連戦地獄が戻って来た…/原ゆみこのマドリッド
2024.10.22 20:00 Tue
「また忙しなくなったわね」そんな風に私が溜息をついていたのは月曜日、ようやく週末のリーガ戦が終わって一息つく間もなく、アンチェロッティ監督のCL前日記者会見が午後3時にあると知った時のことでした。いやあ、前節はマドリッドの2巨頭共アウェイゲームとなり、しかも同じ曜日、同じ時間で重なったため、レアル・マドリーがリール戦で今季、初黒星を喫するのをバル(スペインの喫茶店兼バー)で見ながら、ラジオでアトレティコがベンフィカにコテンパンにやられるのを鬱々と聴いていたものだったんですけどね。幸いこの3節はどちらもホームゲームながら、火曜と水曜に分かれて開催に。
おかげで2夜連続スタジアムに通えばいいだけなのは有難いんですが、気づけば、火曜のジローナvsスラビア・ブラスチラバ戦も、水曜のバルサvsバイエルン戦も揃ってホームゲームって、やっぱり今季の改変版CLリーグフェーズって、何かおかしくない?どちらにしろ、現在、決勝トーナメントの16強対決に直接行ける8位以上にいるチームが1つもなく、同じ1勝1敗ながら、得失点差でバルサが16位、マドリーが17位、アトレティコなど22位と、プレーオフを経由しないといけない24位以上にスペイン勢は3チーム。2連敗のジローナに至っては敗退順位の30位とあって、ホームでのこの一戦はどこも絶対、落とせないところかと。
とりわけ、昨季CLの決勝で下した相手、しかも現在、リーガフェーズ首位であるドルトムントを火曜午後9時(日本時間翌午前4時)にサンティアゴ・ベルナバウに迎えるマドリー、そして奇しくも宿敵に半年以上ぶりとなる土をつけた相手、リールを水曜午後9時にメトロポリターノに迎えるアトレティコには勝ってもらわないと困るんですが、果たして期待に応えてくれるのは…。
まあ、CLのことはまた後で話すことにして、とりあえず、paron(パロン/リーガの中断期間)明けのリーガ10節のマドリッド勢がどうだったか、振り返っていくことにすると、5チームの先陣を切ったのはマドリーで、グレーのサードユニを着て、土曜にバライドスでセルタと対戦。序盤早々には守備の乱れを突かれ、いえ、4分のスウェードベリのシュートは外れた上、オフサイドだったんですけどね。7分には彼にそれこそ1人でエリア内に入られ、完全に決められたと思ったところを、負傷が治ったGKクルトワが脚で奇跡のセーブ。
おかげで先制されるのを免れたマドリーだったんですが、20分にはこの10月はフランス代表に行かず、ベルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場で調整していたエムバペのパワーがいきなり火を噴くことに。まあ、それにはセルタのベルトランが自陣エリア前からのパスを運悪くカマビンガに当てるというラッキーもあったんですが、そのボールを拾ったエムバペが弾丸シュートでネットに突き刺してしまうんですから、雨の中、応援に駆けつけたホームのファンもさぞかし度肝を抜かれたことかと。
攻撃時と守備時にCBとボランチのポジションを行ったり来たりする複雑なシステムがバグっていたことを認めていたんですが、とうとう、ミンゲサのラストパスをエリア内で完全にフリーだったスウェードベリに撃ち込まれ、同点にされてしまったから、さあ大変!
でも大丈夫。18分にはアンチェロティ監督が代表のお勤めで疲れていたはずのベルベルデとカマビンガをモドリッチとロドリゴに代えたところ、これまたドンピシャリ。3分後には39才40日でマドリー歴代最年長現役選手となった前者が出したスルーパスが、ええ、「Hay que correr al espacio, siempre se lo digo a Vini/アイ・ケ・コレール・アル・エスパシオ、シエンプレ・セ・ロ・ディゴ・ア・ビニ(スペースのあるところに走らないといけないと、いつもビニに言っている)」とモドリッチも明かしていたんですけどね。エリア内に走り込むビニシウスに届き、そのシュートが飛び出して来たGKグァイタの身体の下を通って決まったとなれば、当人もブラジル代表に行かず、頸椎ネンザの治療に専念した甲斐があった?
1-2とした後は、いえまあ、再びクルトワがバンバのシュートをparadon(パラドン/スーパーセーブ)したり、ロスタイムにはドゥビカスが絶好機に外してくれたなんてこともあったんですけどね。そのまま、マドリーは1点差で逃げ切り、今週土曜のクラシコ(伝統の一戦)を前にして、首位バルサとの差を勝ち点3のままで保つことができたんですが、ちょっとショックだったのは、セルタの方がいいプレーしているように見えたこと。まあ、それでもマドリーにはエムバペやビニシウスら、決定力の高いFWがいるため、勝つためのゴールには不自由しないのがミソなんですけどね。
2011-12シーズンの1年だけ、マドリーに在籍し、今季からドルトムントを率いることになった、まだ36才と若いヌリ・シャヒン監督の率いるドルトムントに対しては、ええ、主力だったフリュクルーク(ウェストハム)やフンメルス(ローマ)が抜け、メンバーもかなり変わっているため、あまり心配はしていないんですが、これがバルサ相手となると話は別。もしや、日曜最後の試合でもセビージャを5-1と粉砕していたフリック監督のチームの好調ぶりを見るにつけ、不安が湧いてくるのは私だけではない?
そしてマドリッド勢残り4チームは全て日曜開催試合となったんですが、残念ながら、マジョルカとアウェイで対戦したラージョは、いえ、GKバタジャの活躍もあって、後半30分まで0-0で粘ったんですけどね。CBムニンが負傷でアリダネと交代した途端、大型FWムリキにお約束のCKからのヘッドを決められて、1-0で負けてしまうことに。とはいえ、9位という安全な位置にいるのは変わりないため、エスタディオ・バジェカスに戻れる土曜のアラベス戦で勝てば丸く収まるんですが、ハメス・ロドリゲスも相変わらず、控えのままですし、一体、どうなることやら。
続く時間帯で開催されたのがアトレティコとレガネスの兄弟分ダービーだったんですが、ボルハ・ヒメネス監督のチームは9月にあったヘタフェ、ラージョとの連続弟分ダービーを両方とも1-1のドローで凌いでいましたからね。しかもシビタスから、新たに名前がリアドエア・メトロポリターノに変わっての初試合では、本家マドリーダービーの時、GKクルトワへの大量物投げ込み事件のせいで、フレンテ・アトレティコ(ウルトラのグループ)が大半を占めるfondo sur(フォンド・スール/南側ゴール裏)の1階区画が閉鎖。その日はDia de las penas(ディア・デ・ラス・ペーニャス/ファンクラブの日)に当たったため、スペイン各地から駆けつけたファンで他のスタンドは満員になったものの、とりとめのない応援しか、聞こえないんじゃないかと心配していたところ…。
いや、後でビッツェルも「Para mí faltaba ritmo con la pelota, sobre todo en los últimos 15-20 metros/パラ・ミー・ファルタバ・リトモ・コン・ラ・ペロータ、ソブレ・トードー・エン・ロス・ウルティモス・キンセ・ベインテ・メトロス(自分にしてみれば、ボールを持った時のリズムが足りなかった。とりわけラスト15~20メートルが)」と認めていたんですけどね。これがこの2週間、じっくり特訓した成果かと思うと、トロトロしすぎて、泣けてくるような前半のアトレティコのプレーは、別にファンの応援が足りなかったせいじゃないんですが、34分には弟分に足元をすくわれ、ネユウに先制点を奪われてしまうとは情けない。
おかげでハーフタイムにロッカールームに戻るアトレティコの選手たちにはちらほら、pito(ピト/ブーイング)が投げかけられていたなんてこともあったんですが、後半19分に早くもシメオネ監督が5人の交代枠を使い尽くした後、転機が訪れたんですよ。そう、後半頭にはもう、アルゼンチン代表帰りで唯一、先発したモリーナをサムエル・リノに代えると、12分にはリケルメ、コレア、コケをフリアン・アルバレス、デ・パウル、そして監督の三男、ジュリアーノへと一気に交代。いえまあ、最後にヒメネスと代わったレングレはビッツェルの下敷きとなり、左ヒザと足首のダブル捻挫を負ったため、やむない処置だったんですけどね。
そのせいで、実際にプレーしている位置はともかく、アトレティコはセルロート、フリアン・アルバレス、グリーズマン、ジュリアーノと、FW4人の超攻撃的な布陣で最後まで行くことになったんですが、案ずるより産むが易しだったんです。というのも24分にはまず、責任を感じたか、当人も「Es una jugada como las que hacía cuando tenía 20 años/エス・ウナ・フガダ・コモ・ラス・ケ・アシア・クアンドー・テニア・ベインテ・アーニョス(20才の頃、やっていたようなプレー)」と言っていたビッツェルが敵エリナ内奥深くまで侵入。右奥からのラストパスは最初、ハビ・エルナンデスに当たって戻ってきたものの、再びトライしたボールを何と、セルロートがtaconazo(タコナソ/ヒールキック)でゴールに入れてしまったから、ビックリしたの何のって。
実際、スタンドが盛り上がったのは同点になってからで、ええ、やっぱり応援してもらいたければ、まずは選手たちがピッチでファンが応援したくなるようなプレーをしないといけませんよね。すると36分には、デ・パウルの長すぎるパスをジュリアーノが鬼気迫る勢いで追って、コーナー付近で回収すると、ゴール前にキラーパス。そこへグリーズマンが疾風のように突っ込んで、GKドミトロビッチの前で押し込んでいるとなれば、これこそまさにフランス代表を引退しての体力温存の賜物だった?
更には後半ロスタイム10分にもアトレティコはフリアン・アルバレスのやはり、2度目のトライとなったアシストでセルロートがこの試合、自身2ゴール目を挙げて3-1で快勝。兄貴分としての貫禄を示せたんですが、何よりだったのは、リーガ開幕戦で得点して以来、ノーゴールが続いていたセルロートが、うーん、やっぱりノルウェイ代表で2本挙げてきたのが運気を変えることになったんですかね。シメオネ監督も「コレアが下がった後、自分が最後までプレーすることがわかって、強気になれた」と言っていたんですが、いよいよ、昨季、ビジャレアルで見せたゴール力を取り戻してくれたことだったかと。
となれば、水曜のCLリール戦もホームですし、今度は応援団もいるため、週末日曜のアウェイ、ベティス戦より、勝ち目は十分あるんじゃないかと思いますが、そうそう、試合終盤には負傷したバリオスが泣いてしまい、チームメートに慰められていたなんてことも。ただ、これはちょっと当人の早とちりもあったようで、翌日の検査ではふくらはぎを腫らしただけの全治10日程の軽傷だったことが判明。1カ月のリハビリが必要となったレングレよりはずっとマシだったんですが、何せ、今のアトレティコはアスピリクエタとル・ノルマンがまだプレーできませんからね。この3週間はまたハードスケジュールとなるため、これ以上、ケガ人が増えないことを祈るばかりですよ。
一方、せっかく先制しながら、残りの時間、先発したミゲール・デ・ラ・フエンテも、交代出場したハラーもGKオブラクの手を煩わすことができなかったレガネスは幸い、敗戦にも関わらず、降格圏落ちはかろうじてせずにセーフ。ただ、18位のバジャドリーと同じ勝ち点の17位という危ういところにいるため、この日曜にブタルケにセルタを迎える一戦では奮起しないと、せっかくメトロポリターノにまで駆けつけて、声援を響かせていた忠実なファンたちを悲しませることになりかねないかと。
ちなみにレガネスのお隣さん、ヘタフェも一歩間違えば、それと同じ状況に陥るところだったんですが、いやあ、希望は捨ててはいけませんよね。そう、ラ・セラミカでのビジャレアル戦では前半43分にコメサニャのゴールで先制されいた彼らなんですが、丁度、メトロポリターノから帰って来た私が近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)に寄り道したところ、何と後半39分、ベルトゥがエリア内でアルビオルに顔をはたかれたプレーが、VAR(ビデオ審判)モニターチェックでペナルティになるという幸運が発生。PKをアランバリがしっかり決めてくれたため、1-1の引き分けで、勝ち点1をもぎ取ったとなれば、気分はほぼ勝ったも同然?
唯一の難点はせっかく先発復帰間近と言われていたボルハ・マジョラルがまたケガをして、その日の遠征に参加しておらず。週末までに回復するかどうかもわからないところですが、こればっかりはねえ。降格圏とは勝ち点1差あるとはいえ、まだ16位に留まっているボルダラス監督のチームだけにこの日曜、10節で最下位に落ちたバレンシアをコリセウムに迎える一戦では白星を掴んで、浮上のキッカケにしてもらいたいものですが…ヘタフェとレガネスの地道な闘いはしばらく続くかもしれませんね。
おかげで2夜連続スタジアムに通えばいいだけなのは有難いんですが、気づけば、火曜のジローナvsスラビア・ブラスチラバ戦も、水曜のバルサvsバイエルン戦も揃ってホームゲームって、やっぱり今季の改変版CLリーグフェーズって、何かおかしくない?どちらにしろ、現在、決勝トーナメントの16強対決に直接行ける8位以上にいるチームが1つもなく、同じ1勝1敗ながら、得失点差でバルサが16位、マドリーが17位、アトレティコなど22位と、プレーオフを経由しないといけない24位以上にスペイン勢は3チーム。2連敗のジローナに至っては敗退順位の30位とあって、ホームでのこの一戦はどこも絶対、落とせないところかと。
とりわけ、昨季CLの決勝で下した相手、しかも現在、リーガフェーズ首位であるドルトムントを火曜午後9時(日本時間翌午前4時)にサンティアゴ・ベルナバウに迎えるマドリー、そして奇しくも宿敵に半年以上ぶりとなる土をつけた相手、リールを水曜午後9時にメトロポリターノに迎えるアトレティコには勝ってもらわないと困るんですが、果たして期待に応えてくれるのは…。
おかげで先制されるのを免れたマドリーだったんですが、20分にはこの10月はフランス代表に行かず、ベルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場で調整していたエムバペのパワーがいきなり火を噴くことに。まあ、それにはセルタのベルトランが自陣エリア前からのパスを運悪くカマビンガに当てるというラッキーもあったんですが、そのボールを拾ったエムバペが弾丸シュートでネットに突き刺してしまうんですから、雨の中、応援に駆けつけたホームのファンもさぞかし度肝を抜かれたことかと。
その2分後にボルハ・イグレシアスがゴールを入れたのも束の間、オフサイドで認められなかったため、ハーフタイムには0-1とリードして、入ったマドリーだったんですが、エースのイアゴ・アスパスが出場停止でおらずとも、臆せず、整然とボールを操るセルタに感じていたイヤな予感が当たったのは後半6分のことでした。そう、後でアンチェロッティ監督も「ウチがボールを持っている時、チュアメニは2人のCBの間に入ることになっていたんだが、me he equivocado yo al no explicarle bien a los jugadores lo que tenían que hacer/メ・エ・エキボカードー・ジョ・アル・ノー・エクシプリカルレ・ビエン・ア・ロス・フガドーレス・ロ・ケ・テニアン・ケ・アセール(選手たちに何をすべきか、上手く説明できなかった私が間違えた)」と告白。
攻撃時と守備時にCBとボランチのポジションを行ったり来たりする複雑なシステムがバグっていたことを認めていたんですが、とうとう、ミンゲサのラストパスをエリア内で完全にフリーだったスウェードベリに撃ち込まれ、同点にされてしまったから、さあ大変!
でも大丈夫。18分にはアンチェロティ監督が代表のお勤めで疲れていたはずのベルベルデとカマビンガをモドリッチとロドリゴに代えたところ、これまたドンピシャリ。3分後には39才40日でマドリー歴代最年長現役選手となった前者が出したスルーパスが、ええ、「Hay que correr al espacio, siempre se lo digo a Vini/アイ・ケ・コレール・アル・エスパシオ、シエンプレ・セ・ロ・ディゴ・ア・ビニ(スペースのあるところに走らないといけないと、いつもビニに言っている)」とモドリッチも明かしていたんですけどね。エリア内に走り込むビニシウスに届き、そのシュートが飛び出して来たGKグァイタの身体の下を通って決まったとなれば、当人もブラジル代表に行かず、頸椎ネンザの治療に専念した甲斐があった?
1-2とした後は、いえまあ、再びクルトワがバンバのシュートをparadon(パラドン/スーパーセーブ)したり、ロスタイムにはドゥビカスが絶好機に外してくれたなんてこともあったんですけどね。そのまま、マドリーは1点差で逃げ切り、今週土曜のクラシコ(伝統の一戦)を前にして、首位バルサとの差を勝ち点3のままで保つことができたんですが、ちょっとショックだったのは、セルタの方がいいプレーしているように見えたこと。まあ、それでもマドリーにはエムバペやビニシウスら、決定力の高いFWがいるため、勝つためのゴールには不自由しないのがミソなんですけどね。
2011-12シーズンの1年だけ、マドリーに在籍し、今季からドルトムントを率いることになった、まだ36才と若いヌリ・シャヒン監督の率いるドルトムントに対しては、ええ、主力だったフリュクルーク(ウェストハム)やフンメルス(ローマ)が抜け、メンバーもかなり変わっているため、あまり心配はしていないんですが、これがバルサ相手となると話は別。もしや、日曜最後の試合でもセビージャを5-1と粉砕していたフリック監督のチームの好調ぶりを見るにつけ、不安が湧いてくるのは私だけではない?
そしてマドリッド勢残り4チームは全て日曜開催試合となったんですが、残念ながら、マジョルカとアウェイで対戦したラージョは、いえ、GKバタジャの活躍もあって、後半30分まで0-0で粘ったんですけどね。CBムニンが負傷でアリダネと交代した途端、大型FWムリキにお約束のCKからのヘッドを決められて、1-0で負けてしまうことに。とはいえ、9位という安全な位置にいるのは変わりないため、エスタディオ・バジェカスに戻れる土曜のアラベス戦で勝てば丸く収まるんですが、ハメス・ロドリゲスも相変わらず、控えのままですし、一体、どうなることやら。
続く時間帯で開催されたのがアトレティコとレガネスの兄弟分ダービーだったんですが、ボルハ・ヒメネス監督のチームは9月にあったヘタフェ、ラージョとの連続弟分ダービーを両方とも1-1のドローで凌いでいましたからね。しかもシビタスから、新たに名前がリアドエア・メトロポリターノに変わっての初試合では、本家マドリーダービーの時、GKクルトワへの大量物投げ込み事件のせいで、フレンテ・アトレティコ(ウルトラのグループ)が大半を占めるfondo sur(フォンド・スール/南側ゴール裏)の1階区画が閉鎖。その日はDia de las penas(ディア・デ・ラス・ペーニャス/ファンクラブの日)に当たったため、スペイン各地から駆けつけたファンで他のスタンドは満員になったものの、とりとめのない応援しか、聞こえないんじゃないかと心配していたところ…。
いや、後でビッツェルも「Para mí faltaba ritmo con la pelota, sobre todo en los últimos 15-20 metros/パラ・ミー・ファルタバ・リトモ・コン・ラ・ペロータ、ソブレ・トードー・エン・ロス・ウルティモス・キンセ・ベインテ・メトロス(自分にしてみれば、ボールを持った時のリズムが足りなかった。とりわけラスト15~20メートルが)」と認めていたんですけどね。これがこの2週間、じっくり特訓した成果かと思うと、トロトロしすぎて、泣けてくるような前半のアトレティコのプレーは、別にファンの応援が足りなかったせいじゃないんですが、34分には弟分に足元をすくわれ、ネユウに先制点を奪われてしまうとは情けない。
おかげでハーフタイムにロッカールームに戻るアトレティコの選手たちにはちらほら、pito(ピト/ブーイング)が投げかけられていたなんてこともあったんですが、後半19分に早くもシメオネ監督が5人の交代枠を使い尽くした後、転機が訪れたんですよ。そう、後半頭にはもう、アルゼンチン代表帰りで唯一、先発したモリーナをサムエル・リノに代えると、12分にはリケルメ、コレア、コケをフリアン・アルバレス、デ・パウル、そして監督の三男、ジュリアーノへと一気に交代。いえまあ、最後にヒメネスと代わったレングレはビッツェルの下敷きとなり、左ヒザと足首のダブル捻挫を負ったため、やむない処置だったんですけどね。
そのせいで、実際にプレーしている位置はともかく、アトレティコはセルロート、フリアン・アルバレス、グリーズマン、ジュリアーノと、FW4人の超攻撃的な布陣で最後まで行くことになったんですが、案ずるより産むが易しだったんです。というのも24分にはまず、責任を感じたか、当人も「Es una jugada como las que hacía cuando tenía 20 años/エス・ウナ・フガダ・コモ・ラス・ケ・アシア・クアンドー・テニア・ベインテ・アーニョス(20才の頃、やっていたようなプレー)」と言っていたビッツェルが敵エリナ内奥深くまで侵入。右奥からのラストパスは最初、ハビ・エルナンデスに当たって戻ってきたものの、再びトライしたボールを何と、セルロートがtaconazo(タコナソ/ヒールキック)でゴールに入れてしまったから、ビックリしたの何のって。
実際、スタンドが盛り上がったのは同点になってからで、ええ、やっぱり応援してもらいたければ、まずは選手たちがピッチでファンが応援したくなるようなプレーをしないといけませんよね。すると36分には、デ・パウルの長すぎるパスをジュリアーノが鬼気迫る勢いで追って、コーナー付近で回収すると、ゴール前にキラーパス。そこへグリーズマンが疾風のように突っ込んで、GKドミトロビッチの前で押し込んでいるとなれば、これこそまさにフランス代表を引退しての体力温存の賜物だった?
更には後半ロスタイム10分にもアトレティコはフリアン・アルバレスのやはり、2度目のトライとなったアシストでセルロートがこの試合、自身2ゴール目を挙げて3-1で快勝。兄貴分としての貫禄を示せたんですが、何よりだったのは、リーガ開幕戦で得点して以来、ノーゴールが続いていたセルロートが、うーん、やっぱりノルウェイ代表で2本挙げてきたのが運気を変えることになったんですかね。シメオネ監督も「コレアが下がった後、自分が最後までプレーすることがわかって、強気になれた」と言っていたんですが、いよいよ、昨季、ビジャレアルで見せたゴール力を取り戻してくれたことだったかと。
となれば、水曜のCLリール戦もホームですし、今度は応援団もいるため、週末日曜のアウェイ、ベティス戦より、勝ち目は十分あるんじゃないかと思いますが、そうそう、試合終盤には負傷したバリオスが泣いてしまい、チームメートに慰められていたなんてことも。ただ、これはちょっと当人の早とちりもあったようで、翌日の検査ではふくらはぎを腫らしただけの全治10日程の軽傷だったことが判明。1カ月のリハビリが必要となったレングレよりはずっとマシだったんですが、何せ、今のアトレティコはアスピリクエタとル・ノルマンがまだプレーできませんからね。この3週間はまたハードスケジュールとなるため、これ以上、ケガ人が増えないことを祈るばかりですよ。
一方、せっかく先制しながら、残りの時間、先発したミゲール・デ・ラ・フエンテも、交代出場したハラーもGKオブラクの手を煩わすことができなかったレガネスは幸い、敗戦にも関わらず、降格圏落ちはかろうじてせずにセーフ。ただ、18位のバジャドリーと同じ勝ち点の17位という危ういところにいるため、この日曜にブタルケにセルタを迎える一戦では奮起しないと、せっかくメトロポリターノにまで駆けつけて、声援を響かせていた忠実なファンたちを悲しませることになりかねないかと。
ちなみにレガネスのお隣さん、ヘタフェも一歩間違えば、それと同じ状況に陥るところだったんですが、いやあ、希望は捨ててはいけませんよね。そう、ラ・セラミカでのビジャレアル戦では前半43分にコメサニャのゴールで先制されいた彼らなんですが、丁度、メトロポリターノから帰って来た私が近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)に寄り道したところ、何と後半39分、ベルトゥがエリア内でアルビオルに顔をはたかれたプレーが、VAR(ビデオ審判)モニターチェックでペナルティになるという幸運が発生。PKをアランバリがしっかり決めてくれたため、1-1の引き分けで、勝ち点1をもぎ取ったとなれば、気分はほぼ勝ったも同然?
唯一の難点はせっかく先発復帰間近と言われていたボルハ・マジョラルがまたケガをして、その日の遠征に参加しておらず。週末までに回復するかどうかもわからないところですが、こればっかりはねえ。降格圏とは勝ち点1差あるとはいえ、まだ16位に留まっているボルダラス監督のチームだけにこの日曜、10節で最下位に落ちたバレンシアをコリセウムに迎える一戦では白星を掴んで、浮上のキッカケにしてもらいたいものですが…ヘタフェとレガネスの地道な闘いはしばらく続くかもしれませんね。
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レアル・マドリーのウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデが驚愕のシュートを放った。 7日にバジェカスで行われたラ・リーガ第13節のラージョ・バジェカーノ戦を2-3で落とし、今シーズンリーグ戦初の黒星を喫したマドリー。バルベルデはフル出場を果たしていた。 ラージョ戦の後半アディショナルタイムにはこんな珍事が。1点を追いかけるマドリーが左CKを獲得すると、マルコ・アセンシオのキックのこぼれ球がバルベルデのもとへと転がる。 バルベルデは難しい体勢からダイレクトでシュートを放ったが、上手く捉えられなかったボールは枠の大きく上を飛んでいくと、そのままゴール裏のないスタジアムを越え、隣接しているマンションの一室へと吸い込まれていった。 バルコニーで観戦していた家主は試合の動画を撮影していたようで、シュートが向かってくる瞬間もリアルタイムで撮影。その動画には、「そこゴールちゃう、家や」、「どこまで飛ばすんだ」といったコメントのほか、「この部屋住みたい」、「試合見放題じゃん」とサッカーファンにとっては好立地の物件を羨む声が上がっている。 なお、このボールはさすがにボールボーイも回収できず、住民がゲットしたようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】シュートが一直線に向かってくる!マンションの住民が実際に撮影していた映像</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr">¿Te imaginas que un balón chutado por Fede Valverde entre por tu terraza y acaba en tu salón? <br><br>Ayer ocurrió. Hamza estaba viendo el Rayo - Real Madrid desde su balcón y...<br><br>Entramos en su casa para que nos lo cuente él mismo. <br><br> <a href="https://t.co/awKGahVOco">https://t.co/awKGahVOco</a> <a href="https://t.co/sT8JNuVyPo">pic.twitter.com/sT8JNuVyPo</a></p>— Relevo (@relevo) <a href="https://twitter.com/relevo/status/1589947999899504640?ref_src=twsrc%5Etfw">November 8, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.11.09 12:05 Wed3
エッシェンが2012年レアル移籍のドタバタ裏話を明かす「バスを止めてくれ!と狂ったように叫んだ」
元ガーナ代表MFマイケル・エッシェンが、レアル・マドリー移籍の経緯を明かした。スペイン『アス』が伝えている。 2005年から2014年の間、チェルシーで活躍したエッシェン。2012-2013シーズンには、当時チェルシー加入時の恩師であったジョゼ・モウリーニョ監督が率いていたレアル・マドリーへ1年間のレンタル移籍で加入していた。 <div style="margin:0 auto; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUm1zTmlFUyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> エッシェンは、南アフリカ人スポーツジャーナリスト、キャロル・シャバララ氏と、インスタグラムのライブ配信を通してのインタビューに応えると、この移籍が決定するまでの経緯を回顧。移籍市場最終日のわずか数時間で移籍が決まったと明かし、映画のようなドタバタ移籍劇について語った。 <span class="paragraph-title">◆知らない番号から突然の電話…</span> 「(2012年8月31日)私はUEFAスーパーカップを戦うためにチェルシーのチームとモナコにいた。その時見覚えのない番号から電話があったんだ」 「私は出たくなかったが、その日私と同じ部屋にいた従兄弟が電話に出るよう言ってきたんだ」 「電話が鳴り続けたので、電話に出た。『もしもし?』と言った瞬間に相手からも、『もしもし?』と聞こえた。すぐに誰が電話をしてきたか分かって、従兄弟に『ジョゼ・モウリーニョからだ』と教えたよ」 「彼は『アーセナルに移籍するそうじゃないか』と言ってきたので、そんなことないと伝えたよ。アーセナルからは何の連絡もなかったからね」 「そしたら彼が『アーセナルには行かずに俺のところへ来い』と言ったんだ。彼にどこのことか聞いたら、『レアル・マドリー』と言った。私は彼に準備はできてると言ったよ」 <span class="paragraph-title">◆試合前のドタバタ劇</span> 「あれは移籍市場最終日のことで、ジョゼは私の代理人の電話番号を聞いてきた。私はスーパーカップの試合中に抜け出すことになっても行く準備はできてると伝えた」 「ラサナ・ディアラがロシアに移籍する予定で、彼の移籍が成立したら私の移籍の手順を進めると教えてくれた。私は『分かった、部屋でリラックスして待ってるよ』と答えた」 「彼は、数時間待ってくれ、そしたらかけ直すと言っていた」 「数時間して私の代理人に何が起きたか話した。マドリーへの移籍についてジョゼと話したこと、彼の番号を教えたことを伝えた。彼はマドリーは戻ってくるから落ち着けと言っていた」 「ラス(ラサナ・ディアラ)のロシアへの移籍が決まったから、私たちは計画を変更しなきゃならなかった。チームは(スーパーカップの)アトレティコ戦に向けてホテルを出る寸前だったからね。マドリーの代理人は私の代理人と一緒にいて、私はスタジアムに行くためにもうバスに乗っていたんだ。私もスタジアムに行く予定だったが、代理人がホテルに戻ってこいと言ってきた。FAXを送らなきゃいけなかったらしい。だから私は運転手にバスを止めてくれと狂ったように叫ばなければならなかった」 <span class="paragraph-title">◆「バスを止めてくれ!」</span> 「チームメイトはみんな私を見て『ミケルどうした?』って感じだった。彼らに私はバスから降りなきゃいけないと伝えて『またね』と言った」 「そんなこんなでパスが止まって、私はホテルに戻って代理人を待っていた。それから彼が来てFAXを何枚か送ったんだ。ありがたいことに全ての処理が時間内に間に合ったよ。それから私は少なくともスパイクを取りに行かなきゃいけないからスタジアムに行ってくると代理人に伝えた」 「スタジアムに着いたころにはもう試合は終わっていた。私がピッチにいたチームメイトに加わったが、何人かは既に私の移籍について知っていた。他のチームメイトは何があったのか聞いてきたので、彼らに移籍することを伝えなきゃならなかった。レアルへの移籍の話が来てホテルに戻って書類を書く必要があったと説明したよ。だからスパイクを取りにいくついでにみんなにさよならを言わなきゃならなかった」 「表彰式の後、みんなでロッカールームに戻った時、みんなにちゃんとしたお別れを言った。スパイクとすね当てだけ持って、ロマン・アブラモビッチを含めみんなに挨拶した。アブラモビッチは幸運を祈ってくれた。その後私はホテルに戻り、次の日にはマドリー行きの飛行機に乗っていた」 「私はスパイクとすね当てと、ジーンズとシャツ一枚、それからチェルシーのジャージだけ持ってマドリーへ行ったんだ。空港に着くとジョゼが待っていてくれた。挨拶を済ますと、病院でメディカルを受けて、次の日にはトレーニングに参加したよ」 激動の移籍最終日の出来事を明かしたエッシェン。移籍したマドリーでは主力として公式戦35試合に出場し2ゴール1アシストを記録した。 2020.05.19 11:15 Tue4
コパ決勝クラシコで2アシスト、優勝に貢献したヤマルはマドリーに「今季彼らは僕らに勝てない」と豪語
バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルがレアル・マドリーに対して豪語した。 ヤマルは26日に行われたコパ・デル・レイ決勝マドリー戦で先制点と2点目をアシスト。延長戦の末3-2で勝利したチームの優勝に大きく貢献していた。 コパ・デル・レイ決勝での勝利により今季のクラシコの戦績はバルセロナの3戦3勝となった中、ヤマルは試合後のインタビューで「例え1点決められても、2点決められても関係なかった。今季彼らは僕らに勝てない。それが証明された」と豪語。 優勝決定後には派手なサングラスを着用してお茶らけていたヤマル。17歳の言動が来月11日に行われるラ・リーガでの今季最後となるエル・クラシコにどのような影響を与えるだろうか。 2025.04.27 13:00 Sun5
