逆転突破に向け甲府が怒涛の攻撃見せるも…試合巧者の蔚山が2ndレグも勝利で準々決勝進出【ACL2023-24】
2024.02.21 20:15 Wed
後半から途中出場したアダイウトン
21日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24のラウンド16・2ndレグのヴァンフォーレ甲府vs蔚山HDが国立競技場で行われ、1-2で蔚山が勝利を収めた。J2勢ながらグループHを首位で通過した甲府とグループIを2位で通過した蔚山の一戦。15日の1stレグは3-0でホームの蔚山が勝利を収めており、甲府が逆転で準々決勝進出を果たすには4点差以上の勝利が必要となった。
甲府はピーター・ウタカが守備時にトップ下へ入る[4-2-3-1]気味の布陣を採用。最前線はファビアン・ゴンザレスとなり、1stレグでベンチスタートだった宮崎純真や佐藤和弘、小林岩魚、メンバー外だったエドゥアルド・マンシャも先発起用された。
一方の蔚山は江坂任やキム・ヨングォンといった日本に馴染みのある選手がスタメン入り。ファン・ソッコやキム・ミヌはベンチスタートとなった。
大量得点が必要な甲府は立ち上がりから積極的にプレッシャーをかけていく。8分には左サイド高い位置でボールを奪った宮崎がドリブルからファーストシュートへ持ち込んだ。
先制した蔚山は14分にアクシデント。負傷したキム・ギヒが担架に乗ってピッチを後にし、ファン・ソッコが代わりに投入された。
より厳しい状況に追い込まれた甲府は、押し込みながらも攻めあぐねる。それでも35分に前線の2人でチャンスを創出。ウタカがセンターサークル内でボールを奪うと、ファビアン・ゴンザレスへパス。強烈なロングシュートが枠を捉えたが、先のアジアカップで韓国代表のゴールマウスを守ったGKチョ・ヒョヌにセーブされた。
ここから一気に甲府が猛攻。36分、ボックス手前のFKから1人抜け出したウタカがフリーでシュートを放つとこれは枠の左。その3分後にはファビアン・ゴンザレスが左サイド高い位置でボールを奪い、ゴール前のウタカへ繋げたが、今度のシュートは相手DFのブロックに遭う。
その後もゴールに迫る甲府だが、45分には再びカウンターからピンチを招く。オム・ウォンサンに最終ラインの裏へ抜け出されると、GK河田晃兵との一対一に。しかし、ここは守護神がビッグセーブでしのぎ、続く攻撃は関口正大が落ち着いて対応した。
3分の前半アディショナルタイムにも佐藤和弘、関口のミドルシュートで蔚山ゴールを脅かしたが、チョ・ヒョヌの壁が厚く、反撃の1点を奪えないまま前半終了。ハーフタイムを挟むと、篠田善之監督は宮崎を下げアダイウトンを投入した。
交代によりさらにギアを上げた甲府。48分にはショートカウンターからまたもウタカのシュートへ繋げるが、蔚山の身体を張った守備に阻まれる。
多くのシュートを浴びせながらも決定打を欠く中、62分にはさらに2枚替え。ファビアン・ゴンザレスと鳥海芳樹に代え三平和司と武富孝介をピッチに送り出し、ピーター・ウタカが最前線、三平がトップ下に位置取る。
CKの流れからの木村卓斗の鋭いミドルシュート、ピーター・ウタカのドリブルからのシュートなど、怒涛の攻めを続ける甲府だが、どうしてもゴールが遠い。68分に木村を林田滉也へ、74分に佐藤を飯田貴敬へ代え、甲府は交代カードを使い切る。
ようやく攻勢が実ったのは88分。ウタカが迎えた決定機から左CKを獲得すると、小林岩魚のクロスに合わせたのは三平。ゴール右へ頭でそらし、ついにネットを揺らした。
意地の1点をもぎとった甲府だったが、後半アディショナルタイム4分にまたも蔚山の速攻の餌食に。右サイドからの折り返しをチュ・ミンギュが押し込み、2ndレグは1-2のスコアで終えた。
甲府の快進撃はここで止まり、2戦合計スコアを1-5とした蔚山が危なげなく準々決勝進出。浦項スティーラースを破り勝ち上がった全北現代モータースとベスト8で争う。
ヴァンフォーレ甲府 1-2(AGG1-5) 蔚山HD
【得点者】
0-1:11分 キム・ジヒョン(蔚山HD)
1-1:88分 三平和司(ヴァンフォーレ甲府)
1-2:94分 チュ・ミンギュ(蔚山HD)
一方の蔚山は江坂任やキム・ヨングォンといった日本に馴染みのある選手がスタメン入り。ファン・ソッコやキム・ミヌはベンチスタートとなった。
大量得点が必要な甲府は立ち上がりから積極的にプレッシャーをかけていく。8分には左サイド高い位置でボールを奪った宮崎がドリブルからファーストシュートへ持ち込んだ。
しかし、2ndレグでも先手を取ったのは蔚山。11分、中盤から一気に前線へボールが渡りカウンターの形を作ると、右ポケットへ走り込んだオム・ウォンサンへ。シュートは左ポストに嫌われるも、キム・ジヒョンが跳ね返りを押し込んだ。
先制した蔚山は14分にアクシデント。負傷したキム・ギヒが担架に乗ってピッチを後にし、ファン・ソッコが代わりに投入された。
より厳しい状況に追い込まれた甲府は、押し込みながらも攻めあぐねる。それでも35分に前線の2人でチャンスを創出。ウタカがセンターサークル内でボールを奪うと、ファビアン・ゴンザレスへパス。強烈なロングシュートが枠を捉えたが、先のアジアカップで韓国代表のゴールマウスを守ったGKチョ・ヒョヌにセーブされた。
ここから一気に甲府が猛攻。36分、ボックス手前のFKから1人抜け出したウタカがフリーでシュートを放つとこれは枠の左。その3分後にはファビアン・ゴンザレスが左サイド高い位置でボールを奪い、ゴール前のウタカへ繋げたが、今度のシュートは相手DFのブロックに遭う。
その後もゴールに迫る甲府だが、45分には再びカウンターからピンチを招く。オム・ウォンサンに最終ラインの裏へ抜け出されると、GK河田晃兵との一対一に。しかし、ここは守護神がビッグセーブでしのぎ、続く攻撃は関口正大が落ち着いて対応した。
3分の前半アディショナルタイムにも佐藤和弘、関口のミドルシュートで蔚山ゴールを脅かしたが、チョ・ヒョヌの壁が厚く、反撃の1点を奪えないまま前半終了。ハーフタイムを挟むと、篠田善之監督は宮崎を下げアダイウトンを投入した。
交代によりさらにギアを上げた甲府。48分にはショートカウンターからまたもウタカのシュートへ繋げるが、蔚山の身体を張った守備に阻まれる。
多くのシュートを浴びせながらも決定打を欠く中、62分にはさらに2枚替え。ファビアン・ゴンザレスと鳥海芳樹に代え三平和司と武富孝介をピッチに送り出し、ピーター・ウタカが最前線、三平がトップ下に位置取る。
CKの流れからの木村卓斗の鋭いミドルシュート、ピーター・ウタカのドリブルからのシュートなど、怒涛の攻めを続ける甲府だが、どうしてもゴールが遠い。68分に木村を林田滉也へ、74分に佐藤を飯田貴敬へ代え、甲府は交代カードを使い切る。
ようやく攻勢が実ったのは88分。ウタカが迎えた決定機から左CKを獲得すると、小林岩魚のクロスに合わせたのは三平。ゴール右へ頭でそらし、ついにネットを揺らした。
意地の1点をもぎとった甲府だったが、後半アディショナルタイム4分にまたも蔚山の速攻の餌食に。右サイドからの折り返しをチュ・ミンギュが押し込み、2ndレグは1-2のスコアで終えた。
甲府の快進撃はここで止まり、2戦合計スコアを1-5とした蔚山が危なげなく準々決勝進出。浦項スティーラースを破り勝ち上がった全北現代モータースとベスト8で争う。
ヴァンフォーレ甲府 1-2(AGG1-5) 蔚山HD
【得点者】
0-1:11分 キム・ジヒョン(蔚山HD)
1-1:88分 三平和司(ヴァンフォーレ甲府)
1-2:94分 チュ・ミンギュ(蔚山HD)
1
2
ピーター・ウタカ
ファビアン・ゴンザレス
宮崎純真
佐藤和弘
小林岩魚
エドゥアルド・マンシャ
江坂任
キム・ヨングォン
ファン・ソッコ
キム・ミヌ
キム・ミヌ
オム・ウォンサン
キム・ジヒョン
キム・ギヒ
チョ・ヒョヌ
河田晃兵
関口正大
佐藤和弘
篠田善之
アダイウトン
三平和司
武富孝介
鳥海芳樹
木村卓斗
林田滉也
飯田貴敬
チュ・ミンギュ
ヴァンフォーレ甲府
蔚山HD FC
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大宮アルディージャは19日、コロンビア人FWファビアン・ゴンザレス(31)を完全移籍で獲得したことを発表した。背番号は「9」となる。 ファビアン・ゴンザレスは、コロンビアやペルーのクラブでプレー。2021年にアトレティコ・ナシオナルからジュビロ磐田に完全移籍し、Jリーグでのプレーをスタートさせた。 1年目はJ2で19試合1得点、2年目はJ1で18試合6得点を記録していた中、磐田加入前にタイのクラブと契約を結んでいたことが発覚。一方的に破棄した上で磐田に加入していたが、これが国際サッカー連盟(FIFA)の規則に違反しているとされ、4カ月の出場停止処分を受けることに。磐田も選手登録が禁止される処分を受けていた。 その後謹慎が解け、2023年はJ2で15試合に出場し3得点。YBCルヴァンカップで2試合1得点、天皇杯で2試合得点を記録。磐田ではJ1で18試合6得点、J2で34試合4得点、リーグカップで7試合2得点、天皇杯で6試合4得点を記録していた中、2024シーズンから甲府に完全移籍。甲府ではJ2で18試合に出場し2得点、天皇杯で2試合、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で2試合に出場していた。 J3で首位を走る大宮に加入するファビアン・ゴンザレスは、両クラブを通じてコメントしている。 ◆大宮アルディージャ 「大宮アルディージャの皆さま、はじめまして、ファビアン・ゴンザレスです。チームのJ2昇格に向け、FWとして得点を決め、貢献したいと思います。大宮アルディージャは本来、もっと上で戦うべきクラブだと思っていますので、共に戦いましょう!」 ◆ヴァンフォーレ甲府 「このクラブには素晴らしい選手が沢山います。その仲間たちと一緒にプレーができ、私は誇りに思います。半年間でしたが、ヴァンフォーレファミリーの皆様、本当にありがとうございました」 2024.07.19 15:25 Fri2
「ここまで武田菱を前面に出したユニあった?」「カッコいいなあ」甲府が新ユニフォームを発表!武田氏の家紋「武田菱」をシャツ全体にデザイン
ヴァンフォーレ甲府は13日、2024シーズンの新ユニフォームデザインを発表した。 2023シーズンは、明治安田生命J2リーグを8位で終えた甲府。2022シーズンの天皇杯王者として臨んでいるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)では、ラウンド16に勝ち上がっている。 新ユニフォームのサプライヤーは、引き続き「ミズノ」が務めることとなった。 デザインのコンセプトは『百花繚乱』。「全体に散りばめられた武田菱は選手・スタッフ・サポーターを表し、さまざまな力が咲き誇り、ヴァンフォーレ甲府が躍進していく姿を表現した」という。 1stユニフォームは、ベースは甲府のクラブカラーでもある青となり、甲府市の市章であり、武田信玄で知られる武田氏の家紋である「武田菱」を赤い縁取りでデザインしている。 これは2nd、GKも同じデザインとなり、アウェイは白ベースにグレーの「武田菱」、GKは緑、赤、黒の3色で展開されている。 ファンは、「ここまで武田菱を前面に出したユニあったっけ?」、「かっこいい!!」、「武田菱カッコいいなあ」、「アウェイユニのかっこよくない?」とコメント。2023シーズンに続き「武田菱」を散りばめたデザインに反響が寄せられている。 <span class="paragraph-title">【画像】「武田菱」を散りばめた甲府の新ユニフォーム!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>★ ★<br>―design concept『百花繚乱』―<br>1/14(日)12:00~予約販売開始<br>\<br><br>明日12:00よりオンラインショップにて、ヴァンクラブ『ゴールド会員』先行予約販売を開始します。<br><br>詳細は▶<a href="https://t.co/7kkk81NuO7">https://t.co/7kkk81NuO7</a><a href="https://twitter.com/hashtag/vfk?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#vfk</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%B7%8A%E8%A4%8C%E4%B8%80%E7%95%AA?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#緊褌一番</a> <a href="https://t.co/d9ROh0poHX">pic.twitter.com/d9ROh0poHX</a></p>— ヴァンフォーレ甲府グッズ【公式】 (@vfk_goods) <a href="https://twitter.com/vfk_goods/status/1746004301401690514?ref_src=twsrc%5Etfw">January 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>2024年ユニフォーム・練習着スポンサー決定<br>\<br><br>2024シーズンのユニフォームスポンサー7社、練習着スポンサー13社と契約を締結させていただきます。<br><br>詳細 <a href="https://t.co/7j9KCSlmSO">https://t.co/7j9KCSlmSO</a><br><br>多大なるご支援、誠にありがとうございます<a href="https://twitter.com/hashtag/vfk?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#vfk</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%B7%8A%E8%A4%8C%E4%B8%80%E7%95%AA?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#緊褌一番</a> <a href="https://t.co/YHkdSZfVnG">pic.twitter.com/YHkdSZfVnG</a></p>— ヴァンフォーレ甲府 (@vfk_official) <a href="https://twitter.com/vfk_official/status/1745986924563812663?ref_src=twsrc%5Etfw">January 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.01.15 11:40 Mon3
「どこのチームにも可能性がある」 天皇杯ドロワーの那須大亮氏、3年連続実現の甲府vs鹿島に「ここはかなり見どころ」
第104回天皇杯4回戦以降の組み合わせ抽選会が12日に東京都内のサッカー文化創造拠点「blue-ing!」で行われ、ラウンド16の8カードが決まった。 雷雨の影響で延期のJAPANサッカーカレッジ(新潟県代表)vsレノファ山口FC(J2)を除く15チームが出揃っての抽選会となるなか、現役時代に柏レイソルやヴィッセル神戸で優勝を経験した那須大亮氏は同じくドロワーとして出席の播戸竜二氏がポジション番号を務めるなか、そこにどこのチームが入るかの大役を担った。 「神戸では優勝して引退と非常に良い形で現役を退かせていただきましたし、思い出深い大会になっています」と初のドロワーを務める前にそう天皇杯での思い出を振り返った元DF。組み合わせ決定後、感想を問われると、このラウンド16に勝ち残る柏、神戸、そして横浜F・マリノスの古巣3チームをそれぞれ注目した。 「古巣でいうと、柏レイソルとヴィッセル神戸、ここはJ1同士で、ともに古巣というところもあって、注目しています。あとはV・ファーレン長崎と横浜F・マリノス。J2リーグで好調なチームと、J1リーグで苦労している横浜F・マリノスということで、そこらへんでどういう結果になるのか注目したいです」 また、優勝を目指しての戦いになる16チームにも「どこのチームにも(優勝の)可能性があると思います。一番はファンとサポーターの方が観客席に足を運んでいただいて、みんなの力で勝つのが大事。是非、勝利のために尽くしてもらいたいなと思います」とファンを含め、エールを送った。 そして、囲み取材では3年連続の対戦となるヴァンフォーレ甲府vs鹿島アントラーズに「なんか引き寄せられている感があるというか…」と前置きしつつ、過去の対戦で甲府が2戦2勝(うち、1つはPK戦決着)の対戦成績にもフォーカス。「しかも、(今回も前回と同じ)甲府のホームでなんですよね。ここはかなり見どころかなと思います」と鹿島が払拭なるかという部分でも注目カードした。 天皇杯ラウンド16は8月21日に開催。決勝は11月23日に国立競技場で行われる。 2024.07.12 21:35 Fri4
甲府がマルタクラブからブラジル人FWを期限付き移籍で獲得! 昨季はECL予選などでもプレー
ヴァンフォーレ甲府は19日、マルタのグジラ・ユナイテッドFCからFWマクーラ(24)を期限付き移籍で獲得したと発表した。加入期間は2025年5月31日まで。21日のチーム練習から合流予定で、背番号「11」をつける。 184cmのサイズを持つブラジル出身のアタッカーは母国フルミネンセのU-20チームでプレーしてから、これまでポルトガルやイスラエルでもプレー。2022年夏のマルサシュロックFC入りでマルタに渡ると、2023年1月からグジラ・ユナイテッドFCに加入した。 同クラブでは通算41試合で12得点5アシスト。2023-24シーズンはヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の予選でプレーするなど、公式戦31試合で9得点5アシストだった。 甲府の公式サイトを通じて、「初めまして、マクーラです」と挨拶の言葉とともに、抱負を語っている。 「ヴァンフォーレ甲府でプレー出来る事、とても光栄です。早くチームの皆様と一緒に沢山の勝利を勝ち取れる様に全力を尽くします。サポーターの皆様のご声援に感謝します。宜しくお願い致します」 2024.07.19 15:30 Fri5