開幕4戦未勝利のローマがデ・ロッシ監督を電撃解任、早期の立て直しを決断

2024.09.18 16:17 Wed
開幕4戦未勝利で解任されたデ・ロッシ監督
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開幕4戦未勝利で解任されたデ・ロッシ監督
ローマは18日、ダニエレ・デ・ロッシ監督(41)の解任を発表した。なお、後任に関しては決定次第の発表となる。
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現役時代は下部組織時代から過ごしたローマで17シーズンを過ごし、その後はボカ・ジュニアーズでプレーし現役を引退したデ・ロッシ監督。イタリア代表のコーチやSPALで監督を務めて中、ジョゼ・モウリーニョ監督の解任を受け、2024年1月から監督に就任した。2023-24シーズンは公式戦26試合を指揮し、14勝6分け6敗。ヨーロッパリーグでは準決勝でレバークーゼンに敗れベスト4の成績を残していた。
今シーズンはここまで開幕4試合を戦い、セリエAでは3分け1敗と勝利なし。クラブは「この決定は、シーズンがまだ始まったばかりの時期に、望ましい道を速やかに再開できるよう、チームの利益を考慮して採用されたものである」と、解任に至った理由を説明している。

今夏のローマは、レンタル移籍でプレーしていた選手が退団したものの、FWアルテム・ドフビク、FWマティアス・スーレ、DFマリオ・エルモソ、DFマッツ・フンメルスなどを補強。攻守に戦力を揃えた中、ここまで4試合でわずか2ゴールと攻撃陣が低調な出来に終わっていた。


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「運命が私を『家に帰る』ように決めた」ラニエリ監督がローマでの3度目の挑戦へ所信表明

ローマの新指揮官に就任したクラウディオ・ラニエリ監督が3度目の挑戦への意気込みを語った。クラブ公式サイトが初会見でのコメントを伝えている。 今シーズン開幕から不振続きのローマは、開幕から3カ月でダニエレ・デ・ロッシ、イバン・ユリッチと2人の指揮官を解任。複数の指揮官が候補に挙がっていたなか、クラブはローマ生まれで生粋のロマニスタでもあり、選手・監督としてクラブを知り抜くレジェンドを招へいした。 通算3度目の監督就任とともに今季終了までの任期後は上級管理職に就任し、後任指揮官の選定にも関わることになる百戦錬磨のイタリア人指揮官は、今回の所信表明で新たな決意を語った。 「質問に答える前に、いくつか明確にしておきたいことがある。私は監督業から退いていた。しかし、ここ数カ月でレスターがプレミアリーグを制覇した後よりも多くの仕事のオファーを受けたと言わなければならない」 「信じられないことだが、本当だ。そして私は常にノーと答えてきた。私が再び監督を務める状況は2つしかないと言った。ローマかカリアリのどちらかだ。しかし、私はフットボールを反対側(ファンとして)から観戦することになるだろうと完全に信じていた」 「運命が私を『家に帰る』ように決めたのだ。カリアリに復帰したとき、私はカリアリでキャリアをスタートし、カリアリで終えると言った。しかし、明らかに運命がローマを私のプレーヤーとしてのキャリアのスタート地点、そして監督としてのキャリアを終えて監督になる場所と決めていた。記録のためにそれを明確にしておきたいと思った。カリアリは私を仲間の一人として迎え入れてくれたからだ」 フットボール界の酸いも甘いも嚙み分ける73歳は、今回のオファーを受け入れる際にオーナーのフリードキン・ファミリーに対して、しっかりと苦言を呈したことも明かしている。 「私を知っている人なら誰でも、私がいつも正直に話すことを知っている。だから、(オーナーに対して)そう伝えた。正直に言うと、彼が言ったこと、このチーム、この街、このクラブをどれだけ大切に思っているかに驚いた」 「彼のクラブだからというわけではない。ローマが世界の首都、カプト・ムンディであるのにチームが苦しんでいるのを見るのは耐えられないと彼は言う。彼は多額の資金を費やしたが、望んでいたことを達成できなかったことを理解している。だから彼は私を招へいしたのだ。今は私次第だ。私の経験と私のやり方で。そして与えられた任務を成功させたい」 「彼がそれらのことを説明してくれたとき、私はノーと言えなかった。私を家に連れてきてくれたことに感謝する。私が何かを言ったら、それを達成するために全力を尽くすとファンは知っているので、感謝する。人々の目を欺くためではない。それは私が誰に対しても言えることだ」 また、“修理屋”の異名を持ち、キャリア通して複数のシステムを使い分けるラニエリ監督は、現在のスカッドでどのようなスタイルを見せたいかとの問いに対しては、チームを把握した上で最適解を見いだしたいとしながらも、それ以前に重要なことがあると主張する。 「何年も同じ監督が率いるチームの場合を除いて、基本的なシステムなど存在しないと思う。まず全員の調子を見てから、3人、4人、5人でプレーするかを決める」 「フォーメーションの問題ではなく、プレーヤーの問題だ。うまくいっていないときでも血を吐きたいプレーヤーがいるかどうかが問題だ。一瞬たりとも気を緩めたくない。私はまずファンであり、次に監督だ。ここを去るとき、私は『誰よりもファンだ』と言った」 「チームとファンがひとつになってほしい。我々はみんなひとつの家族だ。クラブ、経営陣、監督、プレーヤー、キットマン、メディカルスタッフ、グラウンドキーパー、みんな。全員に話し、できる限り協力してほしいと伝えた。ミスをする時間はない。まずは素晴らしい3試合から始める。ファンをスタジアムに連れてきて、勝てなくても『少なくとも頑張った』と思って帰ってもらわなければならない。たとえうまくいかなくても、最後の瞬間まで戦った。ファンはチームを誇りに思って帰っていかなければならない。それが私がファンに、そして自分自身に約束したいことだ」 現在、セリエAで12位、ヨーロッパリーグで20位といずれのコンペティションでも苦戦が続くなか、今季の目標については「できる限りのことをする」とまずは目の前の戦いに全力を注いだうえで、最終的な到達点がどのような形になるかを見極めたいとしている。 「困難があることはわかっているが、私は前向きな人間だ。ローマを見て『私のローマに何が起こったのか』とは思わない。プレーヤーだったときと同じように、常に全力を尽くす。良いプレーをすることも悪いプレーをすることもわかっていたが、ピッチでは全力を尽くさなければならない」 「私のマネジメントの役割について言えば、私はフリードキン家に最も近い人間だ。だから我々はすべてを一緒に行うことができる。我々は物事を評価し、物事を見て、できるだけ間違いを少なくしようとする。しかし、忘れないでほしい、間違いは試みなければ起こらない」 「ローマが常に上位にいられるようにするためには、よく知られていてフットボールを理解している人物が必要だ。フットボールの性質上、1位、2位、3位、4位になるかもしれないが、会長は真剣なチーム、真剣なクラブを望んでいる。彼は多くの変化を起こした。トリゴリアを見たとき、私はほとんど気づかなかった。彼は素晴らしいことをしているが、何よりも重要なのはチームだ。私は彼に言った。『君は何でもできるが、チームがあなたの名刺だ』。ローマは世界中で有名だが、彼はローマがフットボールでも有名になることを望んでいる」 今冬の補強の可能性について、まず現有戦力の見極めを優先したいと語った指揮官は、その現有戦力で注目を集めるアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ、元ドイツ代表DFマッツ・フンメルスの2選手についても率直に自身の考えを語った。 今季の出場試合数で延長オプションが行使されることになるラ・ホヤについては「彼に条項があるかどうかは知りたくない。私が望む人を選ぶ。会長はそれを受け入れたし、そうでなければ、私を招聘しなかったはずだ。ディバラが健康であれば、彼は試合の勝者だ。彼がすべての試合に出場できるかどうかはわからないが、彼にその能力があるならば、私は外すつもりはない」と、起用の可能性を明言。 前体制で冷遇されたベテランDFについては「彼の試合をいくつか見た。レアル・マドリーとの決勝戦や他の試合を見て、『なぜこのプレーヤーはプレーできないのか』と思ったた。様子を見るが、私は試合に勝てるプレーヤーを選びたい」と同じくチャンスを与える可能性を認めた。 最後に、指揮官は2人のバンディエラに関しても言及。教え子であり前指揮官に関しては「我々はすでに話したし、今後数日中にまた話すつもりだ」とチームを把握する上で助言を求めていることを明かしながらも、将来的に監督として呼び戻す可能性については「今のところは監督に任命されており、それに集中している。誰かを誘導したくはないし、様子を見るつもりだ」と明言を避けた。 一方で、自身のフロント入りをきっかけに帰還も期待されるトッティについては「正直に言うと、何も排除しない。明らかに今はチームを本来あるべきレベルに戻すことが最優先事項だが、フランチェスコと話をすることは間違いない。なぜそれをしないのか? 彼が手を貸してくれるなら...。彼が私たちのために何ができるか見てみよう」と、将来的な復帰の可能性も除外せず。 2024.11.16 09:20 Sat
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迷走するローマ…ギゾルフィSDが巻き返し誓う「ロマニスタの失望を全て受け止める」「ラニエリ新監督と共に這い上がる」

ローマのスポーツ・ディレクター(SD)、フローラン・ギゾルフィ氏が巻き返しへ意欲。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 2024-25シーズンのローマは、ダン・フリードキン体制のもとで迷走。 開幕直後に誰ひとり納得しない形でダニエレ・デ・ロッシ監督を切り、これを主導したCEOが身の危険を感じて辞任し、イバン・ユリッチ新監督は2カ月弱で更迭…デ・ロッシは早くも「前監督」から「元監督」となった。 クラウディオ・ラニエリ氏が新監督として再登板したことは、せめてもの救いか。このたびスタディオ・オリンピコでのイベントに登壇したギゾルフィSDは巻き返しへ意欲を見せる。 「簡単な時期じゃない。幸せとは言えない。全員でこの悪い時期から這い上がらねばならないときだ。そんななかでもラニエリ氏と共に仕事できるのは、個人的にも大変名誉なことだ」 「彼から学び、ローマを前進させたい。ラニエリ氏の冷静さ、経験値がクラブにもたらすものを大事にし、短期的には戦績向上をはかるうえで彼以上の選択肢はなかったと思うね。当面の間、スポーツ上の意思決定は全てラニエリ氏に任せる形となるだろう」 “ラニエリに電話したのは、あなたですか?” 「ラニエリ氏の招聘はクラブだ。会社の決定として彼に頼むこととなった」 「短期的にも長期的にもこの決定は正しかったように思う。就任後の選手たちに対する1stスピーチには感動させられたよ。決断を下さねばならない職につく男の気質たるものを感じた」 「我々は誰もが日々ロマニスタのために働いている。ここ最近のスタジアムの雰囲気は悲しいものがある。彼らの失望を全て受け止め、クラブがより高いレベルへと戻れるよう、引き続き全てを注ぐと誓う」 2024.11.21 16:26 Thu
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順当ならローマと契約延長も…それでも去就不透明? イタリア在住10年を超えるディバラ

アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(31)はいつまでローマ、ひいてはカルチョの舞台でプレーするか。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 振り返れば、パレルモ、ユベントスで長く輝き、カルチョの象徴たる存在となったディバラ。セリエB優勝1回、セリエA優勝5回、コッパ・イタリア優勝1回、セリエA最優秀選手賞1回…イタリア在住歴は10年を超える。 気づけば31歳だが、現所属ローマでも存在感は健在。このたび再登板したクラウディオ・ラニエリ新監督は、ディバラの起用法について、特段クラブから何も言われておらず、初陣でもスタートから使うという見通しだ。 また、今季は3年契約の最終年も、順当なら出場時間次第の契約延長オプションも発動すると考えられている。 ただ、1年延長なら、年俸も大幅アップ。クラブに愛着のないフリードキングループが本格的に「ローマ売却」を検討するカギとして、ディバラの延長云々がここで挙げられているのだ。 詰まるところ、ディバラが25-26シーズンも100%ローマでプレーするとは断言できず。本人の手元には、アメリカ、サウジアラビア、アルゼンチン復帰という選択肢があるとされる。 2024.11.19 21:50 Tue
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【セリエA第13節プレビュー】ナポリvsローマ、ミランvsユベントスの注目2試合開催

代表ウィーク前の前節はインテルとナポリによる首位攻防戦が行われ、1-1の引き分け決着となりナポリが首位をキープした。迎える第13節、ナポリvsローマ、ミランvsユベントスのビッグマッチ2試合が組まれている。 まずは日曜開催の首位ナポリ(勝ち点26)vs12位ローマ(勝ち点13)。ナポリは敵地でのインテル戦、MFマクトミネイのゴールで先制する展開としたが守勢を強いられ、最終的には御の字のドローで首位をキープした。FWルカクが完璧に抑えられて苦戦したが、2戦連続の古巣対決となる主砲は恩返し弾を見舞うことはできるか。 対するローマは前節ボローニャ戦、2-3で打ち負けてユリッチ監督がついに解任に。老将ラニエリ監督が3度目の就任を果たした中、首位チーム相手に勝ち点をもぎ取れるか。ルカクに代わって得点源となっているFWドフビクの活躍に期待が懸かる。 続いて土曜開催の7位ミラン(勝ち点18)vs6位ユベントス(勝ち点24)。ミランは前節カリアリ戦、打ち合いの末3-3の引き分けに持ち込まれた。スタメン落ちが続いていたFWレオンがレアル・マドリー戦に続く先発起用でドッピエッタの活躍を見せたが、格下相手に痛い引き分けとなった。ユベントス戦では古巣対決となるFWモラタが先発復帰予想。レオンと共に攻撃陣を牽引できるか。 対するユベントスは前節トリノとのダービーを2-0で快勝。2連勝で首位ナポリに2ポイント差に迫った。ただ、代表ウィークでDFカバルが長期離脱となる大ケガを負い、主砲FWヴラホビッチも負傷で欠場と、主力がまた欠けることになった。苦しい台所事情が続く中、モッタ監督の手腕が一層試されることになりそうだ。 ナポリとの首位攻防戦を勝ちきれなかった4位インテル(勝ち点25)は14位ヴェローナ(勝ち点12)と対戦。ナポリ戦ではMFチャルハノールの豪快ミドル弾もPK失敗で引き分け止まりとなってしまった。逆転のチャンスが十分にあった優勢の試合を演じた中、ここは必勝としてナポリにプレッシャーをかけたい。 そしてGK鈴木彩艶の13位パルマ(勝ち点12)は2位アタランタ(勝ち点25)と対戦。パルマは前節ヴェネツィアとの昇格組対決を制して2勝目を挙げた。日本代表に合流していた守護神・彩艶はインドネシア代表戦でも好守を見せた中、FWルックマン、FWレテギと強力なアタッカーを擁するアタランタ相手にインパクトを残せるかに注目だ。 ◆セリエA第13節 ▽11/23(土) 《23:00》 ヴェローナvsインテル 《26:00》 ミランvsユベントス 《28:45》 パルマvsアタランタ ▽11/24(日) 《20:30》 ジェノアvsカリアリ 《23:00》 トリノvsモンツァ コモvsフィオレンティーナ 《26:00》 ナポリvsローマ 《28:45》 ラツィオvsボローニャ ▽11/25(月) 《26:30》 エンポリvsウディネーゼ 《28:45》 ヴェネツィアvsレッチェ 2024.11.23 07:30 Sat

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