ミチェル
MICHELポジション | 監督 |
国籍 | スペイン |
生年月日 | 1975年10月30日(49歳) |
利き足 | |
身長 | |
体重 |
ニュース | 人気記事 | 監督データ |
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ゴールが入れば多少の問題は凌げる…/原ゆみこのマドリッド
「もしやクロースよりナチョがいないことを悔やむべきでは?」そんな風に私が考え込んでいたのは各国代表戦週間入りした月曜日、すでにネーションリーグ16強対決の進出が決定しているスペイン代表の11月の合宿スタートが1日遅れに。ラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会本部グラウンドでの公開練習も火曜夕方になったため、ゆっくりできたのはともかく、お昼のニュースでは土曜のオサスナ戦で負傷したレアル・マドリーの3選手のうち、いえ、前日にはミリトンが昨季靭帯断裂をした左ヒザと反対の右ヒザの靭帯断裂で今季絶望となったことがわかっていたんですけどね。左太ももをケガしたルーカス・バスケケスは全治1カ月、同様にロドリゴも全治5~6週間というのを知った時のことでした。 いやあ、頭数的に不足のないFW陣とは違い、元々、今季はヒザの靭帯断裂からのリハビリ中のアラバが戻って来るまで、CBはリュディガー、ミリトンの2人で賄い、緊急時にはチュアメニがジョブチェンジで対応というスタンスで始めたマドリーだったんですけどね。不幸はまとまってやって来るというか、現在、チュアメニはCLミラン戦で足首をネンザして、1カ月の離脱中。オサスナ戦でも完全幽霊部員化しているバジェホはアップにも出ず、21才のカンテラーノ(RMカスティージャ)、アセンシオが急遽デビューすることになったんですが、アンチェロッティ監督に彼をアンフィールドでのCLリバプール戦で先発させる勇気がある? もっと悲惨なのは右SBで、ええ、10月にカルハバルがやはり、ヒザの負傷で今季絶望となったため、ルーカス・バスケスしかいませんでしたからね。となると、この1カ月間はオサスナ戦のようにバルベルデにやってもらうか、メンディ、フラン・ガルシアと2人いる左SBのどちらかが反対サイドに回るか、それともこちらもカンテラーノを抜擢するか。よって、こんな時こそ、マルチDFのナッチョ(アル・カーディシーヤに移籍)がいれば助かったのにと思ったんですが、あれ?このケースはナッチョが2人いないといけない? どちらにしろ、まっとうなDFを補強するとすれば、アンチェロッティ監督も「Hasta el parón de Navidad hay que tirar con lo que temenos/アスタ・エル・パロン・デ・ナビダッド・アイ・ケ・ティラール・コン・ロ・ケ・テネモス(クリスマスの休止期間までは、いる者で賄うしなかい)」と言っていたように、1月に移籍市場が開くのを待つしかないんですが、まさに必要は発明の母。今は無名のカンテラーノでも実戦を重ねれば、バルサの17才クバルシや今回、スペインA代表に初招集された21才カサドーのように化けるってこともありますしね。 ただ、今季は前人未踏のSeptete(セプテテ/7冠優勝)を目指すマドリーには12月18日に今季2つ目のタイトル、インターコンティネンタルカップ(クラブW杯が2025年夏に拡大バージョンで行われるため、従来の大会の名称が変更)決勝も控えているため、それまでに頼れるDFラインを構築しないといけないのは辛いところですが…これって、撃ち勝てるチームになる以外、解決策はないかも。 そんなことはともかく、先週末のマドリッド勢のリーガの結果もお伝えしていかないと。それが何と、この13節は効率のいいチームと悪いチームがはっきり分かれてしまってねえ。先陣を切ったのは金曜試合に当たったラージョだったんですが、ラス・パルマスをエスタディオ・バジェカスに迎えた一戦では、いやまあ、前節こそ、アトレティコに負けたとはいえ、デェイゴ・マルティネス監督に代わってから、3連勝と相手が調子を上げていたせいもあったんでしょうけどね。前半6分、メトロポリターノで唯一の枠内シュートを放っていたファビオ・シウバにCKからヘッドを決められたのはまだいいとしても、どうやらこの日のラージョは撃っても撃っても入らない病にかかっていたよう。 後半17分にもCKから、今度はアリダネのヘッドオウンゴールで2点差にされると、その5分後にはフステルにも決められて0-3に。結局、前後半通じて、34本(枠内7本)もシュートを撃ちながら、得点は後半ロスタイムにデ・フルートスのシュートをマッケンナがクリアしようとして、GKシレッセンを破ってしまったオウンゴールの1点だけとは、「Ellos han sido más efectivos que nosotros/エジョス・アン・シード・マス・エフェクティーボス・ケ・ノソトロス(相手の方がウチより効率的だった)」(イニゴ・ペレス監督)どこじゃありませんって。 結局、ラージョは1-3で負けて、順位も9位から12位に落ちてしまったんですが、これってもしや12節のビジャレアル戦がバレンシア州洪水災害のせいで延期となり、コパ・デル・レイ1回戦から中9日も空いてしまったせいもあったかも。とりあえず、今は代表戦明けのセビージャ戦を目指して、この2週間でシュート精度を上げるしかありませんが、そうそう、ピミエンタ監督のチームに挑むには、今季から再び1部仲間に加わった、マドリッド南部の弟分、レガネスの試合が参考になるかも。 そう、まさしくそのセビージャを土曜の午後9時のブタルケに迎えた彼らだったんですが、うーん、その日は6本もシュートを撃ちまくりながら、ガンガン外してくれたルケバキオのおかげもあったんですけどね。チャンスらしいチャンスもなかったボルハ・ヒメネス監督のチームは0-0のままだった後半35分、予期せぬプレゼントをもらうことに。ええ、アグメがエリア内からGKにバックパスしたボールが緩かったこともあり、シセが追いかけたところ、焦ったアグメが彼を倒してしまったんですよ。 それには間髪入れず、ペナルティの判定が出て、当人はレッドカードで退場。最近、レギュラーに返り咲いた、1部昇格時のエース、ミゲール・デ・ラ・フエンテがPKを決めて、当人も嬉しい今季初ゴールを挙げると共に1-0でチームに白星も呼び込んでしまったとなれば、こんな効率的な勝利はない?おかげでレガネスは順位も14位に上がり、代表戦明けにマドリーが4年ぶりにブタルケにやって来る兄弟分ダービーにも心穏やかに挑めるようになりましたしね。ただ、1つだけ悪い知らせもあって、それは2度の接触プレーで後半22分に交代した左SBのフランケサがヒザの靭帯断裂の重傷を負ってしまったこと。幸い、こちらはマドリー程、DF陣は逼迫していないんですが、本当に最近はこの手のケガ多くてイヤですよね。 え、その負傷者続出の悲劇が起きたオサスナ戦をマドリーがプレーしたのは土曜の昼間だったんじゃないかって?その通りで、私もサンティアゴ・ベルナベウに行ったんですが、もう前半20分にはロドリゴがケガしてブライムに代わる始末。更にその10分後にはボヨモに倒されたミリトンの絶叫が響き渡り、その瞬間から、場内は最悪を覚悟することに。当人が担架退場となった後、若いアセンシオが入ったんですが、39分にもルーカス・バスケスがメディカルスタッフの手当てを要請。こちらはテーピングをして、何とかハーフタイムまではピッチで頑張ったものの、後半頭からはモドリッチが入り、バルベルデが急造右SBとして対応しています。 ただ、その一方でチームはゴール力を取り戻したようで、ええ、このところ、クラシコ(伝統の一戦)でバルサに0-4、CLミラン戦でも1-3と連敗していたマドリーですからね。守備の見直しも重要課題ではあったものの、要は敵より多く、点を取れば、問題はなかったんですが、この日は前半34分にビニシウスがベリンガムのラストパスから先制点をゲット。すると42分にはアセンシオが自陣からロングボールを送り、それを受けたベリンガムが見事なvaselina(バセリーナ/ループシュート)でGKエレーラを破ってくれたとなれば、こんなに心強いことはない? というのも移籍1年目の昨季はシーズン開幕から鬼のようにゴールを入れまくり、通算23得点という、お隣さんのエースだったモラタ(アトレティコからミランに移籍)より多かったぐらいのベリンガムでしたが、エムバペが入って、ポジションが下がった今季はこれが初ゴールでしたからね。当人も「昨季は沢山、ゴールを入れていたから、周りがザワついていた」と認めていましたが、これから追い上げてくれれば、たとえ、エムバペの爆発が多少、遅れても問題はないかと。 実際、この日も今回、フランス代表に招集されなかった代表キャプテンはここ3試合同様に不発で、シュートは撃つものの、相変わらず狙いが定まらず。後半、更に2点を追加したのもビニシウスで、16分にはGKルニンの長いゴールキックを追って、エリア内までドリブルで侵入すると、ヘレーラをかわしてゴール。23分にもボヨモがエリア前でブライムに奪われたボールをもらい、とうとうハットトリックを達成してしまうとは、もしやすでに狙いを来年のバロンドール獲得に切り替えた? 結局、そのままマドリーは4-0と大勝して、まあ、オサスナの枠内シュートが1本もなかったことから、「El equipo más ordenado, con mejor actitud, más solidarios, mejor colocados.../エル・エキポ・マス・オルデナードー、コン・メホール・アクティトゥッド、マス・ソリダリオス、メホール・コロカードス(より統制がとれて、姿勢も良くて、協調性があって、ポジショニングもより良いチーム)」(アンチェロッティ監督)になっていたんだと思いますけどね。ビニシウスによると、「Creo que la clave ha sido poder subir el ritmo de cómo jugamos/クレオ・ケ・ラ・クラベ・ア・シードー・ポデール・スビール・エル・リトモ・デ・コモ・フガモス(鍵はプレーのリズムを上げられたこと)」だそうですが、ただゴール力の改善はレガネス戦ではなく、その次のリバプール戦で証明しないといけませよね。 そして日曜にはアトレティコの番が回ってきたんですが、うーん、先週ミッドウィークにはCLのアウェイ戦でPSGに勝ったとはいえ、とにかく昨今は近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)が彼らの試合をTV観戦するのが辛くて、辛くて仕方ない私でしたからね。その日もソン・モイシュでマジョルカ相手に専守防衛、攻撃に出る時は亀のような動きしかしないシメオネ監督のチームにイライラするばかり。前半42分にラリンのヘッドをGKオブラクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)で逸らし、何とか0-0でハーフタイムに入ったところで、助かったとばかりにヘタフェの試合を見にコリセウムに向かったんですが…。 メトロの道々、オンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の中継で追っていたところ、同じメンバーでスタートした後半もしばらくは変化がなったようなんですが、どうやらPSG戦の後半ロスタイムの奇襲が成功したことにオブラクが味をしめたよう。というのも16分、マジョルカのCKからのヘッドをキャッチした彼は即座にカウンター攻撃を発動。この日は足でロングのゴールキックを送ったところ、それを脱兎のごとく追ったシメオネ監督の三男、ジュリアーノがモヒカとマッフェオに勝ってボールを取ったんですよ。最後はゴール前でフリアン・アルバレスにパスして、先制点を奪っているって、もしやこのチーム、最近一発芸に目覚めた? いえまあ、その直後に4人一斉交代を行ったアトレティコにはすぐに似たようなチャンスが巡って来て、リケルメがドリブルでエリア内に入ったものの、並走してきたコレアが目に入らず。自分で撃って、お約束通り、GKグライフに弾かれてしまったなんてこともあったんですけどね。これにはシメオネ監督も「No hay que ser egotista/ノー・アイ・ケ・セル・エゴイスタ(エゴイストになってはいけない)。自分でシュートする決断をしたが、すべきだったのは押し込める位置にいるチームメートを探すことだった」と苦言を呈していたんですが、大丈夫。 絶好調のオブラクが40分、アブドン・プラッツの1対1のシュートも弾いてくれたため、そのまま試合は0-1で勝つことができたんですが、はあ。これで一応、3位をビジャレアルから取り戻すこともできましたし、バレンシア戦の延期で1試合少ない2位のお隣さんとも勝ち点1差。日曜夜の試合でレアル・ソシエダに負けた首位のバルサとの差も7に縮まったとはいえ、あのリーガ1部のチームとはとても言い難いスローサッカーを90分間、見せられるのは苦痛以外の何物でもありませんからね。せめて代表戦明けのホームゲーム、アラベス戦では内弁慶ぶりを思う存分、発揮してほしいものです。 え、そんな突極の効率性でアトレティコが勝った後、コリセウムではまたしても非効率な弟分の試合を見ることになったんだろうって?いやあ、確かにヘタフェも8本と、10人以上の負傷者を抱える相手のジローナの3本より、シュートは多かったんですけどね。枠内に飛んだものが1つもなかったため、前半42分にブライアン・ヒルのクロスをヤンヘル・エレーラがヘッドで決めたミチェル監督のチームに0-1で負けてしまうことに。おかげで降格圏18位のエスパニョールと同じ勝ち点の17位になってしまったとあって、とうとうスタンドからは「La directive, dimision!/ラ・ディレクティバ、ディミシオン(経営陣、辞職しろ)」のカンティコまで聞こえていたんですが、こればっかりはねえ。 実際、ボルダラス監督も「私はプレシーズンから警告していた。Hacen falta seis fichajes de primer nivel/アセン・ファルタ・セイス・フィチャヘス・デ・プリメール・ニベル(一流レベルの補強が6人不足している)」と言っていたようにとにかく、ヘタフェには点を取れるFWがいませんからね。当てにしていたボルハ・マジョラルも未だに昨季のヒザの半月板損傷から、完全回復したとは言えず、この日もベンチに入っていませんでしたし、他は見習い扱いの若いベルトゥとアルバロ・ロドリゲスだけとあって、未だにボランチのウチェがCFを務めているようでは…とりあえず、この2週間はセットプレーの腕を磨いて、次節バジャドリー戦ではコリセウムのファンを喜ばせてあげられるといいのですが。 2024.11.12 18:30 Tue2
バジャドリー、レアル・マドリーBから若手FWをレンタル! 3選手と契約更新
バジャドリーは25日、レアル・マドリー・カスティージャからスペイン人FWホルヘ・デ・フルートス(22)を1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。 2018年にラージョ・マハダオンダからカスティージャに加入したデ・フルートスは、スピードと両足のキック精度に長けたアタッカー。今シーズンは右ウイングを主戦場に左ウイング、センターフォワードでもプレーし、セグンダB(スペイン3部)で35試合に出場し7ゴール5アシストの数字を残していた。 また、バジャドリーは同日、スペイン人DFキコ・オリバス(30)とスペイン人MFミチェル(30)、スペイン人DFロベルト・コラル(21)の3選手との契約更新を発表した。 レギュラーセンターバックとしてリーグ戦35試合に出場したキコは2022年、同じく主力MFとしてリーグ戦35試合に出場したミチェルは2020年、リザーブチームの主力を担う若手左サイドバックのコラルは2022年までの契約にサインしている。 2019.06.26 03:31 Wed3
大躍進ジローナがバルセロナを4発撃破! 中心選手アレイクスの試合前発言は悪影響及ぼさず…指揮官が擁護「過去のこと」
バルセロナに敵地で勝利したジローナ。中心選手による「バルサでプレーしたい」発言は何ら悪影響を及さなかったようだ。スペイン『Relevo』が伝えている。 10日、今シーズンのラ・リーガで躍進するジローナは敵地にてバルセロナと対戦。1-1で迎えた40分に左サイドバックのDFミゲルがドリブル突破からつま先シュートを叩き込むと、試合終盤の85分にはロングボールからFWヴァレリ・フェルナンデスが貴重な追加点を流し込む。 後半アディショナルタイム2分にはMFイルカイ・ギュンドアンの技アリ反転弾で1点差とされたジローナだったが、程なくして迎えた90+5分、クラブの“生ける伝説”FWクリスティアン・ストゥアーニ(37)がダメ押し弾…昨季王者バルセロナを2-4で撃破した。 まさにクラブ史に残る大きな勝利となったわけだが、この一戦に向けては中心選手のスペイン代表MFアレイクス・ガルシアが「バルサでプレーしたい」と発言してひと騒動に。これに不快感を示していたミチェル監督だが、試合後にはこの発言がチーム内に及ぼした影響はなかったと晴れやかに語った。 「今日の試合では多くの苦しみを味わったと同時に、それらを楽しむことができた。ジローナの選手たちがハードスピリットを有していることを理解してくれただろう」 「アレイクス? 彼もまた素晴らしいプレーを披露した。彼のジローナへの貢献を疑う者は一人としていない。私にとって彼は間違いを犯したが、それでも私は彼を擁護する。誰しもが自分の成長曲線を描くものだろう? あの発言も誰かを怒らせる意図があったわけではないし、そもそも、もはや過去のことだ」 指揮官から全幅の信頼を寄せられるアレイクス。フル出場したバルセロナ戦では、タッチ数「83」、パス71本中「66」本成功、ロングパス成功「8」、シュートブロック数「2」、インターセプト数「1」と、攻守にわたって獅子奮迅の活躍を披露した。 ミチェル監督は今季の大躍進について言及し、「我々は歴史を作りつつある。“壁”を打ち破り続ける限り、“天井”は見えてこない。どこまでもいきたい」とさらなる躍進を意気込んだ。 2023.12.11 14:20 Mon4
“生ける伝説”とはこの男…ジローナの37歳ストゥアーニ、錆びぬ決定力と勝負勘を2つのデータが証明
ジローナの元ウルグアイ代表FWクリスティアン・ストゥアーニ(37)。“生ける伝説”とは、まさにこの男を指す言葉だ。 ラ・リーガファンお馴染みのストゥアーニ。2017-18シーズンのジローナ加入時点ですでに30歳だったストライカーは、そこから約7年、2部リーグ生活3年間を経てもなおクラブにとどまり、通算245試合129得点という数字を積み上げる。 さすがに昨季あたりから途中出場がメインとなり、今季大躍進ジローナの現エースは、ストゥアーニより11歳年下でラ・リーガ16得点のウクライナ代表FWアルテム・ドフビク。だが、スーパーサブと化したストゥアーニの決定力、そして勝負勘が錆びついたわけではない。 今季のストゥアーニはラ・リーガで28試合8得点、コパ・デル・レイでは5試合5得点をマーク。ラ・リーガにおける8得点中6得点は、75分以降の途中出場からであり、ストゥアーニがゴールを決めた6試合(先発1試合)でジローナはなんと6戦全勝なのだ。 3月31日に行われた直近の第30節レアル・ベティス戦では、2-2で迎えた82分に投入され、90+2分に劇的決勝ゴール。3位ジローナは2位バルセロナとの勝ち点「2」差をキープすることに成功した。 試合後、ミチェル監督はストゥアーニについて「クラブ史で最も重要な選手。彼自身がそれを、身をもって証明し続けている。彼はクラブの魂であり、私はボスとして彼をやる気にさせる必要もない。平時から卓越したメンタリティを持っているからね」などと最大級の賛辞を送った。 また、スペイン『Relevo』によると、37歳ストゥアーニは、欧州5大リーグにおける90分間あたりのゴール数(今季)で5位にランクイン。ロベルト・レヴァンドフスキやアーリング・ハーランドを上回る数値を記録しているのだ。 この男をサッカーの世界における“生ける伝説”と言わずして、なんと呼ぶべきか。財政に乏しいジローナの大躍進…根底には、ミチェル監督も言及した「ストゥアーニの魂」があるのだろう。 ◆90分間あたりのゴール数(欧州5大リーグ) 1位 セール・ギラシー 1.31 2位 ハリー・ケイン 1.17 3位 キリアン・ムバッペ 1.13 4位 ラウタロ・マルティネス 0.98 5位 クリスチャン・ストゥアーニ 0.96 2024.04.01 21:05 Mon5
グアルディオラ監督が来季で退任か? 前人未到のプレミア4連覇など15のタイトルも契約満了で去る可能性
前人未到のプレミアリーグ4連覇を成し遂げるなど、今シーズンも結果を残したマンチェスター・シティ。近年のプレミアリーグを牽引し、その栄光の日々をもたらせたジョゼップ・グアルディオラ監督(53)が、来シーズンでチームを去る可能性があるという。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。 2016年夏にシティの監督に就任したグアルディオラ監督。今シーズンはプレミアリーグで最終節までアーセナルと優勝を争った中、見事に優勝を果たし4連覇を達成。FAカップでは決勝まで進出も、マンチェスター・ユナイテッドの前に敗れていた。 これまでプレミアリーグで6回、FAカップで2回、EFLカップで4回の優勝を誇り、チャンピオンズリーグ(CL)も優勝するなど、数多くのトロフィーを手にしたグアルディオラ監督。残り契約が1年となっている中、9シーズン目を最後にクラブを去る可能性があるという。 当然のことながら、シティ側は残留を希望し、契約延長を望んでいる状況。一方で、退任する可能性については常に話し合われており、クラブは退任するかどうかの決断の猶予を与えるようだ。 実際のところ、退任するという兆候は見られていないが、特に今シーズンは数多くのクラブの監督が退任することとなり、クラブ側もいざという時の準備が必要だ。 なお、後任候補としては今シーズンのジローナを躍進させたミチェル監督(48)や、ブライトン&ホーヴ・アルビオンを退任するロベルト・デ・ゼルビ監督(44)などが挙がっている。 記録的なチームを作り上げたグアルディオラ監督。来シーズンの動きは注目の的となりそうだ、 2024.05.27 10:15 Monミチェルの監督履歴
就任日 | 退任日 | チーム | 種類 |
2021年7月9日 | ジローナ | 監督 |
2019年7月1日 | 2021年1月12日 | ウエスカ | 監督 |
2017年2月21日 | 2019年3月18日 | ラージョ | 監督 |
2012年7月1日 | 2017年2月20日 | ラージョ | - |
ミチェルの今季成績
勝
|
分
|
負
|
ラ・リーガ | 15 | 6 | 4 | 5 | 0 | 0 |
UEFAチャンピオンズリーグ | 5 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 |
合計 | 20 | 7 | 4 | 9 | 0 | 0 |
ミチェルの出場試合
ラ・リーガ |
第1節 | 2024-08-15 | vs | レアル・ベティス | ||||||
A 1 - 1 |
第2節 | 2024-08-25 | vs | アトレティコ・マドリー | ||||||
A 3 - 0 |
第3節 | 2024-08-29 | vs | オサスナ | ||||||
H 4 - 0 |
第4節 | 2024-09-01 | vs | セビージャ | ||||||
A 0 - 2 |
第5節 | 2024-09-15 | vs | バルセロナ | ||||||
H 1 - 4 |
第6節 | 2024-09-21 | vs | バレンシア | ||||||
A 2 - 0 |
第7節 | 2024-09-25 | vs | ラージョ・バジェカーノ | ||||||
H 0 - 0 |
第8節 | 2024-09-29 | vs | セルタ | ||||||
A 1 - 1 |
第9節 | 2024-10-06 | vs | アスレティック・ビルバオ | ||||||
H 2 - 1 |
第10節 | 2024-10-19 | vs | レアル・ソシエダ | ||||||
H 0 - 1 |
第11節 | 2024-10-26 | vs | ラス・パルマス | ||||||
A 1 - 0 |
第12節 | 2024-11-02 | vs | レガネス | ||||||
H 4 - 3 |
第13節 | 2024-11-10 | vs | ヘタフェ | ||||||
A 0 - 1 |
第14節 | 2024-11-23 | vs | エスパニョール | ||||||
H 4 - 1 |
第15節 | 2024-12-01 | vs | ビジャレアル | ||||||
A 2 - 2 |
UEFAチャンピオンズリーグ |
リーグフェーズ第1節 | 2024-09-18 | vs | パリ・サンジェルマン | ||||||
A 1 - 0 |
リーグフェーズ第2節 | 2024-10-02 | vs | フェイエノールト | ||||||
H 2 - 3 |
リーグフェーズ第3節 | 2024-10-22 | vs | スロバン・ブラチスラヴァ | ||||||
H 2 - 0 |
リーグフェーズ第4節 | 2024-11-05 | vs | PSV | ||||||
A 4 - 0 |
リーグフェーズ第5節 | 2024-11-27 | vs | シュトゥルム・グラーツ | ||||||
A 1 - 0 |