初代王者が16年ぶりJ1復帰、百戦錬磨の指揮官が最年少スカッドと共にサプライズ狙う【J1開幕直前ガイド|東京ヴェルディ】

2024.02.16 18:30 Fri
©超ワールドサッカー
2024シーズンの明治安田J1リーグが23日からいよいよ開幕する。今季からは20チーム制となり、降格も3つに増枠しての争いに。ここでは新シーズンの幕開けに先駆け、J1リーグ全チームをピックアップし、東京ヴェルディを紹介していく。【直近3シーズンの成績】
2023シーズン(J2):3位(21勝12分け9敗)
2022シーズン(J2):9位(16勝13分け13敗)
2021シーズン(J2):12位(16勝10分け16敗)
【昨季チーム得点王】
染野唯月 6ゴール

【今季ノルマ】
残留

【編集部イチオシ】
DF谷口栄斗
昨季J2:20試合出場/1ゴール
◆城福体制2年目で悲願達成
昨季は就任2年目の城福浩監督の下、一昨季の終盤戦に手応えを掴んだハイプレス・ハイラインの戦いを先鋭化。“リカバリーパワー”を合言葉に、クラブ伝統の高い技術と新たに加えたハイインテンシティを武器に、シーズン通して昇格争いのメインキャストを担い、最終的に3位フィニッシュ。その後、劇的な形で昇格プレーオフを制し、16年ぶりのJ1復帰という悲願を達成した。

◆平均年齢24歳の今季J1最年少スカッド
昇格組ではJ1仕様への大幅な入れ替え、強力な外国籍選手の補強、J2&J3の主力引き抜きなど様々な強化策がある。そのなかで東京Vは育成路線を継続し、若手偏重の補強を敢行。指揮官が求めるスタイルに合致したタレントを集めた結果、30代の選手がわずか3名、平均年齢24.1歳という今季J1で最も若いスカッドができあがった。

◆得点力不足改善に、J1仕様の堅守構築がカギ
現スカッドで最もJ1での実績を持つ宮原和也や染野唯月、林尚輝の残留によって、主力クラスの流出は中原輝加藤蓮の2選手のみに。その後釜に山田楓喜翁長聖を迎え入れ、新10番の見木友哉山見大登といった実力者を補強し、昨季から間違いなく戦力アップに成功した。

ただ、J1基準という点ではエースの染野、J2ベストイレブンに選出された主将の森田晃樹、ディフェンスリーダーを担う谷口栄斗を含め未知数な部分は否めない。とりわけ、昨季J2での総得点が「57」で、2桁得点者不在だった得点力は最大の懸念材料。染野、山田楓、木村勇大といったパリ五輪候補、プロ2年目で本格ブレイクが期待される山田剛綺らアタッカー陣の覚醒は必須だ。

J2最少失点(31)を記録した守備に関しても個のレベルが圧倒的に上がるJ1の舞台において、ハイラインの強気な守備を牽引する谷口や林、守護神マテウスを中心に、いかに早い段階でJ1仕様に仕上げられるかが浮沈のカギを握る。

◆初志貫徹で残留勝ち取れるか
16年ぶりのJ1挑戦に向けて「新たなヴェルディのスタイル追求」を掲げ、どんな状況においてもブレない戦いを強調した城福監督。今季J1で最も成長の余白を残すチームは、幾多の苦難が待ち受けるシーズンにおいて、その指揮官の言葉通りの戦いができれば、ノルマである残留と共に下馬評を覆した昨季同様のサプライズをもたらせるはずだ。

◆2024年冬移籍情報
【IN】
GK中村圭佑(18)←静岡学園高校/新加入
DF河村匠(23)←いわきFC/完全移籍
DF山田裕翔(22)←国士舘大学/新加入
DF袴田裕太郎(27)←大宮アルディージャ/完全移籍
DF林尚輝(25)←鹿島アントラーズ/期限付き移籍延長
MF見木友哉(25)←ジェフユナイテッド千葉/完全移籍
MF山田楓喜(22)←京都サンガF.C./期限付き移籍
MF翁長聖(28)←FC町田ゼルビア/完全移籍
MF永井颯太(24)←いわきFC/完全移籍
MF食野壮磨(22)←京都産業大学/新加入
MF山本丈偉(17)←東京Vユース/昇格
MF松橋優安(22)←レノファ山口FC/期限付き移籍より復帰
FW山見大登(24)←ガンバ大阪/期限付き移籍
FW木村勇大(22)←京都サンガF.C./期限付き移籍
FW古川真人(22)←国士舘大学/新加入
FW白井亮丞(18)←東京Vユース/昇格
FW染野唯月(22)←鹿島アントラーズ/期限付き移籍延長

【OUT】
GK高木和徹(28)→ジェフユナイテッド千葉/完全移籍
GK飯田雅浩(23)→ヴァンラーレ八戸/期限付き移籍
DFアルハン(22)→水原FC(韓国)/完全移籍
DF佐古真礼(21)→いわてグルージャ盛岡/期限付き移籍
DF加藤蓮(24)→横浜F・マリノス/完全移籍
DF宮本優(24)→ヴェルスパ大分/期限付き移籍
MF奈良輪雄太(36)→現役引退
MF小池純輝(36)→クリアソン新宿/完全移籍
MF梶川諒太(34)→藤枝MYFC/完全移籍
MF杉本竜士(30)→ザスパクサツ群馬/完全移籍移行
MF楠大樹(23)→テゲバジャーロ宮崎/期限付き移籍
MF阿野真拓(20)→テゲバジャーロ宮崎/期限付き移籍
MF西谷亮(20)→FC岐阜/期限付き移籍
MF橋本陸斗(18)→Y.S.C.C.横浜/育成型期限付き移籍期間延長
MF持井響太(25)→アスルクラロ沼津/完全移籍移行
MF石浦大雅(22)→愛媛FC/完全移籍移行
MF甲田英將(20)→名古屋グランパス/育成型期限付き移籍満了
MF北島祐二(23)→アビスパ福岡/期限付き移籍満了
MF長谷川竜也(29)→横浜FC(→北海道コンサドーレ札幌)/期限付き移籍満了
MF中原輝(27)→セレッソ大阪(→サガン鳥栖)/期限付き移籍満了
FW佐川洸介(23)→ザスパクサツ群馬/期限付き移籍
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町田戦大敗をポジション奪取のきっかけにできるか…広島戦臨む東京Vの山田剛&古川らが強い決意

FC町田ゼルビア戦での大敗から再起を誓う東京ヴェルディ。その敗戦から中2日で臨む公式戦に向け、虎視眈々とチャンスを窺う選手たちが意気込みを語った。 東京Vは19日、リーグ戦11試合無敗で臨んだ町田との東京クラシックで0-5の敗戦。同試合後、城福浩監督、主力選手が口々に「完敗」という言葉を語るなど、昨季J1昇格を争ったライバルとの明確な実力差を認めざるを得ず、16年ぶりのJ1の舞台において、まずまず順調な歩みを見せてきた緑の名門にとっては単なる1敗以上のショックが残る一戦となった。 その一方で、「チーム内競争というのが、J1を戦っていくなかで絶対に必要なものだと改めて感じた」と指揮官は語っており、ここまで出番が限られてきた控え選手にとって町田戦の敗戦はポジション奪取に向けた重要な契機となる。 そして、22日に味の素スタジアムで行われるJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦のサンフレッチェ広島戦に向けて城福監督は、「僕らが求めるものをやり続けている選手に、チャンスを与えるべき」と、先発11人を入れ替えて臨んだ前ラウンドの鹿児島ユナイテッドFC戦同様に、大幅なターンオーバーの可能性を明言した。 2人でリーグ戦10ゴールを挙げるFW染野唯月(4点)、FW木村勇大(6点)を挙げるレギュラー2トップが好調を維持する中、J1ではベンチ外が続き悔しい序盤戦となっているFW山田剛綺、FW古川真人は、この広島戦で“3人目”の主力FWとして台頭が求められるところだ。 関西学院大学から加入2年目の山田剛は、「やるしかない。それだけです」と、静かに闘志を燃やす。 「求められているのは、守備と結果のところなので貪欲にやるだけです。攻撃のところで、点を取るというところに関しては、やり続けているのでそこは出せればいいかなと思います。ペナルティエリアに入ったら、どこからでもワンタッチでシュートを打てる体勢作りもそうですし、トラップして、落ち着いて決め切るというところも含め、いろんなバリエーションで決める準備はしています」 一方、国士舘大学から加入1年目の古川は、「フォワードはひとつのチャンスをつかむどうかだと思いますし、その一発で自分の人生を変えられるようにやりたい」と、ストライカーとして目に見える結果を残したいと、ポジション奪取への強い思いを口にする。 「いつも準備はしているので、もし出番が来れば、その一発に懸けたいなという強い気持ちです。惜しくても決まらなかったら意味がないと思うので、1個のチャンスをつかみ取る力というのは前回のルヴァンが終わってからもずっとやってきています」 「(J1の強豪相手に)もしチャンスがあれば、そこで自分がどういうプレーができるかとか、いろいろな物差しにはなるだろうと思いますが、その基準がどうとかではなくトーナメントなので、試合に勝つことが全て。自分としてはその1個のチャンスを決め切りたい、そういう思いしかないです」 また、いわきFCからの新加入で、鹿児島戦で新天地デビューを飾ったMF永井颯太はチーム内で激戦区の左サイドハーフのポジション争いでアピールしたい選手の一人だ。 全体練習後の“エクストラ”と呼ばれる若手を中心とする個別、ユニット練習の中で森下仁志コーチから細かな指導を受けて成長を実感しつつ、DF千田海人やMF松橋優安といった徐々に序列を上げて立ち位置を掴んだチームメイトからの刺激をプラスに、この広島戦でチャンスを掴みたいと語る。 「自分はボールを受けてから何かするというタイプの選手だったと思いますが、やっぱり受ける前からもう勝負は始まっていて、いかにポジショニングだったり動きで、相手との駆け引きでどれだけ有利に立てるかというのはすごく指導していただいて、まだまだ全然できてないですけど、自分の中で新しい感覚を受けています」 「日々エクストラの厳しい練習をしているメンバーが試合に出るのを見ると、勇気をもらえるではないですけど、自分もやれるなとかいう気持ちもあると同時に、悔しさというのも感じます。同じ練習をしていたのに、先に進んでいるという感覚があるので、それはいい意味で刺激になっていると思うので、そこはプラスに捉えたいです」 「広島さんも強度が高いと思うので、その中でいかに自分の良さもそうですけど、チームとしてやるべきことをいかにできるかというのを示せればなと思います。(持ち味のドリブルで)1枚剥がすだけで局面というのは全然変わると思うので、その部分はチャレンジしていきたい」 「普段試合に出ていないぶん、町田戦がこういう結果になったので、すごくチャンスだというのはわかっているので、自分のサッカー人生を懸けてそのチャンスをつかみにいきたいです」 アカデミー出身であり、2016年からの加入でチーム最古参、今季から最年長となるDF平智広は、負傷の影響もあって前回の鹿児島戦で出番を得られずにいた中、この広島戦での今季初出場を目指す。 自身の現状に関しては「町田戦で負けたので、多少はまた競争力が高まるとは思っていますけど、自分の立ち位置としてはまだ低いのかなと思います」と、34歳のベテランらしく冷静に立ち位置を見極めている。 それでも、「流れが悪い時に修正ができていないことが、特に前半は多いので、ピッチの中で修正するきっかけ作りができればいい」、「自分のできることは限られていますけど、失点が多いので、チーム全体として失点を減らす部分、細かいところでの失点が続いているので、その中での試合中の声かけや未然に防ぐというのをもう少しできれば失点は減らせる」と、現状のセンターバック陣に欠けている部分でのチームへの貢献を意識する。 さらに、チームリーダーの一人として「町田戦の敗戦をきっかけに、またやり直そうというミーティングもしましたし、もうひとつ厳しさを持ってトレーニングをしていこうという部分で、今日もいいトレーニングができましたし、この敗戦があったからこそ、チームが良くなったと言えるようにチーム作りしていければなと思います」と、町田戦の敗戦をターニングポイントにチームとしての再起を誓った。 2024.05.21 20:55 Tue

大敗町田戦から悲壮な思いで再起誓う東京V…城福浩監督「今変われないと、今季は変われない…」

FC町田ゼルビア戦での大敗を受け、東京ヴェルディの城福浩監督が、「昨日の試合をターニングポイントにしなければいけない」と再起を誓った。 東京Vは19日、リーグ戦11試合無敗で臨んだ町田との東京クラシックで0-5の敗戦。敵地で完敗し、12戦ぶりの黒星を喫したチームは、今シーズン最多失点に加え、昨年6月4日のベガルタ仙台戦の0-2の敗戦以来、約1年ぶりとなる複数得点差での敗戦となった。 そのため、城福監督は試合後の会見で「完敗でした」、「この歴然とした差をどう埋めていくかが、我々のやるべきこと」とコメント。真摯に昨季J1昇格を争ったライバルとの実力差を認めた。 その厳しい敗戦から一夜明け、チームは22日に控えるJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦のサンフレッチェ広島戦に向けて再始動。 練習後にクラブハウスで行われた会見で城福監督は、「選手は我々の鏡なので、町田の選手にできて我々にできていないというのは、我々ができてないということ」と、自身の手腕やコーチングスタッフに対する厳しい自己批判を含め、「今日変われないと、たぶん今シーズンは変われない」と強い想いと共に再スタートを切った。 「(リーグ12戦ぶりの敗戦…)負けていなかったというのは、ほぼほぼ意識してなかったです。それよりも、この前の我々と町田さんの差ですよね。そこをどう埋めていくかというのは、これが自分に課されたタスクだなと思いました。昨日の試合をターニングポイントにしなければいけないので、このチームにとってあの試合があったからこそ、それこそ今日からの取り組みが変わらないといけないと思っていましたし、その前にまずスタッフが変わらなければいけないということで、かなり話し合いました」 「我々が本当に日本一のトレーニングと胸を張れる準備をしたのか、そういうアラートさを出したのかと、スタッフにもかなり厳しく、今までの仕事ぶりを振り返ってもらって、我々が変わらないと選手も変われないので、そこのところの確認と、選手にもチームにとっての大枠は変えないけど、規律と自由というところの枠組みをもう1回確認すること。我々のスタンダードを上げること。そのためには、ウォームアップから、今日のウォームアップから変えていこうと。スタッフがそれを見せるはずだからと言って送り出しました」 「今日変われないと、たぶん今シーズンは変われないと思います。昨日の負けを経験した翌日が変わらなかったら、このクラブは何も変わらない。ある意味で、今日のチャンスを逃したくないという思いでここに来ましたし、選手は今日だけではなくて今日からまた1個上のステージでの練習をするというつもりで、スタートしてくれました」 好調時に比べてこういったショックが残る大敗後は、悔しさや憤りを示す者、普段通りに黙々と仕事をこなす者、ショックを引きずる者、ここが序列を変えるチャンスだとギラギラした様子を見せる者と、選手個々のキャラクターを確認できる重要な場でもある。 その大敗翌日の選手たちの表情、姿勢について問われた指揮官は、「選手は僕をまず見ている」とまずは自身の振る舞いについて語った。 「1人1人と向き合って話をできたわけではないですけど、まずひとつは、おそらく選手は僕をまず見ています。今日の朝の僕の表情を見ていると思うし、このチームがどうなっていくんだろうというぐらいの大敗なので、不安感を持った選手もいるだろうし、ひょっとしたら切り替えた選手もいるだろうし。ここから先、チームをどう導いていくかというのは、自分の手腕が問われるところかなと思っています」 さらに、相手のクオリティの高さ、予算規模を含めたクラブとしての歴然とした差という外的要因に目を向けることなく、“矢印を自分に向ける”、その上で「膝を突き合わせる距離が近くなるようなチーム」にしていきたいと、ここからの巻き返しに向けた自身の考えを語った。 「大事なのは、できていなかったこと、できなかったことをしっかり受け入れて、それが過ちという言い方がいいか、まずは監督である自分ですが、選手もこれを受け入れて、次に繋げていくということが大事。矢印が自分に向かないというのが一番良くないと思う」 「矢印を自分に向けるチームにしたいし、それは些細なミスでもいいし、大枠のチームのやり方の中で、自分が何ができたかという見方でもいいですけど、失点シーンで自分が何ができたかという見方でもいいですけど、矢印がしっかり自分に向くことで、それをオープンにという言い方がいいか、お互いがまずは自分に矢印を向けた上で、お互いに意見を出し合ったり、間違いを指摘し合ったり、鼓舞し合ったりとか、そういう一皮むけたチームメイトの中での付き合い方ができるといいかなと…」 「そこは途上です。今、僕はこの機を逃したくないので、若いチームだからこそ、こういう大敗というのはいろんな動揺が出るので、ある意味チャンスだと思って、ひとつ膝を突き合わせる距離が近くなるようなチームになれるように過ごさせたいなと思います」 町田戦で露呈したチームとしての徹底度の差、それができた上での“型破り”と表現すべき、主に攻撃面でのユニット、個々の個性を最大限に表現するという、非常に困難な両立の部分では、「何かをやれば、急激に変わるのであれば、もう既にやっている」と一朝一夕にクリアできる問題ではないとし、やはり日々のトレーニングの向上が重要だと主張。 「僕らは徹底すべきところを徹底したのか、させられたのかということ。ただこれには、徹底するということを極めていけば、逆からすれば判断を奪うということになる。このさじ加減が僕らは常に悩むというか、落としどころというのが、我々の手腕が問われるところ。ただ、我々が徹底してほしいところを徹底できなかったのは、それこそ自分たちのウォームアップの仕切りからスタートしていると思っています。もうそこからウォームアップの次のパス&コントロールの集中のさせ方含め、そこの甘さが徹底をさせ切れない。そこの現象に至っていると思うので、全てにおいてコーチングスタッフも選手もやはり意識を変えるところが、まずひとつです」 「あとは徹底と判断の判断のところというのは、最後は我々が普段やっている水準の高さによって、より良い判断ができると思うので、そこはスタンダードを上げるというところが大事。競争のレベルを上げることもそうですし、練習の質のレベルを上げること。練習のパス1本に対して、ひょっとしたら選手にストレスかかるぐらい、我々は指摘するかもしれないと。ただ、なぜストレスかかるかと言えば、それは習慣になっていないからです。習慣になれば、おそらく我々も指摘することもなければ、ストレスがかかることもない。ただ、習慣になるまで我々は諦めずにそれをアプローチするし、それを我々ができなければ、このクラブは変われないと思います」 「相手は優勝争いをするバジェットのクラブだから、我々はどういうレベルの争いをするクラブだからというのを、果たしてそんな思考を俺らはするのかと選手に問いかけました。俺らが何を目指すんだと、昨日の試合のリベンジをしなくてどうすんだと、その気概は今日から持ち続けないといけないなと思います」 その“ターニングポイント”となる一戦から中2日で臨む古巣とのカップ戦に向けては、「僕らが求めるものをやり続けている選手に、チャンスを与えるべき」と、先発11人を入れ替えて臨んだ前ラウンドの鹿児島ユナイテッドFC戦同様に、大幅なターンオーバーの可能性を明言。 「練習だけやっている選手と、試合をやってそこから得たものをまた次に活かしていける場がある選手との差を埋めるというのは簡単ではない」とターンオーバーの弊害を認めながらも、「練習でやり続けている選手にチャンスを与えるということが、このチームにとっては高いレベルの競争のひとつのきっかけになる」と、町田戦後にも語ったチーム競争力の向上という明確な課題についての自身の考えを改めて語った。 「非常にインテンシティの高さと、相手の隙を突いていくような、ゴールに直結するようなプレーを表現できるチーム」と高く評価する古巣に対しては、「タイトルを取りに来ている強豪に打ち勝つぐらいではないと、胸を借りるぐらいのつもりで行ったら、また大敗する。何とかこっちに勝ちを手繰り寄せるぐらいの難しい時間があるのだったら、そこを全員で耐え切る中で、終盤に勝負に持ち込むぐらいのタフなメンタルを持たないと、なかなか勝負にならない」と難しい展開を予想。 それでも、「まずここを抜ければ、ルヴァンのプレーオフのホーム&アウェイができる。我々が競争力を上げる、選手層を厚くしていくという意味では、ここは絶対抜けたい」と、クラブとして再起を図る一戦での勝利を誓った。 2024.05.21 20:00 Tue

「負けたくない気持ちは全員あった」2ゴールで勝利貢献の藤尾翔太、森田晃樹を抑えたことがポイントに「前線からのプレスをやめないように」

FC町田ゼルビアのU-23日本代表FW藤尾翔太が、東京ヴェルディとの“東京クラシック”を振り返った。 19日、明治安田J1リーグ第15節で町田はホームに東京Vを迎えた。 昨シーズンは共にJ2を戦っていた両クラブ。初のJ1となる町田は首位と勝ち点で並ぶ2位につけており、16年ぶりのJ1となった東京Vは、現在11戦無敗中という状況。共に負けられない一戦となった。 序盤から町田が押し込むと、11分に鋭い崩しから最後は藤尾のクロスがオウンゴールを誘発し町田が先制。29分にはロングボールを警戒された中で短いスローインから鈴木準弥が右サイドからクロス。これに藤尾がダイビングヘッドで合わせて追加点を奪う。 町田は60分にPKを獲得すると、藤尾が決めて3点目。柴戸海、エリキもゴールを奪い、5-0で勝利を収め首位に浮上した。 この試合2ゴールとオウンゴールを誘発し3ゴールに絡んだ藤尾。試合後のメディア取材に応じ、「立ち上がりから終盤まで僕たちの流れで試合をやれたと思います」とコメント。自身のゴールについては「良いタイミングでボールが上がってきて、ボールの質も良かったので、決め切れたので良かったです」とクロスが良かったとした。 見事に林尚輝のマークを外してのゴールだったが、あの動き出しについては「(鈴木)準弥君のボールが上がってくるタイミングで駆け引きは終わらせたかったので、一回相手の後ろに入ってスペースを空けておいて、ボールが来るタイミングで上手くいったという感じです」とコメント。シナリオ通りだったという。 また、PKシーンではVARチェック中に自身が蹴るためにボールを確保。「VARが入ったときにスクリーンを見てPKだなと思って、心の準備をしていました」と、すでに準備をしていたとし、「今日は監督が僕が蹴って良いと言っていたので、僕が蹴らせてもらいました」と、蹴ることは決まっていたという。 PKはポストを叩いてのゴールとなったが、「1回止まってGKを見たときに動いてなかったので、サイドに強いボールを蹴れば入ると思っていました。その通り打てて良かったです」と、良いシュートになったとし、「狙いすぎた部分はありますけど、あの辺を狙わないと入らないと思います」と振り返った。 藤尾にとっては、パリ・オリンピックに臨むU-23日本代表でのポジション争いがある。「チームの順位と個人の結果が結びつくと思うので、今日勝てたことも大きいですし、2得点取れたことも嬉しいです」と語る藤尾。チームでの結果を残すことが大事になってくる中、FWとして意識していることを語った。 「チャンスになったときに一番可能性が高いプレーを選択しろと常日頃言われていて、GKと一対一になったときにパスの方が可能性が高ければ出しますし、いなければシュートを打ちます」 「僕自身は数字を気にするので、決めていければ大丈夫ですし、決め切る部分とパスを出すことを選択しています」 また「チームの順位と個人の結果が結びつくと思うので、今日勝てたことも大きいですし、2得点取れたことも嬉しいです」とコメント。良い結果を残せたとした。 東京Vとの対戦にも意識は強かったとのことで、「去年は東京としてのダービーでバチバチやっていて、同じJ2から上がって負けたくない気持ちは全員、監督含めてあったので、今日の試合は凄く良かったです」とコメント。「立ち上がりからチャンスはあると言っていて、そこで奪えれば僕たちの流れになると言っていました。そこでチャンスを決めて良い流れで運べたのが良かったです」と語り、早い時間にゴールを奪えたことが良かったとした。 そして前線からの守備についても言及。「ヴェルディは森田選手にボールが入ると攻撃のスイッチが入ることは分かっていたので、森田選手に入らないように意識して前線からのプレスをやめないようにしていました」とコメント。「ヴェルディも無得点で、あまりボールをゴールに運ばれていなかったので、良い形だったと思います」と、森田晃樹を封じることが大事だったとした。 チームでのポジション争いについても「FWはみんな点を取っていて、チームとしてはとても良い状態です」とコメント。「そこで僕も食らいついていけるように、ポジションを確保できるように結果を出せば、チームも勝てますし、ポジションも確立できるので、1試合1試合大事にしたいと思います」と、この先も1試合ずつ結果を残していきたいとした。 <span class="paragraph-title">【動画】巧みな駆け引きでピンポイントクロスにダイビングヘッドで合わせた藤尾翔太</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Cbn5VP_Oa9Q";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.20 08:30 Mon
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