栃木シティ、VONDS市原、都農、FC徳島…地域CL1次ラウンドA組をざっくり展望【Road to JFL】

2023.11.06 19:30 Mon
目指すはJFL昇格! 地域CLが11月10日開幕
©超ワールドサッカー
目指すはJFL昇格! 地域CLが11月10日開幕
日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指す12チームが集う全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023(地域CL)。今年は11月10日に1次ラウンドが開幕する。
PR
今年の地域CLは全国各地域(北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中国・四国・九州)の最上位リーグで優勝した9チーム、第59回全国社会人サッカー選手権大会(全社)でベスト4以上の成績を収めて“全社枠”を勝ち取った2チーム、Jリーグ百年構想枠から1チームの計12チームが参加する。12チームは4チームずつの3グループに分けられ、各組1位の3チーム、各組2位の中から成績最上位の1チーム、計4チームが決勝ラウンド(11月22・24・26日)へ進出。決勝ラウンド1位はJFLへの自動昇格となり、2位はJFL最下位(15位)との入替戦へ進むこととなる。
◆Aグループをざっくり展望!

▽Aグループ4チーム
ヴェロスクロノス都農(宮崎県/九州1位)
VONDS市原FC(千葉県/関東1部1位)
栃木シティFC(栃木県/関東1部2位/百年構想枠)
FC徳島(徳島県/四国1位)
▽会場
ひなた宮崎総合運動公園ひなた陸上競技場(宮崎会場)

▽第1節
[11月10日10:45] 都農 vs VONDS
[11月10日13:30] 栃木シティ vs FC徳島
▽第2節
[11月11日10:45] 都農 vs 栃木シティ
[11月11日13:30] VONDS vs FC徳島
▽第3節
[11月12日10:45] 都農 vs FC徳島
[11月12日13:30] VONDS vs 栃木シティ

1次ラウンドからは各組1位の3チーム+2位の中から成績最上位の1チームが決勝ラウンド進出となるため、どのチームも狙うはもちろん1位突破。この事実に対し、Aグループは競争力の高い関東サッカーリーグ1部から2チームが参加する。

その一角・栃木シティは昨年の地域CLで決勝ラウンドに進出した強豪であり、MF工藤浩平やFW田中パウロ淳一といった元Jリーガーも多数所属。充実のスカッドを誇り、今季は関東1部18試合で「54」ゴールを記録している。誰が出ても、どこからでも、ゴールを奪える…そんな印象だ。

ただ、関東1部の優勝はこのAグループで同居するVONDS市原に譲って2位フィニッシュ。対VONDSも2戦2敗で、全社1回戦敗退により“全社枠"も掴めず。百年構想枠でなんとか地域CLに滑り込んだが、「勝負強い!」と太鼓判を押せないのが現状だ。

初戦はFC徳島との対戦に。相手にかかわらず勝ち点「3」がほしいのはもちろんだが、FC徳島のFW野村魁(23)には要注意。野村は全社5試合5ゴールのストライカーで、俊敏な動き出しやシャープな振りのシュートなどを持ち味とする。また、全社3位決定戦ではCKからヘディング弾。バリエーション豊富な点取り屋と言える。

また、関東1部18試合で「54」ゴールの栃木シティに対し、王者VONDSはDF渡辺広大(36)が束ねる18試合「8」失点の堅守軍団。8月には松本山雅FCからDF篠原弘次郎(32)も加入し、岩瀬剛(28)らと最終ラインを形成する。

VONDSは2016年以降、ズドラヴコ・ゼムノビッチ氏、フラビオ氏(元:日本代表フィジカルコーチ)、岡山一成氏(現:大分トリニータコーチ)が指揮官を務め、昨季からは布啓一郎監督が指揮。選手の顔ぶれが変化しても、4指揮官の元で手堅くも力強いサッカーを積み上げてきた。

魅惑の栃木シティか、若きエースがけん引するFC徳島か、堅守軍団VONDSか、はたまた5年ぶりに九州サッカーリーグを制してこのAグループを“ホーム”宮崎会場で戦う都農か。どのグループも激戦間違いなしの地域CL1次ラウンドだが、このグループも例に漏れずアツい。

PR

工藤浩平の関連記事

栃木シティFCは24日、MF工藤浩平(39)の現役引退を発表した。 工藤は、ジェフユナイテッド市原(現:ジェフユナイテッド千葉)の下部組織育ちで、ジュニア、ジュニアユース、ユースと昇格。2003年にトップチームに昇格した。 アンダー世代では代表に招集され続け、2001年には田嶋幸三監督(現:日本サッカー協会 2023.12.24 18:42 Sun
日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指すチームが集う過酷な5連戦、第59回全国社会人サッカー選手権大会(以下:全社)が10月21日〜25日にかけて佐賀県で開催される。 ◆全社とは? 日本全国の地域リーグ(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国、四国、九州、各県リーグなど)に所属するチームの中からそれぞ 2023.10.17 16:55 Tue
ジェフユナイテッド千葉は13日、MF工藤浩平(36)が関東サッカーリーグ1部の栃木シティに完全移籍することを発表した。 工藤は千葉の下部組織出身で、2003年にトップチーム昇格。2010年までプレーすると、その後は京都サンガF.C.、サンフレッチェ広島、松本山雅FCと渡り歩き、2018年7月に千葉に復帰していた。 2021.01.13 15:21 Wed
Jリーグ移籍情報まとめ。12月22日付けのJリーグ各クラブにおける移籍動向を一挙にお届け。 【J1】 ◆北海道コンサドーレ札幌 [OUT] 《期限付き満了》 GKカウィン・タンマサッチャーナン(30)→OHルーヴェン(ベルギー) ◆浦和レッズ [IN] 《就任》 監督 リカルド・ロドリゲス(4 2020.12.23 07:30 Wed

JFLの関連記事

日本フットボールリーグ(JFL)のレイラック滋賀が20日、2025シーズンの背番号を発表した。 2024シーズンの滋賀は、前年に続いてJ3クラブライセンスを取得も、なかなかコンスタントに勝ち点3を積み上げれず。 夏の角田誠監督就任後は持ち直し、タレントを活かした攻撃力がライバルの脅威に。しかしそれでもいくつ 2025.01.20 16:30 Mon
日本フットボールリーグ(JFL)のクリアソン新宿が19日、2025シーズンの新体制を発表した。 19日に新体制発表会を実施、その内容を公式サイトでも公開した新宿。昨季終了時点で大多数の契約更新が発表されていたなか、新加入選手たちの背番号も周知されている。 昨季の新宿は北嶋秀朗氏が監督に就任し、前年に続いてJ 2025.01.19 20:40 Sun
FC大阪を退団したFW田中直基(31)が日本フットボールリーグ(JFL)のアトレチコ鈴鹿クラブに加入した。 田中は近畿大学からFC大阪でシニアキャリアをスタート。その後、アスルクラロ沼津、ブラウブリッツ秋田でのプレーを経て、2021年に当時JFLのFC大阪へ復帰。 2024シーズンはチームがJ2昇格プレーオ 2025.01.19 18:57 Sun
FC大阪は18日、契約満了を発表していたMF日髙慶太(34)が日本フットボールリーグ(JFL)のアトレチコ鈴鹿クラブに加入すると発表した。 日髙は横浜F・マリノスのアカデミー出身で、桐蔭学園高校、慶應義塾大学と進学。2012年にモンテディオ山形でプロ入りし、その後はFC町田ゼルビア、ブラウブリッツ秋田、ヴァンラー 2025.01.18 18:40 Sat
ザスパ群馬は18日、GK櫛引政敏(31)の新天地が日本フットボールリーグ(JFL)のレイラック滋賀に決まったと発表した。 青森山田高校出身で、世代別の日本代表としてリオ・デ・ジャネイロ オリンピック出場の櫛引。2011年に清水エスパルスでプロ入り後、鹿島アントラーズ、ファジアーノ岡山、モンテディオ山形を経て、20 2025.01.18 14:50 Sat

記事をさがす


NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly