地域リーグの1年もいよいよ佳境! 悲願のJFL昇格へ…地域CL決勝ラウンドが22日スタート【Road to JFL】
2023.11.21 16:15 Tue
日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指す社会人の強豪が集う全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023(地域CL)。いよいよ22日から決勝ラウンドが始まる。
今年の地域CLには、全国各地域(北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中国・四国・九州)の最上位リーグ王者9チーム、全国社会人サッカー選手権大会から“全社枠”を掴んだ2チーム、Jリーグ百年構想クラブ枠から1チーム、計12チームが出場。11月10〜12日にかけ、1次ラウンドが開催された。
1次ラウンドから決勝ラウンドへ進めるのは、3グループの各組1位3チーム+各組2位の中から成績最上位1チーム、計4チームのみ。結果はなんと、関東サッカーリーグ1部勢が4チーム中3チームを占めることとなった。
◆栃木シティ(栃木県)
関東リーグ1部2位/百年構想枠/1次ラウンドA組1位
▽監督/主将
今矢直城/DF野田卓宏
◆福山シティFC(広島県)
中国リーグ1位/1次ラウンドB組1位
▽監督/主将
上野展裕/MF磯江太勢
関東リーグ1部5位/全社枠2/1次ラウンドC組1位
▽監督/主将
副島秀治/MF菅谷将人
◆VONDS市原(千葉県)
関東リーグ1部1位/1次ラウンドA組2位
▽監督/主将
布啓一郎/DF渡辺広大
▽決勝ラウンド会場
栃木県グリーンスタジアム
▽日程
第1節/11月22日(水)
[10:45] VONDS市原 vs ジョイフル本田つくばFC
[13:30] 栃木シティ vs 福山シティFC
第2節/11月24日(金)
[10:45] VONDS市原 vs 栃木シティ
[13:30] ジョイフル本田つくばFC vs 福山シティFC
第3節/11月26日(日)
[10:45] VONDS市原 vs 福山シティFC
[13:30] ジョイフル本田つくばFC vs 栃木シティ
昨年はブリオベッカ浦安と沖縄SVがJFLへの昇格を掴んだ地域CL。今年は従来の16チームではなく15チームで編成されているJFLからの自動降格枠がなく、地域CLからJFLへストレートインできるのは、この決勝ラウンドで1位(地域CL優勝)に輝いたチームのみとなる。
決勝ラウンド2位はJFL最下位との入替戦(※1)へ進むこととなるため、4チームとも狙うはもちろん1位のみ…かつて浦安としのぎを削った関東1部勢3チームか、中国リーグ勢として2018年の松江シティFC(解散)以来、5年ぶりとなるJFL昇格を目指す福山か…決戦は22日に始まる。
(※1)JFL最下位の可能性があるのは、11月21日時点で沖縄SVか東京武蔵野ユナイテッドFCの2チーム。入替戦はJFL側チームの指定する会場にて、12月2日or3日に一発勝負で開催される
今年の地域CLには、全国各地域(北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中国・四国・九州)の最上位リーグ王者9チーム、全国社会人サッカー選手権大会から“全社枠”を掴んだ2チーム、Jリーグ百年構想クラブ枠から1チーム、計12チームが出場。11月10〜12日にかけ、1次ラウンドが開催された。
1次ラウンドから決勝ラウンドへ進めるのは、3グループの各組1位3チーム+各組2位の中から成績最上位1チーム、計4チームのみ。結果はなんと、関東サッカーリーグ1部勢が4チーム中3チームを占めることとなった。
関東リーグ1部2位/百年構想枠/1次ラウンドA組1位
▽監督/主将
今矢直城/DF野田卓宏
◆福山シティFC(広島県)
中国リーグ1位/1次ラウンドB組1位
▽監督/主将
上野展裕/MF磯江太勢
◆ジョイフル本田つくばFC(茨城県)
関東リーグ1部5位/全社枠2/1次ラウンドC組1位
▽監督/主将
副島秀治/MF菅谷将人
◆VONDS市原(千葉県)
関東リーグ1部1位/1次ラウンドA組2位
▽監督/主将
布啓一郎/DF渡辺広大
▽決勝ラウンド会場
栃木県グリーンスタジアム
▽日程
第1節/11月22日(水)
[10:45] VONDS市原 vs ジョイフル本田つくばFC
[13:30] 栃木シティ vs 福山シティFC
第2節/11月24日(金)
[10:45] VONDS市原 vs 栃木シティ
[13:30] ジョイフル本田つくばFC vs 福山シティFC
第3節/11月26日(日)
[10:45] VONDS市原 vs 福山シティFC
[13:30] ジョイフル本田つくばFC vs 栃木シティ
昨年はブリオベッカ浦安と沖縄SVがJFLへの昇格を掴んだ地域CL。今年は従来の16チームではなく15チームで編成されているJFLからの自動降格枠がなく、地域CLからJFLへストレートインできるのは、この決勝ラウンドで1位(地域CL優勝)に輝いたチームのみとなる。
決勝ラウンド2位はJFL最下位との入替戦(※1)へ進むこととなるため、4チームとも狙うはもちろん1位のみ…かつて浦安としのぎを削った関東1部勢3チームか、中国リーグ勢として2018年の松江シティFC(解散)以来、5年ぶりとなるJFL昇格を目指す福山か…決戦は22日に始まる。
(※1)JFL最下位の可能性があるのは、11月21日時点で沖縄SVか東京武蔵野ユナイテッドFCの2チーム。入替戦はJFL側チームの指定する会場にて、12月2日or3日に一発勝負で開催される
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「とにかく勝ててホッと…」安堵の栃木シティ、反省の福山シティ「あの一発が決まってしまうのが地域CL…」
24日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023(地域CL)決勝ラウンド第2節の2試合が栃木県グリーンスタジアムで行われた。 近年はJクラブのサポーターにも馴染み深い大会となりつつある“地域CL”。著名なJリーグ経験者、日本代表経験者が新たなステージとして地域リーグを選ぶようになって久しいが、それでも地域CLに進めるのはわずか12チーム、JFL昇格を掴めるのは1チーム、もしくは2チームしかないという過酷な世界だ。 今年の地域CL決勝ラウンドには関東サッカーリーグ1部から王者・VONDS市原FC、2位・栃木シティFC(百年構想枠)、5位・ジョイフル本田つくばFC(全社枠)、中国サッカーリーグから18戦全勝王者の福山シティFCが参戦している。 そして、3試合中2試合(第2節)を終えた段階で、全4チームが1勝1敗の勝ち点「3」で並ぶという史上初の事態に。JFLへの自動昇格は1位のみ、2位はJFL最下位との入替戦行きというなか、4チームとも26日に行われる第3節にJFL昇格への夢をつなぐ形となったわけだ。 ◆順位表(第2節終了時点) 1.ジョイフル本田つくばFC | 勝ち点3 | 得失点差+1 ---JFL自動昇格ライン--- 2.栃木シティFC | 勝ち点3 | 得失点差±0 ---入替戦進出ライン--- 3.VONDS市原FC | 勝ち点3 | 得失点差±0 4.福山シティFC | 勝ち点3 | 得失点差-1 その一角、栃木シティは初戦で福山シティに敗れるも、24日の第2節でVONDS市原を1-0と撃破。試合終盤の82分、数々のJクラブを渡り歩き、今季から栃木シティへとやってきたFW田中パウロ淳一が自ら得たPKを沈めて決勝点とした。 田中パウロは試合後、「もちろん今日は絶対に負けるわけにはいかなかったですし、栃木県から2番目のJクラブを誕生させるべく、新しい歴史を刻まなければいけない…強い気持ちを持ってこの一戦に臨みました。とにかく勝ててホッとしています」と勝利に安堵。この大会における「1敗」の重さはもはや説明不要だろう。 元VONDS市原で栃木シティの主将を担うDF野田卓宏は、古巣対決について「そこまで高ぶるものはないです。移籍した(離れた)からには勝たないといけない相手でしたが、“力み”はありませんでした」としつつ、勝利を喜び、晴れやかな表情で前を向く。 「今季の関東1部でVONDSに2戦2敗だったなか、地域CLの1次ラウンドでようやく勝つことができて…今日を迎えるにあたっては、自分たちがボールを保持する時間が長くなるのはわかっていました。課題を突き詰めて突き詰めて、VONDSのように守備が堅い相手に勝つことができました」 「地域CLは、サッカー人生の中で何度も何度も立てる舞台ではありません。その中でこの舞台を楽しみ、勝って、JFL昇格を掴むために、次の試合に向けてもチーム全員で力を合わせて精進します。つくばFC戦はもう本当に勝つだけですね。全員で戦います」 その一方、初戦で栃木シティを下した福山シティは24日、第2節でつくばFCに0-2と敗れ、首位から最下位(4位)へと後退。第3節のVONDS戦で引き分け以下だとJFL昇格が潰えることとなる。 ゲームキャプテンを務めた広島県福山市出身の25歳MF曽我大地は「明後日(VONDS戦)勝つしかないという状況になりましたが、切り替えて、いつもと変わらず良い準備をして臨みたいと思います」と懸命に前を向いた。 この日の失点は2つとも直接FK。曽我は「1失点目は自分が不用意なファウルをしてしまったのが原因で…2失点目のところも簡単にファウルをしてしまうと、ああいった一発(直接FK)が決まってしまうのが地域CLなんだな...と。教訓として明後日に繋げないといけないです」と反省を語った。 また、「攻撃面はともかく、守備でセカンドボールを拾えなかったり、しっかりプレスに行けなかったり、そういったところからジワジワ相手ペースに持って行かれたと思います」と、攻守の歯車が今ひとつだった事実を嘆く。 それでも「福山サポーターの声は届いていましたし、だからこそ勝ちたかったです。ただ、僕たち選手は誰ひとり諦めていないですし、全員が集中しきっています。明後日の試合も楽しみにしていただけると嬉しいです」と力強く意気込みを語った。 栃木シティ、福山シティ、VONDS市原、つくばFC…4チームとも決勝ラウンド最終節までJFL自動昇格の可能性を残すというなか、笑顔で地域CLを終えるたった1つのチームはどこになるのか。2位を確保してもJFL側との入替戦が熾烈極まりないものとなることは、こちらも説明不要だろう。 首位つくばにとっても、4チームが勝ち点3で並ぶという状況下で「首位」というのもいまいちピンとこないはず…ただ、昨年は関東1部6位のブリオベッカ浦安が「リーグ戦で残留争い→全社&地域CLの2冠達成」という異次元の勝負強さを発揮しJFL昇格。つくばもこれに続きたい。 2023年11月26日、北関東は栃木県宇都宮市、栃木県グリーンスタジアム。4クラブの運命が交差する地域CL2023決勝ラウンド最終節…サポーターと喜びを分かち合うのはどのチームだ。 2023.11.24 21:20 Fri3
「地域CLはもう二度と…(笑)」栃木シティがついにJFL復帰! 選手ら安堵「やっといい報告ができます」
26日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023(地域CL)決勝ラウンド最終節の2試合が栃木県グリーンスタジアムで行われ、栃木シティが優勝を決めた。 JFL昇格を目指す社会人の強豪が日本全国から集う地域CL。今年は“栃木ウーヴァFC”時代の2017シーズン以来となるJFL返り咲きを目指した栃木シティ(以下:栃木C)が頂点に輝き、見事、昇格の権利(※1)を掴み取った。 (※1)12月5日のJFL理事会にて正式決定 栃木Cは関東サッカーリーグ1部の王者に輝いた昨季、地域CL決勝ラウンド最終節のブリオベッカ浦安戦にて、引き分け以上でJFL昇格というなか、長年しのぎを削るライバルに1-3と敗れ、夢破れていた。 そして、JFLまであと勝ち点「1」だった昨季を経た今季も、決して一筋縄ではいかなかった。 関東1部優勝をVONDS市原FCに譲り、“全社枠”での地域CL出場を目指して挑んだ全国社会人サッカー選手権大会も1回戦敗退…もし全社枠(ベスト4)が3つ全て埋まっていれば、栃木Cは百年構想枠適用の申請ができなかった形だ。 それでも、実質的に12チーム中12番目として臨んだ地域CLは、1次ラウンドA組を3連勝で首位突破。決勝ラウンドは第1節こそ福山シティFCに敗れたが、第2節でVONDS市原、26日の第3節でジョイフル本田つくばFCと、関東1部のライバルに2連勝し、頂点まで駆け上がった。 つくばFC戦後、主将のDF野田卓宏が「地域CLはもう二度と戦いたくないです(笑) やっと抜けれたという安堵の気持ちが強いですね」と胸を撫でおろせば、関東1部降格1年目の2018シーズンから6年間所属するFW山村佑樹も「やっといい報告ができます。クラブに関わる全ての方々に『お待たせしました』という思いです」と感慨深げだ。 「今年は“運”もあって地域CLまで来ました。本来ならこの舞台には立てなかった(百年構想枠)わけなので。待たせすぎて申し訳ないという気持ちもありましたし、嬉しいよりもホッとしている、という感じですね」 その他の選手たちもSNSを通じてサポーターに悲願達成を報告する。 今季いわきFCから加入し、キャリア初の地域CLを経験したGK田中勘太は「日本一過酷な大会なんじゃないかと本当に思いました」と、泣き笑いの絵文字付きで回想。1次ラウンドは3日間で3試合、決勝ラウンドも1日おきに3試合を戦うというハードスケジュールがしばしば議論を呼ぶ。 何はともあれ、田中勘太の言葉を借りれば、他力ながらも出場権を掴んだ“日本一過酷な大会”地域CLを制し、見事、地域リーグの頂点に輝いた栃木C。行く先のJFLには関東1部でしのぎを削った浦安、クリアソン新宿も待ち構えている。 早くも2024年の栃木シティFCが楽しみだ。 ◆地域CL決勝ラウンド 順位表 1.栃木シティ | 6 | +4 ---JFL昇格権利獲得--- 2.VONDS市原 | 6 | +2 —入替戦進出--- 3.ジョイフル本田つくばFC | 3 | -3 4.福山シティFC | 3 | -3 2023.11.26 21:36 Sun栃木シティの人気記事ランキング
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J3昇格決定の栃木C、Jリーグ入りを目指した初年度での達成に「これから先もともに歩んでいきましょう」
2025シーズンからのJ3参入が決定した栃木シティが、喜びの声明を発表した。 17日、日本フットボールリーグ(JFL)第29節の栃木シティvsアトレチコ鈴鹿がカンセキスタジアムとちぎで行われた。 首位に立つ栃木Cは、鈴鹿相手に6-0と大勝。これにより、JFLの優勝が決定した。 J3クラブライセンスをすでに取得している栃木Cは、優勝したことで順位の条件も満たすことに。ホームゲーム平均入場者数2000人の条件も、この試合で9531人が来場したことでクリアし、Jリーグからも正式に昇格が承認されていた。 栃木Cはクラブを通じて声明を発表。悲願のJリーグ入りを喜ぶとともに、感謝の気持ちを綴っている。 「2024年11月17日(日)第26回JFL第29節の結果をもちまして、今シーズンのJFLリーグ戦における最終順位の1位が確定し、ホームゲームにおける平均入場者数2,000人の条件を達成いたしました。これにより、2025シーズンからのJ3への入会が決定しましたのでお知らせいたします」 「昨シーズン悲願の目標であるJFL昇格を果たし、Jリーグ昇格という目標を掲げ挑んだ初年度でクラブとして初のJリーグ昇格を達成することができました」 「日々クラブを熱く応援し支えてくださるパートナー企業の皆さま、ファン・サポーターの皆さま、アカデミーの子どもたち、栃木シティに関わる皆さま、誠にありがとうございます」 「これから先もともに歩んでいきましょう。今後ともさらなるご支援・ご声援のほどどうぞよろしくお願いたします」 2024.11.18 14:25 Mon5