大量選手入れ替えの柏が新体制を発表、引退した大谷秀和の「7」は空き番号に
2023.01.14 22:15 Sat
柏レイソルは14日、2023シーズンの新体制を発表した。
一方で、清水エスパルスからDF片山瑛一、DF立田悠悟、サガン鳥栖からDFジエゴを補強し最終ラインを強化。また、中盤にもMF高嶺朋樹(←北海道コンサドーレ札幌)、MF山田康太(←モンテディオ山形)、MF仙頭啓矢(←名古屋グランパス)を補強。仙頭は鳥栖に続いて再びMF小屋松知哉との京都橘高校コンビを形成することとなった。
背番号は片山が「16」、立田が「50」、ジエゴが「3」、高嶺が「5」、山田が「11」、仙頭が「41」を着用することとなる。
◆選手背番号一覧
GK
1.猿田遥己
21.佐々木雅士
31.守田達弥
46.松本健太
DF
2.三丸拡
3.ジエゴ←サガン鳥栖/完全移籍
4.古賀太陽
16.片山瑛一←清水エスパルス/完全移籍
20.田中隼人※背番号変更「32」
23.岩下航
24.川口尚紀
50.立田悠悟←清水エスパルス/完全移籍
MF
5.高嶺朋樹←北海道コンサドーレ札幌/完全移籍
6.椎橋慧也
8.中村慶太
10.マテウス・サヴィオ
11.山田康太←モンテディオ山形/完全移籍
14.小屋松知哉
27.三原雅俊
28.戸嶋祥郎
30.加藤匠人
34.土屋巧
40.落合陸←東京国際大学/新加入
41.仙頭啓矢←名古屋グランパス/完全移籍
43.モハマド・ファルザン佐名←柏レイソルU-18/昇格
48.熊澤和希←流通経済大学/新加入
FW
9.武藤雄樹
19.細谷真大
35.真家英嵩
38.升掛友護
45.山本桜大←柏レイソルU-18/昇格
47.オウイエ・ウイリアム←日本体育大柏高校/新加入
49.ドウグラス
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2022シーズンは明治安田生命J1リーグで上位争いを繰り広げた柏。しかし、後半戦で大失速、4連勝を収めた一方で、第25節から10戦未勝利と苦しんだままシーズンを終え7位でフィニッシュした。巻き返しを図りたい2023シーズン。チームを支え続けたMF大谷秀和が引退したほか、DF染谷悠太も引退。また、DF大南拓磨(→川崎フロンターレ)、DF上島拓巳(→横浜F・マリノス)、DF高橋祐治(→清水エスパルス)と守備陣が揃って退団した他、MFドッジ(→サントス)、FWアンジェロッティ(→大宮アルディージャ)、DFエメルソン・サントス(→アトレチコ・ゴイアニエンセ)、FWペドロ・ハウル(→ヴァスコ・ダ・ガマ)と多数いたブラジル人選手を整理した。背番号は片山が「16」、立田が「50」、ジエゴが「3」、高嶺が「5」、山田が「11」、仙頭が「41」を着用することとなる。
なお、アルビレックス新潟へ期限付き移籍していたMFイッペイ・シノヅカは移籍期間が満了したものの、新体制に名前はなく、後日発表されることとなっている。
◆選手背番号一覧
GK
1.猿田遥己
21.佐々木雅士
31.守田達弥
46.松本健太
DF
2.三丸拡
3.ジエゴ←サガン鳥栖/完全移籍
4.古賀太陽
16.片山瑛一←清水エスパルス/完全移籍
20.田中隼人※背番号変更「32」
23.岩下航
24.川口尚紀
50.立田悠悟←清水エスパルス/完全移籍
MF
5.高嶺朋樹←北海道コンサドーレ札幌/完全移籍
6.椎橋慧也
8.中村慶太
10.マテウス・サヴィオ
11.山田康太←モンテディオ山形/完全移籍
14.小屋松知哉
27.三原雅俊
28.戸嶋祥郎
30.加藤匠人
34.土屋巧
40.落合陸←東京国際大学/新加入
41.仙頭啓矢←名古屋グランパス/完全移籍
43.モハマド・ファルザン佐名←柏レイソルU-18/昇格
48.熊澤和希←流通経済大学/新加入
FW
9.武藤雄樹
19.細谷真大
35.真家英嵩
38.升掛友護
45.山本桜大←柏レイソルU-18/昇格
47.オウイエ・ウイリアム←日本体育大柏高校/新加入
49.ドウグラス
PR
猿田遥己
佐々木雅士
守田達弥
松本健太
三丸拡
ジエゴ
古賀太陽
片山瑛一
田中隼人
岩下航
川口尚紀
立田悠悟
高嶺朋樹
椎橋慧也
中村慶太
マテウス・サヴィオ
山田康太
小屋松知哉
三原雅俊
戸嶋祥郎
加藤匠人
土屋巧
落合陸
仙頭啓矢
モハマド・ファルザン佐名
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武藤雄樹
細谷真大
真家英嵩
升掛友護
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「オフサイドの可能性があった」柏戦での川崎F・脇坂泰斗のゴールシーンに審判委員会が見解「GKへのチャレンジにフォーカスが」「オフサイドのチェックをしなかった」
11日、日本サッカー協会(JFA)は第6回のレフェリーブリーフィングを実施した。 中断期間などを挟み、久々の開催となった今回のブリーフィング。第23節〜第29節の試合から、いくつかのジャッジをピックアップして判定に関しての説明がなされた。 その中の1つの事象は、明治安田J1リーグ第24節の柏レイソルvs川崎フロンターレの一戦。79分に決まったゴールのシーンだ。 このシーンは、ボックス内右からの瀬古樹のグラウンダーのパスをマルシーニョがダイレクトシュート。力のないシュートはGK松本健太の正面に飛ぶ。松本がしっかりとボールを収めたかと思われたが、これをファンブル。すると、猛然と飛び込んだ瀬川祐輔がシュートもGK松本がブロック。しかし、こぼれ球を拾った脇坂泰斗が蹴り込み、川崎Fが2-3と勝ち越しに成功。そのまま勝利を収めていた。 ゴール後、GK松本が痛んでいたこともあり、瀬川のファウルが疑われたが、映像を見返してもボールを蹴りに行っておりファウルはなし。ゴールが認められてもおかしくはなかったが、大きな見落としがあった。 ファウルかどうかに焦点が集まっていたが、実際にはその後、GKが弾いたボールに脇坂が触れた瞬間にオフサイドの可能性があった。しかし、VARを含めて誰もチェックせず。ファウルがなかったということで、得点が認められて終わっていた。 ブリーフィングに出席した佐藤隆治JFAレフェリーマネジャーはこの件について言及している。 「最初にファウルじゃないかどうかというところに目が入った。ボールに触れているかどうか、チャレンジ自体がどうだったかという確認をして、現場が得点を認めた。これは得点を認めたのでファウルはないで終わってしまった」 「ただ、オフサイドの可能性があった。ファウルはないが、GKが弾いたボールを拾った際にオフサイドだった可能性がある」 しっかりとチェックをしていればオフサイドだった可能性は非常に高く、ボールよりも脇坂が前にいた可能性が高い。 今回の件が発生した理由について佐藤氏は「GKへのチャレンジにフォーカスが行っていた。レフェリーもVARもチェックすることに集中していたが、オフサイドのチェックをしなかった」とコメント。審判団のミスを認め、「チームとは話しをしました」と、判定を変えることはできず、結果的にこのゴールで敗戦となってしまったが、説明責任を果たしたという。 佐藤氏は「残り数試合となった中で、1つの判定が大きな差になる。正しいポジションにいても見られないこともある。どこにフォーカスするかが大事」とコメント。目立った事象に目を奪われてしまい、実際にそこで起こっているチェックすべき事象を見逃しては行けないとした。 ここから先、優勝争い、残留争いとシビアな戦いが増えてくる。単純なミスをいかに減らせるか、審判団も今まで以上に気を引き締めてジャッジに取り組んでくれるはずだ。 <span class="paragraph-title">【動画】混戦の中で決まったゴール!ポイントはファウルではなくオフサイドだった…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="6p0O_qIueH0";var video_start = 434;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.11 23:15 Wed2
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「魂を見せてくれた」柏に泥臭く勝ち切った東京Vは勝ち点40超え…城福監督「残留はこのクラブで絶対的に与えられた使命」
東京ヴェルディの城福浩監督が、泥臭く勝ち切った柏レイソルとの激闘を振り返った。 東京Vは8月31日、三協フロンテア柏スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第29節の柏戦を3-2で勝利した。 前節、3位の鹿島アントラーズを2-1で下し、4戦ぶりの得点と共に4戦ぶりの白星を挙げた東京Vは、16位の柏とのアウェイゲームで約3カ月ぶりとなる今季3度目の連勝を狙った。 今節も[3-4-2-1]の布陣で臨んだ東京Vは、鹿島と共通点も少なくない柏の[4-4-2]に対して、ミスマッチの優位性を意識した戦い方で臨むプランだったが、この試合で柏は可変式の布陣を採用。守備時には右サイドハーフのMF鵜木郁哉を1列下げて5バックを形成し、攻撃時もより流動的な形で揺さぶりをかけた。 その想定外の出方に加え、FW細谷真大、MFマテウス・サヴィオの両エースを起点にクオリティとインテンシティの高さを見せた相手に面食らう形でバタバタした入りを強いられると、8分に細谷に先制点を奪われる。 それでも、失点直後のピッチ上で円陣を組んで改めて意思統一を図り、連続失点を回避すると、15分にFW木村勇大、30分にFW山見大登の連続ゴールによって逆転。ただ、前半終了間際に相手のデザインしたセットプレーからMF戸嶋祥郎に強烈な一撃を浴びて2-2のイーブンで試合を折り返した。 迎えた後半、3枚替えで通常の[4-4-2]の戦い方に変化した相手に押し込まれる入りとなったものの、一瞬の隙を突いて55分のMF翁長聖の技ありシュートで勝ち越しに成功。その後は完全に押し込まれてハーフコートゲームを展開されたが、ディフェンスラインを中心としたハードワークに守護神マテウスの土壇場のビッグセーブによって相手の猛攻を耐え抜き、白熱のシーソーゲームをモノにした。 同試合後、公式会見に出席した城福監督は勝ち点3を得た充実感と共に心身ともに激しい消耗を強いられたであろう一戦を総括。チーム全体の献身を称えながらも、自身のアプローチを含め課題の部分をより強調した。 「ゲームの中で反省すべきは前半の入り方と終わらせ方。ここはいくらロッカールームで徹底しようと言っても、自分が徹底させきれなかったと思います。選手がやれなかったら自分の問題なので、どういうアプローチがよかったのか、どういう表現がよかったのか。そこは自分でもしっかり振り返りたいと思います」 「ただ、点を取られてからも我々のペースを崩さなかったこと。そこで2点取ったことはポジティブ。前半は相手の左サイド。ジエゴとマテウス・サヴィオ、あるいは小屋松の2列目のところで、浮いたところをどう掴むかという部分で苦労し、ちょっと押し込まれました。あそこの整理をもっと早くしてあげればよかったと思っています」 「後半は相手も2トップ気味にやってきたので、掴みづらさはなくなったけれどもゴール前の迫力が増えたので、選手はよく体を張って、球際のところでシュートブロックしてくれたなと思います」 押し込まれ続けてセカンドボールを拾えず、奪ったボールも前線への長いボールを選択せざるを得ない厳しい状況となった後半の戦いに関して、MF齋藤功佑や山見は傑出したパフォーマンスを見せたサヴィオら相手のクオリティの高さを認めると共に、攻め切れた前半にもう少し相手陣内でボールを動かす時間帯を作るべきだったとの反省の言葉も口にしていた。 それに加えて、指揮官は交代策の部分で少なからず誤算があったことを示唆。 本来であれば、優れたキープ力と献身的な守備で流れを好転させられたであろうFW染野唯月はコンディションに問題があったか、全体的に無理が利かない場面が散見された。 その点については「我々もちょっとそれを心配していましたけど、本人に確認したら問題ないと。ただ、彼もリードをしている状況で、失点したくないという状況だったので、かなり守備の方に気を使っていたと思います」と、本来での出来ではなかったものの、その中でもチームのためにプレーし続けたエースを慮った。 その染野以外では負傷明けでのプレーとなったDF林尚輝の比較的早いタイミングでの交代、交代枠を使い切った後で足が攣った翁長を最前線に配置せざるを得ないアクシデントも指揮官のゲームプランをより難しいものとした。 「もちろん相手はリスクを冒して、両サイドバックが非常に高い位置を取ってきましたし、そこを裏返すようなボールであったり、動き出しであったり、キープであったりというところは、ちょっと守備に追われて疲弊して押し返すようなキープ、ボールの持ち方ができなかった」 「最後は特に翁長聖が足を攣った中で、我々のカードの切り方も最初に1枚を切った後に、2枚ずつ切った後でのアクシデントだったので、1枚少ないような状況だったので、余計を押し返すことができなかった」 それでも、「ただみんなはそれを承知の上で彼も足を引きずりながらでしたが、よく耐えたなと思います。何よりもゴール前のところやバイタルエリアのシュートブロックというのは魂を見せてくれた」と、試合終了のホイッスルが鳴ったと同時にピッチに倒れ込んだ選手たちの献身に満足感を示した。 昇格プレーオフを制しての昇格という部分で“20番目のチーム”という位置づけで16年ぶりのJ1の戦いに挑み、開幕前はダントツで降格候補に挙げられながらも、今回の勝利によって残留争いの目安のひとつである勝ち点40の大台を超え、勝ち点41で暫定ながら7位に浮上した。 久々のJ1の舞台でサプライズを起こしたいという力強い宣言と共に、常々J1残留への危機感を強調してきた百戦錬磨の指揮官だが、やはり9試合を残しての現在の立ち位置によって最低限であり、最大の目標到達に近づきつつあると感じている。 「我々のクラブの目標が残留であることは間違いない。それはもう経験値とクラブの規模を考えたら、それは絶対唯一無二の目標であることは間違いない。ただ、それを最終節まで持ち込むのか、あとは何試合かを残して、我々らしく我々のサッカーを示すという状況で、終盤を迎えるのかというところでは、選手の経験値としても大きな差がある」 「とにかく一試合一試合を勝ち点3にこだわって、どのステージで最後J1の中で競い合うというところは高い意識を持っていますけど、それにしても後ろを気にしているわけではないですけども、残留というのはこのクラブで絶対的に与えられた使命だと思いますし、まずはそこに到達したいなという思いです」 2024.09.01 07:35 Sun4
「いい悩ましさが出てきた」…約3カ月ぶり連勝狙う東京V、城福監督は「Jリーグ屈指」と語る柏の司令塔を警戒
東京ヴェルディの城福浩監督が、31日に三協フロンテア柏スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第29節の柏レイソル戦に向けた会見を実施した。 東京Vは前節、鹿島アントラーズとのホームゲームを2-1で制し、4試合ぶりの得点と共に中断明け初白星となる4試合ぶりの勝利を挙げた。これにより、降格圏との勝ち点差を「10」に広げ、今節の結果次第では今シーズン最上位となる7位まで順位を上げる可能性も出てきた。 DF林尚輝、MF松村優太、FW染野唯月(累積警告で出場停止)と鹿島から期限付き移籍加入中の主力3選手を契約の影響で起用できなかった中、「バトンの受け渡しが、今シーズンのなかでも本当に高いレベルを示せた」と試合後に振り返った総力戦での勝利の価値を改めて強調。 「その前も3試合勝っていなかったですが、手応えはあったけれども勝ちに繋げられていないという状況は、何かが足りないわけです。何かが足りないものを足していく作業と、鹿島の良さを出させないという作業と、この両方を先発で出た選手と、途中から出た選手が高い意識を持ってやったことで勝ち点3が取れたと思います」 「我々のやり方を何か変えたわけではなくて、前の試合で出た課題に取り組みながら、我々がやろうとしていることをやり抜くと、その延長線上に勝利があるんだということを実感できたことがすごくよかった」 個人の部分では2ゴールの活躍でチームを勝利に導いたFW山見大登、3バックの右での起用となった中で果敢な持ち出しで先制点をお膳立てしたMF綱島悠斗と、シーズン序盤はバックアッパーという位置付けながら、日々の過酷なトレーニングによって大きな進化を遂げた選手たちの充実ぶりが目を引く。 その点について問われた指揮官は、森下仁志コーチを中心に若手や控え選手の課題克服を目的とした“エクストラ”と呼ばれる居残りのトレーニングの効果を挙げている。 「我々にとって全体練習が終わった後の“エクストラ”というのは、基本的には非常に厳しいゲーム形式のトレーニングをやりますが、ほぼオールアウトするようなぐらい追い込んだ中で、ポジショニングであったり、判断というのを要求する。そういうトレーニングをメンバーをチョイスして、コンディションを見ながらやっています」 鹿島戦の先制点に繋がった山見の絶妙な抜け出しからのスムーズなボールコントロール、冷静にニア上へ突き刺したフィニッシュワークもそういった日々の取り組みが実った。 「前線の選手、2列目よりも前の選手はシュート練習を、どんなに厳しいトレーニングをした後でも、最後にルーティンとして持っていますが、我々はそこにも手を入れて、ただ単に気持ちよく止めて蹴るだけでは試合に繋がらないという意味で、森下コーチが強いパスを出しそこにコントロールをして、点で合わせるようなパスをコントロールしてシュートを打つという、少し刺激を入れてくれている」 「まさに山見の点もハイスピードの中でコントロールをして、しっかりコースに打ち抜いたという意味では、ゴール前でフリーになるとしても強いパスと、ミスのないコントロールがない限り足を振らせてもらえないので、そういうエクストラの中のエクストラも目的意識を持って今年はやっているので、ああいう得点が生まれると、さらに(練習の)最後の最後までみんなが意味を持ちながらやってくれるのではないかなと思います」 DF谷口栄斗を累積警告による出場停止で欠くものの、柏戦に向けては保有元相手に躍動感あるパフォーマンスで勝利を挙げたチームに大きな刺激を受けた前述の3選手がメンバー選考に戻り、よりハイレベルなポジション争いが繰り広げられる。 「非常に意識の高い練習ができた」と今週のトレーニングへの手応えを語った城福監督は、「いい悩ましさが出てきた」と18名のメンバー選考に嬉しい悲鳴を上げる。 「レンタルの選手が普段試合に出ている中、その選手たちが出られないという意味では、その前の週からチャンスを掴みたい選手たちは意欲に溢れていたと思いますし、それで勝ち点3をつかみ取った」 「次に誰が出るんだという意味で、選手がやれることは練習場で見せることしかないですし、我々もチームを成長させるためにはピッチの上でしかないので、いい相乗効果というか、非常に意識の高い練習が今週もできたなと。(メンバーの)チョイスに関しては最後の最後まで考えたいと思いますけど、全員が試合に対する意欲を出して練習に取り組んでくれているので、むしろいい悩ましさが出てきたなという感触」 そういった充実を感じながら臨む今回のアウェイゲームでは6月初旬以来、今季3度目のリーグ連勝を目指す。 前回対戦で1-1と引き分けた柏は勝ち点5差で16位と苦しい戦いが続いているが、日本代表に選出されたFW細谷真大、リーグ屈指のアタッカーであるMFマテウス・サヴィオを擁する難敵だ。 指揮官は直近の鹿島と「大枠において似ている」と語る次節の対戦相手に言及。その両エースへの警戒と共に、前節の反省を踏まえて相手の攻撃陣がより輝くオープンな展開を避けたい考えだ。 「もちろん細かいところは違いますけど、[4-4-2]という言い方がいいか、[4-2-3-1]の中でサイドバックがどう構えてくるか、2列目がどういう起点になるかという大枠において柏と鹿島は似ています。ただ当たり前ですけど選手が違って、本当にJリーグの中で屈指の外国人選手がいますし、日本の将来を担うと言われているスピードスターもいるので、特徴がハッキリしている」 「そこを強く意識をしなければいけないですし、クオリティ的にもおそらくオープンな展開が何分か続くと、フィニッシュまで持っていくクオリティというのを、柏の前線の選手は持っている」 「(鹿島戦の後半序盤で)なぜオープンになったのかと言えば、我々がPKではないかと手を広げている間に、一気にゴール前まで持って行かれた。彼らが手を広げている暇があったら、そこの何十メーターかを(守備に戻るため)フルスプリントすることが大事だというのは確認しました」 「おそらくそれを許していれば、柏のクオリティであれば、本当に決定的なところまで持っていくと思うので、もう一度そこの手綱を締めて鹿島戦のようにコンパクトにしながら、簡単に中を通させないというところは徹底しなければいけない」 さらに、前回対戦で途中出場から同点ゴールを決められたFW木下康介、鹿島から今夏加入のFW垣田裕暉、アタッキングサードでの局面打開に優れるMF島村拓弥ら多士済々の“ゲームチェンジャー”を警戒しつつも、やはり崩しの局面で全権を握ると言っても過言ではないブラジル人アタッカーへの対応を勝負のカギに挙げた。 「スピードが特徴の選手と高さが特徴な選手と、ドリブルが好きな選手といろんな特徴を持った選手がメンバーとしているので、どういう先発できて途中でどういうふうに変わっていくのかで様子が変わってくる。我々はいろんなことを想定しなければいけない」 「ただひとつ言えるのは、彼らのカウンターを発動するときにマテウス・サヴィオが軸になっているのは間違いないので、自由にポジションを取る彼をいかにチームとして制限をかけていくかというのは、肝になるかなと思います」 2024.08.30 15:00 Fri5