「我々にとって大きな結果」復帰2試合目で初白星挙げたモイーズ監督、抜擢オブライエンら奮闘の右サイド2選手を称賛

2025.01.20 15:40 Mon
さすがの手腕発揮のモイーズ監督
Getty Images
さすがの手腕発揮のモイーズ監督
エバートンデイビッド・モイーズ監督が、復帰2試合目でスパーズ相手に挙げた待望の初勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが指揮官の会見コメントを伝えている。
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エバートンは19日、グディソン・パークで行われたプレミアリーグ第22節でトッテナムと対戦し、3-2で勝利した。ショーン・ダイチ前監督の後任として2012-13シーズン以来のエバートン復帰を決断したスコットランド指揮官。初陣となった前節のアストン・ビラ戦では0-1の惜敗となったが、復帰2戦目となった今回の一戦では圧倒的に相性が悪い相手に見事なパフォーマンスで勝ち切った。
べた引きの戦い方も想定されたなか、アグレッシブに前からボールを奪いに行く勇敢な戦い方を選択すると、13分に悩めるエースFWドミニク・キャルバート=ルーウィンのゴールで先制に成功。さらに、30分にFWイリマン・エンディアイエの個人技で追加点を挙げると、前半アディショナルタイムにはセットプレー流れから相手のオウンゴールで3点目まで奪って見せた。

後半は70分過ぎまでは完璧な試合運びをみせたなか、後半終盤に2失点を喫して最後は冷や汗を欠く展開となったが、不振とはいえ地力のあるトッテナム相手に会心の勝利となった。
11年半ぶりにトフィーズの指揮官として勝利を挙げたモイーズ監督は、結果とともに前半にチームが見せたパフォーマンスに大きな手応えを感じた。

「勝利を収められて最高だ。ハーフタイムに3-0のスコアで(ドレッシングルームへの)トンネルを抜け、サポーターが前半の素晴らしいパフォーマンスを目の当たりにしたと感じたのは最高の気分だった。前半に5点取れなかったのはちょっと運が悪かったかもしれないが、文句は言えない」

「今日は3つの素晴らしいゴールがあり、他にもたくさんのチャンスがあった。それがどれほどうれしいことかはみなさんもわかるはずだ」

「今日は我々にとって大きな結果であり、3ポイントを獲得することは非常に重要だった」

また、この試合では昨季のリヨンで印象的な活躍を見せながらも、前体制では思うように出場機会を得られなかったDFジェイク・オブライエンの右サイドバック起用、その1列前でウイングバック的な振る舞いで気の利いたプレーを見せたMFイェスパー・リンドストロームなど、指揮官の采配が勝負の肝になった印象だ。その点について同監督は自身の采配の狙いを説明している。

「ジェイクのプレーを見たかった。彼のプレーを見る機会はあまりなかったが、チームの最大の強みは常に守備にあるが、ジェイクがいればボールを持っているときにもう少しうまくビルドアップできるチャンスが与えられるかもしれない。うまくやれば少しは自由になれるかもしれない。長い時間、ジェイクはうまくやれたと思う。ジェイクにとっては、あまりプレーしていないので、できるだけ90分間彼からプレーを引き出すことが重要だったが、彼はかなりうまくやって、多くのことをやったと思う」

「今日のゴールの多くにイェスパーが影響したと思う。彼も本当に良い仕事をした。何度か走り込んでボールを奪ったのは彼だった。(ウェストハムの指揮官として対峙した)アイントラハト・フランクフルト時代の彼のことはよく覚えている。彼は本当に才能のあるフットボーラーだった。今日、彼のプレーは実に印象的だった。我々は彼を完全なウイングバックにしたくないと思っていた。ジェイクには時々右サイドバックになってもらい、少しワイドに展開してもらいたかったし、イェスパーに2つか3つの役割を担わせようとした。守備面でも彼はかなりいい仕事をしたと思う」

個人的な部分では前回の長期体制時にお馴染みだったスコットランド人指揮官に対するエバトニアンのチャントも歌われた。その感想について問われたモイーズ監督は「もう赤毛ではなく、白髪になったよ」とジョークを交えつつ、「本当に素晴らしかった。今日はみんなの応援にとても感謝している。まだ厳しい戦いの真っ只中にいるし、今日のようなグディソンでのサポートも必要になるだろう」と感謝の言葉とともに今後の共闘を求めている。

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無冠煽り、相手選手の模倣…プレミアリーグでは批判的・嘲笑的なゴールセレブレーションへの処罰が厳格に?

プレミアリーグでは今後、ゴールセレブレーションをする際に注意が必要となるかもしれない。 今シーズン、いくつかのゴールセレブレーションが物議を醸しているプレミアリーグ。得点を記録した選手がチームメイトやファンと祝うのはサッカーの醍醐味の一つであり、試合の盛り上げに大きく貢献しているが、一方で相手を嘲笑するようなセレブレーション対しては批判も少なくない。 例えば、1月26日に行われたプレミアリーグ第23節トッテナムvsレスター・シティでは、レスターのFWジェイミー・ヴァーディが同点弾を決めた際のゴールセレブレーションが話題に。ヴァーディはユニ右袖の「プレミアリーグのエンブレム」を指差した上で、トッテナムファンに向けて指で「0」の形を作り、無冠の続くクラブを煽った。 また、2日に行われたプレミアリーグ第24節アーセナルvsマンチェスター・シティ戦では、アーセナルの若手DFマイルズ・ルイス=スケリーがゴールを決めた際に、シティのFWアーリング・ハーランドがよく見せるあぐらをかいて目をつぶるセレブレーションを披露。これについても物議を醸すこととなった。 この2つのセレブレーションについては、いずれもお咎めなし。しかし、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、今後は警告の対象になる可能性があるようだ。 プレミアリーグの最高責任者であるプレミアリーグの最高責任者トニー・スコールズ氏は、「バランスの問題だ。我々は皆、セレブレーションを見るのが好きだとは思う。中にはとても面白いものもあるが、限度はある。それが嘲笑や批判に及ぶのなら、我々は対処する必要があるだろう」と語っている。 実際、今シーズンもエバートンのFWイリマン・エンディアイエがブライトン&ホーヴ・アルビオン戦でゴールを決め、ブライトンのエンブレムにも描かれるカモメのポーズをとったところ、イエローカードを提示される事態に。今後はより厳しい目が向けられる可能性があり、選手たちはセレブレーション時に慎重となる必要があるだろう。 2025.02.06 15:10 Thu
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グディソン・パークで最後のマージーサイド・ダービー、帰ってきたモイーズ監督はポイント奪取狙う「長年、リバプールは手強い相手だった」

エバートンのデイビッド・モイーズ監督が、グディソン・パークでの最後のマージーサイド・ダービーについて意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えている。 先月、11年半ぶりにエバートンの指揮官の座に復帰すると、着実にチームを立て直し始めているモイーズ監督。プレミアリーグでは直近3連勝と好調であり、順位は16位から動かずも降格圏は遠ざかりつつある。 そんな中で、12日に行われるプレミアリーグ第15節延期分で迎えるのは、最大のライバルであるリバプールとのマージーサイド・ダービー。来シーズンより新スタジアムへ移転するエバートンにとっては、これがグディソン・パークでの最後のダービーマッチとなる。 エバートンの指揮官として、これまで数多くのダービーを経験してきたモイーズ監督。事前記者会見ではこれまでの戦いを振り返りつつ、ライバルからポイントを奪いたいと意気込んでいる。 「ダービーはいつも難しい試合だったと言わざるを得ない。そしてリバプールは、いつも手強い相手だった。それでもグディソンでは、応援や素晴らしい観客のおかげで、ずっと楽に感じていたよ。この試合も例外ではないだろう」 「長年、リバプールは手強い相手であり、明日もそうだろう。もちろん、勝ちたいとは思っている。とはいえ、プレミアリーグに残るためにはポイントを獲得することがもっとも重要だ」 「必要なのは、我々の後ろで応援してくれる人たちだ。私が戻ってきてからずっと応援してくれており、彼らは本当に素晴らしい。我々がベストの状態ではなかったときでも、素晴らしい声援を見せてくれた」 「グディソンでスペクタクルな試合を見せたいと思っている。そしてできれば、素晴らしい試合にしていきたい」 「(2004年に初めて経験したダービーと比べて)当時は今と違っていた。我々はプレミアリーグのクラブとして、競争力を取り戻し始めたばかりだった。今の2チームの差は、長い間そうであったように大きいと思う。我々としてはその差を埋め、相手のクラブに近づく必要があるだろう」 2025.02.12 18:30 Wed
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「明らかに失望」ファン・ダイクが土壇場ドロー悔やむ…試合後の小競り合いは問題視せずも「審判は試合をコントロールできなかった」

リバプールのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクが、土壇場で勝ち点2を失ったマージーサイド・ダービーでのドローを悔やんだ。 リバプールは12日、悪天候の影響で延期となっていたプレミアリーグ第15節延期分でエバートンとのマージーサイド・ダービーを戦い、2-2のドローで終えた。 直近のFAカップ敗退のショックを払拭すべく先発10人を入れ替えてほぼベストメンバーで敵地グディソン・パークに乗り込んだレッズ。 前半10分過ぎに一瞬の隙を突かれてセットプレーから先制を許したものの、16分にFWモハメド・サラーのお膳立てからMFアレクシス・マク・アリスターのゴールで同点に追いついた。後半は相手のリズムで進められたものの、4枚の選手交代で少しずつ流れを好転させると、72分にサラーのゴールで逆転に成功した。 しかし、勝ち点3濃厚とみられた後半アディショナルタイムに相手のパワープレーを受けると、DFジェームズ・タルコウスキにほぼラストプレーでの同点ゴールを奪われ、リーグ連勝が「3」でストップした。 さらに、試合後の小競り合いではMFカーティス・ジョーンズが2枚目のカードで退場となり、アルネ・スロット監督もレッドカードで退席処分を受ける後味の悪い幕切れとなった。 同試合後、キャプテンのファン・ダイクはイギリス『TNT Sports』で勝ち点逸の苦々しい気持ちを正直に明かした。 「今の気持ちは明らかに失望だよ。それは明らかだし、今日と今夜はそうなる。だけど明日からはウルブス戦に集中し、その時に3ポイントを獲得しようと努力するつもりだ」 「インターナショナルブレイクまでたくさんの試合があることはみんなが理解している。だから、この結果にあまりこだわる必要はない。もちろんここで勝ちたかったし、ここで勝てたかもしれないし、勝つべきだったかもしれない。でも、これが現実だ。受け入れて先に進むよ」 また、リバプール陣営ではジョーンズとスロット監督、エバートンではMFアブドゥライエ・ドゥクレが退場となった試合終了後の小競り合いに関しては、試合を通してのマイケル・オリバー主審のレフェリングに苦言を呈しながらも、両チームの間で大きな問題とはならないと冷静に語った。 「彼らがゴールを祝った様子は明らかで、彼らにはその権利がある」 「ドゥクレは結局、(リバプール)ファンを挑発したかったのだと思うし、カーティスはそれが正しいことではないと思ったし、もちろん争いが起きると何が起こるかはご存じのとおりだよ」 「個人的な意見では、審判は試合をコントロールできなかったと思う。両チームともそれに対処する必要があるし、それが現実だ。ただ前に進む必要があるだけだ」 これで公式戦2試合未勝利も、リーグ戦では2位以下に7ポイント差を付けるなど依然として良い状態を維持するリバプール。 今後の過密日程に向けてオランダ代表DFは、自分たちにベクトルを向け続けて結果とともにチームのレベルを高めていきたいと語った。 「僕らは非常に良い位置にいると思う。それはハードワーク、クオリティ、一貫性によるものだ。全員に、自分たちだけを見て、これからの試合すべてに勝つよう努力し、他のプレーヤーや他のチームが何をしようとしているかは見ないように勧める」 「自分たちだけに集中し、最高の状態を目指し、これからの試合すべてで3ポイントを獲得するよう努力する。ファンもそのつもりだ」 「シーズンの最後の部分は非常に厳しいものになるだろうけど、楽しんでやろう。僕らは良い位置にいるし、そのままの勢いをキープして進み続けるだけだよ」 2025.02.13 11:15 Thu
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エバートンが新スタジアム移転を後ろ倒し、2025-26シーズンから使用…130年使用したスタジアムとの時間は残り1年半

エバートンは15日、2025-26シーズンより新スタジアムを使用することを発表した。 現在はグディソン・パークを使用しているエバートン。1892年に建設された歴史あるスタジアムとは、2024-25シーズンでお別れになることが決定した。 今シーズンのエバートンは、2021-22シーズンまでの損失が1億2450万ポンド(約224億5000万円)に達したことを受け、勝ち点10剥奪という処分を下されている状況。現在控訴中となっている。 この中には、7億6000万ポンド(約1370億5000万円)の新スタジアム建設費用も含まれており、支払う利息分が上乗せされている状態のようだ。 ブラムリー・ムーア・ドックに建設中の新たなスタジアムは5万2888人収容で、2024年末までに完成予定。しかし、エバートンは、シーズン途中の移転を望まず、2024-25シーズンをグディソン・パークのラストシーズンにすることにしたという。 理由については「商業的、物流的、スポーツ的、ファン関連のさまざまな要素を考慮した結果」とのこと。また、ラストシーズンを1年間用意したことで、グディソンパークに「相応しい見送り」の期間を設けることにしたようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】エバートンが2025-26シーズンから使用する新スタジアム</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">We can confirm our Men’s Senior Team will play competitive fixtures at <a href="https://twitter.com/EvertonStadium?ref_src=twsrc%5Etfw">@EvertonStadium</a> at the start of the 2025/26 season. </p>&mdash; Everton (@Everton) <a href="https://twitter.com/Everton/status/1735691251213627498?ref_src=twsrc%5Etfw">December 15, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.12.16 20:40 Sat

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