名門復活の兆し見せるミランにレジェンドも期待 「ようやく正しい道を歩めるようになった」
2021.09.21 12:43 Tue
ミランのレジェンドである元オランダ代表FWのルート・フリット氏が古巣への大きな期待感を語った。『フットボール・イタリア』が伝えている。
昨季途中までスクデット争いを繰り広げ、最終的にリーグ2位で終えたミランは今季も開幕4試合で3勝1分けと好調を維持。8シーズンぶりに参戦するチャンピオンズリーグ(CL)の初戦でも強豪リバプール相手に2-3で敗れこそしたものの、アンフィールドで奮闘している。
現役時代、ミランで“オランダトリオ”の一角として公式戦171試合の出場で56ゴール40アシストの成績を残し、多くのタイトル獲得に貢献したフリット氏も、長く低迷していた古巣の復活に歓喜。今後さらに成長することを期待した。
「ミランが再び上位に食い込んできたのは喜ばしいことだね。まだシーズン序盤ではあるが、インテル、ユベントス、ナポリ、ミランの4チームにタイトル獲得の可能性があると思う。もちろん、私はミランが優勝することを願っている」
「リバプールとの試合を見たが、ミランは苦しんでいて2ゴールを決められたのは少し幸運だった。それでも、CLでのプレーの仕方を理解するのはチームにとって必要不可欠だから、この試合がミランの今後に役立つと信じている」
また、フリット氏はかつてのチームメイトであり、現在はミランでテクニカルディレクター(TD)を務めるパオロ・マルディーニ氏の手腕を評価。現在のミランの進歩に重要な役割を果たしていると語った。
「彼はとても良い仕事をしていると思う。私の知っている人がミランで働いているという事実がとても嬉しいよ」
昨季途中までスクデット争いを繰り広げ、最終的にリーグ2位で終えたミランは今季も開幕4試合で3勝1分けと好調を維持。8シーズンぶりに参戦するチャンピオンズリーグ(CL)の初戦でも強豪リバプール相手に2-3で敗れこそしたものの、アンフィールドで奮闘している。
現役時代、ミランで“オランダトリオ”の一角として公式戦171試合の出場で56ゴール40アシストの成績を残し、多くのタイトル獲得に貢献したフリット氏も、長く低迷していた古巣の復活に歓喜。今後さらに成長することを期待した。
「リバプールとの試合を見たが、ミランは苦しんでいて2ゴールを決められたのは少し幸運だった。それでも、CLでのプレーの仕方を理解するのはチームにとって必要不可欠だから、この試合がミランの今後に役立つと信じている」
「ミランは過去数年間に比べて、はるかに優れている。(シルビオ・)ベルルスコーニが去ってからいくつかの問題を抱えていたが、ようやく正しい道を歩めるようになったと思う」
また、フリット氏はかつてのチームメイトであり、現在はミランでテクニカルディレクター(TD)を務めるパオロ・マルディーニ氏の手腕を評価。現在のミランの進歩に重要な役割を果たしていると語った。
「彼はとても良い仕事をしていると思う。私の知っている人がミランで働いているという事実がとても嬉しいよ」
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