「地域CL1次R第2節」初出場ジェイリース&VONDS市原が2連勝で決勝R近づく 各組1チームずつ敗退が決定【Road to JFL】
2024.11.09 15:47 Sat
9日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)・1次ラウンド第2節の全6試合が行われた。
◆A組 FC徳島 0-1 ジェイリース
実は今季3度目の対決となったFC徳島vsジェイリースFC。天皇杯1回戦ではジェイリースが1-0で勝利し、全社準決勝ではFC徳島が1-0と勝利している。そんな両者が地域CLで激突…決着をつけるにはこの上ない舞台である。
勝者は地域CL初出場のジェイリース。
0-0で迎えた87分、渡邊宥也が右足ボレーを突き刺して先制点…その後のFC徳島の猛攻を凌ぎ切り、初戦の白星と合わせて勝ち点「6」、A組首位をキープした。明日、都農との九州勢対決で引き分け以上なら決勝ラウンド進出だ。
九州王者・ヴェロスクロノス都農は、東海1部王者・FC.ISE-SHIMAにウノゼロ勝ちで今大会1勝1分けに。勝ち点「4」とし、A組2位につけた。首位で決勝ラウンドへ進出するには、今季の九州リーグで優勝しながらも唯一勝てなかったジェイリースを倒すしかない。
なお、2連敗となったISE-SHIMAはA組3位以下が確定し、1次R敗退に。前回出場の2021年は決勝R2位で入替戦まで進んだが、今季は明日の消化試合・FC徳島戦をもって終了する。
◆B組 V市原 1-0 飛鳥
初戦4-0完勝のVONDS市原と、初戦ラストプレー劇的弾で勝利し、地域CL初出場いきなり初白星の飛鳥FC。関東1部王者と関西1部王者の対戦は、0-0で折り返した後半に入って少しずつ、V市原が流れを引き寄せていく。
それでもなかなか崩しきれぬ時間が続いたが、迎えた84分、途中出場の沼大希がクロスに頭から飛び込んで先制点。終盤の1発で勝ち切ったV市原が勝利し、勝ち点「6」とした。明日、弘前相手に引き分け以上で決勝ラウンド進出だ。
◆B組 刈谷 7-0 弘前
初戦でV市原に0-4惨敗のFC刈谷だが、一夜明けて前半だけで4得点。最終的にはブランデュー弘前FCを7-0と完全粉砕し、第2節を終えてB組2位、得失点差も「-4」から「+3」とした。
明日の「刈谷vs飛鳥」でどちらかがトータル勝ち点を「6」にできれば、そのチームは他グループの結果次第で「各組2位の成績最上位」を掴むこともできる。互いにまずは勝利が必要だ。
なお、刈谷に完全粉砕された弘前は2連敗勝ち点「0」で敗退決定。「B組2位」には可能性を残すが、A組とC組は、すでに2位チームが勝ち点「4」となっているためである。
◆C組 福山 4-0 十勝
初戦勝ち点1の福山シティと、初戦勝ち点3の北海道十勝スカイアース。十勝は開始7分、深井祐希の決定機阻止1発レッドで数的不利に。すると福山は28分に大久保龍一、30分に吉井佑将、45+2分に藤井敦仁のPKと、前半だけで3点のリードを奪うことに成功する。
数的優位下の3-0リードで後半頭から3枚替えという余裕もできた福山と、なかなか押し返せぬ10人十勝。福山は試合終盤にも1点を追加し、4-0完勝で今大会初白星の勝ち点「4」に。明日、運命の1次ラウンド最終節を戦う。
◆C組 福井 1-0 JSC
福井ユナイテッドFCvsJAPANサッカーカレッジの北信越1部勢対決は、王者福井に軍配。77分、中島偉吹がボックス外から見事なコントロールショットを突き刺した。福井は勝ち点「4」で、明日、運命の1次ラウンド最終節だ。
全社王者のJSCは2連敗で敗退が決定。全社では3地域のチャンピオンを撃破したが、昨日の初戦で北海道王者に敗れ、今日はリーグ戦2試合2敗の福井にリベンジできなかった。
◆第3節(11月10日)
▽10:45KO
A組 FC徳島 vs FC.ISE-SHIMA
B組 VONDS市原 vs ブランデュー弘前
C組 福山シティFC vs JAPANサッカーカレッジ
▽13:00KO
A組 ヴェロスクロノス都農 vs ジェイリースFC
B組 FC刈谷 vs 飛鳥FC
C組 福井ユナイテッドFC vs 北海道十勝スカイアース
◆A組 FC徳島 0-1 ジェイリース
実は今季3度目の対決となったFC徳島vsジェイリースFC。天皇杯1回戦ではジェイリースが1-0で勝利し、全社準決勝ではFC徳島が1-0と勝利している。そんな両者が地域CLで激突…決着をつけるにはこの上ない舞台である。
0-0で迎えた87分、渡邊宥也が右足ボレーを突き刺して先制点…その後のFC徳島の猛攻を凌ぎ切り、初戦の白星と合わせて勝ち点「6」、A組首位をキープした。明日、都農との九州勢対決で引き分け以上なら決勝ラウンド進出だ。
◆A組 都農 1-0 ISE-SHIMA
九州王者・ヴェロスクロノス都農は、東海1部王者・FC.ISE-SHIMAにウノゼロ勝ちで今大会1勝1分けに。勝ち点「4」とし、A組2位につけた。首位で決勝ラウンドへ進出するには、今季の九州リーグで優勝しながらも唯一勝てなかったジェイリースを倒すしかない。
なお、2連敗となったISE-SHIMAはA組3位以下が確定し、1次R敗退に。前回出場の2021年は決勝R2位で入替戦まで進んだが、今季は明日の消化試合・FC徳島戦をもって終了する。
◆B組 V市原 1-0 飛鳥
初戦4-0完勝のVONDS市原と、初戦ラストプレー劇的弾で勝利し、地域CL初出場いきなり初白星の飛鳥FC。関東1部王者と関西1部王者の対戦は、0-0で折り返した後半に入って少しずつ、V市原が流れを引き寄せていく。
それでもなかなか崩しきれぬ時間が続いたが、迎えた84分、途中出場の沼大希がクロスに頭から飛び込んで先制点。終盤の1発で勝ち切ったV市原が勝利し、勝ち点「6」とした。明日、弘前相手に引き分け以上で決勝ラウンド進出だ。
◆B組 刈谷 7-0 弘前
初戦でV市原に0-4惨敗のFC刈谷だが、一夜明けて前半だけで4得点。最終的にはブランデュー弘前FCを7-0と完全粉砕し、第2節を終えてB組2位、得失点差も「-4」から「+3」とした。
明日の「刈谷vs飛鳥」でどちらかがトータル勝ち点を「6」にできれば、そのチームは他グループの結果次第で「各組2位の成績最上位」を掴むこともできる。互いにまずは勝利が必要だ。
なお、刈谷に完全粉砕された弘前は2連敗勝ち点「0」で敗退決定。「B組2位」には可能性を残すが、A組とC組は、すでに2位チームが勝ち点「4」となっているためである。
◆C組 福山 4-0 十勝
初戦勝ち点1の福山シティと、初戦勝ち点3の北海道十勝スカイアース。十勝は開始7分、深井祐希の決定機阻止1発レッドで数的不利に。すると福山は28分に大久保龍一、30分に吉井佑将、45+2分に藤井敦仁のPKと、前半だけで3点のリードを奪うことに成功する。
数的優位下の3-0リードで後半頭から3枚替えという余裕もできた福山と、なかなか押し返せぬ10人十勝。福山は試合終盤にも1点を追加し、4-0完勝で今大会初白星の勝ち点「4」に。明日、運命の1次ラウンド最終節を戦う。
◆C組 福井 1-0 JSC
福井ユナイテッドFCvsJAPANサッカーカレッジの北信越1部勢対決は、王者福井に軍配。77分、中島偉吹がボックス外から見事なコントロールショットを突き刺した。福井は勝ち点「4」で、明日、運命の1次ラウンド最終節だ。
全社王者のJSCは2連敗で敗退が決定。全社では3地域のチャンピオンを撃破したが、昨日の初戦で北海道王者に敗れ、今日はリーグ戦2試合2敗の福井にリベンジできなかった。
◆第3節(11月10日)
▽10:45KO
A組 FC徳島 vs FC.ISE-SHIMA
B組 VONDS市原 vs ブランデュー弘前
C組 福山シティFC vs JAPANサッカーカレッジ
▽13:00KO
A組 ヴェロスクロノス都農 vs ジェイリースFC
B組 FC刈谷 vs 飛鳥FC
C組 福井ユナイテッドFC vs 北海道十勝スカイアース
沼大希
深井祐希
吉井佑将
藤井敦仁
ジェイリースFC
FC徳島
ヴェロスクロノス都農
FC.ISE-SHIMA
VONDS市原
飛鳥FC
FC刈谷
ブランデュー弘前FC
福山シティFC
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栃木シティがJFL昇格へ! 関東1部2位、全社1回戦敗退…百年構想枠から地域CL優勝【Road to JFL/地域CL決勝ラウンド最終節】
26日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023(地域CL)決勝ラウンド第3節のVONDS市原vs福山シティFC、ジョイフル本田つくばFCvs栃木シティが栃木県グリーンスタジアムで行われ、優勝を決めた栃木CがJFL昇格の権利を獲得(※1)した。 JFL昇格を目指す社会人の強豪が日本全国から集う地域CL。今年の決勝ラウンドは栃木県開催というなか、そこに対して“ホーム”栃木Cを含む関東サッカーリーグ1部勢が4チーム中3チームを占めることとなった。 また、第2節終了時点では、全4チームが1勝1敗の勝ち点「3」で並び、第3節の2試合を終えるまでJFL昇格の権利を獲得(地域CL優勝)するチームが決まらないという大会史上初の事態に。最終的に大激戦を制したのは“ホーム”栃木Cだった。 ◆決勝ラウンド順位表(全日程終了) 1.栃木シティFC|勝ち点6|得失点差+4 ---JFL昇格権利獲得--- 2.VONDS市原FC|勝ち点6|得失点差+2(※2) —入替戦進出--- 3.ジョイフル本田つくばFC|勝ち点3|得失点差-3 4.福山シティFC|勝ち点3|得失点差-3 (※1)12月5日のJFL理事会にて正式決定 (※2)入替戦は沖縄SVとの対戦に。12月2日or3日に沖縄側が指定する会場にて一発勝負で開催される ◆VONDS市原FC 2-0 福山シティFC 【V市原】 谷尾昂也(後42) 清原翔平(後45+3) 第2節終了時点で3位のV市原、4位の福山。両チームが最低でも入替戦進出ラインの2位を確保するには、ともに敗戦は許されず、福山は勝利が絶対という状況。第2試合の[つくばvs栃木C]にプレッシャーをかけておく上でも、どちらも是が非でも勝ち点「3」がほしい。 V市原は20分、決勝ラウンド初先発のMF沼大希が接触プレーで痛めて途中交代。対する福山は中盤の底でプレーする地元・福山市出身のMF曽我大地がV市原の2トップに警戒されており、なかなか前を向いてボールを持てない。 立ち上がりに攻勢をかけたのはV市原だが、ほどなくして福山も押し返し、一進一退の攻防が続いていく。どちらもゴール前へボールを運び、チャンスも迎えるが、V市原はGK今川正樹、福山はGK菊地大輝…互いに守護神が決定的なピンチをセーブする。緊張感漂う好ゲームだ。 引き分け以下で決勝ラウンド3位以下が確定、中国リーグ残留となる福山は55分に2枚替え。FW若宮健人とMF田口駿を投入し打開を図る。田口は58分、ゴール正面左寄りの絶好の位置から直接FKを狙うが、シュートは枠外へ。 62分にはロングボールからMF濱口草太が抜け出し、ボックス右から右足を一閃も、渾身のシュートはゴール左へ…68分にはペナルティアーク内で左サイドからパスを受けた田口が右足ダイレクトシュートも、今度はクロスバー上へ。押し込む福山だが、シュートが枠へ飛ばない。 試合も終盤に差し掛かる74分、V市原も2枚替え。2トップの一角に巧みなポストプレーが光るFW谷尾昂也、サイドには36歳となった“ジョーカー”MF清原翔平を配置。V市原は引き分け以上でJFLへの望みがつながるが、当然ながら勝ちに行く采配だ。 すると87分、VONDSは右サイドからのFKをボックス左でFW濱野雄太が折り返し、これをゴール正面で谷尾が強引に詰め込む。とうとう均衡を破ったのは関東サッカーリーグ1部王者のV市原だ。 これで2点が必要となった福山。強引にでもこじ開けようと前線に人数をかけるが、なかなか噛み合わず、V市原にカウンターを浴び、後半アディショナルタイムに左CKを与えてしまう。 V市原がこのチャンスを活かす。90+3分、左CKに頭から飛び込んだのは36歳清原。Jリーグ経験も非常に豊富な精神的支柱が、勝ち点「3」を決定づける貴重な追加点をもたらした。 結局、2-0と勝利したV市原が2勝1敗の勝ち点「6」で、この時点で決勝ラウンド首位に。敗れた福山は3位以下が確定し、2024シーズンも中国リーグで戦うこととなった。V市原は、あとは[つくばvs栃木C]の結果を待つのみ… ◆ジョイフル本田つくばFC 0-4 栃木シティFC 【栃木C】 表原玄太(前18、後10) 山村佑樹(後1、後45+1) 第1試合[V市原 2-0 福山]の直後に激突したつくば&栃木C。今季の関東1部では1勝1敗という両チームだが、つくばは[1-0以外での勝利]なら1位でJFL自動昇格、[引き分けor1-0勝利]で2位確定&V市原のJFL自動昇格が確定、という状況だ。 対する栃木Cは現状3位のため、まずは勝利が絶対。JFL自動昇格には[2点差以上での勝利]が求められるという厳しい状況だ。 そんななか、立ち上がりから試合が動いていく。勝つしかない栃木Cは15分、崩しの切り札であるFW田中パウロ淳一が足を痛めていきなり途中交代。それでも18分、敵陣でのボール奪取からショートカウンターを仕掛け、最後はMF表原玄太が右足ミドルを叩き込んで先制する。 押し返したいのはつくばだが、自陣でのミスも多く、もう1点がほしい栃木Cに押し込まれる展開。攻撃に転じる場面がないわけではないが、セカンドボールを拾えず単発に終わることが多い。まずは同点といきたいが、前半終盤にかけて相次いで得たCKはいずれもゴールに繋がらなかった。 すると、後半開始35秒で栃木Cが待望の追加点。46分、敵陣深くで表原がDFからボールを奪うと、ゴール前に入れたラストパスはつくばGK阿久津大輝がまさかの後逸…待ち構えた栃木CのFW山村佑樹が冷静に流し込んだ。 さらに55分、またしても敵陣でのボール奪取から速攻に転じると、最後はボックス手前から表原が右足ミドルを選択。丁寧かつ強烈な一撃がゴール右上を突き刺し、“ホーム”栃木Cのリードは3点となった。 結局、大声援に後押しされた栃木Cは終了間際にも1点を追加し、4-0とつくばを撃破。昨年の地域CL決勝ラウンド最終節ではブリオベッカ浦安に敗れて敗退した彼らだが、1年後に見事、逆転で地域CL優勝を成し遂げ、JFL昇格の権利を掴むこととなった。 なお、これにより、入替戦にはVONDS市原FCが進むこととなった。 栃木シティFCは“栃木ウーヴァFC”時代以来、7年ぶりのJFL復帰ということに。サポーターの皆様、おめでとうございます! 2023.11.26 15:36 Sun3
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京都サンガF.C.は5日、2018シーズンで契約満了となっていたMF沼大希(21)がSVホルン(オーストリア2部)に加入することを発表した。 大阪府出身の沼は京都アカデミーで育ち、2015年に2種登録選手としてトップチーム登録されると、翌年に正式昇格。その後、期限付き移籍でガイナーレ鳥取に加わり、昨年から京都に復帰したが、昨シーズン途中から日本フットボールリーグ(JFL)のテゲバジャーロ宮崎に期限付き移籍していた。 2019.03.05 17:55 Tue5
“全社”2023開幕目前! 地域CL出場権確保済みのVONDS、FC徳島、福山はどう戦う?【Road to JFL】
日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指すチームが集う過酷な5連戦、第59回全国社会人サッカー選手権大会(以下:全社)が10月21日〜25日にかけて佐賀県で開催される。 “全社”とは、日本全国の地域リーグ(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国、四国、九州、各県リーグなど)に所属するチームの中からそれぞれ地域予選を勝ち抜いた32チームが集まる大会。1〜2回戦、準々決勝、準決勝、決勝と5日間で5連勝したチームが頂点に輝くという、この上なくハードなスケジュールが最大の特徴だ。 その過酷さゆえ、多くのサッカーファンを惹きつけてやまない全社だが、JFL昇格を目指すチームにとって非常に重要なトーナメントであり、全国地域チャンピオンズリーグ(地域CL)出場を決めているチームにとっては前哨戦となる戦い。また「全社から地域CLへ(※1)」の道も開かれている。 (※1)大会レギュレーションについては「目指すはJFL昇格!前回王者ブリオベッカ浦安に続け! “全社”2023が21日開幕【Road to JFL】」をご参照ください。 昨年の全社王者に輝いたブリオベッカ浦安は、その後の地域CLまで制して6年ぶりにJFLへ返り咲き、今季のJFLでは現在12試合無敗で4位。関東サッカーリーグ1部6位からのJFL昇格、そして大躍進…現時点で今年の地域CL出場権を持っておらずとも、JFL入会意思を持つ全クラブに「全社から地域CLへ」のチャンスがあると言って良いだろう。 一方で、全社を前哨戦として戦うチームも、死に物狂いで挑んでくるチームにリーグ優勝の良い流れを断ち切られたくないところだ。 ★VONDS市原FC(関東1部1位) 浦安が抜けた今季の関東1部を制し、すでに地域CL出場権を確保済みのVONDS。高校サッカーの名門・市立船橋高校サッカー部を築き上げた布啓一郎監督が率い、MF清原翔平(36)やMF久富賢(33)、FW沼大希(26)、DF渡辺広大(36)ら多数の元Jリーガーが所属するライトグリーンの強豪だ。 チームの特徴は関東1部18試合で「8」失点という堅守。充実のスカッドはシーズンを通して安定した戦いを披露し、強敵・栃木シティフットボールクラブとの2試合も2連勝。大きな不安要素もなく地域CLの前哨戦となる全社へ挑む。 昨年の全社では「全社から地域CLへ」を目指して1回戦を突破するも、2回戦で九州サッカーリーグの新興勢力・FC延岡AGATAに0-2で敗れて敗退。JFL昇格は夢と散った。そして今回、延岡と1回戦で激突することとなる。 延岡は今季の九州リーグで2位となったため、2年連続となる地域CL出場のためには「全社ベスト4」がマスト。VONDSにとって今大会は前哨戦ではあるものの、地域CLで再び顔を合わせるかもしれない延岡に対し、どんなメンバー構成で臨むのか。この1回戦を注目ポイントとしたい。 ★FC徳島(四国1位) 徳島県勢2番目のJリーグ加盟を掲げるFC徳島。四国サッカーリーグ内に敵なしの彼らは、昨年の地域CL1次ラウンドをホーム徳島で戦うも、昇格した浦安、福山シティFC、アルテリーヴォ和歌山に3連敗を喫し、あえなく敗れ去った。 しかし、その戦いぶりは翌年に期待を抱かせるには十分なもの。前半に2点を先行された浦安戦(1●2)は後半45分間押し込み続け1点を返すも惜敗。福山戦(1●2)は逆転負けを喫すも終盤まで1点をリードし、グループ本命とみなされた福山と互角以上の戦いを披露した。 今年は5年連続となる地域CL出場に先立ち、全社1回戦でFC LA U. Sendai(東北1部7位)と対戦。ここを突破すれば地域CL出場歴のある北海道十勝スカイアース(北海道2位)、VONDS、延岡も同じブロックに入っており、前哨戦として十分な腕試しの場にできるだろう。 ★福山シティFC(中国1位) 2017年創設の福山。広島県から誕生した地域リーグの新興勢力としてもてはやされた時期は早くも過ぎ、昨季の中国サッカーリーグ昇格から今季で2連覇。見事、全勝優勝を成し遂げ、2年連続で地域CL出場権を手にしている。 マンチェスター・シティを彷彿とさせる華麗なムービングフットボールは、昨年の地域CLで一次ラウンドCグループの本命候補と見なされるも、2連勝で迎えた第3戦の浦安戦、自陣でのパスミスから先制点を献上。引き分け以上で決勝ラウンド進出という状況だったが、この1点に泣いた。 20代前半の新卒指揮官として注目された小谷野拓夢監督は昨季で退任し、今季からは数々のJクラブで指揮官を歴任した上野展裕監督が就任。FC徳島同様、地域内に敵なしの福山だが、地域CLの前哨戦となる全社で全国基準のフットボールを展開できるか、非常に楽しみだ。1回戦は東邦チタニウム(関東1部4位)と対戦する。 ◆全社1回戦 ▽10月21日/11:00 [1]BTOP北海道(北海道1位) vs FC BASARA HYOGO(関西1部6位) [2]ジェイリースフットボールクラブ(九州3位) vs 栃木シティフットボールクラブ(関東1部2位) [3]ジョイフル本田つくばFC(関東1部5位) vs トヨタ蹴球団(東海2部8位) [4]KUFC南国(四国3位) vs コバルトーレ女川(東北1部2位) [5]ベルガロッソいわみ(中国4位) vs FC刈谷(東海1部2位) [6]東京23FC(関東1部9位) vs 阪南大クラブ(関西2部2位) [7]福山シティFC(中国1位) vs 東邦チタニウム(関東1部4位) [8]KMGホールディングスFC(九州4位) vs NUHW FC(新潟医療福祉大学/新潟県1部1位) ▽10月21日/13:30 [9]ヴェロスクロノス都農(九州1位) vs 厚木はやぶさFC(関東2部3位) [10]守山侍2000(関西1部4位) vs wyvern(東海1部1位) [11]アルテリーヴォ和歌山(関西1部1位) vs 東京ユナイテッドFC(関東1部3位) [12]岳南Fモスペリオ(東海2部1位) vs アルティスタ浅間(北信越5位) [13]北海道十勝スカイアース(北海道2位) vs Brew KASHIMA(佐賀県・開催地代表/九州7位) [14]FC徳島(四国1位) vs FC LA U. de Sendai(仙台大学/東北1部7位) [15]FCバレイン下関(中国3位) vs 飛鳥フットボールクラブ(関西1部5位) [16]VONDS市原FC(関東1部1位) vs FC延岡AGATA(九州2位) 2023.10.18 20:40 WedジェイリースFCの人気記事ランキング
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「地域CL」1次ラウンドA組をざっくり展望 FC.ISE-SHIMAが3年ぶり出場、プライドかけた九州勢対決も【Road to JFL】
日本フットボールリーグ(JFL)参入をかけた全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)が8日に開幕。ここでは1次ラウンドAグループをざっくり紹介する。 ◆Aグループ(静岡会場) FC徳島(四国/徳島) ヴェロスクロノス都農(九州/宮崎) ジェイリースFC(全社枠2/大分) FC.ISE-SHIMA(東海1部/三重) A組はそれぞれ四国、九州の王者に輝いたFC徳島と都農、九州2位の実業団ジェイリース、東海1部初優勝でリーグ王者としての地域CL参戦は初となるISE-SHIMA。 4クラブとも初のJFL参入を目指すなか、うち3クラブが決勝ラウンドまでは経験。FC徳島とISE-SHIMAが2021年、都農が旧名称時代の2018年に1次ラウンドを突破した。 小倉隆史氏が理事長を務めるISE-SHIMAは、2021年に輪番枠で地域CL初出場。決勝ラウンドまで6試合無敗、同2位でJFL側との入替戦へ進むも、ホンダロックSC(現:ミネベアミツミFC)に2-3と惜敗して涙を呑んだ。 今回はこの時以来、3年ぶり2度目の地域CLとなるわけだが、つまりISE-SHIMAは地域CLで、まだ負けたことがない。 対し、FC徳島と都農は、昨季の地域CL1次ラウンドでも対戦。この時は互いに2連敗して敗退が決まったなか、3日目での激突となり、FC徳島が2-1と勝利している。しかし、今回は1日目の第1試合…緊張感は1年前とまるで違う。 一方、ジェイリースは地域CL初出場。 2018年創立の新興実業団は、松本怜や八反田康平など九州Jクラブにゆかりのある選手を多数擁し、全社枠から大舞台へ。全社では初出場の22年大会で1回戦敗退、昨年は準々決勝敗退、今年は3位と、一歩ずつ階段を上がってきた。 注目すべきは、都農との九州勢対決か。都農は16勝1分け1敗で九州制覇も、“1分け1敗”はジェイリース戦。敗れた1試合は優勝確定後の消化試合だが、詰まるところ、王者都農は2位ジェイリースに勝てていないのである。 過去2年の地域CL王者は、関東1部で優勝できずも、それぞれその年の関東1部王者を地域CLで撃破したブリオベッカ浦安、栃木シティ。 2022年の浦安は関東1部6位も、優勝した栃木Cを、地域CL決勝ラウンド最終戦で3-1と撃破。この年、栃木Cは年間公式戦「5敗」のうち、実に「3敗」が浦安戦となった。 悔しさを味わった栃木Cは翌23年、関東1部2位で、優勝したVONDS市原には2戦2敗。しかし、地域CLでは1次ラウンド、決勝ラウンドともにV市原を撃破し、JFLまで駆け上がった。 下剋上が起こりうる舞台、地域CL。ジェイリースに足元をすくわれるのは避けたい都農だ。 ◆Aグループ日程 ▽第1節 [11月8日(金) 10:45] FC徳島 vs ヴェロスクロノス都農 [11月8日(金) 13:30] ジェイリースFC vs FC-ISE.SHIMA ▽第2節 [11月9日(土) 10:45] FC徳島 vs ジェイリースFC [11月9日(土) 13:30] ヴェロスクロノス都農 vs FC-ISE.SHIMA ▽第3節 [11月10日(日) 10:45] FC徳島 vs FC-ISE.SHIMA [11月10日(日) 13:30] ヴェロスクロノス都農 vs ジェイリースFC 2024.11.01 17:00 Fri2
全12クラブがJFL入会希望…地域CL1次ラウンドは明日スタート、決勝ラウンド進出を勝ち取るのは?【Road to JFL】
8日、日本フットボールリーグ(JFL)入会を目指すクラブが集う全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)が開幕する。 今季の地域CLは、出場全12クラブが「JFL入会」を希望する書類をリーグ側へ提出。 1次ラウンドはグループA〜Cの全3組。「各組1位3チーム+各組2位の成績最上位1チーム」の計4チームが決勝ラウンドへ進み、原則として、決勝R1位はJFLへ自動昇格、決勝R2位はJFL最下位との入替戦へ…という流れである。 ◆北海道十勝スカイアース(北海道/北海道) 十勝は北海道リーグ王者として3年ぶりの地域CL。北海道勢は地域リーグからJFLへの昇格を掴んだことがなく、十勝も2020年に決勝R進出も、3戦3敗で夢敗れている。BTOP北海道から道内の覇権を取り戻した勢いで、勝ちたい。 ◆ブランデュー弘前FC(東北1部/青森) 弘前は東北1部を2連覇と、JFL経験を持つコバルトーレ女川を凌駕。東北1部「98得点」は、全国各地域1部で最多の数字である。JFLではラインメール青森が弘前市でホームゲームを開催することもある状況…弘前も上がりたい。 ◆VONDS市原(関東1部/千葉) V市原は関東1部を2連覇。昨季は決勝R2位も、入替戦で沖縄SVに敗れて涙を呑んだ。ソリッドなサッカーを伝統とし、いつの時代も守備が堅い。本拠地「ゼットエー」は改修工事が進んでおり、夜間照明のLED化が完了したそうだ。 ◆福井ユナイテッドFC(北信越1部/福井) 北信越1部2連覇の福井は、まさに地域CLの常連。クラブ発足6年で5回目の出場だ。昨季は1次Rで3戦無敗も、得失点差で2位敗退。今季はホームでのリーグ最終節で観衆「2081人」を記録するなど、県民の期待が大きそうだ。 ◆FC.ISE-SHIMA(東海1部/三重) ISE-SHIMAは東海1部初優勝。輪番枠で地域CL初出場の2021年は、決勝R2位で入替戦へ進み、当時のホンダロックSCに敗れて散った。もし昇格なら、JFLはヴィアティン三重、アトレチコ鈴鹿、ISE-SHIMAと三重県3クラブに。 ◆飛鳥FC(関西1部/奈良) こちらは関西1部初優勝の飛鳥。奈良県勢が地域CLに出場するのは、2014年の奈良クラブ以来で、この時の奈良は優勝してJFLへ。飛鳥の美濃部直彦監督は、自身のXで「超大穴の我々が何か起こせたら面白いよね」とニヤリ。 ◆福山シティFC(中国/広島) 完成度の高いサッカーで中国リーグを3連覇した福山。ただ、全社で3年連続の1回戦敗退を喫し、大会後にコーチングスタッフのテコ入れを発表した。ともあれ、V市原とともに昨季の決勝R組。福山を侮るチームなど存在しない。 ◆FC徳島(四国/徳島) FC徳島は四国リーグ4連覇(※)、6年連続6回目の地域CLに。徳島ヴォルティスのエースストライカーとしてJリーグ参入初期を支えた羽地登志晃氏が今季から監督だ。全社ではクラブ史上最高の準優勝。間違いなく、力はある。 (※)リーグ中断の2021年はカウントせず ◆ヴェロスクロノス都農(九州/宮崎) 都農は九州リーグを2連覇。土日集中開催も多い九州とあって、地域CL出場権獲得の一番乗りとなった。福山で昨季の決勝Rを経験したDF松岡憧が加入したことは大きな補強だったか。松岡が最終ラインに君臨する都農である。 ◆JAPANサッカーカレッジ(全社枠1/新潟) ご存知、天皇杯でJ1名古屋に勝利した専門学校チームJSC。全社はV市原、弘前、FC徳島と3地域のチャンピオンを撃破して頂点に輝いた。一方、1次Rで同居する福井とは、北信越1部で2戦2敗。勢いとヤングパワーでリベンジだ。 ◆ジェイリースFC(全社枠2/大分) 地域リーグ最強の「実業団」ジェイリース。J2大分など九州Jクラブに所属歴のある選手が多く、今季の九州リーグは優勝した都農を相手に1勝1分けだ。ジェイリースと都農も1次Rで同居。全社枠からの勢いで今回も勝ちたい。 ◆FC刈谷(全社枠3/愛知) 刈谷は本来なら東海1部優勝からの地域CLが相応しい実力派集団。かつてJFL上位に食い込んだデンソーを前身とする強豪だ。全社枠3ということで、まさに1番下からの参戦…昨季は栃木シティが百年構想枠から昇格している。 2024.11.07 06:00 Thu3
「地域CL1次R第2節」初出場ジェイリース&VONDS市原が2連勝で決勝R近づく 各組1チームずつ敗退が決定【Road to JFL】
9日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)・1次ラウンド第2節の全6試合が行われた。 ◆A組 FC徳島 0-1 ジェイリース 実は今季3度目の対決となったFC徳島vsジェイリースFC。天皇杯1回戦ではジェイリースが1-0で勝利し、全社準決勝ではFC徳島が1-0と勝利している。そんな両者が地域CLで激突…決着をつけるにはこの上ない舞台である。 勝者は地域CL初出場のジェイリース。 0-0で迎えた87分、渡邊宥也が右足ボレーを突き刺して先制点…その後のFC徳島の猛攻を凌ぎ切り、初戦の白星と合わせて勝ち点「6」、A組首位をキープした。明日、都農との九州勢対決で引き分け以上なら決勝ラウンド進出だ。 ◆A組 都農 1-0 ISE-SHIMA 九州王者・ヴェロスクロノス都農は、東海1部王者・FC.ISE-SHIMAにウノゼロ勝ちで今大会1勝1分けに。勝ち点「4」とし、A組2位につけた。首位で決勝ラウンドへ進出するには、今季の九州リーグで優勝しながらも唯一勝てなかったジェイリースを倒すしかない。 なお、2連敗となったISE-SHIMAはA組3位以下が確定し、1次R敗退に。前回出場の2021年は決勝R2位で入替戦まで進んだが、今季は明日の消化試合・FC徳島戦をもって終了する。 ◆B組 V市原 1-0 飛鳥 初戦4-0完勝のVONDS市原と、初戦ラストプレー劇的弾で勝利し、地域CL初出場いきなり初白星の飛鳥FC。関東1部王者と関西1部王者の対戦は、0-0で折り返した後半に入って少しずつ、V市原が流れを引き寄せていく。 それでもなかなか崩しきれぬ時間が続いたが、迎えた84分、途中出場の沼大希がクロスに頭から飛び込んで先制点。終盤の1発で勝ち切ったV市原が勝利し、勝ち点「6」とした。明日、弘前相手に引き分け以上で決勝ラウンド進出だ。 ◆B組 刈谷 7-0 弘前 初戦でV市原に0-4惨敗のFC刈谷だが、一夜明けて前半だけで4得点。最終的にはブランデュー弘前FCを7-0と完全粉砕し、第2節を終えてB組2位、得失点差も「-4」から「+3」とした。 明日の「刈谷vs飛鳥」でどちらかがトータル勝ち点を「6」にできれば、そのチームは他グループの結果次第で「各組2位の成績最上位」を掴むこともできる。互いにまずは勝利が必要だ。 なお、刈谷に完全粉砕された弘前は2連敗勝ち点「0」で敗退決定。「B組2位」には可能性を残すが、A組とC組は、すでに2位チームが勝ち点「4」となっているためである。 ◆C組 福山 4-0 十勝 初戦勝ち点1の福山シティと、初戦勝ち点3の北海道十勝スカイアース。十勝は開始7分、深井祐希の決定機阻止1発レッドで数的不利に。すると福山は28分に大久保龍一、30分に吉井佑将、45+2分に藤井敦仁のPKと、前半だけで3点のリードを奪うことに成功する。 数的優位下の3-0リードで後半頭から3枚替えという余裕もできた福山と、なかなか押し返せぬ10人十勝。福山は試合終盤にも1点を追加し、4-0完勝で今大会初白星の勝ち点「4」に。明日、運命の1次ラウンド最終節を戦う。 ◆C組 福井 1-0 JSC 福井ユナイテッドFCvsJAPANサッカーカレッジの北信越1部勢対決は、王者福井に軍配。77分、中島偉吹がボックス外から見事なコントロールショットを突き刺した。福井は勝ち点「4」で、明日、運命の1次ラウンド最終節だ。 全社王者のJSCは2連敗で敗退が決定。全社では3地域のチャンピオンを撃破したが、昨日の初戦で北海道王者に敗れ、今日はリーグ戦2試合2敗の福井にリベンジできなかった。 ◆第3節(11月10日) ▽10:45KO A組 FC徳島 vs FC.ISE-SHIMA B組 VONDS市原 vs ブランデュー弘前 C組 福山シティFC vs JAPANサッカーカレッジ ▽13:00KO A組 ヴェロスクロノス都農 vs ジェイリースFC B組 FC刈谷 vs 飛鳥FC C組 福井ユナイテッドFC vs 北海道十勝スカイアース 2024.11.09 15:47 Sat4
「地域CL1次R第1節」VONDS市原がFC刈谷に4-0完勝、“福山vs福井”は痛み分け、初出場ジェイリースが大逆転勝利など【Road to JFL】
8日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)が開幕し、1次ラウンド第1節の全6試合が行われた。 ◆A組 FC徳島 1-1 都農 地域CLの常連どうし、昨季の再戦となったFC徳島vsヴェロスクロノス都農はドロー決着。都農が167cmFW上米良柊人の強烈ヘッドで先制も、FC徳島は高畠淳也のゴールで追いついた。両者とも昨季は初戦黒星から敗退…このドローを明日の第2節で意味あるものとしたい。 ◆A組 ジェイリース 3-2 ISE-SHIMA 小倉隆史理事長束ねるFC.ISE-SHIMAと、全社枠で大会初出場の“地域リーグ最強実業団”ジェイリースFC。試合はISE-SHIMAがオウンゴールで先制し、宮寺優斗も追加点…しかし、ジェイリースがほどなくして1点を返し、後半へ。 後半に入ると、ジェイリースの荻野広大、島津頼盛が立て続けにネットを揺らし、2点差を逆転。ジェイリースは地域CL初出場初白星とし、実力の拮抗が予想されたA組で首位発進だ。敗れたISE-SHIMAは地域CL初黒星に。 ◆B組 V市原 4-0 刈谷 昨季入替戦で延長戦の末に惜敗、JFLまで本当にあと一歩だったVONDS市原は、4年ぶりのJFL復帰を目指すFC刈谷に完勝。開始7分に鈴木魁人のゴールで先制し、一木立一が前半のうちに追加点、後半も効率よく2点を追加した。 関東1部の王者は有力な昇格候補とみてよさそう。守備時のアプローチが素早く、味方へのカバーリングも迅速…よどみのない守備が循環を作り、大量4得点だ。対し、「-4」がついた刈谷は敗退危機。極めて困難な状況に陥った。 ◆B組 飛鳥 3-2 弘前 大会初出場となった関西1部の新王者・飛鳥FCがブランデュー弘前FCに勝利。「監督・美濃部直彦」というだけでダークホース感が滲む初出場組は、2-1リードで迎えた85分に追いつかれ、勝ち点2を失うかと思われた。 それでも90+4分、低い位置でのブロック形成から、前がかりになる弘前を尻目に陣地を挽回。最後は清川流石が見事な内巻きコントロールショットを突き刺し、これがラストプレーとなった。敗れた弘前も2度のビハインドを追いつく気概を披露。明日に期待したい。 ◆C組 福山 0-0 福井 地域リーグ随一の完成度を誇るサッカーで3年連続出場となった福山シティFC、対するは県民の期待が一段と高まった雰囲気も伝わってくる福井ユナイテッドFC。結果はゴールレスドローに。総括としては互いに決め手を欠いた痛み分け。どこか停滞感漂う福山は最終盤、怒涛のロングスロー攻勢も実らなかった。 ◆C組 十勝 2-1 JSC 北の大地で3年ぶりに覇権を取り戻した北海道十勝スカイアースは、気概あふれる専門学校軍・JAPANサッカーカレッジに逃げ切り勝ち。23分に丸岡悟のPKで先制後、後半には左サイドを崩して兼田寛也が追加点を決めた。 JSCも最終盤にセットプレーから1点を返すが、わずかに及ばず十勝の2-1勝ち。北海道勢初の地域CL突破を目指す十勝が、C組の首位発進となった。明日明後日も、楽しみだ。 ◆第2節(11月9日) ▽10:45KO A組 FC徳島 vs ジェイリースFC B組 VONDS市原 vs 飛鳥FC C組 福山シティFC vs 北海道十勝スカイアース ▽10:45KO A組 ヴェロスクロノス都農 vs FC.ISE-SHIMA B組 FC刈谷 vs ブランデュー弘前 C組 福井ユナイテッドFC vs JAPANサッカーカレッジ 2024.11.08 16:22 Fri5