地域リーグは九州などで地域CL出場チームが確定も…東京23FC奮闘の関東1部、和歌山首位陥落の関西1部などで死闘続く【Road to JFL】
2024.09.12 17:00 Thu
地域CL出場を目指すクラブが集う地域リーグ
日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指すクラブが集う「地域リーグ」。優勝チームが揃いつつある各地域の推移をざっくりまとめる。大前提として、各地域の優勝チームはJFL昇格が懸かる「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)」への出場権を獲得。
それ以外のチームは「第60回全国社会人サッカー選手権大会(全社)」の成績上位3チームに入ることで、地域CL出場権を獲得できる。
全社は各地域の予選が終わり、全社予選も敗退でリーグ優勝も逸…というチームは、JFL昇格が翌年以降へお預けとなる格好だ。
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〜十勝が覇権奪還!〜
優勝:北海道十勝スカイアース | 勝ち点36
2位:BTOP北海道 | 勝ち点28
3位:札大GOAL PLUNDERERS | 勝ち点21
BTOPが初優勝から2連覇していた北海道だが、今季は十勝が3季ぶり優勝、3季ぶり地域CL出場を決めた。2020年に地域CL決勝ラウンドを経験した十勝は、北海道勢初のJFL昇格(※)を目指す。なお、BTOPも全社切符は掴んでおり、全社経由での地域CLを掴みたい。
(※)北海道コンサドーレ札幌は県外からの移転で旧JFLに参戦し、のちにJリーグ入会
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◆東北社会人サッカーリーグ1部
〜弘前の連覇近づく〜
首位:ブランデュー弘前FC | 勝ち点40
2位:コバルトーレ女川 | 勝ち点33
3位:一目千本桜FCfeat.S.U.F.T. | 勝ち点28
現在、首位弘前が残り4試合、2位女川が残り5試合で勝ち点「7」差。最終節が直接対決ということもあり、女川は最終節までにこの差を詰めておきたいところである。
ただし、連覇を目指す弘前はここまで13勝1分け0敗。2度目のJFL昇格を目指す女川は、全社からの地域CL挑戦を視界に入れねばならない。東北の全社出場は弘前&女川となっている。
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◆関東サッカーリーグ1部
〜矛vs盾の一騎打ちに〜
首位:VONDS市原 | 勝ち点37
2位:東京23FC | 勝ち点35
3位:東邦チタニウム | 勝ち点21
3年連続でJFL昇格チームを出す関東1部は、残り3試合で優勝争いが2チームに絞られた。伝統的に守備が堅い首位V市原は15試合8失点、2位東京23は15試合45得点となっている。
こちらも最終節が直接対決。勝ち点「2」差で追いかける東京23は直近の第15節で格下相手に黒星を喫したが、もうこれ以上取りこぼしは許されない。目下白熱中の関東1部である。
なお、東京23は優勝なら8年ぶり2度目、昨季10チーム中9位で栃木シティのJFL昇格によって関東2部降格を免れたなかでの栄冠となる。
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◆北信越フットボールリーグ1部
〜福井が連覇!地域CLでの強さを!〜
優勝:福井ユナイテッドFC | 勝ち点36
2位:JAPAN.S.C. | 勝ち点29
3位:富山新庄クラブ | 勝ち点24
福井がここまで12戦12勝で連覇達成。JSCとともに全社出場権を獲得していたなか、地域CL行きを決めた。同県は今や数少ない“Jなし県”のひとつとなっているが、JFLに目を向ければ高知が県をあげての総力戦で首位独走。やはり福井には、“地域CLでの強さ”を期待したい。
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◆東海社会人サッカーリーグ1部
〜デッドヒート〜
首位:FC刈谷 | 勝ち点28 | +16
2位:FC.ISE-SHIMA | 勝ち点25 | +13
3位:中京大学FC | 勝ち点18
名門刈谷とISE-SHIMAの一騎打ちが続く東海1部。現状、初優勝を目指すISE-SHIMAが1試合少なく、未消化分次第で首位奪還の可能性も。何よりISE-SHIMAは全社予選を落とし、優勝しか3年ぶり地域CL出場への道がない状況だ。まだどちらに転ぶか予測できぬ東海1部だ。
・・・
◆関西サッカーリーグ1部
〜大!混!戦!〜
首位:飛鳥FC | 勝ち点23
2位:アルテリーヴォ和歌山 | 勝ち点21
3位:Cento Cuore HARIMA | 勝ち点20
4位:守山侍2000 | 勝ち点17
王者和歌山が直近の試合で守山侍に逆転負けを喫し、首位から陥落。初優勝を目指す飛鳥(旧:ポルベニル飛鳥)が首位に躍り出た。
残り3試合、和歌山としては飛鳥およびハリマとの上位対決を残す状況。飛鳥は初の地域CL、ハリマはバンディオンセ加古川時代以来となる地域CLを目指すなか、ともに全社予選敗退…ひとつ和歌山戦に懸かっている部分もある。
・・・
◆中国サッカーリーグ
〜福山が3連覇目前〜
首位:福山シティFC | 勝ち点41
2位:SRC広島 | 勝ち点33
3位:ベルガロッソいわみ | 勝ち点29
今年の有力なJFL昇格候補と目される福山が3連覇目前。2位SRCが直近2試合未勝利と躓いたことで一気に前進した。中国は現在の上位3チームが揃って全社出場。島根県勢トップクラブとなったいわみはすでに優勝の可能性が消滅も、全社での奮闘、4強入りに期待したい。
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◆四国サッカーリーグ
〜FC徳島の4連覇確実か〜
首位:FC徳島 | 勝ち点36
2位:多度津FC | 勝ち点33
3位:SONIO高松 | 勝ち点19
絶対王者・FC徳島が残り1試合で優勝確実か。2位多度津と勝ち点「3」差も、得失点差に膨大な開きがある状況だ。FC徳島は今季リーグ戦5年ぶり黒星も、13試合12勝1敗と取りこぼしを最小限にとどめている。多度津は初の2位以上が確定し、FC徳島とともに全社も出場する。
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◆九州サッカーリーグ
〜都農が連覇、3強揃って全社へ〜
優勝:ヴェロスクロノス都農 | 勝ち点49
2位:ジェイリースFC | 勝ち点42
3位:FC延岡AGATA | 勝ち点40
九州は全国各地域で唯一、全日程が終了し、都農が連覇達成。ジェイリースおよび延岡との3強で上位を独占、揃って全社へ。地域リーグNo.1の実業団と呼ぶに相応しいジェイリース、また延岡も、全国での競争力が侮れず。3チームとも今年に懸ける意気込みが強そうだ。
◆全社2024本大会出場組
▽開催地代表
・レイジェンド滋賀
▽北海道
・北海道十勝スカイアース
・BTOP北海道
▽東北
・ブランデュー弘前FC
・コバルトーレ女川
▽関東
・VONDS市原
・東京23FC
・東邦チタニウム
・東京ユナイテッドFC
・エリース東京
・横浜猛蹴(関東2部)
・SHIBUYA CITY FC(東京都1部)
▽北信越
・福井ユナイテッドFC
・JAPAN.S.C.
▽東海
・FC刈谷
・中京大学FC
・FC岐阜SECOND(東海2部)
・東海FC(東海2部)
▽関西
・アルテリーヴォ和歌山
・守山侍2000
・ASラランジャ京都(関西2部)
・おこしやす京都(関西2部)
・ルート11(大阪府1部)
▽中国
・福山シティFC
・SRC広島
・ベルガロッソいわみ
▽四国
・FC徳島
・多度津FC
▽九州
・ヴェロスクロノス都農
・ジェイリースFC
・FC延岡AGATA
・三菱重工長崎SC(長崎県1部)
それ以外のチームは「第60回全国社会人サッカー選手権大会(全社)」の成績上位3チームに入ることで、地域CL出場権を獲得できる。
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◆北海道サッカーリーグ
〜十勝が覇権奪還!〜
優勝:北海道十勝スカイアース | 勝ち点36
2位:BTOP北海道 | 勝ち点28
3位:札大GOAL PLUNDERERS | 勝ち点21
BTOPが初優勝から2連覇していた北海道だが、今季は十勝が3季ぶり優勝、3季ぶり地域CL出場を決めた。2020年に地域CL決勝ラウンドを経験した十勝は、北海道勢初のJFL昇格(※)を目指す。なお、BTOPも全社切符は掴んでおり、全社経由での地域CLを掴みたい。
(※)北海道コンサドーレ札幌は県外からの移転で旧JFLに参戦し、のちにJリーグ入会
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◆東北社会人サッカーリーグ1部
〜弘前の連覇近づく〜
首位:ブランデュー弘前FC | 勝ち点40
2位:コバルトーレ女川 | 勝ち点33
3位:一目千本桜FCfeat.S.U.F.T. | 勝ち点28
現在、首位弘前が残り4試合、2位女川が残り5試合で勝ち点「7」差。最終節が直接対決ということもあり、女川は最終節までにこの差を詰めておきたいところである。
ただし、連覇を目指す弘前はここまで13勝1分け0敗。2度目のJFL昇格を目指す女川は、全社からの地域CL挑戦を視界に入れねばならない。東北の全社出場は弘前&女川となっている。
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◆関東サッカーリーグ1部
〜矛vs盾の一騎打ちに〜
首位:VONDS市原 | 勝ち点37
2位:東京23FC | 勝ち点35
3位:東邦チタニウム | 勝ち点21
3年連続でJFL昇格チームを出す関東1部は、残り3試合で優勝争いが2チームに絞られた。伝統的に守備が堅い首位V市原は15試合8失点、2位東京23は15試合45得点となっている。
こちらも最終節が直接対決。勝ち点「2」差で追いかける東京23は直近の第15節で格下相手に黒星を喫したが、もうこれ以上取りこぼしは許されない。目下白熱中の関東1部である。
なお、東京23は優勝なら8年ぶり2度目、昨季10チーム中9位で栃木シティのJFL昇格によって関東2部降格を免れたなかでの栄冠となる。
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◆北信越フットボールリーグ1部
〜福井が連覇!地域CLでの強さを!〜
優勝:福井ユナイテッドFC | 勝ち点36
2位:JAPAN.S.C. | 勝ち点29
3位:富山新庄クラブ | 勝ち点24
福井がここまで12戦12勝で連覇達成。JSCとともに全社出場権を獲得していたなか、地域CL行きを決めた。同県は今や数少ない“Jなし県”のひとつとなっているが、JFLに目を向ければ高知が県をあげての総力戦で首位独走。やはり福井には、“地域CLでの強さ”を期待したい。
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◆東海社会人サッカーリーグ1部
〜デッドヒート〜
首位:FC刈谷 | 勝ち点28 | +16
2位:FC.ISE-SHIMA | 勝ち点25 | +13
3位:中京大学FC | 勝ち点18
名門刈谷とISE-SHIMAの一騎打ちが続く東海1部。現状、初優勝を目指すISE-SHIMAが1試合少なく、未消化分次第で首位奪還の可能性も。何よりISE-SHIMAは全社予選を落とし、優勝しか3年ぶり地域CL出場への道がない状況だ。まだどちらに転ぶか予測できぬ東海1部だ。
・・・
◆関西サッカーリーグ1部
〜大!混!戦!〜
首位:飛鳥FC | 勝ち点23
2位:アルテリーヴォ和歌山 | 勝ち点21
3位:Cento Cuore HARIMA | 勝ち点20
4位:守山侍2000 | 勝ち点17
王者和歌山が直近の試合で守山侍に逆転負けを喫し、首位から陥落。初優勝を目指す飛鳥(旧:ポルベニル飛鳥)が首位に躍り出た。
残り3試合、和歌山としては飛鳥およびハリマとの上位対決を残す状況。飛鳥は初の地域CL、ハリマはバンディオンセ加古川時代以来となる地域CLを目指すなか、ともに全社予選敗退…ひとつ和歌山戦に懸かっている部分もある。
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◆中国サッカーリーグ
〜福山が3連覇目前〜
首位:福山シティFC | 勝ち点41
2位:SRC広島 | 勝ち点33
3位:ベルガロッソいわみ | 勝ち点29
今年の有力なJFL昇格候補と目される福山が3連覇目前。2位SRCが直近2試合未勝利と躓いたことで一気に前進した。中国は現在の上位3チームが揃って全社出場。島根県勢トップクラブとなったいわみはすでに優勝の可能性が消滅も、全社での奮闘、4強入りに期待したい。
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◆四国サッカーリーグ
〜FC徳島の4連覇確実か〜
首位:FC徳島 | 勝ち点36
2位:多度津FC | 勝ち点33
3位:SONIO高松 | 勝ち点19
絶対王者・FC徳島が残り1試合で優勝確実か。2位多度津と勝ち点「3」差も、得失点差に膨大な開きがある状況だ。FC徳島は今季リーグ戦5年ぶり黒星も、13試合12勝1敗と取りこぼしを最小限にとどめている。多度津は初の2位以上が確定し、FC徳島とともに全社も出場する。
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◆九州サッカーリーグ
〜都農が連覇、3強揃って全社へ〜
優勝:ヴェロスクロノス都農 | 勝ち点49
2位:ジェイリースFC | 勝ち点42
3位:FC延岡AGATA | 勝ち点40
九州は全国各地域で唯一、全日程が終了し、都農が連覇達成。ジェイリースおよび延岡との3強で上位を独占、揃って全社へ。地域リーグNo.1の実業団と呼ぶに相応しいジェイリース、また延岡も、全国での競争力が侮れず。3チームとも今年に懸ける意気込みが強そうだ。
◆全社2024本大会出場組
▽開催地代表
・レイジェンド滋賀
▽北海道
・北海道十勝スカイアース
・BTOP北海道
▽東北
・ブランデュー弘前FC
・コバルトーレ女川
▽関東
・VONDS市原
・東京23FC
・東邦チタニウム
・東京ユナイテッドFC
・エリース東京
・横浜猛蹴(関東2部)
・SHIBUYA CITY FC(東京都1部)
▽北信越
・福井ユナイテッドFC
・JAPAN.S.C.
▽東海
・FC刈谷
・中京大学FC
・FC岐阜SECOND(東海2部)
・東海FC(東海2部)
▽関西
・アルテリーヴォ和歌山
・守山侍2000
・ASラランジャ京都(関西2部)
・おこしやす京都(関西2部)
・ルート11(大阪府1部)
▽中国
・福山シティFC
・SRC広島
・ベルガロッソいわみ
▽四国
・FC徳島
・多度津FC
▽九州
・ヴェロスクロノス都農
・ジェイリースFC
・FC延岡AGATA
・三菱重工長崎SC(長崎県1部)
1
2
東京23FC
アルテリーヴォ和歌山
北海道十勝スカイアース
BTOP北海道
ブランデュー弘前FC
コバルトーレ女川
VONDS市原
福井ユナイテッドFC
FC刈谷
FC.ISE-SHIMA
飛鳥FC
Cento Cuore HARIMA
守山侍2000
福山シティFC
SRC広島
ベルガロッソいわみ
FC徳島
多度津FC
ヴェロスクロノス都農
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地域CL進出 & JFL昇格を目指すクラブの現在地は? 地域リーグ2024の前半戦まとめ【Road to JFL】
2024年も7月到来で下半期へ。 ここでは地域リーグ(1部)の前半戦をざっくりまとめる。優勝で全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)へ進出するのは… ◆北海道サッカーリーグ ▷全8チーム/全14節 ▽上位陣(第5節消化) 1位 BTOP北海道 | 勝ち点15 | +42 ---地域CL進出ライン--- 2位 北海道十勝スカイアース | 勝ち点15 | +27 3位 ノルブリッツ北海道FC | 勝ち点9 | +3 北海道は、2連覇中のBTOPが順当に開幕5連勝で首位。BTOP台頭前に覇権を握った十勝が同勝ち点で並走する。実力が抜きん出た2クラブのどちらかが、今季も地域CLへ参戦することになるだろう。BTOPと十勝、互いに下位との対戦で取りこぼしをしないこと、そして直接対決での勝ち点3、この2つが重要になりそうだ。 ◆東北社会人サッカーリーグ1部 ▷全10チーム/全18節 ▽上位陣(第8節消化) 1位 ブランデュー弘前FC | 勝ち点22 | +40 ---地域CL進出ライン--- 2位 コバルトーレ女川 | 勝ち点21 | +28 3位 一目千本桜FC feat.S.C.F.T.(仙台大学) | 勝ち点18 | +22 東北1部は今季も、青森弘前とJFL経験を持つ宮城女川の2強体制。弘前は地域CL2023でも十分に通用した攻撃力が健在で、ここまで8試合42得点。ただ、直近のみちのく仙台FC戦は0-0ドローで今季初めて勝ち点を落とす形に。次節は2位女川とホームで勝ち点「1」差の直接対決…勝ったほうが前半戦首位ターンだ。 ◆関東サッカーリーグ1部 ▷全10チーム/全18節 ▽上位陣(第8節消化) 1位 東京23FC | 勝ち点21 | +24 ---地域CL進出ライン--- 2位 VONDS市原FC | 勝ち点20 | +11 3位 ジョイフル本田つくばFC | 勝ち点16 | +1 4位 南葛SC | 勝ち点13 | +3 5位 東京ユナイテッドFC | 勝ち点11 | ±0 最も優勝争いが読めない関東1部。ブリオベッカ浦安、栃木シティ、クリアソン新宿が“卒業”したなかで現在の首位は、昨季ギリギリ1部残留、8年ぶり優勝を目指す東京23FCだ。 昨季優勝もJFL側との入替戦に敗れて昇格を果たせなかったV市原は勝ち点「1」差の2位。V市原とともに地域CL2023ファイナリストのつくばが3位で追う。風間八宏監督の南葛は4位も、戦いぶりを見るに今季は少し厳しいか。 まだまだどう転ぶかわからない関東1部。ただ、伝統的な堅守で今季8試合3失点のV市原、地域リーグ屈指のアツいファンに後押しされて8試合30得点の東京23FC…どちらかが地域CLへストレートインすると筆者は予想する。 ◆北信越フットボールリーグ1部 ▷全8チーム/全14節 ▽上位陣(第7節消化) 1位 福井ユナイテッドFC | 勝ち点21 | +20 ---地域CL進出ライン--- 2位 JAPANサッカーカレッジ | 勝ち点18 | +25 3位 富山新庄クラブ | 勝ち点15 | +16 4位 アルティスタ浅間 | 勝ち点12 | +7 首位は、2012年以降同地域での覇権を確固たるものとする福井。天皇杯でJ1名古屋を撃破した専門学校チームJSCが2位につける状況だ。2022年の北信越1部覇者・4位浅間は、残り7試合で首位福井と勝ち点「9」差。リーグの特性を考慮すると、やや厳しいか。北信越1部は後半戦も福井を軸に進んでいく。 ◆東海社会人サッカーリーグ1部 ▷全8チーム/全14節 ▽上位陣 1位 FC.ISE-SHIMA | 勝ち点22 | +12 (8試合) ---地域CL進出ライン--- 2位 FC刈谷 | 勝ち点15 | +10 (6試合) 3位 中京大学FC | 勝ち点15 | +1 (9試合) 4位 wyvern | 勝ち点13 | +4 (8試合) 東海1部も、関東1部と同じく競争力が高め。昨季昇格1年目で即初優勝し、リーグでも地域CLでも名門・FC刈谷を蹴落としたwvvern(ワイヴァン/愛知県)が4位にとどまっている。 試合の消化数にばらつきがあるなか、首位は小倉隆史理事長束ねるISE-SHIMA。2021年に“輪番枠”から地域CLファイナリストとなった伊勢志摩の雄は、このまま最後まで首位キープなら、悲願の東海1部初優勝となる。 ◆関西サッカーリーグ1部 ▷全8チーム/全14節 ▽上位陣(第7節消化) 1位 アルテリーヴォ和歌山 | 勝ち点14 | +4 ---地域CL進出ライン--- 2位 Cento Cuore HARIMA | 勝ち点13 | +6 3位 飛鳥FC | 勝ち点13 | +2 4位 レイジェンド滋賀FC | 勝ち点10 | +2 関西1部が大混戦。昨季優勝&地域CL出場の和歌山が首位に立つが、4勝2分け1敗の得点9、失点5となっており、上位4チームが勝ち点「4」の中でひしめき合っている。 6年ぶり優勝を目指すHARIMA(旧・バンディオンセ加古川)が2位で和歌山を追い、前半戦の直接対決は1-1ドロー。また、昨季2位に躍進したL滋賀が前半戦で和歌山を撃破した。 地域CL2023一次ラウンドで3戦未勝利に終わった和歌山は、混戦模様の関西1部で競争力を身につけられるか。 ◆中国サッカーリーグ ▷全10チーム/全18節 ▽上位陣(第9節消化) 1位 福山シティFC | 勝ち点25 | +24 ---地域CL進出ライン--- 2位 SRC広島 | 勝ち点23 | +8 3位 ベルガロッソいわみ | 勝ち点17 | +12 こちらは絶対王者・福山の本命で間違いないが、中国地方におけるアマチュアの名門・SRC広島も9戦無敗で福山を追走。広島県勢2強によるデッドヒートとなるか、終盤戦にかけて見ものとなりそうだ。実際、前半戦の直接対決は2-2ドロー…福山が勝ち点を落としたのはこの1試合だけとなっている。 ◆四国サッカーリーグ ▷全8チーム/全14節 ▽上位陣(第7節消化) 1位 FC徳島 | 勝ち点21 | +40 ---地域CL進出ライン--- 2位 多度津FC | 勝ち点15 | +14 3位 レベニロッソNC | 勝ち点15 | +2 四国リーグは高知ユナイテッドSCの“卒業”以降、FC徳島による独壇場。FC徳島は新型コロナ流行によるリーグ中止の2021年をのぞき3連覇中だ。今季も前半戦7試合を全勝し、地域CL進出は堅いと見るべきだろう。 ◆九州サッカーリーグ ▷全10チーム/全18節 ▽上位陣(第12節消化) 1位 ヴェロスクロノス都農 | 勝ち点34 | +47 ---地域CL進出ライン--- 2位 ジェイリースFC | 勝ち点29 | +23 3位 FC延岡AGATA | 勝ち点25 | +31 4位 Brew KASHIMA | 勝ち点22 | +5 九州は宮崎都農が2連覇へ視界良好。実業団として近年急速に力をつけた大分ジェイリース、同じく宮崎の延岡が追走も、残り6試合で2位と勝ち点「5」差は順調な足取りの証と言える。 ただ、油断は禁物。2位ジェイリースは今季ここまで唯一、都農から2-2ドローで勝ち点を拾ったチームであり、後半戦の直接対決も残す状況。3位延岡とのダービーも残し、どちらも下位と異なり、大量得点を奪える相手ではない。 都農がこのまま連覇か、ジェイリースまたは延岡が初優勝で地域CLへストレートインか。まだまだ目が離せそうにない。 2024.07.01 23:00 Mon3

