監督交代後もドルトムントの苦戦変わらず…今季の結果次第でコバチ監督は夏に去る可能性?

2025.03.11 12:05 Tue
夏に解任の可能性もあるニコ・コバチ監督
Getty Images
夏に解任の可能性もあるニコ・コバチ監督
ドルトムントニコ・コバチ監督(53)は、成績次第で今夏にクラブを去る可能性があるようだ。
PR
今シーズンはクラブOBでもあったヌリ・シャヒン監督の下で臨むも、思うような成績を残せていなかったドルトムント。ブンデスリーガ、チャンピオンズリーグ(CL)での苦戦を受けて先月にシャヒン監督を解任すると、新たにコバチ監督が今年2月に就任した。しかし、コバチ監督就任後もブンデスリーガ直近5試合は2勝3敗。順位は10位に低迷しており、トップ4とは差をつけられつつある。
ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、仮に目標を達成できなかった場合、コバチ監督は解任される可能性もある模様。その目標はチャンピオンズリーグ出場権獲得であり、最低でもヨーロッパリーグ出場権獲得は求められるようだ。

ドルトムントの現在のスカッドは、CL出場を前提に作られたもの。仮にそのCLに出られないとすれば、高給取りも多いチームは財政的に非常に大きな打撃となってしまうと報じられている。
ドルトムントは当初コバチ監督との早期の別れを予定しておらず、仮に解任となればすべてのコーチ陣に対して合計300万ユーロ(約4億8000万円)の違約金を支払う必要があるとのこと。また、コバチ監督に対してはそのほかに、基本給の50%に相当する退職金を支払う契約になっているようだ。ちなみにコバチ監督の給与は300万~400万ユーロとなっており、これは前任のシャヒン氏より高額だという。

ドルトムントはそのシャヒン氏や、2月に解任したテクニカル・ディレクターのスヴェン・ミスリンタート氏への違約金も支払っており、クラブの迷走がそのまま負担となってしまっている。

PR

ニコ・コバチの関連記事

ドルトムントのニコ・コバチ監督が4日にホームで行われ、1-1で引き分けたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグ、リール戦を振り返った。 リーグフェーズ7位と躍進したリールとのベスト8進出を懸けた一戦。主導権争いが続く序盤となった中、22分にドルトムントはCKの流れからFWカリム・アデイェミが強烈なハ 2025.03.05 11:00 Wed
ドルトムントのニコ・コバチ監督が4日にホームで行われるチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグのリール戦を前日に控えた会見に臨んだ。 ノックアウトフェーズ・プレーオフでスポルティングCPを下してラウンド16に勝ち上がったドルトムント。1月30日に就任したコバチ監督は公式戦ここ3試合無失点と守備を立て直 2025.03.04 14:30 Tue
バイエルンの元ドイツ代表MFトーマス・ミュラー(35)が、ドイツ紙『Spiegel』でニコ・コバチ監督時代の不遇を簡潔に振り返った。 バイエルンは2018-19シーズンから翌19-20シーズンの序盤まで、元クロアチア代表MFのニコ・コバチ氏(現ドルトムント)が指揮。18-19シーズンは国内2冠も、指揮官がミュラー 2025.02.28 17:50 Fri
前マンチェスター・ユナイテッド指揮官のエリク・テン・ハグ氏が、退任後初めてコメントを残している。 2022年7月にユナイテッドの指揮官に就任し、2022-23シーズンはEFLカップ(カラバオカップ)、2023-24シーズンはFAカップを制したテン・ハグ氏。しかし、プレミアリーグでは思うような結果を残せず、14位に 2025.02.24 22:10 Mon
ドルトムントのニコ・コバチ監督がチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16進出を受けてコメントした。 ドルトムントは19日に行われたCLノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグのスポルティングCP戦をゴールレスドローで終え、1stレグの3-0のアドバンテージを生かして突破を決めた。 コバチ監督は勝てた試合だ 2025.02.20 12:30 Thu

ドルトムントの関連記事

ドルトムントは8日、ブンデスリーガ第25節でアウグスブルクをホームに迎え、0-1で敗れた。 前節ザンクト・パウリ戦を制して連勝とした10位ドルトムント(勝ち点35)は、4日前のチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグのリール戦では1-1の引き分けに持ち込まれた。4日後には再戦を控える中、3選手のみを変 2025.03.09 08:41 Sun
ドルトムントのニコ・コバチ監督が4日にホームで行われ、1-1で引き分けたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグ、リール戦を振り返った。 リーグフェーズ7位と躍進したリールとのベスト8進出を懸けた一戦。主導権争いが続く序盤となった中、22分にドルトムントはCKの流れからFWカリム・アデイェミが強烈なハ 2025.03.05 11:00 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグ、ドルトムントvsリールが4日に行われ、1-1で引き分けた。 ノックアウトフェーズのプレーオフでスポルティングCPを退けてラウンド16に進出したドルトムントと、リーグフェーズ7位とサプライズを起こしたリールによる一戦。 序盤の主導権争いを経て10分、バイノ 2025.03.05 06:55 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグが4日と5日に行われる。ここでは4日に行われる1日目の4試合の展望を紹介していく。 ◆CLラウンド16・1stレグ① ▽3/4(火) 《26:45》 クラブ・ブルージュvsアストン・ビラ 《29:00》 レアル・マドリーvsアトレティコ・マドリー P 2025.03.04 18:00 Tue
ドルトムントのニコ・コバチ監督が4日にホームで行われるチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグのリール戦を前日に控えた会見に臨んだ。 ノックアウトフェーズ・プレーオフでスポルティングCPを下してラウンド16に勝ち上がったドルトムント。1月30日に就任したコバチ監督は公式戦ここ3試合無失点と守備を立て直 2025.03.04 14:30 Tue

ブンデスリーガの関連記事

記事をさがす

ニコ・コバチの人気記事ランキング

1

トーマス・ミュラーがニコ・コバチ体制時代の不遇を簡潔に回想「移籍したかった」

バイエルンの元ドイツ代表MFトーマス・ミュラー(35)が、ドイツ紙『Spiegel』でニコ・コバチ監督時代の不遇を簡潔に振り返った。 バイエルンは2018-19シーズンから翌19-20シーズンの序盤まで、元クロアチア代表MFのニコ・コバチ氏(現ドルトムント)が指揮。18-19シーズンは国内2冠も、指揮官がミュラーやGKマヌエル・ノイアーら重鎮選手を掌握できていないと当時頻繁に報じられていた。 ミュラーは当時まだ30歳前後でプレーヤーとして脂が乗っており、ドイツ代表からも退けられてバイエルンに集中できていた時期。しかし、19-20シーズンに入ると、ニコ・コバチ監督からベンチスタートの命令が急増した。 また、指揮官は当時、ミュラーについて「緊急時に出場機会を伸ばすだろう」とメディア向けにコメント。“保険扱い”が波紋を呼んで各方面へ謝罪行脚も、やはりミュラーらとの関係性に問題があることを自ら露呈していた。 ミュラーは『Spiegel』のインタビューでこの頃を回想し、「クラブに対して『状況が変わらないなら冬に移籍する』と伝えた。クラブには『12月になったら話し合おう』と言われたが、実際に協議はしなかったよ。あの監督が去ったからね」と簡潔にコメント。 ニコ・コバチ監督は2019年11月のフランクフルト戦で1-5というショッキングな大敗を喫し、直後に解任。ミュラーは後任となったハンジ・フリック監督(現バルセロナ)のもとで序列を回復し、最終的にこのシーズンのバイエルンはCL優勝を含む3冠“トレブル”を達成した。 2025.02.28 17:50 Fri
2

監督交代後もドルトムントの苦戦変わらず…今季の結果次第でコバチ監督は夏に去る可能性?

ドルトムントのニコ・コバチ監督(53)は、成績次第で今夏にクラブを去る可能性があるようだ。 今シーズンはクラブOBでもあったヌリ・シャヒン監督の下で臨むも、思うような成績を残せていなかったドルトムント。ブンデスリーガ、チャンピオンズリーグ(CL)での苦戦を受けて先月にシャヒン監督を解任すると、新たにコバチ監督が今年2月に就任した。 しかし、コバチ監督就任後もブンデスリーガ直近5試合は2勝3敗。順位は10位に低迷しており、トップ4とは差をつけられつつある。 ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、仮に目標を達成できなかった場合、コバチ監督は解任される可能性もある模様。その目標はチャンピオンズリーグ出場権獲得であり、最低でもヨーロッパリーグ出場権獲得は求められるようだ。 ドルトムントの現在のスカッドは、CL出場を前提に作られたもの。仮にそのCLに出られないとすれば、高給取りも多いチームは財政的に非常に大きな打撃となってしまうと報じられている。 ドルトムントは当初コバチ監督との早期の別れを予定しておらず、仮に解任となればすべてのコーチ陣に対して合計300万ユーロ(約4億8000万円)の違約金を支払う必要があるとのこと。また、コバチ監督に対してはそのほかに、基本給の50%に相当する退職金を支払う契約になっているようだ。ちなみにコバチ監督の給与は300万~400万ユーロとなっており、これは前任のシャヒン氏より高額だという。 ドルトムントはそのシャヒン氏や、2月に解任したテクニカル・ディレクターのスヴェン・ミスリンタート氏への違約金も支払っており、クラブの迷走がそのまま負担となってしまっている。 2025.03.11 12:05 Tue
3

追いつかれてドローのドルトムント、コバチ監督は「後半にコントロールを失った」と苦戦を認める

ドルトムントのニコ・コバチ監督が4日にホームで行われ、1-1で引き分けたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグ、リール戦を振り返った。 リーグフェーズ7位と躍進したリールとのベスト8進出を懸けた一戦。主導権争いが続く序盤となった中、22分にドルトムントはCKの流れからFWカリム・アデイェミが強烈なハーフボレー弾を決めて先制した。 その後、主導権を握ったドルトムントが追加点に迫るも、迎えた後半はリールの反撃を受けて68分に同点弾を許し、そのまま1-1でタイムアップとなった。 コバチ監督は後半の苦戦を認めた。 「前半は良いプレーができた。リールが非常に強いチームであることはわかっていたが、我々の方がチャンスが多く、試合へのアプローチも優れていた。しかし後半は自分たちのスタイルを押し通すことができず、簡単にボールを失ってしまった。プレーに多様性がなく、試合のペースを保てず波状攻撃に晒された。それでも受けたプレッシャーに比べればリールは同点ゴールを除いて本当のチャンスをあまり作れていなかった。2ndレグでは必要なことを達成できると確信している。勝利を掴むために幾つかの面で改善していくつもりだ」 2025.03.05 11:00 Wed
4

優勢ドローで初戦大勝活かしたドルトムントがベスト16進出! 守田英正が欠場のスポルティングは2戦連続無得点で敗退…【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグ、ドルトムントvsスポルティングCPが19日にBVBシュタディオン・ドルトムントで行われ、0-0のドローに終わった。この結果、2戦合計3-0としたドルトムントのベスト16進出が決まった。なお、スポルティングのMF守田英正は負傷欠場となった。 敵地での1stレグを3-0の快勝で終えて大きなアドバンテージを手にしたドルトムント。ただ、新体制移行後苦戦が続くブンデスリーガでは直近のボーフム戦を0-2で終えて連敗中。ラウンド16進出とともにリーグ敗戦のバウンスバックを期した今回のホームゲームではジューレに代えてリエルソンを起用した以外、同じスタメンを採用した。 一方、1stレグの大敗によって逆転突破に奇跡が必要となったスポルティング。だが、直近のアロウカ戦では2-2のドローに終わり、弾みを付けられず。さらに、守田に加え、ギョケレシュやトリンコンら多くの主力をケガで欠く苦しいメンバー構成で敵地での重要な一戦に臨んだ。 本来であれば、3点のビハインドを追うスポルティングが攻勢を仕掛けたいところだったが、ドルトムントがボールを保持する場面が多くホームチームがうまくスローテンポの展開を維持する。 序盤からボールを動かす場所は自陣や中盤が目立ったが、時間の経過とともにより深い位置まで前進。20分にはザビッツァーの鋭いミドルシュートでGKルイ・シウバにファインセーブを強いると、以降もアデイェミ、グロスとミドルレンジからのシュートでゴールへ迫っていく。 対するスポルティングは守備こそ粘り強くやっているものの、全く攻撃の形を作れない。さらに、前半終盤にはシモンエスの負傷でデバストのスクランブル投入を余儀なくされるなど、苦しいチームの現状を反映させる前半45分間となった。 ドルトムントの思惑通りの0-0で折り返した後半。リーグ戦への切り替えか、キャプテンのヒュルマンドに代えてブリトを投入したスポルティングに対して、ドルトムントもバイノー=ギッテンスに代えてバイアーをハーフタイム明けに投入。 後半も立ち上がりから押し込むドルトムントはアデイェミ、スベンソンの鋭いミドルシュートで先制点に迫るが、ここはGKルイ・シウバの好守に阻まれる。さらに、58分にはボックス内でアデイェミがルイ・シウバに倒されてPKを獲得するが、キッカーのギラシーが左下隅を狙って蹴ったシュートはルイ・シウバに完璧な読みと反応で阻止された。 その後、ニコ・コバチ監督は展開的に突破を確信したか、ギラシー、ブラントを下げてデュランヴィル、レイナの投入でゲームクローズをより意識。カウンターやセットプレーからゴールも目指したが、ジャンのヘディングでのゴールがオフサイドで取り消されるなど先制点が遠い。 後半最終盤にはアントン、ベンセバイニの投入で完全に逃げ切り態勢に入ったドルトムントは、スポルティングに一矢報いることも許さず。2試合連続のクリーンシートによって危なげなく突破を決めた。 ドルトムント 0-0(AGG:3-0) スポルティングCP 2025.02.20 04:41 Thu
5

復調気配で迎えるCLリール戦、ドルトムント再建中のコバチ監督「勝利が全てのサッカー選手に必要な薬」

ドルトムントのニコ・コバチ監督が4日にホームで行われるチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグのリール戦を前日に控えた会見に臨んだ。 ノックアウトフェーズ・プレーオフでスポルティングCPを下してラウンド16に勝ち上がったドルトムント。1月30日に就任したコバチ監督は公式戦ここ3試合無失点と守備を立て直し、ブンデスリーガでは2連勝としてリール戦を迎えた。 コバチ監督はまだまだ再建途中だとし、気を緩めていない。 「我々はまだ望むところ、実現できるところに到達していない。まだ改善の余地は大いにあるが、中間結果は良好だ。結果が出ているのは全て選手たちの努力の賜物だ。彼らは今、勝つこと以上に素晴らしいことはないと理解している。勝利が全てのサッカー選手に必要な薬だ。そして我々はまだそれをたくさん必要としている」 また、モナコで指揮を執っていたコバチ監督は対戦相手のリールについて以下のように述べた。 「リールはとてもうまく技術に優れている。ジェネシオ監督はバリエーションに富んだ攻撃的なサッカーをする。我々に高い集中力、強度、安定性を要求することになるだろう。手強い相手であることを覚悟しなければならない」 2025.03.04 14:30 Tue

ドルトムントの人気記事ランキング

1

トーマス・ミュラーがニコ・コバチ体制時代の不遇を簡潔に回想「移籍したかった」

バイエルンの元ドイツ代表MFトーマス・ミュラー(35)が、ドイツ紙『Spiegel』でニコ・コバチ監督時代の不遇を簡潔に振り返った。 バイエルンは2018-19シーズンから翌19-20シーズンの序盤まで、元クロアチア代表MFのニコ・コバチ氏(現ドルトムント)が指揮。18-19シーズンは国内2冠も、指揮官がミュラーやGKマヌエル・ノイアーら重鎮選手を掌握できていないと当時頻繁に報じられていた。 ミュラーは当時まだ30歳前後でプレーヤーとして脂が乗っており、ドイツ代表からも退けられてバイエルンに集中できていた時期。しかし、19-20シーズンに入ると、ニコ・コバチ監督からベンチスタートの命令が急増した。 また、指揮官は当時、ミュラーについて「緊急時に出場機会を伸ばすだろう」とメディア向けにコメント。“保険扱い”が波紋を呼んで各方面へ謝罪行脚も、やはりミュラーらとの関係性に問題があることを自ら露呈していた。 ミュラーは『Spiegel』のインタビューでこの頃を回想し、「クラブに対して『状況が変わらないなら冬に移籍する』と伝えた。クラブには『12月になったら話し合おう』と言われたが、実際に協議はしなかったよ。あの監督が去ったからね」と簡潔にコメント。 ニコ・コバチ監督は2019年11月のフランクフルト戦で1-5というショッキングな大敗を喫し、直後に解任。ミュラーは後任となったハンジ・フリック監督(現バルセロナ)のもとで序列を回復し、最終的にこのシーズンのバイエルンはCL優勝を含む3冠“トレブル”を達成した。 2025.02.28 17:50 Fri
2

【CLラウンド16・1stレグ・プレビュー①】ラ・リーガでも優勝を争う接戦必至のマドリード・ダービー

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグが4日と5日に行われる。ここでは4日に行われる1日目の4試合の展望を紹介していく。 ◆CLラウンド16・1stレグ① ▽3/4(火) 《26:45》 クラブ・ブルージュvsアストン・ビラ 《29:00》 レアル・マドリーvsアトレティコ・マドリー PSVvsアーセナル ドルトムントvsリール ◆8季ぶりのCLマドリード・ダービー《レアル・マドリーvsアトレティコ・マドリー》 ラウンド16進出を懸けたマンチェスター・シティとのプレーオフを連勝で勝ち上がった昨季王者レアル・マドリーと、リーグフェーズ5位でラウンド16ストレートインとしたアトレティコによるCLマドリード・ダービー。CLでの対戦は2016-17シーズンの準決勝以来、8シーズンぶりとなる。ラ・リーガでも優勝を争う両雄による大注目の一戦だ。 今季のラ・リーガでは既に対戦を終えており、いずれも1-1のドローと譲らない結果となっている中、直近の難敵との試合では明暗が分かれている。レアル・マドリーはMFベリンガムを引き続き出場停止で欠いた中、ベティスに逆転負け。公式戦8試合ぶりの敗戦を喫して大一番を迎えた。 一方、アスレティック・ビルバオにウノセロ勝利としたアトレティコはレアル・マドリーを交わして2位に浮上。公式戦10試合負けなしでダービーを迎えている。共にコパ・デル・レイでも準決勝まで勝ち上がっていることで週2試合ペースのハードな日程の中で戦うが、接戦必至のダービーを制すのはどちらになるか。 注目はリーグ戦ではここ2試合ゴールがないもののCLシティ戦での2戦でハットトリック含む4ゴールを挙げたFWムバッペ、公式戦ここ3試合連発中のFWアルバレスによるストライカー対決。ビッグマッチでチームを勝利に導くゴールを挙げるのはどちらのエースになるか。 ◆ここ4季で3度目の対戦《PSVvsアーセナル》 プレーオフでユベントスを延長戦の末に下したPSVと、リーグフェーズ3位でラウンド16ストレートインとしたアーセナルによるここ4シーズンで3度目の顔合わせ。 ユベントスとのホームでの2ndレグでは終始攻勢の展開とした中、延長戦でを押し切り、2季連続ラウンド16進出としたPSV。力のあるところを示した中、アーセナル相手にもがっぷりよつの戦いで応戦できるか。 一方、アーセナルはプレミアリーグここ2試合1分け1敗と躓き、首位リバプールとは13ポイント差を付けられて優勝の可能性がほぼ潰える状況に。残されたタイトルが現実的にCLのみとなった中、週末にはマンチェスター・ユナイテッド戦を控えるものの、PSV戦は戦力を集中させて必ず勝ち上がりたいところ。負傷によりアタッカーが引き続き不足しているが、乗り越えられるか。 ◆リーグフェーズではブルージュに軍配《クラブ・ブルージュvsアストン・ビラ》 プレーオフでアタランタに連勝し、前評判を覆す形で2季ぶりにラウンド16に進出したブルージュ。1stレグこそ幸運なPKがあって競り勝った内容だったが、敵地での2ndレグは効率的なカウンターが幾度も炸裂し、文句なしでの勝ち上がりを見せた。リーグフェーズ第4節で戦った際には1-0で勝利していたアストン・ビラを返り討ちにできるか。 一方、CL初出場ながらリーグフェーズ8位と大健闘し、ラウンド16ストレートインとしたアストン・ビラ。この冬にはFWラッシュフォード、FWアセンシオらビッグクラブさながらの大補強を敢行した。直近のプレミアリーグではクリスタル・パレスに4失点と自慢の堅守に綻びが見られるが、エメリ監督は修正してブルージュ戦に臨めるか。 ◆復調ドルトムントがリーグフェーズ大健闘のリールと対戦《ドルトムントvsリール》 敵地での1stレグで快勝したアドバンテージを生かし、スポルティングCPを退けてラウンド16に進出したドルトムントと、リーグフェーズ7位とサプライズを起こしたリールによる一戦。 コバチ監督就任によりチーム状態が上向きのドルトムント。ハードワークが徹底され、リーグ戦連勝、公式戦ここ3試合無失点と指揮官が思い描く試合運びができている。復調気配の中、リールを退けられるか。 一方、リーグフェーズでレアル・マドリーとアトレティコに勝利し、ユベントスに引き分ける大健闘を見せたリール。直近のパリ・サンジェルマン戦では1-4と惨敗したが、切り替えてドルトムント戦に臨めるか。 ◆CLラウンド16・1stレグ日程 ▽3/5(水) 《26:45》 フェイエノールトvsインテル 《29:00》 パリ・サンジェルマンvsリバプール バイエルンvsレバークーゼン ベンフィカvsバルセロナ 2025.03.04 18:00 Tue
3

ドルトムント先制もリールが追いつきホームの2ndレグへ【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグ、ドルトムントvsリールが4日に行われ、1-1で引き分けた。 ノックアウトフェーズのプレーオフでスポルティングCPを退けてラウンド16に進出したドルトムントと、リーグフェーズ7位とサプライズを起こしたリールによる一戦。 序盤の主導権争いを経て10分、バイノー=ギッテンスのスルーパスを受けたギラシーが際どいシュートを放ったドルトムントが22分に試合を動かす。 CKの流れからルーズボールをボックス手前左のアデイェミがハーフボレー。完璧に捉えた強烈なシュートがネットに突き刺さった。 先制後、流れを引き寄せるドルトムントは38分、シュロッターベックが右足で際どいミドルを放って追加点に迫った中、追加タイムにはCKからグロスがネットを揺らすもわずかにオフサイドに阻まれ、1点のリードで前半を終えた。 迎えた後半、構える入りとしたドルトムントに対し、ボールを持つリールは53分、中央突破からデイビッドがシュートを放って牽制。さらに63分にはエタン・ムバッペが直接狙ったFKが壁に入っていたブラントの手に当たっていたように見えたが、ノーファウル判定に。 それでも68分に追いつく。デイビッドのスルーパスに抜け出したハラルドソンがシュートを決めきった。 追いつかれたドルトムントは攻め手がないまま時間が経過。80分にはスベンソンがアンドレ・ゴメスのふくらはぎへの踏みつけチャージを受けて負傷交代するアクシデントに見舞われた中、1-1のままタイムアップ。 譲らずドローに終わり、来週行われる2ndレグに決着が委ねられることになった。 ドルトムント 1-1 リール 【ドルトムント】 カリム・アデイェミ(前22) 【リール】 ハコン・アルナル・ハラルドソン(後23) 2025.03.05 06:55 Wed
4

追いつかれてドローのドルトムント、コバチ監督は「後半にコントロールを失った」と苦戦を認める

ドルトムントのニコ・コバチ監督が4日にホームで行われ、1-1で引き分けたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグ、リール戦を振り返った。 リーグフェーズ7位と躍進したリールとのベスト8進出を懸けた一戦。主導権争いが続く序盤となった中、22分にドルトムントはCKの流れからFWカリム・アデイェミが強烈なハーフボレー弾を決めて先制した。 その後、主導権を握ったドルトムントが追加点に迫るも、迎えた後半はリールの反撃を受けて68分に同点弾を許し、そのまま1-1でタイムアップとなった。 コバチ監督は後半の苦戦を認めた。 「前半は良いプレーができた。リールが非常に強いチームであることはわかっていたが、我々の方がチャンスが多く、試合へのアプローチも優れていた。しかし後半は自分たちのスタイルを押し通すことができず、簡単にボールを失ってしまった。プレーに多様性がなく、試合のペースを保てず波状攻撃に晒された。それでも受けたプレッシャーに比べればリールは同点ゴールを除いて本当のチャンスをあまり作れていなかった。2ndレグでは必要なことを達成できると確信している。勝利を掴むために幾つかの面で改善していくつもりだ」 2025.03.05 11:00 Wed
5

CLリール再戦控えるドルトムント、主力投入もアウグスブルクとの中位対決に敗れて3連勝ならず【ブンデスリーガ】

ドルトムントは8日、ブンデスリーガ第25節でアウグスブルクをホームに迎え、0-1で敗れた。 前節ザンクト・パウリ戦を制して連勝とした10位ドルトムント(勝ち点35)は、4日前のチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグのリール戦では1-1の引き分けに持ち込まれた。4日後には再戦を控える中、3選手のみを変更。ザビッツァー、リエルソン、負傷したスベンソンに代えてエズジャン、ヤン・コウト、ベンセバイニを起用した。 3ポイント差の11位アウグスブルク(勝ち点32)に対し、押し込む入りとしたドルトムントだったが、23分に失点する。FKの流れからハウウェレーウにヘディングシュートを決められた。 追う展開となったドルトムントが引き続き押し込む流れとするも好機を生み出すには至らず1点ビハインドで前半を終えた。 迎えた後半、開始5分にショートコーナーの流れから追いつきかけたドルトムントだったが、シュロッターベックのヘッドでの落としをゴールに流し込んだブラントのポジションがVARの末オフサイドと判定されノーゴールに。 61分にはFKからエズジャンがオウンゴールを献上しかけたドルトムントだったが、ここはVARで相手にオフサイドがあり助かった。 救われたドルトムントは追加タイム2分、ザビッツァーのシュートが枠を捉えるも、ゴール前のギラシーがコースを変えにいってボールは枠外へ。 ザビッツァーとギラシーが言い合いになる不穏な空気の中、0-1のまま敗戦。リーグ戦3連勝はならず、CLリール戦に向かうことになった。 ドルトムント 0-1 アウグスブルク 【アウグスブルク】 ジェフリー・ハウウェレーウ(前23) 2025.03.09 08:41 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly