JFL高知が急失速4連敗…宇田光史朗20歳が語るラスト5試合への宿題「みんなと“合わせる”部分」 次戦は「互いに声がけを」

2024.10.21 17:00 Mon
横浜FCから高知ユナイテッドSCへレンタル移籍中の20歳、宇田光史朗
©︎S.Tadokoro
横浜FCから高知ユナイテッドSCへレンタル移籍中の20歳、宇田光史朗
20日、日本フットボールリーグ(JFL)第25節の高知ユナイテッドSCvs沖縄SVが行われ、高知は0-2と敗戦。とうとう4連敗だ。

第3節から首位の座についた高知は、夏の中断期間前を14勝1分け2敗。ところが、9月頭から沖縄戦まで、8試合でなんと1勝2分け5敗に。

中断明けの4試合は、言っても1勝2分け1敗。しかし、ここ4試合はノーゴールの4連敗と、高知の現在地を端的に表現すれば、「得点への道筋が乏しく、守り切ることもできていない」。
そんなこんなで、第24節・横河武蔵野FC戦を落とした結果、第3節から守ってきた首位の座を栃木シティに明け渡し、高知は2位に。20日のホーム沖縄戦も敗れ、こういった状況下で今季も残り5試合となってしまった。

J3クラブライセンスを取得した高知だが、J3リーグ参入うんぬんに関わらず、さすがに、たいへん深刻な状態であると言わざるを得ない。
J2リーグ・横浜FCからの育成型レンタルで高知に所属、先月26日に20歳を迎えた主力ボランチのMF宇田光史朗は、まず、武蔵野戦から沖縄戦までの1週間を振り返る。

「3連敗っていう苦しい状況でしたけど、みんな忘れて割り切って。毎回の練習で選手全員が全力を尽くしていましたし、良い雰囲気で良い準備ができていたと思います」

しかし、自身もフル出場の沖縄戦は0-2。

宇田は「前へ持ち運ぶっていう僕の特徴を、ここ何試合かよりは出せた」としつつ、「だけどそこから足を振る(シュート)ことが重要。チームとしても、求められることを100%で発揮できませんでした」と言う。

この日、高知の2失点は「クロスから」と「ドリブル突破から」。

2失点のシチュエーションは全く異なるが、共通しているのは、相手選手にクロスを上げられる際、また相手選手のドリブルに対し、「寄せきれなかった」という点だ。

「いま欠けているのは、みんなと“合わせる”という部分かなと」

「後半戦を迎えるにあたって、とりわけサイドでの“寄せ”を課題に掲げていたんですが、今日も簡単にクロスを上げられてしまって。今日も後半の入りは良かったのに、あのシンプルな形で先に失点してしまいました」

「こういう状況(連敗中)なので、もう、これ以上気持ちが沈むってことはないです。でもやっぱり、スコアが動いて『0-1』になったら、選手の雰囲気は変わるものだなと」

「それは2失点目のとき、『自分がセカンドボールを回収しなきゃ』と思って奪いにいって、上手く前を向かれて。あそこは自分が空回りました。セカンドボールへの意識が強まりすぎて、冷静さを欠いたと思います」

“セカンドボール”

セカンドボールの回収は、蹴球の原則とも言えよう大事な要素。セカンドボールを立て続けに拾えれば、ボディブローのごとく相手にジワジワダメージを与え、やがては1点へと繋がる。

詰まるところ、高知はこの点で沖縄に劣勢。

「沖縄さんが巧みでした。セカンドボールを回収され、そこからの運びも上手だった…回収されて、前を向かれて。クリアを蹴る位置とか、ボランチの反応とか、シンプルなことですけど、このあたりも相手が一枚上手でした」

これもまた、相手ボールホルダーへの寄せと同様、高知が選手どうしの距離感を“合わせる”ことができなかった結果だろう。

次節の対戦相手は、宇田が「前回対戦は何もできなかった」というブリオベッカ浦安。

6月はPK1発で浦安撃破も、当時連勝街道中の高知が全くもって流れを掴めず、守備では最後までボールの奪いどころを絞りきれなかったという、順位表では表せない難敵だ。

「かなり苦戦して、なんとか勝てた…という相手でしたね。そういう相手だからこそ、僕たちがこういう状況だからこそ、前回対戦から、現状から『どれだけ修正できるか』が大事」

「そしてやっぱり『サッカーの本質』ですかね。今の状況では、走る、闘う、競るで相手を上回ることをイメージしたうえで、練習を再開しないといけないと思っています」

「印象としては、浦安さんは強いなと。僕らにプレッシャーなんてないと言ったら嘘になりますけど、相手との駆け引きとか、チームタスクの履行を、楽しみたい。そこはこういう状況でも忘れたくないと常々思っている部分です」

「“楽しむ”ことも、今の状況では難しいけれど、『サッカーの本質』の一部。チームメイトたちと年齢に関係なく声がけしていきます。フィールドでチームを引っ張る存在であることを、浦安戦でも目指します」

20歳宇田が前を向いた一方、高知の守り神、GK大杉啓も自身のXで決意新た。

「ここにきての4連敗は、自分たちの実力です。でも、ラスト5試合でこの位置にいるのも、自分たちの実力。ここまで来たクラブもチームのメンバーも、私の誇りです」

「ここからリーグ最終盤。高知のために、最後まで死ぬ気で戦います」

◆JFL第26節
2024年10月27日(日) 13:00キックオフ
ブリオベッカ浦安 vs 高知ユナイテッドSC
青葉の森スポーツプラザ陸上競技場(千葉市)

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神野卓哉氏がJ3参入高知のヘッドコーチ就任…秋田豊氏に続いて岩手から高知へ 昨年は岩手でGM兼強化部長&監督登板も

高知ユナイテッドSCが9日、神野卓哉氏(54)のヘッドコーチ就任を発表した。 神野氏は現役時代に日産自動車/横浜マリノス、ヴィッセル神戸、FC東京、横浜FCなどでプレーし、1部制時代を含めてJ1リーグ通算158試合、J2リーグ通算120試合に出場。 引退後は横浜FCやガイナーレ鳥取、アビスパ福岡など数多のクラブで強化に携わり、2023年にいわてグルージャ盛岡へ。強化部長とゼネラル・マネージャー(GM)を務めつつ、昨年5〜8月には監督としての登板も。 昨年の岩手はJ3で低空飛行を続け、最下位でJリーグ会員資格を喪失。2025年からJFLへの降格となったなか、入れ替わりでJ3入りする高知のヘッドコーチに就任と発表された。 高知は昨年まで岩手の社長を務めた秋田豊氏が新監督に就任し、すでに始動している。 「この度、高知ユナイテッドのヘッドコーチに就任させていただくことになりました神野卓哉です。J3へ新たなチャレンジをする節目のシーズンに高知ユナイテッドに関わらせていただくことに感謝申し上げます」 「高知ユナイテッドに関わる全ての皆様、高知ユナイテッドの勝利に貢献出来るよう監督、選手を全力でサポートしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします」 2025.01.09 15:32 Thu

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