小林大智 Daichi KOBAYASHI

ポジション DF
国籍 日本
生年月日 1999年01月07日(25歳)
利き足
身長 180cm
体重 73kg
ニュース
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JFL高知の23歳ゲーム主将…旧知の先輩とも再会した高野裕維が導くミライ「一戦一戦勝ってJ3へ」

高知ユナイテッドSCの副キャプテンに就任したMF高野裕維(23)。彼は先輩たちにも助けられつつ、チームを引っ張っていく。 17日、日本フットボールリーグ(JFL)第2節の高知ユナイテッドSCvsラインメール青森が行われ、ホームの高知が1-0で勝利。第1節のヴィアティン三重戦に続き、これで開幕2連勝だ。 JFL昇格5年目、将来的なJリーグ参入を見据える高知は、今季から加入2年目のDF小林大智(25)が新キャプテンに就任。そして、副キャプテンに任命された1人が高野裕維23歳だ。 高野は香川県出身で、神戸弘陵学園高校から常葉大学ヘ進み、昨季(2023シーズン)より高知入団。ルーキーイヤーにしてJFL全試合出場を達成した一方、天皇杯3回戦の横浜FC戦(1◯0)では決勝点…もはや高知に不可欠な存在と言える。 そんな高野、新主将の小林大が開幕2試合でベンチ入りしなかったため、2試合連続でゲーム主将を担うことに。結果はどちらもフル出場で勝利に貢献。プレースキッカーも任されるなか、V三重戦ではCKから貴重な追加点をアシストした。 若きリーダー高野は、80分に決勝点をもぎ取った青森戦を振り返り、選手間の意思疎通・意識統一により、勝ち点3をゲットしたと誇る。 「厳しい試合展開になり、自分たち(高知)もうまくいかなかったなか、『後半に入って立て直そう。全員で力を合わそう』とハーフタイムに皆で話しました。先制点をとったあとは『無失点で終えよう』と、ピッチの中で話しました」 「“1-0”の勝利は、必ず次に繋がります」 神戸弘陵時代はキャプテンとして部員をまとめていた高野。「高知の副主将となって意識は変わりましたか?」とも問いかけてみた。 「僕はチームの中で若い部類(23歳)ですけど、年齢とか2年目ってのは関係なく、いつだってチームのためにどれだけ貢献できるかだと思っています。強いて言えば、副主将になったことで、その想いは強くなったのかなと感じます」 「間違いなく責任感は増したし、今季に懸ける想いも強いです。最終目標はJFL優勝とJ3昇格。みんなで成し遂げたいですね」 副主将就任が重荷になっている様子はない高野。それは、頼れる“兄貴分”の存在があるからかもしれない。 高野が開幕2試合でWボランチを形成したMF横竹翔(34)。かつてJ1リーグのサンフレッチェ広島、世代別の日本代表などで活躍し、今季で在籍10年目を迎えた“ミスター高知ユナイテッド”だ。 そんな横竹について高野は「普段の練習からお手本にさせてもらっています。技術はもちろんですし、人間性の部分でも学ばせてもらっていますね」とリスペクトを送る。 また、FC大阪から今季新加入のMF上月翔聖(24)は、高野の神戸弘陵時代の1つ先輩。高野がボランチ、上月が左サイドバック…2人揃って開幕2試合ともフル出場。高知で再びチームメイトとなった嬉しさが高野にはある。 「昔一緒にプレーさせていただいてて、今はボランチと左サイドバックの関係性で、ものすごくやりやすいですし、阿吽の呼吸と言いますか、何かを言わなくても目を合わせればどうにかなる感じです。すごく良い関係性だと思いますね」 「また一緒にサッカーできるなんて思っていなかったので…本当に感慨深いし、楽しいし、心強いです。(上月は)FC大阪でJFLからJ3への昇格を経験されていますし、それを練習時から皆に還元してくれています。心強いし、僕も学んでいます」 チームの最古参である横竹翔。また高野にとって高校時代からの仲であり、再びチームメイトとなっただけでなく、ともに副主将を担うこととなった上月翔聖。 高野裕維23歳は、2人の先輩にも助けられつつ、高知ユナイテッドSCを引っ張っていく。 「開幕2連勝しましたけど、目の前の一戦で勝ちに行くのは、この先も同じです。3連勝とかではなく、とにかく一戦一戦。それがJ3昇格につながればと思っています」 2024.03.18 18:10 Mon

JFL高知が2024シーズンの“リーダーズ”を発表! 新主将は加入2年目DF小林大智

9日、高知ユナイテッドSCが10日の日本フットボールリーグ(JFL)開幕に先立って今季チームをまとめ上げる“リーダーズ”を発表した。 新主将は昨季JFL28試合中27試合出場のセンターバック小林大智。ヴァンラーレ八戸から加入して2年目となる今季、最終ラインだけでなく、名実ともに高知のリーダーとなる。 副主将1人目は大卒2年目のセントラルハーフ高野裕維で、昨季天皇杯3回戦の横浜FC戦では決勝点。神戸弘陵学園高校時代に主将を担った23歳も、今や高知の浮沈を左右する1人だ。 2人目はFC大阪から新加入のサイドハーフ上月翔聖。神戸弘陵で高野の1つ先輩だった24歳は、FC大阪時代の2022年にJ3昇格を経験している。高知で自身2度目の歓喜を味わえるか。 選手会長には加入3年目のセンターバック中田永一。最終ラインを構成する屈強な27歳も高知に不可欠な存在だが、昨季終盤戦の佳境はケガで出場叶わず。今季こそはJ3参入だ。 ◆JFL第1節 3月10日(日) 13:00キックオフ 高知ユナイテッドSC vs ヴィアティン三重 高知県立春野総合運動公園陸上競技場 LIVE中継 @JFLOfficialChannel(YouTube) 4選手はそれぞれコメントを発表している。 ◆キャプテン DF4小林大智 「今シーズンキャプテンを務めさせていただくことになりました。クラブの目標である『J3昇格』を達成するためにも吉本監督を全力でサポートし、チームが常に前進できるように全力を尽くします。高知県、スポンサー企業、ファン、サポーター、クラブに関わる全ての方々の想いを背負って頑張ります。今シーズンもよろしくお願いします」 ◆副キャプテン MF8高野裕維 「シーズンを通して苦しいとき、きついときも必ずあると思います。高知ユナイテッドSCに関わる全員で分かち合い、今シーズンの最後に笑って終われるよう、J3昇格のため自分の力を存分に発揮したいと思います」 ◆副キャプテン MF16上月翔聖 「今シーズンから副キャプテンを務めることになりました。チーム状態が良い時、悪い時、どんな時もチームが成長する為に行動していきます。よろしくお願いします」 ◆選手会長 DF3中田永一 「2度目の選手会長に就任しました。中田永一です。今年は昨年よりもっと若いチームになりまとめるのも難しくなると思います。主将、副将を色んな面で支えれるように陰ながら頑張ります」 2024.03.10 06:00 Sun

悲願のJリーグ参入へ…昨季超えの1年に! JFL高知ユナイテッドが新体制発表

日本フットボールリーグ(JFL)の高知ユナイテッドSCは28日、2024シーズンの体制を発表した。 実り多き2023シーズンを送った高知。J3参入資格こそ継続審議止まりだったが、JFL4年目にして過去最高となる7位フィニッシュ、天皇杯で立て続けにJ1勢を撃破、かごしま国体(※1)で国体初優勝…ポジティブな1年となった。 (※1)サッカー競技・成年男子の高知県代表は高知ユナイテッドSCの単独チーム。決勝戦で鹿児島県代表に勝利して優勝を決めた ただシーズン後には、四国リーグ時代からチームをけん引してきたFW西村勇太(30)、昨季ゲーム主将も務めたFW金井冬土(26)、司令塔のMF栗原純弥(26)という主力3選手が現役引退。また、その他の主力選手を含めて計12名の退団が発表されている。 2024シーズンに向けての新戦力は28日時点で6名。昨季の1番手GK上田樹(22)が去ったゴールキーパー陣にはJ3福島を退団したGK大杉啓(27)、DF今井那生(26)がJ2山口へ移籍したセンターバック陣にはJ2水戸からの武者修行となる田辺陽太(21)ら2名を加えている。 ◆JFL第1節 ▽3月10日(日)13:00 高知ユナイテッドSC vs ヴィアティン三重 高知県立春野総合運動公園陸上競技場(高知市) ◆JFL第2節 ▽3月17日(日)13:00 高知ユナイテッドSC vs ラインメール青森 高知県立春野総合運動公園陸上競技場(高知市) ◆2024シーズン選手一覧(1月29日現在) ▽(年齢/昨季JFL成績・新加入選手は前所属) GKタンドゥ・ベラフィ(36/6試合3失点) GK大杉啓(27)←福島ユナイテッドFC(完全移籍) GK井上聖也(25/7試合3失点) DF小林大智(25/27試合2得点) DF中田永一(27/21試合1得点) DF福田玲央(23/2試合0得点) DF岩瀬蒼生(22)←金沢星稜大学(入団) DF田辺陽太(21)←水戸ホーリーホック(育成型期限付き移籍) DF橋本峻輝(25/24試合1得点) DF吉田知樹(25/25試合0得点)←いわきFC(完全移籍移行) MF横竹翔(34/11試合1得点) MF高野裕維(23/28試合0得点) MF田尻康晴(22/21試合0得点) MF佐々木敦河(25/28試合2得点) MF樋口叶(22/20試合3得点) MF金原朝陽(23/16試合0得点) MF上月翔聖(23)←FC大阪(完全移籍) MF児玉壮琉(22)←大阪商業大学(入団) MF宇田光史朗(19)←横浜FC(期限付き移籍) FW小林心(23/24試合7得点) FW新谷聖基(25/10試合2得点) FW東家聡樹(26/26試合2得点) FW原田烈志(23/4試合0得点) ◆コーチングスタッフ 監督:吉本岳史 ヘッドコーチ:立田将大 アシスタントコーチ:毛利雅志 アシスタントコーチ:濱田一希 トレーナー:茂木一樹 トレーナー:渡辺有羽 主務:安達星輝 ゼネラル・マネージャー(GM):西村昭宏 強化部:松山周平 2024.01.29 14:30 Mon

過去最高順位、ジャイキリ2回、国体初優勝…JFL高知ユナイテッドは実り多き1年を経て2024シーズンへ!

日本フットボールリーグ(JFL)の高知ユナイテッドSCが着々と2024シーズンへの準備を進めている。 高知県勢初のJリーグ加盟を目指す高知ユナイテッド。2023シーズンはJFL4年目にして過去最高の「7位」、天皇杯でガンバ大阪に横浜FCとvsJ1勢2連勝、さらに国体初優勝(※1)と、J3参入が“継続審議”とされたなかでも、実り多き1年となった。 (※1)かごしま国体・サッカー競技(成年男子)に、高知県代表は高知ユナイテッドSCの単独チームとして出場。決勝戦で地元の鹿児島県代表を撃破し、初優勝を飾った シーズン終了後は吉本岳史監督(45)の続投、精神的支柱であり加入10年目となるMF横竹翔(34)、地元出身のMF佐々木敦河(25)&GK井上聖也(25)、最終ラインの主力であるDF中田永一(27)&DF小林大智(25)…などなど複数の契約更新が、2023年のうちに発表された。 しかし同時に、四国リーグ時代から所属してきたFW西村勇太(30)、ゲーム主将も担ったキャプテンシー溢れるFW金井冬土(26)、司令塔のMF栗原純弥(26)と、主力3枚が現役生活にピリオド…この3選手やJクラブからの期限付き移籍期間終了を含め、12選手の退団が発表されている。 それでも、年が明けてからは続々と新加入選手も。6日には水戸ホーリーホックから180cmの左利きセンターバックであるDF田辺陽太(21)、昨年対戦した横浜FCから興国高校時代に主将も担ったMF宇田光史朗(19)の期限付き移籍加入を発表…どちらも前途有望な若き才能だ。 さらに8日、2023シーズンの躍進を支えながらもツエーゲン金沢へレンタルバックしたGK上田樹の後釜として、福島ユナイテッドFCからGK大杉啓(27)が加入。大杉は日本体育大学卒業後、オーストラリアのアマチュアクラブを経て2020年に帰国…翌21年に“逆輸入”で藤枝MYFC入団を果たした苦労人であり、藤枝と福島でJ3リーグ7試合に出場した経験を持つ。高知で目指すはもちろん定位置確保だ。 また、FC大阪からは同クラブのJFL時代を知るMF上月翔聖(23)が加入し、大卒ルーキーでは大阪商業大学から183cmMF児玉壮琉(21)の入団を発表。9日時点で高知の新加入選手は計5人となっている。 現段階で契約更新・加入が発表されている選手の総数は「22」であり、ここからさらなる新加入選手が発表されていくのは確実…“四国4県で唯一のJなし県”からの脱却を目指し、JFL5年目を迎える高知ユナイテッド。2024シーズンの歩みにも期待したい。 契約更新が発表された1人、2024シーズンから背番号「10」を背負う地元高知出身のMF佐々木は言う。 「自分が小さい時には、地元高知にこのような環境(JFLに県内のクラブ)はありませんでした。いま自分がこうして皆さんと高知でJリーグを目指せることを嬉しく思いますし、本気でJ3昇格したいと思っています。2024シーズン、沢山の勝利をファン・サポーターの皆さんに届けられるよう日々努力します。引き続き熱いご声援よろしくお願いします」 2024.01.10 16:00 Wed

「高知県にJリーグを」目指すは来季のJ3参入!「残り4試合戦い抜きます」【JFL高知の歩み】

2019年の地域CLで2位となり、翌2020年からJFLに舞台を移した高知ユナイテッドSC。クラブ名変更にライバルクラブとの統合を経て、ようやく辿り着いた全国リーグだが、目線は早くもその先へ。“Jなし県”脱却、来シーズンのJ3リーグ参入を目指し、今季も最後まで全力で戦う。【第3回/全3回|<a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=452484" target="_blank">前編</a> <a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=452485" target="_blank">中編</a>】 <span class="paragraph-subtitle">〜高知県から本気でJリーグ!~</span> 2023年のJFLもいよいよ佳境。財務問題に端を発したFC神楽しまねの除名が開幕直前に決まり、従来の16チーム編成ではなく15チームとなったため、毎節1チームが試合なしとなっているが、あれよあれよという間に全チームが最低24試合(全28試合)を消化するところまで来た。 JFL4年目を迎えた高知ユナイテッドSCも24試合まで消化し、9勝6分け9敗の6位と健闘。過去3年は14位、13位、11位であり、この6位を最後までキープすれば初の1桁順位フィニッシュとなるが、かねてより「高知県から本気でJリーグ!」と掲げてきた高知の目標はあくまで「来季のJ3参入」だ。 しかし、クリアソン新宿とヴィアティン三重のJリーグ入会が条件付き(JFLで2位以内の確保が必須)で承認されている一方、高知は「継続審議」とされており、現状では今季のJFLで2位以内を確保しても、J3への自動昇格、もしくは入替戦行きを掴めるか不透明だ。 そんななか、10月29日には第26節で首位Honda FCと対戦。1-1のドロー決着となったこの一戦は本拠地・高知県立春野総合運動公園陸上競技場に「2156人」が来場し、今季のJFLホームゲームにおける最多の観客動員となった。 首位であり、JFLの“盟主”でもあるHonda相手に勝ち点「1」を掴み、観客動員でも大きな成果…しかし、残り4試合で2位ソニー仙台FCとの勝ち点差が「7」となり、J3参入の大前提である2位以内確保が難しくなった格好だ。 それでも高知の吉本岳史監督は試合後、「J3昇格の可能性がまだあるなか、(Hondaに)負けなかったことは選手たちが勝利に向かって走り続けてくれたから。1-1となってからもビッグチャンスがありましたし、勝ち点1を“もぎ取った”とは思いません。“積み上げ”ました」と選手を称える。 残り4試合に向けても「J3への切符を掴みたいと思っていますが、簡単ではない、そして現実的に難しいことも理解しています。だからこそ、この4試合をひたむきに決勝戦のように戦いたい」と前を向く。 選手からも続々とポジティブな言葉が。昨年までJ3のヴァンラーレ八戸に所属していたDF小林大智は「一戦必勝で目の前の試合に勝てば、その先に何かが見えてくる。そう信じたい。良い準備をします」とコメント。ゲームキャプテンを務めた24歳は真っ直ぐな目で答えてくれた。 また、22歳MF樋口叶はJ3参入の可能性を残す新宿や三重だけでなく「対戦する全チームがライバル」とし、「今日のような雰囲気は励みになりました」と今季最多の観客動員に触れる。高知は残り4試合中2試合がホームゲームだ。 地元・高知県出身のMF佐々木敦河も「今年でJ3に上がって、全国の方たちに『高知県にもJクラブがあるんだな』って知ってもらいたい。残りの4試合、頑張って戦い抜きます」と意欲を見せる。 「自分が高校生の時、高知県のクラブがこのレベル(JFL)で戦うチャンスはありませんでした。今この舞台にいることは素晴らしいことですし、ここからまた『高知県にJリーグを』という想いも強いです」 Jリーグを目指して歩みを進める高知ユナイテッドSC。佐々木が意気込んだように今季の残り4試合、最後まで「来季のJ3参入」を目指して戦い抜く。迷うなかれ、志高く一歩前へ。土佐藩が生んだ幕末の志士・坂本龍馬はこんな言葉を私たちの生きる後世に残したという。 「何の志も無きところに、ぐずぐずして日を送るは、実に大馬鹿者なり」 (完) 2023.11.03 21:00 Fri

J3参入へ“継続審議”も…JFL高知が本拠地2156人の前で希望繋ぐ勝ち点「1」、地元出身MF佐々木敦河「残り4試合戦い抜きます」

29日、日本フットボールリーグ(JFL)第26節の高知ユナイテッドSC vs Honda FCが高知県立春野総合運動公園陸上競技場で行われ、1-1のドロー決着となった。 高知県出身の元Jリーガー・吉本岳史監督が率いる高知ユナイテッド。JFL4年目の今季は天皇杯でガンバ大阪、横浜FCとJ1クラブを立て続けに倒す“ジャイアントキリング”を達成した一方で、リーグ戦は第25節終了時点で6位と健闘も、Jリーグ入会申請が「継続審議」とされている。 何はともあれ、成績面で「JFL2位以内(※Jリーグ入会申請が承認されているクラブは優勝ならJ3自動昇格、2位ならJ3・19位との入替戦へ進む)」を確保することが来季のJ3参入への最低ライン。残り5試合で6位から2位まで順位を上げる必要があるなか、今節は”Jへの門番”として名高い首位Hondaとのホームゲームだ。 スタメンはGK上田樹(ツエーゲン金沢から期限付き移籍で加入中)、DF今村直也、DF小林大智、DF今井那生、MF宮本優(東京ヴェルディ)、MF佐々木敦河、MF高野裕維、MF吉田知樹(いわきFC)、FW樋口叶、FW西村勇太、FW東家聡樹という[3-4-2-1]だ。 高知県の夏の風物詩“よさこい”に欠かせぬ鳴子がスタンドから鳴り響くなかでキックオフ。堅守速攻を標榜する高知は奪ってからが素早く、ひとたび奪えば1トップの東家、2シャドーの樋口と西村が前線へとスプリントしていく。 しかし、地力で勝る”盟主”Hondaは[4-2-4]もしくは[2-4-4]で人数をかけて押し込み、高知はコンパクトな陣形を崩さずなんとか応戦していたが、とうとう65分に失点。HondaのDF川浪龍平に右足ミドルを叩き込まれた。 高知は追いかける展開となってようやく攻撃のギアが上がり、試合も終盤に差し掛かる77分に同点に。後方からのロングボールをボックス内の樋口が頭で繋ぐと、最後は途中出場のFW新谷聖基がDFと競り合いながら押し込んだ。投入からわずか1分の新谷が大仕事だ。 同点とし、俄然勢いが出てきた選手たちと、一段と熱を帯びたスタンド。同点からまもなく入場者数が今シーズン最多の「2156人」と場内アナウンスされ、試合も終盤へと突入するなか、さらにボルテージが上がる。 しかし、待望の逆転弾は奪えず、1-1で試合終了。吉本監督は試合後、「Hondaさん相手に難しい試合となるのは想定内でしたが、とくに前半は何もさせてもらえませんでした。攻撃に関してはカウンターしか糸口がなく、ここは次への課題です」と振り返る。 それでも「我々の武器であるカウンターを何度か発動できたことは評価できます。J3昇格の可能性がまだあるなか、負けずに終われたことも、選手たちが勝利に向かって最後まで走ってくれたから。決して勝ち点1を“もぎ取った”とは思いません。勝ち点1を“積み上げ”ました」と選手を労う。 また、大学サッカーとソニー仙台FCを経て、今季から地元・高知に帰ってきたMF佐々木も「自分が高校生の時、高知県のクラブがこのレベル(JFL)で戦うチャンスはありませんでした。今この舞台にいることは素晴らしいことですし、ここからまた高知県にJリーグをという想いも強いです」と胸を張る。 今季最多の入場者数については「多くの方のご協力があって、これほどまでの方たちに来ていただけたと思います。でも本当は、自分たちの魅力的なサッカーで同じくらいの方を集められるようにしたい。そのためにも今年でJ3に上がって、全国の方たちに『高知県にもJクラブがあるんだな』って知ってもらいたい。残りの4試合、頑張って戦い抜きます」とモチベーションに変えて見せた。 高知はHondaとのドローで6位をキープし、2位ソニーとは勝ち点「7」差。残り4試合で佐々木の古巣でもあるソニーに追いつくことは難しいかもしれないが、それでも諦めることなく最後まで戦う。次節は11月5日、ミネベアミツミFCとのアウェイゲームだ。 高知ユナイテッドSC 1-1 Honda FC 【高知】 新谷聖基(後32) 【Honda】 川浪龍平(後20) 2023.10.29 18:33 Sun

今季のJFLは実力拮抗…首位から13位まで勝ち点差「8」、天皇杯でG大阪撃破の高知が7戦ぶり白星【JFL第13節】

24~25日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第13節の7試合が各地で行われた。 天皇杯2回戦でガンバ大阪を撃破した13位・高知ユナイテッドSC。しかし、JFLでは直近6試合未勝利で、この間のゴール数はわずか「4」と得点力不足に悩まされている。それでも、ホームに10位・ヴェルスパ大分を迎え撃った今節は快勝を収めた。 63分にエースのFW田口光樹が先制点を奪うと、続く72分にはDF小林大智が右CKに頭で合わせて追加点。元ヴァンラーレ八戸の小林は今シーズン2ゴール目となった。3試合ぶりの複数得点で2-0とした高知が7試合ぶりの白星を挙げている。 昨シーズン最下位ながらも今シーズンは一時首位に立つなど躍進を遂げる2位・レイラック滋賀。しかし、直近3試合は白星がなく、ホームで5位・ヴィアティン三重と対戦した今節も0-0のドロー決着。勝ち点「1」の積み上げにとどまった。 4位・ソニー仙台FCはホームで6位・FCティアモ枚方に圧勝。FC岐阜の上野優作監督を父に持つFW上野瑶介が38分に先制点を挙げると、MF信太英駿の2ゴールで3-0として迎えた64分には上野の2点目でダメ押し。さらに1点を追加し、最終スコアは5-0となった。 8位・Honda FCはアウェイで首位・クリアソン新宿を撃破。13分に2021シーズンの得点王・FW岡﨑優希の一撃で先制すると、36分にはFW児玉怜音がPKを沈めて2点リードに。試合終盤にも3点目を決めて3-0とし、首位相手の快勝となった。 第13節を終え、7勝1分け5敗で勝ち点「22」の新宿が首位をキープ。しかし、4勝2分け6敗の「14」で13位とするミネベアミツミFCとの差は「8」しかない状況だ。 また、都並敏史監督率いる15チーム中14位のブリオベッカ浦安も今節は勝ち点1を積み上げ、2勝4分け6敗で「10」に。開幕9試合未勝利と苦しんだ昇格組・浦安だが、ここ3試合で2勝1分けとJFL仕様のチームを急速に構築しつつある。 奈良クラブ、FC大阪が抜けた今シーズンのJFLは、実力差のほとんどない拮抗した戦いが続いている状況だ。なお、43歳の高原直泰選手兼任監督率いる最下位・沖縄SVは今節、ホームで東京武蔵野ユナイテッドFCに0-3の完敗となっている。 ◆第13節 6月24日(土) レイラック滋賀 0-0 ヴィアティン三重 ブリオベッカ浦安 1-1 FCマルヤス岡崎 6月25日(日) ラインメール青森 4-1 鈴鹿ポイントゲッターズ 高知ユナイテッドSC 2-0 ヴェルスパ大分 ソニー仙台FC 5-0 FCティアモ枚方 クリアソン新宿 0-3 Honda FC 沖縄SV 0-3 東京武蔵野ユナイテッドFC 2023.06.25 17:14 Sun

JFL高知、J3八戸退団の23歳DF小林大智が加入!「高知県を盛り上げられるように」

ヴァンラーレ八戸は5日、昨季限りで契約満了となっていたDF小林大智(23)が日本フットボールリーグ(JFL)の高知ユナイテッドSCに移籍すると発表した。 小林は大阪府出身で、作陽高校、桃山学院大学を経て2021年に八戸入り。1年目は4月に左ヒザ前十字じん帯損傷の大ケガを負い、明治安田生命J3リーグ5試合の出場にとどまった。 2年目の昨季もJ3リーグの出場は10試合のみ。昨年11月に契約満了が発表されていた。 新天地となる高知の公式サイトでコメントを発表。高知県初となるJリーグ参入に向け、熱い意気込みを綴った。 「ヴァンラーレ八戸から加入することになりました小林大智です。高知ユナイテッドの勝利の為に全力で頑張ります。そして、サッカーで高知県を盛り上げられるようにJリーグ昇格に向けて熱く戦います。ファン・サポーターの皆さん応援よろしくお願いします!!」 2023.01.05 18:05 Thu

J3八戸がDF佐藤和樹、MF坪井一真、MF宮尾孝一、DF小林大智と契約満了

ヴァンラーレ八戸は18日、DF佐藤和樹(29)、MF坪井一真(23)、MF宮尾孝一(29)、DF小林大智(23)との契約満了を発表した。 佐藤は名古屋グランパスの下部組織出身で、名古屋の他、水戸ホーリーホック、カターレ富山、福島ユナイテッドFCでもプレーした。 八戸には、3シーズン半在籍。J3で通算81試合6得点、天皇杯で2試合に出場した。 坪井はセレッソ大阪の下部組織出身で、近畿大学から2021年に入団。2シーズンでJ3通算23試合、天皇杯3試合2得点を記録した。 宮尾はY.S.C.C.横浜、FC今治でのプレーを経て今季加入。J3で23試合に出場していた。 小林は桃山学院大学から2021年に入団。2シーズンでJ3通算14試合、天皇杯で1試合に出場していた。 4選手はクラブを通じてコメントしている。 ◆DF佐藤和樹 「ヴァンラーレを愛する全ての皆様へ」 「今シーズンでヴァンラーレ八戸を離れる事になりました。そう言ってから半年で、「ただいま!」と帰ってきた事もありましたが、、佐藤和樹のヴァンラーレ八戸での旅はここでおしまい。悲しいし、悔しいし、寂しいけど今度は正真正銘のお別れのようです」 「正直な所、この文章を書きながらも未だ気持ちの整理がついていないところがあります。それくらい3年半と言う短い時間ではありましたが、自分が思うよりもヴァンラーレ八戸、八戸の皆さん、八戸と言う土地に愛着を持っていたんだなと感じております」 「もっとヴァンラーレ八戸のためにピッチに立ちたかったし、応援してくれる人に恩返しをしたかったと言うのが本音ではありますが、サッカー選手は必要ないと言われればそれまでです」 「ただ今この文章を読んで悲しんでくれている方が1人でもいるとしたら僕のこれまでの取り組みが報われる気がしています」 「僕にとってここでの時間は、たくさんの人に支えられて応援されて、本当に幸せな時間でした。たくさん笑ったし、たくさん悔しがったし、たくさん魚釣ったし、たくさんイタズラしたし、とにかく僕は八戸で人としても選手としてもたくさん成長する事が出来ました!」 「僕に関わってくれた全ての方に感謝しています。本当にありがとうございました!」 「幸いにも感謝の想いを背負ってピッチに立てるチャンスがあと1試合。しかも僕の大好きなプライフーズスタジアムであります。そこに向けてプロとして当たり前のように最高の準備をしていきます。皆さん日曜日スタジアムで待ってます!!」 ◆MF坪井一真 「この度ヴァンラーレ八戸を退団することになりました。今は悔しい気持ちと八戸を離れるとゆう寂しい気持ちです。ヴァンラーレの一員として過ごした2年間でサッカー選手としても一人の人間としても大きく成長することが出来ました」 「八戸で沢山の人に出会いました。自分に声をかけてくれ、応援してくれた方々には感謝しかありません。人生は一度きりです。泣いても笑っても人生は続きます。僕は八戸での経験を絶対に次に活かすと胸に誓います!」 「来年はどうなるか分かりませんが、自分らしく頑張りますので、少しでも気にしていただけると嬉しいです。ヴァンラーレ八戸に関わる皆様、2年間ありがとうございました」 ◆MF宮尾孝一 「まず初めに今シーズンどんな時も八戸の為に共に闘い、支えてくださったファン、サポーター、八戸ファミリーの皆さん1年間ありがとうございました」 ・ホーム開幕戦で今シーズン初勝利をしたあの瞬間。 ・初勝利後の前半戦中々勝てず、長く苦しい想いを共にしたあの時。 ・シーズン途中で監督交代となってしまった責任。 ・その後、後半戦新監督のもと、変化と積み上げを表現し少しずつ目に見える結果をファン、サポーターの方々と共有してきた日々。 ・そして、その集大成を今週末ホームで魅せるチャンスがある今。 「こうした出会いや経験、チャンスはこのクラブだからこそ出来たことですし、この何れもが僕にとっては大きな財産です」 「紆余曲折あったシーズンだったからこそ、最後はヴァンラーレ八戸に関わる全ての方々、自分達を信じて真っ直ぐに全てをピッチの上で表現し共に闘いきりたいと思っています!」 「この1年間、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ただ、まだ最後の1試合があるので感謝の気持ちは最終戦勝った後に直接伝えさせてください」 「最後まで多くの方と共に闘える事を楽しみにしています。是非、プライフーズスタジアムまで足を運んでください!共に闘いましょう。必ず勝ちます!」 ◆DF小林大智 「今シーズンをもちましてヴァンラーレ八戸を退団することになりました。大学を卒業し、プロサッカー選手としてスタートした昨シーズンでしたが、シーズン序盤での怪我による長いリハビリ生活の時にはサポーターの方々の温かいメッセージがとても心の支えとなり、今シーズンピッチに戻ることができました」 「また、ピッチの上でチームに貢献する姿を見せることで感謝の気持ちを伝えたかったのですが、あまり貢献することができず悔しい2年間となりました。それでも、八戸で過ごした2年間は本当に素晴らしい時間でした」 「最後に、チームスタッフ、チームメイトの皆さん、生意気な僕をいつも可愛がっていただきありがとうございました。そして、八戸で出会った全ての方々が優しく、離れるのは寂しいですが、次のステージでも頑張りますので、今後も応援よろしくお願いします!2年間本当にありがとうございました。」 2022.11.18 23:55 Fri

八戸がDF板倉洸、DF小林大智との契約更新を発表…共に今季加入の大卒ルーキー

ヴァンラーレ八戸は3日、DF板倉洸(23)、DF小林大智(22)との契約更新を発表した。 板倉は埼玉県出身で、横浜F・マリノスの下部組織出身。ユースから東洋大学へと進学し、今季から八戸でプレーした。 今季は明治安田生命J3リーグで11試合、天皇杯で3試合に出場した。 小林は大阪府出身で、作陽高校から桃山学院大学へ進学。今季八戸に入団した 今季は明治安田J3で5試合の出場だった。 2021.12.03 13:12 Fri
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