サウジアラビア代表DFのローマ移籍について代理人「国内でかなり反対された」「他の代表選手も欧州移籍へ意欲を」

2024.11.19 22:16 Tue
サウジアラビア代表DFサウード・アブドゥルハミド
Getty Images
サウジアラビア代表DFサウード・アブドゥルハミド
サウジアラビア代表DFサウード・アブドゥルハミド(25)のローマ移籍について、代理人がいきさつ、そして信念を語った。国内の関係者からは反対されていたのだという。

アブドゥルハミドはサウジ代表の主力右SBで、22年W杯も全3試合に先発出場。昨季はスター選手乱獲によりサウジ代表選手のプレータイムが激減したアル・ヒラルでも定位置を守り、今季からローマへ4年契約で完全移籍した。

ただ、ケガしているわけではないが、ここまでセリエA出場ゼロ。12試合全てでベンチスタートとなり、全てをベンチのまま終えている。
そんななか、代理人を担うアーメド・アルムアリン氏がサウジ『アラブ・ニュース』に登場。

ローマ移籍のいきさつを明かしたうえで、国内リーグの待遇が良く、相対的に国外移籍に消極的とされるサウジ選手へ、欧州移籍への意欲を見せてほしいと語った。
フローラン・ギゾルフィ(※)が5月に関心を寄せてくれてね。当時彼はニースだったが、ローマのSDに任命され、話を続けてくれたんだ。イタリア首都の彼から電話がきたんだよ」

(※)昨季までニースSD、今季からローマSD

「ローマとの契約直前には、スタッド・レンヌも頻繁に連絡をくれた。最後はサウード自身がローマを選んだが、レンヌにも感謝しなければならない」

「この移籍がサウジサッカーに寄与することを願っている。他のサウジ選手にも欧州でプレーしてほしい。現状で言えば、今回のディールは国内で多くの人から反対されたという現実がある。サウジ選手の新たな扉を開くために、私自身も自腹を切る形となったのだ」

最後に、ここまでEL2試合しか出場していないサウードの出場機会増加に期待。

「ベンチスタートはあらかじめギゾルフィから説明されていて、サウードも受け入れたことと思う。メンタル的な準備は問題ないだろう。ここから、他に類を見ない“イタリア”への適応が大事になる。その間に代表戦でプレーしているのは悪いことじゃない」

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“修理屋”の下で完全復活ローマ、2025年リーグ戦成績で5大リーグ首位に

“修理屋”の下で完全復調のローマの快進撃が続いている。 今シーズンはダニエレ・デ・ロッシ、イバン・ユリッチと2人の指揮官の下で近年稀に見る厳しい戦いを強いられたローマは、昨年11月14日にクラウディオ・ラニエリ監督を招へい。就任直後はナポリ、アタランタという難敵に連敗し、立て直しの難しさを実感した老将だったが、12月のセリエA第17節のパルマ戦で5-0の大勝を収めると、以降はセリエA13戦無敗(10勝3分け)と負け癖が付いていたチームを完全に蘇らせた。 とりわけ、2025年は宿敵ラツィオとのデルビー勝利を皮切りに9勝2分けと圧巻の戦績を残しており、『OptaPaolo』によれば、2025年ここまでの勝ち点29という数字はヨーロッパ5大リーグでトップだという。 なお、2位以下はパリ・サンジェルマン(28pt)、バイエルン(26pt)、ストラスブール(26pt)、ボローニャ(25pt)、リバプール(25pt)となっている。 先日のヨーロッパリーグ敗退に伴い、シーズン残りはセリエAの戦いに集中するジャッロロッシ。現在はチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位ボローニャと5ポイント差の7位まで順位を上げており、このままの勢いを継続できれば逆転でのCL出場権獲得も十分に可能だ。 2025.03.18 19:50 Tue

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