「我々にとって大きな結果」復帰2試合目で初白星挙げたモイーズ監督、抜擢オブライエンら奮闘の右サイド2選手を称賛
2025.01.20 15:40 Mon
エバートンのデイビッド・モイーズ監督が、復帰2試合目でスパーズ相手に挙げた待望の初勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが指揮官の会見コメントを伝えている。
べた引きの戦い方も想定されたなか、アグレッシブに前からボールを奪いに行く勇敢な戦い方を選択すると、13分に悩めるエースFWドミニク・キャルバート=ルーウィンのゴールで先制に成功。さらに、30分にFWイリマン・エンディアイエの個人技で追加点を挙げると、前半アディショナルタイムにはセットプレー流れから相手のオウンゴールで3点目まで奪って見せた。
後半は70分過ぎまでは完璧な試合運びをみせたなか、後半終盤に2失点を喫して最後は冷や汗を欠く展開となったが、不振とはいえ地力のあるトッテナム相手に会心の勝利となった。
「勝利を収められて最高だ。ハーフタイムに3-0のスコアで(ドレッシングルームへの)トンネルを抜け、サポーターが前半の素晴らしいパフォーマンスを目の当たりにしたと感じたのは最高の気分だった。前半に5点取れなかったのはちょっと運が悪かったかもしれないが、文句は言えない」
「今日は3つの素晴らしいゴールがあり、他にもたくさんのチャンスがあった。それがどれほどうれしいことかはみなさんもわかるはずだ」
「今日は我々にとって大きな結果であり、3ポイントを獲得することは非常に重要だった」
また、この試合では昨季のリヨンで印象的な活躍を見せながらも、前体制では思うように出場機会を得られなかったDFジェイク・オブライエンの右サイドバック起用、その1列前でウイングバック的な振る舞いで気の利いたプレーを見せたMFイェスパー・リンドストロームなど、指揮官の采配が勝負の肝になった印象だ。その点について同監督は自身の采配の狙いを説明している。
「ジェイクのプレーを見たかった。彼のプレーを見る機会はあまりなかったが、チームの最大の強みは常に守備にあるが、ジェイクがいればボールを持っているときにもう少しうまくビルドアップできるチャンスが与えられるかもしれない。うまくやれば少しは自由になれるかもしれない。長い時間、ジェイクはうまくやれたと思う。ジェイクにとっては、あまりプレーしていないので、できるだけ90分間彼からプレーを引き出すことが重要だったが、彼はかなりうまくやって、多くのことをやったと思う」
「今日のゴールの多くにイェスパーが影響したと思う。彼も本当に良い仕事をした。何度か走り込んでボールを奪ったのは彼だった。(ウェストハムの指揮官として対峙した)アイントラハト・フランクフルト時代の彼のことはよく覚えている。彼は本当に才能のあるフットボーラーだった。今日、彼のプレーは実に印象的だった。我々は彼を完全なウイングバックにしたくないと思っていた。ジェイクには時々右サイドバックになってもらい、少しワイドに展開してもらいたかったし、イェスパーに2つか3つの役割を担わせようとした。守備面でも彼はかなりいい仕事をしたと思う」
個人的な部分では前回の長期体制時にお馴染みだったスコットランド人指揮官に対するエバトニアンのチャントも歌われた。その感想について問われたモイーズ監督は「もう赤毛ではなく、白髪になったよ」とジョークを交えつつ、「本当に素晴らしかった。今日はみんなの応援にとても感謝している。まだ厳しい戦いの真っ只中にいるし、今日のようなグディソンでのサポートも必要になるだろう」と感謝の言葉とともに今後の共闘を求めている。
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エバートンは19日、グディソン・パークで行われたプレミアリーグ第22節でトッテナムと対戦し、3-2で勝利した。ショーン・ダイチ前監督の後任として2012-13シーズン以来のエバートン復帰を決断したスコットランド指揮官。初陣となった前節のアストン・ビラ戦では0-1の惜敗となったが、復帰2戦目となった今回の一戦では圧倒的に相性が悪い相手に見事なパフォーマンスで勝ち切った。後半は70分過ぎまでは完璧な試合運びをみせたなか、後半終盤に2失点を喫して最後は冷や汗を欠く展開となったが、不振とはいえ地力のあるトッテナム相手に会心の勝利となった。
11年半ぶりにトフィーズの指揮官として勝利を挙げたモイーズ監督は、結果とともに前半にチームが見せたパフォーマンスに大きな手応えを感じた。
「勝利を収められて最高だ。ハーフタイムに3-0のスコアで(ドレッシングルームへの)トンネルを抜け、サポーターが前半の素晴らしいパフォーマンスを目の当たりにしたと感じたのは最高の気分だった。前半に5点取れなかったのはちょっと運が悪かったかもしれないが、文句は言えない」
「今日は3つの素晴らしいゴールがあり、他にもたくさんのチャンスがあった。それがどれほどうれしいことかはみなさんもわかるはずだ」
「今日は我々にとって大きな結果であり、3ポイントを獲得することは非常に重要だった」
また、この試合では昨季のリヨンで印象的な活躍を見せながらも、前体制では思うように出場機会を得られなかったDFジェイク・オブライエンの右サイドバック起用、その1列前でウイングバック的な振る舞いで気の利いたプレーを見せたMFイェスパー・リンドストロームなど、指揮官の采配が勝負の肝になった印象だ。その点について同監督は自身の采配の狙いを説明している。
「ジェイクのプレーを見たかった。彼のプレーを見る機会はあまりなかったが、チームの最大の強みは常に守備にあるが、ジェイクがいればボールを持っているときにもう少しうまくビルドアップできるチャンスが与えられるかもしれない。うまくやれば少しは自由になれるかもしれない。長い時間、ジェイクはうまくやれたと思う。ジェイクにとっては、あまりプレーしていないので、できるだけ90分間彼からプレーを引き出すことが重要だったが、彼はかなりうまくやって、多くのことをやったと思う」
「今日のゴールの多くにイェスパーが影響したと思う。彼も本当に良い仕事をした。何度か走り込んでボールを奪ったのは彼だった。(ウェストハムの指揮官として対峙した)アイントラハト・フランクフルト時代の彼のことはよく覚えている。彼は本当に才能のあるフットボーラーだった。今日、彼のプレーは実に印象的だった。我々は彼を完全なウイングバックにしたくないと思っていた。ジェイクには時々右サイドバックになってもらい、少しワイドに展開してもらいたかったし、イェスパーに2つか3つの役割を担わせようとした。守備面でも彼はかなりいい仕事をしたと思う」
個人的な部分では前回の長期体制時にお馴染みだったスコットランド人指揮官に対するエバトニアンのチャントも歌われた。その感想について問われたモイーズ監督は「もう赤毛ではなく、白髪になったよ」とジョークを交えつつ、「本当に素晴らしかった。今日はみんなの応援にとても感謝している。まだ厳しい戦いの真っ只中にいるし、今日のようなグディソンでのサポートも必要になるだろう」と感謝の言葉とともに今後の共闘を求めている。
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style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 残留争うウルブスで孤軍奮闘。イサクやウッド、エンベウモの活躍も素晴らしかったが、下位に低迷するチームで素晴らしい前半戦を過ごしたブラジル代表FWを選出。12ゴール7アシストの昨季活躍を経て、今季から背番号10を託されると、ここまで10ゴール4アシストを記録。[3-4-2-1]のシャドーの一角を主戦場に、攻撃のマルチタスクを担いながらボールのオン・オフに関わらず、ハイレベルのプレーを披露。献身的な守備も高い評価を得ており、今冬の移籍市場ではビッグクラブの注目も集める。だが、現状ではクラブとの新契約にサインする可能性が高い。 FW モハメド・サラー(32歳/リバプール) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:17 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。攻守両面で異次元のパフォーマンスを披露し、リバプールの首位快走の立役者に。前半戦では2試合を除きすべての試合でゴールかアシストを記録し、得点ランキングとアシストランキングでいずれも首位に。圧倒的な決定力に加え、芸術的なアシストが印象的だった。 2025.01.09 22:25 Thu2
「私が適任だ」エバートン復帰となったモイーズ監督、低迷するチームの立て直しに意欲「このクラブには成功してほしい」
エバートンに復帰したデイビッド・モイーズ監督が、古巣での意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えている。 モイーズ監督はかつて2002年3月から約11年間にわたってエバートンを指揮。その後はサー・アレックス・ファーガソン氏の後継者としてマンチェスター・ユナイテッドの監督に挑戦するも早期解任となると、以降はレアル・ソシエダやサンダーランド、ウェストハムの指揮官を歴任。ウェストハムではクラブを史上初のヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)優勝に導くなど、手腕を発揮した。 そのウェストハムは昨シーズンをもって退任。その後はフリーの状態となっていたが、フリードキン・グループへのクラブ売却が決定し、9日にショーン・ダイチ前監督の解任が発表されていたエバートンへの復帰が実現する形となった。 かつて自身が率いていた時はビッグ4に次ぐ位置を占めていたエバートンだが、現在は残留争いの常連となりつつある状況に。それでもモイーズ監督は、チームが厳しい位置にいることを認めつつ、再び軌道に乗せることをモチベーションとしている。 「ここに戻れて本当に嬉しい。もしかしたら、また戻ってくる機会に恵まれるかもしれないとはずっと思っていたんだ。以前に指揮を執った11年間は、信じられないような時間を過ごせた」 「おそらく、かつて去った時のエバートンとはまったく違うエバートンに戻ってきたのだろう。その時と同じコンディションに戻れたら最高だ。この場所で働く人たち、以前ここにいたことのある人たちは誰もが、当時の練習場が素晴らしい雰囲気に包まれ、素晴らしい一体感があったことを理解してくれている」 「それを取り戻せれば良いね。ただ一つわかっているのは、私が本当に好んでいて、成功を望むクラブに戻ってきたということだ。このクラブには成功してほしいんだ。選手たちやクラブのみんなに伝えられるような知識と経験を持って戻ってこられたと信じたい」 「派手な計画はいくらでも立てられるが、公平を期すために言うなら、我々はまだそれを実行できる状態にはない。だから、この先どうなっていくかを見ていかなければならない」 「青空が見えてくることを願う。みんなで一緒に乗り込み、そこへ向かっていかなければならないが、すべてが順調にいくとは言っていない。エバトニアンはこの2、3年で、それに慣れたはずだ」 「ファンが何を望んでいるかはわかっている。今シーズンを成功させなければならないが、再び挑戦し始める必要があるだろう。私は、かつて率いた際のここでの順位やチームに誇りを持っていた。あの頃は定期的にヨーロッパに挑戦していたと思う。でも、今はそんなことを言っている場合じゃないんだ」 「私はエバートンの専門家ではないが、何を求められているかは理解している。それを手に入れ、築き上げることができればと思う。エバートンを正しい軌道に戻し、正しい方向に向かわせるため、私が適任だ」 2025.01.14 16:20 Tue3
「クラブ再建の手伝いをすることを楽しみにしている」エバートンにモイーズが11年ぶりの帰還
エバートンは11日、デイビッド・モイーズ氏(61)の新監督就任を発表した。 契約期間に関する詳細は明かされていないが、イギリス『The Athletic』は2年半契約と報じている。 かつてサー・アレックス・ファーガソン氏の後継者としてマンチェスター・ユナイテッドの監督にも挑戦したモイーズ氏は2002年3月から約11年間にわたってエバートンを指揮。エバートンでは実に公式戦518試合の指揮を数え、ユナイテッド行きを挟み、レアル・ソシエダも率いた。 その後、サンダーランドでプレミアに帰還し、2017年11月からウェストハムへ。その1年でウェストハムを離れるが、2019年12月から再び指揮を任されると、2022-23シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)で優勝に導き、昨季で退任していた。 11年ぶりの古巣帰還を果たしたレジェンド指揮官はトフィーズでの2度目の挑戦への意気込みを語った。 「戻ってこられて嬉しい。私はエバートンで11年間素晴らしい成功を収め、この素晴らしいクラブに再び加わる機会を与えられたときも迷わなかった」 「フリードキン・グループと働けることを嬉しく思っており、クラブ再建の手伝いをすることを楽しみにしている」 「今、我々はグディソンとエバートンファンの皆さんに、この重要なシーズンにプレーヤーを応援してもらい、プレミアリーグチームとして素晴らしい新スタジアムに移転できるようにしてもらいたい」 シーズン中にフリードキン・グループへのクラブ売却が決定したエバートンだが、今季も躓き、プレミアリーグ16位と残留争いの渦中に。過去2シーズンのプレミアで残留に導いたショーン・ダイチ前監督が9日に解任されたなか、直近のFAカップ3回戦ではU-18チームを率いるレイトン・ベインズ氏が暫定指揮官を務めていた。 なお、モイーズ新体制のエバートンは15日にホームで行われるプレミアリーグ第21節のアストン・ビラ戦で難敵アストン・ビラと対戦する。 2025.01.11 18:50 Sat4
エバートンがモイーズ体制2戦目で初勝利! 不振スパーズは今季ワーストの3連敗…【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第22節、エバートンvsトッテナムが19日にグディソン・パークで行われ、ホームのエバートンが3-2で勝利した。 1-2で逆転負けとなったノース・ロンドンダービーの敗戦によって5試合未勝利で14位まで転落したトッテナムは、モイーズ体制2戦目で初勝利を狙う16位のエバートンとのアウェイゲームに臨んだ。 6戦ぶりの白星を目指した一戦に向けてポステコグルー監督は前節から先発2人を変更。負傷でメンバー外のビスマ、ソランケの代役に負傷明けのベン・デイビス、マディソンを起用。変則的な[3-4-2-1]の布陣で臨んだ。 エバートンがべた引きの展開も予想されたが、立ち上がりは前からアグレッシブに圧力をかけてオープンな攻防が繰り広げられていく。 その流れでより効果的にフィニッシュまで持ち込むホームチームは7分にリンドストロームがGKキンスキーにファインセーブを強いると、13分には中央での繋ぎからボックス手前でゲイエのパスを受けたキャルバート=ルーウィンがドリブルでボックス内に侵入。細かいステップワークで複数のDFを翻弄し、ゴール前の密集で放った右足シュートをニア下へ流し込んだ。 悩めるエースの17試合ぶりの今季3点目で勢いづくエバートンが引き続きアグレッシブに前から嵌めに行く展開のなか、トッテナムも要所でプレスをかいくぐって相手陣内の深い位置まで運んでいく。24分にはボックス右に持ち込んだクルゼフスキからの丁寧な折り返しをボックス中央のソン・フンミンが右足ダイレクトで狙うが、やや置きにいって放ったシュートはGKピックフォードの守備範囲。さらに、27分にもボックス左に持ち込んで左足シュートを枠に飛ばすが、これもピックフォードの好守に阻まれた。 一方、ピンチを凌いだエバートンはカウンターとハイラインの背後を狙った仕掛けからゴールに迫ると、27分のマンガラの決定的なシュートはGKキンスキーのビッグセーブに阻まれるが、直後の30分には中盤のゲイエとのワンツーで背後に抜け出したエンディアイエがボックス内に持ち込んで対峙したDFドラグシンを左へかわして左足を一閃。これがニア上に突き刺さり、貴重な追加点を挙げた。 その後は2点リードのエバートンが構える形となり、トッテナムがボールを保持して押し込む形となったが、引いた相手を崩し切れないここ最近の課題を克服できず。逆に、エバートンが狙いを持ったロングカウンターで引っくり返す場面が目立つ。 すると、7分が加えられた前半アディショナルタイムにはエバートンがセットプレーの二次攻撃からファーでタルコウスキが頭で折り返したボールをゴール前のキャルバート=ルーウィンが頭で薄く当ててファーに流すと、これがDFグレイのオウンゴールを誘って決定的な3点目まで奪って見せた。 スパーズを天敵とし、今季ここまで深刻な得点力不足にあえぐ状況での前半3ゴールと、エバートンが戦前の予想を大きく裏切る圧巻の戦いをみせたなか、試合は後半に突入。 3点を追うトッテナムは前半終盤に接触プレーで顔から流血していたドラグシンを下げて古巣対戦のリシャルリソンを投入。並びを本来の形に戻した。しかし、前半のようにピンチを招く場面こそ減ったものの、ボールは握れども決定機はおろかシュートまで持ち込めず。 後半半ばを過ぎてトッテナムはサールを下げてムーアを投入。左にムーア、トップ下気味にソン・フンミンを配置した形で攻撃のリズムを掴むと、77分にはボックス右に抜け出したマディソンがGKピックフォードをつり出した流れからムーアも絡んだ攻撃で最後はクルゼフスキの技ありループシュートでゴールネットを揺らす。 ここから畳みかけたいアウェイチームだったが、守備的な交代策で逃げ切り態勢に入ったトフィーズにうまく時間を進められる。それでも、92分には左CKのショートコーナーからムーアのファーサイドへの正確なクロスに飛び込んだリシャルリソンがGKと交錯しながらも古巣のゴールに押し込んで1点差に迫る。 これで勝ち点1の望みを繋いだが、残り時間での猛攻はエバートンの体を張った守備に撥ね返されて同点まで持ち込むことはできず。 この結果、ホームのエバートンがモイーズ体制2戦目で初勝利。敗れたスパーズは今季ワーストとなるリーグ戦3連敗で15位に転落した。 エバートン 3-2 トッテナム 【エバートン】 ドミニク・キャルバート=ルーウィン(前13) イリマン・エンディアイエ(前30) オウンゴール(前52) 【トッテナム】 デヤン・クルゼフスキ(後32) リシャルリソン(後47) 2025.01.20 01:23 Mon5