【ELリーグフェーズ第6節プレビュー】勝ち点3差の上位争い2カードに、久保ソシエダは公式戦5連勝狙う

2024.12.12 19:00 Thu
勝ち点3差の上位争い2カード
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勝ち点3差の上位争い2カード
ヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第6節が12月11、12日に開催される。強豪クラブや日本人選手所属クラブを中心に第6戦の展望を紹介していく。

◆リーグフェーズ第6節
▽12/11(水)
フェネルバフチェ 0-2 アスレティック・ビルバオ

▽12/12(木)
《26:45》
ローマ vs ブラガ
ビクトリア・プルゼニ vs マンチェスター・ユナイテッド
マルメ vs ガラタサライ
オリンピアコス vs トゥベンテ
PAOK vs フェレンツヴァーロシュ
ルドゴレツ vs AZ
サン=ジロワーズ vs ニース
ホッフェンハイム vs FCSB
《29:00》
アヤックス vs ラツィオ
ポルト vs ミッティラン
ボデ/グリムト vs ベシクタシュ
エルフスボリ vs カラバフ
マッカビ・テルアビブ vs RFS
リヨン vs フランクフルト
レンジャーズ vs トッテナム
レアル・ソシエダ vs ディナモ・キーウ
スラビア・プラハ vs アンデルレヒト
◆勝ち点3差の上位争い2カード
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ラツィオが前節ドローに終わった結果、開幕からの全勝チームが消滅。第5節終了時点では4勝1分けの勝ち点13で並ぶラツィオ、アスレティック・ビルバオ、フランクフルトの3チームがリーグテーブルの最上位に名を連ねる。

その上位陣では首位のラツィオが6位のアヤックスと、3位のフランクフルトが7位のリヨンといずれも勝ち点3差の上位対決に臨む。
前節、ホームでルドゴレツ相手に0-0のドローに終わったラツィオは直後のリーグ戦でパルマ相手に1-3で敗戦。しかし、ナポリとのコッパ・イタリア、セリエAの連戦に連勝。きっちりバウンスバックを果たし、良い形で今回の一戦を迎えた。16日にインテルとの強豪対決を控えるなか、今回のアウェイゲームでは若干のターンオーバーが見込まれるが、難敵相手に勝ち切れるか。そのなかで先日のコッパでハットトリックを達成したFWノスリンの活躍に期待だ。

対するアヤックスは前節、レアル・ソシエダに初黒星を喫すると、直近のエールディビジではユトレヒトとドロー、AZに1-2の敗戦と2試合未勝利。調子はいまひとつだが、MFヘンダーソン、FWヴェグホルストらベテランを中心に質の高い選手は揃っているだけに、ホームで首位相手に勝ち点3をもぎ取りたい。

フランクフルトはEL3位に加え、ブンデスリーガでもバイエルンに次ぐ2位と開幕から好調を維持。前節はミッティラン相手にエースのマーモウシュのPKによるゴールで競り勝って無敗を継続。ただ、先週のDFBポカールではライプツィヒに0-3で完敗し、公式戦連勝が「7」でストップ。直近のアウグスブルク戦も2-2のドローに終わっており、ここが踏ん張りどころだ。今回のリヨン戦では直近2戦5失点の守備の改善が勝ち点3のポイントになる。

対するリヨンは前節のカラバフ戦の4-1の勝利から公式戦3試合連続3ゴール以上を挙げての3連勝と好調を維持。そのなかでFWラカゼット、FWミカウタゼにMFシェルキと攻撃陣が躍動しており、対戦相手とは異なり、こちらはその攻撃陣のパフォーマンスが勝利のカギを握る。

なお、その2チームに先駆けて11日にフェネルバフチェ戦を戦ったアスレティック・ビルバオはFWイニャキ・ウィリアムズの2ゴールの活躍によって2-0の快勝。勝ち点を「16」に積み上げて暫定首位に躍り出た。

その上位陣の後塵を拝する優勝候補では9位のトッテナムが8位のレンジャーズと、12位のマンチェスター・ユナイテッドが13位のビクトリア・プルゼニと、21位のローマが18位のブラガといずれも順位が近い相手と対戦する。

前節、ローマと2-2の激闘を演じたトッテナムは以降のリーグ戦でボーンマス、チェルシーに連敗。公式戦4試合未勝利にロメロ、ファン・デ・フェンのレギュラーセンターバック2人が再負傷と泣きっ面に蜂の厳しい状況だ。そのなかで元セルティック指揮官のかつての宿敵レンジャーズと対峙するアウェイゲームではなんとか勝ち点3を持ち帰りたい。

ユナイテッドは次節にマンチェスター・ダービーを控えるなか、チェコの強豪とのアウェイゲームに臨む。前節ボデ/グリムト戦でアモリム新体制初勝利を挙げたが、直近のリーグ戦ではアーセナル、ノッティンガム・フォレスト相手に連敗。過密日程を考慮すれば、週末のダービーへ主力を温存したいところだが、ELにおいても取りこぼしは許されず、最小限のターンオーバーで弾みを付ける勝利を狙う。

ローマはリーグ前節でレッチェに今季最多4ゴールを挙げてラニエリ新体制初勝利。トッテナム戦、レッチェ戦とパフォーマンス面でも改善傾向を示しており、ポルトガルの強豪を迎え撃つホームゲームではその良い流れを活かしたい。

◆復調ラ・レアルは公式戦5連勝狙う
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今回のリーグフェーズにはレアル・ソシエダのMF久保建英、AZのDF毎熊晟矢、サン=ジロワーズのDF町田浩樹、アンデルレヒトのFW後藤啓介の日本人4選手が出場している。

16位のソシエダは前節、久保の1ゴール1アシストの圧巻の活躍によってアヤックス相手に2-0の会心の勝利。これで流れを変えると、以降のレアル・ベティス戦、コパ・デル・レイのコンケンセ戦をしぶとく勝ち切り、直近のレガネス戦では3-0の完勝。公式戦4連勝を完全復調の構えを見せる。

今回のホームゲームではここまで5戦全敗で最下位に低迷するディナモ・キーウが相手だけに、油断することなく普段通りの戦いを見せつつ、5連勝を狙いたい。今週末のラ・リーガもホームゲームとなるため、久保ら主力を出し惜しみすることなく勝ち点3を積み上げたい。

18位のAZは前節、毎熊が先制点と失点にも関与したなか、上位のガラタサライと1-1のドロー。以降のリーグ戦ではアヤックスを撃破するなど2連勝と調子は上々だ。順位は33位も前節はラツィオ相手に引き分けたルドゴレツとのアウェイゲームでは右サイドバックでスタメン濃厚の毎熊の活躍に期待したい。

24位のサン=ジロワーズは35位と下位に低迷するニースとのホームゲームに挑む。直近のリーグ戦を累積警告で欠場となった町田は休養十分での先発起用が見込まれるなか、順位は下位もリーグ・アンでは攻撃の破壊力を示す難敵相手に守備面での奮闘を期待したい。

先週にジュビロ磐田からの完全移籍が発表されたアンデルレヒトの後藤はここまで招集外が続き、今回の一戦も残念ながらメンバー外が確定。ただ、チームは3勝2分けの5位と好調を維持しており、26位のスラビア・プラハとのアウェイゲームでは3戦ぶりの白星を目指す。

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「兄との対戦は特別なもの」インザーギ兄弟対決を心待ちにする弟シモーネ

ラツィオのシモーネ・インザーギ監督は、兄のフィリッポ・インザーギ監督との対戦を心待ちにしているようだ。クラブ公式サイトが伝えた。 15日に行われるセリエA第12節において、ラツィオは昇格組のベネヴェントと対戦する。前節エラス・ヴェローナに敗れ、リーグ9位に沈んでいるラツィオにとっては、これ以上上位グループに離されないためにも、勝利が必要な一戦だ。 また、この試合はインザーギ兄弟の対戦としても注目されている。兄弟初対戦となった2018-19シーズンには、S・インザーギ監督のラツィオが、F・インザーギ監督が当時率いていたボローニャに勝利しており、今回はそれ以来の対戦となる。 2019年1月にボローニャを解任されたF・インザーギ監督は、昨シーズン夏にセリエBのベネヴェントに就任すると、7試合を残してセリエAに昇格。クラブは変わったが、弟へのリベンジを狙っている。 試合前の公式会見で、兄弟対決について触れられたS・インザーギ監督は、兄との対戦を楽しみにしていると語った。 「兄が率いるベネヴェントとの対戦はエキサイティングなものになるだろう。彼との対戦は特別なものだが、お互い試合に集中するはずだ」 「95分の戦いを終えた後、最後にはお互い抱き合う。それは2人の子供たちにとっても、両親にとっても大きな幸福となるはずだ」 また、S・インザーギ監督は、14日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)の組み合わせ抽選会の結果、ラウンド16で現王者バイエルンとの対戦が決定したことにも言及。チームが成長する素晴らしい機会だと、対戦に向け意気込みを見せている。 「我々は現役王者と対戦することになる。ヨーロッパのベスト16に入れば、簡単な試合はないだろう。良い刺激になるだろうし、チームが成長するための機会となるはずだ。我々は可能な限り最高のコンディションで試合に臨めるよう、努力しなければならない」 2020.12.15 18:09 Tue
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スロベニア代表CBビヨルは隠れた人気銘柄? インテルに続き6クラブから関心か

ウディネーゼのスロベニア代表DFジャカ・ビヨル(25)は隠れた人気銘柄か。 ビヨルは190cmのセンターバック(CB)。CBを主戦場にボランチも対応可能で、スロベニア代表では通算53キャップ。ユーロ2024はラウンド16敗退まで全4試合にフル出場した。 クラブキャリアは2018年夏に母国からロシアのCSKAモスクワへ。ハノーファーへのレンタル移籍を経験したのち、22年夏に現所属のウディネーゼへ完全移籍でやってきた。 23-24シーズンが終わったあたりからインテルの関心が報じられており、ユーロ2024での奮闘がさらに多くのクラブを惹きつけた模様。 イタリア『カルチョメルカート』によると、ナポリ、ボローニャ、ラツィオ、シュツットガルト、ヴォルフスブルク、ノッティンガム・フォレストが新たに関心を寄せ始めたという。 『SportItalia』いわく、シュツットガルト、ヴォルフスブルク、フォレストについては、すでにビヨルとウディネーゼへアプローチ。 元々インテルによる関心は「さほど高くない移籍金」も理由のひとつと伝えられていたが、やはりウディネーゼの要求は1000万〜1500万ユーロ(約17.4億〜26.2億円)が目安とのことだ。 2024.07.10 14:05 Wed
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ラツィオ、昨季マドリーでトップデビューのDFマリオ・ヒラを獲得

ラツィオは5日、レアル・マドリーからスペイン人DFマリオ・ヒラ(21)を獲得した。クラブ公式SNSを通じてスペイン人センターバックの到着を伝えている。 イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が報じるところによれば、移籍金は600万ユーロ(約8億3000万円)程度になる模様だ。 2018年夏にエスパニョールからマドリーのカンテラ加入したヒラ。その翌年にはレアル・マドリー・カスティージャに昇格し、ここまで73試合に出場。また、今年4月に行われ、マドリーがラ・リーガ優勝を決めた第34節のエスパニョール戦でトップチームデビューを飾ると、その後のレバンテ戦でも途中出場していた。 過去にU-19スペイン代表にも招集歴がある185cmのセンターバックは、攻守両面におけるバランスの良さと、リーダーシップに優れる有望株の一人だ。 2022.07.06 13:27 Wed
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「練習中でもタバコ吸ってんのか」サッカー界きっての“愛煙家”サッリ監督の指導姿が反響!1日60本吸うことで話題

ラツィオを指揮するマウリツィオ・サッリ監督の指導姿が話題だ。 2021-22シーズンからラツィオを率いているサッリ監督。今シーズンはセリエAで3位につけ、ヨーロッパリーグ(EL)はグループステージで敗退したもののヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の舞台で戦っている。 7日にはECLのラウンド16・1stレグでDF菅原由勢が所属するAZと対戦したラツィオだが、試合前の練習時のサッリ監督を捉えた姿を『ESPN』が伝え、注目を集めている。 グラウンドで選手たちを見守るサッリ監督だが、その手には火のついたタバコが。サッリ監督は度々タバコをくゆらせていた。日常的な光景なのか、選手や周りのスタッフたちも特にそれに触れることなく練習は継続していた。 フットボール界屈指の戦術家としてだけでなく、愛煙家としても有名なサッリ監督。1日60本以上のタバコを吸うことでも話題になったことがあり、過去には試合中にピッチサイドで喫煙する姿がたびたび…。チェルシー時代は試合中の喫煙が禁じられたことで、紙タバコを口に含みながら指揮を執っていた。 イメージ通りの光景ではあるが、改めて目の当たりにしたファンからは「サッリ、練習中でも煙草吸ってんのかいw」、「サッリのおっさん当たり前のように練習中にタバコ吸ってんの草」、「何吸ってるんだろう」と驚きの声が上がっていた。 <span class="paragraph-title">【動画】通常運転?練習中に選手の目の前でタバコを吸うサッリ監督</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Maurizio Sarri casually smoking a cigarette in Lazio training ahead of their Europa Conference League clash against AZ Alkmaar.<br><br>Classic Sarri <br><br>(via <a href="https://twitter.com/ESPNnl?ref_src=twsrc%5Etfw">@ESPNnl</a>) <a href="https://t.co/JGfX3trjNp">pic.twitter.com/JGfX3trjNp</a></p>&mdash; ESPN FC (@ESPNFC) <a href="https://twitter.com/ESPNFC/status/1633118181735661568?ref_src=twsrc%5Etfw">March 7, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.03.08 19:45 Wed

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