【Jリーグ移籍情報まとめ/12月26日】名古屋が清水MF中山克広を完全移籍で獲得、G大阪にはFW山下諒也が横浜FCから加入

2023.12.27 07:30 Wed
【J2移籍情報】徳島がG大阪のサイドバック・柳澤亘を獲得
徳島がG大阪のサイドバック・柳澤亘を獲得
徳島に活躍の場を移す柳澤亘/©超ワールドサッカー




◆ベガルタ仙台
[IN]
《完全移籍》
DF知念哲矢(26)←浦和レッズ

◆ブラウブリッツ秋田
《契約更新》
DF星キョーワァン(26)

[OUT]
《完全移籍》
MF井上直輝(26)→カターレ富山

◆モンテディオ山形
《契約更新》
MF高江麗央(25)
GK長谷川洸(28)

◆栃木SC
《契約更新》
FW小堀空(21)

[IN]
《新加入》
GKキム・ミンジュン(18)←仁川ユナイテッドFC(韓国)

[OUT]
《期限付き移籍満了》
MF植田啓太(21)→横浜F・マリノス

◆ザスパクサツ群馬
[OUT]
《完全移籍》
DF川上優樹(26)→カターレ富山

◆ジェフユナイテッド千葉
《契約更新》
DF鈴木大輔(33)

[OUT]
《期限付き移籍》
FW齋藤来飛(19)→ラインメール青森(JFL)

◆東京ヴェルディ
[IN]
《期限付き移籍》
MF山田楓喜(22)←京都サンガF.C.

[OUT]
《期限付き移籍満了》
MF北島祐二(23)→アビスパ福岡

◆ツエーゲン金沢
《契約更新》
DF毛利駿也(28)

[IN]
《完全移籍》
DF畑尾大翔(33)←ザスパクサツ群馬

[OUT]
《完全移籍》
MF加藤潤也(28)→レノファ山口FC

◆清水エスパルス
[IN]
《期限付き移籍》
DF住吉ジェラニレショーン(26)←サンフレッチェ広島

[OUT]
《完全移籍》
MF中山克広(27)→名古屋グランパス
MF西村恭史(24)→AC長野パルセイロ/期限付き→完全
MFベンジャミン・コロリ(31)→バーゼル(スイス)

◆ジュビロ磐田
《契約更新》
DF伊藤槙人(31)

[IN]
《新加入》
DF朴勢己←東邦高校

《完全移籍》
MF川﨑一輝(26)←カマタマーレ讃岐

[OUT]
《完全移籍》
FW三木直土(22)→ガイナーレ鳥取

《期限付き移籍》
FW吉長真優(21)→カマタマーレ讃岐

◆ファジアーノ岡山
《契約更新》
GK堀田大暉(29)

[OUT]
《完全移籍》
FW松木駿之介(27)→ガイナーレ鳥取
MF河井陽介(34)→カターレ富山

◆レノファ山口FC
[IN]
《完全移籍》
MF加藤潤也(28)←ツエーゲン金沢
GK田口潤人(27)←FC琉球

[OUT]
《完全移籍》
GK吉満大介(30)→アルビレックス新潟

◆徳島ヴォルティス
《契約更新》
DF石尾崚雅(23)

[IN]
《完全移籍》
DF柳澤亘(27)←ガンバ大阪
FWブラウンノア賢信(22)←アスルクラロ沼津

◆V・ファーレン長崎
《契約更新》
FWフアンマ・デルガド(33)

[IN]
《完全移籍》
MF山田陸(25)←名古屋グランパス

《期限付き満了》
MF五月田星矢(21)←レイラック滋賀FC(JFL)

◆ロアッソ熊本
[OUT]
《完全移籍》
FW粟飯原尚平(27)→FC岐阜

◆大分トリニータ
《契約更新》
FW渡邉新太(28)
GK西川幸之介(21)

[IN]
《完全移籍》
DF薩川淳貴(26)←鹿児島ユナイテッドFC



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脱却したい中位争い…ミシャ体制7年目のシーズンは新キャプテンの下、成熟度を上げて結果を掴む【J1開幕直前ガイド|北海道コンサドーレ札幌】

2024シーズンの明治安田J1リーグが23日からいよいよ開幕する。今季からは20チーム制となり、降格も3つに増枠しての争いに。ここでは新シーズンの幕開けに先駆け、J1リーグ全チームをピックアップし、北海道コンサドーレ札幌を紹介していく。 【直近3シーズンの成績】 2023シーズン:12位(10勝10分け14敗) 2022シーズン:10位(11勝12分け11敗) 2021シーズン:10位(14勝9分け15敗) 【昨季チーム得点王】 浅野雄也 12ゴール 【今季ノルマ】 上位 【編集部イチオシ】 FW鈴木武蔵 昨季J1:20試合出場/1ゴール <span class="paragraph-subtitle">◆脱却したい中位</span> 2023シーズンはミハイロ・ペトロヴィッチ監督が率いて6年目のシーズン。順位は12位とミシャ体制では最低タイの成績に終わってしまった。就任1年目で4位という結果を残しながら、2年目以降は、10位、12位、10位、10位、12位と中位から抜け出せず。その中で目指すのは一桁順位になる。 <span class="paragraph-subtitle">◆具体性を求める声に応えられるか</span> 可もなく不可もなくという成績を残し続けてしまっている札幌。大きな連敗、連勝が少ないものの、引き分けを含めた未勝利期間が長く生まれることが毎年のようにある。結果として勝ち点が伸び悩み中位となるが、具体的な目標がないのではないかとサポーターは昨季の終盤に横断幕を掲示していた。 今の状況を良しとするはずはなく、確実に一桁順位はノルマであり、上位争いをすることが必要となる。選手の入れ替えも多くある中で、ミシャ監督が築き上げているスタイルの精度をどう上げていくのか。内容は悪くなくとも結果に繋がらないという課題をどう乗り越えるかがポイントとなるだろう。 <span class="paragraph-subtitle">◆戦力はダウン傾向</span> ただ、その中でチームとしては戦力ダウンという印象のオフに。田中駿汰、ルーカス・フェルナンデス、小柏剛とチームの軸だった選手が去り、出番を減らしていた福森晃斗も期限付き移籍で去ることとなった。DF髙尾瑠、FW鈴木武蔵(共にガンバ大阪)、MF長谷川竜也、MF近藤友喜(共に横浜FC)と即戦力を補強も、上積みとは言えない状況。どこへ向かうのか、ファン・サポーターは気になるところだろう。 <span class="paragraph-subtitle">◆継続の中に力強さを</span> チームとしてはマンツーマンディフェンスやポゼッション、アタッキングフットボールを展開。マイナーチェンジを毎年しながらも順位に変化がない。特に毎年の課題はフィニッシャーの存在。昨シーズンは浅野雄也が12得点を記録したが、攻撃が完結せず、悪い状態で攻め込まれての失点も多い。結果、得失点差がマイナスになることが多く、それでは中位に甘んじるというもの。攻守の局面で強さを見せて行けるかが、上位に行けるかの分かれ道となるだろう。帰還したFW鈴木武蔵には過去に見せた得点源としての活躍に期待がかかる。また、新キャプテンとなる荒野拓馬がどんなキャプテンシーを見せるのかにも注目だ。 <span class="paragraph-subtitle">◆2024年冬移籍情報</span> 【IN】 GK阿波加俊太(28)←アトレチコ鈴鹿クラブ/完全移籍 GK中野小次郎(24)←ツエーゲン金沢/期限付き移籍満了 DF家泉怜依(24)←いわきFC/完全移籍 DF髙尾瑠(27)←ガンバ大阪/完全移籍 DF岡田大和(22)←福岡大学/新加入 MF長谷川竜也(29)←横浜FC/完全移籍 MF近藤友喜(22)←横浜FC/完全移籍 MF田中克幸(21)←明治大学/新加入 MF原康介(18)←名古屋高校/新加入 MF田中宏武(24)←藤枝MYFC/期限付き移籍満了 FW出間思努(18)←北海道コンサドーレ札幌U-18/昇格 FW鈴木武蔵(29)←ガンバ大阪/期限付き移籍 【OUT】 GK大谷幸輝(34)→ギラヴァンツ北九州/完全移籍 GK松原修平(31)→水戸ホーリーホック/完全移籍 GKク・ソンユン(29)→京都サンガF.C./期限付き移籍→完全移籍 DF福森晃斗(31)→横浜FC/期限付き移籍 DF西大伍(36)→いわてグルージャ盛岡/期限付き移籍→完全移籍 MF小野伸二(44)→現役引退 MFルーカス・フェルナンデス(29)→セレッソ大阪/完全移籍 MF田中駿汰(26)→セレッソ大阪/完全移籍 MF井川空(24)→ファジアーノ岡山/期限付き移籍→完全移籍 FWミラン・トゥチッチ(27)→未定 FW小柏剛(25)→FC東京/完全移籍 FW中島大嘉(21)→藤枝MYFC/期限付き移籍 2024.02.10 18:45 Sat

札幌GK大谷幸輝が北九州に完全移籍、10年ぶりに復帰「お久しぶりです!」

ギラヴァンツ北九州は26日、北海道コンサドーレ札幌のGK大谷幸輝(34)を完全移籍で獲得することを発表した。 大谷は浦和レッズの下部組織出身で、トップチームに昇格。その後、北九州への期限付き移籍を経験。2017年にアルビレックス新潟へ完全移籍した。 2021年に札幌へと完全移籍で加入すると、3シーズンでJ1通算7試合、リーグカップ通算9試合、天皇杯で3試合出場。今季はJ1で3試合、YBCルヴァンカップで3試合に出場していた。 10年ぶりに北九州に戻る大谷はクラブを通じてコメントしている。 ◆ギラヴァンツ北九州 「お久しぶりです!またギラヴァンツ北九州の一員になれて嬉しく思います!」 「みなさんとたくさん喜び合えるように頑張りたいと思います!よろしくお願いします!」 ◆北海道コンサドーレ札幌 「ギラヴァンツ北九州に所属することが決まりました。札幌にいた3年間、本当に楽しかったです!どこかでまた会える日を楽しみにしています!」 2023.12.26 10:50 Tue

札幌、FWトゥチッチとGK大谷幸輝の契約満了を発表「良い思い出がたくさんで皆に感謝しています」

北海道コンサドーレ札幌は5日、ミラン・トゥチッチ(27)、大谷幸輝(34)の契約満了を発表した。 スロベニア出身のトゥチッチはベルギーのOHルーヴェンから2021年8月に札幌へ加入。大型のストライカーとして期待されたが、今季は明治安田生命J1リーグでの出場がなく、ルヴァンカップで6試合3得点、天皇杯で2試合という結果に。在籍2年半で、J1で25試合2得点、ルヴァンカップで12試合4得点、天皇杯で2試合という記録を残した。 大谷は浦和レッズの育成組織出身。浦和のトップチームでは出番が得られず、ギラヴァンツ北九州やアルビレックス新潟で出場機会を得た。札幌へは2021年に加入。3年の在籍で、J1では7試合、ルヴァンカップでは9試合、天皇杯では1試合でゴールマウスを守った。 両名はそれぞれ、クラブを通じて感謝の言葉を残している。 ◆ミラン・トゥチッチ 「2年半の応援ありがとうございました。出場時間は少なかったですが、素晴らしいチームメイトと出会って、そしてコンサドーレの素晴らしいサッポーターの前でプレーできて良かったです。札幌での良い思い出がたくさんで皆に感謝しています。ありがとうございました」 ◆大谷幸輝 「札幌にいた三年間とても楽しく充実した時間を過ごすことができました。チームは変わりますが北海道コンサドーレ札幌の来年以降の成功を願っています!三年間ありがとうございました」 2023.12.05 18:10 Tue

札幌GK菅野孝憲がトレーニング中に負傷、右ヒラメ筋肉離れ

北海道コンサドーレ札幌は6日、GK菅野孝憲の負傷を発表した。 菅野は、4日のトレーニング中に負傷したとのこと。右ヒラメ筋肉離れと診断されたとのことだ。 菅野は正守護神として今シーズンの明治安田生命J1リーグで13試合に出場。元韓国代表GKク・ソンユンが京都サンガF.C.に移籍しており、ここにきてGKが手薄に。 6日の鹿島アントラーズ戦は大谷幸輝がゴールを守っていた。 2023.08.06 22:10 Sun

札幌の守護神、GK菅野孝憲が右腓腹筋肉離れ

北海道コンサドーレ札幌は5日、GK菅野孝憲の負傷を発表した。 菅野は、10月29日に行われた明治安田生命J1リーグ第33節のサンフレッチェ広島戦で負傷。試合中に負傷し、後半アディショナルタイムに大谷幸輝と交代していた。 検査の結果、菅野は右腓腹筋肉離れと診断されたとのこと。全治などは明かされていない。 今シーズンの菅野は明治安田生命J1リーグで27試合に出場していた。 2022.11.05 14:55 Sat

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FC東京がポーランドの名門レギア・ワルシャワと提携…チーム強化の情報交換など

FC東京は18日、エクストラクラサに属するレギア・ワルシャワとの提携を発表した。 レギア・ワルシャワは1916年創設のポーランド1部クラブ。15回のリーグ優勝、20回の国内カップ優勝を誇るポーランド屈指の名門で、トップチームの強化を目的とした情報交換とアカデミー所属選手の育成が提携内容になる。 FC東京の代表取締役社長を務める川岸滋也氏とレギア・ワルシャワのオーナーであるダリウス・ミオドゥスキー氏は次のようにコメントしている。 ◆川岸滋也氏 「今回、このような形でレギア・ワルシャワとの提携を発表できることをとても嬉しく思っています。私たちにとって、チームを作っていくこと、若い選手を育てて活躍の場を作っていくという部分は非常に重要な取り組みだと思っております」 「また、ヨーロッパに様々なタレントの選手がおり、レギア・ワルシャワと提携することで、色々な情報を交換して取り組みができるチャンスだと思っています。様々な取り組みや成果が出てくると良いと思っています。日本の首都の東京のクラブとして、様々なことを発信していくうえでの最初の取り組みと位置付けております」 ◆ダリウス・ミオドゥスキー氏 「日本の強豪クラブであるFC東京と我々レギア・ワルシャワがこのような提携を結ぶことができて、とても誇らしく思っています。重要なのは、第一にFC東京は日本の首都のクラブであり、またレギア・ワルシャワも同じくポーランドの首都のクラブであるということです。二つのクラブのパートナーシップだけでなく、二つの国の首都のパートナーシップとして意味あるものだと感じています」 「FC東京に限らず、Jリーグはポーランドやヨーロッパにおいて高い関心を持たれています。この提携が、両者にとって大きな一歩になると思います。第二に、若い選手を育成していくことです。我々は、若い選手の育成に自信を持っています。FC東京も若い選手を育てることに長けています。選手育成に関する経験や知識を交換することは、お互いにとって素晴らしい成果につながると思います」 2024.06.18 17:50 Tue

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町田・黒田剛監督の怒り「町田は決して悪ではない」/六川亨の日本サッカーの歩み

先週土曜のJ1リーグ、横浜FM対町田戦は町田が今シーズン初の逆転勝ちを収めて首位を守った。試合後の黒田剛監督は「天皇杯ではいろいろありましたけど、町田は決して悪ではないし、我々が正義だとしっかり貫いていく」と12日の天皇杯2回戦、筑波大戦を振り返って抗議のコメントを出した。 PK戦とはいえJ1の首位チームが大学生に負けるという大波乱の結果もさることながら、開始8分にチャン・ミンギュが左鎖骨を骨折、同点ゴールを決めた安井拓也が右脛骨骨幹部の骨折。さらにナ・サンホは左足関節靱帯損傷、前距腓靭帯損傷、三角靭帯損傷、ミッチェル・デュークは左大腿二頭筋の肉離れと診断された。黒田監督ならずとも、筑波大のプレーを非難したくなるだろう。 この試合をフルタイムで見たわけではないが、安井の同点ゴールはマイナスの折り返しをゴール中央から豪快に決めたもの。守備に入ったDFはシュートブロックに行くのではなくボールにアタックしたため安井は重傷を負った。『過剰な力による足裏での危険なプレー』は一発レッドでもおかしくなかった。 いつも町田の試合を見ているわけではないが、シーズン序盤はアフタータックルが目についた。その点を昨シーズンから町田の試合や練習を取材している同業者に聞くと、「J1のスピードに慣れていないため、アフターになりやすい。故意にファウルをしているわけではない」と教えてくれた。ただ、球際の激しさは町田の武器だし、それが1試合の平均ファウル数がJ1で3番目に多い結果につながっているのだろう。 そんなチームスタイルだけに、筑波大戦後に対戦相手を批判した黒田監督のコメントは物議を醸した。ネットでの記事を読んでみて、やはり多かったのは主審のゲームコントロールに関しての書き込みだった。イエローカードは筑波大に2枚、町田に1枚だが、それが妥当だったのかどうか。天皇杯は対象外だろうが、DAZNが放送していた『Jリーグジャッジリプレイ』が昨シーズンで終了したのは残念でならない。 横浜FM戦後、黒田監督は「負傷した4名の無念の気持ち、選手は魂のこもった試合をしてくれた」と労いつつ、「言いたいことをしっかりと言いながら、またダメなものはダメと訴えながら貫いていく。これがいまの日本のサッカー界に必要なパワーだと思う」と言葉に力をこめた。激しいプレーと、選手生命を脅かすプレーは違うということ、そして選手を守るのは、指導者はもちろん審判だということを訴えたかったのだろう。 5月19日のJ1リーグ第15節、FC東京対横浜FMの試合はドイツ人のザシャ・ステーゲマンが主審を務めたが、ラフプレーには躊躇わずにイエローカードを出し、両チーム合わせて7枚のカードが出たが、試合が荒れることはなかった。一方、6月1日の第17節、鹿島対横浜FMは200試合以上の主審を務めた国際主審が務めたものの、判定基準が一定ではないため両チームの監督がジャッジに不満を述べていた。 ここ数年、日本人主審の技術はレベルダウンしているのだろうか。レフェリーブリーフィングで町田対筑波大の試合が取り上げられるのか、次回の開催が楽しみである。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.06.17 11:45 Mon

苦しむ川崎Fに痛手…ここまで14戦5発のエリソンが左大腿二頭筋肉離れ

川崎フロンターレは16日、FWエリソンの負傷を報告した。 今季から川崎FでJリーグ初挑戦のエリソン。ここまで出場した公式戦14試合で5ゴールのストライカーだが、2日に行われた第17節の名古屋グランパス戦に続いて、16日に行われた第18節のヴィッセル神戸戦でもメンバー外だった。 クラブによると、9日のトレーニング中に負傷したといい、左大腿二頭筋肉離れと診断。全治は明らかにされていないが、しばらくの離脱となりそうだ。 今節の川崎Fは9試合ぶり無得点で3試合ぶりの黒星。ここまで5勝5分け8敗の14位となっている。 2024.06.16 20:57 Sun

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