悲願のJリーグ参入へ…昨季超えの1年に! JFL高知ユナイテッドが新体制発表
2024.01.29 14:30 Mon
日本フットボールリーグ(JFL)の高知ユナイテッドSCは28日、2024シーズンの体制を発表した。実り多き2023シーズンを送った高知。J3参入資格こそ継続審議止まりだったが、JFL4年目にして過去最高となる7位フィニッシュ、天皇杯で立て続けにJ1勢を撃破、かごしま国体(※1)で国体初優勝…ポジティブな1年となった。
(※1)サッカー競技・成年男子の高知県代表は高知ユナイテッドSCの単独チーム。決勝戦で鹿児島県代表に勝利して優勝を決めた
ただシーズン後には、四国リーグ時代からチームをけん引してきたFW西村勇太(30)、昨季ゲーム主将も務めたFW金井冬土(26)、司令塔のMF栗原純弥(26)という主力3選手が現役引退。また、その他の主力選手を含めて計12名の退団が発表されている。
2024シーズンに向けての新戦力は28日時点で6名。昨季の1番手GK上田樹(22)が去ったゴールキーパー陣にはJ3福島を退団したGK大杉啓(27)、DF今井那生(26)がJ2山口へ移籍したセンターバック陣にはJ2水戸からの武者修行となる田辺陽太(21)ら2名を加えている。
▽3月10日(日)13:00
高知ユナイテッドSC vs ヴィアティン三重
高知県立春野総合運動公園陸上競技場(高知市)
◆JFL第2節
▽3月17日(日)13:00
高知ユナイテッドSC vs ラインメール青森
高知県立春野総合運動公園陸上競技場(高知市)
◆2024シーズン選手一覧(1月29日現在)
▽(年齢/昨季JFL成績・新加入選手は前所属)
GKタンドゥ・ベラフィ(36/6試合3失点)
GK大杉啓(27)←福島ユナイテッドFC(完全移籍)
GK井上聖也(25/7試合3失点)
DF小林大智(25/27試合2得点)
DF中田永一(27/21試合1得点)
DF福田玲央(23/2試合0得点)
DF岩瀬蒼生(22)←金沢星稜大学(入団)
DF田辺陽太(21)←水戸ホーリーホック(育成型期限付き移籍)
DF橋本峻輝(25/24試合1得点)
DF吉田知樹(25/25試合0得点)←いわきFC(完全移籍移行)
MF横竹翔(34/11試合1得点)
MF高野裕維(23/28試合0得点)
MF田尻康晴(22/21試合0得点)
MF佐々木敦河(25/28試合2得点)
MF樋口叶(22/20試合3得点)
MF金原朝陽(23/16試合0得点)
MF上月翔聖(23)←FC大阪(完全移籍)
MF児玉壮琉(22)←大阪商業大学(入団)
MF宇田光史朗(19)←横浜FC(期限付き移籍)
FW小林心(23/24試合7得点)
FW新谷聖基(25/10試合2得点)
FW東家聡樹(26/26試合2得点)
FW原田烈志(23/4試合0得点)
◆コーチングスタッフ
監督:吉本岳史
ヘッドコーチ:立田将大
アシスタントコーチ:毛利雅志
アシスタントコーチ:濱田一希
トレーナー:茂木一樹
トレーナー:渡辺有羽
主務:安達星輝
ゼネラル・マネージャー(GM):西村昭宏
強化部:松山周平
(※1)サッカー競技・成年男子の高知県代表は高知ユナイテッドSCの単独チーム。決勝戦で鹿児島県代表に勝利して優勝を決めた
2024シーズンに向けての新戦力は28日時点で6名。昨季の1番手GK上田樹(22)が去ったゴールキーパー陣にはJ3福島を退団したGK大杉啓(27)、DF今井那生(26)がJ2山口へ移籍したセンターバック陣にはJ2水戸からの武者修行となる田辺陽太(21)ら2名を加えている。
◆JFL第1節
▽3月10日(日)13:00
高知ユナイテッドSC vs ヴィアティン三重
高知県立春野総合運動公園陸上競技場(高知市)
◆JFL第2節
▽3月17日(日)13:00
高知ユナイテッドSC vs ラインメール青森
高知県立春野総合運動公園陸上競技場(高知市)
◆2024シーズン選手一覧(1月29日現在)
▽(年齢/昨季JFL成績・新加入選手は前所属)
GKタンドゥ・ベラフィ(36/6試合3失点)
GK大杉啓(27)←福島ユナイテッドFC(完全移籍)
GK井上聖也(25/7試合3失点)
DF小林大智(25/27試合2得点)
DF中田永一(27/21試合1得点)
DF福田玲央(23/2試合0得点)
DF岩瀬蒼生(22)←金沢星稜大学(入団)
DF田辺陽太(21)←水戸ホーリーホック(育成型期限付き移籍)
DF橋本峻輝(25/24試合1得点)
DF吉田知樹(25/25試合0得点)←いわきFC(完全移籍移行)
MF横竹翔(34/11試合1得点)
MF高野裕維(23/28試合0得点)
MF田尻康晴(22/21試合0得点)
MF佐々木敦河(25/28試合2得点)
MF樋口叶(22/20試合3得点)
MF金原朝陽(23/16試合0得点)
MF上月翔聖(23)←FC大阪(完全移籍)
MF児玉壮琉(22)←大阪商業大学(入団)
MF宇田光史朗(19)←横浜FC(期限付き移籍)
FW小林心(23/24試合7得点)
FW新谷聖基(25/10試合2得点)
FW東家聡樹(26/26試合2得点)
FW原田烈志(23/4試合0得点)
◆コーチングスタッフ
監督:吉本岳史
ヘッドコーチ:立田将大
アシスタントコーチ:毛利雅志
アシスタントコーチ:濱田一希
トレーナー:茂木一樹
トレーナー:渡辺有羽
主務:安達星輝
ゼネラル・マネージャー(GM):西村昭宏
強化部:松山周平
吉本岳史
立田将大
毛利雅志
上田樹
今井那生
大杉啓
井上聖也
小林大智
中田永一
福田玲央
岩瀬蒼生
田辺陽太
橋本峻輝
吉田知樹
横竹翔
高野裕維
田尻康晴
佐々木敦河
樋口叶
金原朝陽
上月翔聖
児玉壮琉
宇田光史朗
小林心
新谷聖基
東家聡樹
原田烈志
高知ユナイテッドSC
JFL
吉本岳史の関連記事
高知ユナイテッドSCの関連記事
JFLの関連記事
記事をさがす
|
吉本岳史の人気記事ランキング
1
悲願のJリーグ参入へ…昨季超えの1年に! JFL高知ユナイテッドが新体制発表
日本フットボールリーグ(JFL)の高知ユナイテッドSCは28日、2024シーズンの体制を発表した。 実り多き2023シーズンを送った高知。J3参入資格こそ継続審議止まりだったが、JFL4年目にして過去最高となる7位フィニッシュ、天皇杯で立て続けにJ1勢を撃破、かごしま国体(※1)で国体初優勝…ポジティブな1年となった。 (※1)サッカー競技・成年男子の高知県代表は高知ユナイテッドSCの単独チーム。決勝戦で鹿児島県代表に勝利して優勝を決めた ただシーズン後には、四国リーグ時代からチームをけん引してきたFW西村勇太(30)、昨季ゲーム主将も務めたFW金井冬土(26)、司令塔のMF栗原純弥(26)という主力3選手が現役引退。また、その他の主力選手を含めて計12名の退団が発表されている。 2024シーズンに向けての新戦力は28日時点で6名。昨季の1番手GK上田樹(22)が去ったゴールキーパー陣にはJ3福島を退団したGK大杉啓(27)、DF今井那生(26)がJ2山口へ移籍したセンターバック陣にはJ2水戸からの武者修行となる田辺陽太(21)ら2名を加えている。 ◆JFL第1節 ▽3月10日(日)13:00 高知ユナイテッドSC vs ヴィアティン三重 高知県立春野総合運動公園陸上競技場(高知市) ◆JFL第2節 ▽3月17日(日)13:00 高知ユナイテッドSC vs ラインメール青森 高知県立春野総合運動公園陸上競技場(高知市) ◆2024シーズン選手一覧(1月29日現在) ▽(年齢/昨季JFL成績・新加入選手は前所属) GKタンドゥ・ベラフィ(36/6試合3失点) GK大杉啓(27)←福島ユナイテッドFC(完全移籍) GK井上聖也(25/7試合3失点) DF小林大智(25/27試合2得点) DF中田永一(27/21試合1得点) DF福田玲央(23/2試合0得点) DF岩瀬蒼生(22)←金沢星稜大学(入団) DF田辺陽太(21)←水戸ホーリーホック(育成型期限付き移籍) DF橋本峻輝(25/24試合1得点) DF吉田知樹(25/25試合0得点)←いわきFC(完全移籍移行) MF横竹翔(34/11試合1得点) MF高野裕維(23/28試合0得点) MF田尻康晴(22/21試合0得点) MF佐々木敦河(25/28試合2得点) MF樋口叶(22/20試合3得点) MF金原朝陽(23/16試合0得点) MF上月翔聖(23)←FC大阪(完全移籍) MF児玉壮琉(22)←大阪商業大学(入団) MF宇田光史朗(19)←横浜FC(期限付き移籍) FW小林心(23/24試合7得点) FW新谷聖基(25/10試合2得点) FW東家聡樹(26/26試合2得点) FW原田烈志(23/4試合0得点) ◆コーチングスタッフ 監督:吉本岳史 ヘッドコーチ:立田将大 アシスタントコーチ:毛利雅志 アシスタントコーチ:濱田一希 トレーナー:茂木一樹 トレーナー:渡辺有羽 主務:安達星輝 ゼネラル・マネージャー(GM):西村昭宏 強化部:松山周平 2024.01.29 14:30 Mon2
J3参入高知が“地元出身”立田将大ヘッドコーチの留任を発表「臙脂と緑の大きな炎を燃やし続けていきます」
高知ユナイテッドSCは9日、立田将大ヘッドコーチ(34)の留任を発表した。 立田ヘッドコーチは高知県出身で、選手時代は徳島ヴォルティス・セカンドでプレー。 指導者業では愛媛FCやギラヴァンツ北九州の普及コーチを経て、“アイゴッソ”時代の高知でアシスタントコーチに。吉本岳史監督体制でヘッドコーチとなり、Jリーグ入会を成し遂げた。 J3リーグに参戦する2025シーズンからは、秋田豊新監督を支えていく。 「高知ユナイテッドSCファミリーの皆様、日頃より熱いご支援ご声援、誠にありがとうございます」 「今シーズンも、この生まれ育った高知県で、クラブ初となるJリーグの舞台で闘えることを光栄に思います」 「クラブ在籍10年目の昨シーズン、Jリーグ参入という素晴らしい瞬間に立ち会うことができました。これも、これまで高知ユナイテッドSCのエンブレムをつけ、共に闘ってくださった皆様の想いがひとつになった証です」 「すべての皆様の想いを繋ぎ、秋田監督をはじめ新たなスタッフ・選手と共に、臙脂と緑の大きな炎を燃やし続けていきます」 「今シーズンもさらなる熱いご支援ご声援のほど、よろしくお願いいたします。高知県初の舞台で、皆様と共に最高の景色を」 2025.01.09 13:35 Thu3
横浜FCから昨季“ジャイキリ”喰らったJFL高知に武者修行…宇田光史朗19歳の現在地「僕に声をかけてくれて、嬉しかった」
横浜FC(J2)から高知ユナイテッドSC(JFL)へ育成型期限付き移籍中のMF宇田光史朗(19)。キャリア2年目の19歳はいま、充実の時を過ごしているようだ。 18日、日本フットボールリーグ(JFL)第9節の高知ユナイテッドSCvsレイラック滋賀が行われ、ホームの高知は0-1で敗れている。 高知は2試合連続のノーゴールで2連敗。開幕7連勝で勝ち点21という“貯金”により首位陥落を免れているが、滋賀にウィークポイントを突かれて押し込まれた感が否めず、相手の対策がさらに進む今後は、個々の奮闘とともに戦術的なロジカルを突き詰める必要がありそうだ。 さて、そんな高知で主力に定着する宇田。 表題の通り、横浜FCから武者修行している19歳のセントラルハーフで、主に[4-2-3-1]でWボランチの一角を担う。第4節・栃木シティ戦から滋賀戦まで、6試合連続で先発出場中だ。 「横浜FCと高知」といえば、昨季の天皇杯3回戦。 高知ホームの一戦は、敵陣で相手のミスを突き、MF高野裕維が40〜45m級のロングシュートをねじ込んだ高知の勝ち。横浜FCはJ1勢(当時)として、3カテゴリー下の高知に“ジャイキリ”を喰らった。 この一戦をベンチやウォームアップエリアから90分間見つめていた宇田。その数カ月後に元横浜FCの吉本岳史監督が率いる高知へやって来たわけだが、いまWボランチでコンビを組むのは、上述の高野裕維だ。 宇田は高野について「裕維くんはチームがやりたいサッカーに最も近い存在というか、そういうプレースタイル。間近で見ていて学ぶところが多いし、ピッチ外でも仲良くさせてもらってます。普段からよくコミュニケーションをとるなかで、ピッチでもよく話しますね。良い関係性です」と語る。 この日の終始押し込まれた滋賀戦について尋ねてみると、「90分通してチャンスに結びつくボール保持ができませんでした」とし、後半途中から“186cmの韋駄天”FW東家聡樹の投入でロングボールも有効なオプションとなった点についても、課題を口にする。 「相手の背後へのアクションを得意とする選手が出てきたとき、その選手たちに頼りがちになってしまったというか。大きく蹴るのはいいけど、周囲の僕らがそこをサポートする、人数をかける、ができませんでした。無得点は前線を孤立させてしまった結果だと思います」 これでリーグ戦2連敗となったなか、来週5月26日(日)は天皇杯1回戦。昨年の1回戦同様、ベルガロッソいわみ(島根県代表)と対戦する。 「リーグも天皇杯も大事。目の前の試合に全力で臨みます。勝たないといけない試合だし、J3リーグ昇格に向けても、天皇杯で勝ち進むのも、どちらも頑張りたいです」 いつ何時も明るくチームを支える高知のサポーターについては「今日はシャトルバスも出ていて。クラブの方々が色々やってくれて、これキッカケで初めて足を運んでくれた方もいると思います。ありがたいことだし、大きな声援に応えないといけないですね」と語る19歳宇田。 高知で着々とキャリアを積む彼に、“横浜FCから高知へ来た”ことについて、率直な思いを尋ねてみた。 「去年のあの試合(高知戦)で僕は出番なくて…ピッチの外から見ていて、『ああ、こんないいチームあるんだ』って」 「そのチームが僕に声をかけてくれて、正直めちゃくちゃワクワクしたというか(笑)『良いサッカーのチームでプレーできるんだ』って嬉しかったですね。まだ来て半年も経ってないですけど、すぐに感じたのは、選手たち、コーチ陣、スタッフ陣の結束の固さです」 「そのサッカーも、去年感じたモノは間違ってなかったし、今季は僕も関わってそれをさらにパワーアップできている、強度が上がっている感覚があります。まだまだこれからだけど、高知に来てよかったですね」 ◆宇田光史朗(19) 2004年9月26日生まれ。兵庫県出身。興国高校から2023シーズンに横浜FCへ入団。ルーキーイヤーはYBCルヴァンカップ2試合、天皇杯1試合に出場も、リーグ戦デビューはならず。今季1年はJFL高知へ育成型期限付き移籍 2024.05.19 18:30 Sun4
坂本龍馬を背負ってJリーグへ! 高知ユナイテッドSCが2025シーズンのユニフォームデザインを発表「新しい時代を切り拓く」
高知ユナイテッドSCが2025シーズンに着用する新たなユニフォームのデザインを発表した。 Y.S.C.C.横浜とのJ3・JFL入替戦を制し、2025シーズンから明治安田J3リーグで戦う高知。地元出身の吉本岳史監督が退任した一方、元日本代表DF秋田豊氏の後任就任も発表された。 臙脂と深緑のクラブは12月24日、秋田新監督率いてJリーグデビューとなる1年のユニフォームデザインを発表。背面に土佐藩(高知)出身の名士・坂本龍馬、襟元には坂本家の家紋があしらわれたものとなった。 サプライヤーは引き続き「アスレタ」で、高知は併せてオーセンティックユニフォームの販売開始もアナウンスしている。 (以下高知公式サイトより抜粋) ◆コンセプト 「2025シーズンも『よさこいの鳴子』をモチーフとした3本の縦ストライプを継承。モチーフとした鳴子は、高知の象徴としてだけでなく、スタジアムで鳴り響く、チームとサポーターがひとつになって戦う象徴として表現しています」 「また背面には、下部に高知出身の偉人・坂本龍馬、襟元には坂本家の家紋をデザインに取り入れ、高知から『新しい時代』を切り拓いた偉人に倣い、クラブとして『新しい時代』を切り開く姿勢を表現しています」 <span class="paragraph-title">【画像】高知ユナイテッドSCの2025新ユニ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">2025 SEASON UNIFORM<br><br>2025シーズン トップチームが着用するユニフォームのデザインが決まりましたのでお知らせいたします。<br><br>詳細はこちら<a href="https://t.co/Zk5GznOpTA">https://t.co/Zk5GznOpTA</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%AB%98%E7%9F%A5%E3%83%A6%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89SC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#高知ユナイテッドSC</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://t.co/CxZg0QHxbu">pic.twitter.com/CxZg0QHxbu</a></p>— 高知ユナイテッドSC (@kochi_United) <a href="https://twitter.com/kochi_United/status/1871481189107720354?ref_src=twsrc%5Etfw">December 24, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.24 18:30 Tue5
Jリーグ参入見据えるJFL高知が開幕6連勝で首位…遅攻速攻セットプレー&スーパーサブで14得点、対戦相手を悩ます精鋭集団に
Jリーグ参入を見据える高知ユナイテッドSCが破竹の開幕6連勝。JFL16チーム中屈指の完成度がそこにはある。 13日、日本フットボールリーグ(JFL)第6節のソニー仙台FCvs高知ユナイテッドSCが行われ、敵地に乗り込んだ高知が0-2と勝利した。 高知はこれで開幕6連勝。その間、「14」得点「2」失点と攻守両面で際立つ数字を残し、2位沖縄SVとはすでに勝ち点「6」差まで広がっている。盤石の首位キープだ。 昨季断片的ながらも高知の試合を眺めていた印象から、今季の戦いぶりを簡潔にあらわすと、「選手個々の鋭さが増している」といったところか。 ◆豊富な得点パターン 今季の選手個々を振り返る前に、昨季の高知をざっとおさらい。基本システムは[3-4-2-1]で、守備時はもちろん[5-4-1]。奪ってからの速攻は鋭く、スピード豊かなMF樋口叶やFW小林心、身体能力が高いターゲットマンのFW西村勇太(昨季限りで引退)はとりわけ危険な存在だった。 “ジャイキリ”達成の天皇杯ガンバ大阪戦、横浜FC戦などで披露した堅守速攻は普段のJFLと同じスタイル。セットプレーも得意とし、2023シーズンのリーグ戦30得点(28試合)中、12得点をCK・FK・PKから挙げている。 では、就任3年目の吉本岳史監督が基本システムを[4-2-3-1]へ移行した今季はどうか。 14得点の内訳は、ポゼッションから相手の守備網を崩して「3」得点、鋭い速攻で「5」得点、ロングボールから「1」得点、CKとFKから「3」得点、PKで「2」得点と、遅攻速攻セットプレー、比較的バランスよくゴールを奪えている印象だ。 ◆際立つ個性 前線の個々に目を向けると、昨季シャドーを主戦場としたMF樋口は2列目左が定位置となり、ここまで全6試合先発で2得点2アシスト。システム変更に伴い守備タスクが変わっても、持ち味のドリブルやアジリティが損なわれた感じはしない。 背番号10を背負う2列目中央のMF佐々木敦河はオールラウンダー的存在。ここまで得点こそないが、視野の広さとキック精度でゴールへ直結するプレーを披露でき、サイドに流れてのプレーやスペースメイキングも苦にしない高知の生命線だ。 2列目右のFW東家聡樹はアンタッチャブルな存在。本職ストライカーの26歳は186cmと長身ながらもずば抜けて足が速く、最終ライン背後に広大なスペースがある場合、後追いする相手DFはノーチャンスだ。第5節アトレチコ鈴鹿戦もこの形でネットを揺らし、今季3得点としている。 また、ストライカーのFW小林心は昨季チームトップの7得点ながらも今季は全6試合途中出場。にもかかわらず今季「4」得点は、JFL得点ランキング首位タイの数字であり、まさにジョーカー。 第1節ヴィアティン三重戦(3◯0)は90+3分にPKを沈めてダメ押し。第3節横河武蔵野FC戦(3◯0)は84分のスルーパスに抜け出し、東家に引けを取らぬスピードを見せつけ、やはりダメ押し。ソニー戦は投入直後の50分にPKで先制点、そして83分に切れ味鋭いドリブルから追加点。PK2つはいずれも自ら倒されて得たものであり、4得点中3得点は80分以降なのだ。 ここでは前線の選手数名だけにフォーカスしたが、攻守両面で気が利く両サイドバックのDF吉田知樹&MF上月翔聖、21歳DF田辺陽太&23歳DF福田玲央の若きセンターバックコンビなど、GKとボランチも含めて各ポジションの選手が際立ち、競争力が向上しているのが現高知。 6試合2失点の堅守を含め、今のところチーム全体の完成度はJFL16チームで群を抜く、と言ってよいだろう。 次節は昨季王者Honda FCとのホームゲーム。JFL昇格初年度の2020シーズン以来勝てていない相手であり、この一戦は高知にとって試金石となるはずだ。 ◆JFL第7節 4月28日(日) 13:00キックオフ 高知ユナイテッドSC vs Honda FC 高知県立春野総合運動公園陸上競技場 LIVE配信:JFL Official Channel(ユーチューブ) ◆過去のハイライト 高知ユナイテッドSCチャンネル(ユーチューブ) 2024.04.15 18:20 Mon高知ユナイテッドSCの人気記事ランキング
1
J3高知に“ソロモン諸島”から新戦力 オセアニア各国を渡り歩いた松本光平35歳が加入…クラブW杯や失明危機を経験した苦労人がJリーグへ
高知ユナイテッドSCが5日、ソロモン・ウォーリアーズからMF松本光平(35)の加入を発表した。 松本は大阪府出身で、セレッソ大阪とガンバ大阪の下部組織を経て渡英し、帰国後は徳島ヴォルティスセカンド、ジェフリザーブスに所属。 2012年以降はブリスベン・ロアー、オークランド・シティ、ワイタケレ・ユナイテッドなど、数多のオセアニア域内クラブに所属。ニューカレドニアのヤンゲン・スポール時代は、クラブ・ワールドカップ(W杯)2019に同大会唯一の日本人選手として出場した。 2020年5月、ニュージーランドの自宅にて、コロナ禍における自主トレーニング中に機材破損で両目を負傷し、右目が失明状態に。一時は引退状態となるも、左目の眼球摘出は回避でき、帰国してFリーグ・デウソン神戸に所属した。 2023年にサッカー競技へ復帰し、以前にも所属したニュージーランドのハミルトン・ワンダラーズと契約。昨年からはソロモン諸島のソロモン・ウォーリアーズに所属していた。 そして今回、35歳でのキャリア初のJリーグ挑戦となる高知入りを果たした松本はクラブを通じてコメントしている。 「今シーズンより高知ユナイテッドSCに加入しました、松本光平です。自分にとって特別な地である高知県でプレーができることを嬉しく思います」 「Jリーグの舞台で戦うチャンスを与えてくれたこのクラブに恩返しができるよう、高知ユナイテッドSCの選手として自覚と誇りを持って何事にも真摯に取り組み続けます」 「これまでサポートして下さった方々への感謝の気持ちを常に忘れず、自分の全てをかけて全力で戦います。応援よろしくお願いいたします」 2025.01.05 12:26 Sun2
関東2部昇格のEDO ALL UNITEDが新加入4選手を発表 J3讃岐退団のFW小山聖也、栃木C退団のMF丹羽一陽ら
関東サッカーリーグ2部のEDO ALL UNITEDは6日、4選手の加入を発表した。 まず、昨年11月にカマタマーレ讃岐との契約満了が発表されていたFW小山聖也(21)。山口県出身で、2022年に讃岐でトップ昇格後、J3リーグ通算29試合に出場した経験を持つ。 DF藪中海皇(23)は北海道出身で、2024シーズンに大卒でいわてグルージャ盛岡へ入団も、J3リーグ出場1試合、JFL降格で初年度を終え、1年での契約満了が発表されていた。 DF加藤成悟(22)は東京都出身で、2024シーズンに拓殖大学から高知ユナイテッドSCへ入団。JFLからJ3リーグへの入会を果たしたチームで公式戦出場はなく、1年での退団となっていた。 同じくJ3入会の栃木シティを離れたMF丹羽一陽(26)もEDO ALL UNITEDへ。2021〜23年にヴァンラーレ八戸でJ3通算72試合出場、昨季栃木C入りも1年での契約満了が発表されていた。 EDO ALL UNITEDは元日本代表MF本田圭佑が発起人となって設立された新興クラブで、2025シーズンから関東2部へ昇格する。 2025.01.06 14:40 Mon3
鹿島MF須藤直輝が期限付き移籍でJ3入会の高知へ! 「環境を変え、また新たなスタートを」
高知ユナイテッドSCは3日、鹿島アントラーズからMF須藤直輝(22)の期限付き移籍加入を発表した。 大宮アルディージャのジュニアユース育ちで昌平高校出身の須藤。2021年の鹿島入りでプロ入りしたアタッカーだが、2022年にツエーゲン金沢への期限付き移籍を経ても出番が巡らず、昨季も出場なしに終わった。 J3リーグ入会の高知に活躍の場を求める運びとなり、その新天地を通じて抱負を語る。 「今シーズンから高知ユナイテッドに加入することが決まりました、須藤直輝です。僕が出せる精一杯を、ピッチで表現しようと思います。J2リーグ昇格を目標にともに戦いましょう」 一方の鹿島ではこれまでに感謝しつつ、移籍先での活躍を誓っている。 「このたび、高知ユナイテッドSCに期限付き移籍することを決断しました。加入してからなかなかチームに貢献できず、不甲斐ない日々が続きました。そんな自分に期待し続けてくれたファンの方々には感謝の気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいです」 「僕は鹿島アントラーズを取り巻く環境がとても熱くて、そして温かくて大好きです。落ち込んでいても鹿嶋にいればたくさんの人が『頑張ってね。応援しているよ』と声をかけてくれ、その言葉に何度も救われました」 「そんな鹿嶋を離れるのはとても悲しいですが、自分の中でどこか心地よくなり、環境に甘えてしまっているのではないかと感じていました。なので環境を変え、また新たなスタートを切りたいと思い、この決断に至りました」 「自分の活躍が伝わり、須藤はいい選手になったなと思ってもらえるよう、高知でも戦ってきます。そして、アントラーズのタイトル獲得を心から願っています」 2025.01.03 16:20 Fri4
J3参入の高知、RB大宮のDF鈴木俊也が期限付き移籍で加入「高知のために全力でプレーします」
高知ユナイテッドSCは5日、RB大宮アルディージャのDF鈴木俊也(24)が期限付き移籍で加入することを発表した。 移籍期間は2026年1月31日までとなり、RB大宮との公式戦には出場できない。 鈴木はFC東京U-15深川から早稲田実業高校へと進学すると、そのまま早稲田大学へ進学、2023年にRB大宮に加入した。 2024シーズンは明治安田J3リーグで3試合、YBCルヴァンカップで1試合、天皇杯で1試合に出場。武者修行に出ることとなる鈴木はクラブを通じてコメントしている。 <h3>◆高知ユナイテッドSC</h3> 「大宮アルディージャから加入することになりました、鈴木俊也です。高知ユナイテッドSCに関わる皆様にとって、特別で待望のシーズンに選手としてピッチで闘えることを誇りに思います。高知のために全力でプレーします。熱い応援よろしくお願いします」 <h3>◆RB大宮アルディージャ</h3> 「来季は高知ユナイテッドSCでプレーすることになりました。大宮での期間は苦しい状況が続きましたが、応援してくれる方々の声や笑顔に支えられました。もっと成長して活躍した姿をお見せ出来るよう、精一杯頑張ります。また、アルディージャがJ2で躍進することを願っています。ありがとうございました」 2025.01.05 13:45 Sun5