「だから私が呼ばれた」苦境ローマで3度目指揮のラニエリ監督、初陣敗戦も「この調子で続けなければ」

2024.11.25 17:40 Mon
初陣は黒星のローマ・ラニエリ監督
Getty Images
初陣は黒星のローマ・ラニエリ監督
ローマクラウディオ・ラニエリ監督が敗戦を振り返った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。
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開幕から不振が続くローマはインターナショナルマッチウィーク中に今シーズン2度目の指揮官交代を決断。クラウディオ・ラニエリ監督が3度目の就任を果たし、24日に行われたセリエA第13節のナポリ戦に臨んだ。首位を走るチーム相手に劣勢も、無失点でハーフタイムへ。それでも53分、ベルギー代表FWロメル・ルカクに恩返し弾を決められ、1点のビハインドを背負う。
後半頭からの2枚替え、陣形変更もあったローマは66分に決定機。スペイン人DFアンへリーニョのFKからウクライナ代表FWアルテム・ドフビクがヘディングシュートも、クロスバーに阻まれた。

内容的には立て直したローマだったが、追いつくことはできず試合終了。デルビー・デル・ソーレを落とし、新体制は黒星発進となった。
試合後の会見では「我々は問題を抱えている。だから私が呼ばれた」とラニエリ監督。「そしてナポリは首位の座を失っていた。そういった状況を踏まえ、パフォーマンスには満足している」と及第点の評価は与えている。

「多少のミスはあったが、意欲と決意を感じられた。この調子で続けなければならない。私はポジティブだ」

「ハーフタイムでの交代? もっとボールを保持する必要があったし、実際に前半のようなチャンスを作らせなかった。後方で四角形を作り、ボールを回しながら押し込もうとした」

また、終盤に投入したアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラにも言及。負傷明けながら問題はなかったようで、28日に控えるヨーロッパリーグ(EL)のトッテナム戦でも出場が期待される。

「最後の数分でディバラにリスクを負わせた。恐さはあったが、彼は昨日から痛みがなくなっていた。彼は大丈夫だと思うし、今週のトッテナム戦に向け様子を見よう」

さらに、ラニエリ監督はチーム状況についてもコメント。立て直しへの改善点を挙げた。

「チームのリーダーはチームメイトを助けるために適切なパーソナリティを持たなければならない。私は閉鎖的なチームを目にし、楽しくプレーすることで平穏を取り戻そうとした。後半のボールの扱い方は良くなった。自分たち自身を悔やむことなく取り組み、リアクションする必要がある」



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満身創痍のなかで奮闘も絶好調アタランタに屈する…ラニエリ監督「戦い続け、逆境に屈してはいけない」

ローマのクラウディオ・ラニエリ監督が、ホーム初陣での敗戦を分析した。 ローマは2日、スタディオ・オリンピコで行われたセリエA第14節でアタランタと対戦し、0-2で敗れた。 この敗戦により、リーグ4連敗となった苦境のジャッロロッシは降格圏と2ポイント差の15位まで転落している。 3度目の就任となったなか、ホームでの初陣で初勝利を目指したローマ。前半は相手に主導権を握られる展開ながらも、集中した守備で0-0のイーブンでハーフタイムを迎えた。そして、後半は低い位置ながらもボールを保持し、相手にチャンスを与えないまずまずの試合運びを見せた。 しかし、前線を中心にフレッシュな選手を投入した相手に押し込まれると、69分にはMFマルテン・デ・ローンのミドルシュートがゴール前のDFにディフレクトして大きくコースが変わってゴール右ポストを叩いた末に決まる、不運な失点で先制点を献上。さらに、試合終了間際の89分には左CKからMFニコロ・ザニオーロにヘディングシュートを決められ、万事休す。 戦前の段階でリーグ7連勝中だった相手に奮闘を見せたが、厳しいホームでの敗戦となった。 同試合後、ラニエリ監督はイタリア『スカイ・スポルト』でこの敗戦を振り返った。 「体力がある限り、あらゆる攻撃に対応できていた」 「今夜の私の交代はすべて、疲労と肉体的な痛みによって決定づけられた。だから、アタランタにおめでとうと言いたいが、ローマには最高の賛辞を送りたい」 「相手は適切な変更を加えることができたが、私にはもう適任のミッドフィルダーがいなかった。それでも、チャンスを作ったプレーヤーたちを称賛した、とにかく最後の瞬間まで戦ったチームを褒めたい」 「アタランタはスクデット獲得を目指して戦っており、準備ができている。我々はそうではない。単純な話だ」 試合総括で語ったように、同試合ではDFマッツ・フンメルス、MFブライアン・クリスタンテが自ら交代を要求して負傷交代したほか、FWアルテム・ドフビク、FWパウロ・ディバラの2選手に関してもギリギリの状態で連戦を戦う形となっていた。 「フンメルスとクリスタンテは背中と筋肉に違和感を感じており、明日の朝に評価する必要がある。マッツがもっと早く私に異常を伝えてくれたら良かったとは思うよ。そうすれば違う変更ができたからね」 「ディバラはまだフルトレーニングをしていないが、今日は素晴らしい試合をした。ドフビクも代表チームに向かったが、問題があったため出場しなかった。昨日は出場できるかどうかわからないと私に言ったが、今日は素晴らしい試合をした」 監督交代後は首位のナポリと2位のアタランタに、ヨーロッパリーグではトッテナムと厳しい相手との戦いが続いたが、次節のレッチェ戦を含めクリスマス前までは5試合中4試合をホームで戦い、対戦相手のレベルも若干落ちるため、ここが前半戦の正念場となる。 指揮官は「簡単な試合はない」と気を引き締めながらも、少しずつチームが改善を見せるなかで必ずやチームが立ち直れるはずだと自信も示している。 「12月中は4日ごとに試合をする期間がある。簡単な試合はない。実際、次の試合は今夜よりもさらに難しいものになるはずだ。我々はそれを受け入れ、戦わなければならない」 「チームがこれらの試合でやっているように、私に従い続ければ、問題解決のカギが見つかるはずだ」 「我々は戦い続けなければならない。逆境に屈してはいけない。私は諦めようとするプレーヤーが好きではないし、決してそれを受け入れない。我々は今夜のように、疲れ果てるまで、ボールごとにどう反応し、戦うべきかを知らなければならない」 2024.12.03 10:21 Tue
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ローマ撃破で8連勝達成のアタランタ、ガスペリーニ右腕は「我々が重要なレベルに到達したという認識を与えてくれた」と重要な勝利誇る

絶好調のアタランタは、明確に今シーズンのスクデット獲得を視野に入れている。 アタランタは3日、スタディオ・オリンピコで行われたセリエA第14節でローマと対戦し、2-0で勝利した。 不振のジャッロロッシのホームに乗り込んだチームは、前半に主導権を握りながらも集中した相手の守備に苦戦。ゴールレスで折り返すと、後半はより攻撃の停滞を強いられるも、3トップを中心に積極的に交代カードを切っていく。 すると、69分には波状攻撃の流れからMFマルテン・デ・ローンがエリア外から放ったミドルシュートが相手DFにディフレクトして右ポストを叩いて決まる幸運なゴールによって先制に成功。さらに、89分にはMFフアン・クアドラードの左CKを古巣対戦のMFニコロ・ザニオーロが頭で合わせ、追加点を奪取。苦しみながらも敵地で勝利した。 この勝利によってチームは2019-20シーズンに記録したクラブ記録のセリエA9連勝に次ぐ8連勝を達成し、首位のナポリとの勝ち点差1を維持している。 2試合ベンチ入り禁止処分の1試合目となったジャンピエロ・ガスペリーニ監督に代わってベンチでの采配を請け負ったコーチのトゥリオ・グリッティは、イタリア『スカイ・スポルト』で、難敵相手の重要な勝利に満足感を示した。 「この勝利は、我々が重要なレベルに到達したという認識を我々自身に与えてくれた。ローマには(現状の勝ち点である)13ポイント以上の価値があるプレーヤーがいる。厳しい時期を過ごしているが、依然として良いチームであり、我々は苦しんだ」 「我々は今、プレッシャーに耐えて、攻撃に出ればダメージを与えることができ、非常に強い。我々の強さに対する認識は、先発のプレーヤーやベンチ入りのプレーヤーなど、チーム全体に浸透しており、非常に高いレベルにある」 「重要なレベルに到達した」と現スカッドへの自信を語ったガスペリーニの右腕は、「歴代最強のアタランタか?」との質問に対して「あなた方の判断にお任せする」と明言を避けたものの、この9年間でメンバーが入れ替わり続けながらも、クラブとしてしっかりとした積み上げができていると自身の見解を示した。 「この質問は毎年聞かれるね。我々はこれまでも、特徴は異なるが、同じように強いチームを率い、素晴らしい結果を出したと思う。そのスタイルは同じではないかもしれないが、過去9年間で我々は素晴らしい成果を上げてきた」 「確かに、我々はいつもより上位にいるが、これらの結果は日々のトレーニングと絶え間ない努力によって得られたものだ」 最後に、この試合でもアウェイスタンドの一部から「トリコロールを勝ち取る」とのチャントが歌われていたなか、スクデット争いへの思いを問われたグリッティコーチは、ファンの意見に同意。重要なのはシーズン後半戦でどの立ち位置にいるかだとしながらも、このままの勢いを継続できれば悲願達成は十分に可能であると語った。 「ファンが歌うのは正しい。なぜなら、最高の目標を夢見るのはファンの仕事であり、このチームはファンにそれを信じさせてくれたからだ。我々は現在、当然ながら信じられないほどの位置にいる。監督がいつも言っているように、シーズン後半に我々がどこにいるかがわかるだろう」 「今、我々のポジションはみんなを笑顔にさせ、我々はそこにいるにふさわしい。それはすべて、あらゆる分野で素晴らしい活躍をしているこの若者たちのおかげだ」 なお、クラブ記録タイの9連勝を目指す次節は7位のミランとのホームゲームとなる。 2024.12.03 11:10 Tue
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ローマが今季最多4ゴールでラニエリ体制初白星! リーグ連敗を「4」でストップ【セリエA】

セリエA第15節、ローマvsレッチェが7日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが4-1で快勝した。 前節、アタランタにホームで0-2の敗戦を喫し、ラニエリ体制での連敗を含むリーグ4連敗となった泥沼のローマ。降格圏とわずか2ポイント差に沈む15位のチームは、同勝ち点で16位のレッチェをホームで迎え撃った一戦で新体制初白星を狙った。 ラニエリ監督はこの一戦に向けて先発2人を変更。負傷のクリスタンテ、ドフビクに代えてエル・シャーラウィ、サーレマーケルスを起用。ディバラを“偽CF”に配した布陣で臨んだ。 新体制初白星へスタジアム全体の後押しを受けたローマは立ち上がりから攻勢を仕掛けていく。開始5分にはチェリクの右クロスをボックス内のディバラが頭で合わせるが、ゴール左を捉えたシュートはGKファルコーネの好守に遭う。 だが、13分には相手陣内左サイドでのマヌ・コネの潰しからショートカウンターに持ち込むと、エル・シャーラウィのスルーパスに中央からのダイアゴナルランで反応したサーレマーケルスがボックス左でDFと交錯しながらも左足で巻き込んで放ったシュートがゴール右隅へ決まった。 サーレマーケルスの加入後初ゴールによって幸先よく先制に成功したが、直後に足を痛めたチェリクがプレー続行不可能となり、アブドゥルハミドのスクランブル投入を余儀なくされる。 以降は主導権を握りながらセットプレー流れでのディバラの際どいシュートなどで追加点にも迫ったローマだったが、40分にはレッチェのカウンターからボックス中央に抜け出したクリバリをDFアブドゥルハミドが倒してしまい、痛恨のPK献上。これをクルストビッチに決めらて同点に追いつかれた。 パフォーマンスでは圧倒したものの、相手唯一のシュートで失点してしまう現状の悪い流れを象徴するような前半の戦いとなったローマ。 ただ、ハーフタイムの3枚替えで変化を加えてきたレッチェに対して、後半も主導権を握って押し込んでいく。立ち上がりにはパレデスのスルーパスに抜け出したサーレマーケルス、サーレマーケルスとのパス交換でボックス内に侵入したディバラが続けてゴールに迫る。 この直後にはサーレマーケルスを下げてピジッリを投入すると、そのピジッリがショートカウンターからいきなり決定機に関与。良い流れを作り出す。そして、59分にはFKの流れからエル・シャーラウィの正確な右クロスを、ゴール前に飛び込んだマンチーニが魂のダイビングヘッドで合わせ、待望の勝ち越しゴールをもたらした。 この失点を受けてレッチェが2枚替えを敢行し、[3-5-2]からより攻撃的な[4-2-3-1]に布陣を変えたが、直後にローマが追加点。66分、ドルグのバックパスを中盤でコネがカットしてカウンターを発動。中央を持ち上がったディバラのスルーパスに反応したアブドゥルハミドが中の状況を見て正確な折り返しを入れると、中央に走り込んだピジッリが右足ダイレクトシュートをゴール右下隅へ流し込んだ。 これで勝利に大きく近づいたジャッロロッシは、ゲームコントロール優先の戦い方にシフト。さらに、86分にはロングカウンターからコネが冷静にフィニッシュワークでトドメの4点目まで奪取した。 そして、レッチェ相手に今季最多4ゴールを奪う快勝でラニエリ体制初白星を挙げたローマが、リーグ連敗を「4」でストップした。 ローマ 4-1 レッチェ 【ローマ】 アレクシス・サーレマーケルス(前13) ジャンルカ・マンチーニ(後14) ニッコロ・ピジッリ(後21) マヌ・コネ(後41) 【レッチェ】 ニコラ・クルストビッチ(前40[PK]) 2024.12.08 06:44 Sun

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