ボルハ・ヒメネス

Borja Jimenez
ポジション 監督
国籍 スペイン
生年月日 1985年01月21日(41歳)
利き足
身長
体重
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ボルハ・ヒメネスのニュース一覧

「すぐに次の仕事が見つかる人はいいわね」そんな風に私が羨ましがっていたのは月曜日、クラシコ(伝統の一戦)敗戦により、リーガremontada(レモンターダ/逆転優勝)の夢が断たれたショックも覚めぬ間に、カルロ・アンチェロッティ監督のブラジル代表監督就任が同国サッカー協会のXで発表されているのを知った時のことでした。いえ 2025.05.13 21:00 Tue
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「結局、潰し合わないといけないのね」そんな風に私が眉をしかめていたのは月曜日、お昼にあったコパ・デル・レイ準々決勝抽選の結果を知った時のことでした。いやあ、今季はマドリッド勢1部5チーム中、ラージョ以外の4チームが16強対決を勝ち抜き、生き残り8チームの半数を占めるという凄いことになっているんですけどね。それぞれ、外様 2025.01.21 23:30 Tue
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「どこが首位になってもおかしくない」そんな風に私がリーガの順位表と睨めっこしていたのは木曜日、インターコンチネンタルカップも無事にレアル・マドリーの優勝で終わったことだしと、早めに週末の予定を確認していた時のことでした。いやあ、10月などは不調のドン底で、一時は首位のバルサに勝ち点10差をつけられていたアトレティコだっ 2024.12.20 21:00 Fri
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「トポチョ、トポチョって何だろう」そんな風に私が頭を捻りまくっていたのは水曜の夜、メトロポリターノのミックスゾーンでヒメネスのインタビューを聞いていた時のことでした。いやあ、予想通り、CLリーグフェーズ最弱チームの1つ、スロバン・ブラスチラバに快勝したアトレティコだったんですが、決勝トーナメント16強直接進出の8位以上 2024.12.13 20:00 Fri
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「浮かれていられるのも一時だけなのね」そんな風に私が肩すかしを喰らった気がしていたのは火曜日、今週の予定を見直していた時のことでした。いやあ、先週末のリーガ15節では上位3チームの距離が急接近。土曜には首位のバルサが3試合白星なしとなったため、その夜だけはアトレティコが勝ち点2差の2位になったのをニンマリ眺めていたんで 2024.12.05 00:00 Thu
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安全策を取ったはずだったのに…/原ゆみこのマドリッド

「どっちもダービー後遺症だったとか」そんな風に私が考え込んでいたのは木曜日、思惑がまったく外れたマドリッド勢のCL2節の記事をスポーツ紙で読みながら、反芻していた時のことでした。いやあ、火曜にバルサがヤングボーイズに5-0と大勝したことや、水曜の早い時間にプレーしたジローナがオウンゴール2発を献上。2-3でフェイエノールトに負けてしまったのにも驚かされたと言えば、まあ、そうなんですけどね。 それが、レアル・マドリーとアトレティコがアウェイで同時開催となった水曜夜9時には、探し回る手間を省いて、近所の行きつけのバル(スペインの喫茶店兼バー)に直行。前者のリール戦をTVで見つつ、ラジオの2元中継でベンフィカ戦の様子を伺っていたところ、まさか筋金入りのアウェイ弱者であるアトレティコのみならず、マドリーまで負けてしまうとは!うーん、確かに日曜のマドリー本家ダービーでは、結果は1-1の痛み分けだったとはいえ、途中、GKクルトワへの物の投げ込みが止まらず。15分程中断されたため、試合が終わったのも午後11時半頃と、リーガ戦にしては遅かったなんてことも。 実際、シメオネ監督が「挑発したクルトワも処分を受けるべき」といった発言が巻き起こした論争や、まさに水曜当日、競技委員会から下された、fondo sur/フォンド・スール(南側ゴール裏)のフレンテ・アトレティコ(ウルトラグループ)が陣取る区画を3試合閉鎖という処分などで、後を引いていたのはアトレティコの方だったんですが、もしやマドリーにも影響があった?どちらにしろ、アンチェロッティ監督も「Golpe de atención. Autocrítica. Esto viene bien para mejorar/ゴルペ・デ・アテンシオン。アウトクリティカ。エストー・ビエネ・ビエン・パラ・メホラル(注意喚起の一撃。自己批判。改善するためにはいいことだ)」と言っていたように、ええ、CL3連覇したジダン監督時代だって、グループリーグで3節まで勝利がなく、決勝トーナメント進出を不安視されていたシーズンもありましたからね。 今は36位チーム中17位と、16強対決に直接進める8位以上からは遠くても、最後は辻褄を合わせちゃうような気がしますが、同じ2試合で勝ち点3ながら、23位となったアトレティコは別の話。というのも、同じく毎回、毎回、こちらも反省の弁は聞くものの、昨季から続くアウェイで力入らずの現状が一向に改善の兆しを見せていないから。 そう、残り6試合、3試合のアウェイ戦全敗ということも考えて、ホーム全勝の勝ち点12となっても8位以上は夢のまた夢。それでも24位以上になれて、決勝トーナメント進出プレーオフに出られることを祈るしかありませんが…マドリーを破って気勢上がるリールとの3節、そして7節にはブンデスリーガ王者のレバークーゼンも来るとなると、メトロポリターノでも満願達成するのは難しいかもしれませんよ。 え、それで肝心の試合はどんなだったのかって?そうですね、とりあえず、アトレティコの方からお伝えしてくことにすると、予定ではオンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の詳しい2元中継を当てにしていたものの、今節はメイン周波数でマドリーの実況、サブの方にアトレティコの実況という新機軸に。しかもそちらは電波が弱いのか、バルの中では音声がほとんど入らず、仕方なく、全国放送の大手ラジオが6対4ぐらいの割合でリールとリスボンを行ったり来たりしていた中継を聴いていたんですけどね。もう序盤からGKオブラクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)を余儀なくされているとはまったく、心臓に悪い。それこそル・ノルマンがダービーでチュアメニと頭をぶつけ、このベンフィカ戦遠征に参加できなかったことを悔やむしかなかったんですが…。 とはいえ、アトレティコの呆け呆け守備はDFだけの問題ではなく、ええ、早くも前半13分にはレイニウドが自陣エリア内でクリアしそこねたボールをコケが遠ざけようとして、あろうことか、目の前にいた敵のアウルスネスにパス。そこから、アクトゥルコールに繋がれ、先制点を奪われてしまうって、もしやリーガのアウェイ戦ではたらたらしてても、アスレティック戦やセルタ戦など、相手も点を取れず、スコアレスドローで終盤まで持ちこたえられたのに胡坐をかいていた? 33分にはジョレンテが負傷。モリーナと交代するアクシデントなどはあったものの、ディ・マリアとの1対1をオブラクが防いでくれたこともあって、何とか1-0のままでハーフタイムに入ることはできたんですけどね。それが、この日はラージョ戦では功を奏した後半頭から、3人一気替えもどこかチグハグでねえ。だってえ、いくら前半パッとしなかったからって、グリーズマン、コケ、デ・パウルの重鎮3人をセルロート、ギャラガー、そしてカンテラーノ(Bチームの選手)のセラーノに代えちゃったんですよお。 まさに新たにピッチに入ったMF2人がやらかしてくれたのは後半7分のことで、ええ、エリア内にボールを持って入ったパブリディスを囲んだのはいいものの、近すぎてギャラガーは相手の足を踏んでしまうわ、更にヒメネスまで踏んでいるって、一体、何考えている?当初こそ、主審にスルーされたものの、VAR(ビデオ審判)注進が入り、モニターチェックでペナルティとなってしまったって、そんなの自業自得ですよ。 いやあ、そのPKを決めたのが元マドリーのディ・マリアだったせいもあったんでしょうかね。どうやら、2点差にされて、改めてダ・ルスが2014年CL決勝後半ロスタイム3分、セルヒオ・ラモス弾で追いつかれ、延長戦でボロ負けして、Decima(10回目のCL優勝のこと)をお隣さんに贈った元の悪いスタジアムだったことをシメオネ監督も思い出したよう。 というのも、どうもこの時点で彼は勝負を投げてしまったような感じもして、だってえ、15分にはもう、フリアン・アルバレスを下げて、自身の三男、ジュリアーノを入れ、交代枠を使い切っているんですよ。とはいえ、30分にCKから、フリーのバーにヘッドで3点目を決められたのは別にそのせいではなく、相変わらず、アトレティコのセットプレー守備がザルだったためですが、更に39分には再び、レイニウドがアムドゥニをゴール前で倒してPKを献上。そのPKもコクチェに決められて、枠内シュートが1つもないまま、最後は4-0の大敗で終わり、ええ、それすら御の字で、オブラクがいなければ、10点ぐらい取られていたんじゃないかと思える程、最低の試合をされてはねえ。 それでもシメオネ監督に言わせると、「No hubo falta de actitud ni de tensión, sólo jugamos mal/ノー・ウボ・ファルタ・デ・アクティトゥッド・ニ・デ・テンシオン、ソロ・フガモス・マル(試合に対する姿勢が悪かったのでも、緊張感が欠けていた訳でもない。プレーが悪かっただけ)」だそうなですけどね。さすがにこうまで、アウェイ弱者ぶりを徹底して見せられると、「Pienso en positivo y pienso que es una oportunidad para seguir mejorando/ピエンソー・エン・ポシティボ・イ・ピエンソー・ケ・エス・ウナ・オポルトゥニダッド・パラ・セギール・メホランドー(自分はポジティブに考えて、改善し続けるチャンスだと思う)」という指揮官の言葉を信じるのもそろそろ、限界ですよね。 とまあ、こんなアトレティコの惨劇をライブで目撃することが避けられたという点では、私がマドリーを見ることにしたのは正解だったんですが、余裕の勝利を楽しもうという目論見も外れちゃったんですよ。そう、試合前は1年前にマドリーを退団して、現役からも退いたエデン・アザールが台頭したクラブというぐらいしか、話題がなかったリールなのに、アンチェロッティ監督のチームはなかなか点が取れず。 いえ、序盤にはビニシウスやベリンガムが決められなかったり、14分には背筋痛でベンチとなったロドリゴの代わりに移籍後、初先発。18才のエンドリックもドリブルで上がって、シュートをGKシュバリエに弾かれてしまったなんてこともあったんですけどね。マドリーが実力を出すのは後半だからと、最初は私もあまり気にしていなかったところ…。 ダービーで負傷したクルトワに代わり、久々にゴールを守ったGKルーニンもディビッドの2度撃ちシュートを両方共弾くなど、しっかりしていたため、ハーフタイム間近の44分、シュゲロバの蹴ったFKにカマビンガが手に当ててしまったのが、後追いVAR判定でペナルティに。ディビッドのPKで先制された時も、却って、これでマドリーのremontada(レモンターダ/逆転劇)精神に火が点くに違いないと確信していたんですが、とんでもない。 後半頭からメンディをフラン・ガルシアに代え、12分にはもう、ミリトンとエンドリックから、モドリッチと1週間前のアラベス戦で負傷して、全治3週間と言われながら、超特急で回復してきたエムバベを投入したアンチェロッティ監督だったんですが、どうにもリールの堅固な守備を破れなくてねえ。40分過ぎにはとうとう、土壇場の猛ラッシュが始まったんですが、ベリンガムのゴール前からのシュートも、リュディガー、ギュレルのヘッドもシュバリエに弾かれてしまってはどうしようもありませんって。 結局、そのまま試合は1-0で終了です。いやあ、せっかく昨季の鬼門、唯一の黒星となったメトロポリターノでのダービーを引分けでやり過ごしながら、今年の1月18日、コパ・デル・レイ準々決勝での敗戦以来となる36試合ぶりの黒星をリールに喫してしまうとは、まさに皮肉。要は今季のマドリーがまだ完璧ではないということでしょうが、それでもCL3、4節はドルトムント、ミランをサンティアゴ・ベルナベウに迎えるホームゲーム。その前には10月の各国代表戦によるparon(パロン/リーガの停止期間)もありますしね。せっかく弟のエタンのいるリールへの遠征に間に合いながら、ピッチでは大したことができなかったエムバペもその頃にはまた、ゴールづいてくれるのではないかと。 え、でもその前に7連戦最後のリーガ9節がこの週末に迫っているんじゃないかって?その通りで、折しも木曜にはデシャン監督が、ケガを治さないといけないという理由で10月はエムバペを招集免除にしたことを発表。それだけに、果たして土曜午後9時(日本時間翌午前4時)からのビジャレアル戦で彼がプレーできるのか、わからないんですけどね。リール戦を打撲で途中交代したミリトンは木曜には普通にバルデベバス(バラハス空港の近く)での練習に参加しており、頭数不足のCBは心配ないんですが、この試合の懸念は、今季は珍しく、ビジャレアルがヨーロッパの大会フリーのチームだということ。 たとえ、ベルナベウ開催とあっても休養十分の相手を前にすれば、フィジカル負けしてしまうこともありますからね。未だにブライム、セバージョスらが回復しておらず、ローテーションもなかなか難しいとあって、アンチェロッティ監督もスタメン選びには苦労しそうですが、その点、ツイているのはアトレティコの方。ええ、サン・セバスティアン(スペイン北部のビーチリゾートタウン)でのアウェイ戦だということを除けば、日曜午後9時からの相手のレアル・ソシエダは木曜にELアンデルレヒト戦をプレーして、おまけに1-2で負けるというショックを受けていますからね。 中1日多いアトレティコが体力的には有利なはずですが、木曜にはジョレンテが右太ももの負傷で全治3週間と判明。ル・ノルマンも頭部のケガなだけにまだ様子見ですし、そろそろバリオスは戻って来られそうなのだけが頼りですが…何より先日、フランス代表引退を表明したグリーズマンがこの先2週間、ゆっくり休めることを励みに古巣への恩返しに張り切ってくれたら、助かりますよね。 そして今週はミッドウィークに試合がなかった弟分たちは、まずは金曜にレガネスがバレンシアをブタルケに迎えて9節の先陣を切るんですが、ボルハ・ヒメネス監督のチームはここ、2試合のダービーラッシュでヘタフェ、ラージョと連続ドロー。そろそろ、今季2勝目を挙げて、ホームのファンを喜ばせてあげたいところですが、相手が降格圏の18位と不調なのがいいチャンスになるかも。今のところ、頼りになるアタッカーがファン・クルスしかいないのは何ですが、早くハラーのゴールも見てみたいものです。 一方、土曜試合組なのが弟分の古株2チームで、ヘタフェはコリセウムでのオサスナ戦。いえまあ、相手は前節、バルサに4-2と勝利して、注目を浴びているんですが、それはホームのエル・サダルでの話ですからね。アウェイではラージョに負けているところも私は目撃していますし、先週末のアラベス戦で今季初勝利、ようやくボルハ・マジョラル、アルバロ・ロドリゲス、ベルトゥとCFも3人揃い、降格圏も脱出したボルダラス監督のチームが勝ち癖をつけるには、ここでガツンと行くしかないかと。 ラージョの方はアウェイのバジャドリー戦で、こちらも降格圏19位の相手なんですが、イニゴ・ペレス監督のチームも現在、3連続引分け中でねえ。それでも9位と弟分中、最高位にいるだけに、弱い訳ではないんですが、注目どころはやはり、ハメス・ロドリゲスがいつ本格的な稼働状態になるのかどうか。ええ、来週は彼もまた、コロンビア代表のお勤めが待っているはずですからね。何はともあれ、これで連戦続きの3週間が終わるのには、私もちょっとホッとしています。 2024.10.04 20:00 Fri
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ゴールが入れば多少の問題は凌げる…/原ゆみこのマドリッド

「もしやクロースよりナチョがいないことを悔やむべきでは?」そんな風に私が考え込んでいたのは各国代表戦週間入りした月曜日、すでにネーションリーグ16強対決の進出が決定しているスペイン代表の11月の合宿スタートが1日遅れに。ラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会本部グラウンドでの公開練習も火曜夕方になったため、ゆっくりできたのはともかく、お昼のニュースでは土曜のオサスナ戦で負傷したレアル・マドリーの3選手のうち、いえ、前日にはミリトンが昨季靭帯断裂をした左ヒザと反対の右ヒザの靭帯断裂で今季絶望となったことがわかっていたんですけどね。左太ももをケガしたルーカス・バスケケスは全治1カ月、同様にロドリゴも全治5~6週間というのを知った時のことでした。 いやあ、頭数的に不足のないFW陣とは違い、元々、今季はヒザの靭帯断裂からのリハビリ中のアラバが戻って来るまで、CBはリュディガー、ミリトンの2人で賄い、緊急時にはチュアメニがジョブチェンジで対応というスタンスで始めたマドリーだったんですけどね。不幸はまとまってやって来るというか、現在、チュアメニはCLミラン戦で足首をネンザして、1カ月の離脱中。オサスナ戦でも完全幽霊部員化しているバジェホはアップにも出ず、21才のカンテラーノ(RMカスティージャ)、アセンシオが急遽デビューすることになったんですが、アンチェロッティ監督に彼をアンフィールドでのCLリバプール戦で先発させる勇気がある? もっと悲惨なのは右SBで、ええ、10月にカルハバルがやはり、ヒザの負傷で今季絶望となったため、ルーカス・バスケスしかいませんでしたからね。となると、この1カ月間はオサスナ戦のようにバルベルデにやってもらうか、メンディ、フラン・ガルシアと2人いる左SBのどちらかが反対サイドに回るか、それともこちらもカンテラーノを抜擢するか。よって、こんな時こそ、マルチDFのナッチョ(アル・カーディシーヤに移籍)がいれば助かったのにと思ったんですが、あれ?このケースはナッチョが2人いないといけない? どちらにしろ、まっとうなDFを補強するとすれば、アンチェロッティ監督も「Hasta el parón de Navidad hay que tirar con lo que temenos/アスタ・エル・パロン・デ・ナビダッド・アイ・ケ・ティラール・コン・ロ・ケ・テネモス(クリスマスの休止期間までは、いる者で賄うしなかい)」と言っていたように、1月に移籍市場が開くのを待つしかないんですが、まさに必要は発明の母。今は無名のカンテラーノでも実戦を重ねれば、バルサの17才クバルシや今回、スペインA代表に初招集された21才カサドーのように化けるってこともありますしね。 ただ、今季は前人未踏のSeptete(セプテテ/7冠優勝)を目指すマドリーには12月18日に今季2つ目のタイトル、インターコンティネンタルカップ(クラブW杯が2025年夏に拡大バージョンで行われるため、従来の大会の名称が変更)決勝も控えているため、それまでに頼れるDFラインを構築しないといけないのは辛いところですが…これって、撃ち勝てるチームになる以外、解決策はないかも。 そんなことはともかく、先週末のマドリッド勢のリーガの結果もお伝えしていかないと。それが何と、この13節は効率のいいチームと悪いチームがはっきり分かれてしまってねえ。先陣を切ったのは金曜試合に当たったラージョだったんですが、ラス・パルマスをエスタディオ・バジェカスに迎えた一戦では、いやまあ、前節こそ、アトレティコに負けたとはいえ、デェイゴ・マルティネス監督に代わってから、3連勝と相手が調子を上げていたせいもあったんでしょうけどね。前半6分、メトロポリターノで唯一の枠内シュートを放っていたファビオ・シウバにCKからヘッドを決められたのはまだいいとしても、どうやらこの日のラージョは撃っても撃っても入らない病にかかっていたよう。 後半17分にもCKから、今度はアリダネのヘッドオウンゴールで2点差にされると、その5分後にはフステルにも決められて0-3に。結局、前後半通じて、34本(枠内7本)もシュートを撃ちながら、得点は後半ロスタイムにデ・フルートスのシュートをマッケンナがクリアしようとして、GKシレッセンを破ってしまったオウンゴールの1点だけとは、「Ellos han sido más efectivos que nosotros/エジョス・アン・シード・マス・エフェクティーボス・ケ・ノソトロス(相手の方がウチより効率的だった)」(イニゴ・ペレス監督)どこじゃありませんって。 結局、ラージョは1-3で負けて、順位も9位から12位に落ちてしまったんですが、これってもしや12節のビジャレアル戦がバレンシア州洪水災害のせいで延期となり、コパ・デル・レイ1回戦から中9日も空いてしまったせいもあったかも。とりあえず、今は代表戦明けのセビージャ戦を目指して、この2週間でシュート精度を上げるしかありませんが、そうそう、ピミエンタ監督のチームに挑むには、今季から再び1部仲間に加わった、マドリッド南部の弟分、レガネスの試合が参考になるかも。 そう、まさしくそのセビージャを土曜の午後9時のブタルケに迎えた彼らだったんですが、うーん、その日は6本もシュートを撃ちまくりながら、ガンガン外してくれたルケバキオのおかげもあったんですけどね。チャンスらしいチャンスもなかったボルハ・ヒメネス監督のチームは0-0のままだった後半35分、予期せぬプレゼントをもらうことに。ええ、アグメがエリア内からGKにバックパスしたボールが緩かったこともあり、シセが追いかけたところ、焦ったアグメが彼を倒してしまったんですよ。 それには間髪入れず、ペナルティの判定が出て、当人はレッドカードで退場。最近、レギュラーに返り咲いた、1部昇格時のエース、ミゲール・デ・ラ・フエンテがPKを決めて、当人も嬉しい今季初ゴールを挙げると共に1-0でチームに白星も呼び込んでしまったとなれば、こんな効率的な勝利はない?おかげでレガネスは順位も14位に上がり、代表戦明けにマドリーが4年ぶりにブタルケにやって来る兄弟分ダービーにも心穏やかに挑めるようになりましたしね。ただ、1つだけ悪い知らせもあって、それは2度の接触プレーで後半22分に交代した左SBのフランケサがヒザの靭帯断裂の重傷を負ってしまったこと。幸い、こちらはマドリー程、DF陣は逼迫していないんですが、本当に最近はこの手のケガ多くてイヤですよね。 え、その負傷者続出の悲劇が起きたオサスナ戦をマドリーがプレーしたのは土曜の昼間だったんじゃないかって?その通りで、私もサンティアゴ・ベルナベウに行ったんですが、もう前半20分にはロドリゴがケガしてブライムに代わる始末。更にその10分後にはボヨモに倒されたミリトンの絶叫が響き渡り、その瞬間から、場内は最悪を覚悟することに。当人が担架退場となった後、若いアセンシオが入ったんですが、39分にもルーカス・バスケスがメディカルスタッフの手当てを要請。こちらはテーピングをして、何とかハーフタイムまではピッチで頑張ったものの、後半頭からはモドリッチが入り、バルベルデが急造右SBとして対応しています。 ただ、その一方でチームはゴール力を取り戻したようで、ええ、このところ、クラシコ(伝統の一戦)でバルサに0-4、CLミラン戦でも1-3と連敗していたマドリーですからね。守備の見直しも重要課題ではあったものの、要は敵より多く、点を取れば、問題はなかったんですが、この日は前半34分にビニシウスがベリンガムのラストパスから先制点をゲット。すると42分にはアセンシオが自陣からロングボールを送り、それを受けたベリンガムが見事なvaselina(バセリーナ/ループシュート)でGKエレーラを破ってくれたとなれば、こんなに心強いことはない? というのも移籍1年目の昨季はシーズン開幕から鬼のようにゴールを入れまくり、通算23得点という、お隣さんのエースだったモラタ(アトレティコからミランに移籍)より多かったぐらいのベリンガムでしたが、エムバペが入って、ポジションが下がった今季はこれが初ゴールでしたからね。当人も「昨季は沢山、ゴールを入れていたから、周りがザワついていた」と認めていましたが、これから追い上げてくれれば、たとえ、エムバペの爆発が多少、遅れても問題はないかと。 実際、この日も今回、フランス代表に招集されなかった代表キャプテンはここ3試合同様に不発で、シュートは撃つものの、相変わらず狙いが定まらず。後半、更に2点を追加したのもビニシウスで、16分にはGKルニンの長いゴールキックを追って、エリア内までドリブルで侵入すると、ヘレーラをかわしてゴール。23分にもボヨモがエリア前でブライムに奪われたボールをもらい、とうとうハットトリックを達成してしまうとは、もしやすでに狙いを来年のバロンドール獲得に切り替えた? 結局、そのままマドリーは4-0と大勝して、まあ、オサスナの枠内シュートが1本もなかったことから、「El equipo más ordenado, con mejor actitud, más solidarios, mejor colocados.../エル・エキポ・マス・オルデナードー、コン・メホール・アクティトゥッド、マス・ソリダリオス、メホール・コロカードス(より統制がとれて、姿勢も良くて、協調性があって、ポジショニングもより良いチーム)」(アンチェロッティ監督)になっていたんだと思いますけどね。ビニシウスによると、「Creo que la clave ha sido poder subir el ritmo de cómo jugamos/クレオ・ケ・ラ・クラベ・ア・シードー・ポデール・スビール・エル・リトモ・デ・コモ・フガモス(鍵はプレーのリズムを上げられたこと)」だそうですが、ただゴール力の改善はレガネス戦ではなく、その次のリバプール戦で証明しないといけませよね。 そして日曜にはアトレティコの番が回ってきたんですが、うーん、先週ミッドウィークにはCLのアウェイ戦でPSGに勝ったとはいえ、とにかく昨今は近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)が彼らの試合をTV観戦するのが辛くて、辛くて仕方ない私でしたからね。その日もソン・モイシュでマジョルカ相手に専守防衛、攻撃に出る時は亀のような動きしかしないシメオネ監督のチームにイライラするばかり。前半42分にラリンのヘッドをGKオブラクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)で逸らし、何とか0-0でハーフタイムに入ったところで、助かったとばかりにヘタフェの試合を見にコリセウムに向かったんですが…。 メトロの道々、オンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の中継で追っていたところ、同じメンバーでスタートした後半もしばらくは変化がなったようなんですが、どうやらPSG戦の後半ロスタイムの奇襲が成功したことにオブラクが味をしめたよう。というのも16分、マジョルカのCKからのヘッドをキャッチした彼は即座にカウンター攻撃を発動。この日は足でロングのゴールキックを送ったところ、それを脱兎のごとく追ったシメオネ監督の三男、ジュリアーノがモヒカとマッフェオに勝ってボールを取ったんですよ。最後はゴール前でフリアン・アルバレスにパスして、先制点を奪っているって、もしやこのチーム、最近一発芸に目覚めた? いえまあ、その直後に4人一斉交代を行ったアトレティコにはすぐに似たようなチャンスが巡って来て、リケルメがドリブルでエリア内に入ったものの、並走してきたコレアが目に入らず。自分で撃って、お約束通り、GKグライフに弾かれてしまったなんてこともあったんですけどね。これにはシメオネ監督も「No hay que ser egotista/ノー・アイ・ケ・セル・エゴイスタ(エゴイストになってはいけない)。自分でシュートする決断をしたが、すべきだったのは押し込める位置にいるチームメートを探すことだった」と苦言を呈していたんですが、大丈夫。 絶好調のオブラクが40分、アブドン・プラッツの1対1のシュートも弾いてくれたため、そのまま試合は0-1で勝つことができたんですが、はあ。これで一応、3位をビジャレアルから取り戻すこともできましたし、バレンシア戦の延期で1試合少ない2位のお隣さんとも勝ち点1差。日曜夜の試合でレアル・ソシエダに負けた首位のバルサとの差も7に縮まったとはいえ、あのリーガ1部のチームとはとても言い難いスローサッカーを90分間、見せられるのは苦痛以外の何物でもありませんからね。せめて代表戦明けのホームゲーム、アラベス戦では内弁慶ぶりを思う存分、発揮してほしいものです。 え、そんな突極の効率性でアトレティコが勝った後、コリセウムではまたしても非効率な弟分の試合を見ることになったんだろうって?いやあ、確かにヘタフェも8本と、10人以上の負傷者を抱える相手のジローナの3本より、シュートは多かったんですけどね。枠内に飛んだものが1つもなかったため、前半42分にブライアン・ヒルのクロスをヤンヘル・エレーラがヘッドで決めたミチェル監督のチームに0-1で負けてしまうことに。おかげで降格圏18位のエスパニョールと同じ勝ち点の17位になってしまったとあって、とうとうスタンドからは「La directive, dimision!/ラ・ディレクティバ、ディミシオン(経営陣、辞職しろ)」のカンティコまで聞こえていたんですが、こればっかりはねえ。 実際、ボルダラス監督も「私はプレシーズンから警告していた。Hacen falta seis fichajes de primer nivel/アセン・ファルタ・セイス・フィチャヘス・デ・プリメール・ニベル(一流レベルの補強が6人不足している)」と言っていたようにとにかく、ヘタフェには点を取れるFWがいませんからね。当てにしていたボルハ・マジョラルも未だに昨季のヒザの半月板損傷から、完全回復したとは言えず、この日もベンチに入っていませんでしたし、他は見習い扱いの若いベルトゥとアルバロ・ロドリゲスだけとあって、未だにボランチのウチェがCFを務めているようでは…とりあえず、この2週間はセットプレーの腕を磨いて、次節バジャドリー戦ではコリセウムのファンを喜ばせてあげられるといいのですが。 2024.11.12 18:30 Tue
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シーズンはまだ終わってないけど…/原ゆみこのマドリッド

「すぐに次の仕事が見つかる人はいいわね」そんな風に私が羨ましがっていたのは月曜日、クラシコ(伝統の一戦)敗戦により、リーガremontada(レモンターダ/逆転優勝)の夢が断たれたショックも覚めぬ間に、カルロ・アンチェロッティ監督のブラジル代表監督就任が同国サッカー協会のXで発表されているのを知った時のことでした。いえ、あと1年レアル・マドリーとの契約はあっても、彼が来季続投しないという話はCL準々決勝アーセナル戦で敗退した後から始まって、更にコパ・デル・レイ決勝でもタイトルを逃した後はクラブW杯には行かず、6月の代表戦から、ブラジル代表の指揮を執るというのが世間の共通認識になっていたんですけどね。 それでも当人は「私の先のことを話すのはリーガ最終節の25日以降」と言い張っていたため、一時は様子見になっていたんですが、間がいいと言うか、何と言うか、後継候補ナンバーワンだったシャビ・アロンソ監督もこの日曜、バイアレナでのブンデスリーグ今季最後のドルトムント戦でレバークーゼンファンと大々的にお別れ。おかげで夜のニュースでは、彼が6月1日からマドリー監督に3年契約で就任し、クラブW杯でデビューするというところまで、発展していたんですが、今季最後のタイトル獲得チャンスとアトレティコ同様、血眼になっているマドリーなのにそんなやっつけで大丈夫? 何せ、リーガ終了後、5月の残り1週間をミニバケーションに充てた後、6月最初の週は各国代表戦週間ですからね。例を出すと、ブラジルならW杯予選のエクアドル戦が5日、パラグアイ戦が10日に入っていて、マドリーのクラブW杯初戦は18日のアル・ヒラル戦。エムバペにもフランスとスペインが相まみえるネーションズリーグ準決勝が5日にあって、8日には3位決定戦or決勝に挑むとなると、新監督が全選手揃ったチーム練習に取り組めるのはせいぜい1週間あるかないか。 それだけの短期間で、マドリーで現役だった頃の同僚もすでにモドリッチとカルバハルだけ。そこにアルクサンダー=アーノルド(リバプールとの契約満了)を始め、あと2人ぐらいの補強選手が入る予定の新チームをシャビ・アロンソ監督がクラブW杯で優勝できるまでに鍛え上げるのはさすがに難しい気がしますが、それはまだ先の話。まずは火曜のアンチェロッティ監督のマジョルカ戦前日記者会見を待つことにして、今は先週末のマドリッド勢のリーガがどうだったか、お伝えしてくことにすると。 35節もまた、弟分のラージョの金曜試合から始まったんですが、前節にヘタフェとの弟分ダービーに勝って、来季のヨーロッパの大会出場への夢が蘇った彼らは、アウェイで降格圏18位のラス・パルマスと対戦。ゴールは後半21分、イシのスルーパスからアルバロ・ガルシアが決めた1本だけだったものの、0-1で勝利と、4月にはヘタフェ、アトレティコが連敗して、できなかった残留争いの渦中にあるレガネスへの援護射撃を果たすことに。 おかげでラージョ自身も一時、EL出場圏の7位まで上がり、イニゴ・ペレス監督も「Hemos conseguido el objetivo y ahora hay que buscar más/エモス・コンセギードー・エル・オブヘティボ・イ・アオラ・アイ・ケ・ブスカル・マス(ウチは目標を達成したから、今はもっと上を求めないと)」と野心的になっていたんですけどね。翌日にはセルタがセビージャに勝ったため、コンフェレンスリーグ出場圏の8位に留まったのはちょっと残念だったかと。 どちらにしろ、ラージョのいる辺りはマジョルカが同じ勝ち点で9位、10、11位のバレンシア、オサスナが勝ち点2差と激戦区になっているため、とにかく木曜にエスタディオ・バジェカスで迎えるベティス戦での勝利が必須。相手は今季のコンフェレンスリーグ決勝を果たした準決勝のフィオレンティーナ戦から、これで3週連続ミッドウィーク試合が続いているため、その疲労に上手く付け込めるといいのですが。 そして翌土曜は先にヘタフェがメスタジャでバレンシア戦をプレーしたんですが、これがまた、すでにガス欠状態になってしまったのか、ひどい有様でねえ。前半8分から、アルデレテがウーゴ・ドゥーロをエリア内で倒し、ペペルのPKゴールで先制されると、18分にはディエゴ・ロペスに2点目を奪われ、37分にもドゥアルテがドゥーロにペナルティって、一体どうなっている?3点目のPKはドゥーロ自身に決められ、結局、ボルダラス監督はバレンシア時代の教え子たちに3-0の完敗を喰らうことに。 いえまあ、それでも13位のヘタフェですから、これで5連敗と言っても慌てることはないんですが、先週末は降格圏との差が勝ち点5に縮まってしまいましたからね。最終節のガラガラドボンに巻き込まれないよう、木曜のコリセウム開催のアスレティック戦では心機一転を期待したいところですが、何せ相手はリーガ4位のチーム。EL準決勝マンチェスター・ユナイテッド戦に総合スコア7-1で敗退したショックを乗り越え、日曜にはまだウィリアムス兄弟はいなかったものの、オサスナに1-0と勝っていましたし、あと1勝で来季のCL出場権確定となるとあって、ちょっと難しいかもしれませんが…唯一の朗報はようやくウチェの3試合出場停止処分が明けることぐらいでしょうか。 え、それで土曜は朝から、メトロポリターノ周辺がDia del Nino(ディア・デル・ニージョ/子供の日)のアクティビティで賑わっていたアトレティコはどうしたのかって?いやあ、もうホントに彼らはジキルとハイドで、アウェイの前節アラベス戦ではスコアレスドローのダメダメぶりだったのが、ホームゲームでは豹変。午後9時からレアル・ソシエダを迎えた試合では、出場停止だったフリアン・アルバレスに代わって、セルロートが爆発しているんですから、驚いたの何のって。そう、グリーズマンをベンチに戻して、1トップでスタートとしたシメオネ監督のチームは早くも開始7分、バリオスのクロスをノルウェー人大型FWがvolea(ボレア/ボレーシュート)で決めて、先制したんですよ。 おまけに10分にもサムエル・リノからボールをもらった彼はエリア前まで行くと、GKレミロの届かないゴール右隅に撃ち込んで2点目をゲット。その1分後にも今度はジュリアーノのクロスをヨン・マルティンがヘッドでクリアしたところ、アグエルドのアップ中の負傷で急遽、スタメンに入ったエルストンドに当たり、セルロートの前に落ちるという幸運が。ソツなくゴールに入れて、4分弱でハットトリックって、もしやこの日のセルロートにはゴールの神が降臨していた?ええ、彼は30分にもガランのラストパスから、4点目を挙げていましたしね。 前半だけで4-0とされ、後半頭からソシエダはオジャルサバルと久保建英選手がミッドウィークリーガに向けて温存交代となった後、セルロートには4分にもジョレンテのアシストで5点目を挙げるチャンスがあったんですが、この時にはすでに憑依状態は終了。シュートをバーに当ててしまい、それ以上のゴールは挙げることができなかったんですが、実は当人も「Hoy ha sido como un flashback/オイ・ア・シドー・コモ・ウン・フラッシュバック(今日はフラッシュバックのようだった)」と言っていたように、彼はビジャレアルの一員だった昨季、37節のマドリー戦でも1試合4得点の経験があるんですよ。 ただ、当時のセルロートはドブビク(ジローナ、今季からローマ)とピチチ(リーガの得点王)争いをしており、最終節でケガをしたため、結局は24本の相手に1本及ばず、次点で終わったんですけどね。今季のアトレティコでは32試合中、スタメン入り13回と途中出場が圧倒的に多い中、何が凄いって、これでとうとう、リーガでの得点を17本までかさ上げしたこと。もしや、残り3試合であと8本入れて、25得点のレバンドフスキとのピチチ争いに参戦するつもりかと、私も思わず疑ってしまった程のハングリー精神だったんですが、それは翌日、エムバペがハットトリックで27得点となったため、まず不可能に。 それより、確実性がかなり高くなったのは後半も零封して、試合を4-0で終えたGKオブラクの史上最多となる6回目のサモラ(リーガで一番失点率の低いGKに贈られる賞)獲得で、ええ、対照的に直接ライバルだったクルトワはモンジュイックで4失点してしまいましたからね。こうなると、このソシエダ戦勝利で来季のCL出場権が確定したアトレティコだけに、シメオネ監督が残り3試合を控えGKムッソに預けることもありうる?いえまあ、それでも木曜午後7時(日本時間翌午前2時)からのオサスナ戦は鬼門のアウェイですからね。もうお隣さんから2位を奪う野心などないアトレティコでもラージョの援護射撃ができるよう、最悪でもスコアレスドローで済ますためには、オブラクの力を借りない訳にはいかないかと。 そして翌日曜、私はブタルケにレガネスの応援に行ったんですが、何と「hoy hicimos el mejor partido del año/オイ・イシモス・エル・メホール・パルティードー・デル・アーニョ(今日は今年一番の試合をした)」(ボルハ・ヒメネス監督)という一戦を目撃することに。そう、ここ8試合白星なしで、いよいよケツに火がついた状態になっていた彼らはエスパニョール相手に奮起して、早くも開始9分にはFKからサエンスがゴールを入れたんですが、こちらは残念ながらオフサイドで認められず。それでも33分にはGKジョアン・ガルシアがエリア内のウルコに出したボールを奪い、シセが先制ゴールを挙げてくれたから、チームの窮地に駆けつけたブタルケの観客もどんなに勇気づけられたことか。 更に41分には、前節セビージャ戦で勝利に繋がるシュートを外し、一部のファンからネットで攻撃を受けていた18才のディオマンデが2点目を奪い、2-0で折り返すと、後半18分にもラバの蹴ったFKをクンブラがオウンゴールにして、とうとう3-0にしたんですが、そこでエネルギーが尽きましたかねえ。34分にはCKから、シェディラのヘッドがバーに弾かれたボールをカブレラに決められ、45分にもシェディラのシュートが決まったんですが、こちらは幸いオフサイド。それでもロスタイムの最後にはペペ・ミジャに2点目を返され、何とか3-2で逃げ切るという有様だったんですが、勝ちは勝ち。 おかげでラス・パルマスを抜いて18位となり、17位のアラベスとも勝ち点1差になったため、残留に一筋の光明がさしてきたレガネスなんですが、とにかくあと3試合。水曜のビジャレアル戦で勝ち点を取れれば、あとはラス・パルマスとの直接対決とすでに降格済みのバジャドリーとのホームゲームとなるため、3チーム中2チームが落ちるという極限状態を生き残れるかもしれないんですが…果たしてどういう結末になるんでしょうかね。 そしてブタルケを駆け足で出た私は続く時間帯で始まったクラシコを後半だけでも見るため、家の近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)へと急いだんですが、いやホントに恐ろしい。最寄りのメトロ駅までのバスの中でオンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の中継と聞いていたところ、前半8分にはクバルシのミスから、ボールを追ってエリア内に入ったエムバペがGKシュシェスニーに倒され、当人のPKゴールでマドリーが先制。14分にもビニシウスのスルーパスを再びエムバペが決め、早々に2点リードしてくれたのには私もニンマリしていたところ…。 まさか、メトロに乗り換えた後から惨劇が始まるとは!19分、まずはCKからフェラン・トーレスが頭で繋ぎ、「Había mucho espacio en mi gol, porque estaban marcando individual/アビア・ムーチョ・エスパシオ・エン・ミ・ゴル、ポルケ・エスタバン・マルカンドー・インディビドゥアル(彼らはマンマークしていたから、自分のゴールの時にはスペースが沢山あった)」というエリック・ガルシアのヘッドで1点を返されたのがケチの付き始め。32分にはジャマルのgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)が生まれ、その1分後には何故か、エムバペの進路をセバージョスが塞いだため、ペドリにボールを奪われると、最後はラフィーニャに決められて逆転されているって、いやもう、ラジオの情報だけでは私が混乱するのもムリはなかった? それも42分にはデ・ヨングがエリア内でエムバペを倒したため、再びPKで同点にできるかと思われたマドリーでしたが、こちらはオフサイドでなしに。それどころか、45分にはルーカス・バスケスがエリア前でラフィーニャにボールを奪われ、とうとう4-2になってしまったとなれば、奇跡的に空いている椅子を見つけたバルで後半、私は一体、何を見たらいい?いえ、それでもセバージョスとギュレルをモドリッチとブライムに代えたマドリーは25分、ビニシウスのアシストでエムバペが3点目を挙げたんですけどね。その後はクルトワもジャマルのシュートをparadon(パラドン/スーパーセーブ)で防ぎ、チュアメニの腕に当たったフェラン・トーレスのシュートもモニターチェックでハンドなしとなったため、マドリーお得意の根性のレモンターダに最後の望みを懸けていたものの…。 ダメでした。うーん、43分に足首をネンザしたビニシウスと交代で入った、何故かロドリゴではなく、22才のカンテラーノ、この日がトップチームデビューだったビクトル・ムニョスがエムバペのパスから、絶好の得点機を迎えたなんてこともあったんですけどね。経験のなさ故か、そのシュートを外してしまい、レガネスのディオマンデのようにネット攻撃を受けて、自身のSNSアカウントを閉鎖せざるを得なくなる破目に。ロスタイムのCKからのチュアメニのヘッドによるゴールもエムバペのオフサイドでスコアに挙がらず、最後はフェルミンのゴールがバルベルデからボールを奪った際のハンドで認められず、4-3で終わったのは不幸中の幸いだったかも。 何にせよ、点差に関わらず、この敗戦でとうとう、マドリーとバルサの勝ち点差は7に広がり、ええ、残る勝ち点は9しかありませんからね。次節、ビニシウスに加え、ルーカス・バスケスも太ももを負傷、チュアメニも出場停止で欠くマドリーが水曜午後9時30分(日本時間翌午前4時30分)からのマジョルカ戦に勝てなければ、バルサは木曜のエスパニョールとのダービーを待つことなしに優勝が決定。たとえ勝っても、バルサも勝てばやはり優勝ともう絶望状態なんですが、大体がして、今季のクラシコ4試合のスコア合計が16-7で4連敗というのは差がつきすぎですって。 アンチェロッティ監督も「ウチは攻撃には明確なアイデアがあったが、いい守備ができなかった。No hay que olvidar que faltaban cinco defensas/ノー・アイ・ケ・オルビダール・ケ・ファルタバン・シンコ・デフェンサス(DFが5人欠けていたことを忘れてはいけない)」と最後は嘆いていたんですが、それは冬の市場で補強しなかったフロントも悪かったってことですからね。今更、悔いても遅いというか、私としては、先週はCL準決勝でインテルに敗退して超落ち込みながら、ほんの数日で気分を切り替えて、クラシコ勝利に邁進したバルサの選手たちを褒めるしかないような気がするんですが…。 2025.05.13 21:00 Tue