宮崎純真 Junma MIYAZAKI

ポジション FW
国籍 日本
生年月日 2000年04月10日(24歳)
利き足
身長 173cm
体重 66kg
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逆転突破に向け甲府が怒涛の攻撃見せるも…試合巧者の蔚山が2ndレグも勝利で準々決勝進出【ACL2023-24】

21日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24のラウンド16・2ndレグのヴァンフォーレ甲府vs蔚山HDが国立競技場で行われ、1-2で蔚山が勝利を収めた。 J2勢ながらグループHを首位で通過した甲府とグループIを2位で通過した蔚山の一戦。15日の1stレグは3-0でホームの蔚山が勝利を収めており、甲府が逆転で準々決勝進出を果たすには4点差以上の勝利が必要となった。 甲府はピーター・ウタカが守備時にトップ下へ入る[4-2-3-1]気味の布陣を採用。最前線はファビアン・ゴンザレスとなり、1stレグでベンチスタートだった宮崎純真や佐藤和弘、小林岩魚、メンバー外だったエドゥアルド・マンシャも先発起用された。 一方の蔚山は江坂任やキム・ヨングォンといった日本に馴染みのある選手がスタメン入り。ファン・ソッコやキム・ミヌはベンチスタートとなった。 大量得点が必要な甲府は立ち上がりから積極的にプレッシャーをかけていく。8分には左サイド高い位置でボールを奪った宮崎がドリブルからファーストシュートへ持ち込んだ。 しかし、2ndレグでも先手を取ったのは蔚山。11分、中盤から一気に前線へボールが渡りカウンターの形を作ると、右ポケットへ走り込んだオム・ウォンサンへ。シュートは左ポストに嫌われるも、キム・ジヒョンが跳ね返りを押し込んだ。 先制した蔚山は14分にアクシデント。負傷したキム・ギヒが担架に乗ってピッチを後にし、ファン・ソッコが代わりに投入された。 より厳しい状況に追い込まれた甲府は、押し込みながらも攻めあぐねる。それでも35分に前線の2人でチャンスを創出。ウタカがセンターサークル内でボールを奪うと、ファビアン・ゴンザレスへパス。強烈なロングシュートが枠を捉えたが、先のアジアカップで韓国代表のゴールマウスを守ったGKチョ・ヒョヌにセーブされた。 ここから一気に甲府が猛攻。36分、ボックス手前のFKから1人抜け出したウタカがフリーでシュートを放つとこれは枠の左。その3分後にはファビアン・ゴンザレスが左サイド高い位置でボールを奪い、ゴール前のウタカへ繋げたが、今度のシュートは相手DFのブロックに遭う。 その後もゴールに迫る甲府だが、45分には再びカウンターからピンチを招く。オム・ウォンサンに最終ラインの裏へ抜け出されると、GK河田晃兵との一対一に。しかし、ここは守護神がビッグセーブでしのぎ、続く攻撃は関口正大が落ち着いて対応した。 3分の前半アディショナルタイムにも佐藤和弘、関口のミドルシュートで蔚山ゴールを脅かしたが、チョ・ヒョヌの壁が厚く、反撃の1点を奪えないまま前半終了。ハーフタイムを挟むと、篠田善之監督は宮崎を下げアダイウトンを投入した。 交代によりさらにギアを上げた甲府。48分にはショートカウンターからまたもウタカのシュートへ繋げるが、蔚山の身体を張った守備に阻まれる。 多くのシュートを浴びせながらも決定打を欠く中、62分にはさらに2枚替え。ファビアン・ゴンザレスと鳥海芳樹に代え三平和司と武富孝介をピッチに送り出し、ピーター・ウタカが最前線、三平がトップ下に位置取る。 CKの流れからの木村卓斗の鋭いミドルシュート、ピーター・ウタカのドリブルからのシュートなど、怒涛の攻めを続ける甲府だが、どうしてもゴールが遠い。68分に木村を林田滉也へ、74分に佐藤を飯田貴敬へ代え、甲府は交代カードを使い切る。 ようやく攻勢が実ったのは88分。ウタカが迎えた決定機から左CKを獲得すると、小林岩魚のクロスに合わせたのは三平。ゴール右へ頭でそらし、ついにネットを揺らした。 意地の1点をもぎとった甲府だったが、後半アディショナルタイム4分にまたも蔚山の速攻の餌食に。右サイドからの折り返しをチュ・ミンギュが押し込み、2ndレグは1-2のスコアで終えた。 甲府の快進撃はここで止まり、2戦合計スコアを1-5とした蔚山が危なげなく準々決勝進出。浦項スティーラースを破り勝ち上がった全北現代モータースとベスト8で争う。 ヴァンフォーレ甲府 1-2(AGG1-5) 蔚山HD 【得点者】 0-1:11分 キム・ジヒョン(蔚山HD) 1-1:88分 三平和司(ヴァンフォーレ甲府) 1-2:94分 チュ・ミンギュ(蔚山HD) <span class="paragraph-title">【動画】三平和司の意地のヘディング弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>ボンバーヘッド炸裂!<br>\<br><br>甲府が一矢報いる一発!<br>セットプレーから三平和司のヘッド!<br><br>AFCチャンピオンズリーグ2023/24<br>⚽️ラウンド16 2ndレグ<br>甲府×蔚山<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中 <a href="https://t.co/IMXZiCkMp6">pic.twitter.com/IMXZiCkMp6</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1760255638234374449?ref_src=twsrc%5Etfw">February 21, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.21 20:15 Wed

今季もACLを戦う甲府が選手背番号を発表! 新10番は鳥海芳樹もACLでは「18」、アダイウトンは「51」、ファビアン・ゴンザレスは「11」

ヴァンフォーレ甲府は13日、2024シーズンの選手背番号を発表した。 2023シーズンは明治安田生命J2リーグで戦い、8位フィニッシュ。2022シーズンの天皇杯で優勝していたこともあり、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)もJ2勢として初めて戦い、ラウンド16に勝ち上がっている。 篠田善之監督が続投するチーム。10番を背負っていたMF長谷川元希(→アルビレックス新潟)、大卒ルーキーのDF三浦颯太(→川崎フロンターレ)、DF井上詩音(→名古屋グランパス)へと移籍するなど、戦力ダウン。ただ、MFアダイウトン(←FC東京)、FWファビアン・ゴンザレス(←ジュビロ磐田)と攻撃陣に助っ人を迎えた他、守備陣にはDF孫大河(←サガン鳥栖)、DF今津佑太(←V・ファーレン長崎)、下部組織出身のDF井上樹(←明治大学)らを補強している。 新戦力の背番号はアダイウトンが「51」、ファビアン・ゴンザレスが「11」、孫が「3」、今津が「5」、井上が「41」をつけることとなる。 また、MF鳥海芳樹が背番号を変更し、新たに10番を背負うことに。GK渋谷飛翔は「21」から「88」に変更することとなる。なお、ACLはシーズン中の背番号変更が認められておらず、退団した選手が背負っていた番号は使用不可。そのため、リーグ戦とACLで背番号が異なる選手が存在する。 ◆2024シーズン選手背番号 ※【】内はACLでの背番号 GK 1【1】河田晃兵 33【33】山内康太 88【21】渋谷飛翔※背番号変更「21」 DF 3【3】孫大河←サガン鳥栖/完全 4【4】山本英臣 5【55】今津佑太←V・ファーレン長崎/完全 22【22】野澤陸 23【23】関口正大 25【25】大和優槻 29【29】神谷凱士←川崎フロンターレ/期限付き→完全 40【40】エドゥアルド・マンシャ 41【41】井上樹←明治大学/新加入 MF 6【6】小林岩魚 7【7】荒木翔 8【8】武富孝介 10【18】鳥海芳樹※背番号変更「18」 14【14】中山陸 16【16】林田滉也 18【70】三沢直人←京都サンガF.C./完全 20【20】遠藤光 26【26】佐藤和弘 34【34】木村卓斗←横浜F・マリノス/期限付き FW 9【9】三平和司 11【91】ファビアン・ゴンザレス←ジュビロ磐田/完全 13【27】村上千歩←専修大学/新加入 15【15】飯島陸 19【19】宮崎純真 28【28】水野颯太 44【44】内藤大和 51【51】アダイウトン←FC東京/完全 99【99】ピーター・ウタカ 2024.01.13 12:05 Sat

【Jリーグ移籍情報まとめ/12月24日】鹿島の10番・荒木遼太郎がFC東京へ期限付き移籍、乾貴士は来季も清水でプレー!

Jリーグ移籍情報まとめ。12月24日付けのJリーグ各クラブにおける移籍動向を一挙にお届け。 <div id="cws_ad">【<a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=456248&div=1">J2移籍情報</a> | <a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=456248&div=2">J3移籍情報</a>】</div> <span class="paragraph-subtitle">【J1移籍情報】鹿島が新助っ人、ギリェルメ・パレジを補強</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/transfer20231224_tw1.jpg" alt="鹿島が新助っ人、ギリェルメ・パレジを補強" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:center;font-size:0.9em;">鹿島に新たに加わるMFギリェルメ・パレジ/Getty Images<hr></div> ◆鹿島アントラーズ [IN] 《期限付き移籍》 MFギリェルメ・パレジ(28)←CAタジェレス(アルゼンチン) [OUT] 《期限付き移籍》 MF荒木遼太郎(21)→FC東京 ◆FC東京 《契約更新》 MF寺山翼(23) [IN] 《期限付き移籍》 MF荒木遼太郎(21)←鹿島アントラーズ ◆横浜FC [OUT] 《完全移籍》 MF田部井涼(24)→ファジアーノ岡山(期限付き→完全) DF西山大雅(24)→栃木シティFC ◆湘南ベルマーレ [OUT] 《完全移籍》 MF永木亮太(35)→徳島ヴォルティス(期限付き→完全) ◆京都サンガF.C. 《契約更新》 FW宮吉拓実(31) ◆サンフレッチェ広島 《契約更新》 MF松本泰志(25) DF中野就斗(23) <span class="paragraph-title">【J2移籍情報】乾貴士がJ1昇格を逃した清水と契約更新</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/transfer20231224_tw2.jpg" alt="乾貴士がJ1昇格を逃した清水と契約更新" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:center;font-size:0.9em;">乾貴士がJ1昇格を逃した清水と契約更新/©超ワールドサッカー<hr></div> <div id="cws_ad">【<a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=456248">J1移籍情報</a> | <a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=456248&div=2">J3移籍情報</a>】</div> ◆ブラウブリッツ秋田 [OUT] 《期限付き移籍延長》 DF加藤慎太郎(24)→ヴァンラーレ八戸 ◆水戸ホーリーホック 《契約更新》 DF大崎航詩(25) ◆栃木SC 《契約更新》 DF平松航(22) MF森俊貴(26) DF黒﨑隼人(27) MF神戸康輔(23) DF高嶋修也(23) [IN] 《完全移籍》 DF福森健太(29)←大分トリニータ(期限付き→完全) ◆大宮アルディージャ 《契約更新》 MF高柳郁弥(23) DF茂木力也(27) GK笠原昂史(35) ◆ジェフユナイテッド千葉 《契約更新》 MF日高大(28) FW高木俊幸(32) MF髙橋壱晟(25) ◆東京ヴェルディ 《契約更新》 DF宮原和也(27) DF千田海人(29) DF山越康平(30) ◆ヴァンフォーレ甲府 《契約更新》 FW宮崎純真(23) ◆清水エスパルス 《契約更新》 MF乾貴士(35) GK阿部諒弥(22) FW加藤拓己(24) [IN] 《就任》 依田光正氏(46)/トップチームコーチ [OUT] 《完全移籍》 MF神谷優太(26)→江原FC(韓国) ◆ファジアーノ岡山 [IN] 《完全移籍》 MF田部井涼(24)←横浜FC(期限付き→完全) ◆徳島ヴォルティス 《契約更新》 MF杉森考起(26) [IN] 《完全移籍》 MF永木亮太(35)←湘南ベルマーレ(期限付き→完全) ◆大分トリニータ 《契約更新》 MF野村直輝(32) [OUT] 《完全移籍》 DF福森健太(29)→栃木SC(期限付き→完全) 《期限付き移籍満了》 GKテイシェイラ(24)→ECバイーア(ブラジル) <span class="paragraph-title">【J3移籍情報】FC琉球が5選手と契約更新</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/transfer20231224_tw3.jpg" alt="FC琉球が5選手と契約更新" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:center;font-size:0.9em;">左から白井陽斗、津覇実樹、高安孝幸、荒木遼太、岩本翔/©︎J.LEAGUE<hr></div> <div id="cws_ad">【<a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=456248">J1移籍情報</a> | <a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=456248&div=1">J2移籍情報</a>】</div> ◆ヴァンラーレ八戸 《契約更新》 MF山内陸(23) [IN] 《期限付き移籍延長》 DF加藤慎太郎(24)←ブラウブリッツ秋田 ◆松本山雅FC 《契約更新》 MF國分龍司(23) GK神田渉馬(21) MF米原秀亮(25) MF菊井悠介(24) ◆アスルクラロ沼津 《契約更新》 MF佐藤尚輝(27) ◆FC岐阜 《契約更新》 MF北龍磨(25) ◆FC琉球 《契約更新》 FW白井陽斗(24) MF津覇実樹(18) DF高安孝幸(22) DF荒木遼太(23) MF岩本翔(22) 2023.12.25 07:30 Mon

主軸引き抜かれる甲府、FW宮崎純真は来季もプレー「全員で昇格を掴み取りましょう」

ヴァンフォーレ甲府は24日、FW宮崎純真(23)との契約更新を発表した。 宮崎は山梨学院高校から2019年に甲府に加入。5年目を迎えた今シーズンは明治安田生命J2リーグで30試合3得点、天皇杯で2試合1得点を記録した。 また、クラブが初参加しているAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも3試合で1得点を記録。チームもベスト16入りを果たしている。 宮崎はクラブを通じてコメントしている。 「来年もヴァンフォーレ甲府でプレーさせていただくことになりました。チームの力になりたい、その一心で1年間プレーしました」 「思うような活躍はできませんでしたが来シーズンこそは皆さんの期待に応えて、応援してくれる皆さんを喜ばせられる様に頑張ります」 「1試合1試合勝ちを積み重ねて全員で昇格を掴み取りましょう」 2023.12.24 10:42 Sun

“J2からACL参戦”甲府、GS突破は敵地タイでの最終節にお預け…鳥海芳樹「日本に勝利を持って帰ります」

ヴァンフォーレ甲府のMF鳥海芳樹が、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループH第5節のメルボルン・シティ戦を振り返った。 29日、グループ首位の甲府は勝ち点「7」と得失点差「+2」で並ぶ2位メルボルンと“ホーム”国立競技場にて対戦。勝てば他会場の結果次第でグループステージ突破の可能性もあったなか、3-3のドローに終わった。 ◆ヴァンフォーレ甲府 3-3 メルボルン・シティ 【甲府】 井上詩音(前8) 鳥海芳樹(前43) 宮崎純真(後40) 【メルボルン】 カラム・タルボット(前5) トルガイ・アルスラン(後14) マリン・ヤコリシュ(後19) 開始早々に先制された甲府だが、すぐにセットプレーから追いつき、前半終盤にはロングボールに抜け出した鳥海がGKの頭上を越すループ弾を流し込んで逆転。だが、後半は立て続けに2失点し、終盤にようやく同点…という一戦。鳥海は自身のゴールにラッキーな面もあったと語る。 「事前に『メルボルンの最終ライン背後を狙える』という分析結果がありました。あのシーンでは競り合ったDFがヘディングできなくて僕にボールが転がってきましたし、GKとの連携も取れていない様子でした」 「本来ならGKが前に出て処理できたかもしれない位置でしたし、DFが足を出してクリアすることもできた位置。カラダが反応してゴールを決めることができました」 「最近はゴール前まで入っていくことをスゴく意識しています。けっこう足元がうまいって見られがちだと思うんですけど、僕は裏抜けも得意です」 「個人的には公式戦でのスタメンが久々だったので、気合いも入っていました。途中出場からでもゴールを決めることはありましたが、スタメンでゴール、を目指していました。『途中からじゃなきゃ決めない』って思われるのも嫌ですし(笑)」 一方で、チームは撃ち合いの末に3-3のドロー。チーム一丸となってもぎ取った勝ち点1を鳥海は「今日負けたらグループステージ突破の可能性がなくなるっていうくらいの気持ちでしたので、最後追いつけてドローにできたのは、本当に最低限の結果でした」とする。 また、甲府vsメルボルンのあとに行われた他会場[浙江職業FCvsブリーラム・ユナイテッド]は浙江が勝利。これにより、甲府は敵地で戦う第6節のブリーラム戦において、引き分け以上でグループ突破が決まるということとなった。 それでも、この結果が出るのに先立って鳥海は「アウェイとはすなわち環境な過酷ですし、“アウェイ感”を感じることになると思います。次も勝つしかないっていう気持ち、なにがなんでも勝ち点『3』という気持ちで戦います。日本に勝利を持って帰ります」と力強く語った。 J1昇格を逃した悔しさもバネに、ACLという国際舞台で逞しく、勇ましく戦うヴァンフォーレ甲府。J2勢としてのACL参戦、初勝ち点、初白星、グループ首位…と数々の“新たな歴史”を刻んできた。 しかし、ここまでのアウェイ2試合はメルボルンと0-0、浙江に0-2…と未勝利。そう、来たるブリーラム戦で刻むべき“新たな歴史”は「ACLアウェイ初白星」だ。 引き分け以上でグループステージ突破だが、甲府が2023年ラストゲームで目指すは勝利。12月12日、敵地タイ。甲府はきっと、日本で待つ私たちに素晴らしい勝利を届けてくれるだろう。筆者はメルボルン戦の戦いぶりを見て、そう確信した。 ◆グループH順位表(第5節終了時点) 1.ヴァンフォーレ甲府|勝ち点8|得失点差+2 2.メルボルン・シティ|勝ち点8|得失点差+2 3.ブリーラム・ユナイテッド|勝ち点6|得失点差±0 4.浙江職業FC|勝ち点6|得失点差-4 ◆第6節(最終節) ▽12月12日(火) 日本時間18:00キックオフ メルボルン・シティvs浙江職業FC ▽12月12日(火) 日本時間19:00キックオフ ブリーラム・ユナイテッドvsヴァンフォーレ甲府 <span class="paragraph-title">【動画】鳥海の逆転ゴール! 解説のハーフナー・マイク絶賛「よく諦めなかった!」</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>あきらめない姿勢が実った<br>\<br><br>ロングボールに走り込んだ鳥海が<br>相手DFのプレッシャーを受けながらも足先で合わせた<br><br>甲府がGSのライバル相手に勝ち越し!<br><br>AFCチャンピオンズリーグ2023/24<br>甲府×メルボルン<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信 <a href="https://t.co/9UuV6mNo0h">pic.twitter.com/9UuV6mNo0h</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1729815076608061485?ref_src=twsrc%5Etfw">November 29, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.11.30 07:00 Thu

「勝ち点3が絶対必要だった」撃ち合いでドローの甲府、関口正大は試合の入りを反省「ここで出したのが一番良くなかった」

ヴァンフォーレ甲府のDF関口正大が、メルボルン・シティ戦を振り返った。 29日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループH 第5節で甲府はメルボルン・シティと対戦した。 グループ首位で迎えた甲府と勝ち点で並ぶ2位のメルボルン・シティ。勝てばグループステージ突破が決まる中、試合は壮絶な展開となった。 開始5分にメルボルンが先制するも、8分に井上詩音が同点ゴールを記録。43分には鳥海芳樹がネットを揺らし逆転に成功する。 しかし、メルボルンは諦めず、59分、64分と連続ゴールで逆転。甲府は一気に苦しい状況に。それでもホームでゴールを目指す中、85分にはクリスティアーノのクロスから宮崎純真が値千金のヘディングゴール。再び終盤のゴールが決まった甲府は、3-3のドローに終わり首位をキープ。最終節でグループステージ突破をかけて戦うこととなった。 この試合も先発フル出場を果たした関口は、勝ち点1に終わったことについて「これだけのファン・サポーターが来ていただいた中で、3ポイント取れなかったというのは、率直に申し訳ない気持ちです」と謝罪した。 リーグ戦が終わってからこの試合まで時間が空いた甲府。肉体的には休めた部分もあったが、試合の入り方を間違えたと反省した。 「入りのところでやられてしまったところ。後半もそうですが、試合勘のところもあったと思いますが、入りでフワッとしてしまったのは間違いなくあったと思います」 「それをここで出してしまったというのは一番良くなかったと思います」 また、3失点を喫した中で相手の右サイドから崩されるシーンが多くあった。関口は試合中に守備を修正できなかったことを悔やんだ。 「1試合を通して僕たちの左サイドのところが上手く守備が機能できなかったというか、ハンドのシーンもそうですがやられるシーンが多くて、上手く修正できなかったというのが今回の結果の要因の1つだと思います。次に向けて時間があるので、しっかり修正したいです」 一方で、負けずに追い付けたことは1つポジティブな材料。ただ、「結果的に見ればそうかもしれないですが、ホームで勝ち点3が絶対必要でしたし、結果によっては今日予選突破を決めようと話していたので、その目標を達成できなかったことは悔しいです」と、満足は全くできていないという。それでも「アジアで戦う上で簡単なゲームは1つもないと思いますし、こういうゲームで勝ち点1を取れたことは良かったと思います」と、最低限の結果になったと語った。 甲府にとっての今季最終戦がACLの最終節。アウェイでのブリーラム・ユナイテッド戦となる。 関口は「課題もいっぱい出たので、しっかり修正して。最終節はもっとタフになると思いますし、アウェイなので」とコメント。「予選突破を自分たちの手でしっかりと決めたいと思います」と、しっかりと勝利してラウンド16行きをつかみたいと意気込んだ。 <span class="paragraph-title">【動画】宮崎純真が終盤に劇的同点ヘッド!甲府が勝ち点1を掴み取る</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>国立が湧いた!<br>宮崎の同点ヘッド <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信 <a href="https://t.co/zR2ZaUADdN">pic.twitter.com/zR2ZaUADdN</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1729829570793140379?ref_src=twsrc%5Etfw">November 29, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.11.29 23:35 Wed

メルボルンと壮絶ドローでGS突破お預け…甲府の篠田善之監督が反省口に「先制被弾でよりパワーを使うことに」

ヴァンフォーレ甲府の篠田善之監督が、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループH第5節のメルボルン・シティ戦を振り返った。 29日、グループ首位の甲府は勝ち点「7」と得失点差「+2」で並ぶ2位メルボルンと“ホーム”国立競技場にて対戦。勝てば他会場[浙江職業FCvsブリーラム・ユナイテッド]の結果次第でグループステージ突破の可能性もあったなか、3-3のドローに終わった。 ◆ヴァンフォーレ甲府 3-3 メルボルン・シティ 【甲府】 井上詩音(前8) 鳥海芳樹(前43) 宮崎純真(後40) 【メルボルン】 カラム・タルボット(前5) トルガイ・アルスラン(後14) マリン・ヤコリシュ(後19) これにより、グループ突破を最終節のブリーラム・ユナイテッド戦(A)まで持ち越すことに。篠田監督は試合後の会見で「今日も多くの方々にご来場いただいて、モチベーション高く試合に入りましたが、攻守の切り替え、頭の回転、判断…やや軽いところが見受けられました。先制点を奪われ、よりパワーを使うことになりました」と切り出す。 「それでも追いついて逆転して、という流れは素晴らしかったです。ただやはり、後半頭のPK(同点被弾)もそうですが、自分たちのミスからスペースを与えたことを反省しなければいけません。立て続けの失点でより苦しくなってしまいました。交代で入った選手がパワーを使って最後に追いつけたことは高く評価できます」 また、12日に行われたJ2リーグ最終節のモンテディオ山形戦(1●2)から、公式戦の間隔が2週間強、空いた点について問われると、それほど大きな影響はなかったと語る。 「そうですね。あいだが空いたのでトレーニングマッチなんかも組み込んだんですけど、公式戦になるとプレー強度は別物。ただ、それ以上に自分たちの距離感が気になりました。ビルドアップでももたついた印象があります」 「守備でもメルボルンの10番(アルスラン/4-1-2-3のインサイドハーフ)が低い位置までボールを引き出しに行った際、アンカーを消す役割の三平とウタカの位置取りがいつもより少し低くなった印象です。守備のスイッチがなかなか入らなかった要因の1つだと考えています」 様々な課題を口にした篠田監督。それでも、敗れたわけではなく、グループステージ突破の可能性もまだまだ十分。ポジティブさは忘れない。 「これほど多くのサポーターの方々の前で勝利を届けたかったというのが一番の思いです。選手も監督である私も、足りないところがいくつか見えた試合になったと思います。ただ、最後まで前向きに走った選手たち…最終節に可能性を残しました」 オーストラリアはAリーグの強豪メルボルン・シティと3-3という打ち合いを演じたのは、J2リーグのヴァンフォーレ甲府。“ホーム国立"に詰めかけたサポーターをたびたび沸かせ、J2勢の誇り、日本の誇りと呼ぶに相応しいゲームを今回も披露した。 甲府のグループステージ突破をかけた第6節(最終節)は12月12日。敵地タイで同国王者のブリーラムと対戦するが、敵地ではここまで2試合で1分け1敗...ブリーラムに敵地で勝ち、新たな歴史を刻む。 2023.11.29 22:38 Wed

「エグい軌道」「質が高い!」ACL首位堅持の甲府、劇的同点弾演出のクリスティアーノのクロスに賛辞多数

ヴァンフォーレ甲府の劇的な同点ゴールが熱を帯びている。 29日に開催されたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループH第5節で、グループ首位の甲府は国立競技場で2位メルボルン・シティ(オーストラリア)を迎え撃った。 互いに2勝1分け1敗の勝ち点7で迎えた首位攻防戦。甲府は5分に先制を許すも、直後に井上詩音が同点ゴールを、43分に鳥海芳樹が逆転弾を挙げ、リードして折り返した。 だが、59分、64分と立て続けの失点を喫し、再び追い掛ける展開に。それでも終了間際の85分、途中出場の2人が絡み、劇的な同点ゴールを奪う。 甲府は相手のゴールキックを跳ね返して右へはたき、クリスティアーノが運んで狙いすませたクロス。相手センターバックと体をぶつけあいながらも、宮崎純真が頭で合わせてネットを揺らした。 劇的な同点ゴールが生まれると、「甲府ほんとに強い!!」、「めちゃめちゃアツい試合」などの声とともに、クリスティアーノのクロスを称えるコメントが多数。「クリスティアーノのクロスの質が高い!あのクロスはDFも処理難しそー」、「相変わらず、クリスは良い仕事をするな」、「エグい軌道のクロスだ」、「クリスのクロス最高じゃないか」などの賛辞が相次いだ。 クリスティアーノ、宮崎のホットラインで追い付いた甲府は、3-3の引き分けでゲームを終えた。勝ち点6のブリーラム・ユナイテッド(タイ)の試合が21時キックオフのため、暫定ながらも首位を堅持。J2勢初のノックアウトステージ進出を懸け、12月12日にはそのブリーラムとアウェイで対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】甲府、最終盤の同点弾!クリスティアーノのクロスに宮崎がヘッド</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>国立が湧いた!<br>宮崎の同点ヘッド<br>\<br><br>クリスティアーノの絶妙なクロスに<br>宮崎純真が執念の同点ヘッド‼<br><br>AFCチャンピオンズリーグ2023/24<br>甲府×メルボルン<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信 <a href="https://t.co/zR2ZaUADdN">pic.twitter.com/zR2ZaUADdN</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1729829570793140379?ref_src=twsrc%5Etfw">November 29, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.11.29 22:20 Wed

最終節にドラマ! 後半ATの逆転ゴールで山形が5位浮上、逆転でJ1昇格プレーオフへ…甲府は転落、長崎は勝利も一歩届かず【明治安田J2最終節】

12日、明治安田生命J2リーグ最終節が各地で行われた。 J1昇格プレーオフの最後の1枠をかけた直接対決、モンテディオ山形vsヴァンフォーレ甲府がNDソフトスタジアム山形で行われ、2-1で山形が勝利。J1昇格プレーオフ進出を逆転で決めた。 勝ち点65で並ぶ両者は勝った方がプレーオフ進出決定。引き分ければ、甲府がプレーオフ圏内となるが、5位のジェフユナイテッド千葉と対戦する8位のV・ファーレン長崎の結果次第という状況だ。 ホームの山形はスタメンを1名変更。宮城天が外れ、チアゴ・アウベスを起用。対する甲府はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)をミッドウィークに戦った中で、前節からのメンバー変更はなしとなった。 シンプルに勝った方がJ1行きの可能性を残すという中、立ち上がりはホームの山形が押し込むことに。最初にシュートを放ったのはホームの山形。3分、左サイドからチアゴ・アウベスが崩すと、最後はゴール正面で後藤優介がシュート。しかし、GK渋谷飛翔がしっかりとキャッチする。 7分には山形が背後へ浮き球のパスを出すと、抜け出たチアゴ・アウベスがクロス。これに藤本佳希が合わせに行くが対応されてしまう。 山形は左サイドのチアゴ・アウベス、右のイサカ・ゼインを中心に素早い攻撃を仕掛けていくことに。甲府はこれを冷静に対応していき、最後のところは許さない。 再びチャンスは山形。29分には自陣からのロングボールをボックス内で後藤優がトラップ。ビッグチャンスかと思われたが、これが流れてしまいGK渋谷が対応する。 甲府はボールを保持するものの、ファイナルサードでの精度を欠いてしまいゴールに迫っていけない。 ゴールレスで迎えた後半、甲府はハーフタイムに宮崎純真を下げて鳥海芳樹を投入。ACLでゴールを決めている鳥海に期待をかけた。 すると52分にアクシデント。味方にパスを出した蓮川壮大に対し後藤優がアフターでプレス。すると完全に右足を踏みつける形となった。しかし、榎本一慶主審はこれに対してカードは出さずにファウルの判定に留めた。 後半は判定が微妙なシーンが続く中、60分にビッグチャンス。ボックス内みぎで三平和司がボールを受けてGKと一対一になると、GK後藤雅明がボールを触れて防ぐことに。三平が倒れると主審はPKの判定とした。 山形は当然抗議に出るが、副審との確認もあった中、PKの判定は変わらず。68分にクリスティアーノがPKを強く蹴り込み、甲府が先制する。 大きな先制点を奪った甲府。山形は2点が必要となる中で攻勢を強めていくと、81分に小野雅史が松本凪生に倒されPKを獲得。これを宮城が決めて同点に追いつく。 勝たなければいけな山形はここから猛攻。するとアディショナルタイム2分にボックス内右で南秀仁がパスを受けると、折り返しをデラトーレがダイレクトで蹴り込み逆転に成功する。 最後は甲府が猛攻に出たが、山形が守り切り見事な勝利。逆転で5位にまで浮上し、J1昇格の可能性を残した。 また、もう1つ昇格プレーオフ進出の可能性を残していたV・ファーレン長崎はアウェイでジェフユナイテッド千葉の対戦は、1-3で長崎が勝利した。 試合は12分、千葉が左CKから田口泰士が絶妙なクロスをくるとニアでドゥドゥがヘッド。浮き球となると、見木友哉がヘディングで押し込み先制する。 それでも21分、長崎は澤田崇がスルーパスに抜け出すとドリブルで持ち込みGKとの一対一を冷静に流し込み、長崎が同点に追いつく。 千葉は45分にビッグチャンス。スピードを生かして抜け出た田中和樹に対しGK波多野豪が飛び出てゴールがガラ空きに。田中は流し込むシュートを放つが、白井陽貴が戻ってブロック。長崎は大きなピンチを防いだ。 1-1で迎えた後半、48分に千葉はビッグチャンス。ボックス手前でFKを獲得すると田口が直接狙う。絶妙なコースに飛んだシュートだったが、左ポストを直撃。惜しくも勝ち越しはならなかった。 すると65分に長崎はPKを獲得。フアンマ・デルガドがしっかりと決めるが、マルコス・ギリェルメがキック前にボックス内に入ったとしてやり直し。それでもしっかりとフアンマ・デルガドが逆に蹴り込み、勝ち越しに成功する。 さらに長崎は82分、GK波多野のパントキックに対して千葉の最終ラインがGKに流そうとしたところ、途中出場の増山朝陽が追いかけてわずかに触りゴール。長崎にとっては大きな1点が入り、そのまま1-3で勝利を収めた。 しかし、山形と甲府の試合で山形が勝利。この結果、山形が5位に浮上してJ1昇格プレーオフに進出。長崎は惜しくも逆転でのプレーオフ進出とはならなかった。 モンテディオ山形 2-1 ヴァンフォーレ甲府 【山形】 宮城天(後37) デラトーレ(後47) 【甲府】 クリスティアーノ(後18) ジェフユナイテッド千葉 1-3 V・ファーレン長崎 【千葉】 見木友哉(前12) 【長崎】 澤田崇(前21) フアンマ・デルガド(後21) 増山朝陽(後37) <span class="paragraph-title">【動画】奇跡の逆転劇!逆転プレーオフ行き決めたデラトーレの後半AT弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>逆転でのPO圏内に<br>大きく近づ<br>\<br><br>7位山形が後半ATに</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1723581738817909226?ref_src=twsrc%5Etfw">November 12, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.11.12 15:03 Sun

J2からACL初参戦の甲府、歴史的初戦は好ゲーム展開も決め手欠きゴールレスドローに【ACL2023-24】

20日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループH第1節のメルボルン・シティvsヴァンフォーレ甲府がメルボルン・レクタンギュラー・スタジアムに行われ、両者無得点の引き分けに終わった。 昨季の天皇杯で見事優勝し、J2所属ながらもACLの出場権を勝ち取った甲府。クラブ史上初となるアジアの舞台は、アウェイでAリーグ・メンのチャンピオンと相まみえた。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)でも使用されたスタジアムで、序盤から好機を作ったのは[4-2-3-1]で臨んだ甲府。金曜日の東京ヴェルディ戦から先発全員を変更する大胆策を決行したが、フレッシュな面々が躍動した。 [4-1-4-1]のシステムで自陣から組み立てるメルボルン・シティへ、前線からプレッシャーを掛け、4分には井上詩音のインターセプトから鳥海芳樹がやや強引ながらも足を振る。 12分にも高い位置でのボール奪取を起点に、左クロスから鳥海、飯島陸にディフレクションしてGKの逆を突く形に。3分後にも縦に速い攻撃を仕掛け、頂点を務めた松本孝平が飯島のスルーパスに反応して一対一を迎える。これはGKに阻まれたが、さらにその3分後にも左ポケットを取った鳥海のフィニッシュと、ゴールに迫る。 対する守備では1つ右サイドをえぐられてトルガイ・アルスランの強烈な一振りを浴びるが、マイケル・ウッドが冷静に対処。30分にもミスからショートカウンターを受け、マリン・ヤコリシュにシュートを許すも、総じて破綻なく推移する。 38分には鳥海が倒されてボックス手前左でFKを獲得すると、佐藤和弘のキックが惜しくもクロスバーを叩くなど、プレッシングのハマった甲府がいいリズムで前半を終えた。 甲府はハーフタイムでも先に動き、武富孝介に代えて宮崎純真を投入。51分にはその宮崎、7分後には鳥海と、後半もシュート数を重ね、篠田善之監督はさらにピーター・ウタカや三平和司も送り込んで1点を奪いに行く。 セカンドボールへの寄せも早く、セットプレーの守備でも集中力を継続する甲府。スタートから飛ばしていたため、神谷凱士や佐藤和弘は疲労が足にくるも、交代選手も滞りなくゲームに入った。 ただ、良ゲームを展開しながら得点だけが遠く、追加タイム2分には小林岩魚のクロスからウタカというシーンを作るが、ブロックに遭って最後までゴールを割れず。 両者無得点のドローに終わり、甲府は記念すべき初のACLで初勝ち点を獲得。とはいえ、チャンスも多数あっただけに、同時にもどかしさも残る初戦となった。 メルボルン・シティ 0-0 ヴァンフォーレ甲府 2023.09.20 20:58 Wed
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移籍履歴
移籍日 移籍元 移籍先 種類
2019年2月1日 甲府 完全移籍
今季の成績
AFCチャンピオンズリーグ グループH 4 155’ 1 0 0
明治安田J2リーグ 12 822’ 3 1 0
AFCチャンピオンズリーグ 決勝トーナメント 2 70’ 0 0 0
合計 18 1047’ 4 1 0
出場試合
AFCチャンピオンズリーグ グループH
第1節 2023年9月20日 vs メルボルン・シティ 45′ 0
0 - 0
第2節 2023年10月4日 vs ブリーラム 26′ 0
1 - 0
第3節 2023年10月25日 vs 浙江職業 メンバー外
2 - 0
第4節 2023年11月8日 vs 浙江職業 65′ 0
4 - 1
第5節 2023年11月29日 vs メルボルン・シティ 19′ 1
3 - 3
第6節 2023年12月12日 vs ブリーラム ベンチ入り
2 - 3
明治安田J2リーグ
第1節 2024年2月25日 vs 徳島ヴォルティス 76′ 2
1 - 5
第2節 2024年3月2日 vs 水戸ホーリーホック 90′ 0
1 - 2
第3節 2024年3月9日 vs 栃木SC 72′ 0
1 - 2
第4節 2024年3月16日 vs モンテディオ山形 75′ 0 27′
0 - 1
第5節 2024年3月20日 vs いわきFC 57′ 0
1 - 1
第6節 2024年3月24日 vs V・ファーレン長崎 22′ 0
1 - 1
第7節 2024年3月30日 vs レノファ山口FC 56′ 0
0 - 2
第8節 2024年4月3日 vs 鹿児島ユナイテッドFC 90′ 1
0 - 1
第9節 2024年4月7日 vs 清水エスパルス 59′ 0
0 - 1
第10節 2024年4月14日 vs ロアッソ熊本 90′ 0
3 - 3
第11節 2024年4月20日 vs ザスパ群馬 90′ 0
4 - 1
第12節 2024年4月27日 vs 愛媛FC 45′ 0
2 - 1
AFCチャンピオンズリーグ 決勝トーナメント
ラウンド16・1stレグ 2024年2月15日 vs 蔚山HD FC 25′ 0
3 - 0
ラウンド16・2ndレグ 2024年2月21日 vs 蔚山HD FC 45′ 0
1 - 2