【Road to JFL】地域リーグの2025シーズンが続々開幕! 全国各地で有力クラブが軒並み白星発進
2025.04.06 19:00 Sun
日本フットボールリーグ(JFL)入会を目指すクラブが集う「地域リーグ」は、全国各地で2025シーズンが続々とスタートした。なお、関西1部は4月12日、東海1部は4月19日、北海道リーグは5月18日に開幕予定となっている。
JFLを目指すクラブが多数集う地域リーグ(1部)。昨季は飛鳥FCが関西1部初優勝からの地域CL初出場、そして地域CL初優勝と、勢いそのままに“秋”を駆け抜け、JFLまで辿り着いた。
今季は3月23日の中国リーグを皮切りに、上述の3地域を除いた各地が続々と開幕。有力なクラブは軒並み白星発進を飾っている。
王者・ブランデュー弘前FCは昨オフ、FW高木輝之、MF浅利航大、MF平尾泰雅という攻撃の3枚看板が揃ってJFL青森へ個人昇格。昨季18試合98得点という圧倒的な得点力を支えたトリデンテは解体…攻撃陣が再編されたなか、昨季8位のSendai University Satellite Aに1-0と、ウノゼロ勝ちで今季をスタートした。
王者・VONDS市原は2年連続で地域CL後の入替戦に敗れ、またしてもあと一歩のところでJFL入会が叶わず。悲願達成を誓う今季は、第1節で昇格組の日本大学N.に3-0と快勝した。
また、東京23FCに南葛SCと、東京23区内の有力クラブ2つも開幕白星。一方、今季から名称変更した「エリース豊島FC」は、文京区が本拠地の東京ユナイテッドFCとの隣区対決に敗れて開幕黒星に。残念ながら初陣を飾れず。
昨季の地域CL最終日に大きな挫折を味わった福井ユナイテッドFCは、昇格組のFC北陸を5-0と一蹴して開幕白星に。DF嶋津柚杏がJFL岩手へ個人昇格したなか、背番号「10」MF北川滉平にFW野村魁、FW押谷祐樹と、役者がゴールを重ねて5発…幸先よく今季を滑り出した。
中国は第2節まで開催され、王者・福山シティFCが開幕2連勝。7-0と圧勝した第2節・バンメル鳥取戦では、3年ぶりに再加入した昨季の関東1部得点王、韓国人FWソン・ホギョンが途中出場から勝利を決定づける6点目をマークした。福山はリーグ戦でのパフォーマンスを全国の舞台でも継続できるか否かがカギとなる。
四国は6日に開幕。絶対王者・FC徳島が初昇格のYFC四国中央に8-0と圧勝したほか、昨季2位に躍進した多度津FCもKUFC南国に1-0と勝利した。一方、J3高知と提携を結ぶ昇格2年目の新興勢力・SONIO高松は、アルヴェリオ高松とのダービーに0-2で敗れて開幕黒星となった。
九州は5日と6日に第1節&第2節の集中開催で開幕。王者・ヴェロスクロノス都農は第1節で三菱重工長崎SCを8-1と一蹴し、翌日の第2節もNIFS KANOYA FCに4-0と勝利した。
また、昨季地域CL決勝ラウンド組のジェイリースFCも開幕2連勝とし、この2強に準ずるFC延岡AGATAも開幕2連勝を達成した。九州は今後も3度の集中開催(※)が予定されている。
(※)
6月14~15日/第8~9節(佐賀県小城市)
6月28~29日/第10~11節(大分県大分市)
9月6~7日/第17~18節(福岡県福岡市)
JFLを目指すクラブが多数集う地域リーグ(1部)。昨季は飛鳥FCが関西1部初優勝からの地域CL初出場、そして地域CL初優勝と、勢いそのままに“秋”を駆け抜け、JFLまで辿り着いた。
今季は3月23日の中国リーグを皮切りに、上述の3地域を除いた各地が続々と開幕。有力なクラブは軒並み白星発進を飾っている。
◆東北社会人サッカーリーグ1部
王者・ブランデュー弘前FCは昨オフ、FW高木輝之、MF浅利航大、MF平尾泰雅という攻撃の3枚看板が揃ってJFL青森へ個人昇格。昨季18試合98得点という圧倒的な得点力を支えたトリデンテは解体…攻撃陣が再編されたなか、昨季8位のSendai University Satellite Aに1-0と、ウノゼロ勝ちで今季をスタートした。
◆関東サッカーリーグ1部
王者・VONDS市原は2年連続で地域CL後の入替戦に敗れ、またしてもあと一歩のところでJFL入会が叶わず。悲願達成を誓う今季は、第1節で昇格組の日本大学N.に3-0と快勝した。
また、東京23FCに南葛SCと、東京23区内の有力クラブ2つも開幕白星。一方、今季から名称変更した「エリース豊島FC」は、文京区が本拠地の東京ユナイテッドFCとの隣区対決に敗れて開幕黒星に。残念ながら初陣を飾れず。
◆北信越サッカーリーグ1部
昨季の地域CL最終日に大きな挫折を味わった福井ユナイテッドFCは、昇格組のFC北陸を5-0と一蹴して開幕白星に。DF嶋津柚杏がJFL岩手へ個人昇格したなか、背番号「10」MF北川滉平にFW野村魁、FW押谷祐樹と、役者がゴールを重ねて5発…幸先よく今季を滑り出した。
◆中国サッカーリーグ
中国は第2節まで開催され、王者・福山シティFCが開幕2連勝。7-0と圧勝した第2節・バンメル鳥取戦では、3年ぶりに再加入した昨季の関東1部得点王、韓国人FWソン・ホギョンが途中出場から勝利を決定づける6点目をマークした。福山はリーグ戦でのパフォーマンスを全国の舞台でも継続できるか否かがカギとなる。
◆四国サッカーリーグ
四国は6日に開幕。絶対王者・FC徳島が初昇格のYFC四国中央に8-0と圧勝したほか、昨季2位に躍進した多度津FCもKUFC南国に1-0と勝利した。一方、J3高知と提携を結ぶ昇格2年目の新興勢力・SONIO高松は、アルヴェリオ高松とのダービーに0-2で敗れて開幕黒星となった。
◆九州サッカーリーグ
九州は5日と6日に第1節&第2節の集中開催で開幕。王者・ヴェロスクロノス都農は第1節で三菱重工長崎SCを8-1と一蹴し、翌日の第2節もNIFS KANOYA FCに4-0と勝利した。
また、昨季地域CL決勝ラウンド組のジェイリースFCも開幕2連勝とし、この2強に準ずるFC延岡AGATAも開幕2連勝を達成した。九州は今後も3度の集中開催(※)が予定されている。
(※)
6月14~15日/第8~9節(佐賀県小城市)
6月28~29日/第10~11節(大分県大分市)
9月6~7日/第17~18節(福岡県福岡市)
ブランデュー弘前FC
VONDS市原
東京23FC
南葛SC
エリース豊島
福井ユナイテッドFC
福山シティFC
FC徳島
ヴェロスクロノス都農
三菱重工長崎SC
ジェイリースFC
FC延岡AGATA
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日本フットボールリーグ(JFL)参入を目指すクラブが集う「地域リーグ」。現段階では、各地域で軒並み昨シーズンの王者が開幕から順当に勝ち点3を積み重ね、首位に立っている。 5月18日に開幕予定の北海道サッカーリーグはさておき、たとえば関東サッカーリーグ1部のVONDS市原。昨季まで2年連続で関東1部優勝・地域CL2位・入替戦敗退というV市原は、今季ここまで開幕4連勝の首位に立つ。 東北社会人サッカーリーグ1部も2連覇中のブランデュー弘前FCが開幕5連勝で首位とし、同勝ち点の2位で“元JFL”コバルトーレ女川が並走。弘前と女川、彼らは直接対決以外で取りこぼしをしないことが、リーグ優勝および地域CLストレートインを掴むうえで重要となるだろう。 また、北信越フットボールリーグ1部は福井ユナイテッドFCが開幕3連勝、東海社会人サッカーリーグ1部はFC.ISE-SHIMAが2連勝、中国サッカーリーグは福山シティFCが3連勝、四国サッカーリーグはFC徳島が3連勝、九州サッカーリーグはヴェロスクロノス都農が4連勝。いずれも昨季王者がここまで全勝の首位とする。 唯一、昨季王者の飛鳥FCが地域CLも制してJFLへ去っていった関西サッカーリーグ1部は、昨季2位のCento Cuore HARIMAが開幕2連勝で首位。由緒正しき関西社会人の名門HARIMAは、旧称“バンディオンセ加古川”時代の2018年以来、7年ぶりとなるリーグ優勝を目指す。 このように、開幕前の北海道を除いて各地域とも王者が順当なスタートダッシュ。しかしその一方、出だしで躓いた印象の強いクラブもあり、それは東海1部のFC刈谷である。 JFL復帰を目指す東海の名門・FC刈谷。彼らは2022年にリーグ優勝を経て地域CL決勝ラウンドまで進出しており、直近2年はリーグ優勝を逃すも“全社経由”で地域CLへ…3年連続で夢破れたとはいえ、一目置くべき逞しさがある。 ところが今季は第1節、ホームタウンを共有する1部初昇格のAS刈谷に2-3と敗れ、第2節もやはり市内のライバルであるwyvernと0-0ドロー。まさかの開幕2試合未勝利である。 近年、関東1部に匹敵する競争力となった東海1部。2021年は藤枝市役所、22年はFC刈谷、23年はwyvern、24年はISE-SHIMA…と1年ごとに王者が移り変わり、今季は静岡の新興勢力・岳南Fモスペリオが開幕2連勝を記録する。 JFL復帰を期すFC刈谷だが、その道のりは過去2年以上に険しいものかもしれない。 ◆東海1部第4節 2025年5月18日(日) 12:00KO Vencedor Mie vs FC刈谷 伊賀市上野運動公園球技場(三重県伊賀市) ◆近年の地域CL1位&2位 2019年:いわきFC、高知ユナイテッドSC 2020年:FCティアモ枚方、FC刈谷 2021年:クリアソン新宿、FC.ISE-SHIMA 2022年:ブリオベッカ浦安、沖縄SV 2023年:栃木シティ、VONDS市原 2024年:飛鳥FC、VONDS市原 2025.05.10 14:00 Sat2