アトレティコ、トーマス強奪のアーセナルに怒り! シメオネはトレイラとのドブレピボーテを構想

2020.10.07 16:13 Wed
Getty Images
アトレティコ・マドリーは、移籍市場閉幕ギリギリにガーナ代表MFトーマス・パルティ(27)を強奪したアーセナルに憤りを見せているようだ。『ESPN』が報じている。
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アーセナルは今夏、リヨンのフランス代表MFフセム・アワール(22)、チェルシーのイタリア代表MFジョルジーニョ(28)など、セントラルMFや守備的MFを主戦場とする新戦力の獲得に動いていた。そういった中、以前から長期的に関心を示してきたトーマスを最終的に獲得することに成功した。
ただ、移籍市場最終日のビッグディール成立は、アトレティコ側にとって予期せぬものだったようだ。

アトレティコは同じ5日にアーセナルからウルグアイ代表MFルーカス・トレイラ(24)をレンタル移籍で獲得しており、一部ではトーマスとのトレードに近いオペレーションとの見方もあった。
しかし、スペイン『アス』が報じるところによれば、シメオネ監督はトレイラをトーマスのドブレピボーテの相棒と見なしており、今後に向けて両者を中央で起用し、MFサウール・ニゲス、MFコケのスペイン代表MFをサイドで起用するクアトロピボーテも構想していたようだ。

そして、その背景にはトーマスが今夏残留するという確信があったという。

各メディアの情報をまとめると、アーセナルとアトレティコはトレイラの交渉の中でトーマス移籍に関する話し合いを行っておらず、アトレティコサイドはアーセナルが前述の2選手など他の候補の獲得に動くと考えていたようだ。

しかし、アーセナルはアワールの獲得交渉失敗、トレイラ、U-21フランス代表MFマテオ・ゲンドゥージ(ヘルタ・ベルリン)のレンタル移籍を通じて、5000万ユーロ(約62億1000万円)に設定されていたトーマスの契約解除金を準備し、移籍市場最終日にスペインプロリーグ機構(LFP)に収めたことで、電撃移籍が成立することになった。

今回の動きに関してルール違反はないものの、トーマスあるいはアーセナルからアトレティコに事情を伝える配慮はあってしかるべきだと考えられており、教え子に裏切られる形となったシメオネ監督を含めアトレティコサイドは激怒しているようだ。

なお、アトレティコでは昨夏にスペイン代表MFロドリゴ・エルナンデス(マンチェスター・シティ)、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(バルセロナ)、フランス代表DFリュカ・エルナンデス(バイエルン)を同様の形で引き抜かれているが、その3選手に関しては移籍市場閉幕までに多くの日数が残っており、代役の獲得が可能だった。

しかし、今回のケースではトーマス流出に伴う代役の確保に動く時間は残されておらず、アトレティコが不義理だと怒りを覚える気持ちも理解できなくはない。一方、アーセナルも幾つかのプラン変更に伴う動きだった可能性もあり、完全に悪者だと断じることはできない。

ただ、今回の移籍を通じて両クラブの間に軋轢が生じたことは確かであり、今後ヨーロッパの舞台で直接対決が行われる場合、壮絶な遺恨マッチとなるはずだ。

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【ラ・リーガ第16節プレビュー】過密日程の中、バウンスバック図るマドリーはジローナ戦

先週末に行われた第15節ではバルセロナがラス・パルマスにまさかの不覚を取ったなか、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーが揃って快勝。勝ち点差が縮まったものの、スーペル・コパ出場組が前倒しで戦った第19節ではバルセロナとマドリーの明暗が分かれる結果となった。 迎えた今節はスーペル・コパ出場組がリーグ戦、多くのクラブがコパ・デル・レイ2回戦を戦ったなか、過密日程での一戦となる。 首位のバルセロナは前節、ラス・パルマスにホームで敗れる失態を演じたが、直近のマジョルカ戦ではFWハフィーニャのドブレーテに、初ゴールとなったMFフレンキー・デ・ヨング、FWパウ・ビクトルら控え組にもゴールが生まれるマニータの5-1の大勝。リーグ4戦ぶりの白星を手にし、10位のレアル・ベティスとのアウェイゲームへ弾みを付けた。主砲レヴァンドフスキに完全休養を与えたうえ、復帰のFWラミン・ヤマルも軽快な動きを見せており、リーグ連敗中の相手に良い形で臨めるはずだ。 2位のマドリーは前節、ヘタフェ相手にFWムバッペとMFベリンガムのゴールによって2-0の勝利。だが、直近のアスレティック・ビルバオ戦ではムバッペのPK失敗、MFバルベルデの不用意なボールロストからの失点によって1-2の敗戦。今季リーグ2敗目を喫し、リーグ連勝が「3」でストップした。その敗戦からのバウンスバックを図る今節は8位のジローナとのアウェイゲームに臨む。週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のアタランタ戦を控えるなか、直近3勝1分けと復調の気配を見せる難敵相手に勝ち点3を掴めるか。 公式戦8連勝で3位のアトレティコはホームで11位のセビージャ戦に臨む。リーグ前節はバジャドリー相手にマニータの大勝を収めたが、ミッドウィークは4部のカセレーニョを相手に辛勝。一部主力を温存も1.5軍と言える陣容で臨んだが、前半に先制を許すと、主力を投入した後半も攻撃がうまくいかず。それでも、80分以降にDFラングレ、MFデ・パウル、FWアルバレスとゴールを重ね、なんとか90分で決着を付けた。そのコパでの戦いを良い教訓に今節では曲者セビージャを相手にきっちり連勝を継続したいところだ。 MF久保建英を擁する9位のレアル・ソシエダは、15位のレガネスとのアウェイゲームに臨む。前節は試合を通してシュート2本ながらもFWオヤルサバルの通算100点目のメモリアルゴールなどでベティスを撃破。その一戦から先発全員を入れ替えたコパでは4部相手に延長戦まで持ち込まれる大苦戦を強いられるも、MFブライス・メンデスのゴールによって1-0の勝利。辛くも3回戦進出を決めた。その試合で遠征メンバーを外れ、完全休養を与えられた久保は守備面の貢献によってMOMに輝いた前節とは異なり、今回は攻撃面で見せ場を作ってリーグ連勝に貢献したいところだ。 6位のマジョルカはFW浅野拓磨の復帰に期待が集まる。直近のバルセロナ戦はベンチ入りも最後まで出番が訪れなかったが、12位セルタのホームに乗り込む今回の一戦では途中出場が濃厚ではあるものの、復帰の可能性が高そうだ。強度の高い試合が想定されるなか、持ち味のスピードを活かして攻撃の起点を担いたい。 その他では監督解任に踏み切った最下位のバジャドリー、消化試合は2試合異なるものの、4位のアスレティックと5位のビジャレアルが対峙する上位対決にも注目だ。 《ラ・リーガ第16節》 ▽12/6(金) 《29:00》 セルタ vs マジョルカ ▽12/7(土) 《22:00》 ラス・パルマス vs バジャドリー 《24:15》 ベティス vs バルセロナ 《26:30》 バレンシア vs ラージョ 《29:00》 ジローナ vs レアル・マドリー ▽12/8(日) 《22:00》 レガネス vs レアル・ソシエダ 《24:15》 アスレティック・ビルバオ vs ビジャレアル 《26:30》 オサスナ vs アラベス 《29:00》 アトレティコ・マドリー vs セビージャ ▽12/9(金) 《29:00》 ヘタフェ vs エスパニョール 2024.12.06 19:00 Fri
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【ラ・リーガ第15節プレビュー】上位3チームは下位と対戦! バルサは3戦ぶり白星懸けてラス・パルマス戦

先週末に行われた第14節では首位のバルセロナがセルタ相手に痛恨のドローゲームを演じたなか、ともに勝利したレアル・マドリーとアトレティコ・マドリーのマドリード勢との勝ち点差が縮まっている。 11月最後の一節となる第15節では前述の上位陣がいずれもボトムハーフのチームと対戦する。 バルセロナは前節、セルタとのアウェイゲームを2-2のドローで終えた。FWハフィーニャ、FWレヴァンドフスキのゴールによって2点を先行したが、後半終盤にMFカサドの退場にDFクンデの軽率なミスによる失点で流れが変わると、最終的に2点差を追いつかれての痛恨ドロー。0-1で敗れた前々節のレアル・ソシエダ戦に続く低調な内容での取りこぼしとなった。 それでも、直近のチャンピオンズリーグ(CL)では今季ここまで無敗と躍進を見せていたスタッド・ブレスト相手に3-0の完勝。レヴァンドフスキがCL通算100ゴールのメモリアルゴールを含むドブレーテの活躍を見せれば、MFダニ・オルモも見事な個人技でゴールを記録し、守備陣もきっちりクリーンシートで締めくくった。さらに、降格圏一歩手前の17位に位置するラス・パルマスとのホームゲームに向けてはチームトレーニングに復帰したFWラミン・ヤマルらに戦列復帰の可能性があり、より厚みのある前線で3試合ぶりの勝利を目指す一戦を戦えるはずだ。 レアル・マドリーは前節、レガネスとのアウェイゲームに3-0で完勝。FWムバッペの公式戦5試合ぶりのゴールに、ゲームキャプテンを務めたMFバルベルデのミドルシュート、MFベリンガムのダメ押しのゴールによって快勝。オサスナ戦に続く大勝で首位チームとの暫定勝ち点差を4ポイントに縮めた。 だがしかし、CLでは絶好調のリバプールとのアウェイゲームに臨むと、直近7勝1分けとカモにしてきた相手に0-2の完敗。まさかのCL3連敗となった。前半は何とか守勢を耐えたが、後半はギアを上げた相手に2失点。ムバッペのPK失敗も響いて無得点に終わった上、FWヴィニシウス・ジュニオールに続きMFカマヴィンガが約1カ月の負傷離脱を余儀なくされた。15位のヘタフェとのマドリード自治州ダービーは球際での攻防が激しいタフな一戦となるだけに、これ以上の負傷者を避けつつ厳しい批判に晒されるムバッペの奮起によってバウンスバックの白星を掴みたい。 ライバル2チームに比べて状態がいい3位のアトレティコは、最下位のバジャドリー相手に公式戦6連勝を狙う。シメオネ体制での700試合目となった前節のアラベス戦をFWセルロートの終盤の逆転ゴールによって勝ち切ったコルチョネロス。さらに、CLではスパルタ・プラハを相手にFWアルバレスとFWアンヘル・コレアのドブレーテの活躍などで今季最多6ゴールを奪って圧勝。攻守両面で安定感が出てきており、今回のアウェイゲームに向けて死角はない。 MF久保建英の所属する10位のレアル・ソシエダは、9位のレアル・ベティスとの中位対決に臨む。前節はアスレティック・ビルバオとのバスク・ダービーで0-1のスコア以上の力の差を見せつけられて敗戦。試合後にイマノル監督がチーム全体を酷評し、クラブに不穏な空気が流れた。だが、直近のヨーロッパリーグ(EL)では無敗で上位に位置するアヤックスとのホームゲームを久保の1ゴール1アシストの圧巻の活躍によって2-0の勝利。見事にバウンスバックを果たした。 一方、対戦相手のベティスは前節のバレンシア戦での2-4の大敗に加え、カンファレンスリーグ(ECL)ではチェコのムラダー・ボレスラフに1-2の逆転負け。公式戦3試合未勝利と調子を落としている。ラ・レアルとしてはその不振の相手との一戦をきっちり制し、リーグ戦でも白星を取り戻したい。中2日での連戦となるが、イマノル監督には違いを生み出す日本人エースに攻撃のタクトを託してほしいところだ。 バスク・ダービー勝利に加え、ELでもエルフスボリに3-0で完勝し、好調を維持する5位のアスレティック・ビルバオは13位のラージョとのアウェイゲームに臨む。中2日の過密日程でインテンシティが高いホームチームとの対戦は難しいものになるが、勝ち切ってトップ4争いにしっかりと絡みたい。 FW浅野拓磨を擁する8位のマジョルカは連勝を懸け、前節約1カ月ぶりの公式戦で魂の勝利を見せたバレンシアと対戦する。なお、この試合での復帰が期待されていた浅野だが、惜しくも招集外となり復帰は次節以降となる見込みだ。 その他では4位のビジャレアルと7位のジローナによる上位対決、マノロ・ゴンサレス監督更迭が取り沙汰される19位のエスパニョールの戦いにも注目だ。 《ラ・リーガ第15節》 ▽11/29(金) 《29:00》 マジョルカ vs バレンシア ▽11/30(土) 《22:00》 バルセロナ vs ラス・パルマス 《24:15》 アラベス vs レガネス 《26:30》 エスパニョール vs セルタ 《29:00》 バジャドリー vs アトレティコ・マドリー ▽12/1(日) 《22:00》 ビジャレアル vs ジローナ 《24:15》 レアル・マドリー vs ヘタフェ 《26:30》 ラージョ vs アスレティック・ビルバオ 《29:00》 レアル・ソシエダ vs ベティス ▽12/2(月) 《29:00》 セビージャ vs オサスナ 2024.11.29 19:00 Fri

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