奈良輪雄太

Yuta NARAWA
ポジション DF
国籍 日本
生年月日 1987年08月29日(37歳)
利き足
身長 172cm
体重 67kg
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奈良輪雄太のニュース一覧

東京ヴェルディのFW木村勇大が、一足早く迎える今シーズン最終戦への意気込みを語った。 6位の東京Vは30日、味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第37節で13位の川崎フロンターレと対戦する。 この試合はチームにとってホーム最終戦となるが、MF山田楓喜とともに京都サンガF.C.から期限付き移籍で加入中 2024.11.29 20:42 Fri
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東京ヴェルディのFW木村勇大が、自身初の味スタで3試合連続ゴールを狙う。 16年ぶりJ1復帰となった東京Vは、開幕から横浜F・マリノス、浦和レッズ、セレッソ大阪と強豪クラブと対戦。その3試合すべてで勝ち点獲得に値する試合内容を見せたものの、いずれも後半最終盤に与えたPKによる失点によって1分け2敗と、思うような結 2024.03.15 20:30 Fri
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2024シーズンの明治安田J1リーグが23日からいよいよ開幕する。今季からは20チーム制となり、降格も3つに増枠しての争いに。ここでは新シーズンの幕開けに先駆け、J1リーグ全チームをピックアップし、東京ヴェルディを紹介していく。 【直近3シーズンの成績】 2023シーズン(J2):3位(21勝12分け9敗) 2024.02.16 18:30 Fri
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東京ヴェルディは14日、2024シーズンの新体制発表会見を実施した。 昨シーズン、城福浩監督の下で明治安田生命J2リーグを3位でフィニッシュし、J1昇格プレーオフを制して16年ぶりのJ1復帰を果たした東京V。 今冬の移籍市場においては、昇格に貢献したMF中原輝(サガン鳥栖)が期限付き移籍期間満了、DF加藤蓮 2024.01.14 22:57 Sun
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16年ぶりのJ1の舞台に挑む東京ヴェルディで率いる城福浩監督が、新シーズンに向けた意気込みを語った。 2008年のJ2降格以降、クラブの経営危機などにも見舞われて15年に渡ってJ2での戦いが続いた東京V。しかし、2022年6月に就任した城福監督の下、クラブ伝統の巧さに加えて、現代フットボールのファンダメンタルとな 2024.01.14 21:10 Sun
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「勝っていい形で終えたい」東京Vの木村勇大が一足早く迎える今季最終戦へ意気込み「自分の成長した姿をファン・サポーターに見てもらえるように」

東京ヴェルディのFW木村勇大が、一足早く迎える今シーズン最終戦への意気込みを語った。 6位の東京Vは30日、味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第37節で13位の川崎フロンターレと対戦する。 この試合はチームにとってホーム最終戦となるが、MF山田楓喜とともに京都サンガF.C.から期限付き移籍で加入中の木村は、12月8日に行われる最終節の対戦相手が保有元の京都となるため、川崎F戦が今季の最終戦となる。 プロ1年目となった昨シーズンは京都、育成型期限付き移籍でプレーしたツエーゲン金沢で思うようなプレーができなかった木村だが、アカデミー時代を過ごした古巣でその才能を完全に開花。 城福浩監督、森下仁志コーチらの厳しくも熱心な指導を受け、開幕から前線の主軸を担うと、第2節の浦和レッズ戦でJ1初ゴール。以降もコンスタントにゴールを重ねると、前半戦だけで9ゴールを記録した。 その後、10試合ノーゴールにスタメン落ちも経験したが、第29節の柏レイソル戦で2桁ゴールを達成。現在は7試合ゴールなしの状況だが、強靭なフィジカルを活かしたボールキープに献身的な守備で好調のチームの前線において抜群の存在感を示している。 この最終戦を前に、木村は35試合10ゴールといずれもキャリアハイを記録した飛躍の1年を回想。 プレシーズンから奈良輪雄太コーチや能城裕哉コンディショニングコーチ、トレーナー陣のサポートもあって元来丈夫だった自慢のフィジカルに磨きをかけ、被ファウル数でリーグ上位、攻守にハイインテンシティを要求されるチームスタイルながら、契約上プレーできない京都戦を除くフル稼働には自身としても手応えを感じている。 「高校のときはケガが多かったですけど、それ以降は少ないタイプではありますけど、これだけ出ることはやっぱりなかったので、不安な部分もありました。うまく自分の体と相談しながらここまでやれていると思います」 「こうやって出続けるシーズンは初めてで、そのなかで連戦とか、いまのように間が空いたりとか、いろんな状況がありましたけど、そのなかでもしっかり試合に向けて心も体も持っていくというサイクルはある程度できてきたと思います。実際ここまでケガなくやれていますし、この次の試合に向けてもいい状態を保てています」 インターナショナルマッチウィークの中断に加え、先週末は天皇杯決勝の開催に伴いリーグ戦がなく、前節のヴィッセル神戸戦から約20日を経て臨む一戦に向けては「強度の高い練習をして、オフを挟んでというところをしっかり繰り返せているので、チームとしても個人としてもコンディションは悪くない」と、調整面では大きな問題はないと語る。 一方で、「チャンスもピンチもあった試合」と振り返った前回対戦(0-0△)、直近では浦和との“45分試合”、ACLのブリーラム戦の連戦を1勝1分けで終えている川崎Fに対して「相手はすごく攻撃的なチームなので、どういう流れになるかわからないですけど、相手も連戦を戦っているという部分でコンディションもいいと思うので、最初の勢いとか入りの部分というところが、勝負を分けると思うので、いい入りができるようにしたい」と、立ち上がりの重要性を説いている。 また、有終の美を飾るべく狙う8試合ぶりのゴールに向けては「ゴール前の入りの部分」をポイントに挙げる。 「意外と最近の試合ではボールが持ててクロスを上げられてという展開があるなかで、なかなかそこに絡めないので、入るのもそうですけど自分の頭を越えた後の折り返しとか、ゴール前の混戦のところ。そこでいかにおいしいポイントに自分が入れるかというのが大事。そういうゴール前の入りとか、ゴールが決められる場所に自分が入れるように、そういうゴール前への入りをこだわりたいです」 「もちろん試合に出ている以上はずっと狙っていますし、そのなかでここ数試合は取れていないので、最後に決めて、個人としてもそれが一番いい形だと思うので、そういう感じで終われるようにゴールにこだわってやりたいです」 最後に、木村は「この1年ですごく成長させてもらいましたし、次の試合が今年緑のユニフォームを着て戦う最後の試合になるので、いい試合にしたいですし、自分の成長した姿をしっかりとファン・サポーターの皆さんに見てもらえるように。あとは勝ってなんぼだと思うので、勝っていい形で終えたいです」と、ホーム最終戦での勝利へ意気込んだ。 2024.11.29 20:42 Fri
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東京VのDF奈良輪雄太が36歳で現役引退…横浜FM、湘南でもプレー「J1に昇格をすることができたのは一生の思い出です」

東京ヴェルディは7日、DF奈良輪雄太(36)の現役引退を発表した。 奈良輪は横浜F・マリノスの下部組織出身で、筑波大学からJFLのSAGAWA SHIGA FCへ加入。3シーズンを過ごすと、2013年に古巣の横浜FMに完全移籍で加入した。 横浜FMでも3シーズンを過ごすと、2016年には湘南ベルマーレに完全移籍。2018年には期限付き移籍で、2019年からは完全移籍し、東京Vでプレーしていた。 サイドハーフやサイドバックなどサイドのスペシャリストとしてレギュラーポジションを掴んだが、徐々に出場機会が減少。16年ぶりのJ1昇格を果たした今シーズンは明治安田生命J2リーグで17試合、天皇杯で2試合に出場していた。 東京VではJ2通算140試合3得点、天皇杯で5試合1得点を記録。キャリア通算ではJ1で47試合出場、J2で165試合4得点、リーグカップで11試合1得点、天皇杯で23試合1得点。JFLでは88試合6得点を記録していた。 奈良輪はクラブを通じてコメントしている。 「今シーズンをもって引退します」 「2023年の契約更新でみなさんに、ヴェルディ以外のクラブでプレーするつもりはない、と公表していた通り、クラブから契約を貰うことができなければスパイクを脱ぐ覚悟で1年間プレーしてきました。なので私のサッカー人生になに一つ後悔はありません」 「子供の頃からサッカーを始め、サッカー選手になることが夢になり、それがいつしか目標に変わりました。様々な紆余曲折があるなかでプロサッカー選手になることができ、ここまで10年以上プロサッカー選手として生きていくことができました」 「プロになってからも試合になかなか出場できない、度重なる怪我など多くの困難にぶつかりました。それでもここまで続けてこれたのは今まで所属してきたSAGAWA SHIGA FC、横浜F・マリノス、湘南ベルマーレ、そして東京ヴェルディで一緒にプレーをしたチームメイト、お世話になった監督をはじめとするスタッフ、トレーナーの方々、そしていつも熱い応援をしてくれたスポンサー、ファン・サポーターのみなさんのおかげです。本当にありがとうございました」 「その中でも1番の感謝を伝えたいのは家族です。いつもどんなときも私の一番近くであたたかく見守ってくれました。妻の宏美、娘の真央、息子の拓真、本当にありがとう」 「私のサッカー人生の最後に、J1に昇格をすることができたのは一生の思い出です。試合終了のホイッスルを聞いた瞬間、みんなでラインダンスをしたあの瞬間、一生忘れません」 「東京ヴェルディでプレーできたことは私の誇りです。本当にありがとうございました。これからの東京ヴェルディの活躍を心より願っています」 2023.12.07 10:27 Thu
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16年ぶりJ1昇格の東京Vで現役引退の奈良輪雄太、「本当に幸せなサッカー人生だった…」

今シーズン限りで現役引退となった東京ヴェルディのMF奈良輪雄太(36)が、スパイクを脱ぐ決断に至った経緯、自身最後のクラブとなった東京Vへの想いを語った。 奈良輪は横浜F・マリノスの下部組織出身で、筑波大学からJFLのSAGAWA SHIGA FCへ加入。3シーズンを過ごすと、2013年に古巣の横浜FMに完全移籍で加入した。横浜FMでも3シーズンを過ごすと、2016年には湘南ベルマーレに完全移籍。2018年には期限付き移籍で、2019年からは完全移籍し、東京Vでプレー。 ウイングバックやサイドバックなどサイドのスペシャリストとして活躍。近年は度重なる負傷に悩まされ、今季はレギュラーシーズンの出場は17試合にとどまったが、勝負所を見極めた安定した守備と献身性によって昇格プレーオフ準決勝の千葉戦を含め終盤のクローザー役としてさすがの仕事を見せ、16年ぶりのJ1昇格に貢献した。 昇格決定後の7日にクラブから現役引退が発表された奈良輪は、9日に千人以上のサポーターを集めたファン感謝イベント『VERDY FAMILY FES.2023 inヴェルディグラウンド』で、プロサッカー選手として最後の仕事を終えた。 同イベント後に囲み取材に応じた奈良輪は、改めて今回の決断の経緯を明かした。 「(契約満了を告げられた時は)リアルに3秒ぐらいはショックで、2秒で自分の心を整えて、5秒後には引退しますと伝えました。もちろん覚悟をしてやってきた1年で、その準備はしていましたが、びっくりした気持ちもありました」 「1週間ぐらい経っていろんな方からメッセージをもらって、いかにこの職業が幸せな職業だったのかを日々感じています」 「ここ最後の1、2、3年は毎年そういった覚悟を持ってやってきましたし、もちろん今年もそのつもりでやっていました。最後にこういう形で終われたことは僕にとっても美しい引き際になったと思いますし、そこは良かったです」 東京V加入は前所属先の湘南でJ2優勝と共にJ1昇格を決めたタイミングでもあり、16年ぶりの昇格を決めたクラブと共にJ1でプレーしたい気持ちは強かったと語る奈良輪。また、若いスカッドにおいて日々の生活、トレーニングで示す徹底的なプロフェッショナリズムは、チームのロールモデルとして貴重な存在だっただけに、久々のJ1の舞台で厳しい戦いが予想されるなか、その不在を惜しむ声も少なくない。 それでも、「クラブは選手がピッチで活躍してくれるからお金を払ってくれるもの」と今回のクラブの決断を尊重している。 「間違いなく(J1の舞台に)立ちたかったです。湘南からここに移籍してくるときは、湘南がJ2を優勝してJ1に上がったタイミングだったので、J1でプレーする機会を蹴ってまでここに来たので…。ただ、自分がいつも思っているのは入りよりも出口が大事だと思っていて、数年後にJ1で自分がプレーしている可能性が高いのは湘南に残るのと、ヴェルディのどっちかと考えたときにヴェルディと判断しました。その判断が正しかったか、正しくなかったかは分からないですが、その判断を正解にするためにずっとここまでプレーしてきました」 「(その目標は達成できたか?)完全にやり切りました。やり切ったからこそ、すぐに引退を決断することができました。ここに来た1年目のロティーナさんの時に入れ替え戦まで行ってギリギリ上がれなかったのが、自分のなかでは痛かったというか、J1でプレーするしないという部分で大きな影響がありました。そこから3、4年間は監督もころころ変わってどっちつかずの感じだったので、年齢を重ねるごとにJ1でプレーするのは正直厳しいと心の片隅では思っていました。それでも最後にこうやってJ1に上がれたのは、本当に良かったと思います」 「自分自身にとって契約があるに越したことはないですが、それを客観的に見たときに、クラブ側は選手がピッチで活躍してくれるからお金を払ってくれるものであって、それ以外のところは難しい部分ではありますが、基本的に活躍するかしないかでお金を払うものなので、J1に上がったからとか、J2のままだったからという部分はあまり個人的に関係なく、決断したクラブを最大限尊重したいと思っています」 昨年末の契約更新時に「今後別のクラブでプレーする気持ちはない」と明言していたなか、その言葉通りにヴェルディでの引退を決めたベテランMF。 在籍6シーズン、公式戦145試合といずれもキャリア最多となった同クラブでは今回のJ1昇格で有終の美を飾る形となったが、それまでの期間にはピッチ内での低迷だけでなくクラブの経営危機など困難な日々もあった。それでも、良いところも悪いところも見てきたことで、今ではかつての憧れのクラブをより身近なクラブに感じている。 「やっぱりプロ生活のなかで一番長い時間を過ごさせてもらいましたし、プロ生活のなかで一番出場させてもらったのはこのクラブです。良いところも悪いところもたくさん見てきましたが、だからこそ身近に感じるクラブです。今まではずっと小学校とかサッカーを始めたときは憧れのクラブでしたが、ここに実際入ってきて良くも悪くもいろんな側面を見てきました。素直にこのクラブに来て、長く在籍してここで引退できたことを良かったと思います」 「コロナでこういう交流はなかなかなかったですし、本当にこのクラブに来てからこれだけ多くの人を前にイベントをやったのは初めてだったので、多くの方に声をかけてもらいました。プロのサッカー選手としてこちら側からサポーターの人たちに対してプレーや感謝の気持ちを示すことが役割だと思っていましたが、今日は逆に多くの方々から自分に対して感謝の言葉をもらったので、本当に幸せなサッカー人生だったと、この時間を通して実感できました」 さらに、これまでの在籍期間を通じて、日々のトレーニングから常にストイックな姿勢を背中で伝えてきた奈良輪は、厳しくも心こもった言葉で今後のヴェルディを牽引していく後輩たちへエールを送った。 「(後輩に多くのものを伝えられた自負は?)正直、あまりその実感はなかったです。ただ、(ファン感の)最後に城福さんがサポーターの皆さんの前で言ってくれた例であったり、直接周りの選手からそういうことを言われることはなかったですが、そういったことを間接的に聞くことは多いので、やっぱり口で言うのは簡単で、プロの選手は結果や行動で示さないといけないと思っているので、それが自分のやってきたことが少しこのクラブに還元できたのかなとは思います」 「(今後後輩に繋いでいってほしいこと)正直サッカーの内容とかに関してはどうでもよくて、サッカーに正解はないと思うので。最後に城福さんが言っていたように何かひとつのことを信じ抜く精神力というか、ここにいて6年間でどっちつかずのことがサッカーに限らず、このクラブは多かったです。それをこの1年半で城福さんによってかなり正された部分もあったと思うので、このやり方というかマインドをずっと持続していってほしいと思います」 「このクラブは育成の選手で成り立ってきたクラブなので、外にいたときと同じように上手な子は多かったです。ただ、ユースからトップに練習参加してくる子たちを見ていて、いまいち特徴がなかったり、覇気を感じないとかそういうことを感じていました。それがトップに上がってきてから、(森田)晃樹や主力に成長していく選手はどんどん成長していきますが、育成のところを今後も大事にしていかないと、またずっとJ1で戦っていけるかは怪しいところなので、そこはクラブとして良い危機感を持って取り組んでいってほしいです」 個人の部分では長年にわたってストイックな現役生活を献身的にサポートしてくれた家族への感謝を語る。とりわけ、「子供が記憶に残るまでサッカーをしたい」との自身の目標を達成できたことに満足感を示す。 「本当に切り詰めた生活をしていて9割ぐらいは自分軸で生活してきたので、家族には常に自分に合わせてもらうことが多かったです。本当にそれを嫌な顔をせずに自分に付いてきてもらって感謝しかないです。これからは少しでも家族との時間を増やしたり、少しずつこれまでの感謝の気持ちを示すための時間に充てたいと思います」 「結婚して子供が生まれたタイミングで、子供が記憶に残るまでサッカーをしたいというのがひとつの目標でした。僕の子供は今小学生なので、その記憶に刻まれたと思うので、最低限親としての役割を果たせたのかなと思います」 これまで周囲に左右されることなく自らにフォーカスし続けてきた印象もある奈良輪だが、「唯一無二」と語る、横浜FM時代の先輩である元日本代表MF中村俊輔氏は自身のキャリアにおいて大きな影響を与えた存在だった。 とりわけ、数年前に引退を考えた時期に受けた助言が自身にとって貴重なものになっていたという。 「唯一無二の存在が中村選手です。自分がプロサッカー選手になるという夢から目標に切り替わったときに、一番近くにいて一番遠くにいた存在がシュンさんだったので、実際にずっとテレビやスタンドでずっと応援してきた憧れの存在とマリノスという、僕のプロ生活の初めの1年目に一緒にプレーできて本当に毎日がすごい発見というか、刺激的な日々でした。僕にとって本当に唯一無二の存在です」 「数年前に引退を考えた時期もありました。その時期にもう一度プレーしようというきっかけを作ってくれた最大の一人でもあるので、シュンさんがこのサッカー界をどんどん良い方向に変えていってくれることを期待しています」 「家も近くに住んでいて、そんなに普段から交流があるわけではないですが、自分から『ちょっと時間を作ってもらえないですか』ということで一度食事に連れて行ってもらいました。僕としてはアドバイスがほしかったんですが、言われたことは『お前のなかで答えが決まっているのであれば、それがすべてだから思うように進め』ということでした」 「それは自分が導くものではないとも言われて、その時期はいろんな人に相談や話をしましたが、だいたい9割ぐらいは『もったいない』、『まだまだやれる』とかそういう言葉をかけてもらいました。ただ、シュンさんだけでなく僕の信頼している仲間。そういった1割ぐらいの人は『辞めちゃえば』って感じのことを言われました。その言葉が逆に自分の中にストンと入って、よく分からなかったですが、もう一度やろうという考えになりました」 「(今回の引退の報告は?)電話しました。そしたらいろんな人に連絡しないといけないと思うし、自分が引退するときに話が長かった人はめんどくさいと思ったから、もう電話を切るわって言われました(笑)」 最後に、気になる現役引退後のセカンドキャリアに関しては、「すべてをフラットに考えたい」とサッカー界での仕事、サッカー以外の仕事の両方の可能性を含めて、じっくりと考えたいとしている。 「サッカーとサッカー以外の仕事の半々です。そこはフラットに考えていきたいです。サッカー選手になる前からサッカー選手の後の人生の方が長いと分かっていましたし、だからこそ大学に進学しましたし、筑波という大学を選びました。サッカーがすべての人生にならず、他の選択肢も持てるような道を歩んできたつもりなので、本当にすべてをフラットに考える時間を持ちたいと思います」 「この1週間はお金の勉強をしています。いろんな人からの連絡に答えている以外は、ブックカフェなどでお金の勉強に費やしています。確定申告も今までは税理士の方にお願いをしていて完全に把握し切れていない。サッカー選手はサッカーには長けていますが、それ以外のことは何もできないので。それが怖くて大学にも行った自分でさえもそんな感じなので、ちゃんと世の中のことを知って勉強しないといけないと考えてそういう時間にあてています。クラブ側からはどういうことをやりたいかを言ってくれれば、それに対しての準備はあると言われています。ただ、この状態では何も言えないということも伝えています」 JFL時代を含め14シーズンの現役キャリアでは常にスポットライトを浴びる存在ではなかったが、「当たり前のことを当たり前にやる」という自身の信条の下、ピッチ内外で常にプロフェッショナルを貫きチームのために寡黙に走り、戦い続けた“アンサングヒーロー”の誇り高きキャリアに心から敬意を示したい。 2023.12.11 20:23 Mon