「ヘタフェを象徴するような選手です。臆することなく自分たちも正面からぶつかることが大事だと思います」と、しっかりと向き合わないと痛い目に遭う可能性が高い相手のようだ。 この日20歳になった久保。改めて20歳になったことについては「まだあまり実感ないですけど、明日の試合から20歳で1つギアを上げて。19歳ではないので、20歳なので大人な自分をピッチ内で見せられればと思います」と、20歳になってすぐの試合に意気込みを語った。 久保の言う大人のサッカーとは「簡単にいうと、経験だったりとか、昨日の試合を途中から見ていて遠藤選手が入って落ち着いたとか、自分ならここに1人入って欲しいなというところにスッと入って前を向いてくれて、つけてくれたり、しっかり試合でどういうプレーするのかを頭に入っていると思います」とオーバーエイジとしてプレーしたMF遠藤航のプレーを挙げ、「時間帯を考えたりチーム全体を俯瞰してゲームを見るとか、余裕を持ってプレーすると言っていますが、個人だけでなく、チームの流れや時間帯を考えた余裕が大人だと思いました」と、より俯瞰で試合に絡めるようになりたいと語った。 また、FC東京の長谷川健太監督が20歳を迎えた久保にエールを送っていたが、久保にとっての長谷川監督は「自分は健太さんに選手として大きくしてもらいました。辛いことも意見が食い違うことも、健太さんの要求に自分が応えられないこともありました」と、想いを語った。 さらに「自分は18歳の誕生日でヨーロッパに行きたいという考えがあって、そのためには18歳の年に出られなかった諦めようと考えていた中で、監督がプレシーズンでチャンスをくれて、プレシーズンで結果を出せば今シーズンは使ってやると言われて、それに自分が応える事ができて、そこから東京で成長できました」とFC東京時代を回想。「結果として東京のチームを離れることになりましたけど、感謝しかないですし、健太監督に自分は大きくしてもらったと思っています」と感謝の気持ちを述べ、「監督が喜んでくれるような選手になることが恩返しだと思います」と世界で活躍する事が恩返しになるとし、改めて意気込みを語った。 2021.06.04 21:35 Fri5