地域CL進出 & JFL昇格を目指す地域リーグクラブの現在地は? “全社”も絡んで優勝争い加熱【Road to JFL】
2024.08.15 19:15 Thu
地域CL進出 & JFL昇格を目指す地域リーグクラブの現在地は?
日本フットボールリーグ(JFL)と同様、8月が中断期間に充てられたリーグの多い「地域リーグ」。各地域の推移をざっくりまとめる。大前提として、各地域の優勝チームは「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)」へストレートイン。
それ以外のクラブは「第60回全国社会人サッカー選手権大会(全社)」の成績上位3チームに入ることで、地域CL出場権を獲得できる。
2022年のルール改正により、同年は関東1部10チーム中6位で残留争いのブリオベッカ浦安が、全社出場、全社優勝、地域CL優勝と、大逆転でJFL昇格。侮る勿れな「全社」である。
・・・
〜“前盟主”十勝が意地のBTOP撃破〜
首位:北海道十勝スカイアース | 勝ち点24
2位:BTOP北海道 | 勝ち点19
3位:ノルブリッツ北海道FC | 勝ち点13
BTOPが2連覇中の北海道だが、今季現在は8戦全勝の十勝が覇権奪還と3年ぶり地域CLへ視界良好。7月21日にBTOPとの直接対決で5-2と勝利し、勝ち点差は「5」だ。残り6試合で逃げ切れるか。なお、十勝とBTOPはともに全社出場権を確保している。
◆東北社会人サッカーリーグ1部
〜全社予選を経てリーグ戦再開へ〜
首位:ブランデュー弘前FC | 勝ち点34
2位:コバルトーレ女川 | 勝ち点30
3位:一目千本桜FCfeat.S.U.F.T. | 勝ち点25
東北1部は弘前が連覇と2年連続5度目の地域CLへ接近。25日からは全社東北予選が始まることもあり、ここで勝ってリーグ戦再開に備えたいところだ。弘前の今季最終節(10月13日)は2位女川とのアウェイ直接対決…その前に地域CLストレートインを決められれば理想的だ。
◆関東サッカーリーグ1部
〜3年連続でJFL昇格組を出す関東1部〜
首位:VONDS市原 | 勝ち点30
2位:東京23FC | 勝ち点29
3位:南葛SC | 勝ち点20
優勝争いが2チームに絞られた様子の関東1部。V市原と東京23は中断直前の直接対決で1-1ドロー…東京23が後半ATの劇的同点弾で辛うじて勝ち点差拡大を阻止した。首位と2位が全社出場権を持つ一方、3位南葛は関東予選敗退。残り6試合で勝ち点「10」差は厳しいか。
◆北信越フットボールリーグ1部
〜全社切符も確保で磐石の福井〜
首位:福井ユナイテッドFC | 勝ち点30
2位:JAPAN.S.C. | 勝ち点25
3位:富山新庄クラブ | 勝ち点21
王者福井が10戦全勝で首位キープの北信越1部。福井は天皇杯で躍進の2位JSCと、残り4試合で勝ち点「5」差をつけており、全社出場を決めていることも含め、盤石に歩みを進めている。9月1日の中断明け初戦は4位アルティスタ浅間とのアウェイゲームだ。
◆東海社会人サッカーリーグ1部
〜刈谷首位浮上、wyvern黄信号〜
首位:FC刈谷 | 勝ち点22 | +13
2位:FC.ISE-SHIMA | 勝ち点22 | +11
3位:中京大学FC | 勝ち点15
こちらは名門刈谷と東海1部初優勝を目指すISE-SHIMAの一騎打ち。ISE-SHIMAは全社東海予選で敗退したなか、中断直前の刈谷戦黒星から首位を明け渡した格好だ。一方、昨季昇格即初優勝のwyvernは苦戦…今季は全社も出れず、2年連続の地域CL行きに黄信号だ。
◆関西サッカーリーグ1部
〜上位3チームで全社出場は和歌山だけ〜
首位:アルテリーヴォ和歌山 | 勝ち点18
2位:Cento Cuore HARIMA | 勝ち点17
3位:飛鳥FC | 勝ち点17
関西1部は大混戦で、上位3チーム中、全社出場権を持つのが首位和歌山だけ、という状況も激しい優勝争いに拍車。3連覇&3年連続地域CLを目指す和歌山だが、残り5試合で首位を守り切れる保証はない。関西1部からは和歌山と守山侍2000(5位)が全社出場権を持つ。
◆中国サッカーリーグ
〜JFL昇格の有力候補、福山シティ〜
首位:福山シティFC | 勝ち点37
2位:SRC広島 | 勝ち点32
3位:ベルガロッソいわみ | 勝ち点25
中国は現時点での上位3チームが、綺麗に全社出場3枠を独占。リーグ優勝・地域CLストレートインは絶対王者の首位福山が濃厚か。2022年の地域CL初出場から、2度目出場の昨季は決勝ラウンド進出…今季はJFL昇格の最有力という見方も強い福山だ。
◆四国サッカーリーグ
〜FC徳島の5年ぶり黒星で混沌〜
首位:FC徳島 | 勝ち点27
2位:多度津FC | 勝ち点24
3位:レベニロッソNC | 勝ち点19
高知ユナイテッドSCが去ってからの四国は、FC徳島の絶対領域。3連覇中かつ今季も首位に立つ。しかし、FC徳島は中断直前に2位多度津との直接対決で2-4と敗れ、2019年以来5年ぶりとなるリーグ戦黒星に。一気に優勝争いが読めなくなった格好だ。
◆九州サッカーリーグ
〜都農が連覇で地域CL切符第1号〜
優勝:ヴェロスクロノス都農 | 勝ち点46
2位:FC延岡AGATA | 勝ち点37
3位:ジェイリースFC | 勝ち点36
“土日で2試合”も多い九州は都農の優勝が確定済み。都農は地域CL切符をつかみ取った。ここからの注目ポイントは「全社九州予選」。8月24日と25日で1回戦&代表決定戦が行われ、地域CL行きを目指す2位延岡と3位ジェイリースは、決定戦1試合に全社出場を懸ける。
◆全社2024本大会出場組
▽北海道
・北海道十勝スカイアース
・BTOP北海道
▽東北
9月1日に代表2チームが決定
▽関東
・VONDS市原FC
・東京23FC
・東京ユナイテッドFC
・東邦チタニウム
・エリース東京
・横浜猛蹴(関東2部)
・SHIBUYA CITY FC(東京都1部)
▽北信越
・福井ユナイテッドFC
・JAPAN.S.C.
▽東海
・FC刈谷
・中京大学FC
・FC岐阜SECOND(東海2部)
・東海FC(東海2部)
▽関西
・アルテリーヴォ和歌山
・守山侍2000
・ASラランジャ京都(関西2部)
・おこしやす京都(関西2部)
・ルート11(大阪府1部)
▽中国
・福山シティFC
・SRC広島
・ベルガロッソいわみ
▽四国
・FC徳島
・多度津FC
▽九州
8月25日に代表4チームが決定
▽開催地代表
滋賀県(未発表)
それ以外のクラブは「第60回全国社会人サッカー選手権大会(全社)」の成績上位3チームに入ることで、地域CL出場権を獲得できる。
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◆北海道サッカーリーグ
〜“前盟主”十勝が意地のBTOP撃破〜
首位:北海道十勝スカイアース | 勝ち点24
2位:BTOP北海道 | 勝ち点19
3位:ノルブリッツ北海道FC | 勝ち点13
BTOPが2連覇中の北海道だが、今季現在は8戦全勝の十勝が覇権奪還と3年ぶり地域CLへ視界良好。7月21日にBTOPとの直接対決で5-2と勝利し、勝ち点差は「5」だ。残り6試合で逃げ切れるか。なお、十勝とBTOPはともに全社出場権を確保している。
◆東北社会人サッカーリーグ1部
〜全社予選を経てリーグ戦再開へ〜
首位:ブランデュー弘前FC | 勝ち点34
2位:コバルトーレ女川 | 勝ち点30
3位:一目千本桜FCfeat.S.U.F.T. | 勝ち点25
東北1部は弘前が連覇と2年連続5度目の地域CLへ接近。25日からは全社東北予選が始まることもあり、ここで勝ってリーグ戦再開に備えたいところだ。弘前の今季最終節(10月13日)は2位女川とのアウェイ直接対決…その前に地域CLストレートインを決められれば理想的だ。
◆関東サッカーリーグ1部
〜3年連続でJFL昇格組を出す関東1部〜
首位:VONDS市原 | 勝ち点30
2位:東京23FC | 勝ち点29
3位:南葛SC | 勝ち点20
優勝争いが2チームに絞られた様子の関東1部。V市原と東京23は中断直前の直接対決で1-1ドロー…東京23が後半ATの劇的同点弾で辛うじて勝ち点差拡大を阻止した。首位と2位が全社出場権を持つ一方、3位南葛は関東予選敗退。残り6試合で勝ち点「10」差は厳しいか。
◆北信越フットボールリーグ1部
〜全社切符も確保で磐石の福井〜
首位:福井ユナイテッドFC | 勝ち点30
2位:JAPAN.S.C. | 勝ち点25
3位:富山新庄クラブ | 勝ち点21
王者福井が10戦全勝で首位キープの北信越1部。福井は天皇杯で躍進の2位JSCと、残り4試合で勝ち点「5」差をつけており、全社出場を決めていることも含め、盤石に歩みを進めている。9月1日の中断明け初戦は4位アルティスタ浅間とのアウェイゲームだ。
◆東海社会人サッカーリーグ1部
〜刈谷首位浮上、wyvern黄信号〜
首位:FC刈谷 | 勝ち点22 | +13
2位:FC.ISE-SHIMA | 勝ち点22 | +11
3位:中京大学FC | 勝ち点15
こちらは名門刈谷と東海1部初優勝を目指すISE-SHIMAの一騎打ち。ISE-SHIMAは全社東海予選で敗退したなか、中断直前の刈谷戦黒星から首位を明け渡した格好だ。一方、昨季昇格即初優勝のwyvernは苦戦…今季は全社も出れず、2年連続の地域CL行きに黄信号だ。
◆関西サッカーリーグ1部
〜上位3チームで全社出場は和歌山だけ〜
首位:アルテリーヴォ和歌山 | 勝ち点18
2位:Cento Cuore HARIMA | 勝ち点17
3位:飛鳥FC | 勝ち点17
関西1部は大混戦で、上位3チーム中、全社出場権を持つのが首位和歌山だけ、という状況も激しい優勝争いに拍車。3連覇&3年連続地域CLを目指す和歌山だが、残り5試合で首位を守り切れる保証はない。関西1部からは和歌山と守山侍2000(5位)が全社出場権を持つ。
◆中国サッカーリーグ
〜JFL昇格の有力候補、福山シティ〜
首位:福山シティFC | 勝ち点37
2位:SRC広島 | 勝ち点32
3位:ベルガロッソいわみ | 勝ち点25
中国は現時点での上位3チームが、綺麗に全社出場3枠を独占。リーグ優勝・地域CLストレートインは絶対王者の首位福山が濃厚か。2022年の地域CL初出場から、2度目出場の昨季は決勝ラウンド進出…今季はJFL昇格の最有力という見方も強い福山だ。
◆四国サッカーリーグ
〜FC徳島の5年ぶり黒星で混沌〜
首位:FC徳島 | 勝ち点27
2位:多度津FC | 勝ち点24
3位:レベニロッソNC | 勝ち点19
高知ユナイテッドSCが去ってからの四国は、FC徳島の絶対領域。3連覇中かつ今季も首位に立つ。しかし、FC徳島は中断直前に2位多度津との直接対決で2-4と敗れ、2019年以来5年ぶりとなるリーグ戦黒星に。一気に優勝争いが読めなくなった格好だ。
◆九州サッカーリーグ
〜都農が連覇で地域CL切符第1号〜
優勝:ヴェロスクロノス都農 | 勝ち点46
2位:FC延岡AGATA | 勝ち点37
3位:ジェイリースFC | 勝ち点36
“土日で2試合”も多い九州は都農の優勝が確定済み。都農は地域CL切符をつかみ取った。ここからの注目ポイントは「全社九州予選」。8月24日と25日で1回戦&代表決定戦が行われ、地域CL行きを目指す2位延岡と3位ジェイリースは、決定戦1試合に全社出場を懸ける。
◆全社2024本大会出場組
▽北海道
・北海道十勝スカイアース
・BTOP北海道
▽東北
9月1日に代表2チームが決定
▽関東
・VONDS市原FC
・東京23FC
・東京ユナイテッドFC
・東邦チタニウム
・エリース東京
・横浜猛蹴(関東2部)
・SHIBUYA CITY FC(東京都1部)
▽北信越
・福井ユナイテッドFC
・JAPAN.S.C.
▽東海
・FC刈谷
・中京大学FC
・FC岐阜SECOND(東海2部)
・東海FC(東海2部)
▽関西
・アルテリーヴォ和歌山
・守山侍2000
・ASラランジャ京都(関西2部)
・おこしやす京都(関西2部)
・ルート11(大阪府1部)
▽中国
・福山シティFC
・SRC広島
・ベルガロッソいわみ
▽四国
・FC徳島
・多度津FC
▽九州
8月25日に代表4チームが決定
▽開催地代表
滋賀県(未発表)
北海道十勝スカイアース
BTOP北海道
ブランデュー弘前FC
コバルトーレ女川
VONDS市原
東京23FC
南葛SC
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