ベスト8決定! J1降格圏の鳥栖&札幌はJ2勢に苦杯を喫する…横浜FMは後半ATに大きなドラマ【天皇杯】
2024.08.21 21:50 Wed
21日、第104回天皇杯のラウンド16が各地で行われた。
J2勢では、前々回王者のヴァンフォーレ甲府がJ1優勝争い中の鹿島アントラーズと対戦した。
過去2大会連続で対戦し、いずれも甲府が勝利しているこのカード。3連勝を目指した中、甲府は29分に三沢 直人のゴールで先制する。鹿島を相手に互角に戦い続けて行ったが、前半アディショナルタイムに藤井智也がゴールを決めて鹿島が追いつくと、後半も互いにビッグチャンスがないまま終了するかと思われたが、89分に植田直通がCKからヘディングを叩き込み鹿島が逆転。甲府へのリベンジを果たしてベスト8に進出した。
先制を許した横浜FMだったが、67分に天野純のゴールで同点に。しかし、後半アディショナルタイム2分にマテウス・ジェズスがゴールを奪い、長崎が土壇場で勝ち越しに成功する。
下剋上達成かと思われたが、8分間のアディショナルタイムにはさらなるドラマが、アディショナルタイム8分には加藤蓮のクロスを西村拓真が合わせて横浜FMが同点とすると、アディショナルタイム10分には西村のパスを受けた植中朝日が豪快なシュート。古巣相手のゴールで横浜FMが奇跡の逆転勝利を収めた。
また、J1で降格圏に沈み苦しんでいる2チームは苦しい戦いに。最下位の北海道コンサドーレ札幌はジェフユナイテッド千葉に1-0、19位のサガン鳥栖はレノファ山口FCに0-2とゴールを奪えずに敗戦。また残留争い中の湘南ベルマーレも、優勝を争うガンバ大阪に3-2で逆転負けを喫することに。柏、湘南、鳥栖、札幌と残留争い中のチームが軒並み敗れる中、京都サンガF.C.は大分トリニータに2-0で勝利を収めた。
準々決勝は9月18日に開催予定。J1勢6チームvs J2勢2チームの争いとなる。
◆準々決勝カード
▽9/18
横浜F・マリノス vs レノファ山口FC
サンフレッチェ広島 vs ガンバ大阪
ヴィッセル神戸 vs 鹿島アントラーズ
ジェフユナイテッド千葉 vs 京都サンガF.C.
◆ラウンド16結果
V・ファーレン長崎 2-3 横浜F・マリノス
【長崎】
フアンマ・デルガド(後13)
マテウス・ジェズス(後45+2)
【横浜FM】
天野純(後22)
西村拓真(後45+8)
植中朝日(後45+10)
サガン鳥栖 0-2 レノファ山口FC
【山口】
若月大和(前6)
山本駿亮(前11)
サンフレッチェ広島 2-0 愛媛FC
【広島】
トルガイ・アルスラン(後23)
加藤陸次樹(後34)
ガンバ大阪 3-2 湘南ベルマーレ
【G大阪】
山下諒也(前14)
福岡将太(前41)
中谷進之介(後31)
【湘南】
奥野耕平(前11)
鈴木章斗(前35)
ヴァンフォーレ甲府 1-2 鹿島アントラーズ
【甲府】
三沢直人(前29)
【鹿島】
藤井智也(前45+3)
植田直通(後44)
柏レイソル 0-1 ヴィッセル神戸
【神戸】
佐々木大樹(前3)
京都サンガF.C. 2-0 大分トリニータ
【京都】
松田佳大(後11)
川崎颯太(後36)
ジェフユナイテッド千葉 1-0 北海道コンサドーレ札幌
【千葉】
品田愛斗(前45)
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前回王者の川崎フロンターレは既に敗退している今大会。J1勢が苦しみ、ベスト16には10チームしか勝ち上がれず。残りの6チームはJ2クラブとなった。前回大会準優勝の柏レイソルは、ヴィッセル神戸と対戦。開始3分に佐々木大樹がゴールを決めて神戸が先制。このゴールを最後まで守り切り、0-1で神戸がベスト8に進出した。過去2大会連続で対戦し、いずれも甲府が勝利しているこのカード。3連勝を目指した中、甲府は29分に三沢 直人のゴールで先制する。鹿島を相手に互角に戦い続けて行ったが、前半アディショナルタイムに藤井智也がゴールを決めて鹿島が追いつくと、後半も互いにビッグチャンスがないまま終了するかと思われたが、89分に植田直通がCKからヘディングを叩き込み鹿島が逆転。甲府へのリベンジを果たしてベスト8に進出した。
また、J2vsJ1のカードでは、V・ファーレン長崎と横浜F・マリノスが白熱の戦いに。前半は互いにゴールを奪えずにゴールレスで進むと、58分に長崎がフアンマ・デルガドのゴールで先制する。
先制を許した横浜FMだったが、67分に天野純のゴールで同点に。しかし、後半アディショナルタイム2分にマテウス・ジェズスがゴールを奪い、長崎が土壇場で勝ち越しに成功する。
下剋上達成かと思われたが、8分間のアディショナルタイムにはさらなるドラマが、アディショナルタイム8分には加藤蓮のクロスを西村拓真が合わせて横浜FMが同点とすると、アディショナルタイム10分には西村のパスを受けた植中朝日が豪快なシュート。古巣相手のゴールで横浜FMが奇跡の逆転勝利を収めた。
また、J1で降格圏に沈み苦しんでいる2チームは苦しい戦いに。最下位の北海道コンサドーレ札幌はジェフユナイテッド千葉に1-0、19位のサガン鳥栖はレノファ山口FCに0-2とゴールを奪えずに敗戦。また残留争い中の湘南ベルマーレも、優勝を争うガンバ大阪に3-2で逆転負けを喫することに。柏、湘南、鳥栖、札幌と残留争い中のチームが軒並み敗れる中、京都サンガF.C.は大分トリニータに2-0で勝利を収めた。
準々決勝は9月18日に開催予定。J1勢6チームvs J2勢2チームの争いとなる。
◆準々決勝カード
▽9/18
横浜F・マリノス vs レノファ山口FC
サンフレッチェ広島 vs ガンバ大阪
ヴィッセル神戸 vs 鹿島アントラーズ
ジェフユナイテッド千葉 vs 京都サンガF.C.
◆ラウンド16結果
V・ファーレン長崎 2-3 横浜F・マリノス
【長崎】
フアンマ・デルガド(後13)
マテウス・ジェズス(後45+2)
【横浜FM】
天野純(後22)
西村拓真(後45+8)
植中朝日(後45+10)
サガン鳥栖 0-2 レノファ山口FC
【山口】
若月大和(前6)
山本駿亮(前11)
サンフレッチェ広島 2-0 愛媛FC
【広島】
トルガイ・アルスラン(後23)
加藤陸次樹(後34)
ガンバ大阪 3-2 湘南ベルマーレ
【G大阪】
山下諒也(前14)
福岡将太(前41)
中谷進之介(後31)
【湘南】
奥野耕平(前11)
鈴木章斗(前35)
ヴァンフォーレ甲府 1-2 鹿島アントラーズ
【甲府】
三沢直人(前29)
【鹿島】
藤井智也(前45+3)
植田直通(後44)
柏レイソル 0-1 ヴィッセル神戸
【神戸】
佐々木大樹(前3)
京都サンガF.C. 2-0 大分トリニータ
【京都】
松田佳大(後11)
川崎颯太(後36)
ジェフユナイテッド千葉 1-0 北海道コンサドーレ札幌
【千葉】
品田愛斗(前45)
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佐々木大樹
藤井智也
植田直通
フアンマ・デルガド
天野純
マテウス・ジェズス
加藤蓮
西村拓真
植中朝日
若月大和
山本駿亮
トルガイ・アルスラン
加藤陸次樹
山下諒也
福岡将太
中谷進之介
奥野耕平
鈴木章斗
三沢直人
松田佳大
川崎颯太
品田愛斗
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神戸が2度目Vで今季2冠に王手 G大阪相手の71年ぶり関西勢決戦を制す【天皇杯】
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「ただただ力不足」9大会ぶり天皇杯制覇ならずのG大阪、DF中谷進之介は「負けたら何も残らないというのを改めて痛感」
ガンバ大阪のDF中谷進之介が敗戦を振り返った。 第104回天皇杯で決勝まで勝ち上がったガンバ大阪。2015年以来9大会ぶり6度目の戴冠を狙った。 しかし、エースの宇佐美貴史が負傷のため欠場。保持率を高めながらもゴールを奪えずに折り返すと、64分には宮代大聖に押し込まれ、そのまま0-1の敗戦を喫した。 あと一歩のところでタイトルに届かず。中谷は悔しい一戦について試合後に語った。 「(ワンチャンスをものにするのは)神戸の狙いだったと思いますし、良い展開のなかで点が取れないと。勝負強さにやられたかなと思います」 「前半なんかは特に(イメージ通りの展開)。僕らはすごく手応えを持っていましたし、この流れでっていうところでやっていました。だけど、負けたら本当に何も残らないというのを改めて痛感したなと思います」 さらに、エース不在の影響にも言及。モチベーションは高まったものの、チームの課題が浮き彫りになったと話している。 「(宇佐美の不在は)もちろん大きいものはあると思いますし、今年は本当に彼の力で上に来れていた。ただ僕らは貴史くんのためにというか、プレーしたくてもできない選手のために、仲間のためにという言葉が似合う時なんじゃないかなと思いました」 「ただただ力不足だと思います。夏以降、貴史くん以外で得点を取れる人がいないというところ。それはチームとして明確にあったし、改めてその課題は出たかなというのは印象としてあります」 また、自らがロングボールを弾いたところからの失点にも触れた中谷。佐々木大樹と競り合い、セカンドボールを大迫勇也に拾われたが、より良い処理もできたと分析した。 「佐々木大樹選手が僕のことを見ながら身体を当てに来るなとわかっていたので、ちょっと避けながらボールを触ろうと思った。ですけど、そのボールが思ったより前にこぼれて。もう少し良い対応ができたのかなと思います」 天皇杯を準優勝で終えた一方、シーズンの締め方についてもコメント。J1リーグではAFCチャンピオンズリーグエリート出場圏内手前の4位につけるなか、切り替えて残り2試合に全力を注ぐと誓った。 「天皇杯がなくなったので、もうリーグでACLE(の出場権)を獲りにいかなければいけないと思います。実質目標として残っているのがそこしかないので」 「今日の負けは大きいですし、それを残り2試合で取り返すことにはならないですけど、せめてACLEを獲って、次に繋げられたらなと思います」 2024.11.23 23:00 Sat3
「チーム全員で獲れた」昨季J1に続き天皇杯制覇の神戸、吉田孝行監督は総合力誇る「誰が出てもみんなで勝利していく力はついている」
ヴィッセル神戸の吉田孝行監督が勝利を振り返った。 神戸は23日、第104回天皇杯決勝でガンバ大阪と対戦。71年ぶりの関西勢同士の決勝カードとなったなか、宮代大聖の64分のゴールが決勝点となり、1-0の勝利を収めた。 昨シーズンのJ1リーグ制覇に続くタイトルを手にした吉田監督。試合後の会見でその喜びを語っている。 「今日の試合に関しては結果が一番大事だと思ったので、勝利で終わることができて、タイトルを獲得できて本当に良かったなと思っています。神戸からもたくさんのサポーターの方が来てくれましたし、関西対決ということでガンバ大阪さんもたくさんのサポーターが入っていて。関西同士ではあったんですけど、国立競技場でたくさんの人の前で試合ができたことを本当に嬉しく思っています」 「この天皇杯というのはチームのほとんどの選手が出場していて、みんなで勝ち取った決勝戦だったので、11人や18人だけではなくて、チーム全員で獲れたなと思います」 「(大会を通じて)27人出たというのは自分としても嬉しいですし。過密日程があったりで本当に難しいシーズンではあるんですけど、誰が出てもみんなで勝利していくという力はついているなと思っています」 「天皇杯は歴史ある大会ですし、昔はこれが一番重みがあった大会でもある。そういう大会で優勝できるというのは嬉しいですし、こういう結果を出せたことを選手たちやスタッフに感謝したいですし、みんなを誇りに思います」 「タイトルを獲り続けなければいけないなと思いますし、それはクラブとしてもそうですけど、監督としてもタイトルを獲れる監督というのを目指してやってきているので、勝つということには自分もまだまだ向上心を持ってこれからもやっていきたいなと思っています」 また、吉田監督は試合内容にも言及。共通認識を持って先制点を奪い、無失点で終えることができたと振り返った。 「前半からお互い固いゲームというか、セカンドボールを拾って、相手の方が良い時間帯もあった。ハーフタイムも自分たちらしく、しぶとく、我慢強くやっていればチャンスは必ず来るということで、後半はそういう展開にもなったと思う。試合の締め方にしてもすべてみんなで共有されていたと思うし、みんなでやるべきことをやったと思います」 さらに、選手個人のパフォーマンスについてもコメント。途中出場から決勝点に絡んだ佐々木大樹、G大阪の左サイドを抑えた酒井高徳に触れた。 「佐々木に関しては素晴らしい選手ですし、今日も素晴らしい活躍だったと思います。彼自身、天皇杯ですべてスタメンで出ていた。だから決勝戦もスタートで使おうかすごく迷ったんですけど、勝つために11人だけではなくて、試合の流れを変えられる選手を常に置いておきたいというのもあった」 「そういう意味で今日は佐々木がスタンバイから流れを変える役割になりました。もちろんスタートで出たいっていう気持ちはあると思うんですけど、彼自身全然嫌な顔をせず、それを抑えてチームのために途中からでも絶対活躍するということを僕と話した」 「たくましくなっているし、チームのことも考えられるようになっているのは人としての成長でもあると思う。今日の勝利というのは、大樹なしでは無理だったと思うし、役割に徹してくれたなと思います」 「右サイドの高徳の出来ですけど、本当に最高のパフォーマンスを出してくれました。彼は本当に危機察知能力と予測とプレスの出足とか、そういう部分では本当にチームにとっても欠かせない存在です」 「今日の試合に出るにあたって、万全にはトレーニングを積めていなかったんですけど、しっかりとここに合わせてくるあたりもさすがだなと思います。トレーニングもそうですけど、なかで選手たちを締めるという意味でも欠かせないと思います」 一方、現役時代は横浜フリューゲルスの一員として、1999年元日に行われた天皇杯決勝を制した指揮官。「あの感覚と今の感覚というのは、全然違うかなと自分の中では思っている」と心境を語った。 「あの時は1日でも長くフリューゲルスのメンバーでやりたいという思いでやっていたし、負けたら終わりというプレッシャーもありながら、かなりのプレッシャーとの戦いでもあった。だからこそその喜びというのもすごく大きなものがありました」 「今回は監督として臨んだわけですけど、いろんな選手が出場してきた大会でもあるので、メンバー選びも悩みました。最後自分は勝つためにということで、悔しい思いをした選手の分もみんなかんばらなければいけないという話も昨日選手たちに伝えていた」 「フリューゲルスの時と今と、同じタイトルではありながら、その時のプレッシャーは違うのかなと。ただ監督というのは常にプレッシャーがある。タイトルとかそういうことだけではなくて、毎試合がプレッシャーなので、責任を感じながらやらせてもらっています」 <span class="paragraph-title">【動画】佐々木大樹は潰れ役に、神戸に2度目Vもたらした宮代大聖の決勝弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">【速報動画 地上波(総合)でLIVE中】<br>サッカー <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A9%E7%9A%87%E6%9D%AF?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#天皇杯</a> 決勝<br>ヴィッセル神戸先制!!<br>後半19分<br>GK前川からのロングキックを<br>大迫、武藤がつなぎ、最後は<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%AE%AE%E4%BB%A3%E5%A4%A7%E8%81%96?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#宮代大聖</a> 選手<br>ガンバ大阪 0-1 ヴィッセル神戸<br>ネット配信 スマホで見られます<a href="https://t.co/NPh4Al45HM">https://t.co/NPh4Al45HM</a> <a href="https://t.co/lSmrOSiL7X">pic.twitter.com/lSmrOSiL7X</a></p>— NHKサッカー (@NHK_soccer) <a href="https://twitter.com/NHK_soccer/status/1860210456960418196?ref_src=twsrc%5Etfw">November 23, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.23 20:28 Sat4
武藤!トゥーレル!大迫! 神戸が11戦無敗の2位鹿島に3発逆転勝利で停滞感払拭【明治安田J1第21節】
30日、明治安田J1リーグ第21節のヴィッセル神戸vs鹿島アントラーズがノエビアスタジアム神戸で行われ、神戸が3-1と逆転勝利だ。 3戦未勝利で停滞気味の暫定5位・神戸と、2位キープも3戦連続ドロー中の鹿島。鹿島としては首位・FC町田ゼルビアを勝ち点「2」差で追いかけ、白星なら首位浮上もあり得る状況だ。 そんななか、鹿島が開始8分で先制。右CKにアレクサンダル・チャヴリッチがヘディングシュートを叩き込む。難なく決めたように見えたが、巧みにタイミングを計っての1点だ。 ほどなくして神戸が同点に。 18分、扇原貴宏が最終ライン近くまで降り、右ワイドを走る武藤嘉紀へ完璧なロングフィード。一発で裏抜けした武藤は、GK早川友基との1対1を制して左足シュートを流し込んだ。 神戸は前半のうちに逆転。 38分、右CKに扇原がインスイングのクロスを送ると、武藤のフリックからゴール正面でボールがこぼれる。すかさず反応したマテウス・トゥーレルが躊躇なくゴールへ蹴り込んだ。 追いかける鹿島は前半終盤に決定機逸。 45分、GK早川のフィードから樋口雄太が右サイドを単独突破し、ボックス内の名古新太郎へ。名古は相手をずらして内巻きの左足シュートも、惜しくも枠へ飛ばなかった。 神戸は鹿島の攻勢を凌ぐなかで追加点。 62分、佐々木大樹&武藤の右サイド突破から、ゴール前にポジションをとった大迫勇也が右足シュート。一度は阻まれるも、再び右足で蹴り返して古巣相手にネットを揺らす。 直前に武藤の時点でオフサイドだったと判定されるも、VAR介入で覆り、貴重な追加点に。エース大迫は8試合ぶりの得点だ。 鹿島は71分、柴崎岳が神戸の同点弾を彷彿とさせる美しいロングフィード。やはり右サイドから一発で裏抜けの濃野公人が右足ボレーも、勢い余って枠上へ。絶好機を逃す。 “裏”への意識が非常に強い鹿島だが、ここまで功を奏さず。また、後半頭から出場の藤井智也は、左サイドからの果敢な仕掛けで神戸の脅威となるが、やはり肝心の1点に結び付かず。 結局、神戸が11試合無敗の鹿島相手に3-1と逆転勝利。ベテラン扇原の冷静かつ完璧な左足から潮目が変わり、前半のうちにセットプレーから逆転、エース大迫で締めくくった。 ヴィッセル神戸 3-1 鹿島アントラーズ 【神戸】 武藤嘉紀(前18) マテウス・トゥーレル(前38) 大迫勇也(後17) 【鹿島】 アレクサンダル・チャヴリッチ(前8) 2024.06.30 20:59 Sun5
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ヴィッセル神戸のFW武藤嘉紀が勝利を振り返った。 第104回天皇杯で決勝まで勝ち上がった神戸は、23日に国立競技場でガンバ大阪と対戦。後半の宮代大聖の先制ゴールが決勝点となり、2019年以来5大会ぶり2度目の制覇を果たした。 宮代の決勝点を生んだのが武藤。ロングフィードから大迫勇也がセカンドボールを拾うと、左ポケットへ侵入。スルーパスを受けて左足を振り抜き、シュートのこぼれ球を宮代が押し込んだ。 試合後に得点シーンを振り返った武藤は、「正直フリーだった」とコメント。狙いがハマったゴールだったと明かしている。 「キーパーの出だしが良くて、コースがあまりなくて。とにかく誰かいてくれという。こぼれたら良いなくらいの感じで打ったら、うまくこぼれて。大聖がいてくれて決まった形です」 また、大迫はノールックで武藤にパスを出す形となったが、「かなり大きな声をかけた」と武藤。起点となった大迫のプレーを称賛した。 「サコくんのすごいところは、声をかけた瞬間に後ろの自分(武藤)の位置を把握してくれて、そこで動きを変えられるところなので。自分がドフリーというのもわかっていましたし、確実に出てくると思った。あまり近すぎるとスペースもなくなると思うので、少し遅めに入りましたけど。本当に良いタイミングでサコくんが見てくれていて、最高のパスだった」 「下(ピッチ)が今日はボコボコしていてかなり悪かった。だから本当にトラップには気を遣いました。最後仕留められればよかったんですけど、結果的にゴールに繋がったので、それはよかったなと思います」 さらにチームとしての戦い方にも言及。G大阪の宇佐美貴史の負傷欠場により、「(相手は)全員が戦う集団だったと思いますし、逆に少しリラックスしてやられたという感じもしたので、やりづらさはありました」と述べたが、ワンチャンスをものにしての完封勝利を誇っている。 「今日は正直、みんなのコンディションもそこまで良くなかったですし、難しい試合でしたけど、これを勝ち切ることが今の神戸の強みなのかなと思います」 「0で終えられれば、後ろが0で抑えてくれれば、どんな形であれ1点を取るという気持ちは持っています。早い時間に決められたので、それは守備陣にとって大きな助けになったと思います」 「こうやってカップ戦になると、相手もいつも以上の力を発揮しますし、いつもと雰囲気も違う。その難しさもあって、自分たちもあまりよかったとは言えないです。だけどどういう内容であれ、得点を取って勝つということにフォーカスしていた。その回数が1回であれ、それを仕留めて勝てたということに大きな意味があるかなと思います」 「強いて言えばもっと圧倒したかったですけど、結構試合と試合の間も空いてしまって、調整もかなり難しかった。だけど今日試合ができたことによって、コンディションがさらに上がったと思う。ACLEもありますけど、リーグ戦2試合も素晴らしい結果を出せるようにしていきたいと思っています」 カップ戦の決勝は「初めて」とも明かした武藤。初のカップ戦タイトルを喜びながらも、J1リーグ2連覇へ早くも意識を切り替えている。 「何も変わることなく、どんな形であれ勝つということだけを求めてやったので、その結果がついてきて本当に嬉しく思います。あとはリーグタイトルを獲る。それに尽きる」 「もちろんとても嬉しかったですけど、見ての通り、みんなあまり羽目を外さず、喜びすぎず。もう次の試合を見据えていると思うので、そういう危機感もチームとして良くなってきたと思います」 <span class="paragraph-title">【動画】こぼれ球にも期待した武藤嘉紀のシュート! 宮代大聖が詰めて決勝弾に</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">【速報動画 地上波(総合)でLIVE中】<br>サッカー <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A9%E7%9A%87%E6%9D%AF?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#天皇杯</a> 決勝<br>ヴィッセル神戸先制!!<br>後半19分<br>GK前川からのロングキックを<br>大迫、武藤がつなぎ、最後は<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%AE%AE%E4%BB%A3%E5%A4%A7%E8%81%96?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#宮代大聖</a> 選手<br>ガンバ大阪 0-1 ヴィッセル神戸<br>ネット配信 スマホで見られます<a href="https://t.co/NPh4Al45HM">https://t.co/NPh4Al45HM</a> <a href="https://t.co/lSmrOSiL7X">pic.twitter.com/lSmrOSiL7X</a></p>— NHKサッカー (@NHK_soccer) <a href="https://twitter.com/NHK_soccer/status/1860210456960418196?ref_src=twsrc%5Etfw">November 23, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.23 21:31 Sat2
「ガンバに星をつけたいと…」 エース不在のG大阪攻撃陣で奮闘のダワン、準優勝の天皇杯に込めた思い
ガンバ大阪は23日に国立競技場で行われた第104回天皇杯決勝でヴィッセル神戸と対戦し、0-1で惜敗した。 天皇杯史上71年ぶり2度目の関西勢による決勝で前半に小気味のいいコンビネーションを披露したりと攻め手となる時間帯もあったが、神戸の堅守に跳ね返され、0-0で後半へ。64分に神戸の狙いとするロングボール起点の攻撃から結果的に決勝点となる一発を許した。 最終的な公式スタッツのシュート数は両者ともに6本ずつと互角。G大阪の攻撃は決勝2日前に負傷した宇佐美貴史が不在だったなかで、うまく相手のプレスを掻い潜って押し込みこそするものの、崩しのところでなかなか相手を上回れず、散発が続いた。 そんなG大阪でゴールの匂いをさせたのがボランチの一角で先発したダワン。この試合でもエネルギッシュなボールの持ち運びでアクセントをつけながら、タイミングばっちりの攻撃参加も披露し、2つの惜しいヘディングとミドルで迫った。 チームの結束力をより一層強め、エース不在の決勝で念願の10冠目を目指したG大阪だが、9年ぶりのタイトルに届かず。2022年からG大阪に加わり、初のタイトルチャンスだったダワンは肩を落としつつ、こう振り返る。 「試合が終わったばかりでコメントするのが正直難しいけど、タイトルを獲ってガンバに星をつけたいという気持ちで挑んだ。話せる言葉はそう多くないけど、いいサッカーはしたと思うし、僕にも得点のチャンスがあった」 「そのなかで、僕もチャンスを生かしきれず、チームの勝利に貢献できなかったけど、個人的に自チームのことを言うのであれば、チームのことを誇りに思っている」 「今年のチームはもちろん、新しい顔といったらあれだけど、チームとしてすごく変わった姿を見せられたと思うし、ゲームのコントロールもできたと思う。そのなかで、彼らがあのチャンスを生かし、それが結果に繋がってしまった」 そう唇をかんだが、「ただ…」と続け、残り2試合で4位につける明治安田J1リーグをこのまま乗り切れば舞い込みうる来季のアジアへの挑戦権奪取に力を込めた。 「今季はまだ2試合が残っている。サポーターに申し訳なく思うし、残りの2試合でどれだけ頑張ってもタイトルに届かないけど、その2試合の結果次第で来季の僕らがACLに絡めるチャンスが舞い込んでくる。そこを目指さないといけないし、頑張りたい」 この天皇杯こそ準優勝に終わったG大阪だが、今季は過去3シーズンにわたって続いた残留争いから脱却し、ダニエル・ポヤトス体制2年目にしてタイトルチャンスが巡るなど、大きく様変わり。残り2試合で意地を示せるか。 2024.11.24 18:05 Sun3
「やっぱ勝負強さっていうのは…」 G大阪の“いぶし銀”倉田秋が感じた神戸との差
ガンバ大阪は23日に国立競技場で行われた第104回天皇杯決勝でヴィッセル神戸と対戦し、0-1で惜敗した。 天皇杯史上71年ぶり2度目の関西勢による決勝で前半に小気味のいいコンビネーションを披露したりと攻め手となる時間帯もあったが、神戸の堅守に跳ね返され、0-0で後半へ。64分にロングボール起点の攻撃から結果的に決勝点となる一発を許した。 エースの宇佐美貴史が決勝2日前の練習でハムストリングを痛めてよもやのメンバー外となり、動揺もあっただろうが、流れの良かった前半を含め、幾度かのチャンスシーンも。ただ、宇佐美不在の攻撃は最後の精度がなかなか上がらず、散った。 先発した倉田秋はこの決勝でもボールの中継役に、守備のスイッチ役にといぶし銀の働き。ときに熱いプレーに徹し、不在の宇佐美に代わって精神的支柱役もかって出たが、上述したとおり、1点に泣き、9年ぶりのタイトルによる節目の10冠とならず。 在籍16年ということもあり、“10個目の星を”との思いを誰よりも強くしてピッチに立った1人であろう35歳MFは「みんな、勝ちたい気持ちは出したけど、それでも相手が上回ったというだけ」と唇を噛む。 また、「ファイナルだし、形がどうこうというよりも最後は向こうが気持ちでねじ込んだ」と勝負を分けた後半を振り返り、「俺らはそれを止められず、ねじ込めなかっただけ。戦術はあるけど、それ以上のものがファイナルは大きい」と話す。 勝機がなかったわけではないが、してやられた神戸の一発で決め切る力。「やっぱ勝負強さっていうのは神戸の方があった。そこまで相手も前半からチャンスがないなかでああいうのを一発で決めてきたし、その差はある」と“差”を見つめる。 前半に先手を取れていればと思いたくなる内容だったが、「といっても五分五分だったと思う。別にこっちがいいサッカーをやれたとも思わない」ときっぱり。「本当はもっと相手を支配するのが今年、やってきたサッカー。こういう決勝の舞台でもそういうのを出せなかったのはチームとしてまだまだ未熟というか、完成ではないのかなと思う」と続けた。 2015年の天皇杯を最後にタイトルになかなか届かずのG大阪だが、過去3シーズンは残留争い。ダニエル・ポヤトス体制初年度の昨季もぎりぎり残留の16位フィニッシュだったが、今年は勝負にこだわる姿勢を前面に戦える集団となり、こうしてタイトル争いに戻ってきた。来季こそ10個目の星を。 2024.11.23 22:50 Sat4
「全く違った気持ちで決勝」 個人で天皇杯連覇の宮代大聖、神戸にタイトルもたらすV弾は「結果論ですけど良かった」
ヴィッセル神戸のFW宮代大聖が天皇杯制覇や自らのゴールを振り返った。 23日、神戸は第104回天皇杯決勝でガンバ大阪と対戦。大会史上71年ぶりの関西勢対決となったなか、64分の宮代のゴールで神戸が勝利した。 川崎フロンターレから移籍して1年目ながら、タイトルを手にした宮代。試合後に内容を振り返り、「今日は我慢する戦いでしたし、G大阪も非常に良いサッカーをして、非常に前半は苦しみました。だけど、そこで焦れずに戦えたというのは良かったかなと思います」と分析した。 「0に抑えていれば必ず自分たちにチャンスも来ますし、そういうところで自分たちが一発仕留められるかというか。そういう部分で今年は勝ち点積み重ねてきた部分もありますし、逆に落としてきた部分もあると思うので。今日は良い方向に転びましたけど、しっかりと振り返って、なんで良かったのかというのをしっかり考えたいなと思います」 また、勝利に結びついた自らのゴールについては「結果は自分が点取れましたけど、チームで取ったゴールかなと思うので素直に嬉しいです」とコメント。武藤嘉紀のシュートのこぼれ球を押し込むまでの流れも回想した。 「サコくん(大迫勇也)がヨッチくん(武藤)に出した後、中でもらおうと思ったんですけど、ヨッチくんがシュートを選択した。最初はクロスを受けようと思っていたんですけど、観客の声もあってなかなか声も届かなかったと思う。結果それがゴールに繋がりましたし、そこで受けようとしたことで、あそこでポジションを取れたと思うので、結果論ですけど良かったかなと思います」 「空いたスペースであったり、感覚的な部分もありますけど、仲間を信じてどれだけ走れるかとか、サコくんだったらこういう動きをするだろうなとか、そういう積み重ねで自分の感覚的な部分で入っているというのもあります。そこはもっともっと良くなるんじゃないかなと思います」 さらに、宮代は川崎Fで戦った昨シーズンから天皇杯2連覇。「個人としてももう1回タイトル獲りたいという思いはありました」と胸の内を明かした。 「全く違った気持ちで決勝を迎えました。それほど個人2連覇とかは意識していなかったですけど、結果的にそうなったので良かったです」 勝利を後押ししてくれたサポーターにも言及。感謝の気持ちを伝えると同時に、J1リーグ制覇の喜びも分かち合いたいと意気込んだ。 「もちろん自分が成長してきたのにはいろんな人の支えがあったからですし、サポーター含めて良い時も悪い時も変わらず背中を押してくれて。自分は本当にプレーしやすい環境を作ってくれているなと思います」 「そういった意味でもサポーターとか、いろんな支えてくれている人と一緒にタイトルを獲れたというのは、恩返しにはなったのかなと思います。まだJリーグもあるので、しっかりとみんなでタイトルを獲れるようにがんばりたいなと思います」 <span class="paragraph-title">【動画】神戸に2度目Vもたらした宮代大聖の決勝弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">【速報動画 地上波(総合)でLIVE中】<br>サッカー <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A9%E7%9A%87%E6%9D%AF?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#天皇杯</a> 決勝<br>ヴィッセル神戸先制!!<br>後半19分<br>GK前川からのロングキックを<br>大迫、武藤がつなぎ、最後は<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%AE%AE%E4%BB%A3%E5%A4%A7%E8%81%96?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#宮代大聖</a> 選手<br>ガンバ大阪 0-1 ヴィッセル神戸<br>ネット配信 スマホで見られます<a href="https://t.co/NPh4Al45HM">https://t.co/NPh4Al45HM</a> <a href="https://t.co/lSmrOSiL7X">pic.twitter.com/lSmrOSiL7X</a></p>— NHKサッカー (@NHK_soccer) <a href="https://twitter.com/NHK_soccer/status/1860210456960418196?ref_src=twsrc%5Etfw">November 23, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.23 19:30 Sat5