初代王者が16年ぶりJ1復帰、百戦錬磨の指揮官が最年少スカッドと共にサプライズ狙う【J1開幕直前ガイド|東京ヴェルディ】

2024.02.16 18:30 Fri
©超ワールドサッカー
2024シーズンの明治安田J1リーグが23日からいよいよ開幕する。今季からは20チーム制となり、降格も3つに増枠しての争いに。ここでは新シーズンの幕開けに先駆け、J1リーグ全チームをピックアップし、東京ヴェルディを紹介していく。【直近3シーズンの成績】
2023シーズン(J2):3位(21勝12分け9敗)
2022シーズン(J2):9位(16勝13分け13敗)
2021シーズン(J2):12位(16勝10分け16敗)
【昨季チーム得点王】
染野唯月 6ゴール

【今季ノルマ】
残留

【編集部イチオシ】
DF谷口栄斗
昨季J2:20試合出場/1ゴール
◆城福体制2年目で悲願達成
昨季は就任2年目の城福浩監督の下、一昨季の終盤戦に手応えを掴んだハイプレス・ハイラインの戦いを先鋭化。“リカバリーパワー”を合言葉に、クラブ伝統の高い技術と新たに加えたハイインテンシティを武器に、シーズン通して昇格争いのメインキャストを担い、最終的に3位フィニッシュ。その後、劇的な形で昇格プレーオフを制し、16年ぶりのJ1復帰という悲願を達成した。

◆平均年齢24歳の今季J1最年少スカッド
昇格組ではJ1仕様への大幅な入れ替え、強力な外国籍選手の補強、J2&J3の主力引き抜きなど様々な強化策がある。そのなかで東京Vは育成路線を継続し、若手偏重の補強を敢行。指揮官が求めるスタイルに合致したタレントを集めた結果、30代の選手がわずか3名、平均年齢24.1歳という今季J1で最も若いスカッドができあがった。

◆得点力不足改善に、J1仕様の堅守構築がカギ
現スカッドで最もJ1での実績を持つ宮原和也染野唯月林尚輝の残留によって、主力クラスの流出は中原輝加藤蓮の2選手のみに。その後釜に山田楓喜翁長聖を迎え入れ、新10番の見木友哉山見大登といった実力者を補強し、昨季から間違いなく戦力アップに成功した。

ただ、J1基準という点ではエースの染野、J2ベストイレブンに選出された主将の森田晃樹、ディフェンスリーダーを担う谷口栄斗を含め未知数な部分は否めない。とりわけ、昨季J2での総得点が「57」で、2桁得点者不在だった得点力は最大の懸念材料。染野、山田楓、木村勇大といったパリ五輪候補、プロ2年目で本格ブレイクが期待される山田剛綺らアタッカー陣の覚醒は必須だ。

J2最少失点(31)を記録した守備に関しても個のレベルが圧倒的に上がるJ1の舞台において、ハイラインの強気な守備を牽引する谷口や林、守護神マテウスを中心に、いかに早い段階でJ1仕様に仕上げられるかが浮沈のカギを握る。

◆初志貫徹で残留勝ち取れるか
16年ぶりのJ1挑戦に向けて「新たなヴェルディのスタイル追求」を掲げ、どんな状況においてもブレない戦いを強調した城福監督。今季J1で最も成長の余白を残すチームは、幾多の苦難が待ち受けるシーズンにおいて、その指揮官の言葉通りの戦いができれば、ノルマである残留と共に下馬評を覆した昨季同様のサプライズをもたらせるはずだ。

◆2024年冬移籍情報
【IN】
GK中村圭佑(18)←静岡学園高校/新加入
DF河村匠(23)←いわきFC/完全移籍
DF山田裕翔(22)←国士舘大学/新加入
DF袴田裕太郎(27)←大宮アルディージャ/完全移籍
DF林尚輝(25)←鹿島アントラーズ/期限付き移籍延長
MF見木友哉(25)←ジェフユナイテッド千葉/完全移籍
MF山田楓喜(22)←京都サンガF.C./期限付き移籍
MF翁長聖(28)←FC町田ゼルビア/完全移籍
MF永井颯太(24)←いわきFC/完全移籍
MF食野壮磨(22)←京都産業大学/新加入
MF山本丈偉(17)←東京Vユース/昇格
MF松橋優安(22)←レノファ山口FC/期限付き移籍より復帰
FW山見大登(24)←ガンバ大阪/期限付き移籍
FW木村勇大(22)←京都サンガF.C./期限付き移籍
FW古川真人(22)←国士舘大学/新加入
FW白井亮丞(18)←東京Vユース/昇格
FW染野唯月(22)←鹿島アントラーズ/期限付き移籍延長

【OUT】
GK高木和徹(28)→ジェフユナイテッド千葉/完全移籍
GK飯田雅浩(23)→ヴァンラーレ八戸/期限付き移籍
DFアルハン(22)→水原FC(韓国)/完全移籍
DF佐古真礼(21)→いわてグルージャ盛岡/期限付き移籍
DF加藤蓮(24)→横浜F・マリノス/完全移籍
DF宮本優(24)→ヴェルスパ大分/期限付き移籍
MF奈良輪雄太(36)→現役引退
MF小池純輝(36)→クリアソン新宿/完全移籍
MF梶川諒太(34)→藤枝MYFC/完全移籍
MF杉本竜士(30)→ザスパクサツ群馬/完全移籍移行
MF楠大樹(23)→テゲバジャーロ宮崎/期限付き移籍
MF阿野真拓(20)→テゲバジャーロ宮崎/期限付き移籍
MF西谷亮(20)→FC岐阜/期限付き移籍
MF橋本陸斗(18)→Y.S.C.C.横浜/育成型期限付き移籍期間延長
MF持井響太(25)→アスルクラロ沼津/完全移籍移行
MF石浦大雅(22)→愛媛FC/完全移籍移行
MF甲田英將(20)→名古屋グランパス/育成型期限付き移籍満了
MF北島祐二(23)→アビスパ福岡/期限付き移籍満了
MF長谷川竜也(29)→横浜FC(→北海道コンサドーレ札幌)/期限付き移籍満了
MF中原輝(27)→セレッソ大阪(→サガン鳥栖)/期限付き移籍満了
FW佐川洸介(23)→ザスパクサツ群馬/期限付き移籍
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16年ぶりJ1での東京ダービーは劇的ドロー…10人FC東京が遠藤渓太の劇的2発で意地見せる【明治安田J1第8節】

明治安田J1リーグ第8節の東京ヴェルディvsFC東京が13日に味の素スタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。 現在、16位の東京Vは前節の柏レイソル戦を1-1のドロー。4戦無敗継続も今季ホーム初白星と初の連勝を逃した。16年ぶりJ1での東京ダービーではU-23日本代表招集中の山田楓喜に代えて齋藤功佑を右サイドで起用した。 一方、7位のFC東京は前節の鹿島アントラーズ戦に2-0の快勝。今季初の連勝を飾った。U-23日本代表招集中の荒木遼太郎、松木玖生、野澤 大志ブランドンを欠く中、前節からは先発2人を変更。野澤と松木に代えてGK波多野豪、小柏剛が起用された。 昨年に行われた天皇杯のダービーでの因縁を経て、16年ぶりにJ1の舞台で実現した緑と青赤の首都決戦。荘厳のコレオグラフィーと両サポーターが作り出す熱狂的な空気の中でスタートした大一番は、東京Vが開始2分に齋藤のカットインからの左足シュートでファーストシュートを記録した。 以降は互いに長いボールを要所で使いながらリスクを回避しながら、自分たちの形からゴールを目指していく。11分には相手ボックス付近で森田晃樹のミスパスをカットした仲川輝人のラストパスからゴール前の小柏に決定機もDFのブロックに遭う。さらに、15分にもルーズボールを制した流れから仲川が枠を捉えたミドルシュート。FC東京が続けて良い形でフィニッシュに持ち込む。 相手の時間帯を凌いだ東京Vは徐々にボールの主導権を握って相手陣内でのプレー時間を増やすと、その流れで先制点を奪い切った。26分、中盤でのリスタートから染野唯月が左サイドのスペースに抜け出してキープ。アンダーラップでサポートに入った見木友哉がボックス内で安斎颯馬に足をかけられてPKを獲得。これを見木自らゴール右隅に蹴り込み、緑の新10番が加入後初となる値千金のJ1初ゴールを挙げた。 この先制点で勢いづくホームチームは課題の追加点まで奪い切る。33分、左サイドを起点とした攻撃は一度撥ね返されるが、右サイドの高目でエンリケ・トレヴィザンの縦パスを狙っていた宮原和也がインターセプト。高精度のクロスを入れると、これをボックス中央の染野が圧巻の右足ダイレクトボレーでゴール右隅に突き刺した。 畳みかける攻めで一気に流れを引き寄せた東京Vだが、直後に谷口栄斗が負傷して山越康平のスクランブル投入を余儀なくされる。だが、ディフェンスリーダーの離脱にも慌てることなく冷静に進める。 一方、2点ビハインドのFC東京は41分、俵積田晃太の馬力のある左サイドでの突破からゴールライン際からの絶妙なクロスに内へ絞った小柏がワンタッチで合わすが、この決定的なシュートは枠の左に。すると、直後の43分はに見木へのアフターのファウルで安斎に2枚目のイエローカードが出されて退場。数的不利まで背負う苦境に立たされた。 東京Vの2点リードで折り返した試合は後半も互いに選手交代なしでスタート。早い時間帯にゴールがほしいFC東京が攻守にリスクを負って前に出ていくが、冷静に対応するホームチームを前に決定機まで持ち込めない。 60分を過ぎて両ベンチが動く。FC東京は俵積田、小柏を下げて寺山翼、遠藤渓太を同時投入。対する東京Vは木村勇大、齋藤を下げて翁長聖、山見大登を投入。両サイドに翁長、山見、セカンドトップに見木を移した。 すると、この交代によって試合が動く。68分、FC東京が白井康介の自陣右サイドでのインターセプトから一気にサイドを駆け上がってボックス付近まで運んで絶妙なグラウンダーのクロスを供給。これを中央の寺山がスルー。ファーに走り込んだ遠藤が右足ダイレクトで左隅に流し込んだ。 これで俄然アウェイチームが息を吹き返すと、ここからダービーらしい緊迫感のある空気に。勢い乗って追いつきたい青赤は73分、バングーナガンデ佳史扶を下げて16年前のダービーを唯一知る長友佑都を送り出した。 後半終盤にかけては数的不利を感じさせない粘りを見せるFC東京が猛攻を仕掛けていく。その中で好位置で得たFKを“ピンチキッカー”の形で投入された原川力が直接右足で狙うも、これは枠を外れた。 4分が追加された後半アディショナルタイムも意地と意地がぶつかり合う白熱の攻防が繰り広げられると、FC東京が土壇場で底力を発揮した。 94分、パワープレーの流れからペナルティアーク付近でクリアボールを回収した遠藤がペナルティアーク付近から左足を振り抜くと、ゴール左下隅に鋭いシュートが突き刺さった。 そして、試合はこのまま2-2でタイムアップを迎え、16年ぶりに実現したJ1での東京ダービーは数的不利を撥ね返して2点差を追いついた青赤の粘りで劇的なドロー決着となった。 東京ヴェルディ 2-2 FC東京 【東京V】 見木友哉(前28) 染野唯月(前33) 【FC東京】 遠藤渓太(後23) 遠藤渓太(後45+4) <span class="paragraph-title">【動画】遠藤渓太が起死回生の2発! 90+4分に同点ゴールの劇的ミドル</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>FC東京がダービーでの意地を見せた!<br>\<br><br>遠藤渓太のロングシュートは劇的同点弾となり<br>この試合2得点と大活躍を見せる!<br><br>明治安田J1リーグ第8節<br>東京V×FC東京<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9D%B1%E4%BA%ACV?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#東京V</a> FC東京 <a href="https://t.co/niIv8arGyS">pic.twitter.com/niIv8arGyS</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1779073317980291442?ref_src=twsrc%5Etfw">April 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.13 18:07 Sat

【J1注目プレビュー|第8節:東京vsFC東京】復活の“東京ダービー”、プライドをかけた決戦

【明治安田J1リーグ第8節】 2024年4月13日(土) 16:00キックオフ 東京ヴェルディ(3位/15pt) vs FC東京(15位/7pt) [味の素スタジアム] <span class="paragraph-subtitle">◆緑のプライドを賭けて2勝目を【東京ヴェルディ】</span> 16年ぶりに戻ってきたJ1の舞台。ここまで良い戦いを見せながらも、掴んだ白星はわずかに「1」。これが16年間離れていたことによるのかもしれない。 “東京”がクラブ名につき、長らく戦ってきた舞台はJ2。それでも、久々にたったJ1の舞台から簡単に降りるわけにはいかない。このダービーをキッカケに、内容だけでなく結果も掴んでいきたいところだ。 ダービーは昨年経験済み。天皇杯の舞台での対戦は、悔しい敗戦となった。そして、“ダービー”というものの存在を体感した。当然狙うはリベンジ。かつてスター選手が揃ったチームは、代表経験のない若手集団へと生まれ変わった。 胸にあるのは緑のプライドと東京のプライド。“ホーム”の味スタで2勝目を掴みたい。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:マテウス DF:宮原和也、林尚輝、谷口栄斗、深澤大輝 MF:松橋優安、稲見哲行、森田晃樹、見木友哉 FW:染野唯月、木村勇大 監督:城福浩 U-23日本代表活動参加:山田楓喜 <span class="paragraph-subtitle">◆青赤で染める俺たちが“東京”だ【FC東京】</span> 国立競技場での2連戦は、浦和レッズ、鹿島アントラーズと難敵を相手に連勝。複数得点を奪っての勝利と、チームとして上昇気流に乗れている。 そんな中で迎えるのは、“アウェイ”という扱いになる本拠地でのダービー。何がなんでも負けてはいけない一戦となる。このダービーを知るのは、両軍合わせて長友佑都のみ。先発での出番が回ってくるかは分からないが、“お祭り男”のモチベーションは高い。 昨年の天皇杯での対戦は、試合には勝利したもののピッチ外で“ケチ”がついた。勝ってもスッキリしない結末となってしまったが、今回はしっかりと勝って、晴れやかに誇りたいところだ。 U-23日本代表でパリ五輪を目指す、松木玖生、荒木遼太郎、野澤大志ブランドンがいなくとも、胸にあるのは赤青のプライドと、東京をそうプライドのみ。緑に染めさせるわけにはいかない。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:波多野豪 DF:白井康介、土肥幹太、エンリケ・トレヴィザン、バングーナガンデ佳史扶 MF:高宇洋、小柏剛、小泉慶 FW:安斎颯馬、仲川輝人、俵積田晃太 監督:ピーター・クラモフスキー U-23日本代表活動参加:野澤大志ブランドン、松木玖生、荒木遼太郎 2024.04.13 12:30 Sat

FC東京が注意喚起の声明、“東京ダービー”キックオフ7時間前にすでに迷惑行為「しかるべき対応を検討いたします」

FC東京は13日、東京ヴェルディとの“東京ダービー”を前に「注意喚起」を実施。すでに迷惑行為があることを報告している。 13日、味の素スタジアムで16時から東京ヴェルディvs FC東京の“東京ダービー”が開催。16年ぶりのJ1の舞台でのダービー開催とあり、試合前から話題となっている。 2023年には天皇杯で両者が対戦。その際に、スポンサー看板への卵の投げつけ、スタンドでの花火や発煙等などの火器を使用するなどしたFC東京サポーターが処分を受ける騒動に発展していた。 今回のダービー開催前から、昨シーズンの迷惑行為をしないように注意喚起されていたが、キックオフまで7時間ある中でどちらのファン・サポーターが行っているかは不明だが、すでに迷惑行為が確認されているという。 FC東京は公式X(旧ツイッター/@fctokyoofficial)で状況を報告。改めて注意喚起をおこなっている。 ーーーーー 【注意喚起】 飛田給駅周辺やスタジアム通り、味の素スタジアムの敷地内を含め、公共物などへの貼り紙や装飾物の汚損などは絶対にやめてください。 なお、すでにFC東京のクラブパートナーが設置した自動販売機や、スタジアム周辺の公共物に貼り紙をする迷惑行為を確認しており、しかるべき対処を検討いたします。 スタジアムのなかで、それぞれのチームへの応援をよろしくお願いします ーーーーー “東京”をチーム名に持つ両者の戦い。普段のホームスタジアムでアウェイ側に立つFC東京と、16年ぶりのダービーを戦い東京V。間違った方向に熱狂を持っていかないでもらいたいものだ。 2024.04.13 10:15 Sat

主将・森田に綱島、松橋…東京Vの生え抜きが東京ダービー勝利へ意気込む

東京ヴェルディの生え抜きの選手たちが、16年ぶりに実現したJ1での東京ダービーでのリベンジに燃える。 昨シーズンのJ2リーグを3位でフィニッシュし、昇格プレーオフを制して16年ぶりのJ1昇格を果たした東京V。 その久々のJ1の舞台では、1993年のJリーグ開幕戦と同じ横浜F・マリノスとの国立開催での“クラシコ”となった開幕戦が5万3000人以上の観客を集めるなど、序盤戦から大きな注目を集めている。 そういった中、ここまで1勝4分け2敗の16位に位置する昇格組は、13日に味の素スタジアムで開催される明治安田J1リーグ第8節で7位のFC東京との東京ダービーに臨む。 昨年7月12日に行われた天皇杯3回戦では、控え選手中心のメンバー構成ながら120分の戦いを1-1のイーブンで終えたが、最終的にPK戦で敗戦。城福浩監督を始め多くの選手たちがJ1でのリベンジを誓った中、9カ月後にそのリベンジのチャンスを得た。 その天皇杯の敗戦をスタンドから見守る形となったキャプテンのMF森田晃樹は、「僕は外から見ていただけですけど、あれだけの雰囲気の中で、そこでやって負けたのはすごく悔しいなと思っていたので、そのリベンジというか、そういう機会がリーグ戦であるというのはすごく嬉しいというか、楽しみでもあります」と、ダービーへの思いを語った。 小学生からクラブのアカデミーに在籍し、「熱い試合になるというのはわかっている」とダービーの重要性を理解する一方、同じくFC東京の生え抜きでほぼ同世代のGK波多野豪の味スタは「オレたちの家」との直前の取材でのコメントに対しては、相手の性格を踏まえた上でクールに対応。 「波多野選手は多分そういうので、わざとというか盛り上げるために、そういうコメントを言っていると思うので、それ自体は良いことですし、間違いなく盛り上がるゲームだと思っているで、選手としてはやっぱり熱くなってというよりか、できればクリーンにその中で強度高く、良い試合ができればいいなと個人的には思っています」 ただ、報道陣への配慮もあってか「それに乗るならば、俺らのホームだよというのを示したい」と返した。 また、天皇杯でのFC東京サポーターの違反行為もあって、両クラブと調布警察署の連携による「不法・違法行為」の防止策が発表されたものの、ピッチ内外で激しい戦いが予想される今回のダービー。 その中で、先日の浦和レッズ戦の試合前にDF酒井宏樹から「熱くなると思うから、俺らだけは冷静でいよう」と声をかけられ、その通りに冷静にリーダーシップを取っていた23歳は、「他の試合もクリーンにやるように意識はしていますけど、より雰囲気も相まって熱くなるシーンもあると思います。浦和戦同様僕とか(相手のゲームキャプテンが)誰になるかわからないですけど、うまく審判団の方を含めて良いコミュニケーション取りながら、やれればいいかなと思います」と、激しくもフェアな戦いを強調した。 その森田とアカデミーの同期で、昨季の天皇杯ではフル出場したMF綱島悠斗は、「あの試合に出てPKというか、あと一歩で勝てるチャンスがあったのに勝てなかったので、悔しい気持ちは残っています。去年の天皇杯でやったときの悔しさというのは忘れてないですし、絶対に勝ちたいという気持ちは強い。引き分けではなくて勝ちたい、勝ち点3を取りたいです」とリベンジに燃える。 「相手のサポーターの反応からもわかる通り、この一戦というのはすごく重要な一戦というか、長い歴史の中で負けられない相手だと思っています。そういった相手をサッカーで倒していくというか、結果で黙らせるというのは重要なことなので、勝利にすごくこだわっていきたいです」 昨季はレノファ山口FCに期限付き移籍しており、昨年のダービーには絡まなかったものの、アカデミー育ちで今回の一戦ではU-23日本代表招集中のMF山田楓喜の代役候補の一人として出場も期待されるMF松橋優安。J1の舞台でのダービーに心躍らせながらも、「結果にこだわる」とダービーでの今季ホーム初白星を誓った。 「J1という舞台でダービーを戦えるというのは光栄なことですし、本当に負けられないと思うので、そこは結果にこだわる。そこに尽きると思います」 「ホームでのダービーで勝てれば、チームとしても勢いに乗れると思いますし、負けていない試合が続いていますけど、残りの試合数は限られていますし、取り切れる勝ち点も限られていると思うので、そういった意味で、次の試合は本当に大きな意味を持つと思います」 「全ての戦いにおいて負けられないと思いますが、最終的に試合でより多くの点を取った方が強いという証明になるので、ホームゲームですしヴェルディが“東京”のチームだというのは、ぜひ証明したいと思います」 さらに、前節の柏レイソル戦の試合後のゴール裏でダービーに向けたチャントと横断幕でチームを鼓舞したサポーターに対しては、「(サポーターからの熱量を)すごく感じていますし、自分たちもそうですけど、サポーターの皆さんも絶対負けたくない気持ちだと思うので、必ず勝って喜び合えるようにしていきたい。いつも通りに背中を押してくれれば、僕らはそれに応えるだけだと思っています」と、力強く意気込みを語った。 2024.04.12 21:30 Fri

東京ダービーに臨む東京V、J1でのダービーマッチ知る齋藤功佑&山見大登が意気込む「このクラブにとって重要な一戦」

J1の舞台でダービーマッチを経験する東京ヴェルディの2選手が、東京ダービーへの意気込みを語った。 昨シーズンのJ2リーグを3位でフィニッシュし、昇格プレーオフを制して16年ぶりのJ1昇格を果たした東京V。 その久々のJ1の舞台では、1993年のJリーグ開幕戦と同じ横浜F・マリノスとの国立開催での“クラシコ”となった開幕戦が5万3000人以上の観客を集めるなど、序盤戦から大きな注目を集めている。 そういった中、ここまで1勝4分け2敗の16位に位置する昇格組は、13日に味の素スタジアムで開催される明治安田J1リーグ第8節で7位のFC東京との東京ダービーに臨む。 昨年7月12日に行われた天皇杯3回戦では、控え選手中心のメンバー構成ながら120分の戦いを1-1のイーブンで終えたが、最終的にPK戦で敗戦。城福浩監督を始め多くの選手たちがJ1でのリベンジを誓った中、9カ月後にそのリベンジのチャンスを得た。 昨季、横浜FCから完全移籍で加入し主力として昇格の立役者となったMF齋藤功佑は、自身はスタンドからの観戦となったものの、その天皇杯の経験によって東京ダービーの重みをより深く理解したという。 「Jリーグ屈指の盛り上がるゲームだなと感じましたし、シンプルにこういうバチバチの試合が経験できるということが嬉しいなと思いました。その中でもヴェルディを愛している人たち、特にアカデミー出身の選手とかの思いやプレーとか、涙とかを見ると、このクラブにとって重要な一戦なんだというのをすごくあのとき感じました」 また、横浜FCのアカデミー出身の26歳は、過去に横浜FMとの横浜ダービーを通算4度経験。2019年の天皇杯(1-2●)では一矢報いるゴールも記録している。 その横浜ダービーと東京ダービーの違いについて問うと、東京VとFC東京の間にある複雑なバックグラウンドを含め「よりバチバチな雰囲気」を感じているという。 「(横浜ダービーとは)ちょっと違うかなと思っていて、相手からしたら本当に歴史的に燃える部分があるからこそ、ああいうふうに盛り上がる一戦になると思いますし、ヴェルディとしても負けられない理由があります。マリノスと横浜FCとの関係はそれとはちょっと違っていて、今回の試合はよりバチバチな雰囲気があるかなと思います」 「ちょっとサッカースタイルが変わってきているのを感じる」と、印象を語った対戦相手の攻略に向けては、U-23日本代表招集でMF荒木遼太郎、MF松木玖生の主力2選手は不在も、ゼロトップ気味で戦う相手に対して、「数的不利を背負う中盤での守備」、「流動的に動きながらずれを生んだ際のスペースの使い方」を攻守のポイントに挙げた。 ダービーでのホーム初勝利に向けては、「シンプルにどんな試合も勝ちたいですけど、このクラブにとって意味のある1試合。そういう意味で勝ちたい思いは強い」、「(サポーターから)強い思いを感じましたし、リーグ戦を戦っていく上でも次はすごく重要な一戦になると思うので、クラブとして負けられない戦いになる」と、ライバル撃破へ意気込む。 一方、今季ガンバ大阪から期限付き移籍加入で、先日の湘南ベルマーレイ戦では1ゴール1アシストの活躍でクラブにJ1での16年ぶり勝利をもたらしたFW山見大登。 G大阪ではセレッソ大阪との大阪ダービーに通算7試合に出場し、2ゴールを記録。24歳という若さながらも、経験値が少ない東京Vにおいて熱狂的なダービーでの戦いを知る数少ない選手の一人だ。 そして、「ダービーの重要性は理解している」と、自身初の東京ダービーに向けた思いを語った。 「ガンバのときから大阪ダービーがあってダービーの重要性というのは理解していますし、それはチームが変わっても、ダービーというのは変わらないと思っています」 「東京ダービーは元々知っていましたし、盛り上がるカードというのもいろんな人からも聞いていたので、そこでチームとして軽いプレーとか、そういうのをしてしまうのはダメで、ダービーという大事な試合でそういうプレーはダメだと思うので、そこはしっかりやっていきたいです」 「大阪ダービーぐらい荒れる試合というのはあまりないと思うので…。そういった雰囲気は慣れっこですけど、パナスタよりも味スタの方がちょっと(スタンドと)距離があるので、そこの圧力というのは、慣れると思います」 「個人的にあまり緊張とかもしないので、そこは気にせず、自分はいつも通りやれればいいかなと思います」 また、DF白井康介あるいはDF長友佑都とのマッチアップが想定されるサイドでの攻防に向けては「出る選手でだいぶ特徴が違いますけど、全員能力が高いですし、対人能力が高い選手なので、そこを1枚剥がせればいいかなと思います」と、得意のドリブル突破からのチャンスメイク、ゴールという決定的な仕事を果たしたい考えだ。 2024.04.12 21:25 Fri
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