PSG構想外のパレデスにラツィオが関心、ミリンコビッチ=サビッチの後釜確保に奔走中

2023.07.20 20:40 Thu
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ラツィオパリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデス(29)に関心を寄せているようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。
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パレデスは昨シーズンPSGから1年間のレンタル移籍でユベントスへと加入。公式戦35試合に出場と定期的なプレータイムを得たが、大半が途中出場であることに不満が溜まっていたのか、マッシミリアーノ・アッレグリ監督と対立するなど不本意な1年となった。今夏はPSGにローンバックもルイス・エンリケ新監督の構想には含まれず、契約が2024年6月までとなっていることもあって売却候補に。移籍市場に精通するジャーナリスト、ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、PSGは500万ユーロ(約7億8000万円)以下でも売却に同意する可能性があるという。
一方で、ガラタサライからのオファーを拒否し続けているというパレデスに対し、攻守の要であったセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(28)をアル・ヒラルへ売却したラツィオが接触しているとのことだ。

ミリンコビッチ=サビッチの後釜確保に奔走するラツィオ。アル・ヒラルへの売却で4200万ユーロ(約65億2000万円)を手にしたとみられており、パレデス以外にもガラタサライのウルグアイ代表MFルーカス・トレイラ(27)、トリノのU-21イタリア代表MFサムエレ・リッチ(21)などを注視していると報じられている。
しかし、現段階で新たなMFは確保できておらず、すでにチームが始動しているなか、マウリツィオ・サッリ監督は不安を抱えているとも。パレデスは比較的安価な移籍金で獲得できそうだが、果たしてどうなるだろうか。

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src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/psg20210811_4231_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">©CWS Brains, LTD.<hr></div> 実際に全ての選手が起用可能となった場合、ポチェッティーノ監督がどういったメンバーを選ぶのかは現段階では不明だ。ただ、最大限の力を出すには、[4-2-3-1]が良いと考えられる。 トップにはムバッペ、トップ下にメッシ、左にネイマール、右にディ・マリアという配置だろう。右はワイナルドゥムでも良いかもしれない。 ボランチはパレデスとペレイラがファーストチョイスになるだろうか。 最終ラインは右にハキミ、中央にセルヒオ・ラモスとブラジル代表DFマルキーニョス、左にアブドゥ・ディアロが入るだろう。そしてGKはイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマとなると予想される。 もちろん、各ポジションに控え選手にするにはもったいないほどの選手が揃っており、状態の良い選手がピッチには立つはず。何れにしても、豪華な面々が揃っていることが改めて感じられそうだ。 <span class="paragraph-title">◆オプションで[3-4-3]も</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/psg20210811_343_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">©CWS Brains, LTD.<hr></div> 一方で、後ろのメンバーを考えると3バックというシステムも捨てがたい。セルヒオ・ラモス、マルキーニョスに加え、フランス代表DFプレスネル・キンペンベもチームにはいる。4バックにすれば必然的に1人はベンチ。昨季終盤ケガに悩まされたセルヒオ・ラモスは開幕からしばらく欠場が見込まれ、状態が不安だが、3人がベストな状態になれば3バックもあり得るだろう。 そうなると、中盤の右にハキミを上げることが可能に。メッシ、ハキミが並ぶ右サイドにセルヒオ・ラモスが支える形となれば、守備面も不安は軽減される。 チーム全員が万全の状態であれば、4バックではなく3バックという選択肢が最適な可能性も。ポチェッティーノ監督はトッテナム時代に3バックを採用したこともあり、引き出しにないわけではない。考えは広がるばかりだ。 心機一転、バルセロナで初めてもらった「30」を背負ってプレーすることとなるメッシ。どのシステムでもハマる可能性は高く、その力でPSGに悲願のビッグイヤーをもたらすことはできるだろうか。デビューが待たれる。 <span class="paragraph-title">【フォーメーション画像】メッシはどのシステムがハマる? 4タイプを予想</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/psg20210811_4231_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">©CWS Brains, LTD.<hr></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/psg20210811_433_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" 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【ELリーグフェーズ第2節まとめ】連勝はスパーズやラツィオら5チーム! 毎熊、町田、久保が出場も勝利ならず…

ヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第2節が3日に開催された。 DF毎熊晟矢が所属するAZはアウェイでアスレティック・ビルバオと対戦し、0-2で敗れた。毎熊は76分までプレーした。 毎熊にとって欧州デビュー戦となったエルフスボリ戦を3-2で勝利し、白星スタートを飾ったAZは連勝を目指して難所サン・マメスに乗り込んだ。 戦前からユーロ2024優勝の立役者、ニコ・ウィリアムズとのマッチアップに注目が集まった毎熊だが前半序盤にあっさりと入れ替わられるなど終始劣勢を強いられた。同じくチームも前半から押し込まれる苦しい展開が続くも、何とか0-0のスコアで試合を折り返した。 だが、後半も守勢が続くと、72分には左サイドをドリブルでこじ開けたニコの折り返しを実兄イニャキ・ウィリアムズにワンタッチシュートで決められて守備が決壊。毎熊がベンチに下がった直後の86分には再びニコの仕掛けからこぼれ球に反応したサンセトにトドメの2点目を決められて万事休す。2戦目で初黒星を喫した。 MF久保建英が在籍するレアル・ソシエダはFW後藤啓介を擁するアンデルレヒトと対戦し、1-2で敗戦した。久保は後半から途中出場も、後藤は招集外となった。 2戦目での初勝利を目指したラ・レアルだが、ラ・リーガ優先のメンバー構成となり久保はベンチスタートに。開始5分に鮮やかな連携からマリンのゴールで先制したが、前半半ば過ぎの連続失点によって1点ビハインドで後半へ。 その後半はハーフタイムの3枚替えで久保ら主力を投入して攻勢に転じたが、日本代表MFもボックス内での2度の決定機で仕留め切れず。チームとして最後の局面での精度を欠いて追いつくことはできず。この結果、ホームで今季EL初黒星のソシエダは2戦未勝利に。 DF町田浩樹の所属するユニオン・サン=ジロワーズはボデ/グリムトと対戦し、0-0のドローに終わった。 2戦目での初勝利を目指したサン=ジロワーズは序盤から主導権を握って優勢に試合を進めたが、再三のシュートをなかなか枠に飛ばすことができず。最後までゴールが遠かった。一方で、フル出場した町田を中心に守備陣は相手の攻撃に対して集中した対応をみせ、クリーンシートを達成。最低限の引き分けで試合を終えた。 初戦に続いて波乱も目立った今節を終えて2連勝を達成したのは、2戦連続快勝のラツィオとリヨン、トッテナムの4大リーグの強豪に、アンデルレヒトとルーマニアのFCSBの5チームに。 一方、ディナモ・キーウとベシクタシュという欧州大会の常連が連敗スタートとなり、エルフスボリに金星を献上したローマやポルト、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・ソシエダといった強豪チームも2戦未勝利となった。 ◆リーグフェーズ第2節 ▽10/3(木) RFS 2-2 ガラタサライ フェレンツヴァーロシュ 1-2 トッテナム マッカビ・テルアビブ 0-2 ミッティラン オリンピアコス 3-0 ブラガ カラバフ 1-2 マルメ レアル・ソシエダ 1-2 アンデルレヒト ラツィオ 4-1 ニース スラビア・プラハ 1-1 アヤックス ホッフェンハイム 2-0 ディナモ・キーウ アスレティック・ビルバオ 2-0 AZ ベシクタシュ 1-3 フランクフルト ポルト 3-3 マンチェスター・ユナイテッド トゥベンテ 1-1 フェネルバフチェ ビクトリア・プルゼニ 0-0 ルドゴレツ エルフスボリ 1-0 ローマ PAOK 0-1 FCSB サン=ジロワーズ 0-0 ボデ/グリムト レンジャーズ 1-4 リヨン 2024.10.04 06:40 Fri
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「目標はユーロ連覇」イタリア代表指揮官、若手の名前列挙し本大会選出へアピール要求! 19歳のサプライズ招集も示唆

イタリア代表のルチアーノ・スパレッティ監督が、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューでユーロ2024への意気込みを語った。 昨年9月にスクデット指揮官としてアッズーリを託されたスパレッティ監督。ユーロ予選途中からの指揮という、決して簡単ではない状況からの船出となったが、無事に予選突破を決めた。 全世界が注目する、“競技レベルはワールドカップ(W杯)よりも高い”と言われるユーロ本大会まで残り3カ月と少し。前回王者イタリア代表を率いる老将は、王座防衛を宣言する。 「我々は予選通過に値するプレーを見せ、見事にその資格を得た。強調されるべきは、各々が常に自らの仕事を放棄せず、積極的なサッカーを貫いている点だ。この集中力をもっともっと改善したい。チームはまだまだ発展途上だ」 「私にはイタリア代表を強くする責任があり、現状、満足できるものなどほとんどない。それはなぜか? 目標がユーロ連覇とW杯優勝だからだ。これは全イタリア国民の期待であり、過去の偉大な歴史がそれを欲しているのだ」 「イングランド、フランス、スペイン、ドイツ…強敵だらけだが、我々だって彼らのレベルに劣っているわけではない。しかし、イングランドを20分間凌駕するだけでは駄目だ。90分間良いプレーをして初めて勝るのだ」 欧州制覇への覚悟を滲ませるスパレッティ監督。その一方、一部の主力選手が所属クラブで不振に喘いでいる現状を危惧している。 「フェデリコ・キエーザ(ユベントス)にニコロ・ザニオーロ(アストン・ビラ)…私は彼らの困難な状況を注視しているよ。万が一に備え、方向転換して別の解決策を準備しておく必要があるだろう。具体的なことを1つ挙げると、[3-4-2-1]を検討している」 「これは守備的な考え方ではなく、そこにいるプレーヤーの快適さを考慮したシステム案だ。間違ってもボール非保持のときに5バックにする、というものではない。攻撃性を維持しつつ、バランスも必要なのだ」 キエーザらのユーロ本大会落選をちらつかせた一方、現時点では当落選上にいると考えられる、A代表未経験の若手を含む選手たちの名前を掲げ、シーズン後半戦でのアピールを期待していると、遠回しながらもハッパをかけた。 「アレッサンドロ・ボンジョルノ(トリノ/24歳)は本当に頑丈なセンターバックだ。ラウル・ベッラノーバ(トリノ/23歳)とリッカルド・カラフィオーリ(ボローニャ/21歳)も準備ができている。ジオバンニ・ファビアン(ボローニャ/19歳)を選んだらサプライズか?」 「ガエターノ・カストロヴィッリ(フィオレンティーナ/27歳)も最近は再びプレーし始めた。他にもアンドレア・カンビアーゾ(ユベントス/24歳)、トンマーゾ・バルダンツィ(ローマ/20歳)、ロレンツォ・ルッカ(アヤックス/23歳)、マルコ・カルネセッキ(アタランタ/23歳)、ミケーレ・ディ・グレゴリオ(モンツァ/26歳)、イバン・プロベデル(ラツィオ/29歳)…」 「リストに載るのは23名(正しくは26名)だが、大会前のトレーニングはさらに4〜6人を帯同させて少しでも経験を積ませたい。新たな花びらを加える可能性は十分にある」 かなり踏み込んだ内容まで語り、ユーロへのアツい意気込みをのぞかせたスパレッティ監督。これに奮起しない若手はA代表には不要だ。 2024.02.24 21:21 Sat
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「キャリアで最も困難な日の1つ」 ラツィオ退団インモービレがサポーターに別れ…「ずっと感謝」

イタリア代表FWチーロ・インモービレが移籍決定を受けて、ラツィオのサポーターに別れの挨拶をした。 2016年夏にセビージャから加入して以降、ラツィオのエースとして通算340試合で207ゴールを記録し、3度のセリエA得点王にも輝いたインモービレ。監督交代も起きた昨季はトータルで11ゴールと二桁に乗せたが、セリエAに限れば7ゴールと消化不良の1年を過ごした。 今年5月中旬には参加したイベント先でラツィオと残る2年契約とともに、クラブ愛も口にし、残留意向を示した34歳ストライカーだが、ルイス・アルベルトやフェリペ・アンデルソン、鎌田大地に続く形で新たな活躍先を求める運びに。ベシクタシュと2年契約を結んだ。 トルコ行きが決まったなか、自身のインスタグラムを通じて8年間を過ごしたラツィオのサポーターにメッセージを発信。ラツィオ入りからの日々を振り返りつつ、深く感謝した。 「今日はキャリアで最も困難な日の1つ。何年にもわたる感情、勝利、敗北、犠牲、そして喜びの共有を経て、別れを告げるときがきた。こういうスピーチは決してしたくなかったけど、人生において、痛みを伴うとはいえど、決断をしないといけないときがある」 「若く、夢に満ち溢れるなか、ここに来たけど、このシャツ、この街、そして何よりもファンのみんなとこんなにも深い絆で結ばれるなんて想像もしていなかった。君たちはピッチ上における12人目の選手で、困難を克服し、美しい勝利を祝うために僕らを後押しする力だった」 「初めてこのシャツを着たときのことは今でも覚えている。胸が高鳴り、自分を誇らしく思ってもらいたいという思いをね。それからというもの、どんな試合、どんなトレーニングでも、ピッチで過ごすすべての瞬間を君たちに捧げてきた。君たちがどれほどの意味をなし、君たちの情熱とサポートがすべての瞬間をどれほど特別なものにするかをわかっていたからだ」 「僕らは苦労しながら掴んだ勝利、土壇場でのゴール、輝かしい夜、そして敗北後の涙だったり、忘れられない瞬間をともにした。どんな瞬間も、君たちの愛情と無条件のサポートを感じた。そして、僕はこのことにずっと感謝することだろう」 「みんなが唄ってくれたチャントや拍手、温かさはこれからもずっと胸に刻む。君たちは僕らを快適に過ごさせ、大きな家族の一員と感じさせてくれた。どれだけ感謝してもしきれない」 「この先の人生がどうなろうと、僕の一部はいつだってここにあるし、君たちと一緒にスタンドでこのチームを応援する約束をして、挨拶とする。一番大切な宝物のように、いつまでも心にとどめておく。すべてに感謝する。みんなのキャプテンになれたのは光栄であり、名誉なことだった」 <span class="paragraph-title">【SNS】トルコ行きのインモービレがラツィオサポーターに別れの挨拶</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C9XOvXwoy9u/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C9XOvXwoy9u/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; 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「望んだ形ではないけど…」元ブラジル代表MFルーカス・レイバが心臓の問題で現役引退、リバプール、ラツィオでもプレー「健康が第一」

グレミオは17日、心臓の問題で休養していた元ブラジル代表MFルーカス・レイバ(36)の引退を発表した。 ルーカス・レイバは昨年12月、新シーズンに向けたメディカルチェックで心拍に異常があることが確認されており、追加の検査や治療が終わるまでの休養が発表されていた。 クラブの発表によると、ルーカス・レイバは心筋の瘢痕性線維症(はんこんせいせんいしょう)と診断されたとのこと。キャリアを続けることはリスクがあり、引退を余儀なくされることとなった。 グレミオは17日に記者会見を実施。ルーカス・レイバをはじめ、アルベルト・ゲラ会長やレナト・ポルタルッピ監督、チームドクターなどが出席した。 医師のマルシオ・ドルネレス氏は今回の検査結果について「昨日、全ての心臓病検査を終えました。全ての専門家と共に、この線維症と診断し、この病状の重要性とリスクを評価した後、健康へのリスクを考え、ルーカスに高パフォーマンスの身体的活動を続けないようにアドバイスし、推奨します」とコメント。激しいプレーが大きなリスクに繋がるとした。 ルーカス・レイバはこの記者会見で引退を発表。この数カ月のサポートに感謝した。 「この3カ月間、そして復帰してから受けた全てのサポートに対して、グレミオに感謝したいと思う。今日、引退を発表する」 「大変な時期であり、今回の件で泣いたのは初めてだと思う。本当に感謝しかない。このキャリアの全ての時間に感謝する」 「好きな場所で終えることになるが、好きな形ではない。新たなサイクルが華麗にスタートすることを確信している」 「みなさん本当にありがとう。元に戻れるかもしれないという多くの希望を持っていたが、そうではなかった。ただ、健康が第一だ」 「プロとしてプレーした3つのクラブと、サンパウロの内陸部にあるユースチームにも感謝したい。僕の物語はグレミオで始まった分ではないが、ここで重要なスタートを切ることができた」 「そして、僕がずっと望んでいた場所で、この物語は終わりを迎える。僕のキャリア、ここで受けた愛情に対し『感謝』という言葉を使いたい」 「クラブにとって難しい時期に戻ってきたけど、何らかの形で貢献することができたと思う。改めて、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします」 ルーカス・レイバはグレミオの下部組織育ちで、2005年1月にファーストチームに昇格。2008年7月にリバプールへと完全移籍した。 リバプールでは9シーズンを過ごし、公式戦346試合に出場し7ゴール21アシストを記録。EFLカップの優勝を経験すると、2017年7月にラツィオへと完全移籍。ラツィオでは公式戦155試合に出場し2ゴール5アシスト。コッパ・イタリアで優勝を経験し、2022年7月にグレミオへと復帰していた。 復帰後のグレミオはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)に所属しており、リーグ戦17試合で3ゴールを記録。今季からはウルグアイ代表FWルイス・スアレスが加入し、元リバプールコンビが期待された矢先の病気発覚となっていた。 なおブラジル代表としては24試合に出場していた。 <span class="paragraph-title">【動画】グレミオ復帰後のルーカス・レイバのプレー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="pt" dir="ltr">O bom filho à casa torna e assim ele fez. Começou a carreira aqui, tornou-se ídolo, ganhou o mundo e voltou em um momento difícil para ficar ao lado da nação gremista. E assim permanecerá, atuando fora dos gramados. Obrigada por tudo, <a href="https://twitter.com/LucasLeiva87?ref_src=twsrc%5Etfw">@LucasLeiva87</a>! Vamos por mais! <a href="https://t.co/ULas6aeB6J">pic.twitter.com/ULas6aeB6J</a></p>&mdash; Grêmio FBPA (@Gremio) <a href="https://twitter.com/Gremio/status/1636812400262299669?ref_src=twsrc%5Etfw">March 17, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.03.18 09:35 Sat

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