トレイラのラツィオ移籍が目前? SNSでイタリア到着を報告…サンプ時代はセリエA屈指のMF

2023.07.19 15:47 Wed
Getty Images
ウルグアイ代表MFルーカス・トレイラ(27)がイタリアに帰ってきた。

サンプドリア時代にセリエA屈指のMFという名声を得たトレイラ。しかし、2018年7月に満を持して移籍したアーセナルではプレミアリーグに馴染みきれず、アトレティコ・マドリー、フィオレンティーナへのレンタル移籍を経験した。

フィオレンティーナからローンバックした昨夏はアーセナルからガラタサライへと完全移籍し、4年契約を締結。迎えた昨シーズンは替えの効かない攻守の要としてリーグ戦31試合に出場し、4年ぶりとなるリーグタイトル奪還に大きく貢献した。
一方で、シーズン終了に前後してラツィオへの移籍が噂されるようになり、マウリツィオ・サッリ監督が獲得を切望しているとも。しばらく続報がなかったが、イタリア『TuttoMercatoWeb』によると、少しずつラツィオ行きが近づいているという。

現段階でラツィオとガラタサライの交渉は合意に至っていないとされるものの、トレイラは19日、インスタグラムのストーリーズでイタリアへ到着したと報告。写真の様子からローマ近郊のフィウチミーノ国際空港であることが確認できる。
トレイラはクラブ間交渉の成立、移籍を前提としてイタリアへ舞い戻ったようだ。

ルーカス・トレイラの関連記事

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、ヨーロッパリーグ(EL)4連勝への意気込みを語った。イギリス『フットボール・ロンドン』がオーストラリア人指揮官の会見コメントを伝えている。 今大会で優勝候補の一角に挙がるトッテナムは、ここまで若手や控え選手中心のスカッドで臨みながらも開幕3連勝を達成。また、直近はEFL 2024.11.07 13:35 Thu
ラツィオがパリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデス(29)に関心を寄せているようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。 パレデスは昨シーズンPSGから1年間のレンタル移籍でユベントスへと加入。公式戦35試合に出場と定期的なプレータイムを得たが、大半が途中出場であることに不満が 2023.07.20 20:40 Thu
ラツィオがウルグアイ代表MFルーカス・トレイラ(27)の獲得に向けてガラタサライと交渉を開始したようだ。イタリア『トゥットメルカート』が報じている。 ラツィオではセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(26)がユベントスとインテルに狙われており、流出の可能性がある。その後釜としてガラタサライのスュペル 2023.06.24 23:20 Sat
ガラタサライが2018-19シーズン以来、通算23度目のスュペル・リグ制覇を成し遂げた。 ガラタサライは30日、スュペル・リグ第36節でアンカラギュジュとのアウェイゲームに臨み、FWマウロ・イカルディの2ゴールの活躍などで4-1の快勝を収めた。 この結果、2位のフェネルバフチェとの勝ち点差5を維持したガラタ 2023.05.31 07:15 Wed
アヤックスは11日、スヴェン・ミスリンタート氏(50)のフットボールディレクター(FD)就任を発表した。契約期間は2023年5月19日から2026年6月30日までとなる。 アヤックスでは、2022年2月にマルク・オーフェルマルス氏が退団して以降、FD不在の状況が続きテクニカルマネージャーのゲリー・ハムストラ氏 2023.04.11 22:37 Tue

ラツィオの関連記事

セリエA懲戒委員会は13日、ユベントスのフランス人DFピエール・カルルに対し、2試合の出場停止処分を科した。 カルルは10日に行われたセリエA第36節ラツィオ戦の57分、振り上げた手が相手FWタティ・カステジャノスの顔面に直撃し、VARの末に一発退場となっていた。 残り2試合、ウディネーゼ戦とヴェネツィア戦 2025.05.14 11:30 Wed
ユベントスのイゴール・トゥドール監督が10日にアウェイで行われ、1-1の引き分けに持ち込まれたセリエA第36節ラツィオ戦を振り返った。 同勝ち点で並ぶ来季のチャンピオンズリーグ出場権を争うラツィオとの一戦。昨季終盤にトゥドール監督が指揮を執った古巣との対戦となった中、ユベントスはゴールレスで迎えた後半開始6分にF 2025.05.11 11:00 Sun
セリエA第36節、ラツィオvsユベントスが10日にスタディオ・オリンピコで行われ、1-1のドローに終わった。 ローマとともに勝ち点63で並ぶ6位のラツィオと4位のユベントスによるトップ4フィニッシュを懸けた重要な直接対決。 前節、エンポリをウノゼロで破って6戦無敗のラツィオは難敵相手のホームゲームで現状のベ 2025.05.11 03:06 Sun
セルティックへの移籍が噂されているラツィオのデンマーク代表FWグスタフ・イサクセン(24)だが、クラウディオ・ロティート会長が否定した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 イサクセンはミッティランの下部組織出身で、2023年8月にラツィオに完全移籍で加入した。 ラツィオでは2シーズンで公式戦83試合に出 2025.05.04 23:30 Sun
セリエA懲戒委員会は29日、ユベントスのトルコ代表FWケナン・ユルドゥズに対し、2試合の出場停止処分と罰金1万ユーロ(約162万円)を科した。 ユルドゥズは27日に行われたセリエA第34節モンツァ戦に先発。前半追加タイムに相手MFアレッサンドロ・ビアンコに対してヒジ打ちを見舞って一発退場となっていた。 この 2025.04.30 11:00 Wed

記事をさがす

ルーカス・トレイラの人気記事ランキング

1

スアレス&カバーニらウルグアイ代表の海外組メンバーが発表《カタールW杯南米予選》

ウルグアイサッカー協会(AUF)は25日、カタール・ワールドカップ南米予選に向けた国外メンバー25名を発表した。 今回は先行して発表された海外組では、FWルイス・スアレス(アトレティコ・マドリー)やFWエディンソン・カバーニ(マンチェスター・ユナイテッド)、MFルーカス・トレイラ(アトレティコ・マドリー)など今夏移籍した選手たちも招集された。 ウルグアイ代表は11月に南米予選2試合を戦う予定で、13日にアウェイでコロンビア代表と、17日にホームでブラジル代表と対戦する。今回発表されたウルグアイ代表メンバーは以下の通り。 ◆ウルグアイ代表メンバー(海外組) GK マルティン・シルバ(リベルタ/パラグアイ) マルティン・カンパーニャ(アル・バーティン/サウジアラビア) ロドリゴ・ムニョス(セロ・ポルテーンヒョ/パラグアイ) DF マティアス・ビニャ(パウメイラス/ブラジル) セバスティアン・コアテス(スポルティング・リスボン/ポルトガル) マルティン・カセレス(フィオレンティーナ/イタリア) ディエゴ・ゴディン(カリアリ/イタリア) ホセ・ヒメネス(アトレティコ・マドリー/スペイン) ダミアン・スアレス(ヘタフェ/スペイン) ロナルド・アラウホ(バルセロナ/スペイン) MF ニコラス・デ・ラ・クルス(リーベルプレート/アルゼンチン) ジョルジアン・デ・アラスカエタ(フラメンゴ/ブラジル) ナイタン・ナンデス(カリアリ/イタリア) ロドリゴ・ベンタンクール(ユベントス/イタリア) ルーカス・トレイラ(アトレティコ・マドリー/スペイン) マウロ・アランバリ(ヘタフェ/スペイン) フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリー/スペイン) FW ルイス・スアレス(アトレティコ・マドリー/スペイン) クリスティアン・ストゥアーニ(ジローナ/スペイン) マキシミリアーノ・ゴメス(バレンシア/スペイン) エディンソン・カバーニ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) ダルウィン・ヌニェス(ベンフィカ/ポルトガル) ホナタン・ロドリゲス(クルス・アスル/メキシコ) ブリアン・ロドリゲス(ロサンゼルスFC/アメリカ) ディエゴ・ロッシ(ロサンゼルスFC/アメリカ) 2020.10.25 18:05 Sun
2

ガラタサライがメルテンス&トレイラを確保! 交渉開始を発表

ガラタサライがベルギー代表FWドリエス・メルテンス(35)、アーセナルのウルグアイ代表MFルーカス・トレイラ(26)を確保した。 同クラブは6日、2選手との交渉開始を発表。両者は条件面で合意に至っており、同日夜にはイスタンブール入りし、メディカルチェックを受診した後に契約書にサインする見込みだ。 先日にナポリ退団が発表されたメルテンス。9シーズンにわたって在籍し、公式戦出場は通算397試合。クラブ史上最多の148ゴールと90アシストを記録し、点取り屋としてはもちろん、チャンスメイクにも秀でた希代のストライカーとして長らく活躍した。 35歳とキャリア晩年を迎えているが、実績十分の実力者に対してはユベントスやインテル、マルセイユ、アヤックスといった各国の強豪との関連が伝えられたが、新天地はトルコ屈指の名門に。 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのニコロ・スキラ氏によると、メルテンスはガラタサライと年俸400万ユーロ(約5億5000万円)の1年契約で合意。同契約には1年の延長オプションが含まれているという。 一方、トレイラは2018年夏にサンプドリアからアーセナルへ加入したものの、ミケル・アルテタ監督の信頼を得られず。2シーズン連続でアトレティコ・マドリー、フィオレンティーナへのレンタル移籍に出ていた。 フィオレンティーナが買い取りを断念したことで、一旦アーセナルに復帰したトレイラだったが、ノースロンドンでの構想外という扱いは変わらず、移籍が既定路線となっていた。 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は600~700万ユーロ(約8億2000万~9億6000万円)+アドオンとなり、トレイラは2025年までの3年契約にサインする見込みだという。 2022.08.07 07:00 Sun
3

序列が上がらないベジェリンがアーセナルと契約解除の交渉スタート? ベティス行き希望

アーセナルのスペイン代表DFエクトル・ベジェリン(27)だが、チームからの退団を希望しているようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じた。 バルセロナの下部組織からアーセナルの下部組織に移籍。2014年7月にファーストチームへと昇格したベジェリン。攻撃的なサイドバックとして期待され、これまで公式戦239試合に出場し9ゴール29アシストを記録している。 しかし、ケガの影響などもありチーム内での序列が低下。昨シーズンはレアル・ベティスへとレンタル移籍すると、公式戦32試合で5アシストを記録。しかし、今夏アーセナルへと復帰していた。 プレシーズンでは右サイドバックとして起用されていたベジェリンだったが、開幕戦となったクリスタル・パレス戦はメンバー外。右サイドバックのポジション争いでの序列はまだまだ下にいる状況だ。 今シーズンは、日本代表DF冨安健洋がケガで出遅れていることもあり、イングランド代表DFベン・ホワイトが右サイドバックの1番手に。冨安、そしてポルトガル代表DFセドリック・ソアレスが控えており、4番手になる可能性が高い。 アーセナルとの契約は残り1年となっている中、ベジェリンは退団を希望。ベティスに留まりたい意向が強く、代理人を通して契約解除の交渉をクラブと進めたいようだ。フリーとなれば、ベティスに移籍するつもりだという。 アーセナルは、2020-21シーズンから合計で17名が退団。その中には、元ドイツ代表MFメスト・エジル、元ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤン、元フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットらチームの中心として活躍した選手も含まれている。 また、今夏はラカゼットに加えて、ウルグアイ代表MFルーカス・トレイラ(ガラタサライ)、フランス代表MFマッテオ・ゲンドゥージ(マルセイユ)、ドイツ代表GKベルント・レノ(フルアム)、ギリシャ代表DFコンスタンティノス・マヴロパノス(シュツットガルト)を放出。さらにDFパブロ・マリも退団することが濃厚とされている。 その中にベジェリンも加わる可能性がありそうだが、交渉はどう進むだろうか。 2022.08.10 17:13 Wed

ラツィオの人気記事ランキング

1

3選手の連れ戻しをレアルが検討中…レンタル先で活躍のラファ・マリンら

レアル・マドリーが他クラブへ放出した選手の再加入を選択肢に考えているようだ。 現在ラ・リーガで首位を走り、チャンピオンズリーグ(CL)でも準々決勝進出が見えているマドリー。新戦力ではドルトムントから大金をはたいて獲得したイングランド代表MFジュード・ベリンガムが驚異的な活躍を見せている他、ミランからレンタルバックしたスペイン代表MFブラヒム・ディアスや、ラージョ・バジェカーノから買い戻したスペイン代表DFフラン・ガルシアなども戦力としてチームに貢献している。 周知の通り、マドリーは他クラブへ放出した選手でも手の届く範囲にとどめていることが多く、レアル・ソシエダで活躍する日本代表MF久保建英もその1人。50%の保有権があることから、今夏の買い戻しがにわかに囁かれていたが、最近2029年までの契約延長にサインしたこともあり、可能性はかなり低くなると考えられている。 しかし、スペイン『マルカ』によると、マドリーが今夏の再加入を検討しているのは久保ではなく、カンテラ出身の3選手とのこと。アラベスにレンタル移籍中のU-21スペイン代表DFラファ・マリン(21)、ラツィオのU-21スペイン代表DFマリオ・ヒラ(23)、ジローナのU-21スペイン代表DFミゲル・グティエレス(22)のようだ。 マリンは191cmのセンターバックで、昨夏アラベスへ武者修行。ここまで主力としてラ・リーガの21試合に出場し、来シーズンの復帰は確実とみられている。 同じくセンターバックのヒラは2022年夏にラツィオへ完全移籍したが、久保と同様にマドリーが保有権を50%残している形。昨年11月下旬あたりからレギュラーの座を勝ち取った今シーズンは、ここまでセリエAで11試合に出場している。 リーグ首位を争うジローナのグティエレスも2022年夏にマドリーから完全移籍。左サイドバックや左ウイングバックとしてチームの躍進を支えており、マドリーは安価での買い戻しが可能と言われている。 また、昨夏買い取りオプション付きのレンタルでミランへと移籍したスペイン人DFアレックス・ヒメネス(18)の動向も注視している模様。他にも多くの選手がマドリーの支配下にあり、さらなる成長が期待されている。 2024.02.18 23:00 Sun
2

【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.15“クラニョッティの黄金郷”26年ぶりのスクデット/ラツィオ[1999-2000]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.15</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1999-2000シーズン/ラツィオ 〜クラニョッティの黄金郷〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1999-2000lazio.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:スベン・ゴラン・エリクソン(52) 獲得タイトル:セリエA、コッパ・イタリア 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント9:★★★★★★★★★☆ 連係8:★★★★★★★★☆☆ 選手層10:★★★★★★★★★★</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">26年ぶりのスクデット</div> イタリアの大手食品会社であるチリオのオーナーだったセルジオ・クラニョッティが1992年に会長に就任してから、ラツィオは大きく変貌を遂げていった。1998年にイタリアのクラブで初となる株式上場を行って豊富な資金力を得たクラブは、ヴェロン、ミハイロビッチ、サラス、シメオネら当時のスター選手を買い漁り、ヨーロッパ屈指の強豪チームを作り上げていく。 迎えた1999-00シーズン、前シーズンにUEFAカップ(現在のEL)を制したラツィオは、3冠を達成したマンチェスター・ユナイテッドを破ってUEFAスーパーカップを獲得。素晴らしいシーズンスタートを切った。リーグ戦ではジダンやデル・ピエロを擁するユベントスとの激しい首位争いを展開。そして、首位のユベントスと勝ち点2差の2位で最終戦を迎えたラツィオは、レッジーナに3-0で快勝する。一方のユベントスは、ペルージャにまさかの敗戦。この結果、劇的な展開でラツィオに26年ぶり2度目のスクデットがもたらされた。 コッパ・イタリアも制覇して充実のシーズンを送ったラツィオだったが、この夢物語は長く続かなかった。サッカーバブルの崩壊とともに多額の負債を抱えたクラニョッティ会長は、栄光をもたらしたスター選手たちを次々に売却。2002年にはついに、バンディエラのネスタをミランに放出する事件まで起きてしまった。そして、自身の財力で築き上げた黄金郷は、数年で消え失せてしまった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">組織+個</div> 基本的な戦術は堅守速攻。フラットな[4-4-2]のシステムで、組織的な守備からの鋭いカウンターが最大の武器だった。ネスタを中心とした守備は、失点数リーグ2位の少なさ(31失点)を記録。また、高精度の左足を持つミハイロビッチはセットプレー時に相手の脅威となり、FKだけで6ゴールを奪った。 攻撃陣に関しては、チームトップの得点を奪ったのがサラスの12得点と凡庸な結果ではあるが、中盤のネドベドやセルジオ・コンセイソンらも得点力を発揮。あらゆるポジションの選手が得点を奪える形ができていた。その攻撃陣を操ったのが“魔術師”ヴェロン。長短における正確なパスを駆使して攻撃のタクトを振るった。 そのヴェロンと中盤のセンターでコンビを組んだシメオネの存在も忘れてはならない。献身的な守備でヴェロンの守備力の低さを補いながら、苦しい時にゴールを奪う勝負強さも見せた。その他にも“ピッポ”の弟であるシモーネ・インザーギが実力を発揮して得点を重ね、マンチーニはファンタジー溢れるプレーで攻撃にアクセントを付けた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">DFアレッサンドロ・ネスタ(24)</span> 数多のスター選手が揃うチームの中でキャプテンを務めたのが、チーム生え抜きの青年だった。クラニョッティ会長の庇護の下でチームを束ねる重責を担ったネスタは、若くしてディフェンダーに要求されるあらゆる能力を高いレベルで備えており、完成されたプレーを披露。エレガントなボール奪取は観衆を魅了した。引退までラツィオでプレーすることが約束されたはずだったが、クラブの経営悪化によりミランへ移籍。この事実は、ネスタ自身に大きな影をもたらしたことだろう。 2019.04.10 22:00 Wed
3

ラツィオ、ムッソリーニ氏の曾孫とプロ契約締結

ラツィオがイタリアのファシズム指導者として知られるベニート・ムッソリーニ氏の曾孫とプロ契約を締結した。『ロイター通信』が伝えている。 ムッソリーニ氏は第一次世界大戦後に全国ファシスト党を結成し、政権を獲得。その後、ドイツのアドルフ・ヒトラー氏と連携し、枢軸国を形成。イタリアを第二次世界大戦に導いた独裁政治を行ったことで知られる、歴史上の人物だ。 そして、そのムッソリーニ氏の曾孫にあたるイタリア人DFロマーノ・フロリアーニ・ムッソリーニ(18)は、先日に自身の公式『インスタグラム』においてラツィオとプロ契約を結んだことを明かした。 「自分のスタート地点を思い返してみると、今回ラツィオと初めてのプロ契約を結び、さらに3年間このユニフォームを着て過ごすことができることをとても嬉しく思うよ」 なお、プリマヴェーラでは右サイドバックとして印象的なプレーを見せているロマーノは、先日にイタリア『IlMessaggero』で、「ラツィオでは自分のプレーだけが評価され、苗字がムッソリーニだという影響はないよ」と、自身のルーツに関して言及していた。 ラツィオに関してはゴール裏に陣取る一部ウルトラスと極右政党との関連があり、過去にも反ユダヤ主義のステッカーを配布した問題でクラブが処分を科された過去もあった。 それだけにロマーノが不適切な形でクラブのアイコンとして扱われる可能性も危惧されるところだ。 2021.03.25 00:20 Thu
4

サッリ氏がエージェントを変更 ソン・フンミンや板倉滉もクライアントの代理店に

前ラツィオ指揮官のマウリツィオ・サッリ氏(65)がエージェントを変更した。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 3月にラツィオの指揮官職を辞任したサッリ氏。 フリーとなるとすぐに、代理人のファリ・ラマダニ氏に新天地探しを要請。イタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(ユベントス)も顧客に抱えて売り込み中のラマダニ氏は、サッリ氏の次なる職も勢力的に探していたという。 どうやら水面下でミランとも連絡を取り合っていたようだが、この度サッリ氏がラマダニ氏および代理店「Lian Sports Group」との協力関係の終了を選択したとのことだ。 サッリ氏の新たな代理店は、イタリア系オーストラリア人のフランク・トリンボリ氏が立ち上げた「CAA BASE」。 こちらはラファエル・ヴァランやコール・パーマー、ソン・フンミン、ジェームズ・マディソン、さらにはカイル・ウォーカーにキングスレー・コマン、また日本代表DF板倉滉などを抱え、近年イタリアに進出。ユベントスのグレイソン・ブレーメルもクライアントに持つ。 よりグローバルな代理店を選んだ格好のサッリ氏。もしかすると、イタリア外での再チャレンジも視野に入っているのかもしれない。 2024.05.08 14:35 Wed
5

年齢詐称疑惑のラツィオMFが17歳だと証明される

▽年齢詐称疑惑で注目を集めていたラツィオのプリマヴェーラ(ユースチーム)に所属するカメルーン人MFジョゼフ・ミナーラの年齢が、自身の主張通り17歳であることが証明されたようだ。29日付けのイギリス『デイリー・メール』が伝えている。<br /><br />▽ミラーナは今年2月に、その大人びたルックスから、実年齢が42歳ではないかと噂され、年齢の詐称疑惑が取り沙汰されていた。一部メディアは、パスポートを偽造し、17歳のふりをしていると報道。事態を重く見たFIGC(イタリアサッカー連盟)がリーグの連邦検察官を投入し、ミナーラの年齢について本格的な調査を行っていた。そして今回、ミナーラは年齢を詐称していないことが証明されたようだ。<br /><br />▽今年4月7日のセリエA第32節サンプドリア戦でトップデビューを飾ったミナーラは、2013-14シーズンのリーグ戦に3試合出場している。 2014.05.29 12:40 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly