JFLの7クラブがJ3ライセンス申請を発表…高知、栃木C、V三重、滋賀、V大分、青森、新宿の戦況まとめ

2024.07.03 17:00 Wed
JFLの7クラブがJ3ライセンス申請を発表
©超ワールドサッカー
JFLの7クラブがJ3ライセンス申請を発表
6月30日〜7月1日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)の7クラブが「J3クラブライセンス」取得に向けた申請を行ったと発表した。ここでは7クラブの戦いぶりをまとめる。★首位・高知ユナイテッドSC

2位と勝ち点「10」差で首位を独走する高知。開幕7連勝から2連敗を喫すも、そこから5連勝と再び勢いが加速し、高知県勢初のJリーグ参入へ一歩一歩近づいている。
“ホームゲーム平均観客動員2000人”をクリアできるかどうかが重要となりそうだが、今回は各クラブの戦いぶりにフォーカス。高知は昨年ガンバ大阪をも沈めた「爆速カウンター」に磨きがかかり、一方では遅攻も苦にしない。

また、途中出場選手の活躍が顕著。チーム最多6得点を叩き出すFW小林心はうち5得点が途中投入後のゴールで、全「26」得点中「8」得点が途中出場選手のゴールとなっている。
直近3試合の決勝点は、いずれも途中出場選手がお膳立て。第12節・第13節・第14節と、途中出場したMF金原朝陽の左足クロスから試合を決める1点が生まれている。

高知は14試合でリーグ2位の「26」得点と、リーグ最少の「8」失点。2連勝さえ難しい他クラブを尻目に、7連勝・5連勝と順調に勝ち点を稼いでいる。2位と勝ち点10差は必然か。


★2位・栃木シティ

栃木Cは昨季関東サッカーリーグ1部2位、全国社会人サッカー選手権大会1回戦敗退。しかし、辛うじて残していた“百年構想枠”で地域CLに出場し、同大会優勝そしてJFL昇格だ。

迎えた今季は、昇格組ながらも8勝2分け4敗の2位。リーグ最多の「27」得点を叩き出し、今季ヴィアティン三重から復帰したエース、FW吉田篤志は9得点をマークする。

ミッドウィークに天皇杯2回戦を挟んだ第12節・アトレチコ鈴鹿戦(6月15日)で1-5の大敗があったが、”事故”だった感があり、そこからソニー仙台、Honda FC相手に2連勝中だ。

攻守にタレントを揃えるなか、スピード豊かなFW田中パウロ淳一、FW藤原拓海が相手守備陣の脅威となり、最前線には9得点吉田。このトリデンテ“TYF”(仮)は観ていてワクワクする。


★4位・ヴィアティン三重

三重県勢初のJリーグ参入へ、県内クラブで最も近い位置にいると言ってよいであろうV三重。過去7年のJFLで上位フィニッシュが一度もないが、今季ここまでは4位につける。

16チーム中4位につけても、なかなか連勝街道を作れないのが現JFLの厳しさであり、V三重も第2〜3節以外に連勝なし。首位高知を除いた2位以下は団子状態が続いている。

それでもV三重は、直近の第14節で2位・FCティアモ枚方とのアウェイゲームに勝利。次節は最下位・ミネベアミツミFCとのホームゲームであり、ここで今季2度目の2連勝がマストだ。

また、ミネベア戦の次は首位高知とのホームゲーム。まさにここが2024年夏の正念場であり、ここで3連勝を達成なら、クラブ関係者もファンも自信を深めるはずだ。


★6位・レイラック滋賀

こちらは滋賀県勢初のJリーグ参入へ、J経験者を中心に空前の大型補強を敢行し、今季を迎えた滋賀。しかし、6勝3分け5敗の6位と、今のところ順調とは言えない状況だ。

前述の通り2位以下は団子状態で、悲観するべき点は何もないわけだが、滋賀については決め手を欠く戦いが長引いていると言うべきか。

リーグで3番目に少ない「12」失点の一方、得点も「19」。こちらも2連勝は今季1度しかなく、アウェイ戦6試合は1勝2分け3敗。唯一のアウェイ戦勝利が首位高知戦となっている。

J参入を目指すどのクラブにも当てはまるが、やはりそろそろギアを上げて連勝街道を作り、2位以内確保へ足場を固めたいところ。「下位相手の取りこぼし」を許されない時期が近づいている。滋賀の戦力はJFL随一なのだから。


★7位・ヴェルスパ大分

新型コロナ流行に伴う半期開催のJFL2020で王者となったV大分。翌21年も3位と上位に進出したが、22年は8位、23年は6位と、近年はもうひとつ上位へ食い込めずにいる。

今季は開幕4試合未勝利に始まり、第5節で滋賀、第8節で首位高知に勝利。滋賀戦以降、派手な戦い方はしないが、堅実に勝ち点を稼いできた印象があり、試合終盤の同点ゴールで「1」を拾う試合も複数ある。

それだけに筆者は、第13節・ラインメール青森戦の0-4大敗に驚いた。セットプレーから3発を喰らったこともあるが、こと今季については「大崩れしない」と感じていたためだ。

ともあれ、第14節・横河武蔵野FC戦で勝利し、敗戦の払拭に成功。6日の第15節は2位・栃木シティとのアウェイゲーム…V大分にとって今節はビッグマッチとなるはずだ。


★8位・ラインメール青森

ヴァンラーレ八戸に続く青森県勢2番目のJリーグ参入を目指す青森。柴田峡監督が率い、ソリッドな[4-4-2]をベースとする堅守軍団だ。

その堅守は昨季から不変も、序盤戦ではなかなかゴールが奪えず、下位に低迷。連勝街道はおろか、目の前の勝ち点「3」を掴めぬ試合が続き、開幕9試合で1勝にとどまった。

それでも継続は力なりと言うべきか、ドローも多いとはいえ、第6節から8戦無敗に。「負けないこと」を持ち味に順位もみるみる上昇し、第13節でV大分に4-0と大勝した。

ただし、直近の第14節は滋賀に敗れ、4月以来となる黒星に。第15節・枚方戦からは3試合連続ホームゲームであり、ここで勝ち点「9」、最低でも「6」もしくは「7」が欲しいところだ。


★15位・クリアソン新宿

こちらはJ3ライセンスを申請も厳しい戦いが続く新宿。このまま15位でフィニッシュなら、待っているのは地域リーグ側との入替戦(※1)だ。

(※1)詳細はJFL公式サイトを参照

北嶋秀朗新監督のもと、まず第1節で昨季最下位の沖縄SVに0-4大敗。面食らったチームは第2節もV三重に0-4で敗れ、開幕4戦未勝利&無得点という痛恨のスタートダッシュだった。

直近の第14節・FCマルヤス岡崎戦(1△1)は、今季ここまでの戦いぶりが凝縮された90分間。執念の90分同点弾で辛うじてドローも、攻撃の“型”がなく、前がかりになったときのリスク管理も脆弱さを垣間見せた。

リーグ最少の「9」得点と、リーグで2番目に多い「24」失点。第14節では最下位ミネベアが勝ち点「3」を積んだなか、目下4戦未勝利の新宿は、今週末の最下位転落もあり得る状況だ。

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“茨の道はミライへのステップ” JFL首位高知が3試合未勝利を糧に難敵との次戦へ「チャレンジャー精神で」

高知ユナイテッドSCの吉本岳史監督、FW新谷聖基が、1-1ドローのFCティアモ枚方戦を振り返り。目線はミネベアミツミFCとの次節へ。 15日、日本フットボールリーグ(JFL)第20節の高知ユナイテッドSCvsFCティアモ枚方が行われ、1-1のドロー決着に。ホーム高知は中断期間明けから3試合未勝利となった。 試合は38分、ロングボールを収めたFW小林心がボックス内で倒されてPK獲得。自らキッカーを担って先制点も、今度は55分、枚方にPKで追いつかれ、勝ち越し点を奪えなかった。 中断明け初戦となったヴェルスパ大分戦は後半頭の失点で0-1敗戦、続くレイラック滋賀戦は後半頭に先制もすぐ追いつかれて1-1ドロー。そして今回も、後半の比較的早い段階で追いつかれ、勝ち点3を逃すこととなった。 55分のPK献上について、枚方視点では二川孝広監督が「リードした高知が少し引いた部分もあったかなと。最終ラインから余裕を持ってビルドアップできるようになった」と回想。 高知の吉本監督も「(後半)受けに回ってしまった感覚です。失点に繋がりましたし、足が止まってプレッシングも緩んだ、距離感が前半よりも曖昧になってしまった」と反省する。 それでも、勝ち点「1」を積み上げ。 指揮官が「(主将)小林大智を筆頭に、最後の最後まで勝ちに向かって走った」と選手たちを労えば、途中投入で前線に入ったFW新谷も「この『+1』をあとあと『良い+1だった』と振り返れるようにしたい」と至って前向き。 少なからず苦しんだ試合の勝ち点1を過小評価する必要はないのである。 この日、筆者が印象的だったのは、吉本監督が4枚目、5枚目の交代カードとして途中投入したDF橋本峻輝、DF福田玲央。どちらもしばらく公式戦出場がなかった選手である。 なかでもセンターバックを主戦場とする福田はWボランチの一角での起用に。その意図とは。 「橋本も福田も戦術の幅を広げられる選手ですね。ひとつゲームプランとして、(後半)どうしても運動量が落ちてくる時間帯があることを見据えてのメンバー入りでした」 「福田については『長短使い分けが出来るパス』があって、ボランチとして相手両サイドバックの脇を突いて欲しいと。運動量が落ちるなか、カウンターへのケアも念頭にありました」 一方、FW新谷が自身のプレーを振り返り、「中断期間に(練習試合などで)ゴールを決めてたんですけど、今日含めてリーグは3試合不発で」と悔しさを吐露。向上心をのぞかせる。 「僕も攻撃陣のみんなも、もっとクオリティを上げたいですし、もっと泥臭くゴールを目指したい。僕はFWなのでもちろん点を取りたいですけど、やっぱりチームの勝利が一番。日々の練習から積み上げていきたいですね」 4試合ぶりの勝利を期す次節は、14位・ミネベアミツミFCとのアウェイゲーム。ミネベアは順位表では下位だが、各クラブの共通認識として、非常に厄介な難敵である。 FW新谷は「順位は関係ないですね。高知も去年ずっと上位にいたわけでもないなか、それでも上位チームに勝つ試合がありました。今は首位ですけど、何か成し遂げたわけではないので、チャレンジャー精神で臨まないといけない」と、対ミネベアに緊張感。 吉本監督も「本当に難しい対戦相手ですね。最後までタフに戦えるチームです。前回ホームでは我々の勢いがあって(ミネベアに)逆転勝ちでしたけど、少しでも昇格に近づくべく、今回も勝利を狙うことを考えれば…そうですね、やはり難しい相手です」と気を引き締める。 それでも「残り10試合はすべて難しい試合。今年やってきたことの上積みをこの試合でも」と戦闘モード。高知は悲願のJ3リーグ入会へ、ミネベア戦の勝ち点「3」から勢いを取り戻す。 ◆JFL第21節 9月21日(土) 15:00キックオフ ミネベアミツミFC vs 高知ユナイテッドSC 宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場 <span class="paragraph-title">【写真】高知ユナイテッドSCの新商品</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">【新グッズ】高知ユナイテッドSC 応援ゆずバスソルト 発売のお知らせ(旭フレッシュ様、松田医薬品様コラボ企画)<br><br>高知県産ゆずを使った香り豊かなバスソルトです。 <br><br>▼詳しくはこちら▼<a href="https://t.co/jAgg7gnPDq">https://t.co/jAgg7gnPDq</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%AB%98%E7%9F%A5%E3%83%A6%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89SC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#高知ユナイテッドSC</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%97%AD%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#旭フレッシュ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%97%AD%E9%A3%9F%E5%93%81?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#旭食品</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9D%BE%E7%94%B0%E5%8C%BB%E8%96%AC%E5%93%81?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#松田医薬品</a></p>&mdash; 高知ユナイテッドSC (@kochi_United) <a href="https://twitter.com/kochi_United/status/1836953257111146821?ref_src=twsrc%5Etfw">September 20, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.20 17:00 Fri
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【JFL第11節】V三重が昇格8年目のHonda戦初白星! 浦安は滋賀を撃破、首位高知が大逆転勝利で再び勢い加速へ

9日、日本フットボールリーグ(JFL)第11節の6試合が各地で行われた。 ◇V三重 2-0 Honda 3試合勝利から遠ざかる7位・ヴィアティン三重は、ホームで“盟主”Honda FCと対戦。昨季2戦2敗、2017年のJFL昇格から一度も勝てていないHondaに対し、8年目の初勝利だ。 まずは16分、MF梁賢柱が30m超の直接FKを低い弾道で突き刺すという、パンチの効いた先制点。そして27分、左CKにDF饗庭瑞生がヘディング弾を叩き込んでリードを広げる。 その後の追加点こそなかったが、このまま試合を終わらせ勝ち点3。3連勝中と勢いが出てきた矢先のHondaを沈める、快心の勝利だ。 ◇浦安 2-1 滋賀 前節最下位脱出のブリオベッカ浦安がレイラック滋賀を撃破。8分、右サイドを崩した浦安は、マイナスのクロスにMF上松瑛が上手くバウンドを見極め、右足ボレーを突き刺す。 ここから長らく1点リードを保って迎えた90+4分、相手最終ラインへのプレッシングがハマってボックス内でボール奪取。途中出場のキャプテン、MF橋本龍馬が左足弾を流し込んだ。 90+10分にパワープレー攻勢から1点を返されるも、逃げ切り成功で2-1勝利。昨季最終節で滋賀を奈落の底へ突き落とした浦安が、第5節以来6試合ぶりの勝ち点3を手に入れた。 ◇青森 2-0 ソニー ラインメール青森がソニー仙台FCを撃破で6戦無敗に。開始6分、前線から鋭くプレッシングをかけ、今季浦安から加入の187cmFW村上弘有が奪って素早く右足弾を流し込む。 追加点は64分。村上弘に代わって途中出場のブラジル人FWエドワルドが、右サイドからのクロスに飛び込み、最後は粘ってネットへ押し込む。青森は2試合連続の無失点勝利だ。 ◇高知 3-2 ミネベア 首位・高知ユナイテッドSCは2連敗で迎えた前節、アウェイで2位・FCティアモ枚方に勝利して持ち直し成功。そして今節はホームで最下位のミネベアミツミFCに大逆転勝利だ。 0-1ビハインドで迎えた45分にMF佐々木敦河が同点弾も、後半頭に勝ち越され、以降も押し込まれる展開に。先日J2水戸から加入した19歳FW内田優晟などの投入で打開を図る。 すると88分にDF上月翔聖の右足ボレーで追いつき、勢いそのままに90+1分、途中出場FW小林心が値千金の逆転弾。このまま逃げ切り、2位枚方との勝ち点5差をキープした。 ◇沖縄 0-2 V大分 昨季最下位から一転、今季開幕から上位陣に喰い込む沖縄SVだが、今節はホームでヴェルスパ大分に手痛い敗戦。31分にPKで先制されると、後半ラストプレーで追加点も奪われた。 この結果、前節時点で4位の沖縄は6位まで後退。今節は3位Hondaも敗れたなか、5位の栃木シティがFCマルヤス岡崎に3-0と快勝…昇格組の栃木Cが3位まで浮上している。 ◆JFL第11節 ▽6月9日(日) 高知ユナイテッドSC 3-2 ミネベアミツミFC ヴィアティン三重 2-0 Honda FC ラインメール青森 2-0 ソニー仙台FC ブリオベッカ浦安 2-1 レイラック滋賀 FCマルヤス岡崎 0-3 栃木シティ 沖縄SV 0-1 ヴェルスパ大分 ▽6月7日(金) クリアソン新宿 1-4 FCティアモ枚方 ▽6月8日(土) 横河武蔵野FC 1-0 アトレチコ鈴鹿 ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点27 | +13 2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点22 | +6 3位 栃木シティ | 勝ち点20 | +8 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点19 | +4 5位 Honda FC | 勝ち点18 | +5 6位 沖縄SV | 勝ち点18 | +3 7位 レイラック滋賀 | 勝ち点16 | +5 8位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点16 | +2 9位 ラインメール青森 | 勝ち点15 | +2 10位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点13 | -2 11位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点13 | -2 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点12 | -4 13位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -6 14位 クリアソン新宿 | 勝ち点9 | -12 15位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点8 | -6 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -16 2024.06.09 17:00 Sun

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史上初の「J3・JFL入替戦」はY.S.C.C.横浜 vs 高知ユナイテッドSCに

17日、明治安田J3リーグ第37節、また日本フットボールリーグ(JFL)第29節が行われた。 この結果、「J3の19位」「JFLの2位」が決まり、初開催となるJ3・JFL入替戦の対戦カードが『Y.S.C.C.横浜 vs 高知ユナイテッドSC』に決まった。 まずJ3では、8月以降に1勝3分け9敗と黒星のかさんだYS横浜が19位に。この日はテゲバジャーロ宮崎に2-0から後半ATの被弾2発を含む3失点で大逆転負け…最終節1試合を残して19位が確定した。 対するJFLは、高知が2位に。中断期間明けの失速で2位後退も、5戦未勝利で迎えた“鬼門”、第27節・Honda FC戦(A)に勝ち、翌節にて2位以内を確保。17日は首位・栃木シティが勝って優勝を決めたため、高知の2位が確定した。 また、高知は24日の最終節・クリアソン新宿戦(H)を残し、J3入会の主な要件「2位以内」「ホームゲーム観客動員数」「ホームゲーム入場料収入」を全てクリアしている。 ◆J3・JFL入替戦 (試合方式はJリーグ公式サイトより抜粋) ▽第1戦 12月1日(日) 高知ユナイテッドSC vs Y.S.C.C.横浜 会場:Pikaraスタジアム(香川県丸亀市) 現時点で未発表…キックオフ時間 ▽第2戦 12月7日(土) Y.S.C.C.横浜 vs 高知ユナイテッドSC 会場:ニッパツ三ツ沢球技場 現時点で未発表…キックオフ時間 第1戦は高知ホーム、第2戦はYS横浜ホーム。90分間で勝敗が決しない場合は引き分けとなり、2試合で勝利数の多いチームが勝者に。勝利数で並んだ場合は2試合の得失点差が考慮され、それでも並べば延長戦、PK戦へ。また、アウェイゴールは適用されない。 2024.11.17 16:00 Sun
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JFL高知のJリーグ参入を懸けた入替戦、ホーム1stレグは香川県開催に 本拠地の照明整備間に合わずJ3讃岐からピカスタを拝借

高知ユナイテッドSCが「J3・JFL入替戦」の1stレグ(高知ホーム)を香川県で開催する件に関し、広報担当者がその経緯を明らかにした。 17日、高知は日本フットボールリーグ(JFL)で2位が確定し、J3リーグ入会を懸けてY.S.C.C.横浜との「J3・JFL入替戦」へ進むことに。 対戦カードが確定してすぐ、Jリーグが日程・試合会場を周知。高知ホームの1stレグは12月1日(日)、YS横浜ホームの2ndレグは12月7日(土)に開催されるとのことだ。 J3残留を懸けて戦うYS横浜は、ホーム2ndレグで、普段のリーグ戦でも利用する「ニッパツ三ツ沢球技場」を会場に。 一方、高知はホーム1stレグで主たる本拠地「高知県立春野総合運動公園陸上競技場」ではなく、普段はJ3讃岐が利用する香川県丸亀市「Pikaraスタジアム」を利用するという。 本件について高知の広報担当者は18日、「なぜ春野競技場でやらないのか」という問い合わせを複数受けているとしつつ、県外開催となった経緯を明らかにした。 それによると、12月1日の春野競技場は、もともと日中から他団体主催のリレーマラソンという先約があり、入替戦行きを想定した高知は、イベント終了後のナイトゲーム開催を模索。 ただ、春野競技場はスタジアム照明の「照度」がJリーグ基準を満たさず。このため、開催不可をJリーグから通知されたとのことだ。 高知県内には、クラブがJFLで利用実績のあるスタジアムが春野競技場以外にもあるが、そちらについては、そもそものスタジアム基準を満たさず、「Jリーグの公式戦」である今回の入替戦では利用することができない。 よって、高知県外での開催を模索。高知市から車で1時間半ほどの香川県丸亀市は「Pikaraスタジアム」を利用する形となったようだ。 なお、春野競技場の照明については、高知県主導でLED化のメドが立っており、今回は整備が間に合わず。入替戦勝利でJ3入会なら、来季頭からナイトゲームでも利用可能となる。 ◆JFL最終節 2024年11月24日(日) 13:00KO 高知ユナイテッドSC vs クリアソン新宿 高知県立春野総合運動公園陸上競技場 TV中継:NHK高知放送局 ◆入替戦1stレグ 2024年12月1日(日) 時間未定 高知ユナイテッドSC vs Y.S.C.C.横浜 Pikaraスタジアム(香川県丸亀市) ◆入替戦2ndレグ 2024年12月7日(土) 時間未定 Y.S.C.C.横浜 vs 高知ユナイテッドSC ニッパツ三ツ沢球技場(神奈川県横浜市) 2024.11.18 21:50 Mon
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県勢初のJリーグ参入へ最終局面…J3側との入替戦へ進むJFL高知、山本志穂美社長が年始の就任時に選手たちへ立てた誓い「私らはゼッタイに“3万人”やり遂げるから」

高知ユナイテッドSCのオーナー兼代表取締役社長、山本志穂美氏が選手たちへ感謝。決意新たに11月24日のJFL最終節、そして12月に実施される「J3・JFL入替戦」へ向かう。 17日、日本フットボールリーグ(JFL)は第29節が行われ、首位・栃木シティの優勝とJ3リーグ入会が決定。また、高知の「2位」が確定し、「J3・JFL入替戦」への進出が決定した。 入替戦進出が決まって1時間後、今度は明治安田J3リーグでY.S.C.C.横浜の「19位」が確定。これにより、双方のリーグ戦終了後に実施される入替戦は「YS横浜vs高知」となった。 県勢初のJリーグ参入を目指す高知にとって、あとはYS横浜に「勝つか負けるか」、ただそれだけ。ホームでのJFL最終節1試合を残し、観客動員数、入場料収入はクリア済みである。 年始に高知の新社長となった山本氏は、就任からここまでの歩みを振り返り、同県では不可能とも言われた「ホームゲーム累計観客動員3万人」の達成について言及。就任当初から、選手たちには誓いを立てていたという。 「勝ち点は最後の最後にドカンと30ポイント入ってくるわけじゃないよと。だけど、コツコツ3ポイントを積み上げていけば、観客数も収益も必ず追いついてくるからねと」 「とにかく安心して欲しいと選手のみんなに伝えましたね。私たち(フロント)はゼッタイに“3万人”をやり遂げる。だから、1試合1試合、3ポイントを蓄えていってほしい、と開幕前にお話しさせてもらいました」 「それに選手のみんなが応え続けてくれた結果が前半戦。後半戦に入って『この試合落としちゃうか〜』っていう試合がありましたけど、これをみんなに投げかける気持ちはなかったですね。集客が300〜400人だった頃に選手から何か言われたことはないですから」 そんな山本氏は、社長就任前から選手たちの食生活を支える「寮母さん」としての一面も。今年に入り、多忙を極めているようだ。 「今日もみんなの朝ごはんを作って、帰ったら晩ごはんも(笑) 私は睡眠時間をすごく大事にしていて、1日9時間寝なきゃいけない人間だったんですが、今は3〜4時間。そんな生活がもうすぐ1年。でも、なんとかなるものですよ(笑)」 高知の2024シーズンはいよいよ最終局面へ。 選手たちの食生活を支え、各地を社業で奔走…県民にとってお馴染みの存在となったパワフル社長・山本氏は、いついかなる時もチームを前向きに鼓舞する“高知家”の人々へ感謝を語る。 「県民の皆さまがチームを“我が事”として捉えてくださった賜物こそ、3万人突破です。ほんとうに感謝しかありません」 「勝負ごとというのは、どう転ぶかわからないものですけども、私たちとしては『ゼッタイに昇格するんや』と。最後まで皆さまに楽しんでいただけるサッカーを披露して、高知県にJリーグのクラブを誕生させる決意です」 「選手のみんなには、とにかく最後まで自分自身を信じ続けてほしい。リーグ戦の最後は勝利で終われるように」 「今のこの灯火を全員で『大火』にするよ」 ◆JFL最終節 2024年11月24日(日) 13:00KO 高知ユナイテッドSC vs クリアソン新宿 高知県立春野総合運動公園陸上競技場 ◆入替戦1stレグ 2024年12月1日(日) 時間未定 高知ユナイテッドSC vs Y.S.C.C.横浜 Pikaraスタジアム(香川県丸亀市) ◆入替戦2ndレグ 2024年12月7日(土) 時間未定 Y.S.C.C.横浜 vs 高知ユナイテッドSC ニッパツ三ツ沢球技場(神奈川県横浜市) 2024.11.17 20:47 Sun
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YS横浜vs高知のJ3・JFL入れ替え戦実施&日程が決定! 参入目指す高知は讃岐の本拠地で開催

Jリーグは17日、2024 J3・JFL(日本フットボールリーグ)入れ替え戦の開催決定、および日程を発表した。 J3リーグの19位チームとJFLの2位チームが対戦する入れ替え戦。17日に行われたJ3第37節の結果、Y.S.C.C.横浜の19位フィニッシュが確定し、JFL第29節を戦った高知ユナイテッドSCもリーグ2位フィニッシュが決まった。 高知はJリーグ入会要件も満たし、入れ替え戦の開催が決定。12月1日(日)にPikaraスタジアムで第1戦、12月7日(日)にニッパツ三ツ沢球技場で第2戦が行われる。 なお、YS横浜は本拠地のニッパツ三ツ沢球技場で第2戦を戦うが、高知は本拠地の高知県立春野総合運動公園陸上競技場ではなく、カマタマーレ讃岐の本拠地となる香川県のPikaraスタジアムで第1戦に臨む。 キックオフ時刻やTV放送・配信については後日改めて発表される。 ◆J3・JFL入れ替え戦 [第1戦] ▽12/1(日) 高知ユナイテッドSC vs Y.S.C.C.横浜 [Pikaraスタジアム] [第2戦] ▽12/7(土) Y.S.C.C.横浜vs高知ユナイテッドSC [ニッパツ三ツ沢球技場] 2024.11.17 18:33 Sun
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【JFL第29節】高知ユナイテッドSCは2位確定で「J3・JFL入替戦」へ! 次週最終節はホームでクリアソン新宿と対戦

17日、日本フットボールリーグ(JFL)第29節の6試合が行われ、勝ち点3を積んだ栃木シティの初優勝が決まり、同時にJ3リーグ参入も決定的に。17試合無敗で王座まで駆け上がった。 一方、2位の高知ユナイテッドSCは勝ち点1。 この日の勝敗にかかわらず、優勝を逃した形だが、ホームゲームの最終節1試合を残して2位が確定。高知は12月第1週、第2週に開催される「J3・JFL入替戦」へ進出する。 この日、高知は敵地でFCマルヤス岡崎と対戦。 高知は開始10分、今季途中のレンタル加入で初スタメンとなったFW内田優晟が先制ヘディング弾。マルヤスは69分、高知のGKとDFの間を通す巧みな低いクロスを入れ、最後はファーから走った原耕太郎が詰めて同点とした。 互いに攻めて守っての一戦は、1-1ドロー決着。第27節・Honda FC戦(A)の勝利で息を吹き返した高知は、3試合無敗で最終節・クリアソン新宿戦(H)を迎える形となった。 なお、高知はすでにJ3リーグ入会要件のホームゲーム「観客動員数」「入場料収入」をクリアしている。 FCマルヤス岡崎 1-1 高知ユナイテッドSC 【マルヤス】 原耕太郎(後24) 【高知】 内田優晟(前10) ◆最終節 11月24日(日) 13:00キックオフ 高知ユナイテッドSC vs クリアソン新宿 高知県立春野総合運動公園陸上競技場 2024.11.17 15:14 Sun

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