昨季はJFL昇格まであと一歩…関東1部王者・VONDS市原にFW一木立一やDF谷口智紀ら加入

2024.02.15 15:50 Thu
VONDS市原が目指すはJFL初昇格
©超ワールドサッカー
VONDS市原が目指すはJFL初昇格
関東サッカーリーグ1部のVONDS市原は、2024シーズンも悲願のJFL昇格を目指す。

VONDS市原(以下:V市原)は古河電気工業の千葉事業所サッカー部を母体に2011年創設。地域リーグNo.1の競争力と言われる関東1部(※1)で2014シーズンから戦うなか、過去3度の優勝を誇り、布敬一郎監督(退任)が率いた昨季、3度目の栄冠により、JFL昇格を懸けた舞台である全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)への出場を決めた。

(※1)クリアソン新宿、ブリオベッカ浦安、栃木シティと3年連続で関東1部からJFL昇格チームが誕生中
しかし、地域CL1次ラウンド2位通過、決勝ラウンド2位を経て臨んだJFL最下位・沖縄SVとの入替戦。V市原は延長戦の末に1-2と敗れ、あと一歩のところでJFL初昇格を逃すことに。悲願は持ち越しとなった。

2024シーズンに向けては、Jリーグ経験も豊富なチームリーダー2人、渡辺広大清原翔平が契約を更新した一方、主力の篠原弘次郎と土佐陸翼がJFLへ移籍。J3秋田のレジェンド久富賢榊翔太キローラン木鈴とベテラン3選手もスパイクを脱いだ。
一方で注目の新加入選手は、昨季までJFL沖縄所属の一木立一か。2022シーズンの九州サッカーリーグで22得点を叩き出した185cmストライカーは、V市原伝統の[4-4-2]で谷尾昂也とともに2トップの一角に収まるだろう。

また、15日に加入が発表されたのは、びわこ成蹊スポーツ大学の伴木翔。立正大淞南高校時代に冬の選手権でプレー、アジリティの高さが特徴の166cmアタッカーだ。

最終ラインで渡辺の新たなパートナーとなりそうなのは、谷口智紀か今村直也。前者は昨季までFC大阪所属でJ3リーグとJFLの経験が豊富な185cm。後者は過去2シーズンJFLでプレーし、昨季は高知ユナイテッドSCでリーグ終盤戦にかけて出場機会を増やした24歳だ。

伊澤篤新監督とともに悲願のJFL昇格を目指すV市原。関東1部から新宿と浦安に続いて栃木も昇格を果たしたなか、2024シーズンもV市原が関東1部の優勝候補であることは間違いない。

◆in(2月15日時点)
DF谷口智紀(31)←FC大阪
DF今村直也(24)←高知ユナイテッドSC
DF湯澤拓士(23)←鈴鹿ポイントゲッターズ
MF渡邊龍(27)←ヴァンラーレ八戸
MF貫名航世(28)←飛鳥FC
MF石川拓磨(22)←順天堂大学
MF後藤健太(22)←東京学芸大学
MF桜庭晴人(22)←新潟医療福祉大学
FW一木立一(25)←沖縄SV
FW伴木翔(22)←びわこ成蹊スポーツ大学
FW鈴木魁人(24)←いわてグルージャ盛岡(完全移籍移行)

◆out(2月15日時点)
DF篠原弘次郎(32)→ヴィアティン三重
DFキローラン木鈴(31)→現役引退
DF橋本恭輔(25)→COEDO KAWAGOE F.C
DF辻川裕介(28)→ベルガロッソいわみ
DF木村健佑(27)→tonan前橋
DF栗林純(23)→現役引退
MF土佐陸翼(23)→栃木シティ
MF濱野雄太(27)→契約満了
MF吉田大河(28)→Cento Cuore HARIMA
MF中島澪音(25)→岳南Fモスペリオ
MF久富賢(33)→現役引退
FW榊翔太(30)→現役引退

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関東サッカーリーグ1部のVONDS市原は、2024シーズンも悲願のJFL昇格を目指す。 VONDS市原(以下:V市原)は古河電気工業の千葉事業所サッカー部を母体に2011年創設。地域リーグNo.1の競争力と言われる関東1部(※1)で2014シーズンから戦うなか、過去3度の優勝を誇り、布敬一郎監督(退任)が率いた昨季、3度目の栄冠により、JFL昇格を懸けた舞台である全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)への出場を決めた。 (※1)クリアソン新宿、ブリオベッカ浦安、栃木シティと3年連続で関東1部からJFL昇格チームが誕生中 しかし、地域CL1次ラウンド2位通過、決勝ラウンド2位を経て臨んだJFL最下位・沖縄SVとの入替戦。V市原は延長戦の末に1-2と敗れ、あと一歩のところでJFL初昇格を逃すことに。悲願は持ち越しとなった。 2024シーズンに向けては、Jリーグ経験も豊富なチームリーダー2人、渡辺広大と清原翔平が契約を更新した一方、主力の篠原弘次郎と土佐陸翼がJFLへ移籍。J3秋田のレジェンド久富賢、榊翔太、キローラン木鈴とベテラン3選手もスパイクを脱いだ。 一方で注目の新加入選手は、昨季までJFL沖縄所属の一木立一か。2022シーズンの九州サッカーリーグで22得点を叩き出した185cmストライカーは、V市原伝統の[4-4-2]で谷尾昂也とともに2トップの一角に収まるだろう。 また、15日に加入が発表されたのは、びわこ成蹊スポーツ大学の伴木翔。立正大淞南高校時代に冬の選手権でプレー、アジリティの高さが特徴の166cmアタッカーだ。 最終ラインで渡辺の新たなパートナーとなりそうなのは、谷口智紀か今村直也。前者は昨季までFC大阪所属でJ3リーグとJFLの経験が豊富な185cm。後者は過去2シーズンJFLでプレーし、昨季は高知ユナイテッドSCでリーグ終盤戦にかけて出場機会を増やした24歳だ。 伊澤篤新監督とともに悲願のJFL昇格を目指すV市原。関東1部から新宿と浦安に続いて栃木も昇格を果たしたなか、2024シーズンもV市原が関東1部の優勝候補であることは間違いない。 ◆in(2月15日時点) DF谷口智紀(31)←FC大阪 DF今村直也(24)←高知ユナイテッドSC DF湯澤拓士(23)←鈴鹿ポイントゲッターズ MF渡邊龍(27)←ヴァンラーレ八戸 MF貫名航世(28)←飛鳥FC MF石川拓磨(22)←順天堂大学 MF後藤健太(22)←東京学芸大学 MF桜庭晴人(22)←新潟医療福祉大学 FW一木立一(25)←沖縄SV FW伴木翔(22)←びわこ成蹊スポーツ大学 FW鈴木魁人(24)←いわてグルージャ盛岡(完全移籍移行) ◆out(2月15日時点) DF篠原弘次郎(32)→ヴィアティン三重 DFキローラン木鈴(31)→現役引退 DF橋本恭輔(25)→COEDO KAWAGOE F.C DF辻川裕介(28)→ベルガロッソいわみ DF木村健佑(27)→tonan前橋 DF栗林純(23)→現役引退 MF土佐陸翼(23)→栃木シティ MF濱野雄太(27)→契約満了 MF吉田大河(28)→Cento Cuore HARIMA MF中島澪音(25)→岳南Fモスペリオ MF久富賢(33)→現役引退 FW榊翔太(30)→現役引退 2024.02.15 15:50 Thu

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「地域CL」決勝ラウンド “3連覇中”関東1部勢からV市原、ダークホース飛鳥FC、県の期待背負う福井U、地域リーグ最強実業団ジェイリース【Road to JFL】

20日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)の決勝ラウンドが始まる。 日本フットボールリーグ(JFL)参入を目指すクラブが集う地域CL。全国各地域1部には計「80」チームあり、決勝ラウンドまで駒を進めた「4」チームは、大変厳しい競争を勝ち抜いてきた精鋭集団ということになる。 しかし、ここからJFLへの自動昇格は決勝ラウンド「1位」のひと枠だけ。「2位」は今季で言えばJFL最下位との入替戦が待ち受けており、3〜4位は敗退で地域リーグからの再出発だ。 今大会は関東1部王者「VONDS市原」、関西1部王者「飛鳥FC」、北信越1部王者「福井ユナイテッドFC」、九州リーグ2位「ジェイリースFC」が決勝ラウンド組に。地域リーグ界隈の1年もいよいよクライマックスである。 ◆VONDS市原 V市原は関東1部2連覇、全社1回戦敗退、地域CL1次ラウンドB組3戦全勝首位突破で決勝ラウンドへ。1次Rでは圧勝、ウノゼロ勝ち、逆転勝ちと異なる“顔”を見せ、途中出場選手の決定的な活躍を含め、「強い」と印象づけた。 昨季の地域CLと同様、”スーパーサブ加藤勇司”は対戦相手にとって脅威なのか。FW加藤は1次Rで全て途中出場から3得点。振り返れば、加藤は昨季の地域CLにおける2得点も途中出場からだった。V市原の昨季は決勝R2位で入替戦敗退…いざ、関東1部勢の地域CL4連覇へ。 ◆飛鳥FC 飛鳥は関西1部初優勝で地域CLへ。全社を関西予選で敗退したなかでの栄冠となり、初出場の地域CLは1次RでV市原に次ぐB組2位。ワイルドカード枠を掴み、2021年のおこしやす京都AC以来、関西1部勢3年ぶりの決勝Rだ。 どのチームもそうだが、地域CLで最も大事になるのは、やはり各ラウンド「初戦」。飛鳥は決勝R第1節で、1次Rにて唯一敗れたV市原との再戦だ。今回の決勝Rはかつて京都サンガが本拠地とした「たけびし/西京極」…元京都指揮官、美濃部直彦監督の作戦やいかに。 ◆福井ユナイテッドFC 福井Uは北信越1部2連覇、全社2回戦敗退、地域CL1次RではC組首位突破。北信越1部で14戦全勝を成し遂げたチームは、1次ラウンドでもJAPANサッカーカレッジとの北信越1部勢対決を制し、5年ぶりに決勝Rへと駒を進めた。 福井Uも決勝R第1節で“再戦”が待ち受けており、相手は全社2回戦でPK戦の末に敗れたジェイリースFC。また、福井Uは1次Rを無失点で切り抜けた一方、得点もJSC撃破のゴラッソミドル1発だけ。守備力と得点力を合わせ持つ姿を披露できるか否か。県民の期待は大きい。 ◆ジェイリースFC 地域リーグ最強の実業団にして、ソニー仙台FCの“後釜”を視野に入れているであろうジェイリースが、初出場の地域CLで1次RをA組首位突破。九州リーグで唯一、王者ヴェロスクロノス都農に勝ち、1次Rでも都農を突き落とした。 歴史を振り返れば、大分県勢の決勝R進出は、2011年の「HOYO AC ELAN大分」以来13年ぶり。この時のHOYO大分はJFL参入を掴み、のちにヴェルスパ大分へと名称変更し、2020年にはJFL初優勝を成し遂げている。過去2年の地域CL王者は「全社枠」「百年構想枠」だが、「全社枠」のジェイリースやいかに。 ◆第1節 11月20日(水) 飛鳥 vs V市原 福井U vs ジェイリース ◆第2節 11月22日(金) 飛鳥 vs 福井U V市原 vs ジェイリース ◆第3節 11月24日(日) 飛鳥 vs ジェイリース V市原 vs 福井U ◆近年の地域CL王者 2019年 いわきFC(東北1部) 2020年 FCティアモ枚方(関西1部) 2021年 クリアソン新宿(関東1部) 2022年 ブリオベッカ浦安(関東1部/全社枠) 2023年 栃木シティ(関東1部/百年構想枠) 2024.11.18 17:40 Mon
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JFL参入懸かる「地域CL」決勝ラウンド “初出場”飛鳥FCがV市原に鮮やか雪辱…首位発進! 実業団ジェイリースvs福井Uは3-3ドロー決着に【Road to JFL】

20日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)決勝ラウンド第1節の2試合がたけびしスタジアム京都で行われた。 ◆順位表(第1節終了/全3節) 1位 飛鳥FC | 勝ち点3 | +1 2位 ジェイリースFC | 勝ち点1 | ±0 2位 福井ユナイテッドFC | 勝ち点1 | ±0 4位 VONDS市原 | 勝ち点0 | -1 ◆飛鳥 2-1 V市原 飛鳥(関西1部)とV市原(関東1部)は1次ラウンドB組でも対戦し、この時はV市原が勝利で3戦全勝首位突破。地域CL初出場の飛鳥は2勝1敗、2位ワイルドカードで決勝Rへ駒を進めた。 ラウンド初戦という最も大事な局面での再戦となったなか、今回は飛鳥が先制。開始10分、エースのFW清川流石がミドルを叩き込む。対するV市原は最終ラインの中枢たるDF渡辺広大が18分で1発レッドを喰らい、早くも窮地に。 V市原は53分、ロングボールに走ったFW一木立一がGKとの一対一を制して同点に。それでも飛鳥が90+4分、DF大原彰輝のクロスに清川がボレーを突き刺して勝ち越し。直後に主審の笛が鳴り、ラストプレーの決勝点となった。 元愛媛FCの清川は、1次R初戦のブランデュー弘前FC戦でも、90+4分に実質的なラストプレー決勝点。また、1次R第3節のFC刈谷戦でも、値千金の先制点を決めている。飛鳥にとってこの上なく決定的な存在、清川流石である。 劇的な形でリベンジを達成した飛鳥が勝ち点「3」。第2節は福井Uと対戦する。対し、昨季入替戦まで進んだV市原は追い込まれ、ジェイリースとの第2節はDF渡辺も欠く。 ◆福井U 3-3 ジェイリース 福井U(北信越1部)は1次RのC組を1勝2分け0敗、得点1、失点0で首位突破。そんなチームが5年ぶりの決勝R初戦でジェイリース(九州/全社枠)と対戦し、開始8分で2得点を叩き込む。 2得点はいずれもFW高貝樹幹。アルティスタ浅間から今季加入の新エースで「3年連続北信越1部得点王」という25歳は、GKの位置をよく見た的確なシュート、そしてストライカーらしいヘディングでチームを2点リードへと導く。 ところが、福井の良いムードは前半で終了。 ジェイリースは28分、CKからDF佐藤昂洋がこぼれ球に詰めて1点差。36分、FW薗田卓馬が味方のシュートを意図せず収め、即座に足を振って同点に。そして45+3分、相手GKのファンブルに詰めての逆転弾は、MF松本怜である。 それでも90+2分、福井Uは“名手”35歳FW押谷祐樹が土壇場でPKを獲得し、キッカーはこちらも“名手”35歳FW大石治寿。大石のキック成功で命からがら追いつき、3-3に持ち込んだ。 両者とも勝ち点「3」ならずも、地域CLで「1」と「0」は、まさに天と地。まずは揃って2位発進となり、下を向いている時間はない。 これにより、今大会決勝Rの首位発進は、美濃部直彦監督が率い、奈良クラブ以来の県勢JFL参入を目指す「飛鳥FC」となった。ほんとうに恐るべしダークホースである。 2024.11.20 15:36 Wed
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「地域CL」決勝ラウンドは初出場のジェイリースFC&飛鳥FC、VONDS市原、福井ユナイテッドFCに【Road to JFL】

10日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)の1次ラウンド第3節が行われ、決勝ラウンドに進出する4チームが確定した。 ジェイリースFC(全社枠2/大分/A組1位) VONDS市原(関東1部/千葉/B組1位) 飛鳥FC(関西1部/奈良/B組2位) 福井ユナイテッドFC(北信越1部/福井/C組1位) ◆Aグループ A組は全社枠から這い上がって地域CL初出場のジェイリースが「勝利」。2連勝で迎えた第3節、ヴェロスクロノス都農との九州勢対決を1-1で凌ぎ、首位突破を決めた。 都農は今季の九州リーグで優勝も、ジェイリース以外には16試合全勝、ジェイリースには「1分け1敗」。この大舞台で3度目の正直ならず、JFL参入の夢は2025年以降へ持ち越す。 ◆Bグループ B組は関東1部王者・V市原が順当と言って差し支えない3連勝首位突破。初戦でFC刈谷に4-0完勝、第2節で飛鳥FCとの接戦を制してウノゼロ勝ち…最後はブランデュー弘前に逆転勝利を収めた。一言で言えば「つよい」。 一方で、初出場飛鳥が2勝1敗、勝ち点「6」で各組2位の成績最上位とし、ワイルドカード枠で決勝ラウンドへ。美濃部直彦監督は自身のXで「予想外だと思ってる人が多いでしょうね、俺もそうですw」と喜びを表現した。 ◆Cグループ C組は福井Uが1勝2分け0敗、勝ち点「5」で首位突破。昨季勝ち点「5」で得失点差により敗退していたなか、第3節(福井Uvs十勝)は第2試合で登場…第1試合(福山0-1JSC)の結果を受け、最後は0-0で試合をクローズした。 これにより敗退したのが福山シティFC。中国リーグ3連覇も秋口から停滞感が隠せなくなっていたそうで、10月の全社は東京都1部クラブに敗れて1回戦敗退…地域CL前にコーチ陣をテコ入れしたが、功を奏さなかった格好だ。 ◆決勝ラウンドについて 今季の決勝Rは京都開催で、会場は「たけびしスタジアム京都」。サンガがかつて本拠地とした「西京極」である。11月20日(水)が第1節、22日(金)が第2節、24日(日)が第3節となる。 ▽第1節 飛鳥 vs V市原 福井U vs ジェイリース ▽第2節 飛鳥 vs 福井U V市原 vs ジェイリース ▽第3節 飛鳥 vs ジェイリース V市原 vs 福井U 2024.11.11 12:20 Mon
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「地域CL1次R第1節」VONDS市原がFC刈谷に4-0完勝、“福山vs福井”は痛み分け、初出場ジェイリースが大逆転勝利など【Road to JFL】

8日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)が開幕し、1次ラウンド第1節の全6試合が行われた。 ◆A組 FC徳島 1-1 都農 地域CLの常連どうし、昨季の再戦となったFC徳島vsヴェロスクロノス都農はドロー決着。都農が167cmFW上米良柊人の強烈ヘッドで先制も、FC徳島は高畠淳也のゴールで追いついた。両者とも昨季は初戦黒星から敗退…このドローを明日の第2節で意味あるものとしたい。 ◆A組 ジェイリース 3-2 ISE-SHIMA 小倉隆史理事長束ねるFC.ISE-SHIMAと、全社枠で大会初出場の“地域リーグ最強実業団”ジェイリースFC。試合はISE-SHIMAがオウンゴールで先制し、宮寺優斗も追加点…しかし、ジェイリースがほどなくして1点を返し、後半へ。 後半に入ると、ジェイリースの荻野広大、島津頼盛が立て続けにネットを揺らし、2点差を逆転。ジェイリースは地域CL初出場初白星とし、実力の拮抗が予想されたA組で首位発進だ。敗れたISE-SHIMAは地域CL初黒星に。 ◆B組 V市原 4-0 刈谷 昨季入替戦で延長戦の末に惜敗、JFLまで本当にあと一歩だったVONDS市原は、4年ぶりのJFL復帰を目指すFC刈谷に完勝。開始7分に鈴木魁人のゴールで先制し、一木立一が前半のうちに追加点、後半も効率よく2点を追加した。 関東1部の王者は有力な昇格候補とみてよさそう。守備時のアプローチが素早く、味方へのカバーリングも迅速…よどみのない守備が循環を作り、大量4得点だ。対し、「-4」がついた刈谷は敗退危機。極めて困難な状況に陥った。 ◆B組 飛鳥 3-2 弘前 大会初出場となった関西1部の新王者・飛鳥FCがブランデュー弘前FCに勝利。「監督・美濃部直彦」というだけでダークホース感が滲む初出場組は、2-1リードで迎えた85分に追いつかれ、勝ち点2を失うかと思われた。 それでも90+4分、低い位置でのブロック形成から、前がかりになる弘前を尻目に陣地を挽回。最後は清川流石が見事な内巻きコントロールショットを突き刺し、これがラストプレーとなった。敗れた弘前も2度のビハインドを追いつく気概を披露。明日に期待したい。 ◆C組 福山 0-0 福井 地域リーグ随一の完成度を誇るサッカーで3年連続出場となった福山シティFC、対するは県民の期待が一段と高まった雰囲気も伝わってくる福井ユナイテッドFC。結果はゴールレスドローに。総括としては互いに決め手を欠いた痛み分け。どこか停滞感漂う福山は最終盤、怒涛のロングスロー攻勢も実らなかった。 ◆C組 十勝 2-1 JSC 北の大地で3年ぶりに覇権を取り戻した北海道十勝スカイアースは、気概あふれる専門学校軍・JAPANサッカーカレッジに逃げ切り勝ち。23分に丸岡悟のPKで先制後、後半には左サイドを崩して兼田寛也が追加点を決めた。 JSCも最終盤にセットプレーから1点を返すが、わずかに及ばず十勝の2-1勝ち。北海道勢初の地域CL突破を目指す十勝が、C組の首位発進となった。明日明後日も、楽しみだ。 ◆第2節(11月9日) ▽10:45KO A組 FC徳島 vs ジェイリースFC B組 VONDS市原 vs 飛鳥FC C組 福山シティFC vs 北海道十勝スカイアース ▽10:45KO A組 ヴェロスクロノス都農 vs FC.ISE-SHIMA B組 FC刈谷 vs ブランデュー弘前 C組 福井ユナイテッドFC vs JAPANサッカーカレッジ 2024.11.08 16:22 Fri
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全12クラブがJFL入会希望…地域CL1次ラウンドは明日スタート、決勝ラウンド進出を勝ち取るのは?【Road to JFL】

8日、日本フットボールリーグ(JFL)入会を目指すクラブが集う全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)が開幕する。 今季の地域CLは、出場全12クラブが「JFL入会」を希望する書類をリーグ側へ提出。 1次ラウンドはグループA〜Cの全3組。「各組1位3チーム+各組2位の成績最上位1チーム」の計4チームが決勝ラウンドへ進み、原則として、決勝R1位はJFLへ自動昇格、決勝R2位はJFL最下位との入替戦へ…という流れである。 ◆北海道十勝スカイアース(北海道/北海道) 十勝は北海道リーグ王者として3年ぶりの地域CL。北海道勢は地域リーグからJFLへの昇格を掴んだことがなく、十勝も2020年に決勝R進出も、3戦3敗で夢敗れている。BTOP北海道から道内の覇権を取り戻した勢いで、勝ちたい。 ◆ブランデュー弘前FC(東北1部/青森) 弘前は東北1部を2連覇と、JFL経験を持つコバルトーレ女川を凌駕。東北1部「98得点」は、全国各地域1部で最多の数字である。JFLではラインメール青森が弘前市でホームゲームを開催することもある状況…弘前も上がりたい。 ◆VONDS市原(関東1部/千葉) V市原は関東1部を2連覇。昨季は決勝R2位も、入替戦で沖縄SVに敗れて涙を呑んだ。ソリッドなサッカーを伝統とし、いつの時代も守備が堅い。本拠地「ゼットエー」は改修工事が進んでおり、夜間照明のLED化が完了したそうだ。 ◆福井ユナイテッドFC(北信越1部/福井) 北信越1部2連覇の福井は、まさに地域CLの常連。クラブ発足6年で5回目の出場だ。昨季は1次Rで3戦無敗も、得失点差で2位敗退。今季はホームでのリーグ最終節で観衆「2081人」を記録するなど、県民の期待が大きそうだ。 ◆FC.ISE-SHIMA(東海1部/三重) ISE-SHIMAは東海1部初優勝。輪番枠で地域CL初出場の2021年は、決勝R2位で入替戦へ進み、当時のホンダロックSCに敗れて散った。もし昇格なら、JFLはヴィアティン三重、アトレチコ鈴鹿、ISE-SHIMAと三重県3クラブに。 ◆飛鳥FC(関西1部/奈良) こちらは関西1部初優勝の飛鳥。奈良県勢が地域CLに出場するのは、2014年の奈良クラブ以来で、この時の奈良は優勝してJFLへ。飛鳥の美濃部直彦監督は、自身のXで「超大穴の我々が何か起こせたら面白いよね」とニヤリ。 ◆福山シティFC(中国/広島) 完成度の高いサッカーで中国リーグを3連覇した福山。ただ、全社で3年連続の1回戦敗退を喫し、大会後にコーチングスタッフのテコ入れを発表した。ともあれ、V市原とともに昨季の決勝R組。福山を侮るチームなど存在しない。 ◆FC徳島(四国/徳島) FC徳島は四国リーグ4連覇(※)、6年連続6回目の地域CLに。徳島ヴォルティスのエースストライカーとしてJリーグ参入初期を支えた羽地登志晃氏が今季から監督だ。全社ではクラブ史上最高の準優勝。間違いなく、力はある。 (※)リーグ中断の2021年はカウントせず ◆ヴェロスクロノス都農(九州/宮崎) 都農は九州リーグを2連覇。土日集中開催も多い九州とあって、地域CL出場権獲得の一番乗りとなった。福山で昨季の決勝Rを経験したDF松岡憧が加入したことは大きな補強だったか。松岡が最終ラインに君臨する都農である。 ◆JAPANサッカーカレッジ(全社枠1/新潟) ご存知、天皇杯でJ1名古屋に勝利した専門学校チームJSC。全社はV市原、弘前、FC徳島と3地域のチャンピオンを撃破して頂点に輝いた。一方、1次Rで同居する福井とは、北信越1部で2戦2敗。勢いとヤングパワーでリベンジだ。 ◆ジェイリースFC(全社枠2/大分) 地域リーグ最強の「実業団」ジェイリース。J2大分など九州Jクラブに所属歴のある選手が多く、今季の九州リーグは優勝した都農を相手に1勝1分けだ。ジェイリースと都農も1次Rで同居。全社枠からの勢いで今回も勝ちたい。 ◆FC刈谷(全社枠3/愛知) 刈谷は本来なら東海1部優勝からの地域CLが相応しい実力派集団。かつてJFL上位に食い込んだデンソーを前身とする強豪だ。全社枠3ということで、まさに1番下からの参戦…昨季は栃木シティが百年構想枠から昇格している。 2024.11.07 06:00 Thu

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