篠原弘次郎 Kojiro SHINOHARA

ポジション DF
国籍 日本
生年月日 1991年07月20日(32歳)
利き足
身長 177cm
体重 71kg
ニュース
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昨季はJFL昇格まであと一歩…関東1部王者・VONDS市原にFW一木立一やDF谷口智紀ら加入

関東サッカーリーグ1部のVONDS市原FCは、2024シーズンも悲願のJFL昇格を目指す。 VONDS市原(以下:V市原)は古河電気工業の千葉事業所サッカー部を母体に2011年創設。地域リーグNo.1の競争力と言われる関東1部(※1)で2014シーズンから戦うなか、過去3度の優勝を誇り、布敬一郎監督(退任)が率いた昨季、3度目の栄冠により、JFL昇格を懸けた舞台である全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)への出場を決めた。 (※1)クリアソン新宿、ブリオベッカ浦安、栃木シティと3年連続で関東1部からJFL昇格チームが誕生中 しかし、地域CL1次ラウンド2位通過、決勝ラウンド2位を経て臨んだJFL最下位・沖縄SVとの入替戦。V市原は延長戦の末に1-2と敗れ、あと一歩のところでJFL初昇格を逃すことに。悲願は持ち越しとなった。 2024シーズンに向けては、Jリーグ経験も豊富なチームリーダー2人、渡辺広大と清原翔平が契約を更新した一方、主力の篠原弘次郎と土佐陸翼がJFLへ移籍。J3秋田のレジェンド久富賢、榊翔太、キローラン木鈴とベテラン3選手もスパイクを脱いだ。 一方で注目の新加入選手は、昨季までJFL沖縄所属の一木立一か。2022シーズンの九州サッカーリーグで22得点を叩き出した185cmストライカーは、V市原伝統の[4-4-2]で谷尾昂也とともに2トップの一角に収まるだろう。 また、15日に加入が発表されたのは、びわこ成蹊スポーツ大学の伴木翔。立正大淞南高校時代に冬の選手権でプレー、アジリティの高さが特徴の166cmアタッカーだ。 最終ラインで渡辺の新たなパートナーとなりそうなのは、谷口智紀か今村直也。前者は昨季までFC大阪所属でJ3リーグとJFLの経験が豊富な185cm。後者は過去2シーズンJFLでプレーし、昨季は高知ユナイテッドSCでリーグ終盤戦にかけて出場機会を増やした24歳だ。 伊澤篤新監督とともに悲願のJFL昇格を目指すV市原。関東1部から新宿と浦安に続いて栃木も昇格を果たしたなか、2024シーズンもV市原が関東1部の優勝候補であることは間違いない。 ◆in(2月15日時点) DF谷口智紀(31)←FC大阪 DF今村直也(24)←高知ユナイテッドSC DF湯澤拓士(23)←鈴鹿ポイントゲッターズ MF渡邊龍(27)←ヴァンラーレ八戸 MF貫名航世(28)←飛鳥FC MF石川拓磨(22)←順天堂大学 MF後藤健太(22)←東京学芸大学 MF桜庭晴人(22)←新潟医療福祉大学 FW一木立一(25)←沖縄SV FW伴木翔(22)←びわこ成蹊スポーツ大学 FW鈴木魁人(24)←いわてグルージャ盛岡(完全移籍移行) ◆out(2月15日時点) DF篠原弘次郎(32)→ヴィアティン三重 DFキローラン木鈴(31)→現役引退 DF橋本恭輔(25)→COEDO KAWAGOE F.C DF辻川裕介(28)→ベルガロッソいわみ DF木村健佑(27)→tonan前橋 DF栗林純(23)→現役引退 MF土佐陸翼(23)→栃木シティ MF濱野雄太(27)→契約満了 MF吉田大河(28)→Cento Cuore HARIMA MF中島澪音(25)→岳南Fモスペリオ MF久富賢(33)→現役引退 FW榊翔太(30)→現役引退 2024.02.15 15:50 Thu

沖縄SVがJFL残留! 1年での九州リーグ降格回避、今季最下位も入替戦で関東1部王者のVONDS市原を撃破

3日、JFLと地域リーグの入替戦である沖縄SV vs VONDS市原FCがタピック県総ひやごんスタジアム(沖縄市)で行われ、2-1で勝利した沖縄のJFL残留が決まった。 2023シーズンのJFLで最下位となった沖縄、関東サッカーリーグ1部を制して全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)では2位となったV市原。沖縄は勝てばJFL残留、敗れれば九州サッカーリーグ降格…V市原は勝てばJFL昇格、敗れれば関東1部残留となる。 まさに両チームともクラブの命運を懸けた、今季最終戦にして今季最大の大一番。沖縄は現役ラストゲームとなるFW高原直泰(44/選手兼任監督/代表取締役)とDF岡根直哉(35)が先発。岡根が最終ラインでコンビを組むは元V市原のDF安藝正俊(33)だ。 対する堅守軍団・V市原はセンターバックのDF渡辺広大(35)とDF篠原弘次郎(32)がチームを締め上げる[4-4-2]の布陣。攻撃において頼みの綱となるは2トップの一角に入るFW谷尾昂也(31)で、ベンチでは“ジョーカー”MF清原翔平(36)がスタンバイする。 この入替戦は一発勝負で行われ、「引き分けなら沖縄がJFL残留」というようなルールはなし。90分間で決着がつかなければ延長戦、PK戦へと進むことになる。そのためか、前半は両チームともさほど攻撃に人数を割いてこない。 非常に拮抗し、緊張感溢れた前半45分間をゴールレスで終えると、後半に入って次第に両チームともゴールへの意識を強化。そして70分、“ホーム”沖縄がとうとう均衡を破る。 70分、沖縄は右サイドからクロスを上げると、ゴール前へ走り込んだFW山田雄太(31)には合わず、V市原にボールが渡る。ただ、ボックス内でボールを収めたV市原のMF久富賢(33)に対し、沖縄はDF安在和樹(29)が猛プレス。ボールを奪取し、勢いそのままに右足を振り抜き、ネットへ突き刺した。 JFL残留にグッと近づく沖縄の先制点...それでも77分、V市原は右サイドバックのDF中澤大翔(23)が内側へと駆け上がり、ボックス左へ走るMF土佐陸翼(23)に浮き球のダイレクトパス。走り込んだ土佐がGKとの一対一を冷静に制して同点弾を流し込んだ。 後半45分間で両チームとも1点ずつ取り合った一戦は延長戦へ。沖縄は延長前半10分で高原が退いたなか、同15分、敵陣でのボール奪取からMF荒井秀賀(24)がボックス右へとスプリントするFW伊集院雷(26)へスルーパス。伊集院がワントラップから右足シュートを流し込んで勝ち越しに成功する。 延長前半のほぼラストプレーで勝ち越した沖縄。結局、伊集院のゴールを守り抜いて2-1の勝利となった。 この結果、沖縄SVはJFL残留が決定。終わりよければ全てよし...JFL昇格1年目は屈辱の最下位フィニッシュとなったが、高原と岡根の現役最終戦を勝利で飾り、来たる2024年はJFL2年目のシーズンに。長く苦しい1年を戦った経験は、必ずや、来季のチカラとなることだろう。 JFL初昇格まであと一歩だったV市原にも賛辞を。布啓一郎監督率いるライトグリーンの雄は、今季1年を通じてブレることのない一貫したサッカーを披露し、群雄割拠の地域リーグから狭き門をくぐってこの入替戦まで辿り着いた。悔しさは明日への活力。来季の関東1部が楽しみだ。 沖縄SV 2-1 VONDS市原FC 【沖縄】 安在和樹(後25) 伊集院雷(延前15) 【V市原】 土佐陸翼(後32) 2023.12.03 15:26 Sun

悲願のJFL昇格へ…福山シティが栃木シティ撃破で首位発進、 VONDS市原も勝ち点「3」で追走【Road to JFL/地域CL決勝ラウンド第1節】

22日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023(地域CL)決勝ラウンド第1節のVONDS市原FCvsジョイフル本田つくばFC、栃木シティFCvs福山シティFCが栃木県グリーンスタジアムで行われた。 JFL昇格を目指す社会人の強豪が全国各地域から集う地域CL。決勝ラウンドには関東サッカーリーグ1部から栃木シティFC、ジョイフル本田つくばFC、VONDS市原FC、中国リーグから福山シティFCが参戦。JFLへの自動昇格を掴めるのは1チームだけ(※1)となる。 (※1)決勝ラウンド2位はJFL最下位との入替戦へ ◆順位表(第1節終了時点) 1.福山シティFC | 勝ち点3|得失点差+1 2.VONDS市原FC | 勝ち点3|得失点差+1 3.栃木シティFC | 勝ち点0|得失点差-1 4.ジョイフル本田つくばFC | 勝ち点0|得失点差-1 ◆VONDS市原FC 1-0 ジョイフル本田つくばFC 【V市原】 加藤優司(後27) まずはV市原vsつくばで今年の決勝ラウンドが幕開け。関東1部5位のつくばに対し、王者・V市原はリーグ戦18試合8失点という堅守軍団だが、不動のセンターバックであり、キャプテンも務めるDF渡辺広大が不在という状況だ。 開始3分、V市原はFW谷尾昂也がいきなりネットを揺らすもオフサイド。立ち上がりの劣勢を凌いだつくばも両ウイングバックのDF青木竣とDF山崎舜介がオーバーラップすれば攻撃の厚みが増す。とりわけ山崎はV市原のソリッドな[4-4-2]も意識してか、右サイドの高い位置で目一杯幅をとる。 V市原も“右ウイングバック山崎”の背後を狙い、19分にはこのスペースを突いてMF土佐陸翼がフィニッシュまで持ち込む。しかし、シュートは惜しくもGKに阻まれ、21分には右CKにファーで待ち構えたDF篠原弘次郎がヘディングシュートも左ポストを直撃する。 両軍とも先制点が遠いなか、V市原は布啓一郎監督が2枚替えを決断。61分、MF清原翔平とMF沼大希が同時投入する。すると72分、自陣からカウンターを発動し、後半頭から途中出場のFW加藤勇司が左からのクロスにヘディングシュート。ポストに弾かれたこぼれ球を自ら蹴り込んだ。 この1点が決勝点となり、V市原が超重要局面の初戦で勝ち点「3」をゲット。つくばも試合終盤にかけて猛攻に出たが、最後まで1点が遠く、黒星発進となった。 ◆栃木シティFC 1-2 福山シティFC 【栃木C】 平岡将豪(後40) 【福山】 濱口草太(前27) 高田健吾(後18) 関東1部2位、そして全社1回戦敗退ながらも百年構想枠で地域CLへと進み、1次ラウンドA組を3連勝で駆け抜けた栃木C。対するは中国リーグ2連覇、今季は18試合全勝優勝を成し遂げた福山だ。 最初の決定機は栃木C。16分、快足を飛ばして右サイドを抜け出したFW藤原拓海がボックス右から右足シュートを放つも左ポストを直撃。さらに25分、FKの流れからFW戸島章が放った左足シュートも左ポストに弾かれ枠外へ。 先制点は福山。27分、左サイドから対角の浮き球がボックス右へ蹴られると、これに頭から飛び込んだのはMF濱口草太。栃木CのGK原田欽庸が見送るしかなかったヘディングシュートはファーネットへと吸い込まれた。 1点を追う“ホーム”栃木Cは後半頭の48分、FW田中パウロ淳一が右サイドからカットインして左足を一閃。だが、わずかにゴール右へ外れる。 63分、福山は右CKの流れからDF高田健吾がこぼれ球に詰め込んで追加点。上野展裕監督率いるチームは選手個々の能力が高く、崩しのアイデアも非常に豊富。栃木Cと一進一退の攻防を続けながらも、上手に時計の針を進めていく。 対し、どこか歯車が噛み合わないのが栃木C。福山同様、個々の能力の高さは一目瞭然だが、追加点を献上したあたりから攻守で焦りが見られるように。ゴール前には迫っていくが、どうしても1点が遠い。 それでも85分、栃木Cは途中出場FW平岡将豪が右からのクロスに見事なバイシクルシュートを叩き込み、ようやく1点差に。しかし、これ以上の反撃は叶わず、無情のホイッスル。2年連続となる地域CL決勝ラウンドをホーム栃木県で戦うなか、苦しいスタートとなった。 福山としては1点こそ返されたものの、強敵・栃木Cを初戦で撃破。つくばとの第2節を弾みをつける勝ち点「3」だ。 ◆決勝ラウンド第2節(11月24日) [10:45] VONDS市原FC vs 栃木シティFC [13:30] ジョイフル本田つくばFC vs 福山シティFC 2023.11.22 15:25 Wed

栃木シティ、VONDS市原、都農、FC徳島…地域CL1次ラウンドA組をざっくり展望【Road to JFL】

日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指す12チームが集う全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023(地域CL)。今年は11月10日に1次ラウンドが開幕する。 今年の地域CLは全国各地域(北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中国・四国・九州)の最上位リーグで優勝した9チーム、第59回全国社会人サッカー選手権大会(全社)でベスト4以上の成績を収めて“全社枠”を勝ち取った2チーム、Jリーグ百年構想枠から1チームの計12チームが参加する。 12チームは4チームずつの3グループに分けられ、各組1位の3チーム、各組2位の中から成績最上位の1チーム、計4チームが決勝ラウンド(11月22・24・26日)へ進出。決勝ラウンド1位はJFLへの自動昇格となり、2位はJFL最下位(15位)との入替戦へ進むこととなる。 <span class="paragraph-subtitle">◆Aグループをざっくり展望!</span> ▽Aグループ4チーム ヴェロスクロノス都農(宮崎県/九州1位) VONDS市原FC(千葉県/関東1部1位) 栃木シティFC(栃木県/関東1部2位/百年構想枠) FC徳島(徳島県/四国1位) ▽会場 ひなた宮崎総合運動公園ひなた陸上競技場(宮崎会場) ▽第1節 [11月10日10:45] 都農 vs VONDS [11月10日13:30] 栃木シティ vs FC徳島 ▽第2節 [11月11日10:45] 都農 vs 栃木シティ [11月11日13:30] VONDS vs FC徳島 ▽第3節 [11月12日10:45] 都農 vs FC徳島 [11月12日13:30] VONDS vs 栃木シティ 1次ラウンドからは各組1位の3チーム+2位の中から成績最上位の1チームが決勝ラウンド進出となるため、どのチームも狙うはもちろん1位突破。この事実に対し、Aグループは競争力の高い関東サッカーリーグ1部から2チームが参加する。 その一角・栃木シティは昨年の地域CLで決勝ラウンドに進出した強豪であり、MF工藤浩平やFW田中パウロ淳一といった元Jリーガーも多数所属。充実のスカッドを誇り、今季は関東1部18試合で「54」ゴールを記録している。誰が出ても、どこからでも、ゴールを奪える…そんな印象だ。 ただ、関東1部の優勝はこのAグループで同居するVONDS市原に譲って2位フィニッシュ。対VONDSも2戦2敗で、全社1回戦敗退により“全社枠"も掴めず。百年構想枠でなんとか地域CLに滑り込んだが、「勝負強い!」と太鼓判を押せないのが現状だ。 初戦はFC徳島との対戦に。相手にかかわらず勝ち点「3」がほしいのはもちろんだが、FC徳島のFW野村魁(23)には要注意。野村は全社5試合5ゴールのストライカーで、俊敏な動き出しやシャープな振りのシュートなどを持ち味とする。また、全社3位決定戦ではCKからヘディング弾。バリエーション豊富な点取り屋と言える。 また、関東1部18試合で「54」ゴールの栃木シティに対し、王者VONDSはDF渡辺広大(36)が束ねる18試合「8」失点の堅守軍団。8月には松本山雅FCからDF篠原弘次郎(32)も加入し、岩瀬剛(28)らと最終ラインを形成する。 VONDSは2016年以降、ズドラヴコ・ゼムノビッチ氏、フラビオ氏(元:日本代表フィジカルコーチ)、岡山一成氏(現:大分トリニータコーチ)が指揮官を務め、昨季からは布啓一郎監督が指揮。選手の顔ぶれが変化しても、4指揮官の元で手堅くも力強いサッカーを積み上げてきた。 魅惑の栃木シティか、若きエースがけん引するFC徳島か、堅守軍団VONDSか、はたまた5年ぶりに九州サッカーリーグを制してこのAグループを“ホーム”宮崎会場で戦う都農か。どのグループも激戦間違いなしの地域CL1次ラウンドだが、このグループも例に漏れずアツい。 2023.11.06 19:30 Mon

栃木シティが初戦敗退で地域CLへ百年構想枠願うのみに...前回準優勝BTOPも敗退、刈谷や東京23FCら2回戦へ【Road to JFL/全社1回戦】

21日、第59回全国社会人サッカー選手権大会(以下:全社)の1回戦16試合が佐賀県各地で行われた。 日本全国の地域リーグから全国地域チャンピオンズリーグ(地域CL)の出場権獲得(※1)、そして日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指すチームが集う“全社”。今年は佐賀県開催となり、その1回戦16試合が行われた。 (※1)大会レギュレーションについては「目指すはJFL昇格!前回王者ブリオベッカ浦安に続け! “全社”2023が21日開幕【Road to JFL】」をご参照ください ★BTOP北海道(北海道1位) 2-3 FC BASARA HYOGO(関西1部6位) 前回準優勝のBTOP。北海道リーグ2連覇で地域CL2023への出場権を確保済みの彼らは20分、ブランデュー弘前FC、東京23FC、ジョイフル本田つくばFC、BTOPと渡り歩くFW海野捷人(26)が先制弾を叩き込む。 BTOPは19日、AC長野パルセイロから育成型期限付き移籍でGKリュウ・ヌグラハ(23)の加入を発表。リーグベストイレブンのGK畠山諒介(22)を差し置いてリュウが先発したなか、36分にクロスからのヘディング弾で同点とされる。 さらに後半立ち上がりの43分(全社は40分ハーフ)、CKの流れからこぼれ球を押し込まれて1点を追う展開に。47分にややラッキーな形のオウンゴールで同点とするも、67分に今度はBTOPのオウンゴールで2-3と再び勝ち越される。 結局、2年連続での地域CL出場を控えるBTOPは、その前哨戦となる全社で初戦敗退。関西1部でボトムハーフに終わったBASARA HYOGOとの接戦を落とした形となり、課題が残る今年の全国初戦ということになった。 ★ジェイリースFC(九州3位) 1-0 栃木シティFC(関東1部2位) 地域リーグ屈指の資金力がありながら、2017年以来となるJFL復帰を逃し続けている栃木。今季は関東1部優勝も逃し、「全社から地域CLへ」を目指すことに。地域CLに向けてはJリーグ百年構想クラブという優位性もあるなか、自陣でのパスミスから開始7分に先制を許してしまう。 自力での地域CL出場権獲得なら全社ベスト4(※1)がマストだが、最後まで決定機を作れず、ここ1〜2年の躍進が目覚ましいジェイリースに内容の乏しい0-1で敗戦。栃木は全社枠3チームが今大会の成績で埋まらないこと、そして百年構想クラブ枠の繰り上げ適用を願うのみとなった。 ★ベルガロッソいわみ(中国4位) 0-3 FC刈谷(東海1部2位) 昨年の地域CLで決勝ラウンドに進みながら、今季の東海1部で優勝を逃し、「全社から地域CLへ」を目指している刈谷。所属選手28人の平均年齢24.0歳という若きチームは24歳MF齋藤雅之が12分にPK、23分に鋭いフェイントから右足弾を叩き込み、早い段階で2点リードとする。 56分にはMF尾﨑僚(23)が勝利を大きく手繰り寄せる3点目。刈谷は中国サッカーリーグ4位のベルガロッソを寄せ付けず、3-0の勝利に。全社ベスト4を最低ラインに掲げるなか、ヤングタレント集団は順当に2回戦への進出を決めた。 ★東京23FC(関東1部9位) 2-2(PK:3-1) 阪南大クラブ(関西2部2位) JFL昇格を逃せば関東2部降格もあり得る23FC。開始9分で大学生チーム・阪南大クラブに直接FKを叩き込まれるも、40+3分に元刈谷のFW清水光(27)が起死回生のPK弾。前半ラストプレーでなんとか追いつく。 64分には敵陣での即時奪回から投入直後のMF小林颯(25)が右足ミドルを突き刺して逆転。JFL昇格、関東1部残留、関東2部降格の可能性がある23FCはこのまま試合を終わらせたかったが、80+5分にCKから被弾。後半ラストプレーでPK戦行きとなった。 PK戦では両チームとも1人目が成功し、先攻・阪南大クラブの2人目を23FCのGK大石文弥(30)がセーブ。後攻・23FCが2人目も成功したなか、阪南大クラブは3人目のキッカーがシュートを枠外へ飛ばす。 両チーム3人目まで終えて3-1。23FCの守護神・大石は阪南大クラブの4人目も正面へのシュートをストップし、とうとう決着。PK戦を3-1で制した23FCがエース清水の古巣である刈谷との2回戦へ駒を進めた。 ★守山侍2000(関西1部4位) 2-2(PK:3-5) wyvern(ワイヴァン/東海1部1位) 今季の東海1部で昇格即初優勝を達成したwyvern。地域CL行きが決定済みの新興勢力だが、前哨戦となる全社初戦は開始2分に被弾。GK土屋ヒロユキ(23)が正面へのシュートを処理し損ねてネットへ。ボールが土屋の処理直前に不規則なバウンドをしたため、やや不運な失点となった。 それでも28分、MF谷口祐亮(25)が同点ゴールを決め、wyvernの全国舞台初得点ということに。62分に左CKから勝ち越し点を叩き込まれたが、終了間際の80+6分にMF西原樹(28)が値千金の同点弾。PK戦へと持ち込み、これを5-3で制して2回戦進出を勝ち取った。 ★アルテリーヴォ和歌山(関西1部1位) 1-0 東京ユナイテッドFC(関東1部3位) “Jなし県”の夢を乗せて戦うアルテリーヴォ和歌山。関西1部2連覇で2年連続の地域CLストレートインを決めた彼らは49分、MF田口遼(28)の左足クロスに在籍7年目を迎えたMF堀野翔(29)が飛び込んで先制点を掴み取る。 和歌山はこの1点を守り抜き1-0で勝利。アルティスタ浅間(北信越5位)との2回戦へ駒を進めた。一方で、「全社から地域CLへ」を目指した東京ユナイテッドは地域CL出場の望みが潰えることとなった。 ★VONDS市原FC(関東1部1位) 0-2 FC延岡AGATA(九州2位) 関東1部を4年ぶりに制したVONDS。高校サッカーの名将・布啓一郎監督率いるリーグ戦18試合「8」失点の堅守軍団は、昨年の全社2回戦で0-2と敗れた延岡との一戦を、DF篠原弘次郎(32)の1発レッドで数的不利となってもゴールレスのまま進め、勝敗はPK戦に委ねられるかと思われた。 しかし「全社から地域CLへ」を目指す本気の延岡が80+2分、左CKからMF池元馨(25)が値千金の先制弾。80+7分にもカウンターからダメ押しの2点目が決まり、昨年に続いてVONDSを2-0と撃破。2回戦進出はVONDSではなく延岡が勝ち取った。 ◆1回戦結果 ▽10月21日/11:00 [1]BTOP北海道 2-3 FC BASARA HYOGO [2]ジェイリースFC 1-0 栃木シティFC [3]ジョイフル本田つくばFC 5-0 トヨタ蹴球団 [4]KUFC南国 0-1 コバルトーレ女川 [5]ベルガロッソいわみ 0-3 FC刈谷 [6]東京23FC 2-2(PK:3-1) 阪南大クラブ [7]福山シティFC 0-1 東邦チタニウム [8]KMGホールディングスFC 4-3 NUHW FC ▽10月21日/13:30 [9]ヴェロスクロノス都農 3-2 厚木はやぶさFC [10]守山侍2000 2-2(PK:3-5) wyvern [11]アルテリーヴォ和歌山 1-0 東京ユナイテッドFC [12]岳南Fモスペリオ 2-3 アルティスタ浅間 [13]北海道十勝スカイアース 4-0 Brew KASHIMA [14]FC徳島 5-1 FC LA U. de Sendai [15]FCバレイン下関 1-1(PK:4-2) 飛鳥フットボールクラブ [16]VONDS市原FC 0-2 FC延岡AGATA ◆2回戦対戦カード(22日) ▽11:00 [17]FC BASARA HYOGO vs ジェイリースFC [18]ジョイフル本田つくばFC vs コバルトーレ女川 [19]FC刈谷 vs 東京23FC [20]東邦チタニウム vs KMGホールディングスFC ▽13:30 [21]ヴェロスクロノス都農 vs wyvern [22]アルテリーヴォ和歌山 vs アルティスタ浅間 [23]北海道十勝スカイアース vs FC徳島 [24]FCバレイン下関 vs FC延岡AGATA 2023.10.21 16:35 Sat

松本DF篠原弘次郎が関東1部のVONDS市原FCへ完全移籍「この2年半は無くてはならない時間」

松本山雅FCは21日、DF篠原弘次郎(32)が関東サッカーリーグ1部のVONDS市原FCへ完全移籍することを発表した。背番号は「34」になるという。 篠原はセレッソ大阪U-15、U-18と過ごし東福岡高校からファジアーノ岡山でプロ入り。その後、ロアッソ熊本、アビスパ福岡でプレーした。 2021年から松本でプレーしていた篠原は、1年目は明治安田生命J2リーグで6試合、2年目は明治安田生命J3リーグで5試合、天皇杯1試合に出場。今シーズンはJ3で4試合の出場に終わっていた。 篠原は両クラブを通じてコメントしている。 ◆VONDS市原FC 「VONDS市原FCに加入できポジティブな気持ちでいます。熱心にオファーして頂き力になりたいと思いました。この恩はJFL昇格、そしてJの舞台に導けるよう全てを賭けて戦います」 ◆松本山雅FC 「松本山雅 FC のサポーターの皆さん 2 年半ありがとうございました。僕のサッカー人生において、この 2 年半は無くてはならない時間だったと思います。松本山雅 FC が本来の姿に戻れることを期待しています」 2023.08.21 10:17 Mon

松本DF篠原弘次郎が在籍3シーズン目に向けて契約更新

松本山雅FCは10日、DF篠原弘次郎(31)の契約更新を発表した。 篠原はセレッソ大阪のアカデミー出身で、2010年年に東福岡高校からファジアーノ岡山に入団。その後、ファジアーノ岡山ネクストやロアッソ熊本、アビスパ福岡でのプレーを経験して、2021年から松本入りした。 その松本では負傷に苦しむ状況もあり、今季も明治安田生命J3リーグ5試合、天皇杯1試合のプレーに終わったが、契約を更新する運びとなった。 2022.12.10 12:25 Sat

松本がMF安東輝、DF篠原弘次郎、DF下川陽太、DF大野佑哉と契約更新

松本山雅FCは28日、MF安東輝(26)、DF篠原弘次郎(30)、DF下川陽太(26)、DF大野佑哉(25)と2022シーズンの契約合意に至ったことを発表した。 大分県出身の安東は2014年年にJFAアカデミー福島から湘南ベルマーレ入り。直後に福島ユナイテッドFCへレンタル移籍をすると、ツエーゲン金沢、水戸ホーリーホックを経て、今季から松本に完全移籍加入を果たし、明治安田生命J2リーグ14試合に出場した。 東福岡高校出身の篠原は2010年にファジアーノ岡山へ加入。ファジアーノ岡山ネクストを経て、2014年にロアッソ熊本へレンタル移籍をし、2018年にはアビスパ福岡へ完全移籍した。今季からは松本入り。J2リーグ6試合出場で1アシストを記録した。 国見高校出身の下川は大阪商業大学在学中の2017年に特別指定選手として入団し、2018年に正式加入。その後、愛媛FC、金沢で武者修行し、今季は松本で公式戦36試合出場で3アシストを記録した。 大野は山梨学院大学付属高校、阪南大学を経て、2019年に松本でキャリアをスタートすると、3年目となる今季は公式戦28試合に出場して1ゴールを挙げた。 2021.12.28 15:15 Tue

松本のDF篠原弘次郎が手術で4カ月離脱、MF安東輝も負傷

松本山雅FCは3日、DF篠原弘次郎、MF安東輝の負傷を発表した。 篠原は4月17日に行われた明治安田生命J2リーグ第8節ヴァンフォーレ甲府戦で負傷。左膝蓋腱炎と診断され治療を行ってきた。 しかし、5月24日に松本市内の病院にて手術を実施。全治は受傷日から4カ月とのことだ。 一方の安東は、5月30日に行われた明治安田J2第16節のファジアーノ岡山戦で負傷。松本市内の病院にて検査を受け、左腓腹筋肉離れと診断されたとのことだ。 なお、全治は6~8週間とのことだ。 篠原は今シーズンの明治安田J2で6試合に出場。安東も6試合に出場していた。 2021.06.03 17:15 Thu

松本DF篠原弘次郎が左膝蓋腱炎で全治約2カ月

松本山雅FCは29日、DF篠原弘次郎の負傷を発表した。 クラブの発表によると、篠原は17日(土)に行われた、明治安田生命J2リーグ第8節のヴァンフォーレ甲府戦で負傷したとのことだ。 篠原は松本市内の病院にて検査を受けた結果、左膝蓋腱炎と診断。全治は約2カ月とのことだ。 篠原はファジアーノ岡山、ロアッソ熊本、アビスパ福岡でプレー。今シーズンから松本に加入し、ここまで明治安田J2で6試合に出場していた。 2021.04.29 16:10 Thu
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