モイーズ再登板で光差すも前線が故障者だらけ、エバートンがブライトンFWのレンタル獲得を切望するも現実は…
2025.01.30 14:55 Thu
デイビッド・モイーズ体制で直近2連勝のエバートンだが...
エバートンは補強に動きたくても動けないという。イギリス『ミラー』が伝える。
先日、デイビッド・モイーズ氏が監督として再登板し、選手からは「循環が良くなった」というコメントも出たエバートン。今季も目下残留争いだが、ここのところは2連勝だ。
しかし、FWドワイト・マクニールがヒザ負傷で離脱し、FWドミニク・キャルバート=ルーウィンはブライトン戦で負傷。FWアルマンド・ブロヤは復帰のメドが立たず、MFオレール・マンガラは重傷で今季アウトの可能性大…アタッカー陣を中心に故障者だらけである。
そんなこんなで、今冬中の補強を画策。
もともと財政問題とPSR諸々の制約を抱えるなか、FWブロヤとFWジャック・ハリソンを保有元のチェルシー、リーズにレンタル破棄で送り返したのち、ブライトンからアイルランド代表FWエバン・ファーガソン(20)をレンタルで獲得することを望んでいるのだという。
詰まるところ、エバートンはファーガソンをレンタル獲得するスペースも経済的余裕もなし。ただでさえ、補強資金がプレミアリーグの他クラブよりも少ないなか、ファーガソンを借りてくることは事実上不可能とのことだ。
先日、デイビッド・モイーズ氏が監督として再登板し、選手からは「循環が良くなった」というコメントも出たエバートン。今季も目下残留争いだが、ここのところは2連勝だ。
しかし、FWドワイト・マクニールがヒザ負傷で離脱し、FWドミニク・キャルバート=ルーウィンはブライトン戦で負傷。FWアルマンド・ブロヤは復帰のメドが立たず、MFオレール・マンガラは重傷で今季アウトの可能性大…アタッカー陣を中心に故障者だらけである。
もともと財政問題とPSR諸々の制約を抱えるなか、FWブロヤとFWジャック・ハリソンを保有元のチェルシー、リーズにレンタル破棄で送り返したのち、ブライトンからアイルランド代表FWエバン・ファーガソン(20)をレンタルで獲得することを望んでいるのだという。
だが、今季21試合で得点関与ゼロというハリソンのレンタル破棄は、保有元リーズから承諾されず。肥大化したチェルシーもブロヤを手元に置いておくつもりなどなく、エバートンの要請を軽くあしらったとされる。
詰まるところ、エバートンはファーガソンをレンタル獲得するスペースも経済的余裕もなし。ただでさえ、補強資金がプレミアリーグの他クラブよりも少ないなか、ファーガソンを借りてくることは事実上不可能とのことだ。
デイビッド・モイーズ
ドワイト・マクニール
ドミニク・キャルバート=ルーウィン
アルマンド・ブロヤ
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同胞指揮官の下で完全覚醒。10代から名門アヤックスで活躍し、“NEXTポグバ”とも称された逸材だが、バイエルン、昨季のリバプールでは中盤のバックアッパーに甘んじた。しかし、オランダ時代からその才能に注目してきたスロット新監督の下でプレシーズンから出場機会を与えられると、新生レッズの中盤のキープレーヤーに成長。元々定評があるアスリート能力に規律・献身性を加えた守備でフィルター役を完璧にこなし、攻撃面ではサイズを感じさせないターンの巧さ、懐深いボールキープ、推進力、パスセンスを遺憾なく発揮。質の高いボックス・トゥ・ボックスのプレーで躍動した。 MF モイセス・カイセド(23歳/チェルシー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新生ブルーズの中盤に君臨。英国史上最高額の移籍金という色眼鏡もあり、加入2年目も周囲から高い要求を求められるエクアドル代表MFだが、今季前半戦のパフォーマンスはハードルが上がったなかでも称賛に値するパフォーマンスだ。前線に攻撃的なタイプを並べ、可変式のサイドバックにもより攻撃的なタスクを与えるマレスカ新監督のスタイルにおいて序盤戦はラヴィア、現在はエンソ・フェルナンデスとともにバランサーとしてのマルチタスクを担う。幅広いカバーエリア、ボールハントに加え、攻撃でも1ゴール3アシストと決定的な仕事をこなした。 MF ブカヨ・サカ(23歳/アーセナル) 出場試合数:16(先発:16)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ガナーズの絶対的エース。リーグ最少失点の堅守とセットプレーを武器に優勝争いの主役の一角を担うアーセナルだが、司令塔ウーデゴールを欠いた苦しい時期に孤軍奮闘の活躍を見せたエースの活躍は非常に大きかった。流れのなかでは「サカさえ抑えれば」」という対応を受けながらも、圧倒的な打開力を武器に5ゴール10アシストを記録した。それだけに12月末に負ったハムストリングのケガからいかに早く復帰できるかが、2位チームの後半戦のカギを握る。 MF コール・パーマー(22歳/チェルシー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:12 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 加入2年目で凄み増す超万能アタッカー。22ゴール11アシストを記録した加入1年目の大ブレイクによって今季は対戦相手からの徹底マークに遭うなか、ここまで12ゴール6アシストとキャリアハイ更新へ上々の滑り出しを見せている。新体制では昨季主戦場の右ウイングからトップ下と少し役割が変わっているが、今季もアタッキングサードで抜群の存在感を示す。前半戦ハイライトはプレミア史上初となる前半4ゴールを記録したブライトン戦。後半戦もその爆発力にも期待だ。 MF マテウス・クーニャ(25歳/ウォルバーハンプトン) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:10 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 残留争うウルブスで孤軍奮闘。イサクやウッド、エンベウモの活躍も素晴らしかったが、下位に低迷するチームで素晴らしい前半戦を過ごしたブラジル代表FWを選出。12ゴール7アシストの昨季活躍を経て、今季から背番号10を託されると、ここまで10ゴール4アシストを記録。[3-4-2-1]のシャドーの一角を主戦場に、攻撃のマルチタスクを担いながらボールのオン・オフに関わらず、ハイレベルのプレーを披露。献身的な守備も高い評価を得ており、今冬の移籍市場ではビッグクラブの注目も集める。だが、現状ではクラブとの新契約にサインする可能性が高い。 FW モハメド・サラー(32歳/リバプール) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:17 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。攻守両面で異次元のパフォーマンスを披露し、リバプールの首位快走の立役者に。前半戦では2試合を除きすべての試合でゴールかアシストを記録し、得点ランキングとアシストランキングでいずれも首位に。圧倒的な決定力に加え、芸術的なアシストが印象的だった。 2025.01.09 22:25 Thu5