JFL参入懸かる「地域CL」決勝ラウンドは福井ユナイテッドが首位に “11月24日”運命の最終節はVONDS市原と【Road to JFL】

2024.11.22 15:52 Fri
福井県のサッカー界が悲願達成に近づく
©超ワールドサッカー
福井県のサッカー界が悲願達成に近づく
22日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)決勝ラウンド第2節の2試合がたけびしスタジアム京都で行われた。
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◆順位表(第2節終了/全3節)
1位 福井ユナイテッドFC | 勝ち点4 | +3
---JFL参入---
2位 飛鳥FC | 勝ち点3 | -2
---入替戦---
3位 ジェイリースFC | 勝ち点2 | ±0
4位 VONDS市原 | 勝ち点1 | -1◆飛鳥 0-3 福井U
初戦ギリギリ勝ち点1の福井U(北信越1部)は、同3の飛鳥(関西1部)と対戦。終始攻勢の前半はゴール2つがファウルとオフサイドで認められず、さらには攻撃の核たるMF北川滉平が負傷交代と、0-0で終えたなかでも不穏な空気が。

それでも後半開始40秒、相手DFを剥がしたFW野中魁がクロスを入れ、最後はDF榎本響が詰めて先制点。さらに70分、前線でルーズボールを収めたDF市川侑麻が追加点を記録し、最後は86分、FW大石治寿の右足弾で締め括った。
県民の夢を乗せて走る福井Uが、サウルコス福井時代の2015年・FC刈谷戦以来となる「決勝R勝利」。第2試合も後述の結果となり、決勝R最終節1試合を残して首位に立った。最後は関東1部王者・VONDS市原との対戦だ。

なお、敗れた飛鳥はなかなか陣地を押し上げれず、かなり苦しい90分間に。結果的に完敗で首位から陥落も、自動昇格(1位)、入替戦(2位)ともに可能性はある。明後日の最終節は全社枠・ジェイリースFCとの対戦だ。

◆V市原 0-0 ジェイリース

福井の「勝ち点4」を受け、初戦黒星のV市原(関東1部)は負ければ1位=自動昇格が消滅するという状況でジェイリースFC(九州/全社枠)と対戦。15分、エースFW一木立一のヘディングシュートは惜しくもクロスバーに阻まれる。

後半に入るとジェイリースもギアを上げ、どこか焦りがみえる関東1部の無敗王者。何度か迎えた決定機も活かすことができず、0-0ドロー決着で痛恨の2試合未勝利ということに。トータル勝ち点「1」で最終節を迎える形となった。

これにより、V市原はJFL参入に向け、最終節・福井U戦の勝利がマスト。引き分けでも別カード[飛鳥vsジェイリース]の結果にかかわらず、3位以下で地域リーグからの再出発が決まる。

また、ジェイリースのほうも2試合連続ドロー、3位で最終節・飛鳥戦を迎えることに。“11人で守る”V市原を崩すことはやはり容易ではなく、こちらも決定機こそあれど、肝心のゴールが奪えなかった。飛鳥戦は勝利がマストである。

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「地域CL1次R第1節」VONDS市原がFC刈谷に4-0完勝、“福山vs福井”は痛み分け、初出場ジェイリースが大逆転勝利など【Road to JFL】

8日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)が開幕し、1次ラウンド第1節の全6試合が行われた。 ◆A組 FC徳島 1-1 都農 地域CLの常連どうし、昨季の再戦となったFC徳島vsヴェロスクロノス都農はドロー決着。都農が167cmFW上米良柊人の強烈ヘッドで先制も、FC徳島は高畠淳也のゴールで追いついた。両者とも昨季は初戦黒星から敗退…このドローを明日の第2節で意味あるものとしたい。 ◆A組 ジェイリース 3-2 ISE-SHIMA 小倉隆史理事長束ねるFC.ISE-SHIMAと、全社枠で大会初出場の“地域リーグ最強実業団”ジェイリースFC。試合はISE-SHIMAがオウンゴールで先制し、宮寺優斗も追加点…しかし、ジェイリースがほどなくして1点を返し、後半へ。 後半に入ると、ジェイリースの荻野広大、島津頼盛が立て続けにネットを揺らし、2点差を逆転。ジェイリースは地域CL初出場初白星とし、実力の拮抗が予想されたA組で首位発進だ。敗れたISE-SHIMAは地域CL初黒星に。 ◆B組 V市原 4-0 刈谷 昨季入替戦で延長戦の末に惜敗、JFLまで本当にあと一歩だったVONDS市原は、4年ぶりのJFL復帰を目指すFC刈谷に完勝。開始7分に鈴木魁人のゴールで先制し、一木立一が前半のうちに追加点、後半も効率よく2点を追加した。 関東1部の王者は有力な昇格候補とみてよさそう。守備時のアプローチが素早く、味方へのカバーリングも迅速…よどみのない守備が循環を作り、大量4得点だ。対し、「-4」がついた刈谷は敗退危機。極めて困難な状況に陥った。 ◆B組 飛鳥 3-2 弘前 大会初出場となった関西1部の新王者・飛鳥FCがブランデュー弘前FCに勝利。「監督・美濃部直彦」というだけでダークホース感が滲む初出場組は、2-1リードで迎えた85分に追いつかれ、勝ち点2を失うかと思われた。 それでも90+4分、低い位置でのブロック形成から、前がかりになる弘前を尻目に陣地を挽回。最後は清川流石が見事な内巻きコントロールショットを突き刺し、これがラストプレーとなった。敗れた弘前も2度のビハインドを追いつく気概を披露。明日に期待したい。 ◆C組 福山 0-0 福井 地域リーグ随一の完成度を誇るサッカーで3年連続出場となった福山シティFC、対するは県民の期待が一段と高まった雰囲気も伝わってくる福井ユナイテッドFC。結果はゴールレスドローに。総括としては互いに決め手を欠いた痛み分け。どこか停滞感漂う福山は最終盤、怒涛のロングスロー攻勢も実らなかった。 ◆C組 十勝 2-1 JSC 北の大地で3年ぶりに覇権を取り戻した北海道十勝スカイアースは、気概あふれる専門学校軍・JAPANサッカーカレッジに逃げ切り勝ち。23分に丸岡悟のPKで先制後、後半には左サイドを崩して兼田寛也が追加点を決めた。 JSCも最終盤にセットプレーから1点を返すが、わずかに及ばず十勝の2-1勝ち。北海道勢初の地域CL突破を目指す十勝が、C組の首位発進となった。明日明後日も、楽しみだ。 ◆第2節(11月9日) ▽10:45KO A組 FC徳島 vs ジェイリースFC B組 VONDS市原 vs 飛鳥FC C組 福山シティFC vs 北海道十勝スカイアース ▽10:45KO A組 ヴェロスクロノス都農 vs FC.ISE-SHIMA B組 FC刈谷 vs ブランデュー弘前 C組 福井ユナイテッドFC vs JAPANサッカーカレッジ 2024.11.08 16:22 Fri
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全12クラブがJFL入会希望…地域CL1次ラウンドは明日スタート、決勝ラウンド進出を勝ち取るのは?【Road to JFL】

8日、日本フットボールリーグ(JFL)入会を目指すクラブが集う全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)が開幕する。 今季の地域CLは、出場全12クラブが「JFL入会」を希望する書類をリーグ側へ提出。 1次ラウンドはグループA〜Cの全3組。「各組1位3チーム+各組2位の成績最上位1チーム」の計4チームが決勝ラウンドへ進み、原則として、決勝R1位はJFLへ自動昇格、決勝R2位はJFL最下位との入替戦へ…という流れである。 ◆北海道十勝スカイアース(北海道/北海道) 十勝は北海道リーグ王者として3年ぶりの地域CL。北海道勢は地域リーグからJFLへの昇格を掴んだことがなく、十勝も2020年に決勝R進出も、3戦3敗で夢敗れている。BTOP北海道から道内の覇権を取り戻した勢いで、勝ちたい。 ◆ブランデュー弘前FC(東北1部/青森) 弘前は東北1部を2連覇と、JFL経験を持つコバルトーレ女川を凌駕。東北1部「98得点」は、全国各地域1部で最多の数字である。JFLではラインメール青森が弘前市でホームゲームを開催することもある状況…弘前も上がりたい。 ◆VONDS市原(関東1部/千葉) V市原は関東1部を2連覇。昨季は決勝R2位も、入替戦で沖縄SVに敗れて涙を呑んだ。ソリッドなサッカーを伝統とし、いつの時代も守備が堅い。本拠地「ゼットエー」は改修工事が進んでおり、夜間照明のLED化が完了したそうだ。 ◆福井ユナイテッドFC(北信越1部/福井) 北信越1部2連覇の福井は、まさに地域CLの常連。クラブ発足6年で5回目の出場だ。昨季は1次Rで3戦無敗も、得失点差で2位敗退。今季はホームでのリーグ最終節で観衆「2081人」を記録するなど、県民の期待が大きそうだ。 ◆FC.ISE-SHIMA(東海1部/三重) ISE-SHIMAは東海1部初優勝。輪番枠で地域CL初出場の2021年は、決勝R2位で入替戦へ進み、当時のホンダロックSCに敗れて散った。もし昇格なら、JFLはヴィアティン三重、アトレチコ鈴鹿、ISE-SHIMAと三重県3クラブに。 ◆飛鳥FC(関西1部/奈良) こちらは関西1部初優勝の飛鳥。奈良県勢が地域CLに出場するのは、2014年の奈良クラブ以来で、この時の奈良は優勝してJFLへ。飛鳥の美濃部直彦監督は、自身のXで「超大穴の我々が何か起こせたら面白いよね」とニヤリ。 ◆福山シティFC(中国/広島) 完成度の高いサッカーで中国リーグを3連覇した福山。ただ、全社で3年連続の1回戦敗退を喫し、大会後にコーチングスタッフのテコ入れを発表した。ともあれ、V市原とともに昨季の決勝R組。福山を侮るチームなど存在しない。 ◆FC徳島(四国/徳島) FC徳島は四国リーグ4連覇(※)、6年連続6回目の地域CLに。徳島ヴォルティスのエースストライカーとしてJリーグ参入初期を支えた羽地登志晃氏が今季から監督だ。全社ではクラブ史上最高の準優勝。間違いなく、力はある。 (※)リーグ中断の2021年はカウントせず ◆ヴェロスクロノス都農(九州/宮崎) 都農は九州リーグを2連覇。土日集中開催も多い九州とあって、地域CL出場権獲得の一番乗りとなった。福山で昨季の決勝Rを経験したDF松岡憧が加入したことは大きな補強だったか。松岡が最終ラインに君臨する都農である。 ◆JAPANサッカーカレッジ(全社枠1/新潟) ご存知、天皇杯でJ1名古屋に勝利した専門学校チームJSC。全社はV市原、弘前、FC徳島と3地域のチャンピオンを撃破して頂点に輝いた。一方、1次Rで同居する福井とは、北信越1部で2戦2敗。勢いとヤングパワーでリベンジだ。 ◆ジェイリースFC(全社枠2/大分) 地域リーグ最強の「実業団」ジェイリース。J2大分など九州Jクラブに所属歴のある選手が多く、今季の九州リーグは優勝した都農を相手に1勝1分けだ。ジェイリースと都農も1次Rで同居。全社枠からの勢いで今回も勝ちたい。 ◆FC刈谷(全社枠3/愛知) 刈谷は本来なら東海1部優勝からの地域CLが相応しい実力派集団。かつてJFL上位に食い込んだデンソーを前身とする強豪だ。全社枠3ということで、まさに1番下からの参戦…昨季は栃木シティが百年構想枠から昇格している。 2024.11.07 06:00 Thu

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