【ELラウンド16 2ndレグプレビュー】久保&毎熊の8強入りなるか? ベスト8懸けた運命の第2戦
2025.03.13 18:00 Thu
ベスト8懸けた運命の第2戦
ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16・2ndレグが13日に開催される。日本人選手所属クラブと強豪クラブを中心に、ベスト8進出を懸けた第2戦の展望を紹介していく。
◆ラウンド16 2ndレグ
▽3/13(木)
《26:45》
オリンピアコス vs(AGG:0-3) ボデ/グリムト
フランクフルト vs(AGG:2-1) アヤックス
ラツィオ vs(AGG:2-1) ビクトリア・プルゼニ
アスレティック・ビルバオ vs(AGG:1-2) ローマ
《29:00》
レンジャーズ vs(AGG:3-1) フェネルバフチェ
リヨン vs(AGG:3-1) FCSB
トッテナム vs(AGG:0-1) AZ
マンチェスター・ユナイテッド vs(AGG:1-1) レアル・ソシエダ
◆久保は勝利、毎熊は逃げ切り。ともに敵地で突破狙う
今回のプレーオフにはレアル・ソシエダのMF久保建英、AZのDF毎熊晟矢が参戦している。
久保は先週にホームで行われた1stレグで先発出場したなか、マンチェスター・ユナイテッドと1-1で引き分けた。後半にFWザークツィー、FWオヤルサバルと1ゴールずつを奪い合ったが、ともにボール保持した際に攻めあぐねる状況を強いられ、終始堅い展開での痛み分けに終わった。
ホームで先勝を逃したラ・レアルは、先週末にホームでセビージャと対戦し0-1の敗戦。久保ら多くの主力を温存して後半勝負の形となったが、0-0で折り返したその立ち上がりの失点を最後まで撥ね返せずに敗戦。主力のプレータイムはコントロールできたが、攻撃面の停滞感を抱える状況でオールド・トラッフォードに乗り込む。1stレグではやや消化不良の内容となった久保としては躍動感を取り戻し、チームの勝利に貢献したい。また、初戦を体調不良で欠場したMFスビメンディの復帰は大きな追い風だ。
AZはホームで行われたトッテナムとの1stレグを1-0で先勝。唯一のゴールはオウンゴールとなったが、試合を通して強豪を圧倒。攻撃では相手守護神ヴィカーリオの再三の好守に阻まれたが、コレクティブなショートカウンターやセットプレーでより多くの決定機を創出。さらに、守備では相手に決定機はおろか枠内シュートを1本も打たせない傑出したパフォーマンスを見せた。
そのなかでフル出場の毎熊は守備でFWソン・フンミン、FWオドベールらにほぼ完璧な対応を見せつつ、攻撃ではオーバーラップ、アンダーラップを効果的に使い分けつつ、ビルドアップの出口としても機能。勝利の立役者の一人となった。なお、チームは先週末のリーグ戦がリーグの配慮によって延期となっており、十分な休養と準備期間を得て敵地へ乗り込む。
対するスパーズは試合後に指揮官ポステコグルー、多くの主力選手が低調なパフォーマンスを反省する弁を述べており、ホームで逆転を目指す2ndレグに向けてはしっかりとした姿勢で臨むことになるはずだ。ただ、先週末はホームでボーンマス相手に2-2のドロー。公式戦連敗こそストップしたが、弾みを付ける勝利とはならなかった。DFダンソが負傷、MFベンタンクールが累積警告で出場停止となり、前回対戦から若干のメンバー変更も見込まれるなか、スタメン復帰が見込まれるDFロメロ、DFファン・デ・フェンのセンターバックコンビやMFマディソン、ソン・フンミンといったリーダーグループの奮起が求められるところだ。
◆アスレティックvsローマに、初戦大敗組のバウンスバックなるか
前述の2カード以外ではローマ、ラツィオのセリエA勢の戦いに注目が集まる。
今ラウンド屈指の好カードとなったローマvsアスレティック・ビルバオの初戦は、ホーム開催のローマが2-1で先勝。後半序盤にFWニコ・ウィリアムズのゴールでアウェイチームが先制も、ホームチームはDFアンヘリーニョのゴールですぐさま追いつくと、後半終盤にDFジェライが2枚目のイエローカードで退場となったアスレティック相手に猛攻を仕掛け、後半ラストプレーでFWショムロドフが劇的なゴールを奪って勝ち切った。
アドバンテージを手にして敵地へ乗り込むジャッロロッシは、大幅なターンオーバーを敢行した先週末のエンポリ戦もFWスーレの電光石火弾を最後まで守り抜いて敵地でウノセロ勝利。DFチェリクの負傷は痛手もFWディバラが予定通りに復帰できる見込みで、良い状態で敵地へ乗り込む。
対するアスレティックはジェライのサスペンションに1stレグで負傷したDFビビアンが欠場と、レギュラーセンターバックコンビ不在での難しい戦いを強いられる。先週末のマジョルカ戦も1-1のドローに終わり、攻撃がやや停滞している点も気がかりだが、ウィリアムズ兄弟やFWサンナディ、FWグルセタの強力攻撃陣が本来の力を発揮できれば、サン・マメスの熱狂的な空気とともに逆転突破は十分に可能だ。
リーグフェーズを首位通過したラツィオはビクトリア・プルゼニとのリターンマッチに臨む。敵地での1stレグでは1-1で迎えた後半にMFロベッラ、DFジゴが相次いで退場となるアクシデントに見舞われたが、後半ラストプレーでFWイサクソンが決めた劇的ゴールによって望外の2-1の先勝。ただ、直近のウディネーゼ戦は1-1のドローに終わり、チャンピオンズリーグ(CL)では同じくリーグフェーズ首位で敵地での初戦を勝利したリバプールが敗退を強いられており、気を引き締めて戦いたい。
ともに大会優勝経験があるフランクフルトvsアヤックスの第2ラウンドも激戦必至だ。アヤックスホームの1stレグはホームチームが先制点に加えて主導権を握ったが、セットプレー流れとカウンターによってしたたかにゴールを重ねたフランクフルトが2-1の逆転勝利を収めていた。先週末のリーグ戦ではアヤックスが勝利、フランクフルトが敗戦と明暗分かれる形となっており、その結果も踏まえて今回も拮抗した戦いとなりそうだ。
その他ではレンジャーズとのホーム開催の初戦で1-3の敗戦を喫したモウリーニョ率いるフェネルバフチェ、ボデ/グリムトとのアウェイゲームで0-3の大敗を喫したメンディリバル率いる昨季カンファレンスリーグ王者のオリンピアコスという、崖っぷちの強豪2チームによるバウンスバックにも注目だ。
◆ラウンド16 2ndレグ
▽3/13(木)
《26:45》
オリンピアコス vs(AGG:0-3) ボデ/グリムト
フランクフルト vs(AGG:2-1) アヤックス
ラツィオ vs(AGG:2-1) ビクトリア・プルゼニ
アスレティック・ビルバオ vs(AGG:1-2) ローマ
《29:00》
レンジャーズ vs(AGG:3-1) フェネルバフチェ
リヨン vs(AGG:3-1) FCSB
トッテナム vs(AGG:0-1) AZ
マンチェスター・ユナイテッド vs(AGG:1-1) レアル・ソシエダ
◆久保は勝利、毎熊は逃げ切り。ともに敵地で突破狙う
今回のプレーオフにはレアル・ソシエダのMF久保建英、AZのDF毎熊晟矢が参戦している。
ホームで先勝を逃したラ・レアルは、先週末にホームでセビージャと対戦し0-1の敗戦。久保ら多くの主力を温存して後半勝負の形となったが、0-0で折り返したその立ち上がりの失点を最後まで撥ね返せずに敗戦。主力のプレータイムはコントロールできたが、攻撃面の停滞感を抱える状況でオールド・トラッフォードに乗り込む。1stレグではやや消化不良の内容となった久保としては躍動感を取り戻し、チームの勝利に貢献したい。また、初戦を体調不良で欠場したMFスビメンディの復帰は大きな追い風だ。
対戦相手のユナイテッドはソシエダ同様にパフォーマンスは振るわずも、最低限のドローで敵地での初戦を終えた。ただ、先週末のリーグ戦では劣勢必至と思われたアーセナルとのホームゲームで1-1のドロー。相手守護神ラヤの再三好守に阻まれて勝利を逃したが、ポジティブな内容だった。対戦相手に比べてコンディション面は厳しくDFヨロが新たに戦列を離れたが、MFウガルテやMFマウントらの復帰は朗報だ。アーセナル戦では相手を引き込む形でうまく試合を進めたが、能動的にゴールを目指す展開での停滞感打破が勝敗のカギを握る。
AZはホームで行われたトッテナムとの1stレグを1-0で先勝。唯一のゴールはオウンゴールとなったが、試合を通して強豪を圧倒。攻撃では相手守護神ヴィカーリオの再三の好守に阻まれたが、コレクティブなショートカウンターやセットプレーでより多くの決定機を創出。さらに、守備では相手に決定機はおろか枠内シュートを1本も打たせない傑出したパフォーマンスを見せた。
そのなかでフル出場の毎熊は守備でFWソン・フンミン、FWオドベールらにほぼ完璧な対応を見せつつ、攻撃ではオーバーラップ、アンダーラップを効果的に使い分けつつ、ビルドアップの出口としても機能。勝利の立役者の一人となった。なお、チームは先週末のリーグ戦がリーグの配慮によって延期となっており、十分な休養と準備期間を得て敵地へ乗り込む。
対するスパーズは試合後に指揮官ポステコグルー、多くの主力選手が低調なパフォーマンスを反省する弁を述べており、ホームで逆転を目指す2ndレグに向けてはしっかりとした姿勢で臨むことになるはずだ。ただ、先週末はホームでボーンマス相手に2-2のドロー。公式戦連敗こそストップしたが、弾みを付ける勝利とはならなかった。DFダンソが負傷、MFベンタンクールが累積警告で出場停止となり、前回対戦から若干のメンバー変更も見込まれるなか、スタメン復帰が見込まれるDFロメロ、DFファン・デ・フェンのセンターバックコンビやMFマディソン、ソン・フンミンといったリーダーグループの奮起が求められるところだ。
◆アスレティックvsローマに、初戦大敗組のバウンスバックなるか
前述の2カード以外ではローマ、ラツィオのセリエA勢の戦いに注目が集まる。
今ラウンド屈指の好カードとなったローマvsアスレティック・ビルバオの初戦は、ホーム開催のローマが2-1で先勝。後半序盤にFWニコ・ウィリアムズのゴールでアウェイチームが先制も、ホームチームはDFアンヘリーニョのゴールですぐさま追いつくと、後半終盤にDFジェライが2枚目のイエローカードで退場となったアスレティック相手に猛攻を仕掛け、後半ラストプレーでFWショムロドフが劇的なゴールを奪って勝ち切った。
アドバンテージを手にして敵地へ乗り込むジャッロロッシは、大幅なターンオーバーを敢行した先週末のエンポリ戦もFWスーレの電光石火弾を最後まで守り抜いて敵地でウノセロ勝利。DFチェリクの負傷は痛手もFWディバラが予定通りに復帰できる見込みで、良い状態で敵地へ乗り込む。
対するアスレティックはジェライのサスペンションに1stレグで負傷したDFビビアンが欠場と、レギュラーセンターバックコンビ不在での難しい戦いを強いられる。先週末のマジョルカ戦も1-1のドローに終わり、攻撃がやや停滞している点も気がかりだが、ウィリアムズ兄弟やFWサンナディ、FWグルセタの強力攻撃陣が本来の力を発揮できれば、サン・マメスの熱狂的な空気とともに逆転突破は十分に可能だ。
リーグフェーズを首位通過したラツィオはビクトリア・プルゼニとのリターンマッチに臨む。敵地での1stレグでは1-1で迎えた後半にMFロベッラ、DFジゴが相次いで退場となるアクシデントに見舞われたが、後半ラストプレーでFWイサクソンが決めた劇的ゴールによって望外の2-1の先勝。ただ、直近のウディネーゼ戦は1-1のドローに終わり、チャンピオンズリーグ(CL)では同じくリーグフェーズ首位で敵地での初戦を勝利したリバプールが敗退を強いられており、気を引き締めて戦いたい。
ともに大会優勝経験があるフランクフルトvsアヤックスの第2ラウンドも激戦必至だ。アヤックスホームの1stレグはホームチームが先制点に加えて主導権を握ったが、セットプレー流れとカウンターによってしたたかにゴールを重ねたフランクフルトが2-1の逆転勝利を収めていた。先週末のリーグ戦ではアヤックスが勝利、フランクフルトが敗戦と明暗分かれる形となっており、その結果も踏まえて今回も拮抗した戦いとなりそうだ。
その他ではレンジャーズとのホーム開催の初戦で1-3の敗戦を喫したモウリーニョ率いるフェネルバフチェ、ボデ/グリムトとのアウェイゲームで0-3の大敗を喫したメンディリバル率いる昨季カンファレンスリーグ王者のオリンピアコスという、崖っぷちの強豪2チームによるバウンスバックにも注目だ。
久保建英
毎熊晟矢
ソン・フンミン
ニコ・ウィリアムズ
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久保建英がソシエダと2029年までの長期契約した理由を語る「フィーリングが凄く良かった」
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レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が、プライベートの自身の好みなどについて語り話題となっている。 今シーズンからソシエダでプレーする久保。ここまでラ・リーガで21試合に出場し4ゴール3アシストを記録している。 数字に残らないプレーでもチームの勝利に貢献し、高いパフォーマンスを出し続けている久保。ラ・リーガの日本語公式ツイッターがインタビュー映像を公開した。 サッカーのことなどについて普段話をする久保だが、このインタビューではプライベートについても言及している。 今ハマっているアーティストについては、「back number、そしてあいみょんです」とコメント。「今までコンサートに行ったことはなかったんですが、去年の夏に両方のコンサートに行って、それからファンになりました」とコメントした。 これには「あいみょん好きとは!」、「ライブにマジで行ったの?」、「そうだったのか!」、「なんだか嬉しいぞ」、「これは初耳」と驚きの声をあげている。 また、好きな日本のテレビ番組について聞かれ「笑わせてくれる番組は好きです」と回答。「今好きなのは、英語で「Monday Late Show(月曜から夜ふかし)、日本のバラエティ番組です。夜の街頭インタビューが面白くて笑えます」とコメント。日本テレビ系で放送されており、関ジャニ∞の村上信五とマツコデラックスがMCを務める番組がお気に入りという。 これには「センス良い!」、「ちょっと親近感湧く」、「同じ感性してたん嬉しい」と、同じく番組を好んで見ているファンから好感を得ていた。 意外な一面を見せた久保。親近感が湧くことで、より興味を持たれる可能性は高く、今後もピッチの上での活躍が期待される。 <span class="paragraph-title">【動画】好きなアーティスト、好きなテレビ番組について話す久保建英</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"> 2023.03.05 20:55 Sun3
年俸64億円の破格オファー…久保建英がサウジ行き拒否明かす「最も大切なことは最高の選手と対戦し一緒にプレーすること」
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英(24)が、サウジアラビアからの超高額オファーを断っていたことを明かした。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。 現在、ラ・レアルの絶対的な主力として活躍する久保は、移籍市場においてヨーロッパのビッグクラブや、スター選手の獲得に依然として熱心な中東の金満クラブのターゲットとなっている。 その日本代表MFは最新の『フランス・フットボール』のインタビューでサウジアラビアからの超高額オファーを拒否したことを明かした。 今回のインタビューによると、具体的なクラブ名は明かされていないが、久保に対してサウジアラビアから年俸4000万ユーロ(約64億円)程度の4年契約という破格のオファーが届いていたという。 しかし、久保は「僕にとって子供の頃から最も大切なことは、最高の選手と対戦し、最高の選手と一緒にプレーすることだった」と、財政面の魅力よりも世界最高峰のレベルでプレーするというスポーツ面の魅力が何よりも重要であると主張。その破格のオファーを拒否したことを明かした。 その一方で、サウジアラビアが将来的にサッカー界をトップレベルで牽引するようなリーグに成長した場合、移籍先として検討の余地はあると、中東行きの可能性を完全には閉ざしてはいない。 「近い将来、あるいはずっと先の将来に、サウジアラビアがスポーツの実力で世界最高のリーグになったら、僕は行くと思います。ただ、現時点では、金銭面でしか魅力的ではないと考えています」 サウジアラビア行きを拒否した久保だが、今夏の移籍市場では依然としてリバプールからの関心も伝えられている。だが、イマノル・アルグアシル監督は最近のインタビューで日本人エース残留を明言しており、少なくとも今夏は引き続きスペインでプレーすることになりそうだ。 2024.08.11 18:50 Sun4
【2024-25 ラ・リーガ前半戦ベストイレブン】3つ巴の争いも3位のバルサから最多4選手を選出
2024-25シーズンのラ・リーガは第19節を消化。そこで本稿では前半戦のベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定した。 ◆ラ・リーガ前半戦ベストイレブン GK:レミロ DF:ミンゲサ、ビビアン、リュディガー、ミゲル・グティエレス MF:ヤマル、バルベルデ、ペドリ、ハフィーニャ FW:レヴァンドフスキ、グリーズマン GK アレックス・レミロ(29歳/レアル・ソシエダ) 出場試合数:19(先発:19)/失点数:13 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 安定感際立つラ・レアル最後の砦。サモラ賞レースでは12失点のオブラクが首位に立っているが、アトレティコとソシエダの守備力を考慮してレミロを選出。比較的メンバーが入れ替わるディフェンスラインで新加入アゲルドとともに攻守に安定したパフォーマンスを披露。ここまでチーム総得点が17点と常にロースコアの戦いを強いられるなか、高い集中力を維持し、12度のクリーンシートを達成。試合の流れを変えるパラドンの数々も印象的だ。 DF オスカル・ミンゲサ(25歳/セルタ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> バルサ育ちがガリシアの地で完全覚醒。バルセロナDFクンデやソシエダDFアランブル、ラージョDFラティウ、エスパニョールDFエル・ヒラリと今季前半戦は右ラテラルの活躍が光ったが、セルタで攻守に躍動したミンゲサを選出。バルセロナ時代にはディフェンスラインの便利屋という印象にとどまったが、今季のセルタでは左右のサイドバックとウイングバックを主戦場に2ゴール5アシストを記録。ビルドアップへの貢献度を含め、攻撃面において完全に殻を破った。すでに国内外の強豪クラブが関心を示しており、その去就にも注目が集まる。 DF ダニ・ビビアン(25歳/アスレティック・ビルバオ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季も抜群の安定感誇るディフェンスリーダー。昨季に完全に一本立ちした25歳は、屈強なフィジカルを武器に対人守備で無類の強さ。加えて、昨季の経験によって攻守両面で判断の質、ポジショニング、プレーの安定感が増しており、味方へのコーチングを含めてますますリーダーらしい存在感を放った。マドリー戦ではムバッペを完璧に封じ込んだのも印象的だった。 DF アントニオ・リュディガー(31歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:0 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エル・ブランコの屋台骨支える。ディフェンスラインのマルチロールだったナチョの退団に加え、今季もミリトン、カルバハルが長期離脱となったマドリーのディフェンスラインでフル稼働。チュアメニやルーカス・バスケスとビッグマッチにおいて脆さを見せる相棒たちを見事にカバー。ムバッペの加入でより攻撃偏重なチームにおいて1試合平均1失点でとどまっている最大の要因は地対空で無類の強さをみせ、要所での気の利いたカバーリングを見せるドイツ代表の存在が非常に大きい。 DF ミゲル・グティエレス(23歳/ジローナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チーム苦戦の中で個人としては充実の前半戦。今季もミチェル監督仕込みの攻撃的なポジショナルプレーにおいて偽SB以上にフレキシブルな役割を担い、ピボーテやインテリオールとしてもプレー。昨季に比べて前線の質がやや低下し、1ゴール4アシストの数字にとどまったが、高精度のクロスやキーパスでその数字以上のチャンスを演出し続けている。 MF ラミン・ヤマル(17歳/バルセロナ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 17歳の怪物がトップ・オブ・トップの領域に。今季の前半戦では過密日程の疲労や細かいケガがありながらも、5ゴール10アシストを記録。レヴァンドフスキ、ハフィーニャとの最強ユニットでリーグダントツの51ゴールを挙げた攻撃陣を牽引。クンデの絶妙な後方からの支援を受けつつ、攻撃面では異次元の輝きを放っており、複数人にマークされながらも局面を打開。ときおり若さゆえのセルフィッシュな姿を見せる場面もあるが、視野や判断、オフ・ザ・ボールの向上によってコンプリートアタッカーに成長している。 MF フェデリコ・バルベルデ(26歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍動続けるエル・ブランコの新8番。クロースの背番号を継承し、気持ち新たに臨んだシーズンでより責任感を増したウルグアイ代表はピボーテにインテリオール、ときに右のラテラルでも起用され、チームのために献身。ベリンガムとともに前がかりなチームを守備で支えつつ、5ゴール2アシストを記録。“バルベルデ砲”と称される強烈なミドルシュートは、チームの窮地や勝負所で決まる場面が多く、勝負強さを含めてマドリーの前半戦ベストプレーヤーと言える活躍だった。 MF ペドリ(22歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 多くのケガを乗り越えて天才が完全復活。近年はピッチに出れば活躍を見せるものの、度重なるケガで稼働率の問題を抱えてきたが、今季は前半戦全試合に出場。試行錯誤のコンディション調整がようやく実を結び、離脱期間に集中して取り組んだウエイトトレーニングは主に守備面で力強さをもたらし、チーム事情で主戦場はインテリオールやトップ下からピボーテに変化。そのぶんボールに絡む機会が増えてゲームメイカー、リンクマンとして質の高い仕事を見せつつ、前半戦だけで4ゴールを記録。キャリアハイの6ゴール更新は確実か。 MF ハフィーニャ(28歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:11 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新生バルサの象徴の一人に。昨季終了時点では換金対象の一人と目されたが、フリック監督の信頼を得て開幕から絶対的な主力に加え、テア・シュテーゲンら不在のなかで多くの試合でゲームキャプテンも務めた。左ウイングを主戦場に11ゴール8アシストとゴール関与数では前半戦リーグトップに輝くなど、圧巻の輝きを放った。さらに、元々定評がある運動量を武器に、守備面でもハイプレスに献身的なプレスバックとチームのために身を粉にして働く姿は、多くのクレから称賛を浴びている。 FW ロベルト・レヴァンドフスキ(36歳/バルセロナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 恩師との再タッグで完全復活。加入2年目となった昨季は19ゴールを挙げるも、シーズンを通して安定感を欠いたが、今季はバイエルン時代に指導を受けたドイツ人指揮官の下で完全復活。ヤマル、ハフィーニャの両翼に加えて、配球力に優れるセンターバックコンビなどチーム全体でビルドアップ、チャンスメークの質が上がったなかで、よりボックス付近での仕事に集中できる環境が整えられて本領を発揮。ここまで16ゴールと2位以下に5点以上の差を付けてピチーチレースを独走。ケガさえなければ、1年目の23ゴールを更新し、自身初のピチーチ獲得は濃厚だ。 FW アントワーヌ・グリーズマン(33歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。11ゴール3アシストを記録した昨季に比べて7ゴール4アシストと数字は劣るものの、前線と中盤で多くの役割をこなすなど、その数字以上のインパクトを残した。フランス代表引退によってコンディションも維持できており、セルロートやアルバレスとの連携も深まりつつある後半戦ではさらなる躍動で、アトレティコを優勝へ導けるか。 2025.01.18 18:31 Sat5
