それでも試合は続く…/原ゆみこのマドリッド
2024.11.05 21:30 Tue
豪雨災害に寄附するアトレティコのファン[写真=原ゆみこ]
「間が悪くて気の毒よね」そんな風に私が同情していたのは月曜日、レアル・マドリーTVの中継で見ていたCLミラン戦前日記者会見で、アンチェロッティ監督が試合の話をほとんどしなかったことに気がついた時のことでした。いやあ、スペインは先週火曜、バレンシア地方を中心に古今未曾有の集中ゲリラ豪雨に襲われて、死者200名以上の犠牲を伴う洪水が各所に大被害をもたらしたんですけどね。水は引いても、現地は市街の清掃や行方不明者の捜索などで大わらわ、メスタジャ(バレンシアのホーム)やシゥタット・デ・バレンシア(同レバンテ)などは真っ先に支援物資の収集、仕分け、配送基地として使われることに。
週末前にマドリー戦の延期が決まっていたバレンシアの選手たちもその手伝いに出ていたんですが、うーん、確かに大規模な自然災害だったとはいえ、マドリッドなど雨すら降らずと、スペイン全土が被災した訳じゃありませんからね。サッカー協会やラ・リーガもバレンシア地方で開催される、もしくは当地のクラブが関わる試合以外のミッドウィークのコパ・デル・レイ1回戦や週末のリーガ12節を予定通りにプレーすることにしたところ、ええ、時間が経つにつれ、被害規模の凄まじさが明らかになってきたこともあるんでしょう。
とりわけ先週末の試合前後にはマイクを向けられた全ての監督、選手たちが口を揃えて、「Ningún partido se debería haber jugado/ニングン・パルティードー・セ・デベリア・アベール・フガードー(1つの試合もプレーすべきではなかった)」と、12節そのものを延期にしなかったことを批判することに。当然ながら、翌月曜に会見に挑んだアンチェロッティ監督も同じ流れで、「El sentimiento es hablar lo menos posible de fútbol/エル・センティミエントー・エス・アブラル・ロ・メノス・ポシーブレ・デ・フトボル(感情的にはサッカーのことはできる限り話したくない)。ウチには重要でスペシャルなミラン戦があるが、今は副次的にすぎない」と言っていたんですが、でもお…。
だってえ、ミランと言えば、アンチェロッティ監督が現役時代5年間プレーして、CLに2度優勝。指揮官としても8年間過ごし、その時にもCL2回優勝と、マドリー時代の3回を合わせ、監督個人として最多の5回優勝記録の一部と成す、当人にとって、思い入れのあるチームなんですよ。それが、ほとんど相手についても語られることなく、ええ、月曜のマルカ(スポーツ紙)などもCL前日のマドリー情報がたったの2ページだけ、しかもアンチェロッティ監督の選手時代のミランの同僚、ルート・フリットのインタビューだけで驚かされたんですけどね。
おかげでアンチェロッティ監督が35年前、マドリーに5-0と大勝した試合で先制ゴールを挙げていたなんてこともわかったんですが、今はとにかく、「El fútbol tiene que parar/エル・フトボル・ティエネ・ケ・パラール(サッカーは止まらないといけない)。一番大事なのはサッカーではなく、人の命だからだ」(アンチェロッティ監督)と言われてしまっては、一言も返せませんって。それでも火曜の午後9時(日本時間翌午前5時)、サンティアゴ・ベルナベウでミラン戦はキックオフとなるため、一応、おさらいだけしておくと、マドリーの直近の試合は10日前のリーガクラシコ(伝統の一戦)。
朗報は同じくドルトムント戦で負傷したロドリゴが早くも復帰していることで、彼もCL土壇場ゴールが得意なFWですからね。相手は古巣への恩返しに燃えているモラタを筆頭に、更にアトレティコのカンテラーノ(Bチーム出身の選手)でもあったテオやビジャレアルにいたチュクワゼら、知った顔もいるチームなので、それなりに面白い試合になりそうですが、え?モラタはまた、ベルナベウのファンからpito(ピト/ブーイング)を浴びるんじゃないかって?まあ、その可能性は否定できませんが、彼もエムバペもこの試合ではオフサイドじゃないゴールを挙げられるといいですよね。
その一方で、先週末に試合をしたマドリッド勢の結果も報告しておくと、土曜はラ・セラミカでのビジャレアルvsラージョ戦も延期になってしまったため、レガネスだけがプレー。モンティリビでの一戦は誰もが予想もしなかった撃ち合いとなり、ええ、前半21分にミゲール・グティエレスがGKドミトロビッチに当たって入るシュートを決め、先制点を奪われたものの、その3分後にはタピアがエリア前から決めて同点に。ジローナは31分にもミゲール・グティエレスのクロスから、アルナウのヘッドでリードしたんですが、これも41分には絶好調ファン・クルスのゴールにより、前半は2-2で終わります。
後半も先手を取ったのはミチェル監督のチームで、いやあ、17分にはナスタシッチがミオフスキをエリア内ギリギリのところで倒してしまってねえ。殊勲のPK獲得の当人が蹴るのかと思いきや、その場でストウアーニと交代となり、ウルグアイ人のベテランFWが3点目をゲット。おまけに28分にはブリントのクロスをキャプテンのセルヒオ・ゴンサレスがオウンゴールにしてしまったため、私もほぼ諦めていたんですが、レガネスも交代出場のムニルが41分にエリア外からのgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)で3点目を挙げているって、もしや前節3-0で勝ったセルタ戦から、ボルハ・ヒメネス監督のチームはいきなりゴール豊穣期に入った?
いえ、最後はあと1点が足らず、4-3で負けてしまったんですけどね。監督も「Es muy difícil puntuar cuando recibes cuatro goles, como es complicado anotar tres y no llevarte nada/エス・ムイ・ディフィシル・プントゥアル・クアンドー・レシベス・クアトロ・ゴーレス、コモ・エス・コンプリカードー・アノタル・トレス・イ・ノー・ジェバールテ・ナーダ(4失点しながら、勝ち点を得るのはとても難しい。3得点して、何も得られないのと同様にね)」と言っていましたが、基本的に地味なスコアラインが多い弟分にしては、大した健闘ぶりだったかと。しかもこの試合、ハラー、ディエゴ・ガルシアの負傷で、CFがミゲール・デ・ラ・フエンテしからいなかったにも関わらず、3点も取れたとなれば、ブタルケに戻って来る土曜のセビージャ戦ではちょっと、期待してもいいかも。
そして日曜は兄貴分アトレティコの番となり、午後2時の明るいメトロポリターノでラス・パルマス戦だったんですが、キックオフ前にはこちらでもバレンシアへの支援活動が行われ、計55トンの食料、日用品などの物資が集まったのだとか。もちろんピッチでも犠牲者への黙祷が捧げられ、バレンシア州歌が流れたりしたんですが、やはりこの日もフレンテ・アトレティコ(ウルトラのグループ)の応援ストは継続中。いやあ、本家マドリーダービーで起きたGKクルトワへの物投げ込み騒動のせいで、フォンド・スール(南側ゴール裏)1階席の閉鎖処分が課された兄弟分ダービー、レガネス戦には勝ったものの、今季最初の応援ストとなったCLリール戦では、他のスタンドのファンたちが懸命に声援。クラブ歌合唱などで励まされながらも、1-3の悲惨な逆転負けを喰らってしまいましたからね。
その上、続くアウェイのベティス戦ではチーム全員が鬼のようなボールロストマシンと化し、1-0で敗戦。「Cualquier crítica es justa porque no se jugó, no hubo actitud/ウアルキエル・クリティカ・エス・フスタ・ポルケ・ノー・セ・フゴ、ノー・ウボ・アクティトゥッド(ウチはプレーせず、やる気もなかったのだから、どんな批判も正しい)」とシメオネ監督まで認めていた醜態をさらしてきたばかりだったため、この日の場内はかなり静か。むしろ終始、ビジター区画のここ3試合、ディエゴ・マルティネス監督になってから、3連勝で希望を取り戻したラス・パルマスファンの応援の声の方が通っていたぐらいだったんですが、それでもアトレティコは何とか、踏みとどまることができたんですよ。
そのキッカケになったのはまさにシメオネ監督の三男、ジュリアーノで、ええ、前半30分過ぎぐらいまでは負傷から復帰したバリオスが3度程、シュートを撃っていたのが目についたぐらいだったんですけどね。何と37分、モリーナが自陣から放ったロングボールを追って、敵陣に切り込んだジュリアーノがゴール前右側からシュート。それが10分程前に同じような位置から、GKシレッセンに弾かれたのに学んだか、今度はファーサイドに蹴って、先制点を挙げてくれたとなれば、一気にスタンドに火が点いたのは当然だったかと。
更にロスタイムにはバリオスのラストパスから、グリーズマンのシュートがゴールバーを叩くなんてこともあったものの、そのまま1-0でハーフタイムに入ったんですが、ええ、木曜のコパ1回戦でもベストメンバー総動員で終盤に0-2として、やっとこビック(地方リーグ1部/実質6部)に勝ってきた彼らですからね。今週はCL4節のPSG戦もあるとあって、後半頭からは久々の出場だったバリオス、そしてサムエル・リノをデ・パウル、ギャラガーに代え、シメオネ監督はプレー時間の調整を図っていたんですが、逆にラス・パルマスは6分にシレッセンが突っ込んできたモリーナに頭を蹴られ、15分には脳震盪で担架退場になるというアクシデントが発生。
とはいえ、相手のGKがホルカに代わっても、なかなかアトレティコが敵エリアに近づくことはなかったため、また後半終盤に追いつかれたレアル・ソシエダ戦の二の舞にならないか、私も心配しながら見守っていたんですけどね。20分にはフリアン・アルバレスとグリーズマンもPSG戦に備えて、セルロートとコレアに交代。幸い、この日のラス・パルマスは前半に1度、シュートがあっただけで、あとはおとなしかったため、このまま1-0で終わるんだろうと思いかけていた38分…。
たまに、アトレティコではほんのたまに出るデ・パウルの絶妙なスルーパスがセンターラインからセルロートに届いたんですよ。このところ、シュートに失敗することの多かったノルウェー人FWですが、エリア内に入ってすぐに撃ったボールがネットを突き刺し、とうとう2点差になったとなれば、もうこっちのもんですって。それでもシメオネ監督は頭部打撲で選手が交代した時の特例を活用し、すぐその後にはジュリアーノに加え、ガランまでレイニウドとビッツェルに代え、守備固めで6人目枠を使いきっていましたけどね。ただ、この2-0の勝利をもって、アトレティコのミニクライシスは終了。自信を持って、水曜午後9時からのPSG戦に挑めるのかというと…。
いやあ、とてもとても。だってえ、ルイス・エンリケ監督とのチームとはスタッド・ド・プランスで対戦するんですよ。昨季から筋金入りのアウェイ弱者の彼らでもこの4節、そして5節のスパルタ・プラハ戦と続く遠征を、せめて引分けで済ますことができれば、6節のスラビア・ブラスティラバ戦にメトロポリターノで勝って、現在、敗退順位の27位を16強対決プレーオフ圏の24位以上に這い上がれる期待も抱けるかと思いますが、こればっかりはねえ。ちなみにパリでの試合ではこのラス・パルマス戦で復帰したバリオス、ラングレは当てにできるものの、まだ、ル・ノルマン、ジョレンテ、アスピリクエタ、レマスはリハビリ中。何かもう、最近は私も近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)で観戦するのが億劫で仕方ないんですよね。
そして月曜夜にはヘタフェがバライドスでセルタと対戦したんですが、残念ながら、前節はお隣さんのレガネスが快勝した相手に負けてしまうことに。いえ、前半早々の7分にイアゴ・アスパスのクロスをドゥビカスにフリーでヘッドを決められてしまったのは、どこから見ても守備ミスなんですけどね。問題はこの日、ボルダラス監督には使えるCFがアルバロ・ロドリゲスしかおらず、再びボランチのウチェをスタメン1トップに配置せざるを得なかったこと。31分にジェネが負傷交代となったのを利用して、アルバロとウチェの2トップにしたものの、とにかくゴールが遠くてねえ。
おまけに後半20分には途中出場のCBバロカルが2枚目のイエローカードをもらって退場になったため、いえ、何度もセルタの追加点のチャンスを凌ぎ、最後まで粘ってはいたんですけどね。さすがにビジャレアル戦、バレンシア戦に続く、3度目の終盤のPK獲得による同点の奇跡は起こらず、そのまま1-0で試合は終了です。まあ、それでも16位と降格圏には落ちてはいませんからね。ジローナを迎える日曜はコリセウムでお隣さんのリベンジをしてあげるのもいいかと思いますが…そうそう、来週木曜に延期されていたヘタフェのコパ1回戦、マニセス(地方リーグ)戦は今月26日(火)に再延期が決定。その頃までには少しでもバレンシア地方の復旧も進んでいてくれることを、私も祈るばかりです。
週末前にマドリー戦の延期が決まっていたバレンシアの選手たちもその手伝いに出ていたんですが、うーん、確かに大規模な自然災害だったとはいえ、マドリッドなど雨すら降らずと、スペイン全土が被災した訳じゃありませんからね。サッカー協会やラ・リーガもバレンシア地方で開催される、もしくは当地のクラブが関わる試合以外のミッドウィークのコパ・デル・レイ1回戦や週末のリーガ12節を予定通りにプレーすることにしたところ、ええ、時間が経つにつれ、被害規模の凄まじさが明らかになってきたこともあるんでしょう。
とりわけ先週末の試合前後にはマイクを向けられた全ての監督、選手たちが口を揃えて、「Ningún partido se debería haber jugado/ニングン・パルティードー・セ・デベリア・アベール・フガードー(1つの試合もプレーすべきではなかった)」と、12節そのものを延期にしなかったことを批判することに。当然ながら、翌月曜に会見に挑んだアンチェロッティ監督も同じ流れで、「El sentimiento es hablar lo menos posible de fútbol/エル・センティミエントー・エス・アブラル・ロ・メノス・ポシーブレ・デ・フトボル(感情的にはサッカーのことはできる限り話したくない)。ウチには重要でスペシャルなミラン戦があるが、今は副次的にすぎない」と言っていたんですが、でもお…。
おかげでアンチェロッティ監督が35年前、マドリーに5-0と大勝した試合で先制ゴールを挙げていたなんてこともわかったんですが、今はとにかく、「El fútbol tiene que parar/エル・フトボル・ティエネ・ケ・パラール(サッカーは止まらないといけない)。一番大事なのはサッカーではなく、人の命だからだ」(アンチェロッティ監督)と言われてしまっては、一言も返せませんって。それでも火曜の午後9時(日本時間翌午前5時)、サンティアゴ・ベルナベウでミラン戦はキックオフとなるため、一応、おさらいだけしておくと、マドリーの直近の試合は10日前のリーガクラシコ(伝統の一戦)。
いやあ、それがホームで0-4の大敗を喫し、首位バルサに勝ち点6差つけられるというショックな結果だったんですけどね。その前の試合、CL3節ドルトムント戦では2点のビハインドから、後半に5点を挙げて、5-2勝利という定番のremontada(レモンターダ/逆転劇)を披露したように、十八番の大会でのマドリーは別物。ここまで2勝1敗で12位と、決勝トーナメント16強対決に直接進出できる9位まであとちょっとあって、張り切っているのは間違いないないかと。もちろん、先週月曜には確定と言われていたバロンドール賞を逃し、失意のビニシウスもリベンジに燃えているはずですが、懸念はこの試合にはまだ、GKクルトワが戻って来られないこと。
朗報は同じくドルトムント戦で負傷したロドリゴが早くも復帰していることで、彼もCL土壇場ゴールが得意なFWですからね。相手は古巣への恩返しに燃えているモラタを筆頭に、更にアトレティコのカンテラーノ(Bチーム出身の選手)でもあったテオやビジャレアルにいたチュクワゼら、知った顔もいるチームなので、それなりに面白い試合になりそうですが、え?モラタはまた、ベルナベウのファンからpito(ピト/ブーイング)を浴びるんじゃないかって?まあ、その可能性は否定できませんが、彼もエムバペもこの試合ではオフサイドじゃないゴールを挙げられるといいですよね。
その一方で、先週末に試合をしたマドリッド勢の結果も報告しておくと、土曜はラ・セラミカでのビジャレアルvsラージョ戦も延期になってしまったため、レガネスだけがプレー。モンティリビでの一戦は誰もが予想もしなかった撃ち合いとなり、ええ、前半21分にミゲール・グティエレスがGKドミトロビッチに当たって入るシュートを決め、先制点を奪われたものの、その3分後にはタピアがエリア前から決めて同点に。ジローナは31分にもミゲール・グティエレスのクロスから、アルナウのヘッドでリードしたんですが、これも41分には絶好調ファン・クルスのゴールにより、前半は2-2で終わります。
後半も先手を取ったのはミチェル監督のチームで、いやあ、17分にはナスタシッチがミオフスキをエリア内ギリギリのところで倒してしまってねえ。殊勲のPK獲得の当人が蹴るのかと思いきや、その場でストウアーニと交代となり、ウルグアイ人のベテランFWが3点目をゲット。おまけに28分にはブリントのクロスをキャプテンのセルヒオ・ゴンサレスがオウンゴールにしてしまったため、私もほぼ諦めていたんですが、レガネスも交代出場のムニルが41分にエリア外からのgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)で3点目を挙げているって、もしや前節3-0で勝ったセルタ戦から、ボルハ・ヒメネス監督のチームはいきなりゴール豊穣期に入った?
いえ、最後はあと1点が足らず、4-3で負けてしまったんですけどね。監督も「Es muy difícil puntuar cuando recibes cuatro goles, como es complicado anotar tres y no llevarte nada/エス・ムイ・ディフィシル・プントゥアル・クアンドー・レシベス・クアトロ・ゴーレス、コモ・エス・コンプリカードー・アノタル・トレス・イ・ノー・ジェバールテ・ナーダ(4失点しながら、勝ち点を得るのはとても難しい。3得点して、何も得られないのと同様にね)」と言っていましたが、基本的に地味なスコアラインが多い弟分にしては、大した健闘ぶりだったかと。しかもこの試合、ハラー、ディエゴ・ガルシアの負傷で、CFがミゲール・デ・ラ・フエンテしからいなかったにも関わらず、3点も取れたとなれば、ブタルケに戻って来る土曜のセビージャ戦ではちょっと、期待してもいいかも。
そして日曜は兄貴分アトレティコの番となり、午後2時の明るいメトロポリターノでラス・パルマス戦だったんですが、キックオフ前にはこちらでもバレンシアへの支援活動が行われ、計55トンの食料、日用品などの物資が集まったのだとか。もちろんピッチでも犠牲者への黙祷が捧げられ、バレンシア州歌が流れたりしたんですが、やはりこの日もフレンテ・アトレティコ(ウルトラのグループ)の応援ストは継続中。いやあ、本家マドリーダービーで起きたGKクルトワへの物投げ込み騒動のせいで、フォンド・スール(南側ゴール裏)1階席の閉鎖処分が課された兄弟分ダービー、レガネス戦には勝ったものの、今季最初の応援ストとなったCLリール戦では、他のスタンドのファンたちが懸命に声援。クラブ歌合唱などで励まされながらも、1-3の悲惨な逆転負けを喰らってしまいましたからね。
その上、続くアウェイのベティス戦ではチーム全員が鬼のようなボールロストマシンと化し、1-0で敗戦。「Cualquier crítica es justa porque no se jugó, no hubo actitud/ウアルキエル・クリティカ・エス・フスタ・ポルケ・ノー・セ・フゴ、ノー・ウボ・アクティトゥッド(ウチはプレーせず、やる気もなかったのだから、どんな批判も正しい)」とシメオネ監督まで認めていた醜態をさらしてきたばかりだったため、この日の場内はかなり静か。むしろ終始、ビジター区画のここ3試合、ディエゴ・マルティネス監督になってから、3連勝で希望を取り戻したラス・パルマスファンの応援の声の方が通っていたぐらいだったんですが、それでもアトレティコは何とか、踏みとどまることができたんですよ。
そのキッカケになったのはまさにシメオネ監督の三男、ジュリアーノで、ええ、前半30分過ぎぐらいまでは負傷から復帰したバリオスが3度程、シュートを撃っていたのが目についたぐらいだったんですけどね。何と37分、モリーナが自陣から放ったロングボールを追って、敵陣に切り込んだジュリアーノがゴール前右側からシュート。それが10分程前に同じような位置から、GKシレッセンに弾かれたのに学んだか、今度はファーサイドに蹴って、先制点を挙げてくれたとなれば、一気にスタンドに火が点いたのは当然だったかと。
更にロスタイムにはバリオスのラストパスから、グリーズマンのシュートがゴールバーを叩くなんてこともあったものの、そのまま1-0でハーフタイムに入ったんですが、ええ、木曜のコパ1回戦でもベストメンバー総動員で終盤に0-2として、やっとこビック(地方リーグ1部/実質6部)に勝ってきた彼らですからね。今週はCL4節のPSG戦もあるとあって、後半頭からは久々の出場だったバリオス、そしてサムエル・リノをデ・パウル、ギャラガーに代え、シメオネ監督はプレー時間の調整を図っていたんですが、逆にラス・パルマスは6分にシレッセンが突っ込んできたモリーナに頭を蹴られ、15分には脳震盪で担架退場になるというアクシデントが発生。
とはいえ、相手のGKがホルカに代わっても、なかなかアトレティコが敵エリアに近づくことはなかったため、また後半終盤に追いつかれたレアル・ソシエダ戦の二の舞にならないか、私も心配しながら見守っていたんですけどね。20分にはフリアン・アルバレスとグリーズマンもPSG戦に備えて、セルロートとコレアに交代。幸い、この日のラス・パルマスは前半に1度、シュートがあっただけで、あとはおとなしかったため、このまま1-0で終わるんだろうと思いかけていた38分…。
たまに、アトレティコではほんのたまに出るデ・パウルの絶妙なスルーパスがセンターラインからセルロートに届いたんですよ。このところ、シュートに失敗することの多かったノルウェー人FWですが、エリア内に入ってすぐに撃ったボールがネットを突き刺し、とうとう2点差になったとなれば、もうこっちのもんですって。それでもシメオネ監督は頭部打撲で選手が交代した時の特例を活用し、すぐその後にはジュリアーノに加え、ガランまでレイニウドとビッツェルに代え、守備固めで6人目枠を使いきっていましたけどね。ただ、この2-0の勝利をもって、アトレティコのミニクライシスは終了。自信を持って、水曜午後9時からのPSG戦に挑めるのかというと…。
いやあ、とてもとても。だってえ、ルイス・エンリケ監督とのチームとはスタッド・ド・プランスで対戦するんですよ。昨季から筋金入りのアウェイ弱者の彼らでもこの4節、そして5節のスパルタ・プラハ戦と続く遠征を、せめて引分けで済ますことができれば、6節のスラビア・ブラスティラバ戦にメトロポリターノで勝って、現在、敗退順位の27位を16強対決プレーオフ圏の24位以上に這い上がれる期待も抱けるかと思いますが、こればっかりはねえ。ちなみにパリでの試合ではこのラス・パルマス戦で復帰したバリオス、ラングレは当てにできるものの、まだ、ル・ノルマン、ジョレンテ、アスピリクエタ、レマスはリハビリ中。何かもう、最近は私も近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)で観戦するのが億劫で仕方ないんですよね。
そして月曜夜にはヘタフェがバライドスでセルタと対戦したんですが、残念ながら、前節はお隣さんのレガネスが快勝した相手に負けてしまうことに。いえ、前半早々の7分にイアゴ・アスパスのクロスをドゥビカスにフリーでヘッドを決められてしまったのは、どこから見ても守備ミスなんですけどね。問題はこの日、ボルダラス監督には使えるCFがアルバロ・ロドリゲスしかおらず、再びボランチのウチェをスタメン1トップに配置せざるを得なかったこと。31分にジェネが負傷交代となったのを利用して、アルバロとウチェの2トップにしたものの、とにかくゴールが遠くてねえ。
おまけに後半20分には途中出場のCBバロカルが2枚目のイエローカードをもらって退場になったため、いえ、何度もセルタの追加点のチャンスを凌ぎ、最後まで粘ってはいたんですけどね。さすがにビジャレアル戦、バレンシア戦に続く、3度目の終盤のPK獲得による同点の奇跡は起こらず、そのまま1-0で試合は終了です。まあ、それでも16位と降格圏には落ちてはいませんからね。ジローナを迎える日曜はコリセウムでお隣さんのリベンジをしてあげるのもいいかと思いますが…そうそう、来週木曜に延期されていたヘタフェのコパ1回戦、マニセス(地方リーグ)戦は今月26日(火)に再延期が決定。その頃までには少しでもバレンシア地方の復旧も進んでいてくれることを、私も祈るばかりです。
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チャンピオンズリーグ(CL)のノックアウトフェーズ・プレーオフが19日に終了。この結果、ラウンド16に進出する16チームが決定した。 新フォーマットで開催されている今大会のCLでは、リーグフェーズで上位8チームに入ったリバプール、バルセロナ、アーセナル、インテル、アトレティコ・マドリー、レバークーゼン、リール、アストン・ビラのラウンド16ストレートインが決定。 さらに、9位~24位の16チームの間で争われたプレーオフを制したバイエルン、フェイエノールト、クラブ・ブルージュ、ベンフィカ、ドルトムント、レアル・マドリー、パリ・サンジェルマン(PSG)、PSVがベスト16入りを決めた。 国別ではイングランド、スペイン、ドイツの3クラブが最多。日本人選手では遠藤航(リバプール)、冨安健洋(アーセナル)、伊藤洋輝(バイエルン)、上田綺世(フェイエノールト)の4選手が勝ち残っている。 なお、リーグフェーズの順位によってラウンド16の組み合わせの大枠は決まっているが、正式な対戦カードは21日に行われる抽選会で決定。その後、1stレグが3月4.5日、2ndレグが同11.12日に開催予定だ。 ◆CLラウンド16 暫定対戦カード パリ・サンジェルマン(15位) vs リバプール(1位)orバルセロナ(2位) クラブ・ブルージュ(24位) vs リール(7位)orアストン・ビラ(8位) レアル・マドリー(11位) vs アトレティコ(5位)orレバークーゼン(6位) PSV(14位) vs アーセナル(3位)orインテル(4位) フェイエノールト(19位) vs インテル(4位)orアーセナル(3位) バイエルン(12位) vs レバークーゼン(6位)orアトレティコ(5位) ドルトムント(10位) vs アストン・ビラ(8位)orリール(7位) ベンフィカ(16位) vs バルセロナ(2位)orリバプール(1位) ※()内はリーグフェーズ順位 2025.02.20 07:42 Thu2
一番信用ならないチームは…/原ゆみこのマドリッド
「やっと平常モードに戻ったわね」そんな風に私が懐かしさを覚えていたのは月曜日。レアル・マドリーがリスボンに到着する映像をお昼のニュースで見た時のことでした。ここ2週間、スペインサッカー界のミッドウィークはコパ・デル・レイ開催だったため、マドリッド勢で試合があったのはアトレティコだけでした。対照的に16強対決でアルバセテ(2部)に敗退したお隣さんは平日中、みっちりバルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場でトレーニングに明け暮れていたんですが、それだとやっぱり、話題があまりなくて……。 ようやく今週になって、火曜日午後9時(日本時間翌午前5時)にベンフィカとのCLノックアウトステージプレーオフ1stレグがやって来たため、週2試合ペースに戻ったんですが、怖いのは来週水曜日にベルナベウで開催される2ndレグで万が一、敗退するようだと、マドリーの今季はもうリーガだけ、シーズン終了まで週1試合ペースが続くことになります。 1月28日のCLリーグフェーズ最終節でそのマドリーに4-2で勝利。しかも後半アディショナルタイムの全員攻撃でGKトゥルビンが決めたヘッドのおかげで、プレーオフ出場圏の末席に滑り込めたベンフィカのモウリーニョ監督は、「Me gustaría mucho eliminar al Madrid, y que Arbeloa gane la Liga/メ・グスタリア・ムーチョ・エリミナール・アル・マドリッド、イ・ケ・アルベロア・ガネ・ラ・リーガ(私はマドリーを敗退させたい。そしてアルベロアはリーガ優勝するように)」と言っていたんですけどね。 でもCL早期敗敗退となると、アルベロア監督の来季続投が怪しくなってきて……。当人は試合前日記者会見で否定していたんですけどね。あと1年ベンフィカと契約がありながら、違約金を払わず退団できる条項が付いているため、モウリーニョ監督がマドリーに戻って来る可能性もあるなんて話も出て来たりするんですが、それは勘弁。グアルディオラ監督時代のバルサとのあんな刺々しい雰囲気はもう味わいたくないですって。 ちなみにマドリーのこの試合の欠場者はリハビリ中のミリトン、ベリンガム、そして前回のダ・ルス訪問で退場処分を受けたロドリゴとアセンシオ。それでも土曜日のリーガでリュディガー、トレントが先発復帰、カルバハルも途中出場したため、バルベルデが右SBから中盤に戻る今回はきっと、あんなザル守備にはならないと思いますが……。 CLはちょっと脇に置いておくことにして、先に週末にあったリーガ24節のマドリッド勢がどうだったか、お伝えしていくことにすると。先陣を切ったのは前節、ようやく8試合ぶりに白星を挙げた弟分のヘタフェで、コリセウムに上位のビジャレアルを迎えたんですが、やっぱり勝利は選手たちの自信になるんですかね。この日は前半終盤にベイガにエリア内で倒されてサトリアーノがPKを獲得すると、アランバリが決めて先制。53分にも冬の市場で一緒に来たFWの同僚、もう2得点しているルイス・バスケス(アンデルレヒトから移籍))に遅れをとっていたサトリアーノ(同オリンピック・リヨン)が、ファン・イグレシアスのクロスをヘッドで決め、ヘタフェを2点リードに導くと、反撃を75分のミカウターゼの一発だけに抑えて、2-1で勝っているんですから、嬉しいじゃないですか。 これには直近のセルタ戦でスコアレスドローだった時は、pito(ピト/ブーイング)まで聞こえるようになっていたコリセウムのファンも大満足したはずですが、ヘタフェに来るレベルですし、新しいFWたちは決してゴール量産タイプではないんですけどね。ボルダラス監督によると、「Son chicos que venían de tener pocos minutos en sus equipos y poco protagonismo/ソン・チコス・ケ・ベニアン・デ・テネール・ポコス・ミヌートス・エン・スス・エキポス・イ・ポコ・プロタゴニスモ(前のチームではプレー時間も、主役を張る機会もあまりなかった選手たち)だが、やる気は満々だ」そうで、それってゴール不足で苦しんいたヘタフェは補強に成功したと言っていい? おかげで順位も11位という安全圏を維持した彼らだったんですけど、まだ降格圏との差は勝ち点5ですからね。ホーム連戦となる日曜日のセビージャ戦でもこの調子を続けて、早いところ、残留目安の勝ち点40以上に到達してもらいたいところ。 そして土曜日の夜にはベルナベウに行ったんですが、ようやく暴風雨季が去ったのか、いつ以来でしょうかね、傘を持たずに外出できたのは。それだけでも気が楽だったんですが、この日のマドリーは相手にも恵まれました。ミッドウィークフリーだった彼らと違い、レアル・ソシエダは水曜日にコパ準決勝1stレグをアスレティックとプレーしていて、サン・マメスでの激戦を0ー1で制したものの、やはり疲労が溜まっている選手がいたんですね。マテラッツオ監督はその試合から、5人のスタメンをローテーション。 マドリーの方はエムバペが意表を突いて、ベンチスタートとなったんですが、ゴンサロは彼がピッチにいないとゴールを入れますね。開始5分にはもう、先発復帰したトレントのラストパスをカンテラーノ(RMカスティージャ出身の選手)が流し込んで、先制しているんですから、偉いじゃないですか。でもねえ、そのリードは長続きせず、20分にはハイセンがソレルのパスを追ったエレーラをエリア内で倒し、ペナルティを取られてしまったから、さあ大変。 おかげでオジャルサバルのPKで同点になった後、この日は静かだったスタンドからハイセンにブーイングが飛んでいたんですが、大丈夫。というのもその4分後にはもう、ソシエダがペナルティ返しをしてきたから。アランブルがヴィニシウスをエリア内左奥で倒して、その当人がPKを決めると、25分には再びマドリーがリード。すると31分にもカマヴィンガ、カレラスと繋いだボールを右SBから解放されたバルベルデが撃ち込んで、アディショナルタイムのゴンサロのゴール前からのシュートは外れてしまったものの、3ー1でハーフタイムに入ったとなれば、もう大船に乗った気でいていい? そして後半も再び、アランブルがヴィニシウスをエリア内で倒し、48分にはキッカーもリピートで4点目が入ったため、アルベロア監督は膝に問題のあるエムバペを「para que en Lisboa empiece desde el principio/パラ・ケ・エン・リスボア・エンピエセ・デスデ・エル・プリンシピオ(リスボンで先発できるように)」温存。さらに60分にはトレントをカルバハルに、リュディガーをアラバにと負傷から戻って来た選手の足慣らしをさせたり、バルベルデ、カマヴィンガ、チュアメニと中盤の鍵になる選手たちにもお休みを与えることができましたからね。 おまけにこの4ー1勝利のおかげで、リーガ8連勝としたマドリーは、月曜日にバルサがジローナに2ー1のビックリ敗戦をしたため、とうとう勝ち点差2とつけて首位に立つことに。まさに「Hemos hecho una gran semana de entrenamientos y se ha reflejado en el campo/エモス・エッチョー・ウナ・グラン・セマーナ・デ・エントレナミエントー・イ・セ・ア・レフレハードー・エン・エル・カンポ(ウチは素晴らしい練習の1週間を過ごし、それがピッチに反映された)」感じでしたが、さて。今はこれがベンフィカにリベンジするのにも有効なことを祈るばかりでしょうか。 そして日曜日はラージョとアトレティコの兄弟分ダービー。快晴の中、明るい時間にブタルケに行けたのはラッキーだったんですけどね。エスタディオ・バジェカスでなく、2部の弟分レガネスのホームでの開催になったのは、1節前のオビエド戦が芝を貼り替えたばかりのピッチが悪天候のせいで使いものにならず、当日延期となった後、ラ・リーガがギリギリまで待ってくれず。アトレティコ戦もバジェカスでは開催不可とされ、ブタルケを借りることになったからなんですが、これもひどい話で、アボナードー(年間指定席保有者)は土曜日限定で、スタジアムよりメトロ1号線でもっと南に行ったところにある練習場まで、チケットを引き取りに行かないといけなくてねえ。 元々、ダービーはハイリスクな試合とされ、チケットの当日販売もなく、ブカネーロス(ラージョのウルトラ集団)を始めとする大勢のファンはお昼にバジェカス地区でデモをして、試合に行かないことを選択。よってブタルケのスタンドは半分ぐらい空だったんですが、前日はやっぱり芝がボロボロの練習場でセッションができず、ヘタフェの練習場でやったという不遇なイニゴ・ペレス監督のチームはこの逆境を見事に克服したんですよ。 木曜日のメトロポリターノでは、コパ準決勝1stレグでバルサを4ー0とコテンパンにのしたアトレティコが別人だったから、もうどうしていいものか。そう、元凶はこのところ、働くのは平日だけに決めたらしいシメオネ監督がスタメンを9人もローテーションしてきたことだったんですが、でも選手たちも選手たちですよね。いくらアトレティコファンの姿がスタンドにほぼ皆無だったとしても、バルサを前にした日の喰らいついていくプレーがまったく見られず。 それどころか、前半39分にはあれだけジャマルを抑えていたルッジェーリがラティウにかわされ、エリア中央へのラストパスを許すと、フラン・ペレスがラージョの先制点をゲット。さらに45分にもレングレのパスミスでボールを奪われると、ラティウが3人もいたアトレティコ選手の間にボールを通し、イシのシュートはGKオブラクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)してくれたものの、こぼれ球に誰も詰めず、バレンティンに押し込まれているって、一体、どこまで呆けている? 2ー0で後半が始まると、もう56分には3人一斉交代となり、ええ、ピッチにはフリアン・アルバレスが入り、その7分後にはルックマンとジョレンテも出て、早くも交代枠を使い果たしていたんですけどね。3人もFWがいながら、GKバタジャの手を煩わすのがニコ・ゴンサレスぐらいではねえ。おまけに30分にはショートのCKから、ラージョの3人一斉交代で入ったアルバロ・ガルシアにクロスを上げられて、メンディのヘッドで3点目を入れられているって、もうこの世のものとは思えませんって。 3ー0で勝ったラージョはおかげでマジョルカを越えて17位に上がり、3週間ぶりに降格圏から脱出。スタジアム&練習場難民となりながらも、「Los problemas nos unen mucho más, nos motivan/ロス・プロブレマス・ノス・ウネン・ムーチョ・マス、ノス・モティバン(問題があるとより団結が強まるし、モチベーションにもなる)」(イシ)と選手たちが根性を見せて、リーガ3連敗から立ち直れたのは喜ばしいですよ。でも情けないのは兄貴分の方で、とうとうオブラクからは、「Parece que LaLiga se ha tirado/パレセ・ケ・ラ・リーガ・セ・ア・ティラードー(リーガを投げ出したように見える)」というコメントが出てくることに。 いえ、シメオネ監督は「オブラクの言葉には同意しない。El equipo no elige partidos, el equipo jugó mal・エル・エキポ・ノー・エリヘ・パルティードス、エル・エキポ・フゴ・マル(チームは試合を選んではいない。悪いプレーをしただけ)」と反論していたんですけどね。訊きたいのは、コパでは準々決勝ベティス戦、バルサ戦と2試合で9得点もしながら、リーガはレバンテ、ベティス、ラージョ戦すべて無得点で1分け2敗。どうしてそこまでプレーに落差があるのかなんですが、やっぱりそれってやる気の問題では? ここまで態度があからさまだと、水曜日午後9時からのクラブ・ブルージュとのCL16強対決進出プレーオフ1stレグでは、本気の方のアトレティコを見せてくれるはずですけどね。ただ、この相手には2022-23シーズンのCLグループリーグのアウェイで負け、ホームでも引き分けて、最後は4位敗退した黒歴史がありますし、リーグフェーズ2節ではバルサと3-3で引き分けている点は要注意。 それにしたって、もしここでCLが終わり、その間、16強対決直接出場のバルサは週1試合になるため、コパ準決勝2ndレグでまさかの大逆転敗退が絶対ないとも言えず。「Cuando nosotros jugamos al 99 nunca nos dio/クアンドー・ノソトロス・フガモス・アル・ノベンタイヌエベ・ヌンカ・ノス・ディオ(ボクらが99%でプレーして結果が出たためしがない)」(ヒメネス)試合をその頃までリーガで続けて、来季CL出場圏からも落ちていたら、もう目も当てられないってこと、シメオネ監督も選手も考えないんでしょうかね。 2026.02.19 10:43 Thu3
カカとフェリックスが対談…プロの生活、バロンドール、代表を語る
アトレティコ・マドリーのポルトガル代表FWジョアン・フェリックスが、元ブラジル代表MFカカ氏とインスタグラムでビテオ通話を行い、それぞれにインタビューした。スペイン『アス』が対談の様子を伝えた。 フェリックスは昨シーズン、ベンフィカで公式戦43試合20得点11アシストを記録し大きく飛躍。多くの欧州有力クラブを惹きつける人気銘柄として大きな脚光を浴びる中、クラブ史上最高額の1億2600万ユーロ(約153億円)とも言われる移籍金でアトレティコに加入していた。 <div style="margin:0 auto; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJPQlBwMVhCViIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> 一方のカカ氏は、現役時代ミランやレアル・マドリーで活躍し、2007年にはバロンドールも受賞。2017年に現役を引退している。 その風貌やスピードがどことなく似ている部分もある両者。バロンドール受賞者と未来のバロンドール受賞が期待される逸材という豪華なコンビのやり取りを抜粋してお伝えする。 <span class="paragraph-title">◆ユースからプロへの移行</span> フェリックス 「ファーストチームでプレーを始めた時に直面した最大の困難はなんでしたか?」 カカ 「最も難しいのは移行の最中だと思う。下位カテゴリーから移行してプロになると、全く異なる世界で異なる状況に適応する必要がある。選手は君に教え、歓迎し、助けてくれる。それが私のキャリアの重要な瞬間だ。難しいが同時に美しくもある。君はすでにプロとして2年やっているが、自分の役割を理解している?」 フェリックス 「僕にとっても最も難しいことでしたけど、試合以外ではそうでもなかったです。なぜなら、ベンフィカのチームメイトが本当によくしてくれて、常に僕が元気かどうか確認してくれました。チームと同じ土俵に立てば、うまくプレーできます」 「しかし、最も僕が影響を受けたのはメディアへの対処でした。新聞や僕が以前フォローしていたSNSは、良いことを言ってくれた時は好きですが、そうでない時は好きではなかったです」 「ある時からそれを追うのをやめ、その後はしていません。今の僕は元気で、ポルトガルからスペインのリーグに映りました。今の僕にとって何が一番重要だと思いますか?」 カカ 「君にとってベストなのはスペインの仕組みを理解することだ。試合はどこでも同じだと思うかもしれないが、全く違う。ブラジル、イタリア、スペイン、アメリカ。これらは私がプレーした場所だ。そして、違いがある」 「戦術がより重要な場所もあれば、よりテクニカルな場所もある。周りの環境やアトレティコが世界で何を表しているのかを理解する必要がある。今、君は素晴らしい場所にいる。マドリッドは美しい街だ」 <span class="paragraph-title">◆バロンドールとチャンピオンズリーグ</span> フェリックス 「2007年、僕が8歳の時、あなたの最高の年でしたよね?」 カカ 「2007年は私のキャリアのピークだった。チームとしても個人としても。チャンピオンズリーグの決勝に到達した時、セビージャとのヨーロッパスーパーカップ、日本でのボカ・ジュニアーズとのクラブ・ワールドカップ、そしてバロンドールを受賞した。2007年は私にとっては素晴らしい年だ」 フェリックス 「あなたがその1年で達成したことは、選手がキャリアを通じて達成したいことだと思います」 カカ 「本当に素晴らしい年だった。何か特別な夢はある?」 フェリックス 「両方を勝ち取りたいです。チャンピオンズリーグとバロンドール」 <span class="paragraph-title">◆ユーロ2020について</span> カカ 「ユーロは君にとって初めての主要な大会?」 フェリックス 「はい。11月には21歳になります」 カカ 「言い換えれば、次のワールドカップで23歳になる。準備しなくてはならないね。君と私はフィジカル的に似ていると思うし、君はとても攻撃的な選手だと思う」 「私よりテクニックがあると思う。私はより攻撃的で、直線的だった。しかし、私は比較が好きじゃないんだ」 フェリックス 「カカはカカ、フェリックスはフェリックスだと思います。僕が小さい頃、あなたは私のアイドルの1人でした。あなたのポスターを部屋に置いていましたし、こうしてあなたと話すことができるとは思ってもいなかったです」 2020.05.14 18:50 Thu4
【2024-25 ラ・リーガ前半戦ベストイレブン】3つ巴の争いも3位のバルサから最多4選手を選出
2024-25シーズンのラ・リーガは第19節を消化。そこで本稿では前半戦のベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定した。 ◆ラ・リーガ前半戦ベストイレブン GK:レミロ DF:ミンゲサ、ビビアン、リュディガー、ミゲル・グティエレス MF:ヤマル、バルベルデ、ペドリ、ハフィーニャ FW:レヴァンドフスキ、グリーズマン GK アレックス・レミロ(29歳/レアル・ソシエダ) 出場試合数:19(先発:19)/失点数:13 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 安定感際立つラ・レアル最後の砦。サモラ賞レースでは12失点のオブラクが首位に立っているが、アトレティコとソシエダの守備力を考慮してレミロを選出。比較的メンバーが入れ替わるディフェンスラインで新加入アゲルドとともに攻守に安定したパフォーマンスを披露。ここまでチーム総得点が17点と常にロースコアの戦いを強いられるなか、高い集中力を維持し、12度のクリーンシートを達成。試合の流れを変えるパラドンの数々も印象的だ。 DF オスカル・ミンゲサ(25歳/セルタ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> バルサ育ちがガリシアの地で完全覚醒。バルセロナDFクンデやソシエダDFアランブル、ラージョDFラティウ、エスパニョールDFエル・ヒラリと今季前半戦は右ラテラルの活躍が光ったが、セルタで攻守に躍動したミンゲサを選出。バルセロナ時代にはディフェンスラインの便利屋という印象にとどまったが、今季のセルタでは左右のサイドバックとウイングバックを主戦場に2ゴール5アシストを記録。ビルドアップへの貢献度を含め、攻撃面において完全に殻を破った。すでに国内外の強豪クラブが関心を示しており、その去就にも注目が集まる。 DF ダニ・ビビアン(25歳/アスレティック・ビルバオ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季も抜群の安定感誇るディフェンスリーダー。昨季に完全に一本立ちした25歳は、屈強なフィジカルを武器に対人守備で無類の強さ。加えて、昨季の経験によって攻守両面で判断の質、ポジショニング、プレーの安定感が増しており、味方へのコーチングを含めてますますリーダーらしい存在感を放った。マドリー戦ではムバッペを完璧に封じ込んだのも印象的だった。 DF アントニオ・リュディガー(31歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:0 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エル・ブランコの屋台骨支える。ディフェンスラインのマルチロールだったナチョの退団に加え、今季もミリトン、カルバハルが長期離脱となったマドリーのディフェンスラインでフル稼働。チュアメニやルーカス・バスケスとビッグマッチにおいて脆さを見せる相棒たちを見事にカバー。ムバッペの加入でより攻撃偏重なチームにおいて1試合平均1失点でとどまっている最大の要因は地対空で無類の強さをみせ、要所での気の利いたカバーリングを見せるドイツ代表の存在が非常に大きい。 DF ミゲル・グティエレス(23歳/ジローナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チーム苦戦の中で個人としては充実の前半戦。今季もミチェル監督仕込みの攻撃的なポジショナルプレーにおいて偽SB以上にフレキシブルな役割を担い、ピボーテやインテリオールとしてもプレー。昨季に比べて前線の質がやや低下し、1ゴール4アシストの数字にとどまったが、高精度のクロスやキーパスでその数字以上のチャンスを演出し続けている。 MF ラミン・ヤマル(17歳/バルセロナ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 17歳の怪物がトップ・オブ・トップの領域に。今季の前半戦では過密日程の疲労や細かいケガがありながらも、5ゴール10アシストを記録。レヴァンドフスキ、ハフィーニャとの最強ユニットでリーグダントツの51ゴールを挙げた攻撃陣を牽引。クンデの絶妙な後方からの支援を受けつつ、攻撃面では異次元の輝きを放っており、複数人にマークされながらも局面を打開。ときおり若さゆえのセルフィッシュな姿を見せる場面もあるが、視野や判断、オフ・ザ・ボールの向上によってコンプリートアタッカーに成長している。 MF フェデリコ・バルベルデ(26歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍動続けるエル・ブランコの新8番。クロースの背番号を継承し、気持ち新たに臨んだシーズンでより責任感を増したウルグアイ代表はピボーテにインテリオール、ときに右のラテラルでも起用され、チームのために献身。ベリンガムとともに前がかりなチームを守備で支えつつ、5ゴール2アシストを記録。“バルベルデ砲”と称される強烈なミドルシュートは、チームの窮地や勝負所で決まる場面が多く、勝負強さを含めてマドリーの前半戦ベストプレーヤーと言える活躍だった。 MF ペドリ(22歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 多くのケガを乗り越えて天才が完全復活。近年はピッチに出れば活躍を見せるものの、度重なるケガで稼働率の問題を抱えてきたが、今季は前半戦全試合に出場。試行錯誤のコンディション調整がようやく実を結び、離脱期間に集中して取り組んだウエイトトレーニングは主に守備面で力強さをもたらし、チーム事情で主戦場はインテリオールやトップ下からピボーテに変化。そのぶんボールに絡む機会が増えてゲームメイカー、リンクマンとして質の高い仕事を見せつつ、前半戦だけで4ゴールを記録。キャリアハイの6ゴール更新は確実か。 MF ハフィーニャ(28歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:11 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新生バルサの象徴の一人に。昨季終了時点では換金対象の一人と目されたが、フリック監督の信頼を得て開幕から絶対的な主力に加え、テア・シュテーゲンら不在のなかで多くの試合でゲームキャプテンも務めた。左ウイングを主戦場に11ゴール8アシストとゴール関与数では前半戦リーグトップに輝くなど、圧巻の輝きを放った。さらに、元々定評がある運動量を武器に、守備面でもハイプレスに献身的なプレスバックとチームのために身を粉にして働く姿は、多くのクレから称賛を浴びている。 FW ロベルト・レヴァンドフスキ(36歳/バルセロナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 恩師との再タッグで完全復活。加入2年目となった昨季は19ゴールを挙げるも、シーズンを通して安定感を欠いたが、今季はバイエルン時代に指導を受けたドイツ人指揮官の下で完全復活。ヤマル、ハフィーニャの両翼に加えて、配球力に優れるセンターバックコンビなどチーム全体でビルドアップ、チャンスメークの質が上がったなかで、よりボックス付近での仕事に集中できる環境が整えられて本領を発揮。ここまで16ゴールと2位以下に5点以上の差を付けてピチーチレースを独走。ケガさえなければ、1年目の23ゴールを更新し、自身初のピチーチ獲得は濃厚だ。 FW アントワーヌ・グリーズマン(33歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。11ゴール3アシストを記録した昨季に比べて7ゴール4アシストと数字は劣るものの、前線と中盤で多くの役割をこなすなど、その数字以上のインパクトを残した。フランス代表引退によってコンディションも維持できており、セルロートやアルバレスとの連携も深まりつつある後半戦ではさらなる躍動で、アトレティコを優勝へ導けるか。 2025.01.18 18:31 Sat5
