満身創痍のなかで奮闘も絶好調アタランタに屈する…ラニエリ監督「戦い続け、逆境に屈してはいけない」
2024.12.03 10:21 Tue
ローマのクラウディオ・ラニエリ監督が、ホーム初陣での敗戦を分析した。
ローマは2日、スタディオ・オリンピコで行われたセリエA第14節でアタランタと対戦し、0-2で敗れた。
この敗戦により、リーグ4連敗となった苦境のジャッロロッシは降格圏と2ポイント差の15位まで転落している。
3度目の就任となったなか、ホームでの初陣で初勝利を目指したローマ。前半は相手に主導権を握られる展開ながらも、集中した守備で0-0のイーブンでハーフタイムを迎えた。そして、後半は低い位置ながらもボールを保持し、相手にチャンスを与えないまずまずの試合運びを見せた。
しかし、前線を中心にフレッシュな選手を投入した相手に押し込まれると、69分にはMFマルテン・デ・ローンのミドルシュートがゴール前のDFにディフレクトして大きくコースが変わってゴール右ポストを叩いた末に決まる、不運な失点で先制点を献上。さらに、試合終了間際の89分には左CKからMFニコロ・ザニオーロにヘディングシュートを決められ、万事休す。
同試合後、ラニエリ監督はイタリア『スカイ・スポルト』でこの敗戦を振り返った。
「体力がある限り、あらゆる攻撃に対応できていた」
「今夜の私の交代はすべて、疲労と肉体的な痛みによって決定づけられた。だから、アタランタにおめでとうと言いたいが、ローマには最高の賛辞を送りたい」
「相手は適切な変更を加えることができたが、私にはもう適任のミッドフィルダーがいなかった。それでも、チャンスを作ったプレーヤーたちを称賛した、とにかく最後の瞬間まで戦ったチームを褒めたい」
「アタランタはスクデット獲得を目指して戦っており、準備ができている。我々はそうではない。単純な話だ」
試合総括で語ったように、同試合ではDFマッツ・フンメルス、MFブライアン・クリスタンテが自ら交代を要求して負傷交代したほか、FWアルテム・ドフビク、FWパウロ・ディバラの2選手に関してもギリギリの状態で連戦を戦う形となっていた。
「フンメルスとクリスタンテは背中と筋肉に違和感を感じており、明日の朝に評価する必要がある。マッツがもっと早く私に異常を伝えてくれたら良かったとは思うよ。そうすれば違う変更ができたからね」
「ディバラはまだフルトレーニングをしていないが、今日は素晴らしい試合をした。ドフビクも代表チームに向かったが、問題があったため出場しなかった。昨日は出場できるかどうかわからないと私に言ったが、今日は素晴らしい試合をした」
監督交代後は首位のナポリと2位のアタランタに、ヨーロッパリーグではトッテナムと厳しい相手との戦いが続いたが、次節のレッチェ戦を含めクリスマス前までは5試合中4試合をホームで戦い、対戦相手のレベルも若干落ちるため、ここが前半戦の正念場となる。
指揮官は「簡単な試合はない」と気を引き締めながらも、少しずつチームが改善を見せるなかで必ずやチームが立ち直れるはずだと自信も示している。
「12月中は4日ごとに試合をする期間がある。簡単な試合はない。実際、次の試合は今夜よりもさらに難しいものになるはずだ。我々はそれを受け入れ、戦わなければならない」
「チームがこれらの試合でやっているように、私に従い続ければ、問題解決のカギが見つかるはずだ」
「我々は戦い続けなければならない。逆境に屈してはいけない。私は諦めようとするプレーヤーが好きではないし、決してそれを受け入れない。我々は今夜のように、疲れ果てるまで、ボールごとにどう反応し、戦うべきかを知らなければならない」
ローマは2日、スタディオ・オリンピコで行われたセリエA第14節でアタランタと対戦し、0-2で敗れた。
この敗戦により、リーグ4連敗となった苦境のジャッロロッシは降格圏と2ポイント差の15位まで転落している。
しかし、前線を中心にフレッシュな選手を投入した相手に押し込まれると、69分にはMFマルテン・デ・ローンのミドルシュートがゴール前のDFにディフレクトして大きくコースが変わってゴール右ポストを叩いた末に決まる、不運な失点で先制点を献上。さらに、試合終了間際の89分には左CKからMFニコロ・ザニオーロにヘディングシュートを決められ、万事休す。
戦前の段階でリーグ7連勝中だった相手に奮闘を見せたが、厳しいホームでの敗戦となった。
同試合後、ラニエリ監督はイタリア『スカイ・スポルト』でこの敗戦を振り返った。
「体力がある限り、あらゆる攻撃に対応できていた」
「今夜の私の交代はすべて、疲労と肉体的な痛みによって決定づけられた。だから、アタランタにおめでとうと言いたいが、ローマには最高の賛辞を送りたい」
「相手は適切な変更を加えることができたが、私にはもう適任のミッドフィルダーがいなかった。それでも、チャンスを作ったプレーヤーたちを称賛した、とにかく最後の瞬間まで戦ったチームを褒めたい」
「アタランタはスクデット獲得を目指して戦っており、準備ができている。我々はそうではない。単純な話だ」
試合総括で語ったように、同試合ではDFマッツ・フンメルス、MFブライアン・クリスタンテが自ら交代を要求して負傷交代したほか、FWアルテム・ドフビク、FWパウロ・ディバラの2選手に関してもギリギリの状態で連戦を戦う形となっていた。
「フンメルスとクリスタンテは背中と筋肉に違和感を感じており、明日の朝に評価する必要がある。マッツがもっと早く私に異常を伝えてくれたら良かったとは思うよ。そうすれば違う変更ができたからね」
「ディバラはまだフルトレーニングをしていないが、今日は素晴らしい試合をした。ドフビクも代表チームに向かったが、問題があったため出場しなかった。昨日は出場できるかどうかわからないと私に言ったが、今日は素晴らしい試合をした」
監督交代後は首位のナポリと2位のアタランタに、ヨーロッパリーグではトッテナムと厳しい相手との戦いが続いたが、次節のレッチェ戦を含めクリスマス前までは5試合中4試合をホームで戦い、対戦相手のレベルも若干落ちるため、ここが前半戦の正念場となる。
指揮官は「簡単な試合はない」と気を引き締めながらも、少しずつチームが改善を見せるなかで必ずやチームが立ち直れるはずだと自信も示している。
「12月中は4日ごとに試合をする期間がある。簡単な試合はない。実際、次の試合は今夜よりもさらに難しいものになるはずだ。我々はそれを受け入れ、戦わなければならない」
「チームがこれらの試合でやっているように、私に従い続ければ、問題解決のカギが見つかるはずだ」
「我々は戦い続けなければならない。逆境に屈してはいけない。私は諦めようとするプレーヤーが好きではないし、決してそれを受け入れない。我々は今夜のように、疲れ果てるまで、ボールごとにどう反応し、戦うべきかを知らなければならない」
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ローマが、ラシン・クラブのU-23アルゼンチン代表DFマルコ・ディ・チェーザレ(22)の獲得に動き出したようだ。 アルヘンティノス・ジュニアーズの下部組織からファーストチームに昇格したディ・チェーザレは、今年1月にラシンへ完全移籍。186cmの右利きのセンターバックは、地対空の安定した対人対応に加え、守備的MFでもプレー可能な技術も併せ持つ万能型で、先月にコパ・スダメリカーナ優勝に貢献するなど新天地の守備の要として活躍。 U-23アルゼンチン代表としてパリ・オリンピックにも出場しており、アルゼンチン国内では将来を嘱望される若手の一人という位置付けだ。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ローマは交渉はまだ予備段階ではあるものの、今冬の移籍市場で同選手の獲得に動き始めているという。 契約解除条項に関しては現時点で1300万ユーロ(約20億7000万円)で、来年には1500万ユーロ(約24億円)に増額される見込みとなっており、ローマは元スペイン代表DFマリオ・エルモソらが去る場合には、より本格的な動きを見せる可能性があるようだ。 ただ、その逸材に対してはインテルやRBライプツィヒといった欧州5大リーグのクラブも関心を示しているようで、争奪戦も想定されるところだ。 2024.12.11 12:30 Wed4
ローマがブラガに完勝でEL2勝目! ペッレグリーニ今季初弾に新加入DF2人が加入後初ゴール【EL】
ヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第6節、ローマvsブラガが12日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが3-0で快勝した。 前節、トッテナムとのアウェイゲームを2-2のドローで終え、ELでは21位に甘んじるローマは、18位のブラガとのホームゲームで2勝目を狙った。 セリエA前節でレッチェに今季最多4ゴールを挙げてラニエリ新体制初勝利を挙げたジャッロロッシは、その試合から先発5人を変更。アブドゥルハミドやザレフスキを起用し、前線はディバラの偽CFを継続し、2シャドーにスーレとペッレグリーニを配置した。 立ち上がりこそ相手の勢いを受けたローマだったが、開始10分で先制点を奪う。エンディカからのロングフィードで左サイドのスペースへ抜け出したザレフスキがボックス手前でフリーのペッレグリーニに横パスを通すと、ジャッロロッシのカピターノが狙いすました右足シュートをゴール右隅に流し込んだ。 ペッレグリーニの今シーズンの公式戦初ゴールで最高の滑り出しを見せたホームチームは、ここから完全に主導権を掌握。スーレとディバラのアルゼンチン人レフティーコンビで起点を作ると、3列目の選手も積極的に攻撃参加をみせ、厚みのある攻撃を仕掛けていく。 とりわけ、アタッキングサードで効果的にフリーでボールを引き出したペッレグリーニは、再三のシュートシーンに関与。15分にはマンチーニの右クロスに反応してクロスバー直撃のヘディングシュートを放てば、ボックス付近で際どいシュートを放っていく。 さらに、ボールとゲームを支配し続けると、前半終盤にかけては流れの中からディバラ、セットプレーからエンディカやマンチーニが決定的なシュートを放っていくが、最後のところで体を張ったブラガに対して2点目は奪えなかった。 迎えた後半、プレータイムコントロールのためにディバラを下げてドフビクをハーフタイム明けに投入したローマ。すると、立ち上がりの47分にはボックス手前中央で見事なキープを見せたマヌ・コネがボックス右のスペースに流したスルーパスに反応したアブドゥルハミドが強烈な右足シュートをゴールネットに突き刺し、嬉しい加入後初ゴールとした。 これで余裕の展開となったローマは危なげなくゲームをコントロール。さらに、68分にはエリア外でハンドを犯したブラガGKマテウスがレッドカードで退場に。数的優位まで手にした。 これで勝利が決定的となったなか、イケイケのホームチームはメンバーを入れ替えながら、得失点差を稼ぐべく積極的に仕掛けていくが、最後のところで仕留め切れない。それでも、後半終了間際の91分にはエンディカのシュートをGKがはじいたところに詰めたエルモソがアブドゥルハミドに続いて加入後初ゴールを決めてトドメの3点目を奪った。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、シュート33本枠内17本とブラガを圧倒したローマが公式戦連勝とともにEL2勝目を挙げた。 ローマ 3-0 ブラガ 【ローマ】 ロレンツォ・ペッレグリーニ(前10) サウード・アブドゥルハミド(後2) マリオ・エルモソ(後46) 2024.12.13 04:56 Fri5