FC刈谷
FC KARIYA| 創立 | 2006年 |
| ホームタウン | 愛知県知多三河地域 |
| スタジアム | ウェーブスタジアム刈谷 |
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地域CLの前哨戦“全社”2023、25日の決勝戦はFC刈谷vsアルテリーヴォ和歌山に!【Road to JFL/全社準決勝】
24日、第59回全国社会人サッカー選手権大会(以下:全社)の準決勝2試合が行われた。 日本全国の地域リーグから全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)の出場権獲得(※1)、そして日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指すチームが集う“全社”。今年は佐賀県開催となり、24日に準決勝2試合が行われた。 (※1)大会レギュレーションは「目指すはJFL昇格!前回王者ブリオベッカ浦安に続け! “全社”2023が21日開幕【Road to JFL】」をご参照ください ★ジョイフル本田つくばFC(関東1部5位) 2-2(PK:4-5) FC刈谷(東海1部2位) 準決勝進出によって全社枠での地域CL出場を勝ち取った両チーム。つくばは茨城県リーグ時代の2013年以来10年ぶり、3度目のJFL昇格(旧JFL時代含む)を目指す刈谷は2年連続の地域CLとなる。 前哨戦対決は開始2分でつくばが先制。GK水野竜(29)が前線へロングボールを蹴ると、FW宮本英明(31)が頭で繋ぎ、FW郡司侑弥(24)が最終ラインの背後へ。最後はボックス右からバウンドにうまく合わせて右足ボレーを叩き込んだ。 お互いに準々決勝までの緊張感から解放されたのかと思ってしまうほどあっさり決まった先制点。しかし、スコアが動いてからは互いに集中力の高さを見せあい、21分に刈谷が同点に。右サイドから崩し、最後は折り返しのボールをMF尾﨑僚(23)が左足で蹴り込んだ。 35分につくばが宮本の豪快左足弾で勝ち越すも、直後の37分、刈谷はMF薗田新一郎(23)が混戦から左足で蹴り込んで再び同点に。チームの大半が22〜25歳というヤング刈谷。この日のスタメン11人も平均年齢23.5歳という若さでありながら、その逞しさを見せられれば、JFL昇格の有力候補と推さざるを得ない。昨年の地域CL決勝ラウンドも経験済みだ。 後半はスコアが動かずPK戦へ。両チームとも3人目まで成功したなか、先攻・つくばは4人目のFW恩塚幸之介(23)がシュートをクロスバー上へ外す。後攻・刈谷の4人目、先攻・つくばの5人目が成功し、刈谷の5人目は今大会3ゴールのMF齋藤雅之(24)。齋藤が豪快にゴール右上へ蹴り込み、PK戦を4-5で制した刈谷が決勝戦へ駒を進めた。 ★アルテリーヴォ和歌山(関西1部1位) 3-1 FC徳島(四国1位) 関西1部王者の和歌山、四国王者のFC徳島。今大会を地域CLの前哨戦として戦う両者は、昨年の地域CL1次ラウンドでも対戦しており、この時は互いに敗退が決まっていたなかで和歌山が2-1と勝利している。 今年再び地域CLで顔を合わせる可能性もあるなか、今回は19分にFC徳島が先制。地元徳島出身のMF南野心(25)がボックス手前から左足ミドルを叩き込む。22分に和歌山が同点に。MF清本将史(23)がスルーパスに抜け出し、GKとの一対一を制して左足で流し込んだ。 試合は1-1のまま進み、70分に和歌山が逆転。FW北野純也(34)がボックス右まで運び、外側を並走するMF山瀬翔輝(22)へ預ける。これを山瀬が強めのダイレクトパスで中央へ折り返し、走り込んだMF音田幸四郎(28)がボックス手前から右足ダイレクトで豪快に蹴り込んだ。 和歌山はさらに80+1分、ボックス内で北野がボールをキープし、折り返しの浮き玉に頭で合わせたのはMF竜田柊士(24)。このゴールがダメ押しとなり、和歌山が3-1でFC徳島を撃破。地域CLで初の1次ラウンド突破、そしてJFL昇格を目指すなか、紀州のクラブに良い風が吹いている。 ◆準決勝結果 ▽10月24日/11:00 [29]ジョイフル本田つくばFC 2-2(PK:4-5) FC刈谷 [30]アルテリーヴォ和歌山 3-1 FC徳島 ◆明日の日程 ▽3位決定戦(10月25日/10:00) ジョイフル本田つくばFC vs FC徳島 ▽決勝戦(10月25日/12:30) FC刈谷 vs アルテリーヴォ和歌山 2023.10.24 13:18 Tue2
FC刈谷が“全社”初優勝!逞しきヤングタレント集団が5日間で5連勝、来月10日開幕の地域CLへ弾み【Road to JFL/全社3位決定戦&決勝】
25日、第59回全国社会人サッカー選手権大会(以下:全社)の3位決定戦と決勝戦が駅前不動産スタジアム(佐賀県)で行われた。 日本全国の地域リーグから全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)の出場権獲得(※1)、そして日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指すチームが集う“全社”。大会最終日の25日に3位決定戦と決勝戦が行われた。 (※1)大会レギュレーションは「目指すはJFL昇格!前回王者ブリオベッカ浦安に続け! “全社”2023が21日開幕【Road to JFL】」をご参照ください ★3位決定戦/ジョイフル本田つくばFC(関東1部5位) 1-2 FC徳島(四国1位) 今大会のベスト4進出によって全社枠での地域CL出場を勝ち取ったつくばと、四国サッカーリーグを制して今大会を地域CLの前哨戦として戦うFC徳島。来月10日開幕の地域CLへ弾みをつけたい両チームは序盤から高い集中力を維持し、前半を0-0で終える。 後半序盤の45分(全社は40分ハーフ)、つくばはDF駒﨑公一(27)が右サイドに開くDF山崎舜介(24)へロングフィード。山崎はボックス内へ走るMF鍬田一雅(23)に頭で落とし、鍬田は迷うことなくバウンドに合わせて右足ボレー。これがつくばの先制点となり、鍬田は今大会2ゴール目とした。 対するFC徳島は67分、途中出場のFW野村魁(23)が混戦から左足を振り抜き同点ゴール。今大会4ゴール目とした野村は動き出しが非常に素早く、シャープな振りのシュートも持ち味。地域CLで要注目のストライカーだ。 野村はさらに80+2分、右CKに頭で合わせて土壇場の逆転弾。このゴールが決勝点となり、つくばを2-1と撃破したFC徳島が全社3位に輝いた。そして、来月10日開幕の地域CLへ向け、弾みをつける大きな1勝となった。 敗れたつくばも2016年大会以来7年ぶりとなる堂々の4位。地域CLを茨城県リーグ時代の2013年以来10年ぶりに戦う彼らは、戦前の予想を覆して全社枠を勝ち取った。昨年は関東サッカーリーグ1部で長らくしのぎを削ったブリオベッカ浦安が全社枠からJFL昇格。つくばも続きたい。 ★決勝戦/FC刈谷(東海1部2位) 1-1(PK:4-2) アルテリーヴォ和歌山(関西1部1位) つくばと共に全社枠で地域CL出場を決めた刈谷と、関西サッカーリーグ1部を制して今大会を地域CLの前哨戦として戦う和歌山。刈谷は所属選手28人中24人が大卒2年目以内で、スタメン11人の平均年齢は準決勝、決勝と23.5歳だ。 また、多くの選手が昨年の地域CL決勝ラウンドを経験しており、今大会では1回戦からスタメンをほぼ固定しながらも4日間で4連勝し決勝戦へ。地域CL1次ラウンドの組み合わせ抽選会(10月28日)がまだとは言え、逞しさまで身につけた若き集団は「JFL昇格の有力候補」と推さざるを得ない。 そんな刈谷だが、0-0で迎えた61分、自陣ボックス内でのハンドにより和歌山にPKを献上。守るはスタメン11人で最年長の27歳GK兒島拓哉。しかし、和歌山の途中出場MF関知哉(25)にこれを決められ、1点を追う展開となる。 それでも刈谷は73分、左サイドからのクロスがファーで折り返され、ゴール前に走り込んだのはFW鈴木直人(24)。鈴木は勢いそのままにヘディング弾を叩き込み、試合を振り出しに。準決勝のつくば戦も2度のビハインドを追いつき、PK戦を制した刈谷。決勝でもやはり逞しさが光る。 勝敗の行方はPK戦へ。刈谷は先攻・和歌山の1人目をGK兒島がストップし、後攻としての1人目は成功。2人目と3人目は両チームとも成功したなか、和歌山は4人目のキッカーがシュートをクロスバー上へ外す。 後攻・刈谷の4人目はMF井塚脩斗(24)。井塚はゴール左隅を撃ち抜く豪快な右足シュートを叩き込み、この結果、PK戦を4-2で制した刈谷が全社2023王者に輝き、同大会初優勝となった。 準決勝から2試合連続でビハインドを追いつき、PK戦へと持ち込み、PK戦でも2試合連続でキッカー全員が成功させた刈谷。やはり、この逞しいヤングタレント集団を「JFL昇格の有力候補」と推さないわけにはいかない。 敗れた和歌山も今大会で大きな収穫。前哨戦として臨んだなかで全5試合を戦うことができたのは大きく、準々決勝で対戦したヴェロスクロノス都農、準決勝のFC徳島、そして刈谷は地域CLで再び顔を合わせる可能性も。初の1次ラウンド突破に向け、この3試合を分析に活かしてほしい。 ◆3位決定戦 ▽10月25日/10:00 [31]ジョイフル本田つくばFC 1-2 FC徳島 ◆決勝戦 ▽10月25日/12:30 [32]FC刈谷 1-1(PK:4-2) アルテリーヴォ和歌山 ◆最終順位 [優勝] FC刈谷(地域CL全社枠) [準優勝] アルテリーヴォ和歌山 [3位] FC徳島 [4位] ジョイフル本田つくばFC(地域CL全社枠) 2023.10.25 14:35 Wed3
地域CL進出 & JFL昇格を目指す地域リーグクラブの現在地は? “全社”も絡んで優勝争い加熱【Road to JFL】
日本フットボールリーグ(JFL)と同様、8月が中断期間に充てられたリーグの多い「地域リーグ」。各地域の推移をざっくりまとめる。 大前提として、各地域の優勝チームは「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)」へストレートイン。 それ以外のクラブは「第60回全国社会人サッカー選手権大会(全社)」の成績上位3チームに入ることで、地域CL出場権を獲得できる。 2022年のルール改正により、同年は関東1部10チーム中6位で残留争いのブリオベッカ浦安が、全社出場、全社優勝、地域CL優勝と、大逆転でJFL昇格。侮る勿れな「全社」である。 ・・・ ◆北海道サッカーリーグ 〜“前盟主”十勝が意地のBTOP撃破〜 首位:北海道十勝スカイアース | 勝ち点24 2位:BTOP北海道 | 勝ち点19 3位:ノルブリッツ北海道FC | 勝ち点13 BTOPが2連覇中の北海道だが、今季現在は8戦全勝の十勝が覇権奪還と3年ぶり地域CLへ視界良好。7月21日にBTOPとの直接対決で5-2と勝利し、勝ち点差は「5」だ。残り6試合で逃げ切れるか。なお、十勝とBTOPはともに全社出場権を確保している。 ◆東北社会人サッカーリーグ1部 〜全社予選を経てリーグ戦再開へ〜 首位:ブランデュー弘前FC | 勝ち点34 2位:コバルトーレ女川 | 勝ち点30 3位:一目千本桜FCfeat.S.U.F.T. | 勝ち点25 東北1部は弘前が連覇と2年連続5度目の地域CLへ接近。25日からは全社東北予選が始まることもあり、ここで勝ってリーグ戦再開に備えたいところだ。弘前の今季最終節(10月13日)は2位女川とのアウェイ直接対決…その前に地域CLストレートインを決められれば理想的だ。 ◆関東サッカーリーグ1部 〜3年連続でJFL昇格組を出す関東1部〜 首位:VONDS市原 | 勝ち点30 2位:東京23FC | 勝ち点29 3位:南葛SC | 勝ち点20 優勝争いが2チームに絞られた様子の関東1部。V市原と東京23は中断直前の直接対決で1-1ドロー…東京23が後半ATの劇的同点弾で辛うじて勝ち点差拡大を阻止した。首位と2位が全社出場権を持つ一方、3位南葛は関東予選敗退。残り6試合で勝ち点「10」差は厳しいか。 ◆北信越フットボールリーグ1部 〜全社切符も確保で磐石の福井〜 首位:福井ユナイテッドFC | 勝ち点30 2位:JAPAN.S.C. | 勝ち点25 3位:富山新庄クラブ | 勝ち点21 王者福井が10戦全勝で首位キープの北信越1部。福井は天皇杯で躍進の2位JSCと、残り4試合で勝ち点「5」差をつけており、全社出場を決めていることも含め、盤石に歩みを進めている。9月1日の中断明け初戦は4位アルティスタ浅間とのアウェイゲームだ。 ◆東海社会人サッカーリーグ1部 〜刈谷首位浮上、wyvern黄信号〜 首位:FC刈谷 | 勝ち点22 | +13 2位:FC.ISE-SHIMA | 勝ち点22 | +11 3位:中京大学FC | 勝ち点15 こちらは名門刈谷と東海1部初優勝を目指すISE-SHIMAの一騎打ち。ISE-SHIMAは全社東海予選で敗退したなか、中断直前の刈谷戦黒星から首位を明け渡した格好だ。一方、昨季昇格即初優勝のwyvernは苦戦…今季は全社も出れず、2年連続の地域CL行きに黄信号だ。 ◆関西サッカーリーグ1部 〜上位3チームで全社出場は和歌山だけ〜 首位:アルテリーヴォ和歌山 | 勝ち点18 2位:Cento Cuore HARIMA | 勝ち点17 3位:飛鳥FC | 勝ち点17 関西1部は大混戦で、上位3チーム中、全社出場権を持つのが首位和歌山だけ、という状況も激しい優勝争いに拍車。3連覇&3年連続地域CLを目指す和歌山だが、残り5試合で首位を守り切れる保証はない。関西1部からは和歌山と守山侍2000(5位)が全社出場権を持つ。 ◆中国サッカーリーグ 〜JFL昇格の有力候補、福山シティ〜 首位:福山シティFC | 勝ち点37 2位:SRC広島 | 勝ち点32 3位:ベルガロッソいわみ | 勝ち点25 中国は現時点での上位3チームが、綺麗に全社出場3枠を独占。リーグ優勝・地域CLストレートインは絶対王者の首位福山が濃厚か。2022年の地域CL初出場から、2度目出場の昨季は決勝ラウンド進出…今季はJFL昇格の最有力という見方も強い福山だ。 ◆四国サッカーリーグ 〜FC徳島の5年ぶり黒星で混沌〜 首位:FC徳島 | 勝ち点27 2位:多度津FC | 勝ち点24 3位:レベニロッソNC | 勝ち点19 高知ユナイテッドSCが去ってからの四国は、FC徳島の絶対領域。3連覇中かつ今季も首位に立つ。しかし、FC徳島は中断直前に2位多度津との直接対決で2-4と敗れ、2019年以来5年ぶりとなるリーグ戦黒星に。一気に優勝争いが読めなくなった格好だ。 ◆九州サッカーリーグ 〜都農が連覇で地域CL切符第1号〜 優勝:ヴェロスクロノス都農 | 勝ち点46 2位:FC延岡AGATA | 勝ち点37 3位:ジェイリースFC | 勝ち点36 “土日で2試合”も多い九州は都農の優勝が確定済み。都農は地域CL切符をつかみ取った。ここからの注目ポイントは「全社九州予選」。8月24日と25日で1回戦&代表決定戦が行われ、地域CL行きを目指す2位延岡と3位ジェイリースは、決定戦1試合に全社出場を懸ける。 ◆全社2024本大会出場組 ▽北海道 ・北海道十勝スカイアース ・BTOP北海道 ▽東北 9月1日に代表2チームが決定 ▽関東 ・VONDS市原FC ・東京23FC ・東京ユナイテッドFC ・東邦チタニウム ・エリース東京 ・横浜猛蹴(関東2部) ・SHIBUYA CITY FC(東京都1部) ▽北信越 ・福井ユナイテッドFC ・JAPAN.S.C. ▽東海 ・FC刈谷 ・中京大学FC ・FC岐阜SECOND(東海2部) ・東海FC(東海2部) ▽関西 ・アルテリーヴォ和歌山 ・守山侍2000 ・ASラランジャ京都(関西2部) ・おこしやす京都(関西2部) ・ルート11(大阪府1部) ▽中国 ・福山シティFC ・SRC広島 ・ベルガロッソいわみ ▽四国 ・FC徳島 ・多度津FC ▽九州 8月25日に代表4チームが決定 ▽開催地代表 滋賀県(未発表) 2024.08.15 19:15 Thu4
